JP3031571B2 - ハードコート膜およびハードコート膜付基材 - Google Patents
ハードコート膜およびハードコート膜付基材Info
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Description
どの基材の表面に形成されるハードコート膜に関し、さ
らに詳しくは、屈折率が高く、透明性に優れ、その上耐
熱水性、耐候性、耐擦傷性、耐磨耗性および染色性に優
れ、さらに基材との密着性にも優れたハードコート膜に
関する。
コート膜が表面に形成されているハードコート膜付基材
にも関する。
基材の表面に屈折率の高いハードコート膜を形成するこ
とを目的として、種々のハードコート膜およびこれらの
ハードコート膜を形成する方法が種々提案されている。
には、酸化チタン粒子と特定の有機ケイ素化合物とを含
むコーティング膜が開示されている。また、特開平2−
264902号公報には、酸化セリウムと酸化チタンと
の複合酸化物微粒子と有機ケイ素化合物とからなるハー
ドコート膜が開示されている。さらに、特開平3−68
901号公報には、酸化チタン系微粒子をシリカおよび
/または有機ケイ素化合物で処理して得られた微粒子と
有機ケイ素化合物とからなるハードコート膜が開示され
ている。
号公報に記載されたコーティング膜は、耐候性に劣り、
経時的に膜が変色し、基材との密着性も良くないという
問題点がある。また、特開平2−264902号公報お
よび特開平3−68901号公報に記載されたハードコ
ート膜は、特開昭63−247702号公報に記載され
たコーティング膜に比べて耐候性に多少優れているもの
の充分ではなく、耐擦傷性および耐磨耗性も実用的に充
分でないという問題点がある。
る問題点を解決しようとするものであって、屈折率が高
く、透明性に優れ、その上耐熱水性、耐候性、耐擦傷
性、耐磨耗性および染色性に優れ、基材との密着性にも
優れたハードコート膜およびこのような優れた特性を有
するハードコート膜が表面に形成されたハードコート膜
付基材を提供することを目的としている。
マトリックスを形成しうる加水分解性有機ケイ素化合物
と複合酸化物粒子とを含むハードコート膜形成用塗布液
を基材表面に塗布・乾燥し、基材の耐熱温度以下に加熱
して硬化させてなるハードコート膜であって、前記複合
酸化物粒子が酸化鉄成分と酸化チタン成分とからなり、
酸化鉄成分量をFe2O3に換算し、酸化チタン成分量を
TiO2に換算したときの重量比Fe2O3/TiO2が0.0
05〜1.0の範囲にあり、前記複合酸化物粒子の平均
粒径が1〜100mμの範囲にあり、前記複合酸化物粒
子が酸化鉄と酸化チタンとが化学的に結合した複合酸化
物、または鉄とチタンの酸化物からなる固溶体、あるい
はこれらの混合物であることを特徴としている。
トリックスを形成しうる加水分解性有機ケイ素化合物と
複合酸化物粒子とを含むハードコート膜形成用塗布液を
基材表面に塗布・乾燥し、基材の耐熱温度以下に加熱し
て硬化させてなるハードコート膜であって、前記複合酸
化物粒子が酸化鉄成分と酸化チタン成分とシリカ成分と
からなり、酸化鉄成分量をFe2O3に換算し、酸化チタ
ン成分量をTiO2に換算し、シリカ成分量をSiO2に換
算したときに、重量比Fe2O3/TiO2が0.005〜
1.0の範囲にあって、重量比SiO2/(Fe2O3+Ti
O2)が0.001〜1.0の範囲にあり、前記複合酸化
物粒子の平均粒径が1〜100mμの範囲にあり、前記
複合酸化物粒子が酸化鉄と酸化チタンとシリカとが化学
的に結合した複合酸化物、または鉄とチタンとケイ素の
酸化物からなる固溶体、あるいはこれらの混合物である
ことを特徴としている。
コート膜において、前記複合酸化物粒子は有機シラン化
合物で表面改質されていることが好ましい。本発明に係
るハードコート膜付基材は、基材表面に本発明に係る第
1または第2のハードコート膜が形成されていることを
特徴としている。
