JP3033429B2 - 空気調和装置の吊下げ構造 - Google Patents
空気調和装置の吊下げ構造Info
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- JP3033429B2 JP3033429B2 JP6060569A JP6056994A JP3033429B2 JP 3033429 B2 JP3033429 B2 JP 3033429B2 JP 6060569 A JP6060569 A JP 6060569A JP 6056994 A JP6056994 A JP 6056994A JP 3033429 B2 JP3033429 B2 JP 3033429B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和装置の吊下げ
構造に係り、特に、空調機ケーシングの天井面に対する
吊下げ作業の作業性向上対策に関する。
構造に係り、特に、空調機ケーシングの天井面に対する
吊下げ作業の作業性向上対策に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、天井吊下げ型の空気調和装置
では、空調機ケーシングを、その両側部に取付けられた
L型の吊り金具を介して天井面に宙吊り状態で吊下げて
いる。つまり、吊り金具の水平部をケーシング上面に、
また鉛直部をケーシング側面に夫々対向させ、天井面か
ら垂下する吊下げボルトの中間部に水平部を締結し、鉛
直部にケーシング側面を係止している。このような構成
を開示したものとして実開平2−67821号公報があ
る。
では、空調機ケーシングを、その両側部に取付けられた
L型の吊り金具を介して天井面に宙吊り状態で吊下げて
いる。つまり、吊り金具の水平部をケーシング上面に、
また鉛直部をケーシング側面に夫々対向させ、天井面か
ら垂下する吊下げボルトの中間部に水平部を締結し、鉛
直部にケーシング側面を係止している。このような構成
を開示したものとして実開平2−67821号公報があ
る。
【0003】そして、この吊り金具による吊下げ作業で
は、先ず、各吊り金具を空調機ケーシングの幅寸法に一
致した間隔を存した位置に配置して、水平部を吊下げボ
ルトに締結し、その後、各吊り金具に対して空調機ケー
シングの各側面を夫々係止している。
は、先ず、各吊り金具を空調機ケーシングの幅寸法に一
致した間隔を存した位置に配置して、水平部を吊下げボ
ルトに締結し、その後、各吊り金具に対して空調機ケー
シングの各側面を夫々係止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した構
成では、予め空調機ケーシングの幅寸法を図っておくな
どといった作業が必要であり、その作業が煩雑であっ
た。
成では、予め空調機ケーシングの幅寸法を図っておくな
どといった作業が必要であり、その作業が煩雑であっ
た。
【0005】また、空調機ケーシングを吊り金具に係止
した状態では、吊り金具の吊下げボルトに対する締結部
分は鉛直部の内側に位置している。このため、吊り金具
の位置調整、つまり吊下げボルトに対する締結高さ位置
の調整が行えない。従って、空調機ケーシングの吊下げ
高さ位置を調整する際には空調機を吊り金具から一旦取
外さねばならず、この位置調整のための作業時間が長く
なってしまう。
した状態では、吊り金具の吊下げボルトに対する締結部
分は鉛直部の内側に位置している。このため、吊り金具
の位置調整、つまり吊下げボルトに対する締結高さ位置
の調整が行えない。従って、空調機ケーシングの吊下げ
高さ位置を調整する際には空調機を吊り金具から一旦取
外さねばならず、この位置調整のための作業時間が長く
なってしまう。
【0006】これら課題を解消するために、吊り金具の
水平部をケーシング側面よりも外側に位置させる所謂外
吊り状態にすることがある。これによれば、吊り金具の
締結部分が鉛直部よりも外側に位置するため、吊り金具
を空調機ケーシングに取付けた状態で吊り金具を吊下げ
ボルトに締結でき、空調機ケーシングを取外すことなく
高さ調整も可能となる。
水平部をケーシング側面よりも外側に位置させる所謂外
吊り状態にすることがある。これによれば、吊り金具の
締結部分が鉛直部よりも外側に位置するため、吊り金具
を空調機ケーシングに取付けた状態で吊り金具を吊下げ
ボルトに締結でき、空調機ケーシングを取外すことなく
高さ調整も可能となる。
【0007】しかしながら、これでは、吊り金具がケー
シング側方に大きく張出すことになり、空調機の外観の
悪化や配設スペースの増大を招いてしまい好ましくな
い。
シング側方に大きく張出すことになり、空調機の外観の
悪化や配設スペースの増大を招いてしまい好ましくな
い。
【0008】本発明は、これらの点に鑑みてなされたも
のであって、吊り金具を外吊り状態にすることなく、簡
単で且つ短時間に空調機の吊り金具による吊下げ作業を
行うことを目的とする。
のであって、吊り金具を外吊り状態にすることなく、簡
単で且つ短時間に空調機の吊り金具による吊下げ作業を
行うことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、吊り金具を外吊り状態にすることなし
に、吊り金具の吊下げボルトに対する締結部分の操作を
可能とする空間を形成するようにした。
めに、本発明は、吊り金具を外吊り状態にすることなし
に、吊り金具の吊下げボルトに対する締結部分の操作を
可能とする空間を形成するようにした。
【0010】具体的に、請求項1記載の発明は、ケーシ
ング両側部に配設された吊り金具(14),(16) を天井面か
ら垂下した吊下げ部材(18)に締結することにより空調機
ケーシング(4) を天井から吊下げる空気調和装置の吊下
げ構造を前提としている。そして、前記吊り金具(14),
(16) に、空調機ケーシング(4) の上面に対向した水平
部(24)と、空調機ケーシング(4) の側面に対向した鉛直
部(26)とを備えさせる。また、前記水平部(24)に吊下げ
部材(18)が挿通される挿通孔(24a) を備えさせ、該挿通
孔(24a) に挿通された吊下げ部材(18)に対して水平部(2
