JP3050435B2 - 記録装置 - Google Patents
記録装置Info
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- JP3050435B2 JP3050435B2 JP3313990A JP31399091A JP3050435B2 JP 3050435 B2 JP3050435 B2 JP 3050435B2 JP 3313990 A JP3313990 A JP 3313990A JP 31399091 A JP31399091 A JP 31399091A JP 3050435 B2 JP3050435 B2 JP 3050435B2
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- recording
- case
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録データに基づいて
記録手段により被記録材に記録する記録装置に関する。
記録手段により被記録材に記録する記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合機やワークステーションの出力
機器として用いられる記録装置は、データ信号に基づい
て用紙やプラスチック薄板(OHPなど)等の被記録材
(記録媒体)に画像(文字や記号も含む)を記録してい
くように構成されている。前記記録装置は、使用する記
録手段の記録方式により、インクジェット式、ワイヤド
ット式、感熱式、熱転写式、レーザービーム式等に分け
ることができる。
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合機やワークステーションの出力
機器として用いられる記録装置は、データ信号に基づい
て用紙やプラスチック薄板(OHPなど)等の被記録材
(記録媒体)に画像(文字や記号も含む)を記録してい
くように構成されている。前記記録装置は、使用する記
録手段の記録方式により、インクジェット式、ワイヤド
ット式、感熱式、熱転写式、レーザービーム式等に分け
ることができる。
【0003】被記録材の搬送方向(副走査方向)と交叉
する方向に主走査する記録方式を採るシリアルタイプの
記録装置においては、被記録材を所定の記録位置にセッ
トした後、被記録材に沿って移動するキャリッジ上に搭
載した記録手段(記録ヘッド)によって画像を記録(主
走査)し、1行分の記録を終了した後に所定量の紙送り
(副走査)を行ない、その後に次の行の画像を記録(主
走査)するという動作を繰り返すことにより、被記録材
全域の画像記録が行なわれる。一方、被記録材を搬送方
向に送る副走査のみで記録するラインタイプの記録装置
においては、被記録材を所定の記録位置にセットし、一
括して1行分の記録を行なった後、所定量の紙送り(ピ
ッチ送り)を行ない、さらに、次の行の記録を一括して
行なうという動作を繰り返すことにより、被記録材全域
の画像記録が行なわれる。
する方向に主走査する記録方式を採るシリアルタイプの
記録装置においては、被記録材を所定の記録位置にセッ
トした後、被記録材に沿って移動するキャリッジ上に搭
載した記録手段(記録ヘッド)によって画像を記録(主
走査)し、1行分の記録を終了した後に所定量の紙送り
(副走査)を行ない、その後に次の行の画像を記録(主
走査)するという動作を繰り返すことにより、被記録材
全域の画像記録が行なわれる。一方、被記録材を搬送方
向に送る副走査のみで記録するラインタイプの記録装置
においては、被記録材を所定の記録位置にセットし、一
括して1行分の記録を行なった後、所定量の紙送り(ピ
ッチ送り)を行ない、さらに、次の行の記録を一括して
行なうという動作を繰り返すことにより、被記録材全域
の画像記録が行なわれる。
【0004】そのうち、インクジェット式(インクジェ
ット記録装置)は、記録手段(記録ヘッド)に形成され
た複数の吐出口から被記録材へ、データ信号に基づいて
インクを吐出して記録を行なうものであり、記録手段の
コンパクト化が容易であり、高精細な画像を高速で記録
することができ、普通紙に特別の処理を必要とせずに記
録することができ、ランニングコストが安く、ノンイン
パクト方式であるため騒音が少なく、しかも、多色のイ
ンクを使用してカラー画像を記録するのが容易であるな
どの利点を有している。
ット記録装置)は、記録手段(記録ヘッド)に形成され
た複数の吐出口から被記録材へ、データ信号に基づいて
インクを吐出して記録を行なうものであり、記録手段の
コンパクト化が容易であり、高精細な画像を高速で記録
することができ、普通紙に特別の処理を必要とせずに記
録することができ、ランニングコストが安く、ノンイン
パクト方式であるため騒音が少なく、しかも、多色のイ
ンクを使用してカラー画像を記録するのが容易であるな
どの利点を有している。
【0005】特に、熱エネルギーを利用してインクを吐
出するインクジェット式の記録手段(記録ヘッド)は、
エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロ
セスを経て、基板上に製膜された電気熱変換体、電極、
液路壁、天板などを形成することにより、高密度の液路
配置(吐出口配置)を有するものを容易に製造すること
ができ、一層のコンパクト化を図ることができる。
出するインクジェット式の記録手段(記録ヘッド)は、
エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロ
セスを経て、基板上に製膜された電気熱変換体、電極、
液路壁、天板などを形成することにより、高密度の液路
配置(吐出口配置)を有するものを容易に製造すること
ができ、一層のコンパクト化を図ることができる。
【0006】ところで、近年、パソコン等に見られるよ
うにホストコンピュータの小型化が進み、最近ではA4
サイズのノートブック形が広く普及してきた。それに合
わせるように、出力機器である記録装置も小型のものが
開発され、ノートブック形や長細い長方体のものが出現
し、持ち運びはもとより机の引き出し等への収納も可能
になってきた。
うにホストコンピュータの小型化が進み、最近ではA4
サイズのノートブック形が広く普及してきた。それに合
わせるように、出力機器である記録装置も小型のものが
開発され、ノートブック形や長細い長方体のものが出現
し、持ち運びはもとより机の引き出し等への収納も可能
になってきた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、小型化が進
み持ち運びや収納が可能となるに従って、使用時に最適
な形態と非使用時に最適な形態との差異(ギャップ)が
大きくなり、不都合が生じるようになってきた。例え
ば、非使用時には、持ち運びや収納に便利なように薄型
が有利であるが、使用時には用紙の搬送に適した形態が
要求され薄型は不利である。また、インターフェイス
(I/F)コネクタや電源コネクタあるいは装置機能設
定用のディップスイッチなど、非使用時に不要なものは
持ち運び時や収納時に汚れたり破損したりしないように
保護する必要がある。本発明はこのような課題に鑑みて
なされたものであり、本発明の目的は、記録ヘッドによ
る被記録材への記録の実行にとって好適な形態となる使
用時の形態と、記録装置の持ち運びに適した形態となる
非使用時の形態とに変化させることができ、電気的構成
が容易になり、また、簡単な構成で、非使用時において
不要となる前記コネクタや装置機能設定用のスイッチを
持ち運びや収納時に汚したり破損したりすることのない
ように自動的に保護することができる記録装置を提供す
ることである。
み持ち運びや収納が可能となるに従って、使用時に最適
な形態と非使用時に最適な形態との差異(ギャップ)が
大きくなり、不都合が生じるようになってきた。例え
ば、非使用時には、持ち運びや収納に便利なように薄型
が有利であるが、使用時には用紙の搬送に適した形態が
要求され薄型は不利である。また、インターフェイス
(I/F)コネクタや電源コネクタあるいは装置機能設
定用のディップスイッチなど、非使用時に不要なものは
持ち運び時や収納時に汚れたり破損したりしないように
保護する必要がある。本発明はこのような課題に鑑みて
なされたものであり、本発明の目的は、記録ヘッドによ
る被記録材への記録の実行にとって好適な形態となる使
用時の形態と、記録装置の持ち運びに適した形態となる
