JP3057161U - ハイブリッド車の冷却装置 - Google Patents
ハイブリッド車の冷却装置Info
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- JP3057161U JP3057161U JP1998007179U JP717998U JP3057161U JP 3057161 U JP3057161 U JP 3057161U JP 1998007179 U JP1998007179 U JP 1998007179U JP 717998 U JP717998 U JP 717998U JP 3057161 U JP3057161 U JP 3057161U
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- Japan
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- cooling
- engine
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハイブリッド車よるエンジン冷却用ラジエー
タとモータ・ジェネレータに使用される電力用半導体冷
却用ラジエータとを一体化し、何れか一方の使用時にお
ける両者の能力バランスを考慮した冷却装置の提供。 【解決手段】 コア3の両側に位置した一対のタンク4
内にエンジン冷却水冷却用の一対の第一出入口パイプ5
と、モータ・ジェネレータに使用される電力用半導体冷
却用冷却水の一対の第二出入口パイプ6とを互いに離間
して配置する。そしてタンク4の第一出入口パイプ5と
第二出入口パイプ6との間に、タンク4内を二分する複
数の仕切り7,仕切り8を開閉自在に設け、閉とされる
仕切り位置を変えることにより、タンク4内が長手方向
に二分される長さを可変とする。
タとモータ・ジェネレータに使用される電力用半導体冷
却用ラジエータとを一体化し、何れか一方の使用時にお
ける両者の能力バランスを考慮した冷却装置の提供。 【解決手段】 コア3の両側に位置した一対のタンク4
内にエンジン冷却水冷却用の一対の第一出入口パイプ5
と、モータ・ジェネレータに使用される電力用半導体冷
却用冷却水の一対の第二出入口パイプ6とを互いに離間
して配置する。そしてタンク4の第一出入口パイプ5と
第二出入口パイプ6との間に、タンク4内を二分する複
数の仕切り7,仕切り8を開閉自在に設け、閉とされる
仕切り位置を変えることにより、タンク4内が長手方向
に二分される長さを可変とする。
Description
【0001】
本考案は、エンジンによる車両の駆動とモータによる車両の駆動とを適宜選択 して走行するハイブリッド車の冷却装置に関する。
【0002】
ハイブリッド車においてエンジン駆動時には、そのエンジン冷却水冷却用ラジ エータによりエンジンを冷却していた。また、ハイブリッド車にはモータ・ジェ ネレータが設けられ、インバータを介してバッテリーの直流電流を交流電流に変 換すると共に、ジェネレータの交流電流をバッテリー側の直流電流に変換するた めのパワートランジスター(電力用半導体)が設けられている。このパワートラ ンジスターで構成される三相ブリッジ回路により、直流電流と三相交流電流の変 換を行っていた。このパワートランジスターは、専用のラジエータによってエン ジンとは別の冷却水経路により冷却されていた。
【0003】
エンジン冷却水冷却用ラジエータと、モータ・ジェネレータのパワートランジ スター(電力用半導体)の冷却用ラジエータとを別個独立に設けることは不経済 である。 そこで本考案は、両ラジエータを一体化すると共にエンジン駆動時とモータ駆 動時とにおいて、各冷却部の必要とする冷却能力のバランスを考慮したハイブリ ッド車の冷却装置を提供することを課題とする。
【0004】
本考案は、エンジン駆動と、モータ・ジェネレータのモータ駆動とを同時に備 えたハイブリッド車の冷却装置において、 多数のフィン2とチューブ1とが並列されたコア3の、夫々のチューブ1の両 端が一対のタンク4に連通され、 夫々のタンク4にエンジン冷却用冷却水の一対の第一出入口パイプ5と、前記 モータ・ジェネレータに使用される電力用半導体冷却用冷却水の一対の第二出入 口パイプ6とが互いに離間して配置され、 夫々のタンク4の第一出入口パイプ5と第二出入口パイプ6との間に、そのタ ンク4内を二分する複数の仕切り7,8が開閉自在に設けられ、 閉とされる前記仕切りを変えることにより、タンク4内が長手方向に二分され る長さを可変としたことを特徴とするものである。
