JP3048656U - カードファイル用剥離材 - Google Patents
カードファイル用剥離材Info
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- JP3048656U JP3048656U JP1997010304U JP1030497U JP3048656U JP 3048656 U JP3048656 U JP 3048656U JP 1997010304 U JP1997010304 U JP 1997010304U JP 1030497 U JP1030497 U JP 1030497U JP 3048656 U JP3048656 U JP 3048656U
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- JP
- Japan
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- mucous membrane
- spine
- release material
- rods
- card
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 表紙2と背表紙3と裏表紙4を構成するファ
イル本体1の背表紙3の内面上に形成された強い粘着力
を長期間に亘って保持する粘着剤からなる粘膜23を被覆
するカードファイル用剥離材において、この剥離材を部
分的に千切れることなく粘膜23より引き剥がせるように
する。 【解決手段】 柔軟性に富む合成樹脂からなる小径の紐
状ロッド24の外面に剥離処理を施し、これら多数のロッ
ド24を粘膜23上に隣接して背表紙3の長手方向に沿うよ
うに配列した。
イル本体1の背表紙3の内面上に形成された強い粘着力
を長期間に亘って保持する粘着剤からなる粘膜23を被覆
するカードファイル用剥離材において、この剥離材を部
分的に千切れることなく粘膜23より引き剥がせるように
する。 【解決手段】 柔軟性に富む合成樹脂からなる小径の紐
状ロッド24の外面に剥離処理を施し、これら多数のロッ
ド24を粘膜23上に隣接して背表紙3の長手方向に沿うよ
うに配列した。
Description
【0001】
本考案はカードファイル用剥離材に関する。
【0002】
従来のカードファイルの1例が図5及び図6に示されている。 図5及び図6において、1は紙、合成樹脂フィルム等からなる矩形状のファイ ル本体で、表紙2、背表紙3及び裏表紙4を構成する。
【0003】 このファイル本体1には表紙2と背表紙3との境界に折り目5が設けられ、背 表紙3と裏表紙4との境界に折り目6が設けられ、これら折り目5及び6は所定 の間隔を隔てて互いに平行し、ファイル本体1の長手方向に対してほぼ直角に伸 びている。
【0004】 ファイル本体1の内面の折り目5と6とによって囲まれる部分、即ち、背表紙 2の内面にはその両端部を除いてほぼ全巾に亘って強い粘着力を長期間に亘って 保持する粘着材からなる粘膜7が形成されている。
【0005】 これら粘膜7の上面にはこれらを被覆するのに十分な大きさの短冊状の剥離紙 10が付着され、この剥離紙10にはその長手方向に沿って約1mm 程度の間隔を隔て て複数のミシン目11が刻設されている。
【0006】 しかして、名刺、写真、絵葉書、図画、テレフォンカード、通行カード等のカ ードをファイルする場合には、多数のカード12を整理した後、背表紙3の巾、即 ち、折り目5と6との間隔とほぼ等しい量だけ揃えて積み重ねる。
【0007】 しかる後、剥離紙10を剥がすことによって粘膜7を露出させた後、さきに積重 ねたカード12を一括してその一辺縁を粘膜7に押し付けると、これら一辺縁は粘 膜7の粘着力によって背表紙3の内面に強固に結合される。 そこで、表紙2及び裏表紙4を折り目5、6に沿って内側に折り曲げると、カ ード12が表紙2及び裏表紙4によって被覆される。
【0008】 カード12の枚数が少ない場合は、図6に示すように、剥離紙10を所望のミシン 目11に沿って破り捨てることによって粘膜7を部分的に露出させ、露出した部分 にカード12の一辺縁を押し付ける。
【0009】
上記従来のカードファイルにおいては、粘膜7の汚れを防止とすると同時にそ の粘着力を長期間に亘って保持するために粘膜7の上面に剥離紙10を付着させて いるが、カード12を1枚又は2枚づつファイルする場合にはその都度その厚さに 対応する巾だけ粘膜7を露出させるために巾1mm程度の剥離紙をミシン目11に沿 って破りながら引き剥がさなければならない。
【0010】 しかし、剥離紙10は紙の裏面に剥離処理を施した後、これにミシン目11を刻設 して構成され、従って、この剥離紙10を粘膜7上に付着すると、ミシン目11内に 粘着剤が浸入するため、巾1mm程度の剥離紙をミシン目11に沿って破る過程でこ の剥離紙が途中で千切れてしまい、これをその全長に亘って粘膜7の上面から引 き剥がすのは困難であった。
