[go: up one dir, main page]

JP3022347B2 - 歪補償回路 - Google Patents

歪補償回路

Info

Publication number
JP3022347B2
JP3022347B2 JP8276146A JP27614696A JP3022347B2 JP 3022347 B2 JP3022347 B2 JP 3022347B2 JP 8276146 A JP8276146 A JP 8276146A JP 27614696 A JP27614696 A JP 27614696A JP 3022347 B2 JP3022347 B2 JP 3022347B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distortion
diode
signal
frequency
fundamental wave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8276146A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10126284A (ja
Inventor
裕三 佐藤
也寸志 斎藤
宏樹 西園
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yagi Antenna Co Ltd
Original Assignee
Yagi Antenna Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yagi Antenna Co Ltd filed Critical Yagi Antenna Co Ltd
Priority to JP8276146A priority Critical patent/JP3022347B2/ja
Publication of JPH10126284A publication Critical patent/JPH10126284A/ja
Priority to US09/173,761 priority patent/US6144706A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3022347B2 publication Critical patent/JP3022347B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/25Arrangements specific to fibre transmission
    • H04B10/2507Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/32Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion
    • H03F1/3241Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion using predistortion circuits
    • H03F1/3276Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion using predistortion circuits using the nonlinearity inherent to components, e.g. a diode

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブルテレビジ
ョン(CATV)等、広帯域な高周波信号を扱う伝送路
に使用される光送信器や高周波増幅器において2次歪特
性を改善する歪補償回路に関する。
【0002】
【従来の技術】CATVの初期の形態は、送出側(ヘッ
ドエンド)から各加人者端末に至る伝送線路の全てを同
軸線路で構成したものであって、線路の信号に対する損
失を補償するために、通常500メートル程度、線路損
失にして20デシベル程度の間隔で増幅器を設け、減衰
と増幅を繰り返しながら伝送してゆくものであった。
【0003】このCATV伝送線路に直列に配置される
増幅器の接続段数は、当然その施設の規模及び使用する
ケーブルの損失性能に応じて異なるものであるが、大規
模な施設の場合は30段を上回ることがあった。この場
合、各増幅器を通過する度に雑音と歪成分は加算され、
信号の質は順次劣化してゆく。
【0004】このようなCATVシステムでは、当該C
ATV施設の中で最も多数の増幅器を通過した後の加人
者端末において、例えば有線テレビジョン放送法施行規
則の技術基準に定められた信号の質の条件を満足する必