非使用時の形態とに変化させることができ、電気的構成
が容易になり、また、簡単な構成で、非使用時において
不要となる前記コネクタや装置機能設定用のスイッチを
持ち運びや収納時に汚したり破損したりすることのない
ように自動的に保護することができる記録装置を提供す
ることである。
【0008】
【課題解決のための手段】請求項1の発明は、上記目的
を達成するため、記録データに基づいて記録ヘッドによ
り被記録材に記録を実行する記録装置において、前記記
録ヘッドを収容するための第1のケースと、制御基板を
収容して前記第1のケースに対して相対的な回動変位が
可能となるように結合され、前記第1のケースとの結合
による記録装置の形態が前記相対的な回動変位に応じて
当該記録装置の使用時の形態と非使用時の形態とに変化
する第2のケースと、を有し、前記使用時の形態におい
ては露出するとともに前記非使用時の形態においては前
記第1のケースによって覆われる前記第2のケースの部
位に、当該記録装置の外部との接続のためのコネクタが
設けられていることを特徴とする。
を達成するため、記録データに基づいて記録ヘッドによ
り被記録材に記録を実行する記録装置において、前記記
録ヘッドを収容するための第1のケースと、制御基板を
収容して前記第1のケースに対して相対的な回動変位が
可能となるように結合され、前記第1のケースとの結合
による記録装置の形態が前記相対的な回動変位に応じて
当該記録装置の使用時の形態と非使用時の形態とに変化
する第2のケースと、を有し、前記使用時の形態におい
ては露出するとともに前記非使用時の形態においては前
記第1のケースによって覆われる前記第2のケースの部
位に、当該記録装置の外部との接続のためのコネクタが
設けられていることを特徴とする。
【0009】請求項4の発明は、上記目的を達成するた
め、記録データに基づいて記録ヘッドにより被記録材に
記録を実行する記録装置において、前記記録ヘッドを収
容するための第1のケースと、制御基板を収容して前記
第1のケースに対して相対的な回動変位が可能となるよ
うに結合され、前記第1のケースとの結合による記録装
置の形態が前記相対的な回動変位に応じて当該記録装置
の使用時の形態と非使用時の形態とに変化する第2のケ
ースと、を有し、前記使用時の形態においては露出する
とともに前記非使用時の形態においては前記第1のケー
スによって覆われる前記第2のケースの部位に、当該記
録装置の機能設定用のスイッチが設けられていることを
特徴とする。
め、記録データに基づいて記録ヘッドにより被記録材に
記録を実行する記録装置において、前記記録ヘッドを収
容するための第1のケースと、制御基板を収容して前記
第1のケースに対して相対的な回動変位が可能となるよ
うに結合され、前記第1のケースとの結合による記録装
置の形態が前記相対的な回動変位に応じて当該記録装置
の使用時の形態と非使用時の形態とに変化する第2のケ
ースと、を有し、前記使用時の形態においては露出する
とともに前記非使用時の形態においては前記第1のケー
スによって覆われる前記第2のケースの部位に、当該記
録装置の機能設定用のスイッチが設けられていることを
特徴とする。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明を適用した記録装置の第1実施例の
模式的縦断面図である。なお、図1中の実線は記録装置
の使用時の状態を示し、二点鎖線は非使用時の状態を示
す。図1において、1は記録機構部を示し、この記録機
構部1は、記録ヘッド(記録手段)11、プラテン1
2、紙送りローラ13、記録ヘッド11の被記録材4に
沿う往復移動(主走査)を案内するためのガイド軸1
4、記録ヘッド11(またはキャリッジ)を往復移動さ
せるための駆動モータ(不図示)、該駆動モータの動力
を伝達するためのベルト機構(不図示)等の記録に要す
る機構(メカ)部品、センサ並びにモータなどから成っ
ている。2は制御部を示し、この制御部2は、制御基板
21、インターフェイスコネクタ22、パネルスイッチ
部23など、制御およびインターフェイスに関する部品
で構成されている。
する。図1は本発明を適用した記録装置の第1実施例の
模式的縦断面図である。なお、図1中の実線は記録装置
の使用時の状態を示し、二点鎖線は非使用時の状態を示
す。図1において、1は記録機構部を示し、この記録機
構部1は、記録ヘッド(記録手段)11、プラテン1
2、紙送りローラ13、記録ヘッド11の被記録材4に
沿う往復移動(主走査)を案内するためのガイド軸1
4、記録ヘッド11(またはキャリッジ)を往復移動さ
せるための駆動モータ(不図示)、該駆動モータの動力
を伝達するためのベルト機構(不図示)等の記録に要す
る機構(メカ)部品、センサ並びにモータなどから成っ
ている。2は制御部を示し、この制御部2は、制御基板
21、インターフェイスコネクタ22、パネルスイッチ
部23など、制御およびインターフェイスに関する部品
で構成されている。
【0011】図1は記録装置がインクジェット記録装置
である場合を例示し、前記記録ヘッド(記録手段)11
は、熱エネルギーを利用してインクを吐出するインクジ
ェット記録手段であって、熱エネルギーを発生するため
の電気熱変換体を備えたものである。また、前記記録手
段11は、前記電気熱変換体によって印加される熱エネ
ルギーにより生じる膜沸騰による気泡の成長、収縮によ
って生じる圧力変化を利用して、吐出口よりインクを吐
出させ、記録を行なうものである。
である場合を例示し、前記記録ヘッド(記録手段)11
は、熱エネルギーを利用してインクを吐出するインクジ
ェット記録手段であって、熱エネルギーを発生するため
の電気熱変換体を備えたものである。また、前記記録手
段11は、前記電気熱変換体によって印加される熱エネ
ルギーにより生じる膜沸騰による気泡の成長、収縮によ
って生じる圧力変化を利用して、吐出口よりインクを吐
出させ、記録を行なうものである。
【0012】図2は、前記記録手段(記録ヘッド)11
のインク吐出部の構造を模式的に示す部分斜視図であ
る。図2において、被記録材4と所定の隙間(例えば、
約0.5〜2.0ミリ程度)をおいて対面する吐出口形
成面51には、所定のピッチで複数の吐出口52が形成
され、共通液室53と各吐出口52とを連通する各液路
54の壁面に沿ってインク吐出用のエネルギーを発生す
るための電気熱変換体(発熱抵抗体など)55が配設さ
れている。本例においては、記録ヘッド11は、前記吐
出口52が主走査方向(記録ヘッド11の移動方向)と
交叉する方向に並ぶような位置関係で装着されている。
こうして、画像信号(記録データ)または吐出信号に基
づいて対応する電気熱変換体55を駆動(通電)して、
液路54内のインクを膜沸騰させ、その時に発生する圧
力によって吐出口52からインクを吐出させる記録ヘッ
ド11が構成されている。
のインク吐出部の構造を模式的に示す部分斜視図であ
る。図2において、被記録材4と所定の隙間(例えば、
約0.5〜2.0ミリ程度)をおいて対面する吐出口形
成面51には、所定のピッチで複数の吐出口52が形成
され、共通液室53と各吐出口52とを連通する各液路
54の壁面に沿ってインク吐出用のエネルギーを発生す
るための電気熱変換体(発熱抵抗体など)55が配設さ
れている。本例においては、記録ヘッド11は、前記吐
出口52が主走査方向(記録ヘッド11の移動方向)と
交叉する方向に並ぶような位置関係で装着されている。
こうして、画像信号(記録データ)または吐出信号に基
づいて対応する電気熱変換体55を駆動(通電)して、
液路54内のインクを膜沸騰させ、その時に発生する圧
力によって吐出口52からインクを吐出させる記録ヘッ
ド11が構成されている。
【0013】図3は図1の記録装置(第1実施例)の外
観斜視図であり、記録機構部1と制御部2はヒンジ部3
(左右2ヶ所)によって回動自在に連結されている。図
3は非使用時の状態を示し、薄型のノートブックタイプ
であり、持ち運びや収納に非常に都合が良い。図4は図
1の記録装置(第1実施例)の使用時の状態を示す外観
斜視図である。図3および図4において、記録機構部1
は、図3の非使用状態から、ヒンジ部3を中心に約90
度に折り曲げて図4の使用状態にすることができ、この
使用状態では、被記録材4を装置後方から挿入し、装置
前方へ排出することができる。
観斜視図であり、記録機構部1と制御部2はヒンジ部3
(左右2ヶ所)によって回動自在に連結されている。図