ドコート膜(1)および第2のハードコート膜(2)、
並びにこのようなハードコート膜が表面に形成されてい
る本発明に係る第1のハードコート膜付基材(A)およ
び第2のハードコート膜付基材(B)について具体的に
説明する。
具体的に説明する。このハードコート膜(1)は、マト
リックスを形成しうる加水分解性有機ケイ素化合物と複
合酸化物粒子とを含むハードコート膜形成用塗布液を基
材表面に塗布・乾燥し、基材の耐熱温度以下に加熱して
硬化させてなり、複合酸化物粒子は酸化鉄成分と酸化チ
タン成分とからなるものである。
のいずれかを意味する。 (a)酸化鉄と酸化チタンとが化学的に結合した複合酸
化物、 (b)鉄とチタンの酸化物からなる固溶体、(c)上記(a)と(b)と の混合物。
いずれも水和物または水酸化物であっても良い。上記酸
化鉄は、酸化セリウムに比べて紫外線の吸収波長域が長
波長側にあるため、ハードコート膜(1)は、従来の酸
化セリウムと酸化チタンとの複合酸化物粒子を含むハー
ドコート膜に比較して耐候性に優れている。
酸化物粒子の平均粒径は、1〜100mμ、好ましくは
2〜60mμの範囲にある。平均粒径が100mμを越
える複合酸化物粒子を含むハードコート膜は、白濁して
不透明になる傾向があり、平均粒径が1mμ未満である
複合酸化物粒子を含むハードコート膜は、硬度が不充分
で耐擦傷性に劣ると同時に屈折率が充分に高くならない
といった傾向が生じる。
酸化物は、酸化鉄成分量をFe2 O3 に換算し、酸化チ
タン成分量をTiO2 に換算した時の重量比Fe2 O3
/TiO2 が0.005〜1.0、好ましくは0.01
〜0.70の範囲にある。なお本明細書において、複合
酸化物粒子におけるFe2 O3 /TiO2 比は、原料と
して用いた鉄化合物およびをそれぞれFe2 O3 、Ti
O2 に換算して計算した値である。
良好なハードコート膜が得られず、1.0を越えるとハ
ードコート膜が黄変し、透明性にすぐれたハードコート
膜が得られないといった傾向が生じる。
する際には、例えば、上記(a)〜(c)の複合酸化物
粒子が水または有機溶媒に分散したゾル(酸化鉄・酸化
チタン複合酸化物ゾル)が用いるのが好ましい。
ゾルは、特開平2−178219号公報に記載された方
法で製造することができる。さらに具体的に説明する
と、次の通りである。
まれている混合水溶液を加水分解して得られる鉄とチタ
ンの複合水和酸化物および/または水和酸化鉄と水和酸
化チタンとの混合物を含む分散液に過酸化水素を、好ま
しくはH2O2/(Fe2 O3+TiO2 )(重量比)が
4〜7になるように加え、好ましくは50℃以上の温度
で約0.5〜8時間加熱して分散液中に含まれる上記の
水和酸化物を溶解または解膠させる。この際、液中に含
まれる水和酸化物の濃度は、(Fe2 O3 +TiO2 )
に換算して、通常、約6重量%以下、好ましくは約4重
量%以下に調整される。
くは80℃以上に加熱すると、液中の過酸化水素溶解化
合物が加水分解し、酸化鉄・酸化チタン複合酸化物ゾル
が得られる。
ン複合酸化物ゾルを、マトリックス(基質成分)を形成
しうる加水分解性有機ケイ素化合物が有機溶媒中に溶解
している溶液またはマトリックスを形成しうる加水分解
性有機ケイ素化合物が均一に分散されている分散液と混
合することにより、ハードコート膜(1)形成用塗布液
が調製される。
ルを、直接、上記溶液または分散液と混合してもよい
が、酸化鉄・酸化チタン複合酸化物ゾルに有機溶媒を混
合するか、もしくは有機溶媒でゾルの溶媒を置換した後
に混合してもよい。
ゾルに混合したり、あるいはゾルの溶媒を置換する際の
用いられる有機溶媒としては、具体的には、メタノー
ル、エタノール、イソプロピルアルコールなどのアルコ
ール類、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、エチレ
ングリコールなどのグリコール類、酢酸メチル、酢酸エ
