JP3046797B2 - プラグインブレーカの取付構造 - Google Patents
プラグインブレーカの取付構造Info
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Landscapes
- Patch Boards (AREA)
- Breakers (AREA)
- Distribution Board (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縦方向に配置され
た複数の母線バーに接続可能なプラグ端子金具を備えた
プラグインブレーカの取付構造の改良に関するものであ
る。
た複数の母線バーに接続可能なプラグ端子金具を備えた
プラグインブレーカの取付構造の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】分電盤において、導入された帯状の母線
バーとブレーカとの接続には、ブレーカに設けられてい
るプラグ端子金具にその母線バーを直接嵌着させて接続
させることのできるプラグインブレーカが用いられる場
合がある。この場合、母線バーは電力相に対応して3本
のバーが縦方向に配置されているのが通常であるので、
前記プラグインブレーカの各々のプラグ端子金具に対応
する母線バーを嵌着させるには、3本の母線バーに正対
させて水平方向に押し込む必要がある。
バーとブレーカとの接続には、ブレーカに設けられてい
るプラグ端子金具にその母線バーを直接嵌着させて接続
させることのできるプラグインブレーカが用いられる場
合がある。この場合、母線バーは電力相に対応して3本
のバーが縦方向に配置されているのが通常であるので、
前記プラグインブレーカの各々のプラグ端子金具に対応
する母線バーを嵌着させるには、3本の母線バーに正対
させて水平方向に押し込む必要がある。
【0003】ところが、従来、プラグインブレーカの固
定治具として協約型ワンタッチ金具を用いている場合に
は、母線バーに対すてプラグインブレーカを斜め上方よ
りこじるように押し込んで、母線バーと各々のプラグ端
子金具を接続させるとともに、先端の引っかけ具にプラ
グインブレーカの下部を引っかけてから、プラグインブ
レーカ自体をワンタッチ金具で固定するように装着操作
を行っていた。また、母線バーからプラグインブレーカ
を取り外す場合にも、ワンタッチ金具を外してから、プ
ラグインブレーカを斜め手前に引き上げながら引き出す
という手順で行い、装着操作におけるこじるような動作
を伴うものであった。
定治具として協約型ワンタッチ金具を用いている場合に
は、母線バーに対すてプラグインブレーカを斜め上方よ
りこじるように押し込んで、母線バーと各々のプラグ端
子金具を接続させるとともに、先端の引っかけ具にプラ
グインブレーカの下部を引っかけてから、プラグインブ
レーカ自体をワンタッチ金具で固定するように装着操作
を行っていた。また、母線バーからプラグインブレーカ
を取り外す場合にも、ワンタッチ金具を外してから、プ
ラグインブレーカを斜め手前に引き上げながら引き出す
という手順で行い、装着操作におけるこじるような動作
を伴うものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来のプラグインブレーカの脱着操作においては、母線
バーに対して、プラグインブレーカのプラグ端子金具は
斜め方向からこじるような形で無理やりに押し込まれた
り、引き抜かれたりすることになり、プラグ端子金具自
体が異常に変形するときがあり、このため接触不良を起
こすおそれがあった。本発明は、上記の問題点を解決す
るためになされたものであり、母線バーに対して正対し
た方向からプラグ端子金具の装着、離脱操作をすること
が可能となるプラグインブレーカの取付構造を提供す
る。
従来のプラグインブレーカの脱着操作においては、母線
バーに対して、プラグインブレーカのプラグ端子金具は
斜め方向からこじるような形で無理やりに押し込まれた
り、引き抜かれたりすることになり、プラグ端子金具自
体が異常に変形するときがあり、このため接触不良を起
こすおそれがあった。本発明は、上記の問題点を解決す
るためになされたものであり、母線バーに対して正対し
た方向からプラグ端子金具の装着、離脱操作をすること
が可能となるプラグインブレーカの取付構造を提供す
