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JP3061042B2 - Atmスイッチ - Google Patents

Atmスイッチ

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JP3061042B2
JP3061042B2 JP32169898A JP32169898A JP3061042B2 JP 3061042 B2 JP3061042 B2 JP 3061042B2 JP 32169898 A JP32169898 A JP 32169898A JP 32169898 A JP32169898 A JP 32169898A JP 3061042 B2 JP3061042 B2 JP 3061042B2
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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はATMスイッチに係
わり、特に出力ポートで同一のセルが衝突するのを回避
するようにした入力バッファ型のATMスイッチに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ATM(Asynchronous Transfer Mode:
非同期転送モード)スイッチは、スイッチ入力ポートか
らATMセルを入力して出力ポートから出力する際のそ
の出力先を設定するスイッチである。すなわち、ATM
スイッチは、入力ポートに入力されたATMセル(以
下、単にセルと称する。)を一時バッファに蓄積して、
そのスイッチング動作によって所定の出力先からこれを
出力するようになっている。ATMスイッチは、この一
時バッファの構成方法によって、入力バッファ型、共通
バッファ型、出力バッファ型あるいはクロスポイントバ
ッファ型等の種類に分けられている。
【0003】図21は、従来の入力バッファ型のATM
スイッチの構成の一例を表わしたものである。このAT
Mスイッチ201は、4×4のATMスイッチの構成を
表わしたものである。ATMスイッチ201は、第1〜
第4の入力バッファ部202 1〜2024を備えており、
これらにはそれぞれセルを入力するための第1〜第4の
入力ポート2031〜2034が対応して配置されてい
る。第1〜第4の入力バッファ部2021〜2024から
出力されるセルは自己ルーチング部205に入力され、
その出力側に配置された第1〜第4の出力ポート206
1〜2064のいずれに出力するかのルーチングについて
の制御が行なわれるようになっている。
【0004】このATMスイッチ201には、第1〜第
4の入力バッファ部2021〜2024に入力されたセル
が第1〜第4の出力ポート2061〜2064のいずれか
で出力衝突を行わないようにするために衝突検出部20
7が設けられている。衝突検出部207は、第1〜第4
の入力バッファ部2021〜2024に入力されている各
セルのルーチング情報の送出を受け、同一出力ポートで
の衝突の発生の有無を判別する。そして、判別結果を再
び第1〜第4の入力バッファ部2021〜2024に返送
するようにしている。
【0005】第1〜第4の入力バッファ部2021〜2
024ではこの判別結果を使用して、第1〜第4の出力
ポート2061〜2064で衝突のないセルの場合にはこ
れらをそのまま自己ルーチング部205に送出するよう
にしている。これに反して、衝突が発生するセルについ
ては、それら同士で第1〜第4の出力ポート2061
2064に対する出力の勝ち負けを決定する。そして、
勝ったセルはそのまま遅滞なく自己ルーチング部205
に送出され、負けたセルは第1〜第4の入力バッファ部
2021〜2024に一時的に蓄積される。これら負けた
セルについては出力に際してこれらのルーチング情報を
再び衝突検出部207に送って第1〜第4の出力ポート
2061〜2064のいずれかで出力衝突が発生しないか
どうかを事前に判別することになる。
【0006】図22は、従来の入力バッファ型のATM
スイッチの他の構成を表わしたものである。このATM
スイッチ210も、4×4のATMスイッチの構成を表
わしたものである。この従来のATMスイッチ210
も、第1〜第4の入力バッファ部2121〜2124を備
えており、これらにはそれぞれセルを入力するための第
1〜第4の入力ポート2131〜2134が対応して配置
されている。第1〜第4の入力バッファ部2121〜2
124から出力されるセルのルーチング情報は、自己ル
ーチング部215との間に配置された衝突検出部217
に送出され、第1〜第4の出力ポート2161〜2164
のいずれかで出力衝突が発生しないかどうかの判別が行
なわれる。
【0007】第1〜第4の出力ポート2161〜2164
で衝突のないセルは第1〜第4の入力バッファ部212
1〜2124から出力され、衝突検出部217を経由して
自己ルーチング部215に送られて、これらのルーチン
グ情報に基づいて第1〜第4の入力ポート2131〜2
134への振り分けが行なわれる。これに反して、衝突
が発生するセルについては、それら同士で第1〜第4の
出力ポート2161〜2164に対する出力の勝ち負けを
決定する。そして、勝ったセルはそのまま遅滞なく衝突
検出部217を経由して自己ルーチング部215に送出
される。負けたセルは第1〜第4の入力バッファ部21
1〜2124に一時的に蓄積される。これら負けたセル
については出力に際してこれらのルーチング情報を再び
衝突検出部217に送って第1〜第4の出力ポート21
1〜2164のいずれかで出力衝突が発生しないかどう
かを事前に判別することになる。
【0008】このようにATMスイッチでは、何らの調
整も行わない場合には、並設された異なる入力ポートか
ら同時に同一の出力ポートにセルが送出されるような事
態が発生しうる。そこで、図21および図22に示した
ように、ATMスイッチには衝突検出部が配置されてお
り、事前に衝突の発生が検出される。そして、衝突する
セルについては、このうちの1つが出力ポートに出力さ
れ、残りのセルはバッファに一時的に待機した後に繰り
返し衝突の判別が行われて、衝突ありとされたセルが1
つずつ該当する出力ポートから出力されることになる。
これら競合したセルをどのような順序で該当する出力ポ
ートから出力するかについては、セルの競合の調停の問
題として論じられている。
【0009】ところで、このようにセルの競合が生じる
と、セルからフレームを組み立てる際に途中のセルが無
くなってしまったり(セル損失)、誤った順序でセルの
組立が行われる可能性が生じる。そこで、ATMスイッ
チにおける各種バッファの構成方法は、セル損失の発生
を一定の割合以下に抑えるために必要とされるバッファ
の量とスイッチの動作に大きな影響を与えることにな
る。
【0010】一般に、各種バッファの構成方法について
次のようなことが知られている。 (1)必要とするバッファ量についてみると、共通バッ
ファ型は、ATMスイッチ全体で必要とされる量が各種
バッファの構成方法の中で最も少ない。クロスポイント
バッファ型の場合が最も多くのバッファ量を必要とす
る。 (2)ATMスイッチ内部のバッファへの読み書きのた
めのアクセス頻度については、共通バッファ型が最も少
なく、次いで出力バッファ型の順序となる。入力バッフ
ァ型およびクロスポイントバッファ型が読み書きのため
のアクセス頻度の最も少ないものとなる。 (3)ATMスイッチの構成や動作の複雑さについて
は、それぞれのバッファ構成の種類が異なればそれらに
対する要求や問題も異なってくる。したがって、それぞ
れのバッファの構成方法によるATMスイッチの特性の
違いだけで優劣を競うことはできない。むしろ、ATM
スイッチ全体に要求される所要バッファ量の大小や、バ
ッファへのアクセス頻度の大小等が実用上の問題となる
ことが多い。ここで、バッファへのアクセス頻度の大小
は、バッファを構成する記憶素子のアクセス速度等に影
響を与える。
【0011】ところで、インターネットの発達と共に、
コネクションレス型通信が増大している。ここでコネク
ションレス型通信とはデータの送信に先立って相手先の
呼び出しや仮想回線の確立を行わない通信方式をいう。
個別のデータグラムを送信した際の順序を保たなくてよ
く、転送途中でフレームの廃棄も発生しうる。このよう
なコネクション型通信の増大は、従来からセル損失の発
生を抑えるためのに必要とされたバッファ量の算出効果
としての統計多重効果(可変レートの複数チャネルの情
報を多重すると、トラフィックの確率的な振る舞いを考
慮し、全チャネルあたりの必要なレートを低減できると
する効果)を薄れさせている。このため、バッファ量の
予測をますます困難なものにしている。
【0012】また、ATMスイッチの高速化や処理の容
易さが進展した結果として、スイッチの内部でセル長を
変換したり、伝送フレームとの位相合わせの目的や品質
管理のためのモニタリングセルの挿入等が行われてい
る。この結果として、予定外のセルを読み出したり予定
外のセルの待ち合わせが発生することが珍しくなくなっ
ている。このようなことから、従来のバッファ構成モデ
ルを単純に使用して、ATMスイッチに必要とされるバ
ッファ量を求めることは非常に困難になってきている。
【0013】そこで、現在商用化されている多くのAT
Mスイッチでは、スイッチのバッファ構成方法から必要
とされる本来の量のバッファの他に、ATMスイッチの