4)の下側から締結部材(N) が装着されるようにする。更
に、鉛直部(26)に、空調機ケーシング(4)の側面が取付
けられる取付け部(26a) を備えさせると共に、吊下げ部
材(18)及び締結部材(N) の配設位置に対応して開口(26
b) を形成する。また、前記空調機ケーシング(4) の側
面に、開口(26b) に対応した凹部(22d) を形成する構成
としている。
ング両側部に配設された吊り金具(14),(16) を天井面か
ら垂下した吊下げ部材(18)に締結することにより空調機
ケーシング(4) を天井から吊下げる空気調和装置の吊下
げ構造を前提としている。そして、前記吊り金具(14),
(16) に、空調機ケーシング(4) の上面に対向した水平
部(24)と、空調機ケーシング(4) の側面に対向した鉛直
部(26)とを備えさせる。また、前記水平部(24)に吊下げ
部材(18)が挿通される挿通孔(24a) を備えさせ、該挿通
孔(24a) に挿通された吊下げ部材(18)に対して水平部(2
4)の下側から締結部材(N) が装着されるようにする。更
に、鉛直部(26)に、空調機ケーシング(4)の側面が取付
けられる取付け部(26a) を備えさせると共に、吊下げ部
材(18)及び締結部材(N) の配設位置に対応して開口(26
b) を形成する。また、前記空調機ケーシング(4) の側
面に、開口(26b) に対応した凹部(22d) を形成する構成
としている。
【0011】請求項2記載の発明は、前記請求項1記載
の空気調和装置の吊下げ構造において、挿通孔(24a) と
開口(26b) とを互いに連通させた構成としている。
の空気調和装置の吊下げ構造において、挿通孔(24a) と
開口(26b) とを互いに連通させた構成としている。
【0012】請求項3記載の発明は、前記請求項1また
は2記載の空気調和装置の吊下げ構造において、開口(2
6b) の縦方向の縁部に、締結部材(N) の装着位置によっ
て変化する吊下げ部材(18)下端の相対位置を確認するた
めの目盛り(26d) を設けた構成としている。
は2記載の空気調和装置の吊下げ構造において、開口(2
6b) の縦方向の縁部に、締結部材(N) の装着位置によっ
て変化する吊下げ部材(18)下端の相対位置を確認するた
めの目盛り(26d) を設けた構成としている。
【0013】請求項4記載の発明は、前記請求項1,2
または3記載の空気調和装置の吊下げ構造において、両
吊り金具(14),(16) に、空調機ケーシング(4) の幅寸法
に略合致した幅決め用コード(28)を架設した構成として
いる。
または3記載の空気調和装置の吊下げ構造において、両
吊り金具(14),(16) に、空調機ケーシング(4) の幅寸法
に略合致した幅決め用コード(28)を架設した構成として
いる。
【0014】
【作用】上記の構成により、本発明では以下に述べるよ
うな作用が得られる。請求項1記載の発明では、空調機
ケーシング(4) の天井面に対する吊下げ作業の際には、
先ず、空調機ケーシング(4) の側面に吊り金具(14),(1
6) の鉛直部(26)を取付ける。この状態では、吊り金具
(14),(16) の水平部(24),(24) は空調機ケーシング(4)
の上面に、また鉛直部(26),(26) は側面に夫々対向して
いる。その後、水平部(24)の挿通孔(24a) に吊下げ部材
(18)を挿通して水平部(24)の下側から締結部材(N) によ
り締結する。この際、吊下げ部材(18)に対する締結部材
(N) の螺合作業は、鉛直部(26)に形成された開口(26b)
及びケーシング側面に形成された凹部(22d) から行われ
る。このため、吊り金具(14),(16) の締結動作と同時に
空調機ケーシング(4) の吊下げ状態が得られる。また、
空調機ケーシング(4) の吊下げ状態を維持したままで、
吊り金具(14),(16) の吊下げ部材(18)に対する位置調整
が行えるので、空調機ケーシング(4) の吊下げ高さ位置
が簡単に調整できる。
うな作用が得られる。請求項1記載の発明では、空調機
ケーシング(4) の天井面に対する吊下げ作業の際には、
先ず、空調機ケーシング(4) の側面に吊り金具(14),(1
6) の鉛直部(26)を取付ける。この状態では、吊り金具
(14),(16) の水平部(24),(24) は空調機ケーシング(4)
の上面に、また鉛直部(26),(26) は側面に夫々対向して
いる。その後、水平部(24)の挿通孔(24a) に吊下げ部材
(18)を挿通して水平部(24)の下側から締結部材(N) によ
り締結する。この際、吊下げ部材(18)に対する締結部材
(N) の螺合作業は、鉛直部(26)に形成された開口(26b)
及びケーシング側面に形成された凹部(22d) から行われ
る。このため、吊り金具(14),(16) の締結動作と同時に
空調機ケーシング(4) の吊下げ状態が得られる。また、
空調機ケーシング(4) の吊下げ状態を維持したままで、
吊り金具(14),(16) の吊下げ部材(18)に対する位置調整
が行えるので、空調機ケーシング(4) の吊下げ高さ位置
が簡単に調整できる。
【0015】請求項2記載の発明では、吊下げ部材(18)
に締結部材(N) を装着したままで、吊下げ部材(18)を水
平部(24)の挿通孔(24a) に挿通でき、空調機ケーシング
(4)の吊下げ作業が簡単に行える。
に締結部材(N) を装着したままで、吊下げ部材(18)を水
平部(24)の挿通孔(24a) に挿通でき、空調機ケーシング
(4)の吊下げ作業が簡単に行える。
【0016】請求項3記載の発明では、空調機ケーシン
グ(4) の吊下げ高さ位置を調整する際、吊下げ部材(18)
下端の相対位置を、目盛り(26d) に合わせて設定するこ
とにより、吊下げ部材(18)に対する各締結部材(N) の装
着位置を夫々一致させることができる。このため、簡単
に空調機ケーシング(4) を水平状態に設定することがで
きる。
グ(4) の吊下げ高さ位置を調整する際、吊下げ部材(18)
下端の相対位置を、目盛り(26d) に合わせて設定するこ
とにより、吊下げ部材(18)に対する各締結部材(N) の装
