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JP3036582U - 袋詰め加工魚肉 - Google Patents

袋詰め加工魚肉

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Publication number
JP3036582U
JP3036582U JP1996010054U JP1005496U JP3036582U JP 3036582 U JP3036582 U JP 3036582U JP 1996010054 U JP1996010054 U JP 1996010054U JP 1005496 U JP1005496 U JP 1005496U JP 3036582 U JP3036582 U JP 3036582U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
fish meat
bag container
bag
bagged
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1996010054U
Other languages
English (en)
Inventor
敦央 稲葉
Original Assignee
いなば食品株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by いなば食品株式会社 filed Critical いなば食品株式会社
Priority to JP1996010054U priority Critical patent/JP3036582U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3036582U publication Critical patent/JP3036582U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工魚肉の缶詰は、内容物を食した後の空缶
のゴミ処理が不便となってきた。 【解決手段】 少なくとも底部にマチを備えた積層フィ
ルムシートによる袋容器10に加工魚肉を詰めて密封した
袋詰め加工魚肉とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、フレーク状としたマグロ肉などを油漬けなどとした加工魚肉に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
今日、マグロやカツオの肉を油漬けとし、フレーク状とした商品は、長期の保 存によっても品質が変化しないように、缶容器に密封されて商品とされている。 そして、この缶容器も、最近では、プルオープンタイプと称され、缶切りなど の道具を用いることなく、指先でタブを引き起こすことにより、容易に開封する ことができる容器が数多く用いられている。
【0003】 又、近年、少人数で食する量に合わせ、一人用などの小型缶に詰めることが多 くなってきた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前述のように、マグロやカツオの油漬けは、開封容易な小容量の容器である缶 に詰められ、消費者の便利が計られているも、缶容器は、開封後も容器の形状を 変形させることができず、又、焼却することもできないため、ゴミとしての処理 に不便を感じることがあった。
【0005】 本考案は、このような問題点を排除し、手軽に携帯し、開封も容易であり、更 に、内容物を食した後のゴミ処理も容易な小容量の加工魚肉を提供するものであ る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、少なくとも底部にマチを備えた積層フィルムシートによる袋容器に 食用加工した魚肉を詰めて密封した袋詰め加工魚肉とするものである。 このように、加工魚肉を袋詰めとする故、開封が容易であり、内容物を食した 後、ゴミとなる空袋の処理も容易とすることができる。
【0007】 又、請求項2に記載する考案としては、積層フィルムシートとして、アルミ箔 などの金属箔層と、エバールやポリビニルアルコール共重合体などのガスバリヤ ー樹脂層を有する多層積層フィルムシートによる袋容器を用いるものである。 このように、金属箔層やガスバリヤー樹脂層を形成した積層フィルムシートの 袋容器とする故、比較的長期間の保存を行うことができる。
【0008】 更に、請求項3に記載する考案としては、塩水漬けや油漬けとしたマグロやカ ツオのフレークの100g程度を袋容器に詰めた袋詰め加工魚肉とするものであ る。 このように、マグロやカツオのフレークは、不定形容器である積層フィルムシ ートの袋容器に詰めることが容易である。
【0009】 又、100g程度とすれば、少人数で食するのに適量であり、携帯や保管も容 易である。 そして、請求項4に記載する考案としては、袋容器の表シートと裏シートとを 左右両辺及び上辺で接合し、折り返した底シートを表シート及び裏シートに接合 するに際し、底シートの前半底と表シートとの接合及び底シートの後半底と裏シ ートとの接合は、円弧状の接着部をもって表シートと裏シートとの接合部に連続 させて接合するものである。
【0010】 このように、底シートと表シートや裏シートとの接着部を円弧状とすることに より、袋容器内に形成される空間の下方に隅角部が発生することを防止し、内容 物の取り出しを容易とすることができる。 又、請求項5に記載する考案としては、袋容器内に、魚肉や清水又は油と共に 、窒素などの不活性ガスをも封入する袋詰め加工魚肉とするものである。