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めになされた本発明のプラグインブレーカの取付構造
は、縦方向に配置された複数の母線バーに接続可能なプ
ラグ端子金具を備えたプラグインブレーカの取付構造に
おいて、プラグインブレーカを搭載した状態で、取付金
具面に沿って前記母線バーに対して前進後退自在に取り
付けられ、そのプラグ端子金具と母線バーとを接離可能
なものとした移動保持具を備えるとともに、前記プラグ
インブレーカを前進移動させて前記プラグ端子金具と母
線バーとを接続したときに、搭載したプラグインブレー
カを固定するための移動保持具側の固定用突起片が前記
取付金具の立ち上がり面に当接して、押圧状態とされる
ことを特徴とするものである。
めになされた本発明のプラグインブレーカの取付構造
は、縦方向に配置された複数の母線バーに接続可能なプ
ラグ端子金具を備えたプラグインブレーカの取付構造に
おいて、プラグインブレーカを搭載した状態で、取付金
具面に沿って前記母線バーに対して前進後退自在に取り
付けられ、そのプラグ端子金具と母線バーとを接離可能
なものとした移動保持具を備えるとともに、前記プラグ
インブレーカを前進移動させて前記プラグ端子金具と母
線バーとを接続したときに、搭載したプラグインブレー
カを固定するための移動保持具側の固定用突起片が前記
取付金具の立ち上がり面に当接して、押圧状態とされる
ことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の移動保持具に係る
実施形態のいくつかを図1〜3を参照して説明する。本
発明は、先ず、分電盤などにおける、縦方向に配置され
た複数の母線バー11(図では、3本の母線バーが示さ
れている)に接続可能なプラグ端子金具21を備えたプ
ラグインブレーカ2の取付構造に関するものである。
実施形態のいくつかを図1〜3を参照して説明する。本
発明は、先ず、分電盤などにおける、縦方向に配置され
た複数の母線バー11(図では、3本の母線バーが示さ
れている)に接続可能なプラグ端子金具21を備えたプ
ラグインブレーカ2の取付構造に関するものである。
【0007】そして、その特徴とするところは、プラグ
インブレーカ2を直に取付金具に取り付けるのではな
く、中間にこのプラグインブレーカ2を搭載するための
移動保持具4を設ける点にあるが、その移動保持具4
は、プラグインブレーカ2を搭載した状態で、取付金具
3面に沿って前記母線バー11に正対して前進後退自在
に取り付けられているものである。
インブレーカ2を直に取付金具に取り付けるのではな
く、中間にこのプラグインブレーカ2を搭載するための
移動保持具4を設ける点にあるが、その移動保持具4
は、プラグインブレーカ2を搭載した状態で、取付金具
3面に沿って前記母線バー11に正対して前進後退自在
に取り付けられているものである。
【0008】すなわち、移動保持具4は、図において垂
直方向に段積みされた母線バー11に対して、水平方向
において前進移動して、図2に示すように、そのプラグ
端子金具21と母線バー11とを接続したり、また、後
退移動して、図1に示すように、プラグ端子金具21と
母線バー11とに接続を解除したりできる位置関係に配
置されている点が重要な要件とされるのである。
直方向に段積みされた母線バー11に対して、水平方向
において前進移動して、図2に示すように、そのプラグ
端子金具21と母線バー11とを接続したり、また、後
退移動して、図1に示すように、プラグ端子金具21と
母線バー11とに接続を解除したりできる位置関係に配
置されている点が重要な要件とされるのである。
【0009】この場合における移動保持具4と取付金具
3との関係を図3によって、さらに説明すると、取付金
具3は、移動保持具4を取り付けるための取付面31を
主体とする断面ハット形の金属板加工部材であり、取付
面31には、取付用のガイド角孔32が前後に2か所設
けてあり、また移動保持具4の裏面に、同様に前後に突
設したガイド突起43がそれぞれ嵌め込まれるよう配置
され、このガイド突起43をガイド角孔32に嵌め込ま
れた状態で前後に移動可能であるが、左右に移動不能に
設定されている。
3との関係を図3によって、さらに説明すると、取付金
具3は、移動保持具4を取り付けるための取付面31を
主体とする断面ハット形の金属板加工部材であり、取付
面31には、取付用のガイド角孔32が前後に2か所設