チルなどのエステル類、ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフランなどのエーテル類、アセトン、メチルエチルケ
トンなどのケトン類、ジクロルエタンなどのハロゲン化
炭化水素、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素お
よびN,N−ジメチルホルムアミドなどが挙げられる。
これらの溶媒は2種以上を混合して用いてもよい。
する際には、上述したような酸化鉄・酸化チタン複合酸
化物ゾルを用いることが好ましいが、酸化鉄成分と酸化
チタン成分とからなる複合酸化物粒子が前記塗布液中に
単分散または単分散に近い状態で分散できればゾル以外
の状態にある微粒子を用いてもよい。
られるマトリックスを形成しうる加水分解性有機ケイ素
化合物としては、例えば、下記一般式(I)で表される
シラン化合物が用いられる。
整数であり、a+bは、1ないし3である。R1は、ア
ルキル基、アルケニル基、フェニル基、ハロゲン化炭化
水素基であり、R2は、エポキシ基、アミノ基、アミド
基、メルカプト基、メタクリロキシ基、シアノ基、ビニ
ル基、ハロゲンで核置換された芳香環を含む有機基であ
り、Xは、加水分解可能な基、例えばハロゲン原子また
はアルコキシル基、アルコキシアルコキシル基、アシル
オキシ基である。)前記式(I)で表されるシラン化合
物としては、具体的には、テトラメトキシシラン、テト
ラエトキシシランなどの4官能シラン、メチルトリメト
キシシラン、メチルトリエトキシシラン、γ−クロロプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシ
プロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロ
ヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−メルカプト
プロピルトリメトキシシラン、N−,β−(アミノエチ
ル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−ウ
レイドプロピルトリメトキシシラン、γ−シアノプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−モルフォリノプロピルトリ
メトキシシラン、N−フェニルアミノプロピルトリメト
キシシランなどの3官能シラン、前記3官能シランの1
部がメチル基、エチル基、ビニル基で置換された2官能
シランなどが挙げられる。これらの有機ケイ素化合物は
2種以上を混合して用いてもよい。
ままの状態でも、あるいは加水分解されていても、部分
的に縮合していてもよい。ハードコート膜(1)形成用
塗布液は、有機ケイ素化合物によって形成される被膜の
硬化を促進するため、さらに硬化用触媒を含んでいても
よい。
は、n−ブチルアミン、トリエチルアミン、グアニジン
などのアミン、グリシンなどのアミノ酸、2−メチルイ
ミダゾール、2,4−ジエチルイミダゾール、2−フェ
ニルイミダゾールなどのイミダゾール、アルミニウムア
セチルアセトネート、チタンアセチルアセトネートクロ
ムアセチルアセトナートなどの金属アセチルアセトネー
ト、酢酸ナトリウム、ナフテン酸亜鉛、オクチル酸スズ
などの有機酸金属塩、SnCl4、TiCl4、ZnCl
2などのルイス酸、過塩素酸マグネシウムなどが挙げら
れる。
られる有機溶媒としては、具体的には、メタノール、エ
タノール、イソプロピルアルコールなどのアルコール
類、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類、メ
チルセロソルブ、エチルセロソルブなどのセロソルブ
類、N,N−ジメチルホルムアミドなどのホルムアミド
類、水、フレオンが挙げられる。これらの溶媒は2種以
上を混合して用いてもよい。
には、ハードコート膜(1)を形成する目的、ハードコ
ート膜(1)を形成した基材の用途などに応じて界面活
性剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、チクソトロピー剤、
顔料、染料、帯電防止剤、導電性物質などを添加しても
よい。またマレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、
無水イタコン酸などの多価カルボン酸を添加すると、ハ
ードコート膜の染色性、耐熱性、耐熱水性、耐磨耗性が
向上する。
化鉄・酸化チタン複合酸化物粒子は、酸化鉄成分量をF
e2 O3 の重量に換算して表し、酸化チタン成分量をT
iO2 の重量に換算して表した際に、マトリックス10
0重量部に対して20〜500重量部、好ましくは60
〜300重量部の範囲に調製される。
ラス、プラスチックなどの基材表面に上記のようなハー
ドコート膜(1)形成用塗布液をディッピング法、スピ
ナー法、スプレー法、ロールコーター法、フレキソ印刷
などの方法で塗布・乾燥し、次いでこのようにして基材
表面に形成された被膜を基材の耐熱温度以下に加熱して
硬化するなどの方法により得られる。
(1)の膜厚は、通常0.1〜20μm、好ましくは1
〜7μmの範囲にある。ハードコート膜(2) 次に本発明に係るハードコート膜(2)について説明す
る。
トリックスを形成しうる加水分解性有機ケイ素化合物と
複合酸化物粒子とを含むハードコート膜形成用塗布液を
基材表面に塗布・乾燥し、基材の耐熱温度以下に加熱し
て硬化させてなり、複合酸化物粒子として酸化鉄成分、
酸化チタン成分およびシリカ成分を含むものである。
(c)のいずれかを意味する。 (a)酸化鉄、酸化チタンおよびシリカが化学的に結合
した複合酸化物、 (b)鉄、チタンおよびケイ素の酸化物からなる固溶
体、(c)上記(a)と(b)と の混合物。
リカは、それぞれハードコート膜(1)の項で説明した
状態をとり得る。すなわち、例えば、シリカは、無水ケ
イ酸またはその水和物を意味する。
合酸化物粒子の粒径範囲は、ハードコート膜(1)中に
含まれる複合酸化物粒子と同様である。ハードコート膜
(2)中に含まれる複合酸化物粒子中の酸化鉄成分量、
酸化チタン成分量およびシリカ成分量は、それぞれの量
をFe2 O3 、TiO2 およびSiO2 の重量で表した
際、Fe2 O3 /TiO2 比が0.005〜1.0、好
ましくは0.01〜0.7の範囲にあり、かつ、SiO
2 /(Fe2 O3 +TiO2 )比が0.001〜1.
0、好ましくは0.005〜1.0の範囲にある。Si
O2 /(Fe2 O3 +TiO2 )比が1.0を越える
と、ハードコート膜の屈折率が低下し、0.001未満
では、シリカ成分の含有効果がほとんどない。
いると、ハードコート膜の耐候性および塗布液の長期安
定性が向上する傾向がある。ハードコート膜(2)形成
用塗布液を調製する際には、酸化鉄・酸化チタン・シリ
カ複合酸化物ゾルが好適に用いられ、この酸化鉄・酸化
チタン・シリカ複合酸化物ゾルは、すでに説明した酸化
鉄・酸化チタン複合酸化物ゾルの場合と同様、特開平2
−178219号公報に記載された方法で製造すること
ができる。
化鉄・酸化チタン複合酸化物ゾルに代えて酸化鉄・酸化
チタン・シリカ複合酸化物ゾルを用いる以外はハードコ
ート膜(1)形成用塗布液と同様にして調製される。
ト膜(1)形成用塗布液に代えてハードコート膜(2)
形成用塗布液を用いる以外は、ハードコート膜(1)と
同様にしてプラスチックなどの基材表面に形成すること
ができる。
(2)に含まれる複合酸化物粒子は、有機シラン化合物
で表面改質されていることもできる。複合酸化物粒子を
有機シラン化合物で表面改質すると、複合酸化物粒子と
マトリックスとの反応性および親和性およびハードコー
ト膜形成用塗布液中における複合酸化物粒子と溶媒との
親和性がより一層向上する。
合物で表面改質する際には、シランカップリング剤とし
て通常用いられている有機シラン化合物が用いられ、そ
