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JP2000280486A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

Info

Publication number
JP2000280486A
JP2000280486A JP8744699A JP8744699A JP2000280486A JP 2000280486 A JP2000280486 A JP 2000280486A JP 8744699 A JP8744699 A JP 8744699A JP 8744699 A JP8744699 A JP 8744699A JP 2000280486 A JP2000280486 A JP 2000280486A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
paper
print head
ink jet
cartridge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8744699A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Ota
政典 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP8744699A priority Critical patent/JP2000280486A/ja
Publication of JP2000280486A publication Critical patent/JP2000280486A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】薄型ながら容量の大きいインクカートリッジを
備え印字ヘッドにインクを円滑に供給するインクジェッ
トプリンタを提供する。 【解決手段】カートリッジホルダ23をヒンジ42を支
点にして上に回動させると、押圧から開放された用紙搬
入トレー28がヒンジ36部分を不図示のバネにより上
方向へ付勢されて第1斜面28aと第2斜面28bが一
直線になってピン37とヒンジ41間に平面を形成し、
インクカートリッジ部が回動前に位置していた格納空間
に用紙数十枚分の厚さに相当する高さの用紙搬入路を形
成すると共にインクカートリッジ24がオス型連結チュ
ーブ26との結合部を下にして斜めに持ち上がって内部
のインク34が自重でタンク下方に集中する。これによ
り上記用紙搬入路への用紙43の給紙が容易となり、イ
ンク34の上下面に生じた大きな高低差によりインク3
4がサブタンク25つまり印字ヘッド22に効率よく供
給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯に適する薄型
ながらも十分なインクを収容したインクタンクを備えた
インクジェットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェット方式のプリンタ
(インクジェットプリンタ)が広く用いられている。こ
のインクジェットプリンタの印字方式には、ピエゾ素子
などの電気機械変換素子を用いてインクチャンバーに機
械的変形による圧力を生じさせて微小ノズルからインク
滴を吐出させるピエゾ方式や、微細なインク室に配した
発熱素子に電気パルスを与え高速で発熱素子とインクと
の界面に気泡を発生させてその気泡の成長力を利用して
微小ノズルからインク滴を吐出させるサーマル方式等が
ある。
【0003】これらは、色材たるインクをインク滴にし
て直接記録紙に向かって吐出するという工程により、粉
末状の印材であるトナーを用いる電子写真方式と比較し
た場合、印字エネルギーが低くて済み、騒音の発生が少
なく、特別な定着処理を必要とせず、印字ドットを小さ
くできるので高画質であり、また、印字に使用されるイ
ンクの量には例えば熱転写インクリボンのような無駄が
無く、したがって、コストパフォーマンスに優れている
とされ、このため特にパーソナル用プリンタとして広く
用いられている印字方式である。
【0004】また、このインクジェットプリンタは、イ
ンクの混合によって印字画像のフルカラー化が容易であ
るという利点も有している。通常、フルカラー印字にお
いては、減法混色の三原色であるイエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)の3色に、文字や画像の黒部
分に用いられる黒(K)を加えて合計4色のインクを必
要とする。したがって最低でも4種類のインクを印字ヘ
ッドに備えている。
【0005】図5(a) は、そのようなインクジェットプ
リンタの構成を模式的に示す斜視図であり、同図(b)
は、同図(a) に示す印字ヘッドを用紙側から見た拡大図
(同図(a) のA矢視拡大図)、同図(c) は、同図(a) に
示すインクカートリッジを正面から見た拡大断面図(同
図(a) のB矢視拡大断面図)である。
【0006】同図(a) に示すインクジェットプリンタ1
