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JP3031237U - 不織布 - Google Patents

不織布

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Publication number
JP3031237U
JP3031237U JP1996001400U JP140096U JP3031237U JP 3031237 U JP3031237 U JP 3031237U JP 1996001400 U JP1996001400 U JP 1996001400U JP 140096 U JP140096 U JP 140096U JP 3031237 U JP3031237 U JP 3031237U
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JP
Japan
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fiber
heat
layer
pet
melting point
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Expired - Lifetime
Application number
JP1996001400U
Other languages
English (en)
Inventor
華錫 戴
Original Assignee
康那香企業股▲分▼有限公司
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Publication date
Application filed by 康那香企業股▲分▼有限公司 filed Critical 康那香企業股▲分▼有限公司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ふくらみ表面層の構造を有することによっ
て、従来の不織布の欠点を除き、高度の透気性、柔軟性
及び急速浸透性を具備する不織布を提供する。 【解決手段】 第一熱溶融性複合纎維から成る第一網層
5と第二熱溶融性複合纎維及び合成纎維から成る第二網
層6からなる。その中で第一熱溶融性複合纎維中には二
つの纎維成分があり、第一纎維成分の融点が第二纎維成
分の融点よりも高い。同様に第二熱溶融性複合纎維中に
も二つの纎維成分があり、その中の一つの纎維成分の融
点がもう一つの纎維成分の融点よりも高い。第二熱溶融
性複合纎維と第一熱溶融性複合纎維は共に同じく一つの
纎維の成分の融点が熱処理温度よりも低い。又第二纎維
網層6内の合成繊維の融点が熱処理温度よいも高い。こ
の二つの網層を一緒に束ね合せ熱風装置内で加熱して一
体成形する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、生理衛生棉および紙おむつの表面層材料などに用いる、ふくらみの ある表面層の構造を具備する不織布に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に常用されて居る生理衛生棉および紙おむつの表面層材料の製造法は、 繊維を棉整形機(Carding Machine)に依って整形(Cardi ng)して纎維網層を形成し、更に化学粘着剤でもって網層内の纎維を相互に粘 着するものであるが、この方法では、エネルギーおよび材料の浪費のみならず、 又人体の皮膚に対して刺激性を与え、時には皮膚が痒くなる等の状態を発生し、 使用上に於て非常に理想的でなく、又外のある種類は、熱圧ロールの圧縮結合方 式(第一図を御参照下さい)に依って纎維Cを数組のロール90を経てロール圧 縮される。これらのロール90は、平滑な表面もあり、又は花模様の彫刻された タイプのものもあり、纎維Cが、ロール90を経て加熱圧縮されて不織布を形成 するものである。