前に大容量のバッファを設置することが行われている。
この大容量のバッファは、予想外のバーストトラヒック
の入力にも耐えられるようにするためである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】ところが、このようにATMスイッチの前
に大容量のバッファを設置してセル損失特性を改善する
ことは、ハードウェアの無駄となりバッファ構成の簡易
化に反することになる。
【0016】そこで、FIFOメモリ(先入れ先出しメ
モリ)と選択回路を使用することで、バッファ構成の簡
易化に対処すると共に、スイッチ全体および入力バッフ
ァ部の高速化への適応が図られている。
【0017】たとえばたとえば特開平5−292116
号公報に開示された技術では、FIFOメモリの先頭か
ら複数のセルの宛先を読み取る読取手段と、FIFOメ
モリからのセルの送出を管理する予約管理テーブルを設
けている。そして、予約によって指定されたセル送出時
刻にFIFOメモリからセルの送出を行うようにしてい
る。
【0018】図23はこの特開平5−292116号公
報に開示された技術の概要を示したものである。入力F
IFOメモリ221は先頭セルと次のセルの一方または
双方を読み出すためのタップが付いたメモリである。こ
れら2つののタップには、入力制御回路222と2つの
セルの一方を選択するためのセレクタ223が接続され
ている。セレクタ223から出力されるセルは、セル送
出メモリ224に入力され、ここからセルが読み出され
て送出されるようになっている。入力制御回路222
は、セル送出テーブル225と共通制御部226の双方
に接続されている。この図に示したATMスイッチで
は、入力制御回路222から共通制御部226へのセル
送出要求信号の伝播時間や、共通制御部226から入力
制御回路222への応答信号の伝播時間および入力制御
回路222から入力FIFOメモリ221への制御信号
の伝播時間は、2つのセルを処理するので半減すること
になる。
【0019】また、特開平6−105351号公報に開
示された技術では、セルのランダムな読み出しが可能な
第1のセルバッファと、FIFOメモリからなる第2の
セルバッファを配置している。そして、第2のセルバッ
ファに輻輳状態が通知されると、第1のセルバッファに
蓄積されているセルの中で輻輳状態でないセルが出力さ
れるようになっている。この技術によれば、HOL(He
ad Of Line)効果によるスループットの低下を避ける
ことができる。ここでHOL効果によるスループットの
低下とは、セル衝突を回避するためにセルの出力をFI
FOメモリ内で停止すると、そのFIFOメモリの該当
するセル以降のセルが同様に待機状態となってしまうこ
とをいう。
【0020】しかしながら、従来のATMスイッチでは
HOL効果によるスループットの低下を防止しても、入
力バッファ内に衝突回避のために蓄積されたセルに対し
てその都度、衝突が発生するかどうかの判別(シャッフ
ル動作)を行わなければならないという問題があった。
すなわち、従来の入力バッファ型のATMスイッチで
は、いくらシャッフル動作によってセルの送出順序を入
れ替えてみても、一度に1つのセルしか入力バッファか
ら読み出すことができない。したがって、入力バッファ
内に複数の蓄積セルが存在する場合には、競合関係が消
えて該当する複数の出力ポートが空いていても、送出で
きずに待機状態とされるセルが存在し、他のバッファ形
式のATMスイッチと比較してスループットが低下し、
輻輳が長引いてしまうという問題があった。
【0021】そこで本発明の目的は、バッファ構成を簡
略化し、しかもスループットが向上する入力バッファ型
のATMスイッチを提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)ATMセルを時間的に並列して入力する複数
の入力ポートと、(ロ)これら入力ポートに1つずつ対
応して配置され対応する入力ポートから入力されるセル
を複数蓄積して入力された順番に1つずつ読み出す主バ
ッファ手段と、(ハ)入力ポートに1つずつ対応して配
置され、前段のバッファから送り出されたセルを入力し
て保持する第1のセル保持手段と、この第1の保持手段
とは別にセルを保持する第2のセル保持手段と、これら
のセル保持手段の出力側に配置されこれらから同時に出
力されるセルの1つを選択する選択手段を備え、選択手
段の選択したセルをセル送出タイミングで送り出すと共
に送り出した同一のセルを第2のセル保持手段に入力す
るようにその1単位が構成され、かつそれぞれの単位が
直列接続されており、最先の単位に属する第1のセル保
持手段に主バッファの出力したセルが入力されるように
なったザブバッファ手段と、(ニ)このザブバッファ手
段の各単位の選択手段から出力されるセルを前記した複
数の入力ポート分だけ並列して入力してこれらの出力ポ
ート側でのセルの衝突の有無を検出する衝突検出手段
と、(ホ)この衝突検出手段の検出結果をそれぞれの入
力ポートの各選択手段ごとに入力して出力ポートのいず
れでセルの衝突が生じるか否かと衝突が生じたときの今
回出力するセルとしての勝ちセルを判定する判定手段
と、(へ)この判定手段の判定結果を入力してザブバッ
ファ手段のそれぞれの選択手段を制御しザブバッファ手
段から衝突の生じないセルあるいは衝突の生じる場合に
勝ちセルとして判定されたセルを出力させるとともにこ
れら出力するセルがない場合にはそのタイミングで空き
セルを出力させるバッファ手段制御手段と、(ト)この
バッファ手段制御手段の制御によって入力ポートに1つ
ずつ対応したザブバッファ手段から出力されるセルの中
から空きセルを除去し、各セルごとに対応する出力ポー
トに送出するルーチング手段とをATMスイッチに具備
させる。
【0023】すなわち請求項1記載の発明では、入力ポ
ートごとに入力されるセルを主バッファ手段に一旦蓄積
し、サブバッファ手段では直列に接続された複数単位の
サブバッファの最初のサブバッファの第1のセル保持手
段にこれを入力する。最初のサブバッファには第1のセ
ル保持手段の他に第2のセル保持手段も設けられてお
り、これらの出力側にはこれらから出力されるセルを選
択する選択手段が配置されている。選択手段の選択した
セルはセル送出タイミングで次段の回路部分に送り出さ
れると共に送り出した同一のセルは第2のセル保持手段
に入力される。このような1単位のサブバッファが複数
段直列に接続されてサブバッファ手段が構成されてい
る。このサブバッファ手段のそれぞれの選択手段の出力
が衝突検出手段に入力されることで、衝突するセルが1
段ずつ遅延されて出力可能な状態となる。衝突検出手段
は、出力ポート側でのセルの衝突を検出し、判定手段は
衝突が生じるときにはそのセルが勝ちセルとなるかどう
かを判定する。バッファ手段制御手段はこの判定結果を
使用して主バッファ手段およびサブバッファ手段を制御
してサブバッファ手段から衝突するセルが空きセルに変
換されたセルを出力させる。ルーチング手段はこれらの
セルをそれぞれの出力ポートに割り振ることになる。
【0024】請求項2記載の発明では、(イ)ATMセ
ルを時間的に並列して入力する複数の入力ポートと、
(ロ)これら入力ポートに1つずつ対応して配置され対
応する入力ポートから入力されるセルを複数蓄積して入
力された順番に1つずつ読み出す主バッファ手段と、
(ハ)前段のバッファから送り出されたセルを1セル分
蓄積する第1のバッファと、同じくセルを1セル分蓄積
する第2のバッファと、これら第1および第2のバッフ
ァの一方を選択してセルを出力させる選択回路とを備
え、選択回路から出力されるセルを次段に出力すると共
に第2のバッファに送り込むように構成され、対応する
入力ポートごとに互いに直列接続され、最前段の手段内
の第1のバッファには主バッファの出力したセルが入力
されるようになった複数のザブバッファ手段と、(ニ)
各ザブバッファ手段の選択回路から出力されるセルを前
記した複数の入力ポート分だけ並列して入力してこれら
の出力ポート側でのセルの衝突の有無を検出する衝突検
出手段と、(ホ)この衝突検出手段の検出結果をそれぞ
れの入力ポートに対応した各サブバッファ手段の選択回
路ごとに入力して出力ポートのいずれでセルの衝突が生
じるか否かと衝突が生じたときの今回出力するセルとし
ての勝ちセルを判定する判定手段と、(へ)この判定手
段の判定結果を入力して前記した複数のザブバッファ手
段のそれぞれの選択回路を制御し前記複数のザブバッフ
ァ手段ごとに衝突の生じないセルあるいは衝突の生じる
場合に勝ちセルとして判定されたセルを出力させるとと
もにこれら出力するセルがないザブバッファ手段からは
そのタイミングで空きセルを出力させるバッファ手段制
御手段と、(ト)このバッファ手段制御手段の制御によ
って前記した複数のザブバッファ手段から出力されるセ
ルを対応する出力ポートに送出するルーチング手段とを
ATMスイッチに具備させる。
【0025】すなわち、請求項2記載の発明では、入力
ポートごとに入力されるセルを主バッファ手段に一旦蓄
積する。複数のサブバッファ手段は直列に接続されてお
り、最前段のサブバッファ手段内の第1のバッファには
主バッファの出力したセルが入力されるようになってい
る。これらのサブバッファ手段はセルを1セル分蓄積す
る第1のバッファと、同じくセルを1セル分蓄積する第
2のバッファとこれらの出力側に配置された選択回路を
備えて構成されている。衝突検出手段は、各選択回路か