は、A4判又はA3判の用紙に印字が可能な大きのプリ
ンタであり、キャリッジ2に、印字を実行する印字ヘッ
ド3とインクを収容している縦長な形状のインクカート
リッジ4が取り付けられている。キャリッジ2は、一方
ではガイドレール5により滑動自在に支持され、他方で
は歯付き駆動ベルト6に固着している。
【0007】これにより、印字ヘッド3及びインクカー
トリッジ4は、図の両方向矢印Cで示す装置本体(イン
クジェットプリンタ1)の幅方向、つまり印字画像の主
走査方向に往復駆動される。この印字ヘッド3と装置本
体の特には図示しない制御装置との間にフレキシブル通
信ケーブル7が接続され、このフレキシブル通信ケーブ
ル7を介して制御装置から印字データと制御信号が印字
ヘッド3に送出される。
【0008】このインクジェットプリンタ1は、印字ヘ
ッド3がインクカートリッジ4と共にヘッドユニットと
して初めから一体に構成されてキャリッジ2に着脱自在
に固定される構成、または、印字ヘッド3がキャリッジ
2に固定され、その印字ヘッド3にインクカートリッジ
4が着脱自在に係合して一体化する構成、のいずれかに
形成されている。
【0009】そして、インクカートリッジ4の内部に
は、同図(c) に示すように(同図(a)には破線で示して
いる)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)及び黒(K)のインクをそれぞれ収容した4つの
インク室4b(4b−1、4b−2、4b−3、4b−
4)があり、これら4つのインク室4bから、上記4種
類(4色)のインクが印字ヘッド3に供給される。
【0010】この印字ヘッド3に対向し、図の両方向矢
印Cで示す印字ヘッド3の上述した往復移動方向に延在
して、装置本体のフレーム8の下端部にプラテン9が配
設されている。このプラテン9に接して用紙10が給紙
ローラ対11(下のローラは用紙10の陰になっていて
図では見えない)と排紙ローラ対12(下のローラは同
様に陰になって見えない)により図の矢印Dで示す印字
副走査方向(図の斜め左下方向)に間欠的に搬送され
る。
【0011】これにより印字ヘッド3は用紙10に対し
相対的に副走査方向に間欠的に移動する。この間欠移動
(用紙10の間欠搬送)の停止期間中に、印字ヘッド3
は、モータ13により歯付き駆動ベルト6及びキャリッ
ジ2を介して駆動されながら、用紙10に近接してイン
クを吐出し、紙面に印字する。この用紙10の間欠搬送
と印字ヘッド3による往復移動時の印字との繰り返しに
よって、用紙10の全面に印字を行うことができる。
【0012】上記の印字ヘッド3は、同図(b) に示すよ
うに、そのインク吐出面には、イエロー(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C)及び黒(K)の4種類のインク
を吐出する4列のノズル列14(14y、14m、14
c、14k)が形成されている。
【0013】1列のノズル列14には、64個(又は1
28個、256個等)の吐出ノズル15が、例えば30
0dpi(ドット/インチ)の密度で縦1列に並んで配
置されている。これらの各ノズル列14に1対1に対応
するインクカートリッジ4の各インク室4bから、各ノ
ズル列14に対応する色のインクが供給される。このイ
ンクカートリッジ4から印字ヘッド3へのインクの供給
は、インクの自重で行われる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
インクジェットプリンタは、インクタンクから印字ヘッ
ドへのインクの供給をインクの自重で行っているため、
図5(a) に示したようにインクカートリッジ4を印字ヘ
ッド3の上方に重ねるようにして設けなければならな
い。また、インクタンクは、印字可能な用紙の枚数を出
来るだけ多くするために、つまりインクの収納容量を多
くするために、縦長な形状に大きくしなければならな
い。
【0015】このようにインクタンクが印字ヘッドの上
に重なることとインク収納容量を出来るだけ多くするこ
ととが相俟って、インクタンク部分が背高となり、その
主走査方向の往復移動空間を確保するためにプリンタ自
体も背高となって全体が大型化する。このように背高の
形状でも、机上に置く据え置き型のインクジェットプリ
ンタでは特に問題はないが、携帯型として使用する場合
は背高形状では携行性が悪く、不向きである。
【0016】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
携帯に適する薄型形状ながらインクタンクに十分な容量
のインクを収容し且つ印字ヘッドヘインクを円滑に供給
する構造のインクジェットプリンタを提供することであ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明のインク
ジェットプリンタの構成を述べる。本発明のインクジェ
ットプリンタは、電源スイッチと、用紙に向けてインク
を吐出するインクジェットヘッドと、該インクジェット
ヘッドに向けて上記用紙を搬送する搬送部とを有するイ
ンクジェットプリンタであって、上記インクジェットヘ
