JP3027847U - スリッパ方向修正マット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は，人の体重を利用しスリッパの向
きを，脱いだ状態から１８０度回転させて，次の人のた
めに向きを揃える装置に関するものである。 【構成】 回転台（１）の下部に弾力性スポンジ（２）
及び押し板（３）を設けて，押し板（３）に球形ローラ
ー（４）を設ける。回転台（１）の中央に板バネ（５）
と軸受け（６）を設け，軸受け（６）の上部は２つの傾
斜をもち１つの傾斜は１８０度で終わる。下台（７）の
中心に軸（８）を設け，軸（８）の上部に半円軸（９）
を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は トイレなとでスリッパをぬいだ後，次の人のためにスリッパの 向きを修正する装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

体重を利用してスリッパの向きを変える商品が開発されていないため，従来 は人が次の人のためにスリッパを揃えていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案装置上でスリッパをぬぐと自動的回転台１が１８０度回転し，次の人 のために向きを整えることができるため，揃える手間を省くことができとても 便利である。また，薄く丈夫な構造で，沈み込み量を最小限におさえ使用する 際の違和感のないマット。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

いま，その構成を説明すると， （イ）回転台１の下面に弾力性スポンジ２及び押し板３を設け，押し板３の 下部に球形ローラー４を設ける。 （ロ）回転台１の中央に板バネ５と軸受け６を設ける，軸受け６の上部は２ つの傾斜をもち１つの傾斜は１８０度で終わる。 （ハ）下台７の中心に軸８を設け，軸８の上部に半円軸９を設ける。 本考案は，以上のような構成よりなるスリッパ方向修正マットである。

【０００５】

【作用】

本考案は以上のような構造であるから，人が回転台１に乗っていない状態 では半円軸９は軸受け６の傾斜の下部にある。人が乗ると体重により弾力性 スポンジ２が縮み，半円軸９は板バネ５を押し退けて軸受け６の傾斜の上部 に移動する。この状態で人が降りると，半円軸９は板バネ５によって軸受け ６の傾斜面に乗り，弾力性スポンジ２の膨張により半円軸９と軸受け６が押 し合い，軸受け６及び回転台１が回転を始める。球形ローラー４は回転を円 滑にさせる。回転は軸受け６の傾斜の終わりで止まる。 回転は１８０度で止まるため，回転台１に脱いだスリッパは向きが１８０度 変わることになる。 また，本考案の動きを分かり易く理解するには，本考案を逆さまに見て下 台７を押し，下台７及び軸８が回転しているところを思い浮かべると分かり 易い。

【０００６】

【考案の効果】

したがって，人が降りるとスリッパを乗せた回転台１が１８０度回転する ことになり，次の人のため向きを揃える。例えば軸８の直経を３ｍｍとした 場合い回転台１の沈み込み量は３ｍｍ程度でよく，薄く丈夫な構造のため， 使用する際の違和感はない。 又，以下のようなことも考えられる。 弾力性スポンジ２の代わりにバネ・板バネでもよく，球形ローラー４の代わ りに円柱形のローラー及びベアーリングでも同様の効果が得られる。 半円軸９を軸受け６に設け，軸８に滑り溝を設けても強度的に劣るが同様の 動作を行うことができる。 回転台１や下台７にスポンジ板やコム板を付けると滑らずに安全である。回 転台１の上部に円形の敷物を設けると違和感なく使用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の側面断面図

【図２】軸の斜視図

【図３】軸受けの斜視図

【図４】本考案の上面カット図

【符号の説明】

１は回転台 ２は弾力性スポンジ ３は押し板 ４は球形ローラー ５は板バネ ６は軸受け ７は下台 ８は軸 ９は半円軸

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ）回転台１の下面に弾力性スポンジ２
   及び押し板３を設け，押し板３の下部に球形ローラー４
   を設ける。 （ロ）回転台１の中央に板バネ５と軸受け６を設ける，
   軸受け６の上部は２つの傾斜をもち１つの傾斜は１８０
   度で終わる。 （ハ）下台７の中心に軸８を設け，軸８の上部に半円軸
   ９を設ける 以上の如く構成された，スリッパ方向修正マット。