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JP3043305B2 - 半導体設備内の環境分析用イオンクロマトグラフィーシステム - Google Patents

半導体設備内の環境分析用イオンクロマトグラフィーシステム

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JP3043305B2
JP3043305B2 JP9355646A JP35564697A JP3043305B2 JP 3043305 B2 JP3043305 B2 JP 3043305B2 JP 9355646 A JP9355646 A JP 9355646A JP 35564697 A JP35564697 A JP 35564697A JP 3043305 B2 JP3043305 B2 JP 3043305B2
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ion chromatography
valve
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container
air
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振 豪 周
尚 慶 金
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Samsung Electronics Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/96Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation using ion-exchange
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/48Manufacture or treatment of parts, e.g. containers, prior to assembly of the devices, using processes not provided for in a single one of the groups H01L21/18 - H01L21/326 or H10D48/04 - H10D48/07
    • HELECTRICITY
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置製造設
備内の環境評価のためのイオンクロマトグラフィーシス
テムに関するもので、より詳細には半導体設備内の環境
分析用イオンクロマトグラフィーシステムの中で、効率
的で正確に試料を作成して処理する前処理部に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置は非常に精密な装置で、その
製造のためには精密な加工技術と清浄な環境が必要であ
る。従って、半導体装置の製造設備では、設備内の環境
を正常にするためにクリーンルーム等の設備を設け、環
境に存在する可能性がある異物質ガスや微粒子を厳しく
管理している。そして、異物質管理が正常に行われてい
るかを検査するため、多様な方法を使用している。
【0003】半導体装置の製造環境における大気中の異
物質を管理する方法の1つが、イオンクロマトグラフィ
ーを使用する方法である。この方法は、必要なターゲッ
ト位置の空気を捕集し、インピンジャー(Impinger)装置
の容器内の純水等の吸収液に通過させ、この過程で吸収
液に溶解したガス成分のイオンをイオンクロマトグラフ
ィーで検査し、大気中に異物質成分があるかを確認す
る。
【0004】図4は、従来の一般的なイオンクロマトグ
ラフィーの概略的な構成を示す図面である。
【0005】イオンクロマトグラフィーは、純水等のよ
うな溶媒のイオンの電気伝導度を測定することにより、
微量成分を検出する精密な装置である。その構成を調べ
てみると、まず試料は、分離装置により陰イオン性及び
陽イオン性試料とに分離され、試料投入調節バルブ11
を経る。試料投入調節バルブ11は、作業者の調節によ
って試料を、サンプルループ12に送るか、または放流
ライン13に直接送る。同様に、イオンクロマトグラフ
ィー法に使用される運搬溶媒を、運搬溶媒側の調節バル
ブ15を通してサンプルループ12や放流ライン13へ
送るか、またはガードカラム16に直接送れるように構
成する。ガードカラム16では、物質間の親和性を利用
し、一部の物質を分離カラム17に送り、分離カラム1