【0011】
本考案は上記課題を解決するためにのであって、その要旨とするところは、表 紙と背表紙と裏表紙を構成するファイル本体の上記背表紙の内面上に形成された 強い粘着力を長期間に亘って保持する粘着剤からなる粘膜を被覆するカードファ イル用剥離材において、柔軟性に富む合成樹脂からなる小径の紐状ロッドの外面 に剥離処理を施し、これら多数のロッドを上記粘膜上に互いに隣接して上記背表 紙の長手方向に沿うように配列したことを特徴とするカードファイル用剥離材に ある。
【0012】 他の特徴とするところは、上記隣接するロッドを千切れ易い薄膜を介して互い に連結したことにある。
【0013】 他の特徴とするところは、上記多数のロッドを互いに隣接して並列した状態に 押出成形し、その外面に剥離処理を施した後上記粘膜上に配置したことにある。
【0014】 他の特徴とするところは、上記背表紙の内面に貼付される台紙の上面に上記粘 膜を形成したことにある。
【0015】 更に他の特徴とするところは、上記台紙の下面に上記粘着剤からなる粘膜を形 成し、この粘膜を被覆する剥離紙を剥がして上記台紙を上記背表紙の内面に貼付 することにある。
【0016】 更に他の特徴とするところは、長尺の台紙の上面にその長手方向に所定の間隔 を隔てて上記粘膜を形成し、これら粘膜上に多数のロッドを配列してこれら台紙 及び剥離材を上記間隔の中央で切断して所定の長さとしたことにある。
【0017】
本考案の実施形態が図1に示され、(A) は部分的斜視図、(B) は(A) のB−B 線に沿う拡大断面図である。
【0018】 表紙2と背表紙3と裏表紙4を構成するファイル本体1の背表紙3の内面には 強い粘着力を長期間に亘って保持する粘着剤からなる粘膜21を介して紙、合成樹 脂製フィルム等からなる台紙22が貼り付けられ、この台紙22の上面にも強い粘着 力を長期間に亘って保持する粘着剤を塗布することによって粘膜23が形成されて いる。
【0019】 この粘膜23上には多数の紐状ロッド24が背表紙3の長手方向に沿って互いに隣 接して平行するように配列されている。 これら多数のロッド24はポリエチレン、ポリプロピレン等の柔軟性に富む合成 樹脂を押出成形することによって構成されて小径( 例えば0.5mm ないし1mm) の 円形断面をなし、その外面にはテフロン(商標)、シリコン、アミノ酸系樹脂を 塗布した後、これを加熱する所謂剥離処理が施されている。
【0020】 しかして、カード12を小量(例えば2枚)づつファイルする場合には、図1(A ) に示すように、その厚さに対応する1本のロッド24をその端部を持って粘膜23 から引き剥がし、これによって露出した粘膜23に、図1(B) に示すようにカード 12の一辺縁を押し付けることによって結合する。 上記を繰り返すことによってカード12を背表紙3の巾と等しい量だけファイル することができる。
【0021】 かくして、ロッド24は柔軟性に富む合成樹脂からなり、しかも、その外面には 剥離処理が施されているとともに互いに隣接して粘膜7上に配列されているため 、一本のロッド24であってもこれを粘膜23から千切れることなく容易に引き剥が すことができる。
【0022】 多数のロッド24を個別に押出成形し、それぞれその外面に剥離処理を施した後 、互いに隣接して並列させた状態で粘膜23上に配置することができるが、1台の 成形機の多数の穴から多数のロッド24を互いに隣接して並列した状態で一挙に押 出成形し、これらの外面に同時に剥離処理をした後、粘膜23上に配置することも できる。
【0023】 また、粘着剤の表裏両面を剥離紙で被覆してなる両面テープをその一方の剥離 紙を剥がして台紙22の下面に付着させ、他方の剥離紙を剥がして台紙22を両面テ ープを介して背表紙3の内面に貼り付けることもできる。
【0024】 また、図2に示すように、長尺の台紙の上面に所定の間隔Wを隔てて粘着剤を 塗布することによって粘膜23を形成し、この粘膜23上に多数のロッド24を配列し た後、これら台紙30及びロッド24を間隔Wの中央部で切断して所定の長さL、即 ち、背表紙3の長さとすることができる。
【0025】 上記実施形態においては台紙22を背表紙3の内面に貼り付けているが、図3に 示すように、背表紙3の内面に直接粘着剤を塗布して粘膜23を形成することもで きる。
【0026】 また、図4に示すように、多数のロッド24の断面を多角形とすることができ、 また、隣接するロッド24間を千切れ易い薄膜25を介して連結することもできる。
【0027】
本考案においては、柔軟性に富む合成樹脂からなる小径の紐状ロッドの外面に 剥離処理を施し、これら多数のロッドを粘膜上に互いに隣接して背表紙の長手方 向に沿うように配列したため、一本のロッドであってもこれを千切れることなく 容易に粘膜から引き剥がすことができる。