ら出力されるセルが出力ポートで衝突するかどうかを検
出し、判定手段は衝突が生じるときにはそのセルが勝ち
セルとなるかどうかを判定する。バッファ手段制御手段
はこの判定結果を使用して主バッファ手段および各サブ
バッファ手段を制御してサブバッファ手段から衝突する
セルが空きセルに変換されたセルを出力させる。ルーチ
ング手段はこれらのセルをそれぞれの出力ポートに割り
振ることになる。
【0026】請求項3記載の発明では、(イ)ATMセ
ルを時間的に並列して入力する複数の入力ポートと、
(ロ)これら入力ポートに1つずつ対応して配置され対
応する入力ポートから入力されるセルを複数蓄積して入
力された順番に1つずつ読み出すFIFOメモリから構
成された主バッファ手段と、(ハ)この主バッファ手段
から送り出されたセルを1セル分蓄積する第1のバッフ
ァと、同じくセルを1セル分蓄積する第2のバッファ
と、これら第1および第2のバッファの一方を選択して
セルを出力させる選択回路とを備え、選択回路から出力
されるセルを次段に出力すると共に第2のバッファに送
り込むように構成され、対応する入力ポートごとに配置
された第1のザブバッファ手段と、(ニ)この第1のサ
ブバッファ手段から送り出されたセルを1セル分蓄積す
る第1のバッファと、空きセルを発生させる空きセル生
成回路と、この空きセル生成回路と第1のバッファの一
方を選択してセルを出力させる第1の選択回路と、セル
を1セル分蓄積する第2のバッファと、この第2のバッ
ファと第1の選択回路の出力のバッファの一方を選択し
てセルを出力させる第2の選択回路とを備え、第2の選
択回路から出力されるセルを次段に出力すると共に第2
のバッファに送り込むように構成され、第1のザブバッ
ファ手段と共に対応する入力ポートごとに互いに直列接
続された第2段あるいはこれ以降の複数段のザブバッフ
ァ手段と、(ホ)第1のザブバッファ手段の選択回路お
よび第2段あるいはこれ以降の複数段のザブバッファ手
段の第2の選択回路から出力されるセルを前記した複数
の入力ポート分だけ並列して入力してこれらの出力ポー
ト側でのセルの衝突の有無を検出する衝突検出手段と、
(へ)この衝突検出手段の検出結果をそれぞれの入力ポ
ートに対応した各サブバッファ手段の第1または第2の
選択回路ごとに入力して出力ポートのいずれでセルの衝
突が生じるか否かと衝突が生じたときの今回出力するセ
ルとしての勝ちセルを判定する判定手段と、(ト)この
判定手段の判定結果を入力して主バッファ手段および第
1のザブバッファ手段以降のザブバッファ手段のそれぞ
れの選択回路を制御し前記した複数のザブバッファ手段
ごとに衝突の生じないセルあるいは衝突の生じる場合に
勝ちセルとして判定されたセルを出力させるとともにこ
れら出力するセルがないザブバッファ手段からはそのタ
イミングで空きセルを出力させるバッファ手段制御手段
と、(チ)このバッファ手段制御手段の制御によって前
記した複数のザブバッファ手段から出力されるセルを対
応する出力ポートに送出するルーチング手段とをATM
スイッチに具備させる。
【0027】すなわち請求項3記載の発明では、主バッ
ファ手段がFIFOメモリ(先入れ先だしメモリ)から
構成され、入力されたセルの順番で後段の第1のザブバ
ッファ手段にセルが送出されるようになっている。第1
のザブバッファ手段から出力されるセルはそれ自体が衝
突検出手段に入力される他、第2段のザブバッファ手段
に入力される。ATMスイッチによってはサブバッファ
手段として第1および第2段のザブバッファ手段だけが
用意されていてもいてもよいし、第3のサブバッファ手
段等のこれ以降のサブバッファ手段が設けられていても
よい。第2段のザブバッファ手段以降に第3段等のサブ
バッファ手段が多く設けられるほど、後に説明するシャ
ッフルの深さが深くなり、同時に衝突するセルの数が多
い場合に対応することになる。なお、請求項3記載の発
明における第2段のザブバッファ手段には空きセル生成
回路が備えられており、空きセルを出力することができ
る。これに関連してこの空きセル生成回路の出力と第1
のバッファの一方を選択してセルを出力させる第1の選
択回路と、第2のバッファと第1の選択回路の出力のバ
ッファの一方を選択してセルを出力させる第2の選択回
路の2つの選択回路が設けられている。バッファ手段制
御手段はこの判定結果を使用して主バッファ手段および
各サブバッファ手段を制御してサブバッファ手段から衝
突するセルが空きセルに変換されたセルを出力させる。
ルーチング手段はこれらのセルをそれぞれの出力ポート
に割り振ることになる。
【0028】請求項4記載の発明では、請求項1〜請求
項3記載のATMスイッチにおいて、バッファ手段制御
手段は、判定手段のそれぞれの判定結果に対する主バッ
ファ手段およびザブバッファ手段の状態遷移を真理値表
で表わしたものを基にした論理素子で構成されているこ
とを特徴としている。論理素子の使用で処理の高速化を
図ることができる。
【0029】請求項5記載の発明では、請求項1〜請求
項3記載のATMスイッチにおいて、ルーチング手段の
手前には、判定手段を経て送られてきたそれぞれのセル
を入力して、空きセルでない有効セル数の最大値が、出
力ポート数以下になるように設定するためのソータ手段
が配置されていることを特徴としている。各サブバッフ
ァ手段から複数通りのセルが出力され、これらのセルの
うちの有効なセルを空きセルに変換することにしている
ので、ルーチング手段でルーチングを行う前に余分な空
きセルを除去することにしている。
【0030】請求項6記載の発明では、請求項2記載の
ATMスイッチにおいて、第1のバッファをクリアする
ことによって空きセルを発生させこれを出力することを
特徴としている。これにより、空きセル生成回路が不要
になる。
【0031】
【発明の実施の形態】
【0032】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0033】図1は本発明の一実施例における4×4の
ATMスイッチの構成を表わしたものである。この例の
ATMスイッチは、シャッフルの深さが2列の場合を示
している。実施例のATMスイッチは第1〜第4の入力
バッファ部111〜114を備えており、これらにはそれ
ぞれセルを入力するための第1〜第4の入力ポート12
1〜124が対応して配置されている。第1〜第4の入力
バッファ部111〜114からはそれぞれ2種類のセル出
力131〜134、141〜144が出力され、衝突判定部
15に入力されるようになっている。衝突判定部15
は、セル同士の出力衝突を検出して、衝突がある場合に
は1つのセルを衝突の勝ちと判定する。また、残りのセ
ルを衝突の負けと判定する。これらの判定結果は、それ
ぞれのセルの図示しないスイッチング情報部に衝突情報
として書き込むようになっている。衝突判定部15のそ
れぞれの対応する出力161〜164、171〜174は、
第1〜第4の入力バッファ部111〜114にそれぞれ対
応した第1〜第4のセル変換部191〜194に入力され
るようになっている。
【0034】第1〜第4のセル変換部191〜194は、
入力されたこれらの出力161〜164、171〜174
おける衝突情報を見て、これらの衝突情報211〜214
および221〜224を第1〜第4の入力バッファ部11
1〜114のバッファ制御部に返信すると共に、衝突の勝
ちと判定した勝ち情報を有するセル231〜234、24
1〜244を次段のソータ部25に供給するようになって
いる。
【0035】なお、この図では第1〜第4の入力バッフ
ァ部111〜114および第1〜第4のセル変換部191
〜194は共に同一の構成となっているが、これらのう
ちの第1の入力バッファ部111と第1のセル変換部1
1の回路構成を代表的に具体的に示している。すなわ
ち、第1の入力バッファ部111は第1の入力ポート1
1に接続された主バッファ部311と、この主バッファ
部311から出力されるセルを第1および第2のサブバ
ッファ部32a1、32b1に順次伝達し、このうちの第
2のサブバッファ部32b1から出力されるセルがセル
出力131となり、第1のサブバッファ部32a1から出
力されるセルがセル出力141となるようになってい
る。第1のセル変換部191から第1の入力バッファ部
111に送られてくる衝突情報211および221は、第
1の入力バッファ部111内のバッファ制御部341に入
力されて、各部の制御が行われるようになっている。ま
た、第1のセル変換部191内には第1の変換回路361
と第2の変換回路362が配置されている。第1の変換
回路361は、衝突判定部15の出力171を入力して衝
突情報221と、衝突の勝ちと判定した勝ち情報を有す
るセル241を出力し、第2の変換回路362は、衝突判
定部15の出力161を入力して衝突情報211と、衝突
の勝ちと判定した勝ち情報を有するセル231を出力す
るようになっている。第2〜第4の入力バッファ部11
2〜114および第2〜第4のセル変換部192〜194
動作はこれら第1の入力バッファ部111および第1の
セル変換部191の回路動作と同一なので、それらの説
明は省略する。
【0036】第1〜第4のセル変換部191〜194の次
段に配置されたソータ部21は、第1〜第4のセル変換
部191〜194からセル231〜234および241〜2
4を入力して、これらをソートした結果としてのセル
271〜274を最終段の自己ルーチング部28に対して
出力する。ソータ部25に入力するセル231〜234
よび241〜244は勝ちセルであり、衝突で負けたセル