【0011】 このように、固形物である魚肉と油などの液体、及び、少量の気体を封入すれ ば、袋容器内が減圧状態となることを防ぎ、袋容器の底部にマチを設けているこ とと相俟って、袋容器の底部を広げ、積層フィルムシートの袋容器を容易に立て ることができる。 又、請求項6に記載する考案としては、袋容器の上端近傍両側に切り込み部を 設けるものである。
【0012】 このように、袋容器の両側に切り込み部を設ければ、容器の開封が一層容易と なり、小さく開封して積層フィルムシートの袋容器から液体を先に流すことも容 易となる。
【0013】
【考案の実施の形態】
本考案に係る袋詰め加工魚肉の実施の形態は、図1に示すように、僅かに縦長 とした矩形の積層フィルムシートの周囲を接合して密封したラミネート構造の袋 容器10に100g程度のマグロ又はカツオのフレーク油漬けを封入するものであ る。
【0014】 この食用加工された魚肉であるマグロやカツオのフレーク油漬けは、従来、マ グロやカツオの油漬け缶詰や塩水漬け缶詰とされていた油漬けの魚肉のフレーク であり、マグロなどの頭部、エラ、及び、内蔵を除去した魚体を蒸気釜で加熱し 、冷却後、骨、皮、血合いなどを除去した白色肉を解し、サラダ油と僅かな食塩 及び調味料、又は、清水と僅かな食塩及び調味料を添加するものである。
【0015】 そして、この袋容器10は、幅10cm程度、高さ14cm程度の表シート11と 裏シート13の周囲をヒートシールにより密着させるものであり、図2に示すよう に、中央で折り返した底シート15を表シート11と裏シート13の間に挿入し、図3 に示すように、表シート11の左右及び上辺の接着部Aにより表シート11を裏シー ト13に接着するものであり、下辺近傍の接着部Bにより底シート15の前半底16と 接着するものである。
【0016】 又、裏シート13の下辺近傍は底シート15の後半底17と接着し、袋容器10を密封 状態とするものである。 そして、この底シート15の前半底16と表シート11との接着部B及び底シート15 の後半底17と裏シート13との接着部は、円弧状に湾曲した曲線形状により表シー ト11と裏シート13との接着部Aに連続させるものである。
【0017】 尚、表シート11及び裏シート13を相互に接着する接着部Aの上辺部分は、内容 物の充填後に接着密封するものである。 更に、底シート15の前半底16と後半底17とを相互に左右両端のみで接着し、図 4に示すように、表シート11と裏シート13の左右両辺及び上辺を一体とする一体 部25を形成するものである。
【0018】 尚、底シート15の折り返し高さhは、3cm程度としている。 従って、この袋容器10は、底シート15を用いて袋容器10の底部にマチを形成し 、底シート15は前半底16と後半底17との左右端のみを接合している故、図5に示 すように、表シート11及び裏シート13の底部中央部分を開くことができ、図1に 示したように、立てることができるものである。
【0019】 更に、表シート11と前半底16との接着部B、及び、裏シート13後半底17との接 着部は、図3に示したように、円弧形状として表シート11裏シート13との接着部 Aに連続させている故、袋容器10の内部空間に隅角部が発生せず、フレークなど の内容物が底部近傍に詰まることを防止できる。 尚、袋容器10の上部近傍左右両側には、小さな切り込み部21を設け、破断開封 時の初期破断を容易といている。
【0020】 そして、この表シート11や裏シート13及び底シート15は、多層ラミネート構造 の積層フィルムシートを用いるものであり、アルミ箔などの金属箔層及びガスバ リヤー樹脂層を有するレトルトパウチに適合したシートを用いるものである。 このガスバリヤー樹脂としては、エバール、ポリビニルアルコール共重合体、 エチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポリアミド系樹脂など、適宜のものを用 いるものである。
【0021】 又、この袋容器10に食用加工した魚肉を充填し、上辺部を密封するに際し、袋 容器10の内部に窒素ガスなどの不活性ガスを封入し、内部が減圧状態とならない ようにするものである。 このように、この袋詰め加工魚肉は、食用加工した魚肉を、小容量の積層フィ ルムシートによる袋容器10に密封する故、開封が容易であると共に、魚肉を取り 出した後の容器を処理する際のゴミ処理も容易である。
【0022】 そして、底部にマチを設け、立てることのできる袋容器10としている故、底部 を開いて立てた状態で店頭などに並べることもでき、又、小容量の小袋としてい る故、寝かせて保存することや携帯に便利であり、少人数で食することに適した 袋詰め加工魚肉である。 又、この袋容器10を形成する積層フィルムシートとして金属箔層及びガスバリ ヤー樹脂層を有する多層ラミネート構造のシートを用いている故、日光が当たる ことや空気中の酸素が入ることにより加工魚肉の品質が劣化することを防止でき る。そして、袋容器10への封入後、加熱殺菌を行って数年間の賞味期間とするこ とも可能である。
【0023】 更に、マグロやカツオの塩水漬け又は油漬けのフレークは、変形容易な積層フ ィルムシートによる袋容器10に詰めやすく、又、底部のマチを開いて袋容器10を 立てたり、マチを閉じて袋容器10を倒して保存するなど、容器を変形させること も容易とし、取り扱いが便利な袋詰め加工魚肉である。 そして、底シート15と表シート11や裏シート13との接合部Bを円弧状としてい る故、フレークなどの小片が袋容器10内の下方に溜まり、取り出しが困難となる ことを防止できるものである。
