JP3050991B2 - 工具オフセット形状データ入力式数値制御方法とその装置 - Google Patents
工具オフセット形状データ入力式数値制御方法とその装置Info
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- JP3050991B2 JP3050991B2 JP4101858A JP10185892A JP3050991B2 JP 3050991 B2 JP3050991 B2 JP 3050991B2 JP 4101858 A JP4101858 A JP 4101858A JP 10185892 A JP10185892 A JP 10185892A JP 3050991 B2 JP3050991 B2 JP 3050991B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/02—Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
Landscapes
- Numerical Control (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CAD/CAMからの
出力データを利用してNC加工を行う加工システムにお
ける工具オフセット形状データ入力式数値制御方法とそ
の装置に関し、特に生産性及び操作性を改善した工具オ
フセット形状データ入力式数値制御方法とその装置に関
する。
出力データを利用してNC加工を行う加工システムにお
ける工具オフセット形状データ入力式数値制御方法とそ
の装置に関し、特に生産性及び操作性を改善した工具オ
フセット形状データ入力式数値制御方法とその装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータを用いて形状モデルを設計
し、この形状モデルからNC加工機械による自動加工を
行わせるNCプログラムを効率的に作成するために、C
AD(Computer Aided Design)やCAM(Computer Ai
ded Manufacturing)が使用されている。例えば、特開
昭61ー213901号、特開平1ー123302号及び特開平2ー2059
75号公報には上記技術が開示されている。
し、この形状モデルからNC加工機械による自動加工を
行わせるNCプログラムを効率的に作成するために、C
AD(Computer Aided Design)やCAM(Computer Ai
ded Manufacturing)が使用されている。例えば、特開
昭61ー213901号、特開平1ー123302号及び特開平2ー2059
75号公報には上記技術が開示されている。
【0003】従来のCADやCAMを用いた加工システ
ムのシステム構成が図3に示されている。CAD部10
0で、形状モデルを作成するための形状創成や形状定義
が行われ、例えば、図5(A)に示す形状を表す形状デ
ータが出力される。CAM部150には、工具形状指定
部160から工具オフセット面を作成するための工具形
状を指定する情報が、工具移動経路指定部170から工
具移動経路が、切削条件指定部180から切削速度、送
り速度、ワーク材質、工具材質等の切削条件がそれぞれ
入力される。CAM部150は、該形状データを受け、
形状解釈部151でデコードして形状を解釈する。こう
して解釈された形状データに基づいて、図5(B)に示
すような工具の半径分オフセットした工具オフセット面
を作成する工具オフセット面作成部152から工具オフ
セット形状データが得られる。工具干渉チェック部15
3では、得られた工具オフセット形状データに基づいて
工具オフセット形状の干渉がチェックされ、適正なオフ
セット面が規定される。工具経路データ作成部154で
は、上記データに基づいて、例えば、図5(C)に示す
ような工具の経路が作成され、ポストプロセス部155
で加工機械の種類や切削能力等の条件を加味した処理が
施され、図5(D)に示す如く各微小領域毎の工具の移
動を規定するNCプログラムに変換され、メモリ部15
6に格納される。
ムのシステム構成が図3に示されている。CAD部10
0で、形状モデルを作成するための形状創成や形状定義
が行われ、例えば、図5(A)に示す形状を表す形状デ
ータが出力される。CAM部150には、工具形状指定
部160から工具オフセット面を作成するための工具形
状を指定する情報が、工具移動経路指定部170から工
具移動経路が、切削条件指定部180から切削速度、送
り速度、ワーク材質、工具材質等の切削条件がそれぞれ