【0028】 隣接するロッドを千切れ易い薄膜を介して互いに連結すれば、ロッドを引き剥 がす際、薄膜を容易に千切ることができ、また、隣接するロッドの隙間から粘着 剤が溢出するのを薄膜によって確実に防止できる。
【0029】 多数のロッドを互いに隣接して並列した状態に押出成形し、その外面に剥離処 理を施した後粘膜上に配置すれば、多数のロッドを容易、かつ、迅速に粘膜上に 配列することができる。
【0030】 背表紙の内面に貼付される台紙の上面に粘膜を形成し、この粘膜の上に多数の ロッドを配列すれば、この台紙を任意のファイル本体の背表紙の内面に貼り付け ることができる。
【0031】 台紙の下面に粘着剤からなる粘膜を形成し、この粘膜を被覆する剥離紙を剥が して台紙を背表紙の内面に貼付すれば、この台紙を背表紙の内面に貼り付けるの が容易となる。
【0032】 長尺の台紙の上面にその長手方向に所定の間隔を隔てて粘膜を形成し、この粘 膜の上に多数のロッドを配列してこれら台紙及び剥離材を間隔の中央で切断して 所定の長さとすれば、台紙の製造が容易となる。
【図1】本考案の第1の実施形態を示し、(A) は部分的
斜視図、(B) は(A) のB−B線に沿う矢視図である。
斜視図、(B) は(A) のB−B線に沿う矢視図である。
【図2】本考案の剥離材の製造方法を示す説明図であ
る。
る。
【図3】本考案の他の実施形態を示す部分的拡大断面図
である。
である。
【図4】本考案の他の実施形態を示すロッドの断面図で
ある。
ある。
【図5】従来のカードファイルを示す分解斜視図であ
る。
る。
【図6】従来のカードファイルの使用状態を示す部分的
断面図である。
断面図である。
1 ファイル本体 2 表紙 3 背表紙 4 裏表紙 21、23 粘膜 22 台紙 24 ロッド
Claims (6)
- 【請求項1】 表紙と背表紙と裏表紙を構成するファイ
ル本体の上記背表紙の内面上に形成された強い粘着力を
長期間に亘って保持する粘着剤からなる粘膜を被覆する
カードファイル用剥離材において、 柔軟性に富む合成樹脂からなる小径の紐状ロッドの外面
に剥離処理を施し、これら多数のロッドを上記粘膜上に
互いに隣接して上記背表紙の長手方向に沿うように配列
したことを特徴とするカードファイル用剥離材。 - 【請求項2】 上記隣接するロッドを千切れ易い薄膜を
介して互いに連結したことを特徴とする請求項1記載の
カードファイル用剥離材。 - 【請求項3】 上記多数のロッドを互いに隣接して並列
した状態に押出成形し、その外面に剥離処理を施した後
上記粘膜上に配置したことを特徴とする請求項1記載の
カードファイル用剥離材。 - 【請求項4】 上記背表紙の内面に貼付される台紙の上
面に上記粘膜を形成したことを特徴とする請求項1記載
のカードファイル用剥離材。 - 【請求項5】 上記台紙の下面に上記粘着剤からなる粘
膜を形成し、この粘膜を被覆する剥離紙を剥がして上記
台紙を上記背表紙の内面に貼付することを特徴とする請
求項4記載のカードファイル用剥離材。 - 【請求項6】 長尺の台紙の上面にその長手方向に所定
の間隔を隔てて上記粘膜を形成し、これら粘膜上に多数
のロッドを配列してこれら台紙及び剥離材を上記間隔の
中央で切断して所定の長さとしたことを特徴とする請求
項4又は5記載のカードファイル用剥離材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997010304U JP3048656U (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | カードファイル用剥離材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997010304U JP3048656U (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | カードファイル用剥離材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3048656U true JP3048656U (ja) | 1998-05-22 |
Family
ID=43182932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997010304U Expired - Lifetime JP3048656U (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | カードファイル用剥離材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3048656U (ja) |
-
1997
- 1997-11-06 JP JP1997010304U patent/JP3048656U/ja not_active Expired - Lifetime
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