【0003】 しかし、従来の方法で製造された不織布は、下記のような欠点がある。 1.常用の熱圧ロールの圧縮結合方法で製造された表面材は柔軟性を持たず、使 用上の感觸が良くない。 2.常用の熱圧ロール圧縮結合方法で製造された表面材は、ロール91の圧力が 大きいため、纎維表面に形成された薄片の孔の空隙の分布率が比較的不良で、そ のために、水分の浸透効果が非常に悪いのみならず、又透気性も良くない。その 上高度のふくらみ性の表面層を具備せず、このため表面層と吸收体間の結合距離 が非常に近く、従って不織布表面層を乾燥状態に保持する事が出来ず、使用者に 不便をもたらす。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 本考案の目的は、ふくらみ表面層の構造を有することによって、従来の不織布 の欠点を除き、高度の透気性、柔軟性及び急速浸透性を具備する不織布を提供す ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するための本考案の不織布は、 (1)二層以上の熱溶融性纎維網層で構成されて居るふくらみ表面層の構造を具 備する不織布で、次の構成要素(a)(b)(c) を含むことを特徴とする。 (a) 少くとも一つ以上の第一纎維網層が、少くとも一つ以上の第一熱溶融性複 合纎維で構成され、前記第一熱溶融性複合纎維中の一つの纎維成分の融点が、設 定された熱処理温度よりも低い。
【0006】 (b) 少くとも一つ以上の第二纎維網層が、少くとも一つ以上の第二熱溶融性複 合纎維と、少くとも一種以上の合成纎維とで構成され、前記第二熱溶融性複合纎 維中の一つの纎維成分の融点が、設定された熱処理温度よりも低い。 (c) 前記第一纎維網層と前記第二纎維網層とを束ね置き、かつ、少くとも一つ 以上の前記第一纎維網層を、少くとも一つ以上の前記第二纎維網層の上に置いて 、熱処理によって両者を結合させる。 (2)(1)記載の不織布において、前記第一熱溶融性複合纎維および前記第二 熱溶融性複合纎維は、二つの二つ割り側面型式であることを特徴とする。 (3)(1)記載の不織布において、前記第一熱溶融性複合纎維および前記第二 熱溶融性複合纎維は、芯のある層/芯を包んだ層の型式であることを特徴とする 。 (4)(1)、(2)および(3)のいずれか1項記載の不織布において、前記 第一熱溶融性複合纎維および前記第二熱溶融性複合纎維の成分が、それぞれPP とPE、PETとPE、PETとPP、およびPETと低融点PETのいずれか 一種の組合せであることを特徴とする。 (5)(1)記載の不織布において、前記合成纎維は、單一の合成纎維であるこ とを特徴とする。 (6)(5)記載の不織布において、前記單一合成纎維が、PP、PET、およ びナイロンのいずれか一種よりなることを特徴とする。 (7)(1)記載の不織布において、前記熱溶融性纎維網層と、該熱溶融性纎維 網層とは異なった融点を有する熱溶融性纎維網層とを一緒に束ね置くとき、該束 の最底層に第三熱溶融性複合纎維を追加して補強層を形成し、かつ該第三熱溶融 性複合纎維中の一つの纎維成分の融点が、熱処理温度よりも低いことを特徴とす る。 (8)二層以上の熱溶融性纎維網層で構成されて居るふくらみ表面層の構造を具 備する不織布で、次の構成要素(d)(e)(f) を含むことを特徴とする。
【0007】 (d) 少くとも一つ以上の第一纎維網層が、第一熱溶融性複合纎維で構成され、 該第一熱融性複合纎維中の一つの纎維成分の融点が、設定された熱処理温度より も低い。 (e) 少くとも一つ以上の第二纎維網層が、三次元の立体螺旋性の螺旋性纎維で 構成されており、その三次元立体螺旋纎維の中の一つの纎維成分の融点が、設定 された熱処理温度よりも低い。
【0008】 (f) 前記第一纎維網層と前記第二纎維網層とを束ね置き、かつ、少くとも一つ 以上の前記第一纎維網層を、少くとも一つ以上の前記第二纎維網層の上に置いて 、熱処理によって両者を結合させる。 (9)(8)記載の不織布において、前記第一熱溶融性複合纎維は、二つの半円 割りの側面型式であることを特徴とする。 (10)(8)記載の不織布において、前記第一熱溶融性複合纎維は、芯のある 層/芯を包んだ層の型式であることを特徴とする。 (11)(8)、(9)および(10)のいずれか1項記載の不織布において、 前記第一熱溶融性複合纎維の成分が、PPとPE、PETとPE、PETとPP 、およびPETと低融点PETのいずれか一種の組合せであることを特徴とする 。 (12)(8)記載の不織布において、前記三次元立体螺旋の螺旋性纎維は、二 つの半円割り側面型式であることを特徴とする。 (13)(8)記載の不織布において、前記三次元立体螺旋の螺旋性纎維は、芯 のある層/芯を包んだ層の型式であることを特徴とする。 (14)(12)および(13)のいずれか1項記載の不織布において、前記三 次元立体螺旋の螺旋性纎維成分が、PPとPE、PETとPE、PETとPP、 およびPETと低融点PETのいずれか一種の組合せであることを特徴とする。 (15)(8)記載の不織布において、前記熱溶融性纎維網層と、該熱溶融性纎 維網層とは異なった融点を有する螺旋性熱溶融性網層とを一緒に束ね置くとき、 該束の最底層に第三熱溶融性複合纎維を追加して補強層を形成し、かつ該第三熱 溶融性複合纎維中の一つの纎維成分の融点が、熱処理温度よりも低いことを特徴 とする。