着位置を夫々一致させることができる。このため、簡単
に空調機ケーシング(4) を水平状態に設定することがで
きる。
【0017】請求項4記載の発明では、吊り金具(14),
(16) を吊下げ部材(18),(18) に装着させた後、空調機
ケーシング(4) を吊り金具(14),(16) に係止させる吊下
げ作業に際し、各吊り金具(14),(16) 間に、幅決め用コ
ード(28)を架設し、この状態で吊り金具(14),(16) を吊
下げ部材(18)に締結する。このため、各吊り金具(14),
(16) は確実に空調機ケーシング(4) の幅寸法と一致し
た間隔で固定される。
(16) を吊下げ部材(18),(18) に装着させた後、空調機
ケーシング(4) を吊り金具(14),(16) に係止させる吊下
げ作業に際し、各吊り金具(14),(16) 間に、幅決め用コ
ード(28)を架設し、この状態で吊り金具(14),(16) を吊
下げ部材(18)に締結する。このため、各吊り金具(14),
(16) は確実に空調機ケーシング(4) の幅寸法と一致し
た間隔で固定される。
【0018】
(第1実施例)次に、本発明の第1実施例を図面に基い
て説明する。図1は、本例に係る天井吊下げ型の空気調
和装置(1) の内部構造を示している。この図のように、
本空気調和装置(1) は、吸込口(2) 及び吹出口(3) を備
えた空調機ケーシング(4) の内部に送風ファン(5) 及び
熱交換器(6) が配設された構成となっている。そして、
送風ファン(5) の駆動に伴い吸込口(2) から吸込んだ室
内空気を、熱交換器(6)において温度調整して空調空気
とした後、吹出口(3) から室内に吹出すようになってい
る。
て説明する。図1は、本例に係る天井吊下げ型の空気調
和装置(1) の内部構造を示している。この図のように、
本空気調和装置(1) は、吸込口(2) 及び吹出口(3) を備
えた空調機ケーシング(4) の内部に送風ファン(5) 及び
熱交換器(6) が配設された構成となっている。そして、
送風ファン(5) の駆動に伴い吸込口(2) から吸込んだ室
内空気を、熱交換器(6)において温度調整して空調空気
とした後、吹出口(3) から室内に吹出すようになってい
る。
【0019】また、吹出口(3) には、水平羽根(8) が水
平軸回りに回動可能に配設されており、図示しないスイ
ングモータの駆動に伴って吹出空気の吹出し上下方向が
変更可能となっている。また、この吹出口(3) には、吹
出空気の吹出し左右方向を変更するための図示しない複
数枚の垂直羽根も配設されている。
平軸回りに回動可能に配設されており、図示しないスイ
ングモータの駆動に伴って吹出空気の吹出し上下方向が
変更可能となっている。また、この吹出口(3) には、吹
出空気の吹出し左右方向を変更するための図示しない複
数枚の垂直羽根も配設されている。
【0020】また、吸込口(2) には、エアフィルタ(10)
及び吸込グリル(12)が夫々配設されている。エアフィル
タ(10)は、空調機ケーシング(4) 内に吸込まれる空気中
の塵埃を除去して浄化するものであって、図示しない係
止具によって吸込口(2) の縁部に着脱自在に支持されて
いる。また、吸込グリル(12)は、吸込口(2) の全体をエ
アフィルタ(10)の下側から覆っている。また、この吸込
グリル(12)は、図1における右側の縁部(後側縁部)が
空調機ケーシング(4) に対して回動自在に支持されてい
る一方、左側の縁部(前側縁部)が空調機ケーシング
(4) に対して係脱自在となっている。
及び吸込グリル(12)が夫々配設されている。エアフィル
タ(10)は、空調機ケーシング(4) 内に吸込まれる空気中
の塵埃を除去して浄化するものであって、図示しない係
止具によって吸込口(2) の縁部に着脱自在に支持されて
いる。また、吸込グリル(12)は、吸込口(2) の全体をエ
アフィルタ(10)の下側から覆っている。また、この吸込
グリル(12)は、図1における右側の縁部(後側縁部)が
空調機ケーシング(4) に対して回動自在に支持されてい
る一方、左側の縁部(前側縁部)が空調機ケーシング
(4) に対して係脱自在となっている。
【0021】そして、本例の特徴とする構成は、空調機
ケーシング(4) の天井面に対する吊下げ構造にある。図
2は、空気調和装置(1) を天井面から吊下げた状態を示
している。このように、本例の空気調和装置(1) は、左
右両側部に吊り金具(14),(16) が取付けられており、天
井面から垂下された吊下げ部材としての吊下げボルト(1
8),(18),…に、この吊り金具(14),(16) を介して宙吊り
状態で支持されている。
ケーシング(4) の天井面に対する吊下げ構造にある。図
2は、空気調和装置(1) を天井面から吊下げた状態を示
している。このように、本例の空気調和装置(1) は、左
右両側部に吊り金具(14),(16) が取付けられており、天
井面から垂下された吊下げ部材としての吊下げボルト(1
8),(18),…に、この吊り金具(14),(16) を介して宙吊り
状態で支持されている。
【0022】以下、各部材について説明する。先ず、空
調機ケーシング(4) を構成する部材について説明する。
この空調機ケーシング(4) は、その上面部分を構成する
天板(20)と、側面部分を構成する側板(22)とを備えてい
る。
調機ケーシング(4) を構成する部材について説明する。
この空調機ケーシング(4) は、その上面部分を構成する
天板(20)と、側面部分を構成する側板(22)とを備えてい
る。
【0023】天板(20)は、図4に示すように、空調機幅
方向に長い略矩形状の板材で成り、ドレン配管等の配管
や配線をケーシング内に導入するための開口(20a) が形
成されている。
方向に長い略矩形状の板材で成り、ドレン配管等の配管
や配線をケーシング内に導入するための開口(20a) が形
成されている。
【0024】そして、この天板(20)の特徴とする構成と
して、その幅方向の左右両側縁部に、吊下げボルト(1
8),(18),…の配設位置に対応した切欠き部(20b),(20b),