けてあり、また移動保持具4の裏面に、同様に前後に突
設したガイド突起43がそれぞれ嵌め込まれるよう配置
され、このガイド突起43をガイド角孔32に嵌め込ま
れた状態で前後に移動可能であるが、左右に移動不能に
設定されている。
【0010】なお、移動保持具4の前部には、固定用前
部突起片41が、また後部には、固定用後部突起片42
が配設され、それぞれの先端には係止凸部41a、42
aが設けられている。そして、図1に示すように、プラ
グインブレーカ2は、その前部係止凹部22および後部
係止凹部23に前記係止凸部41a、42aを嵌め合わ
せた状態で、固定用前部突起片41および固定用後部突
起片42によって挟持され、移動保持具4上に固定され
るのである。
部突起片41が、また後部には、固定用後部突起片42
が配設され、それぞれの先端には係止凸部41a、42
aが設けられている。そして、図1に示すように、プラ
グインブレーカ2は、その前部係止凹部22および後部
係止凹部23に前記係止凸部41a、42aを嵌め合わ
せた状態で、固定用前部突起片41および固定用後部突
起片42によって挟持され、移動保持具4上に固定され
るのである。
【0011】この図1または3の場合、前記固定用後部
突起片42はリッジッドに形成するが、固定用前部突起
片41は、弾性的に形成しておけば、プラグインブレー
カ2を固定するに際して、先ず後部係止凹部23と固定
用後部突起片42を嵌め合わせた状態で、プラグインブ
レーカ2を下方に押し込めば、前部係止凹部22に固定
用前部突起片41を簡単に嵌め合わせることができる利
点が得られる。
突起片42はリッジッドに形成するが、固定用前部突起
片41は、弾性的に形成しておけば、プラグインブレー
カ2を固定するに際して、先ず後部係止凹部23と固定
用後部突起片42を嵌め合わせた状態で、プラグインブ
レーカ2を下方に押し込めば、前部係止凹部22に固定
用前部突起片41を簡単に嵌め合わせることができる利
点が得られる。
【0012】以上説明した通り、本発明のプラグインブ
レーカの取付構造では、取付金具のガイド角孔に沿って
直線的に前進移動、または後退移動する、すなわち、縦
方向に複数配列した母線バーに対してプラグインブレー
カが水平方向で前進後退するので、プラグ端子金具の接
続、接続解除の操作に際して、プラグインブレーカを前
記移動保持具に装着して取付金具に沿って移動させれ
ば、プラグ端子金具が常に母線バーに対して正対するこ
とになり、プラグ端子金具に従来のような斜め方向から
異常な力がかかるようなこじる現象がないので、異常な
変形を生じることがない。
レーカの取付構造では、取付金具のガイド角孔に沿って
直線的に前進移動、または後退移動する、すなわち、縦
方向に複数配列した母線バーに対してプラグインブレー
カが水平方向で前進後退するので、プラグ端子金具の接
続、接続解除の操作に際して、プラグインブレーカを前
記移動保持具に装着して取付金具に沿って移動させれ
ば、プラグ端子金具が常に母線バーに対して正対するこ
とになり、プラグ端子金具に従来のような斜め方向から
異常な力がかかるようなこじる現象がないので、異常な
変形を生じることがない。
【0013】また、プラグインブレーカの配置は移動保
持具4によって規制されるので、プラグインブレーカを
複数個並設する場合には、各々の間隔を所定の幅に定め
ることができ、左右にずれることがなく、組み込むこと
ができる。
持具4によって規制されるので、プラグインブレーカを
複数個並設する場合には、各々の間隔を所定の幅に定め
ることができ、左右にずれることがなく、組み込むこと
ができる。
【0014】また、この移動保持具の材質は、適度な強
度と弾性を備えた適宜な材料から構成することが可能で
あるが、ポリアミド、ポリカーボネイト、ポリエチレン
のような合成樹脂を用いてもよい。
度と弾性を備えた適宜な材料から構成することが可能で
あるが、ポリアミド、ポリカーボネイト、ポリエチレン
のような合成樹脂を用いてもよい。
【0015】次に、本発明の好ましい他の具体的な実施
形態について説明すると、それは、前記プラグ端子金具
と母線バーとを接続したときに、プラグインブレーカを
搭載した移動保持具4の後退移動を制止するストッパ要
素を前記取付金具3との間に設けたものであり、そのス
トッパ要素の具体例を、その要部断面を表す図4、5に
例示する。
形態について説明すると、それは、前記プラグ端子金具