ッドにインクを供給すべく上記インクジェットヘッドと
結合し該インクジェットヘッドの略側方に配置されたイ
ンクタンク部と、該インクタンク部を上記インクジェッ
トヘッドとの結合部近傍を支点として上方に回動可能に
支持する支持部とを有して構成される。
【0018】上記電源スイッチは、例えば請求項2記載
のように、上記インクタンク部の上方への回動に連動し
てオンするように構成される。また上記給紙路は、例え
ば請求項3記載のように、上記インクタンク部の略下方
に配置されるように構成される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1(a) は、一実施の形態に
おけるインクジェットプリンタの外観斜視図であり、同
図(b) は、そのE−E′断面矢視拡大図である。同図
(a),(b) に示すインクジェットプリンタ20は、ライン
式のインクジェットプリンタであり、非印刷時(非印字
時)つまり携帯時の状態を示している。同図(a),(b) に
示すように、このインクジェットプリンタ20は、平面
が長方形で全体として偏平な形状を成している本体ケー
ス21の内部に、印字ヘッド(インクジェットヘッド)
22、カートリッジホルダ23、4個のインクカートリ
ッジ24(24−1、24−2、24−2、24−
4)、4個のサブタンク25、オス型連結チューブ部2
6、供給用チューブ27、用紙搬入トレー28、搬送ロ
ーラ対29、プラテン板31、及び排紙ローラ対32が
配設され、排紙ローラ対32の在る本体ケース側壁には
外部に開口する用紙排出口33が形成されている。
【0020】上記の印字ヘッド22は、主走査方向(同
図(b) の紙面に垂直方向)に、印字される用紙の1行分
の長さ分まで延在して、本体ケース21に固定配置され
ている所謂ライン式印字ヘッドであり、特には図示しな
いが、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4種
類のインク34を吐出する4列のノズル列が印字ヘッド
22の延在方向に平行して設けられている。
【0021】カートリッジホルダ23には、イエロー、
マゼンタ、シアン及びブラックの4種類のインクを収容
する4個のインクカートリッジ24が装着され、これら
インクカートリッジ24とカートリッジホルダ23から
なるインクカートリッジ部は、全体として平面が方形で
横方向に偏平な形状に形成されている。そして、カート
リッジホルダ23のインクカートリッジ差し込み方向の
端部は、4個のオス型連結チューブ26の先端(図の右
方端部)にそれぞれ係合している。
【0022】オス型連結チューブ26は弾性を有する柔
軟な部材から成り、その後端は、サブタンク25にそれ
ぞれ連結され、サブタンク25から横方向に突設して形
成されて、先端には抜け防止用フランジ付きの係合ノズ
ル35が形成されている。4個のサブタンク25にはそ
れぞれ供給用チューブ27が配設され、この供給用チュ
ーブ27は印字ヘッド22の背面(図では上面)に4列
の吐出ノズル列に対応して形成されている4個のインク
受給口に連結されている。
【0023】上記4個のインクカートリッジ24は、カ
ートリッジホルダ23に差し込まれて装着されると、差
し込み方向端部側面に設けられているメス型連結部に、
オス型連結チューブ26の先端の係合ノズル35が差し
込まれることにより、4個のオス型連結チューブ26と
それぞれ結合する。これにより、4個のインクカートリ
ッジ24のインク34は、係合ノズル35、オス型連結
チューブ26、サブタンク25、及び供給チューブ27
を介して印字ヘッド22の吐出ノズル列に連通する。
【0024】このように、インクカートリッジ24とカ
ートリッジホルダ23からなるインクカートリッジ部は
印字ヘッド22にインクを供給すべくオス型連結チュー
ブ26、サブタンク25及び供給チューブ27を介して
印字ヘッド22に結合して、水平方向に偏平に配置され
ている。
【0025】これらの下方に、用紙を案内する給紙路と
なっている用紙搬入トレー28(28a、28b)、用
紙を搬送する搬送ローラ対29、用紙を印字ヘッド22
に正しく対向するように水平に維持するプラテン板3
1、及び印字済みの用紙を機外に排出する排紙ローラ対
32が配置されている。
【0026】上記の給紙路となる用紙搬入トレー28
は、第1斜面28aと第2斜面28bとに分割されてお
り、谷折れ型のヒンジ36によって一体に連結されてい
る。第1斜面28aの用紙搬入方向下流側(図の左方)
の先端は、両側にピン37が配設され、ピン37は、搬
送ローラ対29の上流側に近接するガイド板38の両側
端部の係合溝39に前後(図の左右)に摺動自在に嵌入
している。また、用紙搬入トレー28の第2斜面28b
の上流側端部は山折れ型のヒンジ41に回動自在に支持
されている。
【0027】この用紙搬入トレー28は、図1(a),(b)
に示す非印字時(携帯時)の状態では、カートリッジホ
ルダ23により下方に押し下げられて、ヒンジ36の部
分で谷折れとなり、一方の第2斜面28bが山折れ型ヒ
ンジ41を支点にして反時計回り方向に略45度回動し