7では物質の移動速度の差を利用し、特定物質別に分離
し検出器18に送る。
【0006】その他にも、イオンクロマトグラフィー
を、超純水の分析等に利用するために、サンプルループ
の代わりに濃縮カラムを設置し、元の試料を濃縮してガ
ードカラムに送るか、インゼクタ(Injecter)を利用し試
料をガードカラムに直接送る方法もとれる。
【0007】しかし、イオンクロマトグラフィーは、液
相の試料からイオンを検出して、その電気伝導度により
微量成分を分析する装置であるので、大気中の微量成分
の検出は不可能であった。
【0008】図5は、従来のインピンジャー(Impinger)
装置を示した図面である。
【0009】大気を捕集して試料を作成する方式は、大
略2つタイプに分けられる。その中の1つ(図示せず)
は、入口が広い容器に吸収液を入れて、設備内の一定位
置に一定時間放置し、該当位置の大気が自然に吸収液に
溶けこむように構成した単純型である。
【0010】他の1つは、図5のように、筒状の吸収液
容器21の一部に吸収液22を満たして、入口を密封材
で密封し、その密封材23には、大気を吸入して吸収液
中に送る吸気管24と、吸収液を経た吸収液の上部空間
にある残余ガスを外部に送る排気管25とが通され、2
つの管のうち少なくとも1つに設置されたポンプ26、
容器外部の大気がポンプの作用で強制的に吸収液を通過
するようにしつつ、大気中の可溶成分が吸収液に溶けこ
むように構成された大気押送式のインピンジャー装置を
利用するものである。
【0011】以上の大気捕集方式は、所望の位置の大気
を捕集して試料を作成し、分析設備に移動させて分析す
る。
【0012】以上のようなインピンジャー装置及びイオ
ンクロマトグラフィーによる従来の大気成分分析は、そ
の部分的または全体的な構成による問題点がいくつかあ
る。以下、各問題点を述べる。
【0013】まず、従来の大気成分の分析では、大気を
捕集して試料を作成するターゲット位置、すなわちサン
プルリングポイントと、試料の分析が行われる分析位置
とが相互に異なっていた。従って、試料を装置まで移動
させ、試料を装置に注入する過程で、外部の汚染物質が
混入したり、ガラス製の試料容器に含まれた汚染物質が
溶解したりして、汚染が発生するという問題があった。
【0014】また、試料を移動し装置に注入する過程で
必然的に時間を要し、即座に分析しにくいので、ターゲ
ット位置で発生する状況に対し、迅速に適切な措置が取
れず時間適応性が劣るという問題点があった。
【0015】そして、従来のインピンジャー装置は、大
気を吸収液に押送する手段が、単純な管であったため、
吸収液と接触する大気の表面積が小さく吸収率が低かっ
た。従って、大気中の可溶成分を吸収液に吸収させるた
めには、長時間を必要とした。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的の一つ
は、測定しようとする位置の大気成分を即座に分析し、
分析中のどのような状態にも迅速に対処し得る半導体設
備の環境分析用イオンクロマトグラフィーシステムを提
供することにある。
【0017】本発明の他の目的は、測定する大気を吸収
液に溶解させて試料を作成する前処理段階での汚染の可
能性を低め、大気吸収率を高めた構成を有する半導体設
備の環境分析用イオンクロマトグラフィーシステムを提
供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体設備
の環境分析用イオンクロマトグラフィーシステムは、大
気押送式インピンジャーとイオンクロマトグラフィーと
を備え、前記のインピンジャー装置は吸収液容器と、前
記の容器に外部で連結する吸気管及び排気管と、大気押
送用ポンプとを備え、前記イオンクロマトグラフィーは
ガードカラムと、分離カラムと、検出器とを備えるイオ
ンクロマトグラフィーシステムにおいて、前記吸気管の
吸入口は、測定ターゲット位置にあり、前記インピンジ
ャー装置の吸収液容器の吸収液が、直接にイオンクロマ
トグラフィーの試料注入口と連結することを特徴とす
る。
【0019】さらに、本発明は、ターゲット位置の大気
成分を一定時間内に測定するためのもので、イオンクロ
マトグラフィーの検出器等の装備に連結する試料処理器
を、ノートブックコンピューター等のような小型装備か
ら構成し、システム全体を、設備に必要な場合はいつで
も設置し得るように構成した携帯型システムとすること
を特徴とする。
【0020】さらに、本発明は、システムを携帯型にす
る代わりに、大気吸入管を多経路のソレノイドバルブと
し、バルブの経路を統制可能なプログラムを入力させた
タイマーで調整し、バルブの各経路には多くの設備内部