3は非使用時の状態を示し、薄型のノートブックタイプ
であり、持ち運びや収納に非常に都合が良い。図4は図
1の記録装置(第1実施例)の使用時の状態を示す外観
斜視図である。図3および図4において、記録機構部1
は、図3の非使用状態から、ヒンジ部3を中心に約90
度に折り曲げて図4の使用状態にすることができ、この
使用状態では、被記録材4を装置後方から挿入し、装置
前方へ排出することができる。
【0014】図5は図4の使用状態を後側から見た背面
斜視図である。使用状態においては、図5に示すよう
に、折り曲げによって露出した制御部2の後面に、イン
ターフェイスコネクタ22、電源コネクタ26、ディッ
プスイッチ27が設けられており、非使用時(図3)に
保護されていたこれらの入出力部(I/O)は使用時
(図4、図5)に使用可能な状態にされる。すなわち、
装置の非動作(非使用)時には図1中の二点鎖線で示す
ように薄型であったものを、記録動作(使用)時には、
記録機構部1および制御部2を約90度折り曲げること
により記録動作可能な状態にする。記録動作時には、図
5に示すように露出したインターフェイスコネクタ22
や電源コネクタ26などを接続し、電源SW(不図示)
をONにして記録動作を開始する。
斜視図である。使用状態においては、図5に示すよう
に、折り曲げによって露出した制御部2の後面に、イン
ターフェイスコネクタ22、電源コネクタ26、ディッ
プスイッチ27が設けられており、非使用時(図3)に
保護されていたこれらの入出力部(I/O)は使用時
(図4、図5)に使用可能な状態にされる。すなわち、
装置の非動作(非使用)時には図1中の二点鎖線で示す
ように薄型であったものを、記録動作(使用)時には、
記録機構部1および制御部2を約90度折り曲げること
により記録動作可能な状態にする。記録動作時には、図
5に示すように露出したインターフェイスコネクタ22
や電源コネクタ26などを接続し、電源SW(不図示)
をONにして記録動作を開始する。
【0015】また、上記第1実施例においては、記録機
構部1を立てた使用状態で後面となる部分(非使用状態
では底面)に開閉可能な給紙トレイ15が設けられてお
り、記録動作時には、この給紙トレイ15を開いて用紙
やプラスチック薄板等の被記録材4を挿入する。そし
て、被記録材4を紙送りローラ13とピンチローラ16
との間に給紙した状態でON−LINEにし、記録を開
始する。記録信号は、制御部2からヒンジ部3を経由し
て記録機構部1に接続された信号線(不図示)により記
録機構部1のモータや記録ヘッド11などに送られる。
構部1を立てた使用状態で後面となる部分(非使用状態
では底面)に開閉可能な給紙トレイ15が設けられてお
り、記録動作時には、この給紙トレイ15を開いて用紙
やプラスチック薄板等の被記録材4を挿入する。そし
て、被記録材4を紙送りローラ13とピンチローラ16
との間に給紙した状態でON−LINEにし、記録を開
始する。記録信号は、制御部2からヒンジ部3を経由し
て記録機構部1に接続された信号線(不図示)により記
録機構部1のモータや記録ヘッド11などに送られる。
【0016】被記録材4をプラテン12上へ搬送し、所
定の頭出し位置にセットした後、ガイド軸14に沿って
記録ヘッド11をパルスモータ(不図示)等の駆動源に
より往復移動(主走査)させながら記録を行なう。1行
分の記録が終了すると、被記録材4を所定量紙送りし、
次の行の位置に停止させた後、再び記録ヘッド11を移
動させながら次の行の記録を行なう。このような主走査
および副走査を繰り返して1頁分の記録を行なう。この
ような記録を行なう記録機構部1は、制御部2とは別の
ケース17内に収納されている。
定の頭出し位置にセットした後、ガイド軸14に沿って
記録ヘッド11をパルスモータ(不図示)等の駆動源に
より往復移動(主走査)させながら記録を行なう。1行
分の記録が終了すると、被記録材4を所定量紙送りし、
次の行の位置に停止させた後、再び記録ヘッド11を移
動させながら次の行の記録を行なう。このような主走査
および副走査を繰り返して1頁分の記録を行なう。この
ような記録を行なう記録機構部1は、制御部2とは別の
ケース17内に収納されている。
【0017】なお、本実施例では、記録ヘッド11とし
てインクタンク一体型のインクジェット記録ヘッドが使
用されているが、インクタンクと別体インクジェット記
録ヘッド、さらには、熱転写方式、感熱方式、ワイヤド
ット方式、レーザービーム方式の記録ヘッドなど、他の
方式または形態の記録ヘッドを使用してもよい。
てインクタンク一体型のインクジェット記録ヘッドが使
用されているが、インクタンクと別体インクジェット記
録ヘッド、さらには、熱転写方式、感熱方式、ワイヤド
ット方式、レーザービーム方式の記録ヘッドなど、他の
方式または形態の記録ヘッドを使用してもよい。
【0018】記録された被記録材4は順次記録機構部1
から送り出され、制御部2のケース24上へ排出され
る。制御部のケース24には針金等で形成された延長ト
レイ25が出し入れ可能に設けられており、記録時に該
延長トレイ25を引き出しておけば、記録された被記録
材4は記録装置から落下せずに該延長トレイ25上に積
載される。前記パネルスイッチ部23は、制御部2のケ
ース24の上面に設けられているが、被記録材4を積載
する時でも操作できるように、被記録材4の搬送経路か
ら外れた位置、すなわち、ケース24上面の右端または
左端に配置されている。
から送り出され、制御部2のケース24上へ排出され
る。制御部のケース24には針金等で形成された延長ト
レイ25が出し入れ可能に設けられており、記録時に該
延長トレイ25を引き出しておけば、記録された被記録
材4は記録装置から落下せずに該延長トレイ25上に積
載される。前記パネルスイッチ部23は、制御部2のケ
ース24の上面に設けられているが、被記録材4を積載
する時でも操作できるように、被記録材4の搬送経路か
ら外れた位置、すなわち、ケース24上面の右端または
左端に配置されている。
【0019】以上、図1〜図5に示した第1実施例によ
れば、記録機構部1と制御部2をそれぞれ別のケース1
7、24内に収納し、ケース17、24同士をヒンジ部
3で回転可能(約90度回転可能)に連結し、装置使用
時には被記録材4の搬送に適した形態とし、非使用時に
は持ち運びや収納に便利な薄型となる形態とするので、
取り扱いに優れた小型の記録装置が得られた。また、制
御部2またはそのケース24に設けられるインターフェ
イスコネクタ22、電源コネクタ26、装置機能設定用
のディップスイッチ27を、非使用時に記録機構部1の
ケース17で覆われる面に配置したので、持ち運び時や
収納時にこれらを汚損や破損から有効に保護することが
できる記録装置が得られた。
れば、記録機構部1と制御部2をそれぞれ別のケース1
7、24内に収納し、ケース17、24同士をヒンジ部
3で回転可能(約90度回転可能)に連結し、装置使用
時には被記録材4の搬送に適した形態とし、非使用時に
は持ち運びや収納に便利な薄型となる形態とするので、
取り扱いに優れた小型の記録装置が得られた。また、制
御部2またはそのケース24に設けられるインターフェ
イスコネクタ22、電源コネクタ26、装置機能設定用
のディップスイッチ27を、非使用時に記録機構部1の
ケース17で覆われる面に配置したので、持ち運び時や
収納時にこれらを汚損や破損から有効に保護することが
できる記録装置が得られた。
【0020】図6は本発明を適用した記録装置の第2実
施例を示す模式的側面図である。本実施例では、記録機
構部1を制御部2に対しヒンジ部3を中心に約180度
回転させることにより、実線で示す使用状態と二点鎖線
で示す非使用状態を取るように構成されている。図6に
おいては、図1〜図5の第1実施例の各部分と対応する
部分はそれぞれ同一符号で示されており、それらの詳細
説明は省略する。本実施例によっても、非使用時には持
ち運びおよび収納に便利な薄型の形態を取り、使用時に
は被記録材4の搬送に便利な形態を取ることができ、第
1実施例の場合と同様の効果が得られる。また、図6の
第2実施例によれば、さらに、使用状態においても、そ
の断面を正方形に近い長方形とし、余計な出張りの無い
形態とすることができる。すなわち、使用時および非使
用時のいずれの状態においても、持ち運びや収納に有利
であり、使用者が非使用時の形態を選択することが可能
となる。
施例を示す模式的側面図である。本実施例では、記録機
構部1を制御部2に対しヒンジ部3を中心に約180度