【0009】
【考案の実施の形態】
本考案のふくらみ表面層構造を具備する不織布は、二層以上の熱溶融性纎維網 層に依り構成され、その中の第一網層は熱溶融性複合纎維であり、一方第二網層 は二種の異なった融点の熱溶融性複合纎維で構成されて居り、その中の低溶融点 を持つ熱溶融性複合纎維と第一網層の熱溶融性複合纎維の溶融点が非常に近く、 熱風に依って第二網層を第一網層の上に粘着し、又第二網層中の比較的高溶融点 を持つ單一組成の熱溶融性を以てふくらみ効果を発生し、化学粘着材を使用しな いで且つ、高度の透気性及柔軟性を保有する。
【0010】 また、別の実施形態として、本考案のふくらみ表面層構造を具備する不織布は 、二層以上の熱溶融性纎維網層で構成され、その中の第一網層は熱溶融性複合纎 維で、一方第二網層も又三次元の立体的螺旋性を具備する溶融性複合纎維網層で 構成され、第二網層を熱風に依り、第一網層上に粘着し、又この纎維網層中の纎 維螺旋性を利用してふくらみ状態を生成し、化学粘着材を添加しないで高度の透 気性及び柔軟性を具備する。
【0011】 また、別の実施形態として、本考案のふくらみ表面層構造を具備する不織布は 、纎維網層の側面上の孔の隙間の分布が輻射状の拡數排列方式をして居て、それ に依り、その中に浸入した水分を各層の孔の隙間の排列に沿うて輻射状に拡散し 、速かに水分を吸收する事が出来るのみならず、一方吸收水分を元に戻さない様 な効果を具備している。
【0012】 また、別の実施形態として、本考案のふくらみ表面層構造を具備する不織布は 、上述の製品に夫々要求された強度の需要に應じて最低層に一つの張力の強い熱 溶融性纎維の補強層を束ね、その補強層を熱風に依り、その上の網層と粘着させ 、各層の粘着を尚更確実にする。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の特長及びその効果を更にもう一歩進んで示すために、実施例の 配合図式を挙げて詳細に説明する。 各図に示す如く、本発明は一種の「ふくらみ表面層構造を具備する不織布」で あって、その中の図2、3に示す如く、先に第一熱溶融性複合纎維及び第二熱溶 融性複合纎維と合成纎維の原料1を別々に異なった棉供給機(Hopper F eeder)2と棉整形機(Carding Machine)3に供給して、 第一熱溶融性複合纎維から成る第一網層5と第二熱溶融性複合纎維及び合成纎維 から成る第二網層6を形成させる。その中で第一熱溶融性複合纎維中には二つの 纎維成分があり、第一纎維成分の融点が第二纎維成分の融点よりも高い。同様に 第二熱溶融性複合纎維中にも二つの纎維成分があり、その中の一つの纎維成分の 融点がもう一つの纎維成分の融点よりも高い。この実施例に於て第二熱溶融性複 合纎維と第一熱溶融性複合纎維は共に同じく一つの纎維の成分の融点が熱処理温 度よりも低い。又第二纎維網層6内の合成繊維の融点が熱処理温度よいも高い。 この二つの網層を一緒に束ね合せ(図5に示す如く)、更に第一網層5を第二網 層6の上に置き、輸送ベルト7に依って熱風装置8内に送り込み、熱風装置8で 発生された熱風温度で第一網層5中の第一熱溶融性複合纎維中で比較的低融点の 纎維と第二網層6中の第二熱溶融性複合纎維中の比較的低融点の纎維が熱処理温 度に依って両成分の融点の纎維成分が熱で熔解され、二つの纎維網層の接着点を 形成すると同時に、第二網層6の溶融されて居ない纎維のふくらみ性質が同じく ない(即ち比較的高温の融点を含む合成繊維)ことを利用して、全体的に網層の ふくらみ性が表面から内面に向かって増加し、一つの高度の透気性、柔軟性及び 急速浸透性を具備し、且つ、化学粘着材を添加する必要のない製品9を製造する 。