…が形成されている。この切欠き部(20b) は、天板(20)
の両側縁部が夫々2箇所づつ略矩形状に切除されて形成
されている。
して、その幅方向の左右両側縁部に、吊下げボルト(1
8),(18),…の配設位置に対応した切欠き部(20b),(20b),
…が形成されている。この切欠き部(20b) は、天板(20)
の両側縁部が夫々2箇所づつ略矩形状に切除されて形成
されている。
【0025】側板(22)は、図5に示すように(この図5
は右側の側板を示している)、天板(20)に対してその左
右両側縁部から垂下して接続される板材で成っている。
また、その上下両端縁には水平方向に延びるフランジ(2
2a),(22a),…が形成されていて、これらが天板(20)や空
調機ケーシング(4) の下面部分を構成する図示しない化
粧板に対する取付け部分となっている。また、この側板
(22)の前端(図5(b)における左端)近傍位置及び中央
部位置には前記吊り金具(14),(16) を係止するためのボ
ルト(23),(23) が螺合するボルト孔(22b),(22b) が形成
されている。また、この各ボルト孔(22b),(22b) には予
めボルト(23),(23) が螺合されている。更に、この側板
(22)の中央部にはビス孔(22c) が形成されている。
は右側の側板を示している)、天板(20)に対してその左
右両側縁部から垂下して接続される板材で成っている。
また、その上下両端縁には水平方向に延びるフランジ(2
2a),(22a),…が形成されていて、これらが天板(20)や空
調機ケーシング(4) の下面部分を構成する図示しない化
粧板に対する取付け部分となっている。また、この側板
(22)の前端(図5(b)における左端)近傍位置及び中央
部位置には前記吊り金具(14),(16) を係止するためのボ
ルト(23),(23) が螺合するボルト孔(22b),(22b) が形成
されている。また、この各ボルト孔(22b),(22b) には予
めボルト(23),(23) が螺合されている。更に、この側板
(22)の中央部にはビス孔(22c) が形成されている。
【0026】そして、この側板(22)の特徴とする構成と
しては、その上縁部に、吊下げボルト(18),(18),…の配
設位置に対応した凹部としての切欠き部(22d),(22d),…
が形成されている。この切欠き部(22d) は、天板(20)に
形成されている切欠き部(20b) と同様に略矩形状に切除
されて形成されている。
しては、その上縁部に、吊下げボルト(18),(18),…の配
設位置に対応した凹部としての切欠き部(22d),(22d),…
が形成されている。この切欠き部(22d) は、天板(20)に
形成されている切欠き部(20b) と同様に略矩形状に切除
されて形成されている。
【0027】従って、天板(20)と側板(22)との各切欠き
部(20b),(22d) の位置は夫々一致されており、これらが
互いに組付けられて空調機ケーシング(4) が構成された
状態では、その上面の左右両側部から側面の上端縁部に
おける吊下げボルト(18),(18),…の配設位置に対応した
部分に前記各切欠き部(20b),(22d) 同士が接して成る開
口が形成される。また、図3に示すように、この各切欠
き部(20b),(22d) によって形成される開口の形成位置に
は、この開口とケーシング内部空間とを仕切るための仕
切板(21)が取付けられる。
部(20b),(22d) の位置は夫々一致されており、これらが
互いに組付けられて空調機ケーシング(4) が構成された
状態では、その上面の左右両側部から側面の上端縁部に
おける吊下げボルト(18),(18),…の配設位置に対応した
部分に前記各切欠き部(20b),(22d) 同士が接して成る開
口が形成される。また、図3に示すように、この各切欠
き部(20b),(22d) によって形成される開口の形成位置に
は、この開口とケーシング内部空間とを仕切るための仕
切板(21)が取付けられる。
【0028】次に、吊り金具(14),(16) について説明す
る。左右の各吊り金具(14),(16) は互いに対称形状で成
っているため、ここでは図2において右側に配設されて
いる吊り金具(14)について説明する。図6に示すよう
に、この吊り金具(14)は、天板(20)の上面に当接される
水平部(24)と、該水平部(24)の外側端縁から下方に折曲
げられて側板(22)の外側面に当接される鉛直部(26)とを
備えた断面L字状に形成された板材で成る。
る。左右の各吊り金具(14),(16) は互いに対称形状で成
っているため、ここでは図2において右側に配設されて
いる吊り金具(14)について説明する。図6に示すよう
に、この吊り金具(14)は、天板(20)の上面に当接される
水平部(24)と、該水平部(24)の外側端縁から下方に折曲
げられて側板(22)の外側面に当接される鉛直部(26)とを
備えた断面L字状に形成された板材で成る。
【0029】水平部(24)は、図6(a) に示すように、吊
下げボルト(18),(18) が挿通される挿通孔としてのボル
ト孔(24a),(24a) が、この吊下げボルト(18),(18) の配
設位置に対応した位置、即ち、天板(20)及び側板(22)の
切欠き部(20b),(22d) の形成位置に対応した2箇所に形
成されている。また、このボルト孔(24a) は、水平部(2
4)の長手方向、つまり空調機ケーシング(4) の前後方向
に延びる長孔で形成されている。
下げボルト(18),(18) が挿通される挿通孔としてのボル
ト孔(24a),(24a) が、この吊下げボルト(18),(18) の配
設位置に対応した位置、即ち、天板(20)及び側板(22)の
切欠き部(20b),(22d) の形成位置に対応した2箇所に形
成されている。また、このボルト孔(24a) は、水平部(2
4)の長手方向、つまり空調機ケーシング(4) の前後方向
に延びる長孔で形成されている。
【0030】鉛直部(26)は、図6(b) に示すように、側
板(22)に形成されているボルト孔(22b),(22b) に対応し
た位置に取付け部としてのフック部(26a),(26a) が形成