【0024】 又、この袋容器10には、固形物である魚肉とサラダ油などの液体と共に、ガス を封入して減圧状態としないようにしている故、袋容器10の内部でフレークなど の固形物を移動させることが比較的容易であり、袋容器10の形状を変化させるこ とが一層容易となる。 そして、袋容器10の左右両側に切り込み21を設ければ、袋容器10の開封を一層 容易とすることができるものである。
【0025】 このように、積層フィルムシートの袋容器10に密封したマグロやカツオのフレ ークの塩水漬け又は油漬けは、従来は缶容器に密封されていたものであるも、積 層フィルムシートの小袋に封入することにより、少人数で食するのに適すると共 に、長期保存も可能であり、更に、開封後の容器のゴミ処理も容易であると共に 、積層フィルムシートには、商品説明などの印刷を行うことが容易であり、且つ 、平面に説明文などを印刷すれば読みやすく、袋容器10を立てることができるよ うにしていることと相俟って商品説明を見易く且つ目立つようにすることができ るなど、種々の利点を有するものである。
【0026】
【考案の効果】
本考案は、少なくとも底部にマチを備えた積層フィルムシートによる袋容器に 食用加工した魚肉を詰めて密封した袋詰め加工魚肉とするものである。 従って、袋容器を立てて陳列することができ、更に、開封も容易にして魚肉を 食した後、空容器のゴミ処理も簡単に行えるものである。
【0027】 又、請求項2に記載した考案は、積層フィルムシートとして、金属箔層と、ガ スバリヤー樹脂層とを有する積層フィルムシートによる袋容器を用いる袋詰め加 工魚肉とするものである。 従って、日光や空気による品質の劣化を防止し、長期間の保存を可能とするこ とができる。
【0028】 そして、請求項3に記載した考案は、食用加工として塩水漬けや油漬けとした マグロやカツオのフレークの100g程度を袋容器に詰めるものである。 従って、少人数の食用に適し、携帯や保管保存を容易とすることができるもの である。 更に、請求項4に記載した考案は、表シートと裏シートとを左右両辺及び上辺 に沿って接合し、底シートを表シートや裏シートに接合するに際し、底シートの 前半底と表シートとの接合、及び、底シートの後半底と裏シートとの接合は、円 弧状の接着部として接合するものである。
【0029】 従って、袋容器の内部空間における下方に隅角部がなく、内容物を取り出して 食することを容易とすることができるものである。 又、請求項5に記載した考案は、袋容器内に、加工魚肉や清水又は油と共に、 不活性ガスをも封入するものである。 従って、ガスの封入により袋容器内が減圧状態となることを防止し、立てるた めに底部のマチを開いたり、寝かせて保管する際に固形物である加工魚肉の袋容 器内での移動を容易とし、ひいては容器の形状を変形させて取り扱いを容易とす ることができるものである。
【0030】 尚、請求項6に記載した考案は、袋容器の上端近傍両側に切り込みを設けるも のである。 従って、開封を容易とし、簡単に内容物を取り出して食することができるもの である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る袋詰め加工魚肉の外観を示す斜視
図。
【図2】本考案に係る袋詰め加工魚肉に用いる袋容器の
分解図。
【図3】本考案に係る袋詰め加工魚肉に用いる袋容器の
表シートを示す図。
【図4】本考案に係る袋詰め加工魚肉に用いる袋容器の
接合状態を示す図。
【図5】本考案に係る袋詰め加工魚肉の底部を示す外観
斜視図。
【符号の説明】
10 袋容器 11 表シート 13 裏シート 15 底シート 16 前半底 17 後半底 21 切り込み部 25 一体部

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも底部にマチを備えた積層フィ
    ルムシートによる袋容器に食用加工した魚肉を詰めて密
    封したことを特徴とする袋詰め加工魚肉。
  2. 【請求項2】 積層フィルムシートとして、金属箔層と
    ガスバリヤー樹脂層とを有する多層積層フィルムシート
    による袋容器を用いたことを特徴とする請求項1に記載
    した袋詰め加工魚肉。
  3. 【請求項3】 食用加工として塩水漬けや油漬けとした
    マグロやカツオのフレークの100g程度を袋容器に詰
    めたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した
    袋詰め加工魚肉。
  4. 【請求項4】 袋容器の表シートと裏シートとを左右両
    辺及び上辺に沿って接合し、折り返してマチを形成する
    底シートを表シート及び裏シートに接合するに際し、底
    シートの前半底と表シートとの接合、及び、底シートの
    後半底と裏シートとの接合は、円弧状の接着部をもって
    表シートと裏シートとの接合部に連続させて接合するこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載し
    た袋詰め加工魚肉。
  5. 【請求項5】 袋容器内に、固形物である加工魚肉と液
    体である清水又は油と共に、不活性ガスをも封入するこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載し
    た袋詰め加工魚肉。
  6. 【請求項6】 袋容器の上端近傍両側に切り込み部を設
    けることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに
    記載した袋詰め加工魚肉。
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