の種類は、マトリックスおよびハードコート膜形成用塗
布液の溶媒の種類などに応じて適宜選定される。このよ
うな表面改質用有機シラン化合物としては、具体的に
は、テトラエトキシシラン、メチルトリメトキシシラ
ン、トリメチルクロロシラン、ビニルトリエトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ
−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシランなどが
挙げられる。
有機シラン化合物のアルコール溶液中に複合酸化物粒子
を一定時間浸漬させた後に溶媒を除去するか、あるいは
上記有機シラン化合物のアルコール溶液と複合酸化物ゾ
ルとを混合し、一定時間の後に限外ろ過などの方法で混
合溶液中の水を分離・濃縮することによって行われる。
は、複合酸化物粒子の表面に存在する水酸基の量などに
応じて適宜設定される。ハードコート膜付基材(A)、(B) 次に本発明に係るハードコート膜付基材(A)、(B)
について説明する。
(A)、(B)は、基材表面にハードコート膜(1)、
(2)が形成されている。このようなハードコート膜
(1)、(2)が形成される基材には、ガラス、プラス
チックなどからなる各種基材が用いられ、具体的には眼
鏡レンズ、カメラなどの各種光学レンズ、CRTの前面
板、フィルター、ショーウィンドのケース、窓ガラス、
複写機に用いられるコンタクトガラス、自動車などに用
いられるライトカバーなどが挙げられる。
が高いため、プラスチックレンズの表面に本発明に係る
ハードコート膜を形成すると、プラスチックレンズとハ
ードコート膜の光干渉に基づく干渉縞を消去することが
できる。
耐候性に優れ、しかも表面の硬度が高く、このため、耐
擦傷性および耐磨耗性に優れ、しかも染色性に優れてい
ることから、眼鏡レンズ、カメラなどの各種光学レンズ
に好ましく適用される。
率が高いため、基材、例えば眼鏡レンズ、カメラのレン
ズなどの表面に本発明に係るハードコート膜を形成する
と、基材表面の反射防止がなされる。このため、本発明
に係るハードコート膜が表面に形成されているレンズを
用いたカメラなどの撮像装置は、ハードコート膜が表面
に形成されていないレンズを用いた撮像装置に比較して
少ない光量で鮮明な撮像が行えるなどの特長がある。
ーウインドー、窓ガラスなどの表面に形成すると、透明
性に優れた基材が得られるとともに、これらの基材の寿
命、美観などを向上することができる。
ガラス基材のみならずポリカーボネート系樹脂、アクリ
ル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、
ポリウレタン系樹脂などのプラスチック基材の表面に形
成する被膜としても好適である。
発明はこれら実施例に限定されるものではない。
して98gの四塩化チタンとを純水に溶解し、10kg
の混合水溶液を調製した。この混合水溶液に15%アン
モニア水をpHが9.0になるまで除々に添加し、水和
酸化鉄と水和酸化チタンとの共沈ゲルを得た。
し、洗浄した後、この共沈ゲル1,100gに35%過
酸化水素1,150gと純水250gとを加え、次いで
80℃に加熱したところ、赤褐色の溶液2,500gが
得られた。この溶液のpHは7.8であった。この溶液
中に含まれる鉄およびチタンの酸化物の濃度が(TiO
2+Fe2O3)換算で1.0重量%になるように純水で
希釈した後、200℃で96時間加熱した。
し、前記換算濃度が20重量%になるまで濃縮した結
果、平均粒径11mμ、Fe2O3/TiO2(重量比)
が2/98である酸化鉄・酸化チタン複合酸化物ゾル
(ゾルA1)を得た。
1重量部を入れた反応容器の温度を10℃に保持し、攪
拌しながら0.01NのHCl水溶液64.2重量部を
除々に滴下してγ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シランを加水分解した。この溶液にエタノール100.