は空きセルに変換されている。したがって、空きセルで
ない有効なセル数の最大値は第1〜第4の出力ポート2
1〜294の数に自動的に等しい値となっている。
【0037】自己ルーチング部28は、バンヤン網やオ
メガ網、あるいはクロスバー型スイッチ等の既存のノン
ブロッキング網あるいはノンブロッキングスイッチで構
成されている。本実施例のATMスイッチの場合には、
自己ルーチング部28へ入力される各セルは出力衝突が
存在しないことが保証されている。したがって、衝突の
事態を配慮することなくルーチングに専念することがで
きる。
【0038】なお、この図1で第1〜第4の入力バッフ
ァ部111〜114は入力バッファ部を構成し、衝突判定
部15、第1〜第4のセル変換部191〜194およびソ
ータ部25は、衝突検出・シャッフル部を構成し、残り
の自己ルーチング部28が自己ルーチング部を構成して
いる。
【0039】このような本実施例のATMスイッチの構
成を更に具体的に説明する。
【0040】図2は図1に示した第1の入力バッファ部
の構成を具体的に表わしたものである。第1の入力バッ
ファ部111の主バッファ部311は、主バッファ41を
収容している。主バッファ41は、入力バッファ型AT
Mスイッチにおける既存の入力バッファとしての機能を
有する大容量のFIFO(先入れ先出しメモリ)で構成
されている。そして、バッファ制御部341が主バッフ
ァ部311に対して主バッファ読出一時停止信号42を
送出しない状態では、セル送出タイミングに従って、1
つずつ読み出し、これらのセル43を第1のサブバッフ
ァ部32a1に出力する。また、主バッファ41は第1
の入力ポート121から入力されるセルを到着順に格納
していく。
【0041】第1のサブバッファ部32a1は、容量が
それぞれ1セル分のPバッファ44とNバッファ45
と、これらの出力側に配置された選択回路46とによっ
て構成されている。主バッファ部311から出力される
セル43はNバッファ45に入力されるようになってい
る。そして、選択回路46から出力される出力セル14
1は第2のサブバッファ部32b1に出力される一方でP
バッファ44に入力されるようになっている。選択回路
46はセル送出タイミングでPバッファ44とNバッフ
ァ45のいずれかに格納されているセルを選択して出力
セル141として出力する。いずれのバッファ45、4
6を選択するかはバッファ制御部341から送られてく
る主バッファ読出一時停止信号42によって定まる。な
お、出力セル141は図1に示した衝突判定部15にも
入力されるようになっている。
【0042】第2のサブバッファ部32b1も第1のサ
ブバッファ部32a1と同様に容量がそれぞれ1セル分
のPバッファ48bとNバッファ49bを備えている。
第1のサブバッファ部32a1から出力される出力セル
141はNバッファ49bに入力されるようになってい
る。第2のサブバッファ部32b1には空きセル生成回
路51bが配置されており、その出力とNバッファ49
bの出力が第1の選択回路52bに入力され、この第1
の選択回路52bの出力とPバッファ48bの出力が第
2の選択回路53bに入力されるようになっている。こ
れら第1および第2の選択回路52b、53bは、それ
ぞれバッファ制御部341から出力される選択制御信号
54b1および衝突情報211によって制御される。第2
の選択回路53bから出力されるセル出力131は、P
バッファ48bに供給される他、図1に示した衝突検出
・シャッフル部の衝突判定部15に入力されるようにな
っている。
【0043】バッファ制御部341は、選択制御信号5
4b1を出力するオア回路56と、主バッファ読出一時
停止信号42を出力するアンド回路57から構成されて
いる。図1に示した第1のセル変換部191から出力さ
れる衝突情報211はそのまま第2の選択回路53bに
供給される他、オア回路56およびアンド回路57の一
方の入力となるようになっている。第1のセル変換部1
1から出力される衝突情報221の方は、これらオア回
路56およびアンド回路57の他方の入力となるように
なっている。
【0044】このような構成のバッファ制御部341
は、衝突情報211および221に従って主バッファ部3
1の読み出しの動作を一時的に停止させたり、第1の
サブバッファ部32a1および第2のサブバッファ部3
2b1の出力を制御する。これについては後に詳しく説
明する。
【0045】図3は、図1に示した衝突判定部の具体的
な構成を表わしたものである。衝突判定部15は、同一
バッファ内での衝突の検出と入力ポートの復元を行う同
一ポート内衝突検出回路61と、その後段に配置され、
すべての入力バッファ間で同一出力の検出と入力ポート
の復元を行う同一宛先セル衝突検出回路62とによって
構成されている。
【0046】本実施例の衝突判定部15はバーチャ型の
衝突検出回路を採用している。そして同一宛先セル衝突
検出回路62の出力側に現われる出力161〜164、1
1〜174は、図1に示す第1〜第4のセル変換部19
1〜194に入力されるようになっている。衝突判定部1
5は、次に詳しく説明する2入力2出力の単位ソーティ
ング回路63と、2入力2出力の単位スイッチ回路64
によって組み合わされている。これらの単位ソーティン
グ回路63および単位スイッチ回路64の動作について
は後に詳しく説明する。なお、これらの回路の基本的な
動作については特開平8−172436号公報にも説明
されている。
【0047】衝突判定部15の次の段に存在する第1〜
第4のセル変換部191〜194(図1参照)は、図1で
第1のセル変換部191について例示的に示したように
第1の変換回路361および第2の変換回路362によっ
て構成されている。このうちの第1の変換回路36
1は、第1の入力バッファ部111のセル出力141を衝
突判定部15に入力することによってこれから得られた
出力171をチェックしている。また、第2の変換回路
362は、第1の入力バッファ部111のセル出力131
を衝突判定部15に入力することによってこれから得ら
れた出力161をチェックしている。第1の変換回路3
1から出力される衝突情報211および第2の変換回路
362から出力される衝突情報221はそれぞれ第1の入
力バッファ部111のバッファ制御部341に入力される
ことはすでに説明した。また、衝突の勝ちと判定した勝
ち情報を有するセルはそのまま231〜234、241
244として次段のソータ部25に供給されるが、負け
と判定されたセルの場合には空きセルに変換した後にソ
ータ部25に供給されることになる。第1〜第4のセル
変換部191〜194の動作については後に詳しく説明す
る。
【0048】図4は、図1に示したソータ部の具体的な
構成を表わしたものである。ソータ部25は、既存のバ
ーチャ型ソータ回路を採用している。これが一般のバー
チャ型ソータ回路と異なる点は、セル231〜234およ
び241〜244を入力してセル271〜274を出力する
8入力4出力の非対称型となっている点である。これ
は、すでに説明したように、衝突判定部15では出力衝
突の有無が検出され、第1〜第4のセル変換部191
194によって勝ちセルのみが出力され、衝突で負けた
セルは空きセルに変換される。従って、空きセルでない
有効セル数の最大値が、常に出力ポート数以下になるよ
うに自動設定するためである。
【0049】図1に示した最終段の自己ルーチング部2
8は、その具体的な回路構成を示していないが、すでに
説明したように既存のバンヤン網やオメガ網、あるいは
クロスバー型スイッチ等の既存のノンブロッキング網あ
るいはノンブロッキングスイッチで構成されることにな
る。
【0050】図5は、本実施例のATMスイッチに入力
されるセルについてのフォーマットを示したものであ
る。ATMスイッチ入力セル71は、ペイロード部71
Aおよびヘッダ部71Bからなる標準のATMセルにス
イッチング情報部71Cというヘッダ部分を更に付加し
た構成となっている。スイッチング情報部71Cは、先
頭から順に有効表示部71C1、衝突情報部71C2、バ
ッファ識別子71C3およびルーティング情報部71C4
に分かれている。
【0051】有効表示部71C1は、全体が有効セルの
場合に信号“1”を示し、無効な空きセルの場合には信
号“0”を示すようになっている。衝突情報部71C2
は、同一出力ポートへの衝突がないか、あるいは衝突が
あっても勝った場合に信号“0”を示し、同一出力ポー
トへの衝突で負けた場合には信号“1”を表示するよう
になっている。
【0052】バッファ識別子71C3は、第1〜第4の
入力バッファ部111〜114に共通に、セルの送出元で
ある第1および第2のサブバッファ部32a1、32b1
を表わす識別子である。本実施例の場合には、第1のサ
ブバッファ部32a1を必要に応じて代表的に説明する
と、これから出力されるセルについては信号“1”が設
定され、第2のサブバッファ部32b1から出力される
セルには信号“2”が設定されることになる。
【0053】ルーティング情報部71C4は、スイッチ
の出力ポートを表わす情報である。本実施例の場合、図
1に示した第1の出力ポート291行きのセルの場合に
は信号“0”が設定され、第2の出力ポート292行き
のセルの場合には信号“1”が設定される。一般には、
第Mの出力ポート29M行きのセルの場合には信号“M
−1”が設定されることになる。
【0054】次に入力バッファ部の構成とバッファ制御
について詳細に説明する。図2に示す第1および第2の