回転させることにより、実線で示す使用状態と二点鎖線
で示す非使用状態を取るように構成されている。図6に
おいては、図1〜図5の第1実施例の各部分と対応する
部分はそれぞれ同一符号で示されており、それらの詳細
説明は省略する。本実施例によっても、非使用時には持
ち運びおよび収納に便利な薄型の形態を取り、使用時に
は被記録材4の搬送に便利な形態を取ることができ、第
1実施例の場合と同様の効果が得られる。また、図6の
第2実施例によれば、さらに、使用状態においても、そ
の断面を正方形に近い長方形とし、余計な出張りの無い
形態とすることができる。すなわち、使用時および非使
用時のいずれの状態においても、持ち運びや収納に有利
であり、使用者が非使用時の形態を選択することが可能
となる。
【0021】図7は本発明を適用した記録装置の第3実
施例を示す模式的側面図である。本実施例では、第1実
施例の場合と同様、記録機構部1が制御部2に対してヒ
ンジ部3を介して約90度回転可能に連結されている。
ただし、記録機構部1の前面に開閉可能な排紙トレイ1
8が取り付けられており、さらに、制御部2の背面に設
けられたインターフェイスコネクタ22、電源コネクタ
26、ディップスイッチ27等のコネクタ部28に、ホ
ストコンピュータとしてのノート型パソコン40を連結
して一体化させ得るように構成されている。その他の部
分は図1〜図5の第1実施例の場合と実質上同じ構成を
有しており、それぞれ対応する部分を同一符号で示し、
それらの詳細説明は省略する。図7中の実線はパソコン
40と連結した使用時の記録装置を示し、二点鎖線は薄
型にしてパソコン40の下側に納めた非使用時の記録装
置を示す。
施例を示す模式的側面図である。本実施例では、第1実
施例の場合と同様、記録機構部1が制御部2に対してヒ
ンジ部3を介して約90度回転可能に連結されている。
ただし、記録機構部1の前面に開閉可能な排紙トレイ1
8が取り付けられており、さらに、制御部2の背面に設
けられたインターフェイスコネクタ22、電源コネクタ
26、ディップスイッチ27等のコネクタ部28に、ホ
ストコンピュータとしてのノート型パソコン40を連結
して一体化させ得るように構成されている。その他の部
分は図1〜図5の第1実施例の場合と実質上同じ構成を
有しており、それぞれ対応する部分を同一符号で示し、
それらの詳細説明は省略する。図7中の実線はパソコン
40と連結した使用時の記録装置を示し、二点鎖線は薄
型にしてパソコン40の下側に納めた非使用時の記録装
置を示す。
【0022】図7の第3実施例によれば、前述の第1実
施例の場合と同様の効果が得られる他に、制御部2のコ
ネクタ部28をパソコン(ホスト)40と直接連結する
ので、電気接続用のコードを省略することが可能とな
る。また、未使用時には、記録装置を薄型にして、パソ
コン(ホスト)40の下側にコンパクトに収納すること
が可能となる。
施例の場合と同様の効果が得られる他に、制御部2のコ
ネクタ部28をパソコン(ホスト)40と直接連結する
ので、電気接続用のコードを省略することが可能とな
る。また、未使用時には、記録装置を薄型にして、パソ
コン(ホスト)40の下側にコンパクトに収納すること
が可能となる。
【0023】図8は本発明に関連した記録装置の第1参
考例を示す模式的側面図であり、図9は図8の記録装置
の記録機構部1の内部構造を示す模式的縦断面図であ
る。この第1参考例では、図8に示すように、記録機構
部1は制御部2に対して左右2個づつのリンク(継手)
41で連結され、回転ではなく、平行移動によって使用
時と非使用時の形態を変化させるように構成されてい
る。すなわち、記録機構部1を二点鎖線で示す非使用位
置(下降位置)と実線で示す使用位置(上昇位置)との
間で移動させ得るように構成されている。被記録材4は
図8中に矢印で示す方向に搬送される。
考例を示す模式的側面図であり、図9は図8の記録装置
の記録機構部1の内部構造を示す模式的縦断面図であ
る。この第1参考例では、図8に示すように、記録機構
部1は制御部2に対して左右2個づつのリンク(継手)
41で連結され、回転ではなく、平行移動によって使用
時と非使用時の形態を変化させるように構成されてい
る。すなわち、記録機構部1を二点鎖線で示す非使用位
置(下降位置)と実線で示す使用位置(上昇位置)との
間で移動させ得るように構成されている。被記録材4は
図8中に矢印で示す方向に搬送される。
【0024】図9は使用時の状態を示す。図9におい
て、記録機構部1の被記録材挿入口42の近傍には、ピ
ックアップローラ43、分離板44、分離バネ45など
が配置されている。前記分離板44の表面の摩擦係数は
被記録材4よりも高くピックアップローラ43よりも低
く設定されており、この分離板44は分離バネ45によ
りピックアップローラ43に押し付けられいる。ピック
アップローラ43と分離板44との間に挿入された複数
枚の被記録材4は、分離板44の斜面で1枚づつに分離
され紙送りローラ13へ送られる。次いで、プラテン1
2の位置で記録ヘッド11によって記録された後、排紙
ローラ46により排紙トレイ18上に排出される。この
図8および図9の第1参考例によれば、前述の第1実施
例の場合と同様の効果が得られる他に、制御部2の上面
を給紙トレイに兼用することができ、一層のスペースの
有効活用を図ることができる。
て、記録機構部1の被記録材挿入口42の近傍には、ピ
ックアップローラ43、分離板44、分離バネ45など
が配置されている。前記分離板44の表面の摩擦係数は
被記録材4よりも高くピックアップローラ43よりも低
く設定されており、この分離板44は分離バネ45によ
りピックアップローラ43に押し付けられいる。ピック
アップローラ43と分離板44との間に挿入された複数
枚の被記録材4は、分離板44の斜面で1枚づつに分離
され紙送りローラ13へ送られる。次いで、プラテン1
2の位置で記録ヘッド11によって記録された後、排紙
ローラ46により排紙トレイ18上に排出される。この
図8および図9の第1参考例によれば、前述の第1実施
例の場合と同様の効果が得られる他に、制御部2の上面
を給紙トレイに兼用することができ、一層のスペースの
有効活用を図ることができる。
【0025】図10は本発明に関連した記録装置の第2
参考例の非使用時の状態を示す模式的斜視図であり、図
11は図10の記録装置の使用時の状態を示す模式的斜
視図であり、図12は図10の記録装置の制御部2の上
面に配置されたインターフェイスコネクタ等のコネクタ
部28を示す模式的部分斜視図である。この第2参考例
は、上部の記録機構部1と下部の制御部2を左右にずら
すことにより使用時と非使用時の形態を変化させるよう
に構成されている。記録機構部1の左側面には、紙送り
操作用のノブ47および切り換え操作用のレバー48な
どの操作部が設けられており、制御部2の上面右側端部
には、インターフェイスコネクタ22、電源コネクタ2
6、機能設定用のディップスイッチ27などから成るコ
ネクタ部28が配置されている。
参考例の非使用時の状態を示す模式的斜視図であり、図
11は図10の記録装置の使用時の状態を示す模式的斜
視図であり、図12は図10の記録装置の制御部2の上
面に配置されたインターフェイスコネクタ等のコネクタ
部28を示す模式的部分斜視図である。この第2参考例
は、上部の記録機構部1と下部の制御部2を左右にずら
すことにより使用時と非使用時の形態を変化させるよう
に構成されている。記録機構部1の左側面には、紙送り
操作用のノブ47および切り換え操作用のレバー48な
どの操作部が設けられており、制御部2の上面右側端部
には、インターフェイスコネクタ22、電源コネクタ2
6、機能設定用のディップスイッチ27などから成るコ
ネクタ部28が配置されている。
【0026】図10〜図12の第2参考例においては、
非使用時に、図10に示すように、ノブ47やレバー4
8の出っ張り位置(左側面からの高さ)が制御部2の左
側面と略同一面か、低くなり(引っ込み)、邪魔になら
ないように構成されている。さらに、この非使用時に
は、制御部2の上面右側端部に配置されたインターフェ
イスコネクタ22、電源コネクタ26、機能設定用のデ
ィップスイッチ27などから成るコネクタ部28は、記
録機能部1によって覆われている。一方、使用時には、
図11および図12に示すように、ノブ47およびレバ
ー48の側方への高さ位置が、記録装置の側面(記録機
能部1および制御部2の左側面)から出っ張り(突出