入力される。CAM部150は、該形状データを受け、
形状解釈部151でデコードして形状を解釈する。こう
して解釈された形状データに基づいて、図5(B)に示
すような工具の半径分オフセットした工具オフセット面
を作成する工具オフセット面作成部152から工具オフ
セット形状データが得られる。工具干渉チェック部15
3では、得られた工具オフセット形状データに基づいて
工具オフセット形状の干渉がチェックされ、適正なオフ
セット面が規定される。工具経路データ作成部154で
は、上記データに基づいて、例えば、図5(C)に示す
ような工具の経路が作成され、ポストプロセス部155
で加工機械の種類や切削能力等の条件を加味した処理が
施され、図5(D)に示す如く各微小領域毎の工具の移
動を規定するNCプログラムに変換され、メモリ部15
6に格納される。
【0004】こうして、CAM部150内のメモリ15
6に格納されたNCプログラムは、順次、LANを介し
てDNC装置250側に送出される。DNC装置250
側では、送出されたNCプログラムがメモリ251に格
納され、起動指令部260からの起動指令に応答して、
このメモリ251から読み出されたNCプログラムが、
プログラム転送部252から、逐次、NC工作機械40
0の数値制御装置403に送られ、工作機械402を制
御する。
6に格納されたNCプログラムは、順次、LANを介し
てDNC装置250側に送出される。DNC装置250
側では、送出されたNCプログラムがメモリ251に格
納され、起動指令部260からの起動指令に応答して、
このメモリ251から読み出されたNCプログラムが、
プログラム転送部252から、逐次、NC工作機械40
0の数値制御装置403に送られ、工作機械402を制
御する。
【0005】図4には、上記従来の加工システムの構成
例が示されている。ホストコンピュータ側のCAD部1
00とCAM部150から成るCAD/CAM部1で得
られたNCプログラムは、高速通信手段であるLANを
介してDNC装置8(図3の250に相当)に送出さ
れ、メモリ内に格納される。DNC装置8のメモリから
はNCプログラムが逐次読み出され、数値制御装置本体
2に供給される。こうして供給されたNCプログラム
は、通信バッファ25内に格納される。数値制御装置本
体2は、通信バッファ25の他に、数値制御部22、サ
ーボ制御部23、機械シーケンス制御部24を備え、バ
スラインを介してそれぞれ接続されている。通信バッフ
ァ25から読み出されたNCプログラムは、数値制御部
22に送出され、逐次数値制御処理され、サーボ制御部
23によりサーボ制御が行われる。サーボ制御部23か
らの出力は、サーボアンプ4で増幅され、モータ5を回
転制御して、工作機械6を駆動する。機械シーケンス制
御部24は、工具やワークの交換動作などを行うための
制御信号を、I/Oインタフェース部7を介して工作機
械6に供給する。DNC装置8は、同様にして、他の数
値制御装置本体2、サーボアンプ4、モータ5、工作機
械6及びI/Oインタフェース部7にNCプログラムを
出力して複数の工作機械を制御することもできる。
例が示されている。ホストコンピュータ側のCAD部1
00とCAM部150から成るCAD/CAM部1で得
られたNCプログラムは、高速通信手段であるLANを
介してDNC装置8(図3の250に相当)に送出さ
れ、メモリ内に格納される。DNC装置8のメモリから
はNCプログラムが逐次読み出され、数値制御装置本体
2に供給される。こうして供給されたNCプログラム
は、通信バッファ25内に格納される。数値制御装置本
体2は、通信バッファ25の他に、数値制御部22、サ
ーボ制御部23、機械シーケンス制御部24を備え、バ
スラインを介してそれぞれ接続されている。通信バッフ
ァ25から読み出されたNCプログラムは、数値制御部
22に送出され、逐次数値制御処理され、サーボ制御部
23によりサーボ制御が行われる。サーボ制御部23か
らの出力は、サーボアンプ4で増幅され、モータ5を回
転制御して、工作機械6を駆動する。機械シーケンス制
御部24は、工具やワークの交換動作などを行うための
制御信号を、I/Oインタフェース部7を介して工作機
械6に供給する。DNC装置8は、同様にして、他の数
値制御装置本体2、サーボアンプ4、モータ5、工作機
械6及びI/Oインタフェース部7にNCプログラムを
出力して複数の工作機械を制御することもできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
CADとCAMを用いた数値制御方法とそれを用いた装