と母線バーとを接続したときに、プラグインブレーカを
搭載した移動保持具4の後退移動を制止するストッパ要
素を前記取付金具3との間に設けたものであり、そのス
トッパ要素の具体例を、その要部断面を表す図4、5に
例示する。
【0016】図4は、移動保持具4と取付金具3の後方
部分の要部断面であり、この事例では、図4(A)にあ
るように移動保持具4の後端部下面には係止凸部44を
設けておき、この移動保持具4が図4(B)のように前
進移動(図4では左方向に)したときに、この係止凸部
44が当接するようになる取付金具3の部分に係止凹部
33を設け、係止凸部44がこの係止凹部33に嵌まる
ことにより、移動保持具4の後退移動を制止するように
したものである。なお、移動保持具4を後退させるに
は、力を加えて強制的に後退させればよい。
部分の要部断面であり、この事例では、図4(A)にあ
るように移動保持具4の後端部下面には係止凸部44を
設けておき、この移動保持具4が図4(B)のように前
進移動(図4では左方向に)したときに、この係止凸部
44が当接するようになる取付金具3の部分に係止凹部
33を設け、係止凸部44がこの係止凹部33に嵌まる
ことにより、移動保持具4の後退移動を制止するように
したものである。なお、移動保持具4を後退させるに
は、力を加えて強制的に後退させればよい。
【0017】また、図5は、他のストッパ要素を示すも
のであり、この事例では、図5(A)にあるように移動
保持具4の後部には先端に係止爪45aを有する係止部
45が設けられている。この係止部45は、先端の係止
爪45aを下方に弾性的に付勢するよう設定されてい
て、この移動保持具4が図5(B)のように前進移動
(図5では左方向に)したときに、この係止爪45aが
当接するようになる取付金具3の部分に係止凹部33を
設け、この係止凹部33に係止爪45aが引っ掛かっ
て、移動保持具4の後退移動を制止するようにしたもの
である。
のであり、この事例では、図5(A)にあるように移動
保持具4の後部には先端に係止爪45aを有する係止部
45が設けられている。この係止部45は、先端の係止
爪45aを下方に弾性的に付勢するよう設定されてい
て、この移動保持具4が図5(B)のように前進移動
(図5では左方向に)したときに、この係止爪45aが
当接するようになる取付金具3の部分に係止凹部33を
設け、この係止凹部33に係止爪45aが引っ掛かっ
て、移動保持具4の後退移動を制止するようにしたもの
である。
【0018】なお、この場合、移動保持具4を後退させ
るには、前記係止部45の後端部45bを押し下げて、
係止爪45aを引き上げるようにすればよい。このよう
に、ストッパ要素を設ければ、母線バー11とプラグ端
子金具21とが簡単に外れなくなるので、相互間の接続
が確実となる利点が得られる。
るには、前記係止部45の後端部45bを押し下げて、
係止爪45aを引き上げるようにすればよい。このよう
に、ストッパ要素を設ければ、母線バー11とプラグ端
子金具21とが簡単に外れなくなるので、相互間の接続
が確実となる利点が得られる。
【0019】また、次に、移動保持具4に対するプラグ
インブレーカ2の固定をより確実にする好ましい構造に
ついて、図1、2、3を参照して説明する。この実施形
態では、プラグインブレーカ2は、移動保持具4の前部
と後部に設けられた、内方に向けて係止凸部41a、4
2aを備えた固定用前部突起片41および固定用後部突
起片42の間に挟持状態で固定されるのであるが、図1
から図2への変化で示されるように、移動保持具4を前
進させて、前記プラグ端子金具21と母線バー11とを
接続したときに、移動保持具4の前記固定用前部突起片
41が前記取付金具3の前部に形成された切起こし部3
4に当接して、押圧状態とされる位置関係に構成するの
が好適である。
インブレーカ2の固定をより確実にする好ましい構造に
ついて、図1、2、3を参照して説明する。この実施形
態では、プラグインブレーカ2は、移動保持具4の前部
と後部に設けられた、内方に向けて係止凸部41a、4
2aを備えた固定用前部突起片41および固定用後部突
起片42の間に挟持状態で固定されるのであるが、図1
から図2への変化で示されるように、移動保持具4を前
進させて、前記プラグ端子金具21と母線バー11とを
接続したときに、移動保持具4の前記固定用前部突起片
41が前記取付金具3の前部に形成された切起こし部3