し)、ユーザーがこれらを操作しやすくなり、同時に、
インターフェイスコネクタ22等のコネクタ部28が図
12に示すように露出され、接続可能となるように構成
されている。
非使用時に、図10に示すように、ノブ47やレバー4
8の出っ張り位置(左側面からの高さ)が制御部2の左
側面と略同一面か、低くなり(引っ込み)、邪魔になら
ないように構成されている。さらに、この非使用時に
は、制御部2の上面右側端部に配置されたインターフェ
イスコネクタ22、電源コネクタ26、機能設定用のデ
ィップスイッチ27などから成るコネクタ部28は、記
録機能部1によって覆われている。一方、使用時には、
図11および図12に示すように、ノブ47およびレバ
ー48の側方への高さ位置が、記録装置の側面(記録機
能部1および制御部2の左側面)から出っ張り(突出
し)、ユーザーがこれらを操作しやすくなり、同時に、
インターフェイスコネクタ22等のコネクタ部28が図
12に示すように露出され、接続可能となるように構成
されている。
【0027】図10〜図12の第2参考例によれば、記
録機構部1と制御部2をそれぞれ別のケース17、24
内に収納するとともに、ケース17、24同士を左右方
向に相対移動可能に連結し、使用時にはノブ47やレバ
ー48等の操作部を突出させるとともにインターフェイ
スコネクタ22や電源コネクタ26等を露出させ、非使
用時にはノブ47やレバー48等の操作部を引っ込ませ
るとともにインターフェイスコネクタ22や電源コネク
タ26等を記録機構部1で覆ってしまうように構成した
ので、装置使用時には被記録材4の搬送に適した形態と
することができるとともに、非使用時には持ち運びや収
納に便利な形態とすることができ、しかも、持ち運び時
や収納時にインターフェイスコネクタ22等のコネクタ
部28を汚損や破損から有効に保護し得る記録装置が提
供された。
録機構部1と制御部2をそれぞれ別のケース17、24
内に収納するとともに、ケース17、24同士を左右方
向に相対移動可能に連結し、使用時にはノブ47やレバ
ー48等の操作部を突出させるとともにインターフェイ
スコネクタ22や電源コネクタ26等を露出させ、非使
用時にはノブ47やレバー48等の操作部を引っ込ませ
るとともにインターフェイスコネクタ22や電源コネク
タ26等を記録機構部1で覆ってしまうように構成した
ので、装置使用時には被記録材4の搬送に適した形態と
することができるとともに、非使用時には持ち運びや収
納に便利な形態とすることができ、しかも、持ち運び時
や収納時にインターフェイスコネクタ22等のコネクタ
部28を汚損や破損から有効に保護し得る記録装置が提
供された。
【0028】以上説明した実施例および参考例によれ
ば、記録装置を記録機構部1と制御部2に分割するとと
もに、各部をそれぞれのケース17、24に収納し、そ
れらをヒンジ部3や継手などで回転または平行移動可能
に連結し、かつインターフェイスコネクタ22や電源コ
ネクタ26等のコネクタ部28を記録機構部1と制御部
2の合わせ面に配置したので、使用時と非使用時の形態
をそれぞれに最適な形態に手軽に変換することが可能で
あり、しかも、インターフェイスコネクタ22や電源コ
ネクタ26等のコネクタ部28を非使用時に確実に保護
することが可能な記録装置が得られた。
ば、記録装置を記録機構部1と制御部2に分割するとと
もに、各部をそれぞれのケース17、24に収納し、そ
れらをヒンジ部3や継手などで回転または平行移動可能
に連結し、かつインターフェイスコネクタ22や電源コ
ネクタ26等のコネクタ部28を記録機構部1と制御部
2の合わせ面に配置したので、使用時と非使用時の形態
をそれぞれに最適な形態に手軽に変換することが可能で
あり、しかも、インターフェイスコネクタ22や電源コ
ネクタ26等のコネクタ部28を非使用時に確実に保護
することが可能な記録装置が得られた。
【0029】なお、前述の各実施例では、本発明をイン
クジェット記録装置に適用する場合を例に挙げて説明し
たが、本発明は、ワイヤドット記録装置、レーザービー
ム記録装置、熱転写記録装置、感熱式記録装置など、記
録手段(記録ヘッド)の記録方式に関係なく、種々の記
録装置に対して適用可能なものであり、同様の作用効果
を達成し得るものである。また、前述の各実施例では、
記録手段(記録ヘッド)11をキャリッジに搭載するか
記録手段自体の状態で、被記録材4に沿って主走査する
シリアルタイプの記録装置を例に挙げて説明したが、本
発明は、被記録材の記録幅の全体または一部に対応する
ライン型の記録手段を用いるラインタイプの記録装置の
場合にも、同様に適用することができ、同様の効果を達
成し得るものである。
クジェット記録装置に適用する場合を例に挙げて説明し
たが、本発明は、ワイヤドット記録装置、レーザービー
ム記録装置、熱転写記録装置、感熱式記録装置など、記
録手段(記録ヘッド)の記録方式に関係なく、種々の記
録装置に対して適用可能なものであり、同様の作用効果
を達成し得るものである。また、前述の各実施例では、
記録手段(記録ヘッド)11をキャリッジに搭載するか
記録手段自体の状態で、被記録材4に沿って主走査する
シリアルタイプの記録装置を例に挙げて説明したが、本
発明は、被記録材の記録幅の全体または一部に対応する
ライン型の記録手段を用いるラインタイプの記録装置の
場合にも、同様に適用することができ、同様の効果を達
成し得るものである。
【0030】さらに、本発明は、1個の記録ヘッドを用
いる単色記録用の記録装置、異なる色のインクで記録す
る複数個の記録ヘッドを用いるカラー記録用の記録装
置、あるいは同一色彩で濃度の異なるインクで記録する
複数の記録ヘッドを用いる階調記録用の記録装置など、
記録ヘッドの数にも関係なく同様に適用することがで
き、同様の作用効果を達成し得るものである。さらに、
記録手段(記録ヘッド)としては、記録ヘッドとインク
タンクを一体化したカートリッジタイプのものの他、記
録ヘッドとインクタンクを別体としこれらをインク供給
チューブで接続する構成のものなど、記録手段およびイ
ンクタンクの構成がどのようなものであっても、同様に
適用することができ、同様の効果を達成し得るものであ
る。
いる単色記録用の記録装置、異なる色のインクで記録す
る複数個の記録ヘッドを用いるカラー記録用の記録装
置、あるいは同一色彩で濃度の異なるインクで記録する
複数の記録ヘッドを用いる階調記録用の記録装置など、
記録ヘッドの数にも関係なく同様に適用することがで
き、同様の作用効果を達成し得るものである。さらに、
記録手段(記録ヘッド)としては、記録ヘッドとインク
タンクを一体化したカートリッジタイプのものの他、記
録ヘッドとインクタンクを別体としこれらをインク供給
チューブで接続する構成のものなど、記録手段およびイ
ンクタンクの構成がどのようなものであっても、同様に
適用することができ、同様の効果を達成し得るものであ
る。
【0031】なお、本発明は、インクジェット記録装置
に適用する場合には、例えば、ピエゾ素子等の電気機械
変換体等を用いる記録手段(記録ヘッド)を使用するも
のに適用できるが、中でも、熱エネルギーを利用してイ
ンクを吐出する方式の記録手段を使用するインクジェッ
ト記録装置において優れた効果をもたらすものである。
かかる方式によれば、記録の高密度化、高精細化が達成
できるからである。
に適用する場合には、例えば、ピエゾ素子等の電気機械
変換体等を用いる記録手段(記録ヘッド)を使用するも
のに適用できるが、中でも、熱エネルギーを利用してイ
ンクを吐出する方式の記録手段を使用するインクジェッ
ト記録装置において優れた効果をもたらすものである。
かかる方式によれば、記録の高密度化、高精細化が達成
できるからである。
【0032】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行なうのが好ましい。この方式は、所謂オンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録手段(記録ヘッド)の熱作用面に膜
沸騰させて、結果的にこの駆動信号に一対一対応し液体
(インク)内の気泡を形成出来るので有効である。
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行なうのが好ましい。この方式は、所謂オンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録手段(記録ヘッド)の熱作用面に膜