置は、ホストコンピュータ側のCAD部とCAM部にお
いて、形状データ生成、工具オフセット面作成及びNC
プログラムへの変換処理をすべて行い、全てのNCプロ
グラム作成が完了した後に、NCプログラムをLANを
介してDNC装置に供給している。DNC装置250で
は供給されたNCプログラムをメモリに格納し、起動指
令に応答してNCプログラムがNC工作機械に転送され
てワークが加工制御される。
CADとCAMを用いた数値制御方法とそれを用いた装
置は、ホストコンピュータ側のCAD部とCAM部にお
いて、形状データ生成、工具オフセット面作成及びNC
プログラムへの変換処理をすべて行い、全てのNCプロ
グラム作成が完了した後に、NCプログラムをLANを
介してDNC装置に供給している。DNC装置250で
は供給されたNCプログラムをメモリに格納し、起動指
令に応答してNCプログラムがNC工作機械に転送され
てワークが加工制御される。
【0007】しかしながら、かかる従来方法では、CA
M側での一連の処理に膨大な時間を要し、NC加工の生
産性向上の阻害要因となっていた。また、NC工作機械
側における実際の作業の際、指定された工具がない場
合、加工状態により工具経路を変更したい場合や一部切
削条件を変更したい場合のように現場での設定条件の変
更が生じたときには、上記従来の方法では、該変更条件
をホストコンピュータ側のCAM部に再度入力し、上述
複雑な処理を経てNCプログラムを求め、得られたNC
プログラムをNC工作機械側に送出していた。したがっ
て、CAM側で再度上述複雑な処理を膨大な時間をかけ
て行い、NCプログラムを作成しなければならず、生産
性向上の阻害要因となり、操作性がきわめて悪い。ま
た、CAM側で作成した長大なNCプログラムは、ディ
スク等の記憶媒体に格納しておく必要があり、保管にコ
ストがかかるという問題もあった。
M側での一連の処理に膨大な時間を要し、NC加工の生
産性向上の阻害要因となっていた。また、NC工作機械
側における実際の作業の際、指定された工具がない場
合、加工状態により工具経路を変更したい場合や一部切
削条件を変更したい場合のように現場での設定条件の変
更が生じたときには、上記従来の方法では、該変更条件
をホストコンピュータ側のCAM部に再度入力し、上述
複雑な処理を経てNCプログラムを求め、得られたNC
プログラムをNC工作機械側に送出していた。したがっ
て、CAM側で再度上述複雑な処理を膨大な時間をかけ
て行い、NCプログラムを作成しなければならず、生産
性向上の阻害要因となり、操作性がきわめて悪い。ま
た、CAM側で作成した長大なNCプログラムは、ディ
スク等の記憶媒体に格納しておく必要があり、保管にコ
ストがかかるという問題もあった。
【0008】そこで、本発明の目的は、生産性を向上
し、操作性を改善した工具オフセット形状データ入力式
数値制御方法とその装置を提供することにある。
し、操作性を改善した工具オフセット形状データ入力式
数値制御方法とその装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明による工具オフセット形状データ入力式数値
制御方法は、加工すべきワークの形状データから使用す
る工具の半径分オフセットした工具オフセット形状デー
タを受け取ってNCプログラムを生成する工具オフセッ
ト形状データ入力式数値制御方法であって、加工すべき
ワークの形状データを作成し、前記作成された形状デー
タを受け取って使用する工具の半径分オフセットした工
具オフセット形状データを作成し、前記作成した工具オ
フセット形状データを予め指定した加工工程毎に分割
し、前記分割した工具オフセット形状データを受け取っ
てバッファメモリに一時格納し、前記格納された工具オ
フセット形状データと指定された工具移動経路及び切削
条件とから使用する数値制御工作機械に合ったNCプロ
グラムを生成し、前記生成されたNCプログラムを前記
数値制御工作機械の数値制御部へ逐次転送するように構
成されている。
め、本発明による工具オフセット形状データ入力式数値
制御方法は、加工すべきワークの形状データから使用す
る工具の半径分オフセットした工具オフセット形状デー
タを受け取ってNCプログラムを生成する工具オフセッ
ト形状データ入力式数値制御方法であって、加工すべき
ワークの形状データを作成し、前記作成された形状デー
タを受け取って使用する工具の半径分オフセットした工
具オフセット形状データを作成し、前記作成した工具オ
フセット形状データを予め指定した加工工程毎に分割
