JP3059088U - 硬式野球用ボール - Google Patents
硬式野球用ボールInfo
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- JP3059088U JP3059088U JP1998009005U JP900598U JP3059088U JP 3059088 U JP3059088 U JP 3059088U JP 1998009005 U JP1998009005 U JP 1998009005U JP 900598 U JP900598 U JP 900598U JP 3059088 U JP3059088 U JP 3059088U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本考案は、硬式野球用ボールに関するもので
あり、金属粉体を混入したゴム芯(1)を有し、外周が
190〜210mmであり、かつ、重量が140〜15
0gであるため、トスバッティング等の練習の際、「芯
で当てる」練習に卓効を奏する硬式野球用ボールを提供
する。 【解決手段】 本考案に係わる硬式野球用ボールは、ゴ
ム芯(1)に含有される金属粉体の種類や含有量を調整
することにより、外周が190〜210mmであり、か
つ重量が140〜150gと設定し、金属粉体の有する
質量(集中)効果により、打撃時にボールをバットの芯
で捉えたときと、芯を外したときの打撃感の違いが顕著
に体感できるため、いわゆる「芯に当てる」練習を効果
的に行うことができる硬式野球用ボールである。
あり、金属粉体を混入したゴム芯(1)を有し、外周が
190〜210mmであり、かつ、重量が140〜15
0gであるため、トスバッティング等の練習の際、「芯
で当てる」練習に卓効を奏する硬式野球用ボールを提供
する。 【解決手段】 本考案に係わる硬式野球用ボールは、ゴ
ム芯(1)に含有される金属粉体の種類や含有量を調整
することにより、外周が190〜210mmであり、か
つ重量が140〜150gと設定し、金属粉体の有する
質量(集中)効果により、打撃時にボールをバットの芯
で捉えたときと、芯を外したときの打撃感の違いが顕著
に体感できるため、いわゆる「芯に当てる」練習を効果
的に行うことができる硬式野球用ボールである。
Description
【0001】
本考案は、トスバッティング等の練習用に用いられる硬式野球用ボールであっ て、打球感が通常のボールとほとんど変わらず、なおかつ、いわゆる「芯で当て る」正確なバッティングを修得することができるものである。
【0002】
従来、野球競技の練習中、トスバッティング等の練習でボールを正確にバット の中心で打球する練習として、野球規則で定められた外周よりもかなり小さい卓 球用の球を使用していた。
【0003】 また、打力を付ける練習として、通常のボールとほぼ同程度の外周を有し、か つ、ボールの重量が通常のボールより1〜2割重くしたものを使用したりしてい た。 この場合、ボールの重量を重くするために、実公昭37−12227号等には 、金属製の球芯を用いる技術が開示されている。
【0004】
しかし、卓球用の球を用いた練習では、球の重量が軽すぎてバットで打球した 際の打球感が、普通のボールを打球した際のものとは全く違ったものとなり、ま た、球も中空であるためいわゆる「芯で当てる」感じがつかめないといった問題 があった。
【0005】 また、重量を普通のボールより重くしたボールを用いた練習では、用いられる バットが通常重量のボールに適合するように設計されているため、打撃次にバッ トに加わる衝撃が非常に強くなり、その結果、バットがへこんだり、折れたりす るといった問題があった。
【0006】 また、金属芯体を用いたボールにおいては、該芯体に集中する重量が大きいた め、打球時の衝撃で該芯体を覆う被覆体層を変形させ、ボールの寿命は著しく短 いものであった。
【0007】 そこで、効果的に打撃練習を行うため、打球感はそのままに、外周が通常の硬 式野球用ボールより小さく、かつ、耐久性にも富む硬式野球用ボールが望まれて いた。
【0008】
本考案に係わる硬式野球用ボールは、金属粉体を混入したゴム芯を有し、外周 が190〜210mmであり、かつ、重量が140〜150gであることを特徴と する硬式野球用ボールである。
【0009】 すなわち、外周形状を190〜210mmとすることにより、通常の硬式野球用 ボールの外周229〜235mmより、約20%外周が小さくなる。 しかしながら、この値をボールの直径で比較してみると、約6%直径が小さく なるだけであり、外観上ほとんど違和感なく打撃練習に用いることができる。
【0010】 このとき、外周を190mmよりも小さくすると、外観上通常の硬式野球用ボー ルに比べてかなり小さく感じるようになり、実線感覚での練習には不向きとなっ てしまう。 一方、外周を210mmよりも大きくすると、通常の硬式野球用ボールとほとん ど変わらなくなり、いわゆるバットの「芯で当てる」練習に卓効を奏することが できなくなる。
【0011】 また、本考案に係わる硬式野球用ボールの重量は、ゴム芯に含有される金属粉 体の種類や含有量を調整することにより、広範囲に変化させられるものであるが 、140〜150gと設定することにより、通常の硬式野球用ボールを打撃する ときと全く変わらない打撃感を得ることができる。
【0012】 更に、本考案に係わる硬式野球用ボールは、その身体に金属粉体を含有するゴ ム芯を用いることにより、金属粉体の有する質量(集中)効果により、打撃時に ボールをバットの芯で捉えたときと、芯を外したときの打撃感の違いが顕著に体 感できるため、いわゆるバットの「芯に当てる」練習を効果的に行うことができ る。