の位置を連結させ、作業者がいつでも所望する位置の大
気を、作業位置において即時に判断できるよう調整され
ることを特徴とする。
【0021】さらに、本発明はインピンジャー装置の吸
収液容器の下部と、イオンクロマトグラフィーの試料注
入口は配管で連結され、配管には調節バルブ及びポンプ
が設置されることを特徴とする。このとき、配管にはポ
ンプが設置されることもある。
【0022】さらに、本発明による半導体設備の環境分
析用イオンクロマトグラフィーシステムは、大気押送式
インピンジャー装置とイオンクロマトグラフィーとを備
えてなり、前記のインピンジャー装置は吸収液容器、前
記の容器に外部を連結する吸気管及び排気管、大気押送
用のポンプとを備え、前記のイオンクロマトグラフィー
はガードカラム、分離カラム及び検出器とを備えるイオ
ンクロマトグラフィーシステムにおいて、前記インピン
ジャー装置の吸収液容器は、大気吸収率を高めるよう
に、吸入された大気と吸収液との接触を増やすように構
成されることを特徴とする。
【0023】さらに、本発明では吸入された大気と吸収
液との接触を増やす1つの形態として、インピンジャー
装置に拡散スクラバを使用し、拡散スクラバには吸収液
を通過させないが、大気成分は通過させる選択的透過膜
(Membrane)を利用することを特徴とする。
【0024】さらに、本発明では吸収液と大気との接触
を増やすために、吸収液容器を長く形成し、吸気管の出
口が容器の底面に位置するようにし、気泡が吸収液面に
浮かび上がるまでの時間を延長させ、吸気管の出口の面
積を大きくして多数の噴射孔を形成して、気泡を多数に
して接触表面積を増やすことを特徴とする。
【0025】さらに、以上の本発明では共通的して使用
するインピンジャー装置を、使用するごとに浄化させる
ように、吸収液容器に大気を引き入れる管に4ウェイバ
ルブ等の多経路バルブを設置して測定ターゲットの大気
を窒素ガスでパージ(Purge)できるようにし、投入また
は放出された大気量測定が可能になるように流量計(Flo
w Meter)を設置し、容器の吸収液を交換できるように、
更に吸収液供給ラインを設置する。なお、パージ用の窒
素ガスラインに、標準ガスゼネレーターを結合させてイ
オンクロマトグラフィーシステムの検出、分析作業の基
準点を取る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施例
を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0027】図1は、本発明の一実施例による、半導体
設備の環境分析用イオンクロマトグラフィーシステムの
構成を概略的に示した図面である。
【0028】空間の上部には、本システムによる分析の
前処理部に該当するインピンジャー装置が設置され、下
部にはイオンクロマトグラフィーが設置されている。イ
オンクロマトグラフィーの構成は、一般的なサンプルル
ープ方式と同一である。連結配管の連結バルブ31を開
けると、試料注入口14にはインピンジャー装置の吸収
液が、すぐに投入され得るようになっている。インピン
ジャー装置の吸気管32には、4ウェイバルブ33が設
置され、その中のいずれか1つの経路には、パージ用の
窒素ガスライン34が連結されている。排気管35に
は、バルブ36と真空ポンプ37、流量計38が連結さ
れており、吸収液容器39に吸収液として純水を補充で
きるように、純水ライン40とポンプ41とが設置され
ている。吸収液容器は、異物質の湧出による汚染を抑制
し得るようにPTFE(Poly TetraFluoro Ethylene)材
質からなっている。
【0029】本実施例で試料を作成し分析する過程を調
べると、連結配管の連結バルブ31を閉め、純水ライン
40のポンプ41を稼動させてから、吸収液容器39
は、吸収液を受け入れる。そして、吸気管32の4ウェ
イバルブ33を、大気を受け入れるように選択した後、
排気管35の真空ポンプ37を稼動させる。一定時間ま
たは一定量の大気を吸収液に通過させた後、真空ポンプ
37の稼動を中止し、連結配管の連結バルブ31を開け
て、大気成分が溶解した吸収液を、イオンクロマトグラ
フィーの試料注入口14に送る。
【0030】イオンクロマトグラフィーでは成分を分析
し、インピンジャー装置では吸収液容器39の残余吸収
液を放出し、4ウェイバルブ33を調節して真空ポンプ
37を稼動して、装置内部の残余大気をパージする。イ
オンクロマトグラフィーでは試料投入口14に投入され
た試料が、陽イオンと陰イオンとに分離され電気伝導度
検出器18で分析される。
【0031】本実施例のシステムは、データ処理装置と