し、前記分割した工具オフセット形状データを受け取っ
てバッファメモリに一時格納し、前記格納された工具オ
フセット形状データと指定された工具移動経路及び切削
条件とから使用する数値制御工作機械に合ったNCプロ
グラムを生成し、前記生成されたNCプログラムを前記
数値制御工作機械の数値制御部へ逐次転送するように構
成されている。
【0010】また、本発明による工具オフセット形状デ
ータ入力式数値制御装置は、加工すべきワークの形状デ
ータから使用する工具の半径分オフセットした工具オフ
セット形状データを受け取ってNCプログラムを生成す
る工具オフセット形状データ入力式数値制御装置であっ
て、加工すべきワークの形状データを作成するCAD手
段と、前記CAD手段で作成された形状データを受け取
って使用する工具の半径分オフセットした工具オフセッ
ト形状データを作成し、前記作成した工具オフセット形
状データを予め指定した加工工程毎に分割するCAM手
段と、前記CAM手段で分割した工具オフセット形状デ
ータを受け取って一時格納するバッファメモリ、前記バ
ッファメモリに格納された工具オフセット形状データと
指定された工具移動経路とから工具経路データを作成す
る工具経路データ作成手段、及び前記工具経路データ作
成手段で作成された工具経路データと指定された切削条
件とから使用する数値制御工作機械に合ったNCプログ
ラムを生成するポストプロセス手段からなる高速データ
処理手段と、前記高速データ処理手段のポストプロセス
手段から逐次転送されるNCプログラムを受け取り前記
数値制御工作機械に前記NCプログラムに対応する動作
指令を発する数値制御手段と、で構成される。
ータ入力式数値制御装置は、加工すべきワークの形状デ
ータから使用する工具の半径分オフセットした工具オフ
セット形状データを受け取ってNCプログラムを生成す
る工具オフセット形状データ入力式数値制御装置であっ
て、加工すべきワークの形状データを作成するCAD手
段と、前記CAD手段で作成された形状データを受け取
って使用する工具の半径分オフセットした工具オフセッ
ト形状データを作成し、前記作成した工具オフセット形
状データを予め指定した加工工程毎に分割するCAM手
段と、前記CAM手段で分割した工具オフセット形状デ
ータを受け取って一時格納するバッファメモリ、前記バ
ッファメモリに格納された工具オフセット形状データと
指定された工具移動経路とから工具経路データを作成す
る工具経路データ作成手段、及び前記工具経路データ作
成手段で作成された工具経路データと指定された切削条
件とから使用する数値制御工作機械に合ったNCプログ
ラムを生成するポストプロセス手段からなる高速データ
処理手段と、前記高速データ処理手段のポストプロセス
手段から逐次転送されるNCプログラムを受け取り前記
数値制御工作機械に前記NCプログラムに対応する動作
指令を発する数値制御手段と、で構成される。
【0011】また、本発明による工具オフセット形状デ
ータ入力式数値制御工作機械は、加工すべきワークの形
状データから使用する工具の半径分オフセットした工具
オフセット形状データを受け取ってNCプログラムを生
成する工具オフセット形状データ入力式数値制御工作機
械であって、加工すべきワークの形状データを作成する
CAD手段と、前記CAD手段で作成された形状データ
を受け取って使用する工具の半径分オフセットした工具
オフセット形状データを作成し、前記作成した工具オフ
セット形状データを予め指定した加工工程毎に分割する
CAM手段と、前記CAM手段で分割した工具オフセッ
ト形状データを受け取って一時格納するバッファメモ
リ、前記バッファメモリに格納された工具オフセット形
状データと指定された工具移動経路とから工具経路デー
タを作成する工具経路データ作成手段、及び前記工具経
路データ作成手段で作成された工具経路データと指定さ
れた切削条件とから使用する数値制御工作機械に合った
NCプログラムを生成するポストプロセス手段からなる
高速データ処理手段と、前記高速データ処理手段のポス
トプロセス手段から逐次転送されるNCプログラムを受
け取り動作指令に変換する数値制御手段と、前記数値制
御手段から発せられる動作指令により前記ワークに数値
制御加工を施す工作機械と、で構成されることを特徴と
した工具オフセット形状データ入力式数値制御工作機で
構成される。
ータ入力式数値制御工作機械は、加工すべきワークの形
状データから使用する工具の半径分オフセットした工具
オフセット形状データを受け取ってNCプログラムを生
成する工具オフセット形状データ入力式数値制御工作機
械であって、加工すべきワークの形状データを作成する