要がある。また、少なくともその条件が成立するように
増幅器他の性能の諸元が決定・配分されるべきものであ
る。
【0005】このように、法的な規制のあるCATVの
信号の質であるが、これを満足すれば、施設の性能とし
て充分である、という判定は事実上成立しない。それ
は、当該の技術基準が、高品質な受信をもとより期待で
きない山間部等の難視聴地域においての、有線での救済
を目的とした施設に求められる信号の質に準拠した背景
があると共に、近年の受像器の大画面化とビデオ機器の
高画質化によって、雑音や歪成分による障害はより検知
されやすくなってきているからである。
【0006】以上のような状況から、現実のCATV施
設において要求される信号の質は、法的な規制の値より
も高度なものであり、その程度は工業会等での合議・勧
告、あるいは各CATV事業者の独自の要求規格といっ
た形で提示されている現状にあるが、年を追う毎により
高度な内容になる傾向にある。このことは、同軸線路の
みを使った施設の場合、あまり増幅器の段数を多くとる
ことができず、可能な施設の規模が制限されることを意
味する。
【0007】このような、同軸線路のみに依拠したCA
TV施設の限界を解消する手段として、近年実用される
ようになってきたのが光ファイバ・同軸混合方式(HF
C方式=Hybrid Fiber Coaxial)である。
【0008】このHFC方式は、ヘッドエンドにおい
て、送出すべき全チャンネルの高周波信号を輝度変調信
号とする光送信器(E/O)から送信し、光ファイバを
通じて伝送後光受信器(O/E)によって再び高周波信
号に変換し、以下同軸線路によって加入者への分配を行
なうものである。
【0009】このHFC方式では、同軸線路に比較して
本質的に低損失な光ファイバ線路により、E/OとO/
Eとの間を最大20キロメートル程度無中継で伝送する
ことが可能であり、複数の光線路を敷設することによっ
て、例えばひとつの都市の全域をカバーする程度の規模
を持つCATV施設が可能となる。これは同軸系の増幅
器の直列接続段数に換算してほぼ40段に相当する距離
であって、仮に同軸線路のみで構成すれば、到底実用に
供せない信号の劣化を伴うものである。HFC方式で
は、通常、O/E以降の同軸系を構成する増幅器は最大
でも6段程度の直列段数に止め、この部分での信号の質
の劣化を抑える構成をとっている。
【0010】前記HFC方式が有効に動作するために
は、その光伝送系の性能が、それと等しい距離を伝送す
る数十段の増幅器よりなる同軸伝送系の性能を少なくと
も上回るものである必要がある。
【0011】CATVの伝送系の質を決定する要素は、
キャリア対雑音比(C/N)、そして歪特性である。歪
特性は、2次歪成分と3次歪成分に分けられ、各々複合
2次歪(CSO=Composite Second Order)、複合3次
歪(CTB=Composite Triple Beat )と定義される。
これ等は、テレビジョン信号の搬送波が周波数軸上に6
MHzの等間隔で配置される結果、各搬送波の周波数を
加減算した周波数に落ち込む歪成分は、各チャンネルの
周波数偏差(法的許容偏差は20kHz以内)を伴いつ
つも、各搬送波に対してほぼ一定間隔の周波数に集中的
に発生し、微妙に周波数の異なる多数の歪生成物の複合
したものとして現われるためこのように呼ばれるもの
で、画面上では縞模様状の妨害(ビート:beat)として
検知されるものである。
【0012】3次歪が原因となって生ずる他の障害とし
ては、他チャンネルの変調内容が画面上に重なって現わ
れる、混変調と呼ばれる障害があるが、概ね20チャン
ネルを越える伝送チャンネル数の場合、すなわち殆どの
CATV施設の場合には、前述の複合的なビート障害が
主であって、混変調については無視し得るものである。
これは、混変調がほぼ単純にチャンネル数に比例して増
加するのに対し、例えばCTBはチャンネル数nから3
を採る組み合わせの数、nC3にほぼ比例して増加する
ためである。
【0013】以上述べた伝送系の質を決定する要素の
内、特に、光送信器の光源であるレーザダイオード(L
D)の近年の性能向上によって、C/NとCTB特性に
ついては、光伝送路は同じ距離の同軸伝送路の性能を容
易に上回ることができる。
【0014】しかしながら、2次歪のCSOについて
は、等しい長さの同軸線路にほぼ見合う程度の性能とな
っている。当然ながら、C/N特性と歪特性は互いに背
反の関係、すなわち変調度を大きくとればC/Nは向上
するが歪特性は劣化する、という関係にあるが、C/N
とCTBの妥協点を求めるとCSOは充分と言いがたい
水準となり、これとの妥協点を探るといきおいC/N特
性を犠牲にせざるを得なくなるのである。
【0015】このことはLDの性質によるものであっ
て、同軸系を構成する高周波増幅器の場合は、回路をプ