されている。このフック部(26a),(26a) は鉛直部(26)の
一部が略U字状に切欠かれて形成されており、その前側
の開放部分からボルト(23),(23) が挿入されることでこ
のボルト(23),(23) を係止するものである。また、この
鉛直部(26)の略中央部には側板(22)のビス孔(22c) に対
応した長孔(26c) が形成されている。
板(22)に形成されているボルト孔(22b),(22b) に対応し
た位置に取付け部としてのフック部(26a),(26a) が形成
されている。このフック部(26a),(26a) は鉛直部(26)の
一部が略U字状に切欠かれて形成されており、その前側
の開放部分からボルト(23),(23) が挿入されることでこ
のボルト(23),(23) を係止するものである。また、この
鉛直部(26)の略中央部には側板(22)のビス孔(22c) に対
応した長孔(26c) が形成されている。
【0031】そして、この鉛直部(26)の特徴としては、
吊下げボルト(18),(18) の配設位置に対応して2箇所に
開口(26b),(26b) が形成されていることである。つま
り、この開口(26b) は、側板(22)に形成されている切欠
き部(22d) と略同形状で成っており、この吊り金具(1
4),(16) が空調機ケーシング(4) に取付けられた状態で
は、この開口(26b),(26b) と側板(22)の切欠き部(22d),
(22d) とが対向している。
吊下げボルト(18),(18) の配設位置に対応して2箇所に
開口(26b),(26b) が形成されていることである。つま
り、この開口(26b) は、側板(22)に形成されている切欠
き部(22d) と略同形状で成っており、この吊り金具(1
4),(16) が空調機ケーシング(4) に取付けられた状態で
は、この開口(26b),(26b) と側板(22)の切欠き部(22d),
(22d) とが対向している。
【0032】次に、空調機ケーシング(4) を天井面に吊
下げる際の動作について説明する。この動作は、ケーシ
ング(4) への吊り金具(14),(16) の組付け動作、ケーシ
ング(4) の吊下げ動作及び高さ位置調整動作からなる。
下げる際の動作について説明する。この動作は、ケーシ
ング(4) への吊り金具(14),(16) の組付け動作、ケーシ
ング(4) の吊下げ動作及び高さ位置調整動作からなる。
【0033】先ず、吊り金具(14),(16) 組付け動作で
は、空調機ケーシング(4) の両側部に各吊り金具(14),
(16) を夫々組付ける。詳しくは、図2及び図3の如
く、吊り金具(14),(16) の水平部(24)を天板(20)の上面
に、鉛直部(26)を側板(22)の外側面に夫々対向して配置
し、側板(22)のボルト孔(22b),(22b) に予め螺合されて
いるボルト(23),(23) を僅かに弛めた状態にしておいて
フック部(26a),(26a) をボルト(23),(23) のオネジ部分
に係止させ、この状態でボルト(23),(23) を側板(22)に
向って締め込む。これにより、吊り金具(14),(16) が空
調機ケシング(4) に一体的に組付けられる。また、この
組付け状態にあっては鉛直部(26)の長孔(26c)の位置と
側板(22)のビス孔(22c) の位置とが一致しており、この
両者に図示しないビスを挿入することにより、吊り金具
(14),(16) が空調機ケシング(4) に強固に組付けられ
る。そして、この状態では、鉛直部(26)の開口(26b),(2
6b) が側板(22)の切欠き部(22d),(22d) に対向配置され
ている。
は、空調機ケーシング(4) の両側部に各吊り金具(14),
(16) を夫々組付ける。詳しくは、図2及び図3の如
く、吊り金具(14),(16) の水平部(24)を天板(20)の上面
に、鉛直部(26)を側板(22)の外側面に夫々対向して配置
し、側板(22)のボルト孔(22b),(22b) に予め螺合されて
いるボルト(23),(23) を僅かに弛めた状態にしておいて
フック部(26a),(26a) をボルト(23),(23) のオネジ部分
に係止させ、この状態でボルト(23),(23) を側板(22)に
向って締め込む。これにより、吊り金具(14),(16) が空
調機ケシング(4) に一体的に組付けられる。また、この
組付け状態にあっては鉛直部(26)の長孔(26c)の位置と
側板(22)のビス孔(22c) の位置とが一致しており、この
両者に図示しないビスを挿入することにより、吊り金具
(14),(16) が空調機ケシング(4) に強固に組付けられ
る。そして、この状態では、鉛直部(26)の開口(26b),(2
6b) が側板(22)の切欠き部(22d),(22d) に対向配置され
ている。
【0034】このようにして空調機ケーシング(4) に吊
り金具(14),(16) を組付けた後、ケーシング(4) の吊下
げ動作に移る。この動作では、天井面から垂下された吊
下げボルト(18),(18),…に吊り金具(14),(16) を締結す
る。詳しくは、図7及び図8に示すように、吊下げボル
ト(18)を水平部(24)のボルト孔(24a) に挿通させ、この
状態で空調機ケーシング(4) を支持しながら、吊下げボ
ルト(18)の下端部に締結部材としてのナット(N),(N) を
螺合する。この際、鉛直部(26)の開口(26b) 及び側板(2
2)の切欠き部(22d) の存在により吊下げボルト(18)はケ
ーシング側方空間に臨んでおり、このため、ナット(N),
(N) は、開口(26b) 及び切欠き部(22d)から挿入される
ことになる。これにより、水平部(24)の下面がナット
(N) の上端に当接する位置で吊り金具(14),(16) が位置
決めされ、この吊り金具(14),(16)を介して空調機ケー
シング(4) が天井面に吊下げられる。
り金具(14),(16) を組付けた後、ケーシング(4) の吊下
げ動作に移る。この動作では、天井面から垂下された吊
下げボルト(18),(18),…に吊り金具(14),(16) を締結す