CAD手段と、前記CAD手段で作成された形状データ
を受け取って使用する工具の半径分オフセットした工具
オフセット形状データを作成し、前記作成した工具オフ
セット形状データを予め指定した加工工程毎に分割する
CAM手段と、前記CAM手段で分割した工具オフセッ
ト形状データを受け取って一時格納するバッファメモ
リ、前記バッファメモリに格納された工具オフセット形
状データと指定された工具移動経路とから工具経路デー
タを作成する工具経路データ作成手段、及び前記工具経
路データ作成手段で作成された工具経路データと指定さ
れた切削条件とから使用する数値制御工作機械に合った
NCプログラムを生成するポストプロセス手段からなる
高速データ処理手段と、前記高速データ処理手段のポス
トプロセス手段から逐次転送されるNCプログラムを受
け取り動作指令に変換する数値制御手段と、前記数値制
御手段から発せられる動作指令により前記ワークに数値
制御加工を施す工作機械と、で構成されることを特徴と
した工具オフセット形状データ入力式数値制御工作機で
構成される。
【0012】
【作用】本発明では、例えば、CAD/CAM側から送
出された加工工程毎の工具オフセット形状データをLA
N等の通信回線を介して数値制御装置側で受け、数値制
御装置側に設けられた高速データ処理部において、それ
迄に受信した加工工程毎の工具オフセット形状データに
対して工具経路データ作成、NCプログラムへの変換処
理を施して、逐次数値制御部へ転送し、数値制御加工を
行うことにより、CAM側での処理時間を大幅に短縮
し、作業現場での条件指定、変更に即応でき、加工シス
テムの生産性及び操作性が大幅に向上している。
出された加工工程毎の工具オフセット形状データをLA
N等の通信回線を介して数値制御装置側で受け、数値制
御装置側に設けられた高速データ処理部において、それ
迄に受信した加工工程毎の工具オフセット形状データに
対して工具経路データ作成、NCプログラムへの変換処
理を施して、逐次数値制御部へ転送し、数値制御加工を
行うことにより、CAM側での処理時間を大幅に短縮
し、作業現場での条件指定、変更に即応でき、加工シス
テムの生産性及び操作性が大幅に向上している。
【0013】
【実施例】次に、本発明について図面を参照しながら説
明する。図1は、本発明による工具オフセット形状デー
タ入力式数値制御方法の一実施例の処理手順を示すフロ
ーチャートである。本実施例では、ホストコンピュータ
側に設けたCAD部100で形状創成及び形状が定義さ
れて得られる形状データがCAM部200に送出され
る。CAM部200の形状解析部201、工具オフセッ
ト面作成部202及び工具干渉チェック部203におい
て、図3と同様な処理が施される。工具形状指令部21
0からは工具形状が、加工工程順序指定部220からは
加工工程順序が、それぞれCAM部200に供給され
る。こうして、加工工程毎に分割された工具オフセット
形状データは、LANを介してNC工作機械側に設置さ
れた高速データ処理部300に送出される。
明する。図1は、本発明による工具オフセット形状デー
タ入力式数値制御方法の一実施例の処理手順を示すフロ
ーチャートである。本実施例では、ホストコンピュータ
側に設けたCAD部100で形状創成及び形状が定義さ
れて得られる形状データがCAM部200に送出され
る。CAM部200の形状解析部201、工具オフセッ
ト面作成部202及び工具干渉チェック部203におい
て、図3と同様な処理が施される。工具形状指令部21
0からは工具形状が、加工工程順序指定部220からは
加工工程順序が、それぞれCAM部200に供給され
る。こうして、加工工程毎に分割された工具オフセット
形状データは、LANを介してNC工作機械側に設置さ
れた高速データ処理部300に送出される。
【0014】高速データ処理部300では、CAM部2
00から供給された工程毎に分割された工具オフセット
形状データがメモリ301に一時格納され、メモリ30
1から読み出されたデータに基づいて、工具経路データ
作成部302により工具経路データが作成される。この
工具経路データが工具中心移動軌跡を表す図形で、いわ
ゆるCLデータと呼ばれるものである。ポストプロセス
部303で、上述と同様なポストプロセス処理が施され
て、NCプログラムに変換され、後段の数値制御部40
1に転送されて、工作機械402に対する動作が指令さ
れる。高速データ処理部300には、工具移動経路指定
部310、修正工具径指定部320、切削条件指定部3
30、起動指令部340が接続されている。本実施例で