してノートブックコンピューターを採択し、システムを
カート(Cart)に設置し便利に移動できるようにする。従
って、ある位置で即時に大気分析を実施した後、他の設
備や位置に移動し、新たに大気分析を実施することがで
きる。
【0032】図2は、本発明の他の一実施例による、半
導体設備の環境分析用イオンクロマトグラフィーシステ
ムの構成を概略的に示した図面である。
【0033】イオンクロマトグラフィーは一般的なサン
プルループ方式の装備からなり、インピンジャー装置は
吸収液容器と、膜を利用した拡散スクラバ42と、ソレ
ノイドバルブ43を利用した多経路吸気管とからなって
いる。
【0034】拡散スクラバ42の構成を調べると、PT
FE材質のシリンダー型容器44の内部にゴアテックス
(Gore-Tex:商品名、アメリカデュポン社製)膜からな
るチューブ45が設置されている。シリンダー形容器4
4の一の側に、大気が投入される吸気管46と、他の側
にはシリンダー形容器44内に設置されたチューブ45
に沿って流れる大気を排出するための排気管47とが設
置されている。そして、チューブ45の一端は、吸収用
供給容器30と連結し、他端はイオンクロマトグラフィ
ーの試料投入口14と連結する。
【0035】排気管47には、流量計48とバルブ49
及び真空ポンプ50とが設置されており、吸気管46に
はソレノイドバルブ43が設置される。ソレノイドバル
ブ43は多経路型からなっており、バルブのそれぞれの
支路は、測定する位置において配管で連結しており、プ
ログラムが可能なタイマー51により経路の操縦が可能
である。その経路の中のいずれか1つには、純粋な窒素
ガスライン52が連結されている。窒素により、インピ
ンジャー装置の残留気体をパージして、従来位置で採取
した気体の残留成分が検出されるメモリ効果が防止され
るようにする。また窒素は、試料作成の初期で、大気を
捕集する前に空気中の二酸化炭素が吸収液に溶けこむ現
象を防止する。
【0036】タイマー51がソレノイドバルブ43の一
支路を開放し、排気管47の真空ポンプ50を駆動させ
ると、測定ターゲット位置の大気が、拡散スクラバ42
の外管をなすPTFE材質のシリンダー形容器44に吸
入される。吸入された大気は外管に沿って流れつつ、拡
散スクラバ42の内部に設置されたチューブ45と接触
するようになる。チューブ45は、ゴアテックスのよう
に空気を通すが、吸収液である純水や薄い過酸化水素溶
液は通過させない材質からなるので、大気成分がチュー
ブ45内の吸収液に吸収され、残余大気は排気管47を
通して排気される。チューブ45の材質、厚さ、経路
数、長さ等を調節して吸収度を増加させる。また、拡散
スクラバ42内の圧力等も吸収度に影響を及ぼす。
【0037】拡散スクラバ42に一定量の大気を通過さ
せると大気成分が吸収されてチューブ45内の吸収液は
試料となり、その試料はイオンクロマトグラフィーの試
料投入口14に投入されて、検出器18で分析される。
【0038】拡散スクラバ42を通過する大気により吸
収液が押しあげられるときは、吸収液の蒸発により放出
段階でおこる流速の変化を防止するために、吸入法を取
ることが好ましい。吸収液の供給容器30は拡散スクラ
バ42より1m程度高く位置させて、膜の微細孔を通し
空気泡等を吸収液に吸収させ、気泡発生を誘発すること
を防止した。
【0039】本実施例の場合は、システムを統制室等の
特定位置に固定設置した後、試料の流入部分を位置ごと
に設置し、工場全体の環境をモニターする中央監視シス
テムの形態にしたりすることが可能である。また、ソレ
ノイドバルブが設置されていない単純な吸気管を設置し
た半導体設備の環境分析用イオンクロマトグラフィーシ
ステムを、図3の実施例で述べるように、携帯型にする
ことも可能である。
【0040】図3は、本発明の一実施例によって、大気
と吸収液との接触を増やした、半導体設備の環境分析用
イオンクロマトグラフィーシステムのインピンジャー装
置を概略的に示した図面である。
【0041】吸収液容器53をPTFE材質の長い円筒
形とし、吸気管54は容器の底面に達する程度に長く形
成する。そして吸気管54には流量計55を設置して、
吸入する大気量を調節可能にした。排気管56には、真
空ポンプ57を設置し、真空ポンプ57の前部にバルブ
58を設置した。吸気管54の一端部の放出口59は、
多数の微細孔を有するプレート形とした。
【0042】従って、本実施例によると、多数の微細孔
のため、気泡の発生数が多く、同じ容積の気体を放出す
る時も、表面積を大きくすることにより大気が吸収液に
吸収される効率を高め得る。また、容器を長く形成した
ので、吸収液の中から気泡が浮かび上がるまでの時間が