サブバッファ部32a1、32b1から出力される2種類
のセル出力131、141は、図1に示した第1のセル変
換部191内の第1の変換回路361と第2の変換回路3
2から帰還される2種類の衝突情報221および211
によって、バッファ制御部341で制御されることにな
る。図2に示したように、第1および第2のサブバッフ
ァ部32a1、32b1は、それぞれ1セル分の容量のP
バッファ44、48bと、Nバッファ45、49bと、
これらの出力側に配置された選択回路46、53bを内
蔵している。また、第2の変換回路36 1の場合には、
追加された構成の選択回路52bも備えている。
【0055】図6は、第1および第2のサブバッファ部
における、次回のセル送出タイミングで読み出して出力
すべき内部バッファの種類と、同時に各サブバッファ内
のNバッファへのデータの読込動作の様子を表わしたも
のである。ここで内部バッファとは、Nバッファ、Pバ
ッファおよび空きセルをいう。この図では、読出バッフ
ァ(Nバッファ、Pバッファおよび空きセル)の種類
と、同時に行なわれる、第1および第2のサブバッファ
32a1、32b1内のNバッファへのデータの読込動作
(前段のバッファの出力と一時停止)を組み合わせて4
つの状態に対応させたものである。
【0056】まず、「初期状態」は、スイッチの動作開
始時点、または出力セル間に衝突のない状態での動作を
表わしている。この状態では第1のサブバッファ32a
1のNバッファから有効セルが出力され、第2のサブバ
ッファ32b1からは空きセルが出力される。同時に第
1および第2のサブバッファ32a1、32b1の各々の
Nバッファ45、49bには、各々のサブバッファ32
1、32b1の前段の主バッファ部311と第1のサブ
バッファ32a1の出力が読み込まれる様子を示してい
る。
【0057】「第1の状態」は、第1のサブバッファ3
2a1の出力セルが衝突で負け、第2のサブバッファ3
2b1からは有効セルがないか、または出力セル間に衝
突がないか、あるいは衝突があった場合にこれに勝った
状態の動作を表わしている。衝突で負けた第1のサブバ
ッファ32a1の出力セルは出力と同時に第2のサブバ
ッファ32b1のNバッファ49bにも書き込まれてお
り、同時に第1のサブバッファ32a1のNバッファ4
5には前段の主バッファ部311からの新たなセル43
が書き込まれている。従って、次回のセル出力では、第
1および第2のサブバッファ部32a1、32b1の各々
のNバッファ45、49bからそれぞれのセルが出力さ
れることになる。この「第1の状態」では、また同時に
各々のサブバッファ32a1、32b1の前段の主バッフ
ァ部311および第1のサブバッファ32a1の出力が、
各々のNバッファ45、49bに読み込まれる様子も示
している。
【0058】「第2の状態」は、第2のサブバッファ3
2b1の出力セルが衝突で負け、第1のサブバッファ3
2a1からは有効セルがないか、または出力セル間に衝
突がないか、あるいは衝突があった場合にこれに勝った
状態の動作を表わしている。衝突で負けた第2のサブバ
ッファ32b1の出力セルは出力と同時に第2のサブバ
ッファ32b1自身のPバッファ48bにも書き込まれ
ており、同時に第1のサブバッファ32a1のNバッフ
ァ45には前段の主バッファ部311からの新たなセル
43が書き込まれている。従って、次回のセル出力で
は、第1のサブバッファ32a1はNバッファ45か
ら、また第2のサブバッファ32b1の場合にはPバッ
ファ48bからそれぞれのセルを出力する。この「第2
の状態」では、また同時に各々のサブバッファ32
1、32b1の前段の主バッファ部311および第1の
サブバッファ32a1の出力が、各々のNバッファ4
5、49bに読み込まれる様子も示している。
【0059】「第3の状態」は、第1および第2のサブ
バッファ部32a1、32b1の双方の出力セルが衝突で
負けた場合を表わしている。この場合にはそれぞれの出
力セルは第1および第2のサブバッファ部32a1、3
2b1の各々のPバッファ44、48bにも書き込まれ
ている。従って、次回のセル出力では、第1および第2
のサブバッファ部32a1、32b1は各々のPバッファ
44、48bからそれぞれのセルを出力する。この場合
には、第1のサブバッファ部32a1のNバッファ45
には前段の主バッファ部311の出力するセル43がす
でに格納されている。従って、第1のサブバッファ部3
2a1のNバッファ45へのデータの読み込みは一時停
止される。また、第2のサブバッファ32b1のNバッ
ファ49bには何時も前段の第1のサブバッファ部32
1の出力するセル出力141が格納されている。
【0060】状態遷移を示す図6を用いて、図1に示し
た第1の入力バッファ部111における第1および第2
のサブバッファ部32a1、32b1の入出力動作と衝突
の様子を詳細に説明したが、図6を検討すると、各状態
の遷移イベントである第1の変換回路361と第2の変
換回路362の組み合わせと、各状態がすべて一致して
いることが分かる。すなわち、第1の変換回路361
第2の変換回路362の組み合わせを(「第1の変換回
路」、「第2の変換回路」)で表わしたとき、これが
(0、0)であるならば「初期状態」であり、(1、
0)であるならば「第1の状態」となっている。また、
(0、1)のときには「第2の状態」となっており、
(1、1)のときには「第3の状態」となっている。こ
のように、これらは一意に決定されることになる。
【0061】この意味するところは、本実施例の第1の
入力バッファ部111の第1および第2のサブバッファ
部32a1、32b1の動作を説明するために図6に示し
たような状態遷移図を用いて状態を考察する必要はな
く、すべてを真理値表の形で表現できることである。
【0062】図7は、図6に示した状態遷移図を真理値
表にしたものである。なお、この図では表示のスペース
を省略するために、第1の変換回路361をG1、第2の
変換回路362をG2とそれぞれ略記し、主バッファ41
をBF0、第1のサブバッファ部32をBF1、第2のサ
ブバッファ部32bをBF2と略記している。また、P
バッファについては単にP、Nバッファについては単に
Nと略記している。各変換回路G1、G2における「0」
と「1」の意味は次の通りである。すなわち、「0」と
は、すべての入力方路で同一の宛先のセルの衝突がない
か、あるいは衝突がある場合にはそれに勝った状態を示
している。「1」とはすべての入力方路で同一の宛先の
セルの衝突があり、衝突で負けた状態を示している。な
お、初期状態では主バッファ41および第1および第2
のサブバッファ部32、32bは、すべてクリアされる
ようになっている。図7に示すように真理値表が得られ
ると、これを基にしてバッファ制御論理を導くことは容
易になる。この真理値表を実際の論理素子に置き換えた
のが、図2に示すバッファ制御部341の内部構成とな
る。
【0063】さて、図1に示す第1〜第4の入力バッフ
ァ部111〜114から出力される複数のセル出力131
〜134、141〜144は衝突判定部15に入力される
ようになっている。衝突判定部15は図3に示すような
バッチャ型の検出回路で構成されている。衝突判定部1
5では、すでに説明したように同一バッファ内での衝突
の検出と入力ポートの復元を行う同一ポート内衝突検出
回路61と、その後段に配置され、すべての入力バッフ
ァ間で同一出力の検出と入力ポートの復元を行う同一宛
先セル衝突検出回路62とによって構成されている。バ
ッチャ型の検出回路は、2入力2出力の単位ソーティン
グ回路63と、2入力2出力の単位スイッチ回路64を
組み合わせて構成したものである。
【0064】図8および図9は、バッチャ型の検出回路
における2入力2出力の単位ソーティング回路の各動作
を示したものである。ここで符号A、Bはルーチング情
報を示しており、符号BFk、BFmはバッファ識別子を
表わしている。図8(a)および(b)は、単位ソーテ
ィング回路63に入力されるセルのスイッチング情報部
71C(図5参照)が有効セルであり、衝突で負けがな
く、ルーチング情報71C4が等しくない場合を示して
いる。同図(a)では単位ソーティング回路63から結
果の信号“0”が出力され、同図(b)では結果の信号
“1”が出力されている。
【0065】同図(c)および(d)はルーチング情報
71C4が等しい場合を示している。このような場合に
は、ソーティング方向と入力の関係とバッファ識別子7
1C 3の大小で勝ち負けが決定される。これは、図5に
示したサブバッファ識別子の大きな時間的に古いセルを
優先的に出力するためである。
【0066】図9(e)および(f)は、ルーチング情
報71C4が等しい場合ですでに一度負けているセルの
場合を示している。このようなすでに一度負けているセ
ルの場合には、ソーティング方向と入力の関係とバッフ
ァ識別子71C3の大小関係は意味をなさなくなり、常
に負けと判定される。
【0067】同図(g)は、負けセル同士の場合を示し
ており、判定の対象外となっている。同図(h)および
(i)は空きセルが入力された場合を示している。これ
らの図に示したように空きセルは常に無視される。
【0068】図10は、バッチャ型の検出回路における
単位スイッチ回路の各動作を示したものである。ここで
符号A、Bはルーチング情報を示しており、符号B
k、BFmはバッファ識別子を表わしている。このうち
同図(a)は入力される状態信号が信号“0”の場合に