ッシュプル形式とすることによって容易に2次歪成分を
抑圧できるのであるが、LDではそのような動作は期し
難く、3次歪よりも劣悪なレベルの2次歪を発生してし
まうのである。
【0016】このようなLDに固有な2次歪の劣悪さに
より、同じ距離を伝送する全同軸線路の構成よりは優れ
るとはいえ、HFC方式といえども完璧とは言い難い信
号の質に甘んじている実状であり、この点を解決すれば
より高水準な加入者へのサービスが可能となる。
【0017】この歪特性の改善を目的とした手段とし
て、先行歪法(プリディストーション:Predistotion)
がある。これはLD等、非直線性を伴なう素子の前段に
おいて、その素子とは逆方向な非直線性を有する回路を
付加することによって、総合の動作を線形とし、歪成分
を打ち消すものである。
【0018】図2は従来の歪補償回路の構成を示すブロ
ック図である。従来例として米国特許5,132,63
9号(1992年7月21日特許)を取り上げ、その動
作を図2(原文ではFig.1にあたる)に従って説明
する。
【0019】高周波信号入力12と送信デバイスへの端
子25の間で、逆特性の歪の付加が行なわれる。送信デ
バイスとしては発光ダイオード(LED)、あるいは半
導体レーザ、すなわちレーザダイオード(LD)を挙げ
ているが、図示されていない。
【0020】高周波信号入力12は方向性結合器10に
よってその電力の一部が分岐14され、歪発生部15へ
送られる。歪発生部15では、2次、あるいはより高次
の(この特許は3次歪の打消も対象にしている)歪を生
成する。発生した歪成分は、振幅調整17、周波数傾斜
(チルト:Tilt)調整19、位相調整21の各部を経た
後、歪んだ信号22となり、方向性結合器11におい
て、歪を伴なわずに遅延だけを受けた変調信号24と混
合される。この時、歪成分の変調信号に対する振幅の比
率とその位相の関係は、後段のレーザダイオードの歪特
性の逆特性となるように調整される。
【0021】前記方向性結合器10を通過した高周波信
号のもう一方13は、伝送経路が長くなる歪発生部15
側の遅延時間に見合った分だけ遅延時間調整23によっ
て遅延されてから方向性結合器11に送られる。
【0022】以上が従来の歪補償回路の構成ならびに動
作原理であるが、この従来の歪補償方式では、周波数の
広い帯域に分布する全ての信号に対して、均等な打ち消
し条件を達成し難いという欠点が存するものである。そ
れは、その構成要素の中に高周波トランスを多く使用し
ていることに起因し、CATVの周波数帯域が、かつて
の下限70MHz,上限300MHzの程度から上限4
50MHzへ、さらに最近は750MHzあるいは80
0MHzと拡張され、より多チャンネル化されるに従っ
て一層困難になってくる。
【0023】図3は歪補償回路の所要特性を説明するた
めのベクトル図である。ここで、仮にレーザダイオード
の発生する歪と振幅が等しい逆歪成分が生成し得たと仮
定して、それがどの程度の位相誤差ないしは遅延時間の
誤差で、レーザダイオードに供給される必要があるかを
図3に従って求める。
【0024】べクトルOAは、レーザダイオードの発生
する歪成分を表わすベクトルである。これを完全に打ち
消すのはOAbar (Abar :「A」の反転記号で図3上
では横線を付加)と記された、振幅がOAに等しく、位
相が180度ずれたべクトルである。
【0025】改善度を10dB以上とるものとし、ベク
トルOAと振幅が等しく、位相差が完全には180度で
ないベクトルOBが、OAに対してなす角度θがどこま
で許容できるかを計算する。改善度10dBとは、ベク
トルOAとベクトルOBを加算した結果の打ち消し残ベ
クトルOPの大きさが、OA又はOBの大きさの√10
分の1、つまり0.316倍になるということである。
【0026】すなわち、歪成分の大きさ, OA=
1.0 とすれば、 逆歪成分の大きさ, OB=1.0 打ち消し残の大きさ,OP=1/(√10)=0.31
6である。
【0027】この条件でθの大きさを求めると、 θ=180゜−2×arccos{1/(2×√10)} ≒18.2゜となる。
【0028】つまり、逆歪成分のベクトルは、歪成分に
対して180度±18.2度以内に保持される必要があ
る。この許容限界の角度を、現在のCATVの上限周波
数とみなされる800MHzにおける許容時間差Δtと
して表現すれば、 Δt={1/(800×106 )}×(18.2゜/360゜)[秒] =63.2[ピコ秒]となる。
【0029】つまり、800MHzの帯域で10dBの
改善度を維持しようとすれば、少なくとも±63.2ピ
コ秒以内の遅延時間偏差に回路を収める必要がある。以
上の計算は、帯域の上限での値であって、同じ許容角度
に対してより低い周波数では、周波数に反比例して許容