る。詳しくは、図7及び図8に示すように、吊下げボル
ト(18)を水平部(24)のボルト孔(24a) に挿通させ、この
状態で空調機ケーシング(4) を支持しながら、吊下げボ
ルト(18)の下端部に締結部材としてのナット(N),(N) を
螺合する。この際、鉛直部(26)の開口(26b) 及び側板(2
2)の切欠き部(22d) の存在により吊下げボルト(18)はケ
ーシング側方空間に臨んでおり、このため、ナット(N),
(N) は、開口(26b) 及び切欠き部(22d)から挿入される
ことになる。これにより、水平部(24)の下面がナット
(N) の上端に当接する位置で吊り金具(14),(16) が位置
決めされ、この吊り金具(14),(16)を介して空調機ケー
シング(4) が天井面に吊下げられる。
【0035】そして、空調機ケーシング(4) の吊下げ高
さ位置調整動作の際には、図7に示すように、鉛直部(2
6)の開口(26b) 及び側板(22)の切欠き部(22d) からスパ
ナ(S) を挿入してナット(N),(N) を操作することによ
り、このナット(N),(N) の吊下げボルト(18)に対する螺
合位置を調整して吊り金具(14),(16) を位置調整し、こ
れによって空調機ケーシング(4) の高さが調整できる。
さ位置調整動作の際には、図7に示すように、鉛直部(2
6)の開口(26b) 及び側板(22)の切欠き部(22d) からスパ
ナ(S) を挿入してナット(N),(N) を操作することによ
り、このナット(N),(N) の吊下げボルト(18)に対する螺
合位置を調整して吊り金具(14),(16) を位置調整し、こ
れによって空調機ケーシング(4) の高さが調整できる。
【0036】このように、本例の構成によれば、吊り金
具(14),(16) の鉛直部(26)に開口(26b) を、側板(22)に
切欠き部(22d) を夫々形成して、吊下げボルト(18)の先
端部周辺を側方に開放したことにより、吊り金具(14),
(16) を外吊り状態にしなくても、吊り金具(14),(16)
を空調機ケーシング(4) に予め取付けた状態で吊り金具
(14),(16) を吊下げボルト(18)に締結でき、また、空調
機ケーシング(4) を取外すことなく高さ調整も可能とな
る。このため、吊り金具(14),(16) がケーシング(4) の
側方に大きく張出して空気調和装置(1) の外観が悪化し
たり、その配設スペースが増大したりすることなしに、
簡単で且つ短時間に吊り金具(14),(16) による吊下げ作
業を行うことができる。
具(14),(16) の鉛直部(26)に開口(26b) を、側板(22)に
切欠き部(22d) を夫々形成して、吊下げボルト(18)の先
端部周辺を側方に開放したことにより、吊り金具(14),
(16) を外吊り状態にしなくても、吊り金具(14),(16)
を空調機ケーシング(4) に予め取付けた状態で吊り金具
(14),(16) を吊下げボルト(18)に締結でき、また、空調
機ケーシング(4) を取外すことなく高さ調整も可能とな
る。このため、吊り金具(14),(16) がケーシング(4) の
側方に大きく張出して空気調和装置(1) の外観が悪化し
たり、その配設スペースが増大したりすることなしに、
簡単で且つ短時間に吊り金具(14),(16) による吊下げ作
業を行うことができる。
【0037】次に、本第1実施例の変形例について説明
する。本例は、吊り金具(14),(16)の変形例であって、
その他の構成は上述した第1実施例と同様であるので、
ここでは、吊り金具(14),(16) の構成についてのみ説明
する。
する。本例は、吊り金具(14),(16)の変形例であって、
その他の構成は上述した第1実施例と同様であるので、
ここでは、吊り金具(14),(16) の構成についてのみ説明
する。
【0038】図9に示すように、本例の吊り金具(14)の
鉛直部(26)には、開口(26b) の縁部に上下方向に目盛り
(26d) が刻印されている。これにより、空調機ケーシン
グ(4) の高さ位置を調整する際、吊下げボルト(18)の下
端位置を、この目盛り(26d)に合わせて設定することに
より、各吊下げボルト(18),(18),…のナット(N),(N),…
螺合位置を夫々一致させることができる。このため、簡
単に空調機ケーシング(4) を水平状態に設定することが
でき、位置調整作業の簡略化が図れる。
鉛直部(26)には、開口(26b) の縁部に上下方向に目盛り
(26d) が刻印されている。これにより、空調機ケーシン
グ(4) の高さ位置を調整する際、吊下げボルト(18)の下
端位置を、この目盛り(26d)に合わせて設定することに
より、各吊下げボルト(18),(18),…のナット(N),(N),…
螺合位置を夫々一致させることができる。このため、簡
単に空調機ケーシング(4) を水平状態に設定することが
でき、位置調整作業の簡略化が図れる。
【0039】また、他の変形例として、図10に示すよ
うに、吊り金具(14)の水平部(24)の一部を裏面側に折曲
げて成るコード止め孔(24b) を形成する。そして、図1
1に示すように、各吊り金具(14),(16) のコード止め孔
(24b),(24b) 間に、両端にフック(28a) を備え且つ空調
機ケーシング(4) の幅寸法に一致した長さのコード(28)
を架設する。
うに、吊り金具(14)の水平部(24)の一部を裏面側に折曲
げて成るコード止め孔(24b) を形成する。そして、図1
1に示すように、各吊り金具(14),(16) のコード止め孔
(24b),(24b) 間に、両端にフック(28a) を備え且つ空調
機ケーシング(4) の幅寸法に一致した長さのコード(28)
を架設する。
【0040】このようにして吊り金具(14),(16) を吊下
げボルト(18),(18) に締結させると、各吊り金具(14),
(16) は確実に空調機ケーシング(4) の幅寸法と一致し
た間隔で固定できるので、このように、先ず、吊り金具
(14),(16) を吊下げボルト(18),(18) に締結させた後、
空調機ケーシング(4) を吊り金具(14),(16) に係止させ