おける単位スイッチ回路64の動作を示したものであ
り、入力はそのまま平行に出力される。同図(b)は入
力される状態信号が信号“1”の場合を示している。こ
の場合には、入力を上下それぞれ反対に切り替えて出力
が行なわれることになる。
【0069】図11は、図1に示した第1〜第4のセル
変換部における第1の変換回路の動作を示したものであ
る。第1の変換回路361と第2の変換回路362はそれ
ぞれの入力信号に対して全く同一の動作を行うので、第
2の変換回路362の動作の説明は省略する。なお、こ
のような動作を行う第1の変換回路361と第2の変換
回路362は、衝突判定部15からセルの受信部と衝突
で負けがあったかを検出する判定回路および、負けセル
と判定した場合に負けセルに対応した所定の空きセルを
生成し、次段のソータ部に送出する(空き)セル送出回
路で構成されている。
【0070】図11のステップS101では、まず図1
に示した衝突判定部15から出力171があるか、すな
わちセルの入力があるかどうかを監視する。セルの入力
があった場合には(Y)、図5に示すスイッチング情報
部71Cの有効表示部71C 1を見て、その入力セルが
有効セルか空きセルかの判別を行う(ステップS10
2)。
【0071】有効セルの場合には(Y)、同じく図5に
示すスイッチング情報部71Cの衝突情報部71C2
見てそれが「0」であるかどうかを判別する(ステップ
S103)。衝突情報部71C2が「0」の場合には、
衝突がないか、または衝突があっても勝った場合のセル
である。そこでこの場合には(Y)、入力されたセルを
そのままソータ部25へ出力する(ステップS10
4)。そして、ステップS105に進む。これに対して
衝突情報部71C2が「1」の場合には衝突で負けたセ
ルなので(ステップS103:N)、入力されたそのセ
ルを空きセルに変換してソータ部25へ出力する(ステ
ップS106)。そして、ステップS105に進む。ス
テップS105では、ステップS103で参照したセル
の衝突情報部71C2を、対応する第1の入力バッファ
部111のバッファ制御部341に衝突情報221として
返送して衝突状況を知らせる。そして、その後、再びス
テップS101に戻って衝突判定部15から入力される
セルを待機することになる。
【0072】図12は、本実施例の第1の変形例として
バンヤン網で構成した自己ルーチング部を示したもので
ある。この例では先の実施例と同様に入出力関係が4×
4構成の場合を示している。
【0073】図13は、本実施例の第2の変形例として
8×8構成のバンヤン網で構成した自己ルーチング部を
示したものである。この例に示したように8×8のAT
Mスイッチあるいは他の入出力関係のATMスイッチを
採用することは当然ながら自由である。
【0074】図14は、本発明の第3の変形例として8
×8構成のオメガ網で構成した自己ルーチング部を示し
たものである。これら第1〜第3の変形例では図1と同
一部分には同一の符号を付しており、これらの説明は省
略する。
【0075】図15は、本発明の第4の変形例のATM
スイッチの構成を表わしたものである。この図で図1と
同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を
適宜省略する。この第4の変形例では、ATMスイッチ
のシャッフルの深さを3列にして、図1に示した2列の
ATMスイッチよりもシャッフル効率を向上させてい
る。すなわち、第1〜第4の入力バッファ部11A1
11A4のうちで回路をより具体的に示した第1の入力
バッファ部11A1から明らかなように、第1および第
2のサブバッファ部32a1、32b1の後には第3のサ
ブバッファ部32c 1が設けられている。バッファ制御
部34A1は、主バッファ部311と各サブバッファ部3
2a1、32b1、32c1の制御を行う。第2のサブバ
ッファ部32b1から出力されるセル出力131は第3の
サブバッファ部32c1に入力されると共に衝突判定部
15Aに入力される。また、第3のサブバッファ部32
1の出力するセル出力821は、他の2種類のセル出力
131、141と共に衝突判定部15Aに入力されるよう
になっている。
【0076】一方、第1〜第4のセル変換部19A1
19A4には、第1のセル変換部19A1に代表して示し
たように第1の変換回路361と第2の変換回路362
他に第3の変換回路363が配置されている。第1のセ
ル変換部19A1内の第3の変換回路363は、衝突判定
部15Aの対応する出力841を入力して、衝突情報8
3を第1の入力バッファ部11A1のバッファ制御部3
4A1に返信すると共に、衝突の勝ちと判定した勝ち情
報を有するセル861を次段のソータ部25Aに供給す
るようになっている。なお、第2〜第4の入力バッファ
部11A2〜11A4および第2〜第4のセル変換部19
2〜19A4の構成および動作は第1の入力バッファ部
11A1および第1のセル変換部19A1と同一であるの
で、これらの説明は省略する。
【0077】図16は、この第4の変形例における第1
の入力バッファ部の回路構成を具体的に表わしたもので
ある。この図16で先の実施例の図2と同一部分には同
一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。
【0078】第1の入力バッファ部11A1内の第3の
サブバッファ部32c1も第2のサブバッファ部32b1
と同様に容量がそれぞれ1セル分のPバッファ48cと
Nバッファ49cを備えている。第2のサブバッファ部
32b1から出力される出力セル131はNバッファ49
cに入力されるようになっている。第3のサブバッファ
部32c1には空きセル生成回路51cが配置されてお
り、その出力とNバッファ49cの出力が第1の選択回
路52cに入力され、この第1の選択回路52cの出力
とPバッファ48cの出力が第2の選択回路53cに入
力されるようになっている。これら第1および第2の選
択回路52c、53cは、それぞれバッファ制御部34
1から出力される選択制御信号54c1および衝突情報
853によって制御される。第2の選択回路53cから
出力されるセル出力821は、Pバッファ48cに供給
される他、図15に示した衝突検出・シャッフル部の衝
突判定部15Aに入力されるようになっている。
【0079】バッファ制御部34A1は、2つのアンド
回路57A、98bと1つのオア回路99を備えてい
る。第1のアンド回路57Aは3入力の論理積をとる回
路であり、衝突情報211、221および853の論理積
をとるようになっている。第1のアンド回路57Aから
出力される主バッファ読出一時停止信号42Aは主バッ
ファ部311に供給される他、第1のサブバッファ部3
2a1の選択回路46に供給される。
【0080】一方、第2のアンド回路98bは衝突情報
211と853の2入力の論理積をとって、これを選択制
御信号101b1として第2の選択回路53bに供給す
るようになっている。なお、第1のサブバッファ部32
1内の選択回路46には主バッファ読出一時停止信号
42Aがそのまま供給される。また、第2のサブバッフ
ァ部32b1の第1の選択回路52bには衝突情報221
がそのまま供給されるようになっている。オア回路99
は2つの衝突情報221、853の論理和をとってその出
力を選択制御信号54c1として第3のサブバッファ部
32c1内の第1の選択回路52cに供給される。ま
た、衝突情報851はそのまま第3のサブバッファ部3
2c1内の第2の選択回路53cに供給されるようにな
っている。
【0081】図17は、この第4の変形例におけるバッ
ファ制御部の真理値表を表わしたものである。なお、こ
の図では図示のスペースを省略するために、第1の変換
回路361をG1、第2の変換回路362をG2、第3の変
換回路363をG3とそれぞれ略記し、主バッファ41を
BF0、第1のサブバッファ部32をBF1、第2のサブ
バッファ部32bをBF2、第3のサブバッファ部32
cをBF3と略記している。また、Pバッファについて
は単にP、Nバッファについては単にNと略記してい
る。各変換回路G1、G2、G3における「0」と「1」
の意味は次の通りである。すなわち、「0」とは、すべ
ての入力方路で同一の宛先のセルの衝突がないか、ある
いは衝突がある場合にはそれに勝った状態を示してい
る。「1」とはすべての入力方路で同一の宛先のセルの
衝突があり、衝突で負けた状態を示している。なお、初
期状態では主バッファ41および第1〜第3のサブバッ
ファ部32a、32b、32cは、すべてクリアされる
ようになっている。
【0082】この第4の変形例では、図15に示すよう
に衝突判定部15Aの各入力バッファ部に対応する入力
回路がそれぞれ3入力となる。したがって、衝突判定部
15A全体では12入力12出力となる。また同様に、
第1〜第4のセル変換部19A1〜19A4の内部の各変
換回路361、362、363もすでに説明したように3
回路ずつ必要となり、ソータ部25Aも12入力4出力
構成となる。自己ルーチング部28自体の構成は先の実
施例の場合と同様である。
【0083】図18は、本発明の第5の変形例としてA
TMスイッチのシャッフルの深さを4列にした場合の入
力バッファ部におけるバッファ制御部の動作を表わす真
理値表の内容を示したものである。なお、この図では図
示のスペースを省略するために、第1の変換回路361
をG1、第2の変換回路362をG2、第3の変換回路3
3をG3、第4の変換回路364をG4とそれぞれ略記