は、高速データ処理部300において、修正工具や切削
条件変更を指定した場合、加工工程毎に対応NCプログ
ラムへの変換処理が行われている。したがって、従来の
ように、CAM側での膨大な再処理が不要となり、生産
性及び操作性が著しく改善される。この高速データ処理
部300と数値制御部401とで本発明の工具オフセッ
ト形状データ入力式数値制御装置が構成され、更に工作
機械402を含めて本発明の工具オフセット形状データ
入力式数値制御工作機械が構成される。
00から供給された工程毎に分割された工具オフセット
形状データがメモリ301に一時格納され、メモリ30
1から読み出されたデータに基づいて、工具経路データ
作成部302により工具経路データが作成される。この
工具経路データが工具中心移動軌跡を表す図形で、いわ
ゆるCLデータと呼ばれるものである。ポストプロセス
部303で、上述と同様なポストプロセス処理が施され
て、NCプログラムに変換され、後段の数値制御部40
1に転送されて、工作機械402に対する動作が指令さ
れる。高速データ処理部300には、工具移動経路指定
部310、修正工具径指定部320、切削条件指定部3
30、起動指令部340が接続されている。本実施例で
は、高速データ処理部300において、修正工具や切削
条件変更を指定した場合、加工工程毎に対応NCプログ
ラムへの変換処理が行われている。したがって、従来の
ように、CAM側での膨大な再処理が不要となり、生産
性及び操作性が著しく改善される。この高速データ処理
部300と数値制御部401とで本発明の工具オフセッ
ト形状データ入力式数値制御装置が構成され、更に工作
機械402を含めて本発明の工具オフセット形状データ
入力式数値制御工作機械が構成される。
【0015】図2には、図1に示す実施例のシステム構
成図が示されている。図2において、図4と同一符号が
付されている構成部は同様機能を有する構成部を示す。
CAD部100とCAM部200を有するCAD/CA
M部1からは、工具オフセット形状データがLANを介
して、各数値制御装置本体2内に設けられた高速データ
処理部21(図1の300に相当する)に供給される。
高速データ処理部21には、表示・入力部3が接続され
ている。表示・入力部3は、図1における工具移動経路
指定部310、修正工具径指定部320、切削条件指定
部330、起動指令部340等を含み、動作状態等の情
報を表示したり、入力したりする。以上のような構成に
おいて、加工工程毎に分割された工具オフセット形状デ
ータは、CAD/CAM部1から数値制御装置本体2内
の高速データ処理部21にLANを介して高速転送さ
れ、バッファメモリに逐次格納される。
成図が示されている。図2において、図4と同一符号が
付されている構成部は同様機能を有する構成部を示す。
CAD部100とCAM部200を有するCAD/CA
M部1からは、工具オフセット形状データがLANを介
して、各数値制御装置本体2内に設けられた高速データ
処理部21(図1の300に相当する)に供給される。
高速データ処理部21には、表示・入力部3が接続され
ている。表示・入力部3は、図1における工具移動経路
指定部310、修正工具径指定部320、切削条件指定
部330、起動指令部340等を含み、動作状態等の情
報を表示したり、入力したりする。以上のような構成に
おいて、加工工程毎に分割された工具オフセット形状デ
ータは、CAD/CAM部1から数値制御装置本体2内
の高速データ処理部21にLANを介して高速転送さ
れ、バッファメモリに逐次格納される。
【0016】オペレータは、工具移動経路の指定と切削
条件(送り速度、主軸回転数、ワーク機質、工具材質
等)を表示・入力部3から指定して、起動指令部310
から起動指令を与える。高速データ処理部21では、C
AM部200で生成された工具オフセット形状データか
ら指定工具経路により自動的に工具経路の作成が行わ
れ、更に、指定切削条件により機械の形態に合致したN
Cプログラムが作成され、そのNCプログラムが逐次数
値制御部22に転送される。また、本実施例では、工作
機械側の機械情報(例えば、機械アラーム情報)をLA
Nを介してCAM/CAD側に通知することも可能であ
る。
条件(送り速度、主軸回転数、ワーク機質、工具材質
等)を表示・入力部3から指定して、起動指令部310
から起動指令を与える。高速データ処理部21では、C
AM部200で生成された工具オフセット形状データか
ら指定工具経路により自動的に工具経路の作成が行わ
れ、更に、指定切削条件により機械の形態に合致したN
Cプログラムが作成され、そのNCプログラムが逐次数