【0014】 更に図2、4に示す如く、第2の実施例に於て、それは三次元の立体的螺旋性 を備える纎維と第一熱溶融性複合纎維を別々に棉供給機2及び棉整形機3内に供 給し、第一熱溶融性複合纎維から成る第一網層5と三次元立体螺旋性纎維から成 る第二網層6Aを形成し、その中の第一熱溶融性複合纎維中に二つの成分があり 、第一纎維の成分の融点が第二纎維の成分の融点に比べて高い。同様に三次元立 体螺旋纎維も又同じく二つの纎維成分があり、その中の一つの纎維成分の融点が もう一つの纎維成分の融点よりも高い。この第2の実施例に於て第一熱溶融性複 合纎維と三次元立体螺旋纎維も共に同じく一つの纎維成分の融点が熱処理温度よ りも低い。この二つの網層を一緒に束ね(図5に示す如く)、第一網層5を第二 網層6Aの上に置き、一つの輸送ベルト7で熱風装置8中に送り込み、更に熱風 装置8に依って発生する熱風温度に依って融点が熱処理温度よりも低い纎維成分 を熱熔し、二つの纎維網層の接着点を形成し、更に螺旋性のある纎維網層6A本 来のふくらみ性、螺旋性並びに各纎維網層のふくらみ性、螺旋性の差異を利用し て網層全体のふくらみ性が表面より内面に向って増加する事に依り、一つの高度 のふくらみ効果があり、且つ高度の透気性、柔軟性及急速浸透性の製品9を製成 するのである。
【0015】 図3、4に示す如く、その纎維網層中の第一熱溶融性複合纎維は二つの半円割 り側面形式及び芯のある層/芯を包んだ層であり、又PP/PE、PET/PE 、PET/PPでもあり得る。 図3に示す如く、その第二熱溶融性複合纎維は二つの半円割り側面型式及び芯 のある層/芯を包んだ層の形式でそれはPP/PE、PET/PP、PET/P E、PET/低融点PETでもあり得る。
【0016】 又図3に示す如く、その第二網層6中の合成繊維はPP、PET、ナイロン( Nylon)等の如く比較的高融点の單一熱溶融性合成繊維である。 図4に示す如く、その螺旋性の複合纎維網層6A中の三次元の螺旋纎維は二つ の半円割り側面型式、偏心の芯のある層/芯を包んだ層の型式であり、その纎維 成分はPP/PE、PET/PP、PET/PE、PET/低融点PETでもあ り得る。
【0017】 図3、4に示す如く、その製品9は各網層のDenier數値が同じくなく、 從って各纎維網層のふくらみの緻密度が同じくなく、又網層全体のふくらみ性が 表面層から内面層に向って増加し、輻射拡散状の排列方式を形成するため、その なかに浸透した水分は各層の孔の空陵の排列に隨って輻射状に拡散し、急速に水 分を吸收するのみならず、且つ簡單に浸透が戻る事がない。製品9も又強度の要 求に應じてその最底層に一層の第三溶融性複合纎維から成る補強層91を束ね置 き、これを熱風に依り、上層の熱溶融性複合纎維網層6或ひは6Aと粘着させ、 各網層の粘着を更に確実にさせる事が出来る。
【0018】 更に図3に示す如く、先ずPP/PE、PET/PE或ひはPET/PP等の 任意の一つの熱溶融性複合纎維とPP/PE、PET/PP、PET/PE、P ET/低融点PET等を含む任意の一つの第二熱溶融性複合纎維及び合成繊維( 例えばPP、PE、ナイロンの如き)の混合纎維を別々に異なった棉供給機2及 び棉整形機3で整形して第一網層と第二網層を製成した後、これを一つに束ね、 一層又は一層以上の第二網層を第一網層の下に束ね置き、輸送ベルト7で熱風装 置8の中に送り込み、熱風装置8で発生した熱風温度で第二網層纎維の低融点纎 維の成分と第一纎維網層中の低融点纎維の成分を一緒に接合して第二纎維網層と 第一纎維網層を粘着させ、更に第二纎維網層中の比較的高い融点の纎維がふくら み効果を発生する事を利用して一種の化学粘着材を必要としない高度の透気性及 び柔軟性の衛生用製品の表面材を製造する。第一纎維網層と一層又は多層の第二 纎維網層を束ね合せる時にまた需要に應じて最低層に一つの第二熱溶融性複合纎 維(例えばPP/PE、PET/PE、PET/PP)等を添加して網層を形成 し、補強の用途とする。第三熱溶融性纎維は二種の纎維成分から成り、その中の 一つの纎維成分の融点はもう一つの纎維成分の融点よりも高く、しかも低融点の 纎維成分の融点は熱処理温度よりも低く、從って熱風装置8の発生する熱風は低 融点の繊維を溶融し、その上層と連結される。