し、主バッファ41をBF 0、第1のサブバッファ部3
2をBF1、第2のサブバッファ部32bをBF2、第3
のサブバッファ部32cをBF3、第4のサブバッファ
部をBF3と略記している。また、Pバッファについて
は単にP、Nバッファについては単にNと略記してい
る。各変換回路G1、G2、G3、G4における「0」と
「1」の意味は次の通りである。すなわち、「0」と
は、すべての入力方路で同一の宛先のセルの衝突がない
か、あるいは衝突がある場合にはそれに勝った状態を示
している。「1」とはすべての入力方路で同一の宛先の
セルの衝突があり、衝突で負けた状態を示している。な
お、初期状態では主バッファ41および第1〜第4のサ
ブバッファ部32a、32b、32c(第4のサブバッ
ファ部は図示していない)は、すべてクリアされるよう
になっている。
【0084】図19は、図18に示した真理値表を参考
にして、シャッフルの深さを“m”と一般化した場合の
入力バッファ部の内部構成を表わしたものである。図1
6と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説
明を適宜省略する。図19で第1の入力バッファ部11
1内の第kのサブバッファ部32k1および第Mのサブ
バッファ部32m1も、第2のサブバッファ部32b1
同様に容量がそれぞれ1セル分のPバッファ48k、4
8mとNバッファ49k、49mを備えている。それぞ
れ前段のサブバッファ部から出力される出力セル93k
1、93m1はNバッファ49k、49mに入力されるよ
うになっている。
【0085】第kのサブバッファ部32k1および第M
のサブバッファ部32m1には、それぞれ空きセル生成
回路51k、51mが配置されており、それぞれの出力
とNバッファ49k、49mの出力が第1の選択回路5
2k、52mに入力され、この第1の選択回路52k、
52mの出力とPバッファ48k、48mの出力が第2
の選択回路53k、53mに入力されるようになってい
る。これら第1および第2の選択回路52k、52m、
53k、53mは、それぞれバッファ制御部34M1
ら出力される選択制御信号54k1、54m1および衝突
情報85k1、85m1によって制御される。ここで衝突
情報85k1、85m1は、それぞれ第mの変換回路3
k、36m(図示せず)からそれぞれ出力される情報で
あり、衝突情報853は図15に示す衝突情報853に等
しく、衝突情報852は衝突情報211に、衝突情報85
1は衝突情報221にそれぞれ等しい。
【0086】第2の選択回路53k、53mから出力さ
れるセル出力93m1、82m1は、それぞれ対応するP
バッファ48k、48mに供給される。このうちセル出
力93m1は次段の図示しないサブバッファ部32(k
+1)1に送出され、最終段のセル出力82m1は図1に
示した衝突検出・シャッフル部の衝突判定部15と同様
の衝突検出・シャッフル部の衝突判定部15A(図示せ
ず)に入力されるようになっている。
【0087】バッファ制御部34M1は、(m−1)個
のアンド回路57A、98b、……98k、……98
(m−1)と、1つのオア回路99を備えている。第1
のアンド回路57Aはシャッフルの深さ“m”に対応し
た第1〜第mの変換回路361〜36m(図示せず)から
出力されるすべての衝突情報211、221……85m
論理積(先に説明したようにこれは衝突情報851、8
2……85mと等価)をとるようになっている。第1の
アンド回路57Aから出力される主バッファ読出一時停
止信号42mは主バッファ部311に供給される他、第
1のサブバッファ部32a1の選択回路46に供給され
る。
【0088】一方、第kのサブバッファ部32k1の第
2の選択回路53kには、第kのアンド回路98kから
出力される選択制御信号101k1が入力され、第1の
選択回路52kには選択制御信号54k1が供給される
ようになっている。ここで第kのアンド回路論理98k
は衝突情報85m,85m-1……と85kの論理積をとる
ようになっている。これは、論理積の結果が“1”の場
合、すなわち“k”以降の後段のサブバッファですべて
衝突が発生したかを検出するためである。また、オア回
路99は衝突情報85m-1と衝突情報85mの論理和をと
るようになっている。
【0089】なお、第1のサブバッファ部32a1内の
選択回路46には主バッファ読出一時停止信号42Aが
そのまま供給される。また、第kのサブバッファ部32
1の第1の選択回路52kには衝突情報85k-1がその
まま供給されるようになっている。
【0090】図20は、本発明の第6の変形例としての
第1の入力バッファ部の構成を表わしたものである。こ
の変形例の第1の入力バッファ部11Bは、先の実施例
の図2と同様に主バッファ部311と第1のサブバッフ
ァ部32a1、第2のサブバッファ部32b1Aおよびバ
ッファ制御部341Aから構成されている。この図で図2
と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明
を適宜省略する。
【0091】この第6の変形例では、第2のサブバッフ
ァ部32b1Aの構成を簡略化している。すなわち、図2
に示す第2のサブバッファ部32b1と比べると、空き
セル生成回路51bと、その出力とNバッファ49bの
出力とを選択する第1の選択回路52bが存在していな
い。この変形例の第2のサブバッファ部32b1Aでは、
Nバッファ49bのクリアによって空きセルの送出を行
わせるようになっている。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように請求項1〜請求項3
記載の発明によれば、セルを入力順に取り出すFIFO
メモリ等のメモリと幾つかの小容量のバッファメモリお
よび選択回路を設けることで、入力バッファ内に蓄積す
るセルのシャッフル動作を行うことで、入力バッファ型
のATMスイッチのバッファ構成を簡略化することがで
き、入力バッファ部の高速化とバッファ制御の容易化を
実現することができる。また、請求項1〜請求項3記載
の発明によれば、セルの競合がない場合には該当の出力
ポートが空いており、バッファの部分から複数のセルを
一度に読み出して出力することが可能であり、従来の入
力バッファ型ATMスイッチのスループットの低下や輻
輳状態の長期化といった問題が発生せず、高速処理を実
現することができる。
【0093】また請求項3記載の発明では、第2段のザ
ブバッファ手段に空きセル生成回路を設けたので、空き
セルの送出処理を高速化することができる。更に、請求
項6記載の発明では空きセルを専用の回路を設けること
なく発生させるので、回路の簡素化に貢献することにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における4×4のATMスイ
ッチの構成を表わしたブロック図である。
【図2】図1に示した第1の入力バッファ部の構成を具
体的に表わしたブロック図である。
【図3】図1に示した衝突判定部の具体的な構成を表わ
したブロック図である。
【図4】図1に示したソータ部の具体的な構成を表わし
たブロック図である。
【図5】本実施例のATMスイッチに入力されるセルに
ついてのフォーマットを示したフォーマット説明図であ
る。
【図6】本実施例の第1および第2のサブバッファ部に
おける状態遷移図である。
【図7】図6に示した状態遷移図を真理値表に表わした
説明図である。
【図8】本実施例のバッチャ型の検出回路における2入
力2出力の単位ソーティング回路の各動作を示した説明
図である。
【図9】本実施例のバッチャ型の検出回路における2入
力2出力の単位ソーティング回路の各動作を示した説明
図である。
【図10】本実施例のバッチャ型の検出回路における単
位スイッチ回路の各動作を示した説明図である。
【図11】図1に示した第1〜第4のセル変換部におけ
る第1の変換回路の動作を示した流れ図である。
【図12】本実施例の第1の変形例としてバンヤン網で
構成した自己ルーチング部を示したブロック図である。
【図13】本実施例の第2の変形例として8×8構成の
バンヤン網で構成した自己ルーチング部を示したブロッ
ク図である。
【図14】本発明の第3の変形例として8×8構成のオ
メガ網で構成した自己ルーチング部を示したブロック図
である。
【図15】本発明の第4の変形例のATMスイッチの構
成を表わしたブロック図である。
【図16】この第4の変形例における第1の入力バッフ
ァ部の回路構成を具体的に表わしたブロック図である。
【図17】第4の変形例におけるバッファ制御部の真理
値表の内容を表わした説明図である。
【図18】本発明の第5の変形例としてATMスイッチ
のシャッフルの深さを4列にした場合の入力バッファ部
におけるバッファ制御部の動作を表わす真理値表の内容
を表わした説明図である。
【図19】図18に示した真理値表を参考にして、シャ
ッフルの深さを“m”と一般化した場合の入力バッファ
部の内部構成を表わした説明図である。
【図20】本発明の第6の変形例としての第1の入力バ
ッファ部の構成を表わしたブロック図である。
【図21】従来の入力バッファ型のATMスイッチの構
成の一例を表わしたブロック図である。
【図22】従来の入力バッファ型のATMスイッチの構
成の他の例を表わしたブロック図である。
【図23】FIFOメモリを使用した従来のATMスイ
ッチの要部を示すブロック図である。
【符号の説明】