2重量部およびイソプロパノール215重量部を加えて
マトリックスを形成した。
を1,173.4重量部加え、さらにアルミニウムアセ
チルアセトナート10.03重量部を添加して液を充分
に混合し、ハードコート膜形成用塗布液を得た。
ーピロンU−4000)を、47℃の13%NaOH水
溶液中に数分間浸漬した後で充分に水洗した。
記塗布液中に浸漬した後に引上げ速度80mm/分で引
上げ、90℃で18分間乾燥し、104℃で90分間加
熱硬化して実施例1のハードコート膜を形成した。
き、以下の特性を評価した。 (a)高屈折性能 ハードコート膜表面の反射干渉スペクトルの解析結果か
ら得られた屈折率が、1.58以上である場合を○とし
た。 (b)耐擦傷性 ハードコート膜を有する1cm×3cmの試験片の表面
に♯000のスチールウールを2kgの荷重をかけなが
ら10回往復させてハードコート膜を前記スチールウー
ルで摩擦し、傷ついた程度を目視で次の段階に分類して
評価した。
ないものを○とした。 (d)染色性 赤、青および黄色の3種類の分散染料が溶解している9
2℃の熱水にハードコート膜付基材を5分間浸漬し、S
Mカラーコンピューター(スガ試験機(株)製)を用い
て波長550nmにおける減光率を測定し、下記のよう
に評価した。
(株)製)を用いて、400時間の曝露加速試験を行っ
た後に外観の変化を評価し、変化の程度を○、△、×の
3段階で評価した。 (f)曇化度 黒い背景と3波長型白昼蛍光灯の間にハードコート膜付
基材を設置し、ハードコート膜付基材を透過して背景に
映る光のパターンを目視で観察し、ハードコート膜によ
る曇化度を○、△、×の3段階で評価した。 (g)長期安定性 ハードコート膜形成用塗布液を10℃で25日および4
5日保存した後に上記のようにしてハードコート膜を形
成して前記(a)〜(d)および(f)を評価し、ハー
ドコート膜形成用塗布液を調製した直後に形成したハー
ドコート膜との差異を○、△、×の3段階で評価した。
/60となるように第二塩化鉄および4塩化チタンの量
を調整した以外は、実施例1と同様の方法で、平均粒径
9mμの酸化鉄・酸化チタン複合酸化物ゾル(ゾル
A2)を得た。
外は、実施例1と同様にして、ハードコート膜形成用塗
布液を調製し、この塗布液を用いて実施例2のハードコ
ート膜を形成し、得られたハードコート膜の特性評価を
行った。
63℃に加熱した後、攪拌しながらビニルトリエトキシ
シランとメタノールとの混合溶液2リットルを除々に添
加した。添加終了後、さらに溶液の温度を63℃に維持
して溶液中の酸化鉄・酸化チタン複合酸化物ゾルを熟成
させた後、この溶液を濃縮し、濃度30.5重量%のビ
ニルトリエトキシシランで表面改質された酸化鉄・酸化
チタン複合酸化物のメタノール分散ゾル(ゾルA3)を
得た。
外は、実施例1と同様にして、ハードコート膜形成用塗
布液を調製し、この塗布液を用いて実施例3のハードコ
ート膜を形成し、得られたハードコート膜の特性評価を
行った。
トキシシランに代えた以外は実施例3と同様にしてメチ
ルトリエトキシシランで表面処理された酸化鉄・酸化チ
タン複合酸化物のメタノール分散ゾル(ゾルA4)を得
た。
外は、実施例1と同様にして、ハードコート膜形成用塗
布液を調製し、この塗布液を用いて実施例4のハードコ
ート膜を形成し、得られたハードコート膜の特性評価を
行った。
ゾルの調製過程で得られるpH7.8の赤褐色の溶液
2,500gに予め水ガラス水溶液を陽イオン交換樹脂
で脱アルカリして調製したケイ酸液(SiO2換算濃
度:5重量%)を、酸化鉄成分、酸化チタン成分および
シリカ成分をそれぞれFe2O3、TiO2およびSiO2
として換算した際の重量比SiO2/(Fe2O3+Ti
O2)が15/100となるような量で混合した後、1
70℃で10時間加熱した。
し、(Fe2O3+TiO2+SiO2)換算濃度が20重
量%になるまで濃縮した結果、平均粒径11mμの酸化
鉄・酸化チタン・シリカ複合酸化物ゾル(ゾルB1)を
得た。
外は、実施例1と同様にして、ハードコート膜形成用塗