てインクカートリッジ部の上流側に位置し、他方の第1
斜面28aは第2斜面28bの回動により上流側にやや
引かれてピン37を係合溝39内で図の右方に摺動させ
ながら下方に沈んだ状態となり、この状態で用紙搬入ト
レー28の大部分がインクカートリッジ部の直下に配置
された状態となっている。
【0028】また、用紙搬入トレー28の給紙口部分
(第2斜面28b)は、ヒンジ36の部分にカートリッ
ジホルダ23の自由端が当接しており、これにより給紙
口部分は閉鎖されている。
【0029】このように、このインクジェットプリンタ
20は、横長で偏平なインクカートリッジ部を通紙方向
に平行した状態で備えた薄型で携帯に便利な形状のイン
クジェットプリンタである。
【0030】尚上述の実施例では印字ヘッド22として
主走査一ライン分の長さを有する固定型のヘッドとして
説明したが、キャリッジ移動型の印字ヘッドでも本案は
適用できる。即ち図2(b) において印字ヘッド22は紙
面の表裏方向に移動する方式のヘッドでも良い。
【0031】図2(a) は、上記のインクジェットプリン
タ20の印刷時の状態を示す斜視図であり、上記の図1
(a) に対応している。また、図2(b) は、同じく印刷時
の状態を示す側断面拡大図であり、上記の図1(b) に対
応している。
【0032】この図2(a),(b) に示すように、カートリ
ッジホルダ23をヒンジ42を支点にして図の矢印Fで
示すように上に回動させると、不図示の係止機構により
カートリッジホルダ23は回動された位置に保持され
る。あるいは係止手段を設けることなく、ヒンジ42の
フリクションにより回動位置に保持するようにしてもよ
い。一方カートリッジホルダ23による下への押圧から
開放された用紙搬入トレー28は、谷折れ型ヒンジ36
部分に加わる不図示のバネによる図の矢印Gで示す斜め
上方向への付勢力により、第1斜面28aと第2斜面2
8bが一直線になって、ピン37とヒンジ42間に上流
側上方から下流側下方へ上記インクカートリッジ部が回
動前に位置していた格納空間を斜めに横切って平らな面
を形成する。この用紙搬入トレー28と平行する位置に
回動したカートリッジホルダ23との間には、同様にイ
ンクカートリッジ部が回動前に位置していた格納空間に
用紙数十枚分の厚さに相当する高さの用紙搬入路が図の
矢印Hで示すように形成されている。
【0033】また、これと共に、カートリッジホルダ2
3に装着されているインクカートリッジ24が、図のよ
うに、オス型連結チューブ26との結合部を下にして斜
めに持ち上がって、内部のインク34が自重でタンク下
方に集中している。
【0034】これにより、上記用紙搬入路から図の矢印
H方向に用紙43の給紙が容易となり、インク34の上
下面に大きく生じた高低差によりインク34がサブタン
ク25つまり印字ヘッド22に効率よく供給される。
【0035】ここで、電源スイッチ44をオンにしてプ
リンタ本体に通電し、不図示の駆動系により搬送ローラ
対29及び排紙ローラ対32を回転駆動して用紙をプラ
テン板31の在る印字部に搬送させ、印字ヘッド22を
発熱駆動してインク34を吐出させて印字を実行する。
【0036】尚、このように電源のオン/オフを電源ス
イッチ44で行うのではなく、インクカートリッジ部
(23、24)の回動動作に連動させて行うようにして
もよい。例えば現今では小型で高性能なマイクロスイッ
チが容易に入手可能であり、これをインクカートリッジ
部の回動に係合する部分に配設し、図2の如く上に回動
させたときに電源がオンとなり、図1のように下に回動
させて本体ケース21内に格納したときに電源がオフと
なるようにすればよい。
【0037】尚、上述の薄型のインクカートリッジ部を
本体ケース内に格納する構成は、上記のように通紙方向
に対して平行に配置して用紙搬送方向上流側を上下に回
動させる形状に限るものではない。
【0038】図3は、他の実施の形態におけるプリンタ
(シリアル式インクジェットプリンタ)の外観斜視図で
あり、同図(b) は、そのJ−J′断面矢視拡大図であ
る。同図(a),(b) に示すインクジェットプリンタ45
は、インクカートリッジ46とカートリッジホルダ47
からなるインクカートリッジ部(46、47)が、全体
として偏平な薄型に形成され、印字ヘッド48の主走査
方向(同図(b) の左右方向)に平行して本体ケース49
内に配置され、主走査方向の一端が上方に持ち上げられ
ると回動支持部ヒンジ51を支点にして回動可能に形成
されている。
【0039】図4(a) は、上記のインクジェットプリン
タ45の印刷時の状態を示す斜視図であり、上記の図3
(a) に対応している。また、図4(b) は、同じく印刷時
の状態を示す側断面拡大図であり、上記の図3(b) に対
応している。この図4(a),(b) に示すように、カートリ
ッジホルダ47を回動支持部ヒンジ51を支点にして図
の矢印Kで示すように上に回動させると、インクカート
リッジ部が回動前に位置していた空間が広く開放され
る。
【0040】この状態で、印字ヘッド48はリードスク
リューシャフト54の回転により駆動されて、主走査方