111〜114 第1〜第4の入力バッファ部 121〜124 第1〜第4の入力ポート 15 衝突判定部 191〜194 第1〜第4のセル変換部 25 ソータ部 28 自己ルーチング部 291〜294 第1〜第4の出力ポート 311 主バッファ部 32a1 第1のサブバッファ部 32b1 第2のサブバッファ部 341 バッファ制御部 361 第1の変換回路 362 第2の変換回路 41 主バッファ 44、48 Pバッファ 45、49 Nバッファ 46 選択回路 52 第1の選択回路 53 第2の選択回路 63 単位ソーティング回路 64 単位スイッチ回路 71 ATMスイッチ入力セル 71C スイッチング情報部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−292116(JP,A) 特開 平6−105351(JP,A) 特開 平8−172436(JP,A) 特開 平2−303246(JP,A) 特開 平4−942(JP,A) 特開 平4−943(JP,A) 特開 平8−172438(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04L 12/56

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ATMセルを時間的に並列して入力する
    複数の入力ポートと、 これら入力ポートに1つずつ対応して配置され対応する
    入力ポートから入力されるセルを複数蓄積して入力され
    た順番に1つずつ読み出す主バッファ手段と、 前記入力ポートに1つずつ対応して配置され、前段のバ
    ッファから送り出されたセルを入力して保持する第1の
    セル保持手段と、この第1の保持手段とは別にセルを保
    持する第2のセル保持手段と、これらのセル保持手段の
    出力側に配置されこれらから同時に出力されるセルの1
    つを選択する選択手段を備え、選択手段の選択したセル
    をセル送出タイミングで送り出すと共に送り出した同一
    のセルを第2のセル保持手段に入力するようにその1単
    位が構成され、かつそれぞれの単位が直列接続されてお
    り、最先の単位に属する第1のセル保持手段に前記主バ
    ッファの出力したセルが入力されるようになったザブバ
    ッファ手段と、 このザブバッファ手段の各単位の選択手段から出力され
    るセルを前記複数の入力ポート分だけ並列して入力して
    これらの出力ポート側でのセルの衝突の有無を検出する
    衝突検出手段と、 この衝突検出手段の検出結果をそれぞれの入力ポートの
    各選択手段ごとに入力して出力ポートのいずれでセルの
    衝突が生じるか否かと衝突が生じたときの今回出力する
    セルとしての勝ちセルを判定する判定手段と、 この判定手段の判定結果を入力して前記ザブバッファ手
    段のそれぞれの選択手段を制御し前記ザブバッファ手段
    から衝突の生じないセルあるいは衝突の生じる場合に勝
    ちセルとして判定されたセルを出力させるとともにこれ
    ら出力するセルがない場合にはそのタイミングで空きセ
    ルを出力させるバッファ手段制御手段と、 このバッファ手段制御手段の制御によって前記入力ポー
    トに1つずつ対応したザブバッファ手段から出力される
    セルの中から空きセルを除去し、各セルごとに対応する
    出力ポートに送出するルーチング手段とを具備すること
    を特徴とするATMスイッチ。
  2. 【請求項2】 ATMセルを時間的に並列して入力する
    複数の入力ポートと、 これら入力ポートに1つずつ対応して配置され対応する
    入力ポートから入力されるセルを複数蓄積して入力され
    た順番に1つずつ読み出す主バッファ手段と、 前段のバッファから送り出されたセルを1セル分蓄積す
    る第1のバッファと、同じくセルを1セル分蓄積する第
    2のバッファと、これら第1および第2のバッファの一
    方を選択してセルを出力させる選択回路とを備え、選択
    回路から出力されるセルを次段に出力すると共に前記第
    2のバッファに送り込むように構成され、対応する入力
    ポートごとに互いに直列接続され、最前段の手段内の第
    1のバッファには前記主バッファの出力したセルが入力
    されるようになった複数のザブバッファ手段と、 各ザブバッファ手段の前記選択回路から出力されるセル
    を前記複数の入力ポート分だけ並列して入力してこれら
    の出力ポート側でのセルの衝突の有無を検出する衝突検
    出手段と、 この衝突検出手段の検出結果をそれぞれの入力ポートに
    対応した各サブバッファ手段の選択回路ごとに入力して
    出力ポートのいずれでセルの衝突が生じるか否かと衝突
    が生じたときの今回出力するセルとしての勝ちセルを判
    定する判定手段と、 この判定手段の判定結果を入力して前記複数のザブバッ
    ファ手段のそれぞれの選択回路を制御し前記複数のザブ
    バッファ手段ごとに衝突の生じないセルあるいは衝突の
    生じる場合に勝ちセルとして判定されたセルを出力させ
    るとともにこれら出力するセルがないザブバッファ手段
    からはそのタイミングで空きセルを出力させるバッファ
    手段制御手段と、 このバッファ手段制御手段の制御によって前記複数のザ
    ブバッファ手段から出力されるセルを対応する出力ポー
    トに送出するルーチング手段とを具備することを特徴と
    するATMスイッチ。
  3. 【請求項3】 ATMセルを時間的に並列して入力する
    複数の入力ポートと、 これら入力ポートに1つずつ対応して配置され対応する
    入力ポートから入力されるセルを複数蓄積して入力され
    た順番に1つずつ読み出すFIFOメモリから構成され
    た主バッファ手段と、 この主バッファ手段から送り出されたセルを1セル分蓄
    積する第1のバッファと、同じくセルを1セル分蓄積す
    る第2のバッファと、これら第1および第2のバッファ
    の一方を選択してセルを出力させる選択回路とを備え、
    選択回路から出力されるセルを次段に出力すると共に前
    記第2のバッファに送り込むように構成され、対応する
    入力ポートごとに配置された第1のザブバッファ手段
    と、 この第1のサブバッファ手段から送り出されたセルを1
    セル分蓄積する第1のバッファと、空きセルを発生させ
    る空きセル生成回路と、この空きセル生成回路と前記第
    1のバッファの一方を選択してセルを出力させる第1の
    選択回路と、セルを1セル分蓄積する第2のバッファ
    と、この第2のバッファと前記第1の選択回路の出力の
    バッファの一方を選択してセルを出力させる第2の選択
    回路とを備え、第2の選択回路から出力されるセルを次
    段に出力すると共に前記第2のバッファに送り込むよう
    に構成され、前記第1のザブバッファ手段と共に対応す
    る入力ポートごとに互いに直列接続された第2段あるい
    はこれ以降の複数段のザブバッファ手段と、 前記第1のザブバッファ手段の前記選択回路および第2
    段あるいはこれ以降の複数段のザブバッファ手段の第2
    の選択回路から出力されるセルを前記複数の入力ポート
    分だけ並列して入力してこれらの出力ポート側でのセル
    の衝突の有無を検出する衝突検出手段と、 この衝突検出手段の検出結果をそれぞれの入力ポートに
    対応した各サブバッファ手段の第1または第2の選択回
    路ごとに入力して出力ポートのいずれでセルの衝突が生
    じるか否かと衝突が生じたときの今回出力するセルとし
    ての勝ちセルを判定する判定手段と、 この判定手段の判定結果を入力して前記主バッファ手段
    および第1のザブバッファ手段以降のザブバッファ手段
    のそれぞれの選択回路を制御し前記複数のザブバッファ
    手段ごとに衝突の生じないセルあるいは衝突の生じる場
    合に勝ちセルとして判定されたセルを出力させるととも
    にこれら出力するセルがないザブバッファ手段からはそ
    のタイミングで前記空きセルを出力させるバッファ手段
    制御手段と、 このバッファ手段制御手段の制御によって前記複数のザ
    ブバッファ手段から出力されるセルを対応する出力ポー
    トに送出するルーチング手段とを具備することを特徴と
    するATMスイッチ。
  4. 【請求項4】 前記バッファ手段制御手段は、判定手段
    のそれぞれの判定結果に対する主バッファ手段およびザ
    ブバッファ手段の状態遷移を真理値表で表わしたものを
    基にした論理素子で構成されていることを特徴とする請
    求項1〜請求項3記載のATMスイッチ。
  5. 【請求項5】 前記ルーチング手段の手前には、前記判
    定手段を経て送られてきたそれぞれのセルを入力して、
    空きセルでない有効セル数の最大値が、出力ポート数以
    下になるように設定するためのソータ手段が配置されて
    いることを特徴とする請求項1〜請求項3記載のATM
    スイッチ。
  6. 【請求項6】 前記第1のバッファをクリアすることに
    よって空きセルを発生させこれを出力することを特徴と
    する請求項2記載のATMスイッチ。
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