時間差は大きくなるように考えられる。
【0030】しかしながら、例えば400MHz近辺の
2つの信号が、2次歪によって周波数が和となり、80
0MHz付近に歪となって落ち込む状況を考えた場合、
2つの信号の位相差は加算されることとなる。すなわ
ち、前述の±18.2度の許容角度差に対して、各々こ
れを略半分にした程度の角度の差しか許容されないこと
になる。
【0031】言い換えると、遅延時間の差としては帯域
の上限で決まる値が、周波数帯域の全域にわたって維持
されなければならないことを意味する。以上のような、
位相又は遅延時間の許容差の性質を考えた場合、高周波
トランスの介在が大きな誤差要因となってくる。図2に
おける従来の歪補償回路の構成において、方向性結合器
10,11、歪発生部15等は、フェライトを材料とす
るコアに線材を巻回した高周波トランスを要素として成
るものである。
【0032】図4は図2における従来の歪補償回路の高
周波信号入力12と出力13間における方向性結合器1
0の入出力間の遅延時間特性を示す実測例である。図4
において、横軸は左端のほぼ0MHzから右端の100
0MHzの間を描いており、一目盛りが100MHzで
ある。縦軸は遅延時間で、一目盛りが100ピコ秒であ
る。プロットした線上の▽形の印は、800MHzを示
すマーカであって、ここが縦軸の中心、基準点となるよ
うに設定してある。
【0033】なお、両軸の関係は以下の実測データを表
わす各図(図5、図6)において共通である。図4で
は、CATVの帯域の、例えば70から800MHzの
間でほぼ平坦な遅延時間特性を示しており、前述の±6
3.2ピコ秒の所要遅延時間偏差に収まっている。
【0034】図5は図2における従来の歪補償回路の高
周波信号入力12と分岐出力14間における方向性結合
器10の入力端子と分岐端子間の遅延時間特性を示す実
測例である。
【0035】図5では、70MHzから800MHzの
間でほぼ100ピコ秒に達する変動が見られる。以上、
図4と図5における遅延時間特性は、何れも単−の方向
性結合器10のものであるが、図2おける従来の歪補償
回路の構成では、信号の出力側にも同様な方向性結合器
11を備えている。
【0036】仮に方向性結合器10と同特性のものを方
向性結合器11として、その結合の方向を逆向きにして
使用したとすれば、分岐端子22と出力25の間には、
図5と同様な周波数に対する遅延時間の変動が存在する
こととなり、その合計は200ピコ秒に近いものとなる
筈である。これは前述の±63.2ピコ秒の所要範囲を
既に大きく逸脱している。200ピコ秒は800MHz
では約60度の位相差に相当し、これを図3のベクトル
図の角度θに当てはめれば、OA,OP,OBの各ベク
トルは各々正三角形の一辺をなし、等しい長さとなって
全く打ち消しが行なわれないことを意味する。
【0037】図6は従来の歪補償回路(米国特許5,1
32,639号)の図面のFig.3の偶数次歪発生回
路に記述された180度分配器(180°Splitter)3
0に相当する遅延時間特性を示す実測例である。
【0038】これは、要するに不平衡一平衡変換のため
の高周波トランスであって、一方の電極が常に接地で零
電位の不平衡入力から、両電極が接地に対して正負対称
な電位となる平衡状態を作り出すためのものである。測
定系が不平衡であるので、同条件のトランスを2個、平
衡側を向かい合わせに接続し、不平衡一平衡一不平衡の
変換を行なわせて測定したデータである。従って測定値
の2分の1がトランス1つ分の遅延時間特性となる。測
定結果は70MHzから800MHzの周波数範囲にお
いて約160ピコ秒、トランス1個分では約80ピコ秒
の変動幅となっている。しかも周波数に対して波状に、
周期的にうねる特性となっている。
【0039】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたことから明
らかなように、従来の歪補償回路の構成では、少なくと
も2個の方向性結合器10,11と、歪発生部15の高
周波トランスが、歪を付加するための回路系に存在する
ことになり、それ等の遅延時間の変動の累積は、既に検
討した遅延時間の許容変動幅を大きく上回るものであ
る。
【0040】勿諭、従来例を示す図2中には、振幅、チ
ルト、ならびに位相の調整部分があり、周波数に対して
単調な変化であれば補正が可能とも考えられるが、図6
における遅延時間特性のような周期性を狭い周波数の中
で伴なう場合は、現実的な回路規模の範囲では不可能と
言える。さらに、振幅、チルト、位相は、互いに他の特
性に影響することなく、各々独立に制御し得るものでは
ないことは明らかで、位相のみならず振幅をも広い帯域
に発生するLDの歪の逆特性にすることは事実上不可能
である。
【0041】このため従来の歪補償回路の構成では、周