【0005】 このハイブリッド車の冷却装置によれば、エンジンの冷却とモータ・ジェネレ ータに使用される電力用半導体の冷却とを同一の装置によって行い、全体の装置 のコンパクト化を実現できる。それと共に、車両のエンジン駆動時にはエンジン 冷却水流通側のタンク部分を長くし、電力用半導体冷却水側のタンク部分を仕切 り7,8により小とし得る。それによりエンジン側の冷却能力を高め、電力用半 導体側の冷却能力を小とし、車両の円滑な走行を確保できる。 また、車両のモータ駆動時には、その電力用半導体冷却用冷却水が流入するタ ンク部分を長くし、その冷却能力を高めることにより、モータ駆動の走行を円滑 に行い得る。このときは、モータ駆動であるためエンジン冷却水の冷却能力は余 り必要としない。 そして、本冷却装置はエンジン駆動とモータ駆動の各動作時における夫々の必 要な冷却能力のバランスを最適状態に変化させ、小型の冷却装置で両者の冷却能 力を最大限に引き出すことができる。
【0006】
次に、図面に基づいて本考案の実施の形態につき説明する。 図1は本考案のハイブリッド車の正面略図であって、エンジン9により車両走 行時の状態を示す。 このハイブリッド車の冷却装置は、エンジン冷却水の冷却装置とモータ・ジェ ネレータに使用される電力用半導体の冷却装置とを一体化したものである。それ と共に、エンジン駆動時には電力用半導体の冷却水能力が小で良く、逆にモータ 駆動時にはエンジンの冷却能力が小で良いことに着目し、夫々の駆動時の必要熱 交換量に応じて冷却装置の使用部分を変化させたものである。
【0007】 そのために、この実施の形態では多数のチューブ1とフィン2とが並列された コア3の夫々のチューブ1の両端が一対のタンク4に連通され、夫々のタンク4 にエンジン冷却水冷却用の一対の第一出入口パイプ5がその長手方向の一方側に 配置され、モータ・ジェネレータに使用される電力用半導体冷却用冷却水の一対 の第二出入口パイプ6がタンク4の他方側に配置されている。そして夫々のタン ク4の第一出入口パイプ5と第二出入口パイプ6との間に、タンク4内を二分す る一対づつの仕切り7,8が開閉自在に設けられている。
【0008】 この仕切り7,8は、アクチュエータやソレノイド等によりその開状態と閉状 態とを選択的に維持できるものである。そして一方の仕切り7が開の場合には他 方の仕切り8が閉となり、逆に他方の仕切り8が開の場合には一方の仕切り7が 閉となるように制御される。そして、一対の第一出入口パイプ5にはエンジン9 の冷却水配管が接続され、一対の第二出入口パイプ6には電力用半導体11の冷却 水配管が接続される。 そしてエンジン9の使用時には、第一出入口パイプ5に近接した仕切り8が開 状態となり、第二出入口パイプ6に近接した仕切り7が閉状態となる。それによ り、コア3の大部分である仕切り7より左側部分にエンジン9の冷却水が流通し 、仕切り7の右側部分に電力用半導体11用の冷却水が流通する。その結果、駆動 されているエンジン9の冷却能力が高まる。
【0009】 次に、図2は本考案のハイブリッド車の正面略図であって、バッテリーから電 力用半導体11を介してモータ駆動で車両が走行される状態を示すものである。 このモータ駆動により車両が走行する場合には同図に示す如く、電力用半導体 11側の仕切り7が開状態となり、エンジン9側の仕切り8が閉状態となる。その 結果、仕切り8より右側のコアの部分が電力用半導体11の冷却に使用され、その 冷却能力が高まる。このときエンジン9は使用していないため、その冷却能力は あまり必要としない。
【0010】
本考案のハイブリッド車の冷却装置は、一対のタンク4にエンジン冷却用冷却 水の一対の第一出入口パイプ5と、モータ・ジェネレータに使用される電力用半 導体冷却用冷却水の一対の第二出入口パイプ6とを互いに離間して配置し、夫々 のタンク4の第一出入口パイプ5と第二出入口パイプ6との間に、タンク4内を 二分する複数の仕切り7,8を開閉自在に設け、閉とされる仕切りを変えること により、タンク4内が長手方向に二分される長さを可変としたものである。 そのため、エンジンの冷却とモータ・ジェネレータに使用される電力用半導体 の冷却とを同一の装置によって行い、全体の装置のコンパクト化を実現できる。 それと共に、車両のエンジン駆動時にはエンジン冷却水流通側のタンク部分を長 くし、電力用半導体冷却水側のタンク部分を仕切り7,8により小とし得る。そ れによりエンジン側の冷却能力を高め、電力用半導体側の冷却能力を小とし、車 両の円滑な走行を確保できる。
