JP3033109U - 垢すり具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の垢すり具は単に垢を落すための目的で
其の他目的は考えられなかった。 【解決手段】 表面部と裏面部を夫々タオル地等の繊維
体２，３としてこの繊維体２，３を重ね合わせ、更に繊
維体２，３の間に布地４と、メリヤス編地５と、多数の
セラミックス材料よりなる球体６を多数箇配装した芯材
Ａを介装すると共に裏面部繊維体３の背部には手を挿入
する挿入口部９を設けたメッシュ生地１０を重ねて夫々
グローブ状に成形すると共に前記メッシュ生地１０の挿
入口部９を残して周縁を一体に縫着して構成した垢すり
具。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、タオル地等の繊維体により、表面部と裏面部を重ねて周縁を縫着し て袋状体に成形すると共に、この袋状体内にセラミックス材料からなる多数の球 体を配装して垢すり本体を構成すると共に、該本体の裏面側背部に手挿入部を設 けて、手を嵌め、垢すりを行いながらセラミックス材により遠赤外線を利用して 新陳代謝を活発にさせてマッサージ効果をあたえるようにする垢すり具に関する 。

【０００２】

【従来の技術】

従来の一般の垢すり具は、タオル地布を中央部から二つ折りにして端縁部を縫 着して単に厚く構成したものや、多孔性スポンジ状の合成樹脂布を表面布と、ナ イロン等の合成樹脂布を裏面に重ねて周辺を縫合して構成したものが存在し、何 れも肌に当て、肌に沿って擦って垢すりだけを目的にしたものが知られ用いられ ている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前記した従来の垢すりは汚れの垢を落すことだけが目的であって、本件考案の 目的である垢すり効果と、垢すりを行いながらセラミックス材を内蔵してこれに よる遠赤外線を利用して遠赤外線による新陳代謝を活発としたマッサージ効果、 及びお湯の浄化作用等の効果を充足できるものではなかった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、斯様な実情に鑑み、前記課題に対処するため、表面部と裏面部をタ オル地等の繊維体を用いてこれを重め合わせ、更に、この両面部の繊維体の間に 布地とメリヤス編地等の間にセラミックス材料からなる多数の球体を配装してな る芯材を介在させ、更に裏面部の背面には、メッシュ生地を重ねてグローブ形状 に成形した後、手挿入口部を残して周縁部を一体に縫着して垢すり本体を構成し 、この本体で垢すりを行いながらセラミックス材による遠赤外線効果を利用でき るようにした垢すり具を提供するものである。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案の垢すり具の最も好ましい一実施例を図１〜３に基づいて詳細に説明す る。

【０００６】 １は垢すり本体で、この垢すり本体１は、表面部にタオル地等の繊維体２を、 又その裏面には表面部と同じような繊維体３を重合し、更に、この両面繊維体２ と３の間には芯材Ａを介装する。芯材Ａは布地４とメリヤス編地５の間に、セラ ミックス材料によって成形された球体６を多数箇配列して、この球体６を夫々中 に入れるようにして格子状に縫製した縫製部材ａの両側にメリヤス編地７，８を 当ててグローブ形状に成形して囲りを縫着して構成する。また前記裏面布地３の 背部には、手を挿込むための挿入口９を設けるようにしたメッシュ生地１０を重 ねて前記両面部とメッシュ生地を前記芯材Ａと同じように夫々をグローブ状に成 形し、前記芯材Ａを含む周縁部を前記挿入口９を残して帯片１１を当てて一体に 縫着し、更に、前記挿入口９の端縁部には、サテン１２を締着して挿入口９側よ りの手の挿入が容易にできるようにしてある。

【０００７】 更に、垢すり本体１の裏面部繊維体３とメッシュ生地１０の間には、挿入口９ から挿込んだ手が抜け難くするための手の甲部を押圧する伸縮帯１３を設け、垢 すり本体１で身体を擦るとき便利となる。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は上述したように両面繊維体と、セラミックス材料によって成形された 多数箇の球体を配列した芯材と手を挿込み保持させるメッシュ生地で垢すり本体 を構成してあるので、本体に手を挿込んで肌を擦るとき、球体は僅かに格子内で 転動することによって身体のつぼを刺激し、しかも、遠赤外線効果によって新陳 代謝を活発にして血行を増進し、痛みに対する鎮痛効果、マッサージ効果を向上 させることができる。またセラミックス材料を用いるのでお湯の浄化作用や、湯 冷めをし難くし、また汚れが落し易く肌の活性にも効果を発揮する等顕著な特徴 がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る垢すり具の第１実施例を示した一
部を断面した斜視図である。

【図２】図１のＸ−Ｘ線の拡大断面図である。

【図３】図１のＹ−Ｙ線の拡大断面図である。

【図４】球体を配列した芯体の斜視図である。

【符号の説明】

１ 垢すり本体 ２ 表面繊維体 ３ 裏面繊維体 ４ 布地 ５，７，８ メリヤス編地 ６ 球体 ９ 挿入口部 １０ メッシュ布地 １１ 帯片 １２ サテン １３ 伸縮帯 Ａ 芯材

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 表面部と裏面部をタオル地等の繊維体を
   用いて重ね合わせ、更に、この両面部の繊維体の間に、
   布地とメリヤス編地等の間にセラミックス材料からなる
   多数の球体を配列して設け構成した芯材を介在させ、更
   に前記裏面部の繊維体の背部には、一部に手の挿込み口
   部を設けるようにしてメッシュ生地を重ねてグローブ状
   に成形した後、前記挿入口部を残して周縁部を一体に縫
   着したことを特徴とした垢すり具。