4に当接して、押圧状態とされる位置関係に構成するの
が好適である。
【0020】このような構造では、プラグインブレーカ
2を挟持する固定用前部突起片41が、弾性質であるた
め、当接した切起こし部34に支えられてその挟持力が
緩まなくなるので、先のストッパ要素の作用とあいまっ
て結果、プラグインブレーカ自体が移動保持具4に対し
て強固に保持されることになり、輸送時などの思わぬ振
動、衝撃などによりプラグインブレーカ2が脱落するな
どのトラブルを避けることができる。
2を挟持する固定用前部突起片41が、弾性質であるた
め、当接した切起こし部34に支えられてその挟持力が
緩まなくなるので、先のストッパ要素の作用とあいまっ
て結果、プラグインブレーカ自体が移動保持具4に対し
て強固に保持されることになり、輸送時などの思わぬ振
動、衝撃などによりプラグインブレーカ2が脱落するな
どのトラブルを避けることができる。
【0021】さらに、本発明において、母線バーとプラ
グ端子金具の接続を円滑に解除できるようにした、図6
に例示する取付構造に具体化することもできる。図6
は、移動保持具4と取付金具3の組合せ構造を、この実
施形態の説明の都合上分解して示す図であり、これによ
ると、前記移動保持具4の、搭載プラグインブレーカで
隠れない露出した後部には、頭部に偏心凸部51aを有
する回動操作部51を設けた軸体52をその移動保持具
4の遊動孔46を通して直下の取付金具3のビス孔35
に枢着してあり、その回動操作部51を回動させること
によりその偏心凸部51aで、その移動保持具の把手部
47を押し動かして、図6(A)の状態から(B)の状
態へと、その移動保持具4自体を偏心凸部51aの偏心
距離x(図6に示す距離x)だけ後退移動させ、母線バ
ーとプラグ端子金具の接続を解除できるよう、配置した
取付構造である。
グ端子金具の接続を円滑に解除できるようにした、図6
に例示する取付構造に具体化することもできる。図6
は、移動保持具4と取付金具3の組合せ構造を、この実
施形態の説明の都合上分解して示す図であり、これによ
ると、前記移動保持具4の、搭載プラグインブレーカで
隠れない露出した後部には、頭部に偏心凸部51aを有
する回動操作部51を設けた軸体52をその移動保持具
4の遊動孔46を通して直下の取付金具3のビス孔35
に枢着してあり、その回動操作部51を回動させること
によりその偏心凸部51aで、その移動保持具の把手部
47を押し動かして、図6(A)の状態から(B)の状
態へと、その移動保持具4自体を偏心凸部51aの偏心
距離x(図6に示す距離x)だけ後退移動させ、母線バ
ーとプラグ端子金具の接続を解除できるよう、配置した
取付構造である。
【0022】この形態においては、プラグ端子金具と母
線バーが接続された状態において、前記回動操作部51
を指先でまたはドライバのような工具を使って、角度9
0度ひねることにより、プラグインブレーカ2を搭載し
たまま移動保持具4を水平方向に極めて容易に後退移動
させることができるので、従来のようにプラグ端子金具
に斜め方向の力がかかることがなく、プラグ端子金具を
変形させるおそれもない。また、さらにプラグインブレ
ーカ2を上方に取り外すことができる位置まで、必要に
応じて適宜に後退移動させて、プラグインブレーカ2を
移動保持具4から簡単に取り外すことができるようにな
る。
線バーが接続された状態において、前記回動操作部51
を指先でまたはドライバのような工具を使って、角度9
0度ひねることにより、プラグインブレーカ2を搭載し
たまま移動保持具4を水平方向に極めて容易に後退移動
させることができるので、従来のようにプラグ端子金具
に斜め方向の力がかかることがなく、プラグ端子金具を
変形させるおそれもない。また、さらにプラグインブレ
ーカ2を上方に取り外すことができる位置まで、必要に
応じて適宜に後退移動させて、プラグインブレーカ2を
移動保持具4から簡単に取り外すことができるようにな
る。
【0023】さらに、母線バーとプラグ端子金具の接続
を円滑に解除できる構造の他の事例を図7、8を参照し
て説明すると、母線バー11とプラグ端子金具21とを
接続した状態の図7の状態において、移動保持具4の後
部の把手部47と取付金具3の段部36との間に僅かな
隙間ができるようにそれぞれを設定しておき、そこに先
端先細状棒治具、例えばドライバ工具6の先端を挿入し
て、後方にこじることにより、前記把手部47を引き下