る場合でも、その作業の簡略化を図ることができる。
げボルト(18),(18) に締結させると、各吊り金具(14),
(16) は確実に空調機ケーシング(4) の幅寸法と一致し
た間隔で固定できるので、このように、先ず、吊り金具
(14),(16) を吊下げボルト(18),(18) に締結させた後、
空調機ケーシング(4) を吊り金具(14),(16) に係止させ
る場合でも、その作業の簡略化を図ることができる。
【0041】(第2実施例)次に、本発明の第2実施例
を図面に基いて説明する。本例も吊り金具(14),(16) の
変形例であって、その他の構成は上述した第1実施例と
同様であるので、吊り金具(14),(16) の構成についての
み説明する。
を図面に基いて説明する。本例も吊り金具(14),(16) の
変形例であって、その他の構成は上述した第1実施例と
同様であるので、吊り金具(14),(16) の構成についての
み説明する。
【0042】図13及び図14に示すように、本例の吊
り金具(14)は、水平部(24)のボルト孔(24a) と鉛直部(2
6)の開口(26b) とが、連通溝(30)によって互いに連通さ
れている。詳しくは、この連通溝(30)は、一端がボルト
孔(24a) の後端縁部に連通し、他端が開口(26b) の上端
部の略中央部に連通している。
り金具(14)は、水平部(24)のボルト孔(24a) と鉛直部(2
6)の開口(26b) とが、連通溝(30)によって互いに連通さ
れている。詳しくは、この連通溝(30)は、一端がボルト
孔(24a) の後端縁部に連通し、他端が開口(26b) の上端
部の略中央部に連通している。
【0043】このため、空調機ケーシング(4) の吊下げ
作業では、図13の如く、吊下げボルト(18)にナット
(N),(N) を螺合させた状態で、吊下げボルト(18)を連通
溝(30)に通過させて吊り金具(14)をナット(N) に引掛け
ることにより吊下げボルト(18)に締結させることができ
る。このため、第1実施例のように吊下げボルト(18)を
水平部(24)のボルト孔(24a) に挿通させ、この状態で空
調機ケーシング(4) を支持しながら、吊下げボルト(18)
の下端部にナット(N),(N) を螺合するといった作業が不
要になり、これにより、空調機ケーシング(4) の吊下げ
作業を、更に簡単で且つ短時間に行うことができる。
作業では、図13の如く、吊下げボルト(18)にナット
(N),(N) を螺合させた状態で、吊下げボルト(18)を連通
溝(30)に通過させて吊り金具(14)をナット(N) に引掛け
ることにより吊下げボルト(18)に締結させることができ
る。このため、第1実施例のように吊下げボルト(18)を
水平部(24)のボルト孔(24a) に挿通させ、この状態で空
調機ケーシング(4) を支持しながら、吊下げボルト(18)
の下端部にナット(N),(N) を螺合するといった作業が不
要になり、これにより、空調機ケーシング(4) の吊下げ
作業を、更に簡単で且つ短時間に行うことができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば以下に述べるような効果が発揮される。請求項1記載
の発明によれば、鉛直部に、吊下げ部材及び締結部材の
配設位置に対応して開口を形成し、空調機ケーシングの
側面に、開口に対応した凹部を形成して、この開口及び
凹部から吊下げ部材に対する締結部材の装着動作及び該
締結部材の位置調整操作が行えるようにしたので、吊り
金具を外吊り状態にしなくても、吊り金具を空調機ケー
シングに予め取付けた状態で吊り金具を吊下げ部材に締
結でき、また、空調機ケーシングを取外すことなく高さ
調整も可能となる。このため、吊り金具がケーシングの
側方に大きく張出して空気調和装置の外観が悪化した
り、その配設スペースが増大したりすることなしに、簡
単で且つ短時間に吊り金具による吊下げ作業及び位置調
整作業を行うことができる。
ば以下に述べるような効果が発揮される。請求項1記載
の発明によれば、鉛直部に、吊下げ部材及び締結部材の
配設位置に対応して開口を形成し、空調機ケーシングの
側面に、開口に対応した凹部を形成して、この開口及び
凹部から吊下げ部材に対する締結部材の装着動作及び該
締結部材の位置調整操作が行えるようにしたので、吊り
金具を外吊り状態にしなくても、吊り金具を空調機ケー
シングに予め取付けた状態で吊り金具を吊下げ部材に締
結でき、また、空調機ケーシングを取外すことなく高さ
調整も可能となる。このため、吊り金具がケーシングの
側方に大きく張出して空気調和装置の外観が悪化した
り、その配設スペースが増大したりすることなしに、簡
単で且つ短時間に吊り金具による吊下げ作業及び位置調
整作業を行うことができる。
【0045】請求項2記載の発明によれば、挿通孔と開
口とを互いに連通させたために、吊下げ部材に締結部材
を装着させた状態で、吊り金具を吊下げ部材に締結させ
ることができる。このため、吊下げ部材を水平部の挿通
孔に挿通させ、この状態で空調機ケーシングを支持しな
がら、吊下げ部材の下端部に締結部材を装着するといっ
た作業が不要になり、これにより、空調機ケーシングの
吊下げ作業を、更に簡単で且つ短時間で行うことができ
る。
口とを互いに連通させたために、吊下げ部材に締結部材
を装着させた状態で、吊り金具を吊下げ部材に締結させ
ることができる。このため、吊下げ部材を水平部の挿通
孔に挿通させ、この状態で空調機ケーシングを支持しな
がら、吊下げ部材の下端部に締結部材を装着するといっ
た作業が不要になり、これにより、空調機ケーシングの
吊下げ作業を、更に簡単で且つ短時間で行うことができ
る。
【0046】請求項3記載の発明によれば、開口の縦方
向の縁部に、吊下げ部材下端の相対位置を確認するため
の目盛りを設けたために、各吊下げ部材の締結部材装着
位置を夫々一致させることができ、簡単に空調機ケーシ
ングを水平状態に設定することができるので、位置調整
作業の簡略化が図れる。
向の縁部に、吊下げ部材下端の相対位置を確認するため
の目盛りを設けたために、各吊下げ部材の締結部材装着
位置を夫々一致させることができ、簡単に空調機ケーシ