値制御部22に転送される。また、本実施例では、工作
機械側の機械情報(例えば、機械アラーム情報)をLA
Nを介してCAM/CAD側に通知することも可能であ
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による工具
オフセット形状データ入力式数値制御方法とその装置
は、CAD/CAM側から送出された加工工程毎の工具
オフセット形状データをLAN等の通信回線を介して数
値制御装置側で受け、数値制御装置側に設けられた高速
データ処理部において、それ迄に受信した加工工程毎の
工具オフセット形状データに対して工具経路データ作
成、NCプログラムへの変換処理を施して、逐次、数値
制御部へ転送し、数値制御加工しているので、CAM側
での処理時間が大幅に短縮される。また、作業現場での
条件指定、変更が行われても、CAM側での再処理が行
われず、加工システムの生産性及び操作性が大幅に向上
される。更に、長大なNCプログラムの保管が不要とな
るので、経済性の面でも有益である。
オフセット形状データ入力式数値制御方法とその装置
は、CAD/CAM側から送出された加工工程毎の工具
オフセット形状データをLAN等の通信回線を介して数
値制御装置側で受け、数値制御装置側に設けられた高速
データ処理部において、それ迄に受信した加工工程毎の
工具オフセット形状データに対して工具経路データ作
成、NCプログラムへの変換処理を施して、逐次、数値
制御部へ転送し、数値制御加工しているので、CAM側
での処理時間が大幅に短縮される。また、作業現場での
条件指定、変更が行われても、CAM側での再処理が行
われず、加工システムの生産性及び操作性が大幅に向上
される。更に、長大なNCプログラムの保管が不要とな
るので、経済性の面でも有益である。
【図1】本発明による工具オフセット形状データ入力式
数値制御方法の一実施例のシステム図である。
数値制御方法の一実施例のシステム図である。
【図2】本発明による工具オフセット形状データ入力式
数値制御方法の一実施例のシステム構成図である。
数値制御方法の一実施例のシステム構成図である。
【図3】従来の加工システムのシステム図である。
【図4】従来の加工システムのシステム構成図である。
【図5】形状データからNCプログラムへのデータ変換
過程の例を示す図である。
過程の例を示す図である。
100 CAD部 200 CAM部 210 工具形状指定部 220 加工工程順序指定部 300 高速データ処理部 310 工具移動経路指定部 320 修正工具径指定部 330 切削条件指定部 340 起動指令部 401 数値制御部 402 工作機械
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/4093 G05B 19/4097
Claims (3)
- 【請求項1】加工すべきワークの形状データから使用す
る工具の半径分オフセットした工具オフセット形状デー
タを受け取ってNCプログラムを生成する工具オフセッ
ト形状データ入力式数値制御方法であって、加工すべきワークの形状データを作成し、 前記作成された形状データを受け取って使用する工具の
半径分オフセットした工具オフセット形状データを作成
し、 前記作成した工具オフセット形状データを予め指定した
加工工程毎に分割し、 前記分割した 工具オフセット形状データを受け取ってバ
ッファメモリに一時格納し、 前記格納された工具オフセット形状データと指定された
工具移動経路及び切削条件とから使用する数値制御工作
機械に合ったNCプログラムを生成し、 前記生成されたNCプログラムを前記数値制御工作機械
の数値制御部へ逐次転送することを特徴とした工具オフ
セット形状データ入力式数値制御方法。 - 【請求項2】加工すべきワークの形状データから使用す
る工具の半径分オフセットした工具オフセット形状デー
タを受け取ってNCプログラムを生成する工具オフセッ
ト形状データ入力式数値制御装置であって、加工すべきワークの形状データを作成するCAD手段
と、 前記CAD手段で作成された形状データを受け取って使
用する工具の半径分オフセットした工具オフセット形状
データを作成し、前記作成した工具オフセット形状デー
タを予め指定した加工工程毎に分割するCAM手段と、 前記CAM手段で分割した 工具オフセット形状データを
受け取って一時格納するバッファメモリ、前記バッファ
メモリに格納された工具オフセット形状データと指定さ
れた工具移動経路とから工具経路データを作成する工具
経路データ作成手段、及び前記工具経路データ作成手段