げて、図8のように母線バー11とプラグ端子金具21
の接続を水平方向から解除できる。この事例では、構成
部材の部品点数が少なく済む利点がある。
を円滑に解除できる構造の他の事例を図7、8を参照し
て説明すると、母線バー11とプラグ端子金具21とを
接続した状態の図7の状態において、移動保持具4の後
部の把手部47と取付金具3の段部36との間に僅かな
隙間ができるようにそれぞれを設定しておき、そこに先
端先細状棒治具、例えばドライバ工具6の先端を挿入し
て、後方にこじることにより、前記把手部47を引き下
げて、図8のように母線バー11とプラグ端子金具21
の接続を水平方向から解除できる。この事例では、構成
部材の部品点数が少なく済む利点がある。
【0024】
【発明の効果】本発明のプラグインブレーカの取付構造
は、以上に説明したように構成されているので、母線バ
ーに対して正対した方向からプラグ端子金具を接続の操
作、および接続解除の操作をすることが可能となり、プ
ラグ端子金具に斜め方向から異常な力がかからなくな
り、不具合な変形を生じることがない。結果、接触不良
のおそれが解消できる。
は、以上に説明したように構成されているので、母線バ
ーに対して正対した方向からプラグ端子金具を接続の操
作、および接続解除の操作をすることが可能となり、プ
ラグ端子金具に斜め方向から異常な力がかからなくな
り、不具合な変形を生じることがない。結果、接触不良
のおそれが解消できる。
【0025】さらには、その実施形態によれば、プラグ
インブレーカの取付強度が充分維持され、脱落のおそれ
がない、またプラグ端子金具の接続解除の操作を容易に
行うことができるなどの効果がある。よって本発明は従
来の問題点を解消したプラグインブレーカの取付構造と
して、その工業的価値は極めて大なるものがある。
インブレーカの取付強度が充分維持され、脱落のおそれ
がない、またプラグ端子金具の接続解除の操作を容易に
行うことができるなどの効果がある。よって本発明は従
来の問題点を解消したプラグインブレーカの取付構造と
して、その工業的価値は極めて大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の動作を説明するための要部
断面図。
断面図。
【図2】同上。
【図3】本発明の実施形態の部品の位置関係を示す要部
斜視図。
斜視図。
【図4】本発明のストッパ要素の事例を示す要部断面
図。
図。
【図5】本発明のストッパ要素の他の事例を示す要部断
面図。
面図。
【図6】本発明の端子金具の接続解除のための構造を示
す要部断面図。
す要部断面図。
【図7】本発明の端子金具の接続解除のための他の構造
を示す要部断面図。
を示す要部断面図。
【図8】同上。
11 母線バー、2 プラグインブレーカ、21 プラ
グ端子金具、22 前部係止凹部、23 後部係止凹
部、24 、25 、3 取付金具、31 取付面、3
2 ガイド角孔、33 係止凹部、34 切起こし部、
35 ビス孔、4移動保持具、41 固定用前部突起
片、41a 係止凸部、42 固定用後部突起片、42
a 係止凸部、43 ガイド突起、44 係止凸部、4
5 係止部材、45a 係止爪、45b 後端部、46
遊動孔、47 把手部、51 回動操作部、51a
偏心凸部、52 軸体、6 ドライバ工具。
グ端子金具、22 前部係止凹部、23 後部係止凹
部、24 、25 、3 取付金具、31 取付面、3
2 ガイド角孔、33 係止凹部、34 切起こし部、
35 ビス孔、4移動保持具、41 固定用前部突起
片、41a 係止凸部、42 固定用後部突起片、42
a 係止凸部、43 ガイド突起、44 係止凸部、4
5 係止部材、45a 係止爪、45b 後端部、46
遊動孔、47 把手部、51 回動操作部、51a
偏心凸部、52 軸体、6 ドライバ工具。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02B 1/40 - 1/42 H02B 1/30 - 1/32 H01H 73/06 H01H 73/20
Claims (3)
- 【請求項1】縦方向に配置された複数の母線バーに接続
可能なプラグ端子金具を備えたプラグインブレーカの取
付構造において、プラグインブレーカを搭載した状態
で、取付金具面に沿って前記母線バーに対して前進後退
自在に取り付けられ、そのプラグ端子金具と母線バーと
を接離可能なものとした移動保持具を備えるとともに、
前記プラグインブレーカを前進移動させて前記プラグ端
子金具と母線バーとを接続したときに、搭載したプラグ
インブレーカを固定するための移動保持具側の固定用突
起片が前記取付金具の立ち上がり面に当接して、押圧状
態とされることを特徴とするプラグインブレーカの取付
構造。 - 【請求項2】前記プラグ端子金具と母線バーとを接続し
たときに、前記移動保持具の後退移動を制止するストッ
パ要素を前記取付金具との間に設けた請求項1に記載の
プラグインブレーカの取付構造。 - 【請求項3】 前記移動保持具には、偏心凸部を有する回
動操作部を頭部に設けた軸体をその移動保持具の遊動孔
を通して直下の取付金具に枢着するとともに、その回動
操作部を回動させることによりその偏心凸部でその移動
保持具を押し圧して、後退移動させ、搭載したプラグイ
ンブレーカの前記プラグ端子金具と母線バーとの接続を
解除可能とする請求項1または2に記載のプラグインブ
レーカの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10152682A JP3046797B2 (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | プラグインブレーカの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10152682A JP3046797B2 (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | プラグインブレーカの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11346407A JPH11346407A (ja) | 1999-12-14 |
JP3046797B2 true JP3046797B2 (ja) | 2000-05-29 |
Family
ID=15545822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10152682A Expired - Fee Related JP3046797B2 (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | プラグインブレーカの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3046797B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4465157B2 (ja) * | 2003-03-24 | 2010-05-19 | 河村電器産業株式会社 | 住宅用分電盤のパネル取り付け構造 |
JP4545532B2 (ja) * | 2004-09-09 | 2010-09-15 | テンパール工業株式会社 | 住宅用分電盤 |
JP4562545B2 (ja) * | 2005-02-18 | 2010-10-13 | 日東工業株式会社 | プラグインアダプタ |
JP5071979B2 (ja) * | 2008-01-18 | 2012-11-14 | 河村電器産業株式会社 | 内機固定構造 |
JP5084779B2 (ja) | 2008-11-27 | 2012-11-28 | 東京エレクトロン株式会社 | プラグインユニット |
JP6858631B2 (ja) * | 2017-04-27 | 2021-04-14 | 河村電器産業株式会社 | 回路遮断器 |
JP6883490B2 (ja) * | 2017-08-24 | 2021-06-09 | 河村電器産業株式会社 | 回路遮断器の取付パネルへの取付方法及び取付構造 |
JP7422609B2 (ja) * | 2020-05-28 | 2024-01-26 | 河村電器産業株式会社 | プラグインブレーカ固定構造 |
-
1998
- 1998-06-02 JP JP10152682A patent/JP3046797B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH11346407A (ja) | 1999-12-14 |
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