JP3048087U - おまる用排泄物処理袋

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(57)【要約】【課題】おまる使用時の、排泄物の処理及びおま
るの清掃を簡便にするための排泄物処理袋を提供する。【解決手段】排泄物収納部（１）を紙おむつ素材をベ
ースに製作し、入口部分を容易に便座へ固定できる便座
固定部（２）を設ける構造とした。

【考案の詳細な説明】この実用新案は、おまる使用時の排泄物処理を容易にすることの出来る排泄物処理袋に関するものである。

おまるは通常、幼児や高齢者、さらに病気療養中等で自力でトイレへいけない人たちに使用されている。

このとき排泄物の処理をするのは、その現場にたずさわる母親、看護婦や介護士の方々である。その方々が後処理を簡便にするため、おまるの中にティッシュペーパーやビニール袋を、あらかじめいれて排泄物の処理をしたりしている。

しかし、そのような方法をとっても排泄物がおまるを汚したり、排泄物をトイレへ捨てるための持ち運びがやりにくく、おまるの清掃や移しかえの手間はかなりのものと思える。

この実用新案は上記の問題点を解決するために、考案したものである。これを図面について説明すれば袋状に成形した排泄物収納部（１）にギャザー構造の便座固定部（２）を設ける。

排泄物収納部（１）は紙おむつの素材をベースとして製作する。これは、水分の吸収と吸収した水分の外部への流出を防ぐためである。

便座固定部（２）のギャザー構造は、便座部を覆うようにかぶせ排泄物処理袋を容易に固定するためのものである。

本考案は、このような構造であるから、図−２に示すように容易に便座へ固定ができ、使用後は排泄物を漏らすことなく簡単に処理することができるため現場にたずさわる方々の負荷を大幅に軽減することができる。

又、便座固定部（２）は便座カバーの役割もかねるため、使用者にとっても衛生的である。

なお、便座固定部（２）の便座との接触部に粘着テープを取り付ける構造とすれば、より確実な便座への固定と使用後の口元の固定に便利である。

【図面の簡単な説明】

【図−１】本考案の斜視図である。

【図−２】本考案の使用中の断面図である。

【符号の説明】

（１）は排泄物収納部（２）は便座固定部
（３）は便座（４）はおまる本体

【実用新案登録請求の範囲】