延長し、大気の吸収率を高め得る。PTFE容器は吸収
液に溶出しないので、正確に分析を行える。
【0043】そして、吸気管に設置された流量計と、排
気管に設置された調節バルブ及び真空ポンプにより、一
般大気圧より低い圧力を有する位置にある大気も、逆流
せず一定量を吸入して分析可能とし、吸入される状態を
維持し、試料分析に正確性及び再現性を持たせる。
【0044】以上において本発明は、記載された具体例
に対してのみ詳細に説明したが、本発明の技術思想範囲
内で、多様な変形及び修正が可能であることは、当業者
によって明らかなものであり、このような変形及び修正
が、添付の特許請求範囲に属することは当然なものであ
る。
【0045】
【発明の効果】本発明の半導体設備の環境分析用イオン
クロマトグラフィーシステムによると、まず、測定しよ
うとする位置における大気の成分を即座に分析し、迅速
に状況に対処し得るという利点がある。
【0046】また、本発明の半導体設備の環境分析用イ
オンクロマトグラフィーシステムによると、分析する大
気を吸収液に溶解させて試料を得る前処理段階で、移送
過程での汚染や容器による汚染可能性を低め、分析に必
要な大気の吸収率を高め得るので、正確で迅速な大気成
分の分析が可能であるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による、半導体設備の環境分
析用イオンクロマトグラフィーシステムの構成を概略的
に示した図面である。
【図2】本発明の一実施例による、半導体設備の環境分
析用イオンクロマトグラフィーシステムの構成を概略的
に示した図面である。
【図3】本発明の一実施例によって、大気と吸収液との
接触を増やした、半導体設備の環境分析用イオンクロマ
トグラフィーシステムのインピンジャー装置を概略的に
示した図面である。
【図4】従来の一般的なイオンクロマトグラフィーの概
略的な構成を示す図面である。
【図5】従来のインピンジャー(Impinger)装置を示す図
面である。
【符号の説明】
11: 試料投入調節バルブ 12: サンプルループ 13: 放流ライン 14: 試料投入口 15: 運搬溶媒側の調節バルブ 16: ガードカラム 17: 分離カラム 18: 検出器 39、53: 吸収液容器 32、46、54: 吸気管 35、47、56: 排気管 41: ポンプ 31: 連結バルブ 33: 4ウェイバルブ 34、52: 窒素ガスライン 36、49、58: バルブ 37、50、57: 真空ポンプ 38、48、55: 流量計 40: 純水ライン 42: 拡散スクラバ 43: ソレノイドバルブ 44: シリンダー形容器 45: チューブ 51: タイマー 59: 放出口
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G01N 30/20 G01N 30/20 N 30/46 30/46 A (56)参考文献 特開 平6−11496(JP,A) 特開 平1−203968(JP,A) 特開 平1−203969(JP,A) 特開 平8−233706(JP,A) 特開 平6−300741(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 30/88 G01N 1/22 G01N 30/04 G01N 30/06 G01N 30/16 G01N 30/20 G01N 30/46

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大気押送式インピンジャー装置とイオン
    クロマトグラフィーとを具備する半導体設備の環境分析
    用イオンクロマトグラフィーシステムであって、 前記インピンジャー装置は吸収液容器と、前記容器に
    連結する吸気管及び排気管と、前記排気管に連結す
    大気押送用ポンプとを備え、前記吸収液容器 の吸収液が、直接にイオンクロマトグラ
    フィーの試料注入口に入るように連結され、前記吸気管には多経路バルブが設置され、前記多経路バ
    ルブの各経路は、前記半導体設備の所定の測定ターゲッ
    ト位置に連結され、 前記多経路バルブから前記インピンジャー装置までの残
    留気体をパージ(Purge)して前記吸収液に二酸化炭素が
    溶け込むことを防止するためのパージガスラインが前記
    多経路バルブの一経路に連結され、 前記イオンクロマトグラフィーはガードカラムと、分離
    カラムと、検出器とを備えることを特徴とするシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記検出器に連結されたデータ分析機を