【0019】 この外に各網層を束ね置く時に各網層配置のDenier數値が同じくないた め網層の間隔が上から下に輻射状に拡散される様になる。從って液体を急透に吸 收体に浸透させる事が出来、且つ再び容易に逆浸透する事がない。 更に図4に示す如く、先づPP/PE、PET/PE、PET/PP等の任意 の一つの第一熱溶融性複合纎維とPP/PE、PET/PP、PET/PE或ひ はPET/低融点PET等を含む任意の一つの三次元螺旋状の熱溶融性纎維を別 々の棉供給機2内に供給し、棉整形機3で整形して第一網層と第二網層を生成し 、これらを一緒に束ねた後、一層又は一層以上の第二纎維網層を第一纎維網層の 下に束ね置き、輸送ベルト7で熱風装置8内に送り込み、第二網層の三次元螺旋 性纎維の低融点の成分が熱風装置8の発生する熱風温度で第一纎維網層上の第一 熱溶融性複合纎維の低融点纎維の成分と溶融接合し、さらに三次元繊維螺旋性に 依ってふくらみ構造をもたらせ、一種の化学粘着材を必要としない且つ高度の透 気性及柔軟性を持つ衛生用品の表面層材料とする。第一纎維網層と一層又は多層 の第二纎維網層を束ね置く時、必要に應じて最低層に一種の第三熱溶融性複合纎 維(例えばPP/PE、PET/PE、PET/PPの如く)等を添加して生成 した網層を以て補強の用途とする。勿論第三熱溶融性纎維も又二種の纎維成分で 構成され、その中の一纎維成分の融点がもう一つの纎維成分の融点よりも高く、 又低融点の纎維成分の融点は熱処理温度よりも低く、從って熱風装置8の発生す る熱風に依って低融点纎維を熱溶融し、上層と連結される。
【0020】 この外に各網層を束ね置いた時に各網層配置のdenier數値が違うため、 網層の間隙が上から下へ輻射状拡散状態を呈し、液体を急速に吸收体に浸透させ る事が出来、且つ再び容易に逆浸透する事がない。
【0021】
【考案の効果】
以上述べた事を綜合すれば、本考案の不織布は、特殊なふくらみ表面層の構造 を有することによって、従来の不織布の欠点を除き、高度の透気性、柔軟性及び 急速浸透性を具備する。本考案によれば、前述のごとき従来の一般常用技術にお ける各種の欠点を改良し、使用上各種の効果を増進することができので、産業上 において、大きな利用価値を有する不織布を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般常用装置の慨念図である。
【図2】本考案の製造2種の図式(Block Dia
gram)である。
【図3】本考案の製品の慨念図である。
【図4】本考案のもう一つの製品の慨念図である。
【図5】棉整形機(Carding Machine)
を経て束ねて置いかれた本考案の纎維網層の概念図であ
る。
【符号の説明】
C 纎維 90 ロール 1 原料 2 棉供給機 3 棉整形機 5 第一網層 6 第二網層 6A 第二網層 7 輸送ベルト 8 熱風装置 9 製品 91 補強層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年6月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (15)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二層以上の熱溶融性纎維網層で構成され
    て居るふくらみ表面層の構造を具備する不織布で、次の
    構成要素(a)(b)(c) を含むことを特徴とする。 (a) 少くとも一つ以上の第一纎維網層が、少くとも一つ
    以上の第一熱溶融性複合纎維で構成され、前記第一熱溶
    融性複合纎維中の一つの纎維成分の融点が、設定された
    熱処理温度よりも低い。 (b) 少くとも一つ以上の第二纎維網層が、少くとも一つ
    以上の第二熱溶融性複合纎維と、少くとも一種以上の合
    成纎維とで構成され、前記第二熱溶融性複合纎維中の一
    つの纎維成分の融点が、設定された熱処理温度よりも低
    い。 (c) 前記第一纎維網層と前記第二纎維網層とを束ね置
    き、かつ、少くとも一つ以上の前記第一纎維網層を、少
    くとも一つ以上の前記第二纎維網層の上に置いて、熱処
    理によって両者を結合させる。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の不織布において、前記第
    一熱溶融性複合纎維および前記第二熱溶融性複合纎維
    は、二つの二つ割り側面型式であることを特徴とする。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の不織布において、前記第
    一熱溶融性複合纎維および前記第二熱溶融性複合纎維
    は、芯のある層/芯を包んだ層の型式であることを特徴
    とする。
  4. 【請求項4】 請求項1、2および3のいずれか1項記
    載の不織布において、前記第一熱溶融性複合纎維および
    前記第二熱溶融性複合纎維の成分が、それぞれPPとP
    E、PETとPE、PETとPP、およびPETと低融