布液を調製し、この塗布液を用いて実施例5のハードコ
ート膜を形成し、得られたハードコート膜の特性評価を
行った。
ゾルB1を1,577.0重量部とした以外は、実施例
5と同様にして、ハードコート膜形成用塗布液を調製
し、この塗布液を用いて実施例6のハードコート膜を形
成し、得られたハードコート膜の特性評価を行った。な
お、このハードコート膜(膜厚:1.5μm)の屈折率
は、被膜表面の反射干渉スペクトルを解析して求めた結
果、1.805であった。
成分をそれぞれFe2O3、TiO2およびSiO2として
換算した際の重量比SiO2/(Fe2O3+TiO2)が
10/100となるように調製した以外は実施例5と同
様にして、平均粒径12mμの酸化鉄・酸化チタン・シ
リカ複合酸化物ゾル(ゾルB2)を得た。
外は、実施例1と同様にして、ハードコート膜形成用塗
布液を調製し、この塗布液を用いて実施例7のハードコ
ート膜を形成し、得られたハードコート膜の特性評価を
行った。
成分をそれぞれFe2O3、TiO2およびSiO2として
換算した際の重量比Fe2O3/TiO2が5/95とな
り、SiO2/(Fe2O3+TiO2)が43/100と
なるように調製した以外は実施例5と同様にして、平均
粒径10mμの酸化鉄・酸化チタン・シリカ複合酸化物
ゾル(ゾルB3)を得た。
外は、実施例1と同様にして、ハードコート膜形成用塗
布液を調製し、この塗布液を用いて実施例8のハードコ
ート膜を形成し、得られたハードコート膜の特性評価を
行った。
リエトキシシランに代えてテトラエトキシシランを用い
た以外は、実施例3と同様にしてテトラエトキシシラン
で表面改質された酸化鉄・酸化チタン・シリカ複合酸化
物のメタノール分散ゾル(ゾルB4)を得た。
外は、実施例1と同様にして、ハードコート膜形成用塗
布液を調製し、この塗布液を用いて実施例9のハードコ
ート膜を形成し、得られたハードコート膜の特性評価を
行った。
ルクロロシランを用いた以外は、実施例9と同様にして
トリメチルクロロシランで表面改質された酸化鉄・酸化
チタン・シリカ複合酸化物のメタノール分散ゾル(ゾル
B5)を得た。
外は、実施例1と同様にして、ハードコート膜形成用塗
布液を調製し、この塗布液を用いて実施例10のハード
コート膜を形成し、得られたハードコート膜の特性評価
を行った。
シドキシプロピルトリエトキシシランを用いた以外は、
実施例9と同様にしてγ−グリシドキシプロピルトリエ
トキシシランで表面改質された酸化鉄・酸化チタン・シ
リカ複合酸化物のメタノール分散ゾル(ゾルB6)を得
た。
外は、実施例1と同様にして、ハードコート膜形成用塗
布液を調製し、この塗布液を用いて実施例11のハード
コート膜を形成し、得られたハードコート膜の特性評価
を行った。
シドキシプロピルメチルジエトキシシランを用いた以外
は、実施例9と同様にしてγ−グリシドキシプロピルメ
チルジエトキシシランで表面改質された酸化鉄・酸化チ
タン・シリカ複合酸化物のメタノール分散ゾル(ゾルB
7)を得た。
外は、実施例1と同様にして、ハードコート膜形成用塗
布液を調製し、この塗布液を用いて実施例12のハード
コート膜を形成し、得られたハードコート膜の特性評価
を行った。
クリロキシプロピルトリエトキシシランを用いた以外
は、実施例9と同様にしてγ−メタクリロキシプロピル
トリエトキシシランで表面改質された酸化鉄・酸化チタ
ン・シリカ複合酸化物のメタノール分散ゾル(ゾル
B8)を得た。
外は、実施例1と同様にして、ハードコート膜形成用塗
布液を調製し、この塗布液を用いて実施例13のハード
コート膜を形成し、得られたハードコート膜の特性評価
を行った。
カ成分をそれぞれFe2O3、TiO2およびSiO2とし
て換算した際の重量比Fe2O3/TiO2が40/60
となり、SiO2/(Fe2O3+TiO2)が15/10
0となるように調製した以外は実施例1と同様にして、
平均粒径11mμの酸化鉄・酸化チタン・シリカ複合酸
化物ゾルを調製し、次いでこのゾルを実施例11と同様