沸騰させて、結果的にこの駆動信号に一対一対応し液体
(インク)内の気泡を形成出来るので有効である。
【0033】この気泡の成長、収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも一つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行なわれるので、特に応答性
に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4
463359号明細書、同第4345262号明細書に
記載されているようなものが適している。尚、上記熱作
用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第43131
24号明細書に記載されている条件を採用すると、更に
優れた記録を行なうことができる。
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも一つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行なわれるので、特に応答性
に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4
463359号明細書、同第4345262号明細書に
記載されているようなものが適している。尚、上記熱作
用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第43131
24号明細書に記載されている条件を採用すると、更に
優れた記録を行なうことができる。
【0034】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59年第138461号公報に基づいた
構成としても本発明は有効である。すなわち、記録ヘッ
ドの形態がどのようなものであっても、本発明によれ
ば、記録を確実に効率よく行なうことができるようにな
るからである。
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59年第138461号公報に基づいた
構成としても本発明は有効である。すなわち、記録ヘッ
ドの形態がどのようなものであっても、本発明によれ
ば、記録を確実に効率よく行なうことができるようにな
るからである。
【0035】さらに、記録装置が記録できる被記録材
(記録媒体)の最大幅に対応した長さを有するフルライ
ンタイプの記録ヘッドに対しても、本発明は有効に適用
できる。そのような記録ヘッドとしては、複数記録ヘッ
ドの組み合わせによってその長さを満たす構成や、一体
的に形成された1個の記録ヘッドとしての構成のいずれ
でもよい。加えて、上例のようなシリアルタイプのもの
でも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装置
本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や装
置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチッ
プタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体
的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記
録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
(記録媒体)の最大幅に対応した長さを有するフルライ
ンタイプの記録ヘッドに対しても、本発明は有効に適用
できる。そのような記録ヘッドとしては、複数記録ヘッ
ドの組み合わせによってその長さを満たす構成や、一体
的に形成された1個の記録ヘッドとしての構成のいずれ
でもよい。加えて、上例のようなシリアルタイプのもの
でも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装置
本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や装
置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチッ
プタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体
的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記
録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0036】また、本発明に記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対しての、キャッピング手段、クリーニン
グ手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは
別の加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出モードを行なう
ことも安定した記録を行なうために有効である。
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対しての、キャッピング手段、クリーニン
グ手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは
別の加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出モードを行なう
ことも安定した記録を行なうために有効である。
【0037】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば、単色のインクに対応して1個
のみが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複
数のインクに対応して複数個数設けられるものであって
もよい。すなわち、例えば、記録装置の記録モードとし
ては、黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、
記録ヘッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせに
よるか、いずれでもよいが、異なる色の複色カラー又
は、混色によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装
置にも本発明は極めて有効である。
個数についても、例えば、単色のインクに対応して1個
のみが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複
数のインクに対応して複数個数設けられるものであって
もよい。すなわち、例えば、記録装置の記録モードとし
ては、黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、
記録ヘッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせに
よるか、いずれでもよいが、異なる色の複色カラー又
は、混色によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装
置にも本発明は極めて有効である。
【0038】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するもの、あるいは、インクジェット方式で
は、インク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。加えて、
積極的に熱エネルギーによる昇温をインクの固形状態か
ら液体状態への状態変化のエネルギーとして使用せしめ
ることで防止するか、または、インクの蒸発防止を目的
として放置状態で固化するインクを用いるかして、いず
れにしても、熱エネルギーの記録信号に応じた付与によ
ってインクが液化し、液状インクが吐出されるものや、
記録媒体に到達する時点ではすでに固化し始めるもの等
のような、熱エネルギーによって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するもの、あるいは、インクジェット方式で