【0013】 加えて、本考案に係わる硬式野球用ボールは、該芯体のベースはゴム素材から なり、打撃時のバットによる衝撃を吸収するため、金属芯体を用いたボールのよ うに打球時の衝撃で該芯体を覆う被覆体層を変形させ、ボールの寿命を短くする といった問題もない。
【0014】
本考案に係わる硬式野球用ボールの実施の形態について、図面を用いて説明す る。 図1に示すように、本考案に係わる硬式野球用ボールは、大別してゴム芯(芯 体)、被覆層及び表革からなる。
【0015】 本考案に係わるゴム芯は、金属粉末を含有するゴム素材からなる。 金属粉体として用いられる金属としては、鉛、銅、鉄、ニッケル、コバルト、 等の純金属やこれら金属の合金の中から適宜選択される。 また、ゴム素材としては、天然ゴムあるいは、ブタジエンラバー、クロロプレ ンラバー、ABSラバー、シリコーンラバー等の合成ゴムやポリウレタン樹脂( ラバー)等の弾性合成樹脂などから適宜選択されるものである。
【0016】 本考案に係わるゴム芯は、上記金属からなる粉体を混練機によってゴム素材と 均質になるまで混練し、金型による成形等従来から用いられている成形方法で真 球状に成形されてなる。 この際、ゴム芯の重量及び大きさはボールの打撃感に大きく影響するため、慎 重に決定されるものであるが、他の部材との関係をの考慮して、おおよそ60〜 80g程度で直径30〜40mmが適当である。
【0017】 本考案に係わる硬式野球用ボールの被覆層は、従来から行われているのと同様 、自動糸巻き機等を用いて前記ゴム芯の表層より順に、太番手毛糸の毛糸下巻き 、細番手毛糸の毛糸上巻き、接着糸下巻き、及び接着糸上巻きの各糸巻き工程を 経て形成される。
【0018】 本考案に係わる表革は、牛革、馬革、人工皮革等から適宜選択されるものであ り、一般的な二枚接ぎ形状で形成される。 前記糸巻き行程を終えたボール体の表面に接着剤が塗布され、所定形状に裁断 された表革が仮止めされる。 仮止めされた表革を麻糸、綿糸、ポリエステル糸、ナイロン糸等で縫合し、製 品とする。
【0019】
重量67g±1g、直径38±1mmのゴム芯の表層より順に自動糸巻き機を 用い、太番手毛糸の毛糸下巻き33g、細番手毛糸の毛糸上巻き20g、接着糸 下巻き、及び接着糸上巻きとしてポリエステル糸8gを巻く。これだけの毛糸、 及び接着糸を巻くことにより従来のボールと同等の耐久性を維持できる。 前記糸巻き行程を終えたボール体の表面に接着剤を塗布し、所定形状に裁断さ れた11g程度の牛革を仮止めする。仮止めされた牛革を麻糸で縫い上げる。こ うして外周が200±1mmであり、かつ重量が142〜143gのボールができ あがる。
【0020】
打球感が通常のボールとほとんど変わらず、なおかつ、いわゆる「芯で当てる」 正確なバッティングを修得することができる硬式野球用ボールを提供することが でき、このボールを用いることにより優れた選球眼を養うことができる。 また、従来の練習用ボールに比べて長期間使用することができるという効果を も奏する。
【図1】図1は本考案に係わる硬式野球ボールの断面図
である。
である。
【符号の説明】 1 ゴム芯(金属粉体混入) 2 大番手毛糸の毛糸下巻き 3 細番手毛糸の毛糸上巻き 4 接着糸下巻き 5 接着糸上巻き 6 接着剤 7 表革 8 縫合する糸
Claims (1)
- 【請求項1】 金属粉体を混入したゴム芯を有し、外周
が190〜210mmであり、かつ、重量が140〜15
0gであることを特徴とする硬式野球用ボール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998009005U JP3059088U (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | 硬式野球用ボール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998009005U JP3059088U (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | 硬式野球用ボール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3059088U true JP3059088U (ja) | 1999-07-02 |
Family
ID=43192966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998009005U Expired - Lifetime JP3059088U (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | 硬式野球用ボール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3059088U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015126840A (ja) * | 2013-12-28 | 2015-07-09 | 美津濃株式会社 | 硬式野球用ボール |
-
1998
- 1998-11-13 JP JP1998009005U patent/JP3059088U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015126840A (ja) * | 2013-12-28 | 2015-07-09 | 美津濃株式会社 | 硬式野球用ボール |
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