にして、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン
で表面改質された酸化鉄・酸化チタン・シリカ複合酸化
物のメタノール分散ゾル(ゾルB9)を得た。
外は、実施例1と同様にして、ハードコート膜形成用塗
布液の調製し、この塗布液を用いて実施例14のハード
コート膜を形成し、得られたハードコート膜の特性評価
を行った。
セリウム複合酸化物ゾル(触媒化成工業(株)社製、オ
プトレイク1130A)、酸化アンチモンゾルに代えた
以外は、実施例7と同様にしてハードコート膜形成用塗
布液を調製し、これらの塗布液を用いて比較例1および
2のハードコート膜を形成し、得られたハードコート膜
の特性評価を行った。
6.9重量部、2,374.5重量部に変えた以外は実
施例7と同様のハードコート膜形成用塗布液を調製し、
これらの塗布液をそれぞれ表2に示す屈折率を有するガ
ラスレンズの表面に実施例1と同様にして実施例15、
16のハードコート膜を形成した。
8.8重量部、1,403.1重量部および1,55
7.0重量部に変えた以外は実施例9と同様のハードコ
ート膜形成用塗布液を調製し、これらの塗布液をそれぞ
れ表2に示す屈折率を有するガラスレンズの表面に実施
例1と同様にして実施例17〜19のハードコート膜を
形成した。
形成されているか否かを蛍光灯の下で目視観察した。ま
たそれぞれのハードコート膜の耐擦傷性を実施例1と同
様にして評価した。
酸化物ゾル(触媒化成工業(株)社製、オプトレイク1
130A)に代えた以外は、実施例19と同様にして比
較例3のハードコート膜を形成し、ハードコート膜表面
に干渉縞が形成されているか否かを蛍光灯の下で目視観
察した。またハードコート膜の耐擦傷性を実施例1と同
様にして評価した。
Claims (4)
- 【請求項1】マトリックスを形成しうる加水分解性有機
ケイ素化合物と複合酸化物粒子とを含むハードコート膜
形成用塗布液を基材表面に塗布・乾燥し、基材の耐熱温
度以下に加熱して硬化させてなるハードコート膜であっ
て、 前記複合酸化物粒子が酸化鉄成分と酸化チタン成分とか
らなり、酸化鉄成分量をFe2O3に換算し、酸化チタン
成分量をTiO2に換算したときの重量比Fe2O3/TiO
2が0.005〜1.0の範囲にあり、 前記複合酸化物粒子の平均粒径が1〜100mμの範囲
にあり、 前記複合酸化物粒子が酸化鉄と酸化チタンとが化学的に
結合した複合酸化物、または鉄とチタンの酸化物からな
る固溶体、あるいはこれらの混合物であることを特徴と
するハードコート膜。 - 【請求項2】マトリックスを形成しうる加水分解性有機
ケイ素化合物と複合酸化物粒子とを含むハードコート膜
形成用塗布液を基材表面に塗布・乾燥し、基材の耐熱温
度以下に加熱して硬化させてなるハードコート膜であっ
て、 前記複合酸化物粒子が酸化鉄成分と酸化チタン成分とシ
リカ成分とからなり、酸化鉄成分量をFe2O3に換算
し、酸化チタン成分量をTiO2に換算し、シリカ成分量
をSiO2に換算したときに、 重量比Fe2O3/TiO2が0.005〜1.0の範囲にあ
って、 重量比SiO2/(Fe2O3+TiO2)が0.001〜1.
0の範囲にあり、 前記複合酸化物粒子の平均粒径が1〜100mμの範囲
にあり、 前記複合酸化物粒子が酸化鉄と酸化チタンとシリカとが
化学的に結合した複合酸化物、または鉄とチタンとケイ
素の酸化物からなる固溶体、あるいはこれらの混合物で
あることを特徴とするハードコート膜。 - 【請求項3】 前記複合酸化物粒子が有機シラン化合物
で表面改質されていることを特徴とする請求項1または
2に記載のハードコート膜。 - 【請求項4】 基材表面に請求項1ないし3のいずれか
1項に記載のハードコート膜が形成されてなることを特
徴とするハードコート膜付基材。
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-
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