    小型装備とし、前記インピンジャー装置と前記イオンク
    ロマトグラフィーを構成する要素等と共に移動カート(C
    art)に設置して、携行が容易になることを特徴とする請
    求項1に記載のシステム
  3. 【請求項3】 前記多経路バルブはソレノイドバルブで
    あって、前記ソレノイドバルブを調整して、前記所定の
    測定ターゲット位置の大気を選択して分析することを特
    徴とする請求項1に記載のシステム
  4. 【請求項4】 前記ソレノイドバルブは、前記多経路バ
    ルブの経路が統制できるようにプログラム可能なタイマ
    ーで調整されることを特徴とする請求項3に記載のシス
    テム
  5. 【請求項5】 前記インピンジャー装置の吸収液容器の
    下部と、前記イオンクロマトグラフィーの試料注入口は
    配管で連結され、前記配管には調節バルブが設置される
    ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  6. 【請求項6】 前記パージ用のガスラインは窒素ライン
    であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項
    に記載のシステム
  7. 【請求項7】 前記吸入管または排気管には、流量計(F
    low Meter)が設置されることを特徴とする請求項1乃至
    6のいずれか1項に記載のシステム
  8. 【請求項8】 前記吸収液容器には吸収液を供給し得る
    ようにポンプが設置され、吸収液供給ラインが付加され
    ることを特徴とする請求項7に記載のシステム
  9. 【請求項9】 大気押送式インピンジャー装置とイオン
    クロマトグラフィーとを具備する半導体設備の環境分析
    用イオンクロマトグラフィーシステムであって、 前記インピンジャー装置はシリンダー型吸収液容器と、
    前記容器に外部連結する吸気管及び排気管と、大気押
    送用ポンプとを備え、前記吸気管には多経路バルブが設置され、前記多経路バ
    ルブの各経路は、前記半導体設備の所定の測定ターゲッ
    ト位置に連結され、 前記多経路バルブから前記インピンジャー装置までの残
    留気体をパージ(Purge)して前記吸収液に二酸化炭素が
    溶け込むことを防止するためのパージガスラインが前記
    多経路バルブの一経路に連結され、 前記インピンジャー装置には、シリンダー型容器の内部
    に選択的な透過膜からなるチューブが設置され、前記シ
    リンダー型容器の一端部には、大気を投入させる吸気管
    が、前記容器の他端部には前記シリンダー型容器内で設
    置された前記のチューブに沿って流れる大気が排出され
    るように排気管が設置され、前記チューブの一端には吸
    収液供給部が、前記チューブの他端には前記イオンクロ
    マトグラ前記イオンクロマトグラフィーはガードカラム
    と、分離カラムと、検出器とを 備えることを特徴とする
    システム
  10. 【請求項10】 前記選択的な透過膜がゴアテックス
    (Gore-Tex)(登録商標)からなることを特徴とする請
    求項9に記載のシステム。
  11. 【請求項11】 前記インピンジャー装置は大気吸収率
    を高め得るように吸気管の出口を多数の噴射孔が形成さ
    れた板形状として発生する気泡数を増やしたことを特徴
    とする請求項1に記載のシステム
  12. 【請求項12】 前記吸気管には流量計が設置されるこ
    とを特徴とする請求項10または11に記載のシステ
  13. 【請求項13】 前記吸収液容器には、吸収液供給ライ
    ンが更に設置されることを特徴とする請求項12に記載
    システム
  14. 【請求項14】 前記多経路バルブはソレノイドバルブ
    であって、前記バルブの各経路は、それぞれ測定ターゲ
    ット位置と配管で連結されることを特徴とする請求項9
    乃至13のいずれか1項に記載のシステム
  15. 【請求項15】 前記ソレノイドバルブは、プログラム
    できるタイマーにより前記各経路が調節されることを特
    徴とする請求項14に記載のシステム。
  16. 【請求項16】 前記パージ用ガスラインは前記測定タ
    ーゲットから吸気した大気を窒素ガスでパージすること
    を特徴とする請求項14または15に記載のシステム。
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