JP3031008U - 水拭き用モップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 糸ラーグの着脱操作が容易で、糸ラーグ自体
の嵩が小さく、水分を絞ったり、洗濯や乾燥にあたって
も手数を要しない水拭き用モップを提供しようとする。 【構成】 上面に操作ハンドル２を前後左右への首振り
自在に取り付ける長方形状の基板１の下面に面ファスナ
ーの一方側３を固着し、この面ファスナーの一方側３に
係着される面ファスナーの他方側７を長方形状の基布６
の表面に設け、基布６の裏面に糸ラーグ８を縫着したの
である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、建物の床面を清掃する際に用いる水拭き用モップに関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、モップは房状を呈するラーグ部と、これを固定する専用のハンドルと から構成されるのであるが、現状のモツプは重さが２６０ｇ程度の糸ラーグをス プリングモップと称する着脱機能を備えた専用のハンドルに取り付けて使用して いたのである。

【０００３】 しかしながら、糸ラーグを専用のハンドルへ着脱するに当たっては、その操作 が極めて面倒であり、また、水を含んだ糸ラーグはかなりの重量となり、清掃作 業に支障となるばかりでなく、余分に含まれた水分を絞るにも困難であり、更に は、清掃作業後の洗濯や乾燥にも手間取るものであった。

【０００４】 そこで、これらの欠点を改良しようとする工夫が過去様々に行われてきたが、 何れも本質的な解決とはなっていない。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

解決しようとする問題点は、従来のモップが糸ラーグの着脱操作が面倒で、し かも、糸ラーグ自体の嵩が大きく、水分を絞ったり、洗濯や乾燥にあたっても手 数を要するものであった。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上面に操作ハンドルを前後左右への首振り自在に取り付ける長方形 状の基板と、基板の下面に固着した面ファスナーの一方側と、この面ファスナー の一方側に係着する他方側の面ファスナーを表面に設けた長方形状の基布と、基 布の裏面に縫着した糸ラーグとからなるのである。

【０００７】 操作ハンドルの基板への取付部に、操作ハンドルの前後方向の首振りが、基板 に対してバネによって適宜角度に固定されるストッパーを設けるのがよい。

【０００８】 糸ラーグが１０番手の綿とポリエステルとの混紡糸１２本を、インチ間３回撚 りしたものを１００ｍｍの長さとし、その中間部を基布に縫着するのがよい。

【０００９】

【作用】

而して、基板の下面に固着した面ファスナーの一方側に、裏面に糸ラーグを縫 着した長方形状の基布の表面の、他方側の面ファスナーを係着させて基布を基板 に取り付け、基板の上面の前後左右への首振り自在に取り付けた操作ハンドルを 持って清掃作業を行うのである。

【００１０】 この際、操作ハンドルの基板に対する前後方向の角度を、操作者に適した角度 に設定して清掃作業を行うのであり、その角度は基板に対して６０度程度とする のが通常である。

【００１１】

【実施例】

以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明すると、１は長方形状の基板で、 上面に操作ハンドル２を前後左右への首振り自在に取り付けると共に、面ファス ナーの一方側３を基板１の下面の長手方向両縁に沿って適宜の幅で並行に固着し ている。

【００１２】 ４は操作ハンドル２を基板１に首振り自在に取り付ける取付部で、基板１に対 してバネ５によって適宜角度に固定されるストッパー５’を設けている。

【００１３】 ６は基板１より若干大である長方形状の基布で、表面に基板１の面ファスナー の一方側３に係着する面ファスナーの他方側７を設け、裏面には抗菌性、防臭性 を有している糸ラーグ８を縫着している。

【００１４】 糸ラーグ８は、１０番手の綿とポリエステルとの混紡糸１２本を、インチ間３ 回撚りしたものを１００ｍｍの長さとし、その中間部を基布６に縫着している。

【００１５】

【考案の効果】

本考案は上記のように構成され、糸ラーグを縫着した基布の基板への着脱は極 めて簡単であり、交換や清掃作業後における洗濯や乾燥に便利である。

【００１６】 また、糸ラーグは基布へ縫着されて全面に亘っていることから、嵩が小さくな り、余分な水分を含むことがなく、含まれた水分を絞るにも基布を取り外して簡 単に行えるのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】斜視図である。

【図２】要部の概略説明縦断面図である。

【符号の説明】

１ 基板 ２ 操作ハンドル ３ 面ファスナーの一方側 ４ 取付部 ５ バネ ５’ ストッパー ６ 基布 ７ 面ファスナーの他方側 ８ 糸ラーグ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 仲 勝年 大阪市生野区巽北１丁目16番６号 株式会 社クボタ内

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上面に操作ハンドル（２）を前後左右へ
   の首振り自在に取り付ける長方形状の基板（１）と、基
   板（１）の下面に固着した面ファスナーの一方側（３）
   と、この面ファスナーの一方側（３）に係着する面ファ
   スナーの他方側（７）を表面に設けた長方形状の基布
   （６）と、基布（６）の裏面に縫着した糸ラーグ（８）
   とからなる水拭き用モップ。
2. 【請求項２】 操作ハンドル（２）の基板（１）への取
   付部（４）に、操作ハンドル（２）の前後方向の首振り
   が、基板（１）に対してバネ（５）によって適宜角度に
   固定されるストッパー（５）’を設けた請求項１記載の
   水拭き用モップ。
3. 【請求項３】 糸ラーグ（８）が１０番手の綿とポリエ
   ステルとの混紡糸１２本を、インチ間３回撚りしたもの
   を１００ｍｍの長さとし、その中間部を基布（６）に縫
   着した請求項１または２記載の水拭き用モップ。