は、インク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。加えて、
積極的に熱エネルギーによる昇温をインクの固形状態か
ら液体状態への状態変化のエネルギーとして使用せしめ
ることで防止するか、または、インクの蒸発防止を目的
として放置状態で固化するインクを用いるかして、いず
れにしても、熱エネルギーの記録信号に応じた付与によ
ってインクが液化し、液状インクが吐出されるものや、
記録媒体に到達する時点ではすでに固化し始めるもの等
のような、熱エネルギーによって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。
【0039】このような場合のインクは、特開昭54−
56847号公報あるいは特開昭60−71260号公
報に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔
に液状または固形物として保持された状態で、電気熱変
換体に対して対向するような形態としてもよい。本発明
においては、上述した各インクに対して最も有効なもの
は、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
56847号公報あるいは特開昭60−71260号公
報に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔
に液状または固形物として保持された状態で、電気熱変
換体に対して対向するような形態としてもよい。本発明
においては、上述した各インクに対して最も有効なもの
は、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0040】さらに加えて、本発明によるインクジェッ
ト記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理
機器の画像出力端末として用いられるものの他、リーダ
等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有す
るファクシミリ装置の形態を採るもの等であってもよ
い。
ト記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理
機器の画像出力端末として用いられるものの他、リーダ
等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有す
るファクシミリ装置の形態を採るもの等であってもよ
い。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、請求項
1の発明によれば、記録データに基づいて記録ヘッドに
より被記録材に記録を実行する記録装置において、前記
記録ヘッドを収容するための第1のケースと、制御基板
を収容して前記第1のケースに対して相対的な回動変位
が可能となるように結合され、前記第1のケースとの結
合による記録装置の形態が前記相対的な回動変位に応じ
て当該記録装置の使用時の形態と非使用時の形態とに変
化する第2のケースと、を有し、前記使用時の形態にお
いては露出するとともに前記非使用時の形態においては
前記第1のケースによって覆われる前記第2のケースの
部位に、当該記録装置の外部との接続のためのコネクタ
が設けられている構成としたので、記録ヘッドによる被
記録材への記録の実行にとって好適な形態となる使用時
の形態と、記録装置の持ち運びに適した形態となる非使
用時の形態とに変化させることができる他に、制御基板
とコネクタを第2のケースに収容することから電気的構
成が容易になり、また、使用時の形態では露出するとと
もに非使用時の形態においては第1のケースによって覆
われる第2のケースの部位に外部との接続のためのコネ
クタが設けられることから、簡単な構成で、非使用時に
おいて不要となる前記コネクタを持ち運びや収納時に汚
したり破損したりすることのないように自動的に保護す
ることができるという効果が得られる。
1の発明によれば、記録データに基づいて記録ヘッドに
より被記録材に記録を実行する記録装置において、前記
記録ヘッドを収容するための第1のケースと、制御基板
を収容して前記第1のケースに対して相対的な回動変位
が可能となるように結合され、前記第1のケースとの結
合による記録装置の形態が前記相対的な回動変位に応じ
て当該記録装置の使用時の形態と非使用時の形態とに変
化する第2のケースと、を有し、前記使用時の形態にお
いては露出するとともに前記非使用時の形態においては
前記第1のケースによって覆われる前記第2のケースの
部位に、当該記録装置の外部との接続のためのコネクタ
が設けられている構成としたので、記録ヘッドによる被
記録材への記録の実行にとって好適な形態となる使用時
の形態と、記録装置の持ち運びに適した形態となる非使
用時の形態とに変化させることができる他に、制御基板
とコネクタを第2のケースに収容することから電気的構
成が容易になり、また、使用時の形態では露出するとと
もに非使用時の形態においては第1のケースによって覆
われる第2のケースの部位に外部との接続のためのコネ
クタが設けられることから、簡単な構成で、非使用時に
おいて不要となる前記コネクタを持ち運びや収納時に汚
したり破損したりすることのないように自動的に保護す
ることができるという効果が得られる。
【0042】請求項4の発明によれば、記録データに基
づいて記録ヘッドにより被記録材に記録を実行する記録
装置において、前記記録ヘッドを収容するための第1の
ケースと、制御基板を収容して前記第1のケースに対し
て相対的な回動変位が可能となるように結合され、前記
第1のケースとの結合による記録装置の形態が前記相対
的な回動変位に応じて当該記録装置の使用時の形態と非
使用時の形態とに変化する第2のケースと、を有し、前
記使用時の形態においては露出するとともに前記非使用
時の形態においては前記第1のケースによって覆われる
前記第2のケースの部位に、当該記録装置の機能設定用
のスイッチが設けられている構成としたので、記録ヘッ
ドによる被記録材への記録の実行にとって好適な形態と
なる使用時の形態と、記録装置の持ち運びに適した形態
となる非使用時の形態とに変化させることができる他
に、制御基板とコネクタを第2のケースに収容すること
から電気的構成が容易になり、また、使用時の形態では
露出するとともに非使用時の形態においては第1のケー
スによって覆われる第2のケースの部位に機能設定用の
スイッチが設けられることから、簡単な構成で、非使用
時において不要となる機能設定用のスイッチを持ち運び
や収納時に汚したり破損したりすることのないように自
動的に保護することができるという効果が得られる。
づいて記録ヘッドにより被記録材に記録を実行する記録
装置において、前記記録ヘッドを収容するための第1の
ケースと、制御基板を収容して前記第1のケースに対し
て相対的な回動変位が可能となるように結合され、前記
第1のケースとの結合による記録装置の形態が前記相対
的な回動変位に応じて当該記録装置の使用時の形態と非
使用時の形態とに変化する第2のケースと、を有し、前
記使用時の形態においては露出するとともに前記非使用
時の形態においては前記第1のケースによって覆われる
前記第2のケースの部位に、当該記録装置の機能設定用
のスイッチが設けられている構成としたので、記録ヘッ
ドによる被記録材への記録の実行にとって好適な形態と
なる使用時の形態と、記録装置の持ち運びに適した形態
となる非使用時の形態とに変化させることができる他
に、制御基板とコネクタを第2のケースに収容すること
から電気的構成が容易になり、また、使用時の形態では
露出するとともに非使用時の形態においては第1のケー
スによって覆われる第2のケースの部位に機能設定用の
スイッチが設けられることから、簡単な構成で、非使用
時において不要となる機能設定用のスイッチを持ち運び
や収納時に汚したり破損したりすることのないように自
動的に保護することができるという効果が得られる。
【図1】本発明を適用した記録装置の第1実施例の構成
を模式的に示す縦断面図である。
を模式的に示す縦断面図である。
【図2】図1中の記録ヘッドのインク吐出部の構造を模
式的に示す部分斜視図である。
式的に示す部分斜視図である。
【図3】図1の記録装置の非使用時の状態を示す模式的
斜視図である。
斜視図である。
【図4】図1の記録装置の使用時の状態を示す模式的前