ングを水平状態に設定することができるので、位置調整
作業の簡略化が図れる。
【0047】請求項4記載の発明によれば、両吊り金具
に、空調機ケーシングの幅寸法に略合致した幅決め用コ
ードを架設したために、吊り金具を吊下げ部材に装着さ
せた後、空調機ケーシングを吊り金具に取付ける場合で
あっても、各吊り金具を確実に空調機ケーシングの幅寸
法と一致した間隔で固定できるので、その作業の簡略化
を図ることができる。
に、空調機ケーシングの幅寸法に略合致した幅決め用コ
ードを架設したために、吊り金具を吊下げ部材に装着さ
せた後、空調機ケーシングを吊り金具に取付ける場合で
あっても、各吊り金具を確実に空調機ケーシングの幅寸
法と一致した間隔で固定できるので、その作業の簡略化
を図ることができる。
【図1】空気調和装置の内部構造を示す断面図である。
【図2】空調機ケーシングの吊下げ状態を示す斜視図で
ある。
ある。
【図3】図2におけるIII-III 線に沿った断面図であ
る。
る。
【図4】天板を示す図である。
【図5】側板を示す図である。
【図6】吊り金具を示す図である。
【図7】吊り金具の高さ位置調整動作を示す図である。
【図8】空調機ケーシングの吊下げ状態を示す吊り金具
周辺の側面図である。
周辺の側面図である。
【図9】変形例における吊り金具を示す図である。
【図10】他の変形例における吊り金具の斜視図であ
る。
る。
【図11】吊り金具にコードを架設した状態を示す図で
ある。
ある。
【図12】コード係止部を示す断面図である。
【図13】第2実施例におけるケーシング吊下げ動作を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図14】第2実施例における図3相当図である。
(4) 空調機ケーシング (14),(16) 吊り金具 (18) 吊下げボルト(吊下げ部材) (22d) 切欠き部(凹部) (24) 水平部 (24a) ボルト孔(挿通孔) (26) 鉛直部 (26a) フック部(取付け部) (26b) 開口 (26d) 目盛り (28) 幅決め用コード (N) ナット(締結部材)
Claims (4)
- 【請求項1】 ケーシング両側部に配設された吊り金具
(14),(16) を天井面から垂下した吊下げ部材(18)に締結
することにより空調機ケーシング(4) を天井から吊下げ
る空気調和装置の吊下げ構造であって、 前記吊り金具(14),(16) は、空調機ケーシング(4) の上
面に対向した水平部(24)と、空調機ケーシング(4) の側
面に対向した鉛直部(26)とを備えており、 前記水平部(24)は吊下げ部材(18)が挿通される挿通孔(2
4a) を備え、該挿通孔(24a) に挿通された吊下げ部材(1
8)に対して水平部(24)の下側から締結部材(N)が装着さ
れるようになっており、 鉛直部(26)は、空調機ケーシング(4) の側面が取付けら
れる取付け部(26a) を有すると共に、吊下げ部材(18)及
び締結部材(N) の配設位置に対応して開口(26b) が形成
されており、 前記空調機ケーシング(4) の側面には、開口(26b) に対
応した凹部(22d) が形成されていることを特徴とする空
気調和装置の吊下げ構造。 - 【請求項2】 挿通孔(24a) と開口(26b) とが互いに連
通されていることを特徴とする請求項1記載の空気調和
装置の吊下げ構造。 - 【請求項3】 開口(26b) の縦方向の縁部には、締結部
材(N) の装着位置によって変化する吊下げ部材(18)下端
の相対位置を確認するための目盛り(26d) が設けられて
いることを特徴とする請求項1または2記載の空気調和
装置の吊下げ構造。 - 【請求項4】 両吊り金具(14),(16) には、空調機ケー
シング(4) の幅寸法に略合致した幅決め用コード(28)が
架設されていることを特徴とする請求項1,2または3
記載の空気調和装置の吊下げ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6060569A JP3033429B2 (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 空気調和装置の吊下げ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6060569A JP3033429B2 (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 空気調和装置の吊下げ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07269936A JPH07269936A (ja) | 1995-10-20 |
JP3033429B2 true JP3033429B2 (ja) | 2000-04-17 |
Family
ID=13146032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6060569A Expired - Fee Related JP3033429B2 (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 空気調和装置の吊下げ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3033429B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106839391A (zh) * | 2017-02-21 | 2017-06-13 | 东莞市鹏翼自动化科技有限公司 | 一种吊挂式空调安装构造 |
-
1994
- 1994-03-30 JP JP6060569A patent/JP3033429B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH07269936A (ja) | 1995-10-20 |
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