【0011】 また、車両のモータ駆動時には、その電力用半導体冷却用冷却水が流入するタ ンク部分を長くし、その冷却能力を高めることにより、モータ駆動の走行を円滑 に行い得る。このときは、エンジン駆動でないため、エンジン冷却水の冷却能力 を余り必要としない。 そして、本冷却装置はエンジン駆動とモータ駆動の各動作時における夫々の必 要な冷却能力のバランスを最適状態に変化させ、小型の冷却装置で両者の冷却能 力を最大限に引き出すことができる。
【図1】本考案のハイブリッド車の正面略図であって、
エンジン9による車両走行時の状態を示す。
エンジン9による車両走行時の状態を示す。
【図2】本考案のハイブリッド車の正面略図であって、
バッテリーから電力用半導体11を介してモータ駆動で車
両が走行される状態を示す。
バッテリーから電力用半導体11を介してモータ駆動で車
両が走行される状態を示す。
1 チューブ 2 フィン 3 コア 4 タンク 5 第一出入口パイプ 6 第二出入口パイプ 7,8 仕切り 9 エンジン 11 電力用半導体
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジン駆動と、モータ・ジェネレータ
のモータ駆動とを同時に備えたハイブリッド車の冷却装
置において、 多数のフィン2とチューブ1とが並列されたコア3の、
夫々のチューブ1の両端が一対のタンク4に連通され、 夫々のタンク4にエンジン冷却用冷却水の一対の第一出
入口パイプ5と、前記モータ・ジェネレータに使用され
る電力用半導体冷却用冷却水の一対の第二出入口パイプ
6とが互いに離間して配置され、 夫々のタンク4の第一出入口パイプ5と第二出入口パイ
プ6との間に、そのタンク4内を二分する複数の仕切り
7,8が開閉自在に設けられ、 閉とされる前記仕切りを変えることにより、タンク4内
が長手方向に二分される長さを可変としたことを特徴と
するハイブリッド車の冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998007179U JP3057161U (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | ハイブリッド車の冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998007179U JP3057161U (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | ハイブリッド車の冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3057161U true JP3057161U (ja) | 1999-03-30 |
Family
ID=43191098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998007179U Expired - Lifetime JP3057161U (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | ハイブリッド車の冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3057161U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001330387A (ja) * | 2000-03-16 | 2001-11-30 | Denso Corp | 複式熱交換器 |
JP2005536711A (ja) * | 2002-08-28 | 2005-12-02 | ヴァレオ テルミーク モツール | 自動車用熱交換モジュールおよびこのモジュールを備えるシステム |
-
1998
- 1998-08-31 JP JP1998007179U patent/JP3057161U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001330387A (ja) * | 2000-03-16 | 2001-11-30 | Denso Corp | 複式熱交換器 |
JP4599732B2 (ja) * | 2000-03-16 | 2010-12-15 | 株式会社デンソー | 複式熱交換器の製造方法 |
JP2005536711A (ja) * | 2002-08-28 | 2005-12-02 | ヴァレオ テルミーク モツール | 自動車用熱交換モジュールおよびこのモジュールを備えるシステム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |