JP3046236U - 計量器付き容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使い始めの時にも又毎回使用する時にも、手
を汚さずに計量器を簡単に取り出して、安全に又衛生的
に使用することができる計量器付き容器を提供すること
にある。 【解決手段】 洗剤等の粉粒物２を収容する広口の容器
本体１と、この容器本体の広口部１ａに被着される着脱
可能な蓋体３と、前記粉粒物２の使用量を計る計量器５
とを具備する計量器付き容器において、前記蓋体３の内
側面部に計量器５を着脱可能に固定する計量器取付部６
を設けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は洗剤、粉ミルク、農薬等の粉粒物を収容する計量器付き容器に関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、洗剤や粉ミルクや農薬等の粉粒物を収容する広口の容器本体と、この容 器本体の広口部に被着される着脱可能な蓋体と、前記粉粒物の使用量を計る計量 カップ、計量スプーン等の計量器とを具備する計量器付き容器は知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前記従来の計量器付き容器は、付帯される計量器が洗剤等の粉粒物の入った容 器本体内に収容されているので、使い始めの時に計量器が洗剤等の粉粒物の中に 埋もれており、手を粉粒物の中に突っ込んで計量器を探さなければならない。

【０００４】 また、毎回使用する時にも埋もれた計量器を粉粒物の中に手を突っ込んで一々 探さなければならず、その操作が面倒であること、手が汚れること、不衛生であ ること、粉粒物が農薬のような場合には薬害の危険もあることなどの問題があっ た。

【０００５】 本考案は前記従来の問題を解消するために案出されたもので、その目的は使い 始めの時にも又毎回使用する時にも、手を汚さずに計量器を簡単に取り出して、 安全に又衛生的に使用することができる計量器付き容器を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

前記の目的を達成するために、本考案による計量器付き容器は、洗剤等の粉粒 物２を収容する広口の容器本体１と、この容器本体の広口部１ａに被着される着 脱可能な蓋体３と、前記粉粒物２の使用量を計る計量器５とを具備するものにお いて、前記蓋体３の内側面部に計量器５を着脱可能に固定する計量器取付部６を 設けたことを特徴とする。

【０００７】 この計量器取付部６は、計量器５を掛止固定できるものであればどのような構 成のもの（例えば蓋体３と一体構造のもの）であっても良いが、蓋体３の内側面 部に接着固定される弾性的に開閉可能なクリップ形の基板１８と、この基板の下 面板部に固定される挟み具１０ａとから構成すると、計量カップ及び計量スプー ンの共用固定器具１６として供給し、使用者が蓋体３の内側面部に接着固定して 計量カップ又は計量スプーンの共用固定器具１６として安全に又衛生的に使用す ることができる。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図面に従い具体的に説明する。

【０００９】 図中１は洗剤、粉ミルク、農薬等の粉粒物２を収容する広口の容器本体で、こ の容器本体１の広口部１ａには合成樹脂で成形した蓋体３が着脱可能に螺合被着 される。

【００１０】 ５は粉粒物２の使用量を計る計量器で、本実施例の場合には柄５ａの付いた合 成樹脂製の計量スプーンであって、前記蓋体３の内側面部に設けた計量器取付部 ６に着脱可能に固定されるようになっている。

【００１１】 この計量器取付部６は蓋体３の内側面部にゴム板７を介して接着固定される合 成樹脂製の基板８と、この基板８の下面部に固定される挟み具１０とから構成さ れている。この挟み具１０は枢支ピン９を支点として開閉可能なものであって、 閉じ方向に捩りバネ（図示せず）で付勢され、計量器５の柄５ａの部分を基板８ との間に挟持して図示の如く固定するように構成されている。

【００１２】 なお前記取付部６は、蓋体３の内側面部にゴム板７を介して接着固定される弾 性的に開閉可能な図３に示す如きクリップ形の基板１８（計量器５の柄５ａの部 分を挟持固定できる）と、この基板１８の下面板部に固定される計量カップを挟 持固定可能な挟み具１０ａとから構成することもできる。

【００１３】

【考案の効果】

この考案の計量器付き容器は、洗剤等の粉粒物２を収容する広口の容器本体１ と、この容器本体の広口部１ａに被着される着脱可能な蓋体３と、前記粉粒物２ の使用量を計る計量器５とを具備するものにおいて、前記蓋体３の内側面部に計 量器５を着脱可能に固定する計量器取付部６を設けたものであるから、この取付 部６に計量器５を固定しておくことにより、使い始めの時にも又毎回使用する時 にも、手を汚さずに計量器５を簡単に取り出して、安全に又衛生的に使用するこ とができる。

【００１４】 また、前記取付部６を蓋体３の内側面部に接着固定される弾性的に開閉可能な クリップ形の基板１８と、この基板の下面板部に固定される挟み具１０ａとから 構成すると、計量カップ及び計量スプーンの共用固定器具１６として供給し、こ れを使用者が蓋体３の内側面部に接着固定して計量カップ又は計量スプーンの共 用固定器具１６として安全に又衛生的に使用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例による計量器付き容器の要部
切欠正面図。

【図２】図１のＡーＡ線に沿う矢視断面図。

【図３】前記容器の蓋体に取付使用される計量カップ及
び計量スプーンの共用固定器具を示した側面図。

【符号の説明】

１…容器本体、１ａ…容器本体の広口部、２…洗剤、粉
ミルク、農薬等の粉粒物、３…蓋体、５…計量器、５ａ
…柄、６…計量器取付部、７ａ…ゴム板、８…基板、１
８…クリップ形の基板、９…枢支ピン、１０，１０ａ…
挟み具。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 洗剤、粉ミルク、農薬等の粉粒物を収容
   する広口の容器本体と、この容器本体の広口部に被着さ
   れる着脱可能な蓋体と、前記粉粒物の使用量を計る計量
   カップ、計量スプーン等の計量器とを具備する計量器付
   き容器において、前記蓋体の内側面部に計量器を着脱可
   能に固定する計量器取付部を設けたことを特徴とする計
   量器付き容器。
2. 【請求項２】 前記の計量器取付部が蓋体の内側面部に
   接着固定される弾性的に開閉可能なクリップ形の基板
   と、この基板の下面板部に固定される挟み具とから構成
   されていることを特徴とする請求項１記載の計量器付き
   容器。