向(同図(b) の横方向)に往復移動しながら、プラテン
板55上を搬送されてくる不図示の用紙に印字を実行す
る。
【0041】このとき、上述したように印字ヘッド48
の移動空間上方が広く開放されているので、印字ヘッド
48に接続されて印字ヘッド48の主走査方向の往復移
動に伴われて移動するFPC52の引き回しに余裕を持
たせることができる。また、このとき、タンク内のイン
ク53がタンク下方に集中してインクの供給が円滑にな
るのは先の実施の形態の場合と同様である。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、非印字時には偏平なインクカートリッジ部を通紙
方向に対して平行に配置し、印字時にはこれを回動させ
ることにより下方に広い給紙路空間を形成すると共にイ
ンクカートリッジ内部のインクを自重でタンク下方に集
中させるので、本体ケースを薄型化してその内部にイン
クカートリッジ部を格納しても印字動作における給紙と
インク供給に何等の支障もなく、これにより、プリンタ
本体を携帯に便利な薄型に構成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は一実施の形態におけるインクジェットプ
リンタの外観斜視図、(b) はそのE−E′断面矢視拡大
図である。
【図2】(a) は一実施形態のインクジェットプリンタの
印刷時の状態を示す斜視図、(b) は同じく印刷時の状態
を示す側断面拡大図である。
【図3】他の実施の形態におけるプリンタ(シリアル式
インクジェットプリンタ)の外観斜視図、(b) はそのJ
−J′断面矢視拡大図である。
【図4】(a) は他の実施形態のインクジェットプリンタ
の印刷時の状態を示す斜視図、(b) は同じく印刷時の状
態を示す側断面拡大図である。
【図5】(a) は従来のインクジェットプリンタの構成を
模式的に示す斜視図、(b) は(a) の印字ヘッドを用紙側
から見た拡大図、(c) は(a) のインクカートリッジを正
面から見た拡大断面図である。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ 2 キャリッジ 3 印字ヘッド 4 インクカートリッジ 4b(4b−1、4b−2、4b−3、4b−4) イ
ンク室 5 ガイドレール 6 歯付き駆動ベルト 7 フレキシブル通信ケーブル 8 装置本体のフレーム 9 プラテン 10 用紙 11 給紙ローラ対 12 排紙ローラ対 13 モータ 14(14y、14m、14c、14k) ノズル列 15(15k−1、15k−2、15k−3、15k−
4) 吐出ノズル 20 インクジェットプリンタ 21 本体ケース 22 印字ヘッド(インクジェットヘッド) 23 カートリッジホルダ 24(24−1、24−2、24−2、24−4) イ
ンクカートリッジ 25 サブタンク 26 オス型連結チューブ部 27 供給用チューブ 28 用紙搬入トレー 28a 第1斜面 28b 第2斜面 29 搬送ローラ対 31 プラテン板 32 排紙ローラ対 33 用紙排出口 34 インク 35 係合ノズル 36 谷折れ型ヒンジ 37 ピン 38 ガイド板 39 係合溝 41 山折れ型ヒンジ 42 ヒンジ 43 用紙 44 電源スイッチ 45 インクジェットプリンタ 46 インクカートリッジ 47 カートリッジホルダ 48 印字ヘッド 49 本体ケース 51 回動支持部ヒンジ 52 FPC 53 インク 54 リードスクリューシャフト 55 プラテン板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源スイッチと、用紙に向けてインクを
    吐出するインクジェットヘッドと、該インクジェットヘ
    ッドに向けて前記用紙を搬送する搬送部とを有するイン
    クジェットプリンタであって、 前記インクジェットヘッドにインクを供給すべく前記イ
    ンクジェットヘッドと結合し該インクジェットヘッドの
    略側方に配置されたインクタンク部と、 該インクタンク部を前記インクジェットヘッドとの結合
    部近傍を支点として上方に回動可能に支持する支持部
    と、 を有することを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記電源スイッチは、前記インクタンク
    部の上方への回動に連動してオンすることを特徴とする
    請求項1記載のインクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記搬送部は、前記インクタンク部の略
    下方に配置されていることを特徴とする請求項1又は2
    記載のインクジェットプリンタ。
JP8744699A 1999-03-30 1999-03-30 インクジェットプリンタ Withdrawn JP2000280486A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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