で作成された工具経路データと指定された切削条件とか
ら使用する数値制御工作機械に合ったNCプログラムを
生成するポストプロセス手段からなる高速データ処理手
段と、 前記高速データ処理手段のポストプロセス手段から逐次
転送されるNCプログラムを受け取り前記数値制御工作
機械に前記NCプログラムに対応する動作指令を発する
数値制御手段と、 で構成されることを特徴とした工具オフセット形状デー
タ入力式数値制御装置。 - 【請求項3】加工すべきワークの形状データから使用す
る工具の半径分オフセットした工具オフセット形状デー
タを受け取ってNCプログラムを生成する工具オフセッ
ト形状データ入力式数値制御工作機械であって、加工すべきワークの形状データを作成するCAD手段
と、 前記CAD手段で作成された形状データを受け取って使
用する工具の半径分オフセットした工具オフセット形状
データを作成し、前記作成した工具オフセット形状デー
タを予め指定した加工工程毎に分割するCAM手段と、 前記CAM手段で分割した 工具オフセット形状データを
受け取って一時格納するバッファメモリ、前記バッファ
メモリに格納された工具オフセット形状データと指定さ
れた工具移動経路とから工具経路データを作成する工具
経路データ作成手段、及び前記工具経路データ作成手段
で作成された工具経路データと指定された切削条件とか
ら使用する数値制御工作機械に合ったNCプログラムを
生成するポストプロセス手段からなる高速データ処理手
段と、 前記高速データ処理手段のポストプロセス手段から逐次
転送されるNCプログラムを受け取り動作指令に変換す
る数値制御手段と、 前記数値制御手段から発せられる動作指令により前記ワ
ークに数値制御加工を施す工作機械と、 で構成されることを特徴とした工具オフセット形状デー
タ入力式数値制御工作機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4101858A JP3050991B2 (ja) | 1992-03-28 | 1992-03-28 | 工具オフセット形状データ入力式数値制御方法とその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4101858A JP3050991B2 (ja) | 1992-03-28 | 1992-03-28 | 工具オフセット形状データ入力式数値制御方法とその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05274020A JPH05274020A (ja) | 1993-10-22 |
JP3050991B2 true JP3050991B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=14311720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4101858A Expired - Fee Related JP3050991B2 (ja) | 1992-03-28 | 1992-03-28 | 工具オフセット形状データ入力式数値制御方法とその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3050991B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100440155B1 (ko) * | 2002-05-31 | 2004-07-12 | 현대자동차주식회사 | Nc 내장형 cam 시스템의 드릴가공공정 자동선정 방법 |
CN102799144B (zh) * | 2012-08-21 | 2014-05-21 | 南京航空航天大学 | 基于特征的数控加工程序移植方法 |
JP5982252B2 (ja) * | 2012-10-23 | 2016-08-31 | 東芝機械株式会社 | プログラム生成システム |
CN115485110A (zh) | 2020-05-18 | 2022-12-16 | 发那科株式会社 | 机器人控制装置以及机器人系统 |
-
1992
- 1992-03-28 JP JP4101858A patent/JP3050991B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH05274020A (ja) | 1993-10-22 |
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