    点PETのいずれか一種の組合せであることを特徴とす
    る。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の不織布において、前記合
    成纎維は、單一の合成纎維であることを特徴とする。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の不織布において、前記單
    一合成纎維が、PP、PET、およびナイロンのいずれ
    か一種よりなることを特徴とする。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の不織布において、前記熱
    溶融性纎維網層と、該熱溶融性纎維網層とは異なった融
    点を有する熱溶融性纎維網層とを一緒に束ね置くとき、
    該束の最底層に第三熱溶融性複合纎維を追加して補強層
    を形成し、かつ該第三熱溶融性複合纎維中の一つの纎維
    成分の融点が、熱処理温度よりも低いことを特徴とす
    る。
  8. 【請求項8】 二層以上の熱溶融性纎維網層で構成され
    て居るふくらみ表面層の構造を具備する不織布で、次の
    構成要素(d)(e)(f) を含むことを特徴とする。 (d) 少くとも一つ以上の第一纎維網層が、第一熱溶融性
    複合纎維で構成され、該第一熱融性複合纎維中の一つの
    纎維成分の融点が、設定された熱処理温度よりも低い。 (e) 少くとも一つ以上の第二纎維網層が、三次元の立体
    螺旋性の螺旋性纎維で構成されており、その三次元立体
    螺旋纎維の中の一つの纎維成分の融点が、設定された熱
    処理温度よりも低い。 (f) 前記第一纎維網層と前記第二纎維網層とを束ね置
    き、かつ、少くとも一つ以上の前記第一纎維網層を、少
    くとも一つ以上の前記第二纎維網層の上に置いて、熱処
    理によって両者を結合させる。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の不織布において、前記第
    一熱溶融性複合纎維は、二つの半円割りの側面型式であ
    ることを特徴とする。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の不織布において、前記
    第一熱溶融性複合纎維は、芯のある層/芯を包んだ層の
    型式であることを特徴とする。
  11. 【請求項11】 請求項8、9および10のいずれか1
    項記載の織布において、前記第一熱溶融性複合纎維の成
    分が、PPとPE、PETとPE、PETとPP、およ
    びPETと低融点PETのいずれか一種の組合せである
    ことを特徴とする。
  12. 【請求項12】 請求項8記載の不織布において、前記
    三次元立体螺旋の螺旋性纎維は、二つの半円割り側面型
    式であることを特徴とする。
  13. 【請求項13】 請求項8記載の不織布において、前記
    三次元立体螺旋の螺旋性纎維は、芯のある層/芯を包ん
    だ層の型式であることを特徴とする。
  14. 【請求項14】 請求項12および13のいずれか1項
    記載の不織布において、前記三次元立体螺旋の螺旋性纎
    維成分が、PPとPE、PETとPE、PETとPP、
    およびPETと低融点PETのいずれか一種の組合せで
    あることを特徴とする。
  15. 【請求項15】 請求項8記載の不織布において、前記
    熱溶融性纎維網層と、該熱溶融性纎維網層とは異なった
    融点を有する螺旋性熱溶融性網層とを一緒に束ね置くと
    き、該束の最底層に第三熱溶融性複合纎維を追加して補
    強層を形成し、かつ該第三熱溶融性複合纎維中の一つの
    纎維成分の融点が、熱処理温度よりも低いことを特徴と
    する。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013094717A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Nitto Denko Corp エアフィルタ濾材
CN113427847A (zh) * 2021-07-30 2021-09-24 海恩康(天津)医疗科技有限公司 一种医用纺织品

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