方斜視図である。
方斜視図である。
【図5】図1の記録装置の使用時の状態を示す模式的後
方斜視図である。
方斜視図である。
【図6】本発明を適用した記録装置の第2実施例の模式
的側面図である。
的側面図である。
【図7】本発明を適用した記録装置の第3実施例の模式
的側面図である。
的側面図である。
【図8】本発明に関連した記録装置の第1参考例の模式
的側面図である。
的側面図である。
【図9】図8の記録装置の記録機構部の内部構造を示す
模式的縦断面図である。
模式的縦断面図である。
【図10】本発明に関連した記録装置の第2参考例の非
使用時の状態を示す模式的斜視図である。
使用時の状態を示す模式的斜視図である。
【図11】図10の記録装置の使用時の状態を示す模式
的斜視図である。
的斜視図である。
【図12】図11の記録装置のコネクタ部を示す模式的
部分斜視図である。
部分斜視図である。
1 記録機構部 2 制御部 3 ヒンジ部 4 被記録材 11 記録手段(記録ヘッド) 12 プラテン 13 紙送りローラ 15 給紙トレイ 17 第1のケース(記録機構部のケース) 18 排紙トレイ 21 制御基板 22 インターフェイスコネクタ 23 パネルスイッチ部 24 第2のケース(制御部のケース) 26 電源コネクタ 27 ディップスイッチ 28 コネクタ部 40 パソコン(ホスト) 41 リンク(継手) 42 被記録材挿入口 43 ピックアップローラ 44 分離板 46 排紙ローラ 47 ノブ 48 レバー 51 吐出口形成面 52 吐出口 55 電気熱変換体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−51166(JP,A) 特開 平2−175273(JP,A) 特開 昭63−252766(JP,A) 特開 昭63−192113(JP,A) 特開 昭63−303777(JP,A) 実開 昭63−31948(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 29/00 G06F 15/02
Claims (9)
- 【請求項1】 記録データに基づいて記録ヘッドによ
り被記録材に記録を実行する記録装置において、 前記記録ヘッドを収容するための第1のケースと、 制御基板を収容して前記第1のケースに対して相対的な
回動変位が可能となるように結合され、前記第1のケー
スとの結合による記録装置の形態が前記相対的な回動変
位に応じて当該記録装置の使用時の形態と非使用時の形
態とに変化する第2のケースと、 を有し、 前記使用時の形態においては露出するとともに前記非使
用時の形態においては前記第1のケースによって覆われ
る前記第2のケースの部位に、当該記録装置の外部との
接続のためのコネクタが設けられていることを特徴とす
る記録装置。 - 【請求項2】 前記コネクタはインターフェイスコネ
クタであることを特徴とする請求項1に記載の記録装
置。 - 【請求項3】 前記コネクタは電源コネクタであるこ
とを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 【請求項4】 記録データに基づいて記録ヘッドによ
り被記録材に記録を実行する記録装置において、 前記記録ヘッドを収容するための第1のケースと、 制御基板を収容して前記第1のケースに対して相対的な
回動変位が可能となるように結合され、前記第1のケー
スとの結合による記録装置の形態が前記相対的な回動変
位に応じて当該記録装置の使用時の形態と非使用時の形
態とに変化する第2のケースと、 を有し、 前記使用時の形態においては露出するとともに前記非使
用時の形態においては前記第1のケースによって覆われ
る前記第2のケースの部位に、当該記録装置の機能設定
用のスイッチが設けられていることを特徴とする記録装
置。 - 【請求項5】 前記スイッチはディップスイッチであ
ることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。 - 【請求項6】 前記第1のケースと前記第2のケース
とはヒンジで回動自在に結合され、約90度の回動変位
によって前記使用時の形態と前記非使用時の形態とに変
化することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記
載の記録装置。 - 【請求項7】 前記第1のケースと前記第2のケース
とはヒンジで回動自在に結合され、約180度の回動変
位によって前記使用時の形態と前記非使用時の形態とに
変化することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに
記載の記録装置。 - 【請求項8】 前記記録ヘッドは、インクを吐出する
インクジェット記録ヘッドであることを特徴とする請求
項1乃至7のいずれかに記載の記録装置。 - 【請求項9】 前記記録ヘッドは、電気熱変換体を備
え、該電気熱変換体の発する熱エネルギーを用いてイン
クを吐出することを特徴とする請求項8に記載の記録装
置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3313990A JP3050435B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 記録装置 |
CA002081361A CA2081361C (en) | 1991-10-31 | 1992-10-23 | Recording apparatus |
EP92309855A EP0540301B1 (en) | 1991-10-31 | 1992-10-28 | Foldable compact recording apparatus |
DE69226149T DE69226149T2 (de) | 1991-10-31 | 1992-10-28 | Kompaktes zusammenklappbares Aufzeichnungsgerät |
US07/968,327 US5475413A (en) | 1991-10-31 | 1992-10-29 | Portable recording apparatus having relatively movable housing sections |
KR1019920020124A KR0132557B1 (ko) | 1991-10-31 | 1992-10-30 | 기록장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3313990A JP3050435B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05124301A JPH05124301A (ja) | 1993-05-21 |
JP3050435B2 true JP3050435B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=18047900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3313990A Expired - Fee Related JP3050435B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3050435B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69325136T2 (de) * | 1992-09-29 | 2000-03-23 | Canon K.K., Tokio/Tokyo | Apparat zur Papierversorgung |
JP4325156B2 (ja) * | 2002-08-19 | 2009-09-02 | 株式会社沖データ | 印刷装置 |
-
1991
- 1991-10-31 JP JP3313990A patent/JP3050435B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05124301A (ja) | 1993-05-21 |
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---|---|---|---|
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