波数上の特定の部分の歪特性を改善するように動作させ
ることは可能であっても、周波数の他の部分では殆ど改
善が得られないか、むしろ劣化させてしまう事態を招来
するという欠点があった。
【0042】さらに、高周波トランスは、通常1ミリメ
ートル程度の直径の孔を有するコア材に、直径0.1な
いし0.3ミリメートル程の表面を絶縁処理した線材を
複数回巻回してなるもので、その遅延時間特性は、制御
しがたい線材の重なりの順序や弛みかたの程度で微妙に
変化するものであり、再現性のある調整状態が期待でき
ないという欠点もあった。
【0043】さらに、従来の歪補償回路には、多くの高
周波トランスに加えて、振幅、位相等を分離して制御す
ることを意図したことによる多数の可変抵抗や可変容量
が存在し、また、歪発生のための部品として増幅器(F
ig.3の32,33)を使用する等、回路が複雑かつ
大規模であり、多大な電力を消費し、調整にも時間を要
し、従ってコストもかかるという欠点がある。
【0044】本発明は、以上のような欠点を解消するた
めになされたものであり、極めて簡単な構成と少ない消
費電力で、広い周波数帯域にわたり均等な2次歪の改善
効果を得ることが可能になる歪補償回路を提供すること
を目的とする。
【0045】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係わ
る歪補償回路は、高周波信号が入力される不平衡入力端
子と2次歪成分の補償の目的物が接続される不平衡出力
端子との間に並列に接続された、基本波を通過させるた
めの基本波通過経路と歪を付加するための歪付加経路と
を有してなり、前記基本波通過経路は、抵抗体からなる
信号減衰用の減衰素子と、前記歪付加経路を介した信号
の到達時間に当該基本波通過経路における基本波の通過
時間を合致させるための遅延線路とを直列に接続してな
り、前記歪付加経路は、前記不平衡入力端子と接地との
間に抵抗体からなる信号減衰用の第1の減衰素子と2次
歪発生用の第1のダイオードと第2のダイオードとを直
列に接続したものに、当該第1のダイオードと第2のダ
イオードとの接続点と前記不平衡出力端子との間に抵抗
体からなる信号レベル設定用の第2の減衰素子を直列に
接続してなり、前記第1のダイオードと第2のダイオー
ドは、前記接続点に互いに同極性の電極を接続し、且
つ、前記不平衡入力端子に加えられた高周波信号が前記
接続点に至ってその半周期毎に交互に振幅の伸張と圧縮
を受けるにあたり、その伸張分の電圧と圧縮分の電圧と
が等しくなるように、当該第1のダイオードと第2のダ
イオードそれぞれの直流バイアス電流の大きさを設定し
たことを特徴とする。
【0046】つまり、本発明に係わる歪補償回路では、
歪成分を発生させる系において、従来例とは異なりトラ
ンスによって平衡から不平衡への変換を行なうことな
く、平衡状態のままダイオードの組み合わせによって2
次歪を生成するものである。そして、このダイオードの
バイアス電流をある条件に合致させることにより、トラ
ンスを使用せずに奇数次の歪の発生を抑圧するものであ
る。さらに、歪を伴なわない基本波成分を通過させる系
統と、歪を付加する系統の間で信号の分配と混合を行な
う手段としては、トランスをもって構成した方向性結合
器を使用することなく、抵抗による分流と合流のみに依
拠している。従って、構成要素は純抵抗成分と電圧対電
流の非直線性を有するダイオードの抵抗成分、及び両系
統の遅延時間を一致させるための遅延線路のみであっ
て、周波数に対して遅延時間が変化する要素は存在しな
い構成となっており、広い周波数帯域にわたって正確な
位相をもった逆歪成分の生成を可能にするものである。
【0047】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の実施の形
態について説明する。図1は本発明の実施形態に係わる
歪補償回路の構成及び動作を示す図であり、同図(A)
は歪補償回路の構成を示す回路図、同図(B)は歪補償
回路の2次歪発生状態を示す波形図である。
【0048】この歪補償回路において、信号は、入力端
子101から出力端子109に向かって流れる。出力端
子109には、この回路によって歪補償をうける素子、
例えばレーザダイオード(LD)が接続される。
【0049】前記入力端子101に入力された信号はふ
たつの経路に別れ、一方は減衰素子102と遅延線路1
03を経て、歪を伴なわない基本波成分として出力へ送
られる。
【0050】ここで、前記減衰素子102は、抵抗体3
個を組み合わせた、所謂π形の減衰回路として構成した
が、インピーダンス整合を厳密に要しない場合には、接
地に向かう抵抗の両方、又は一方を省略してもよい。
【0051】他の一方の信号の経路は、2次歪成分を付
加する系統である。抵抗104により適宜に減衰した信
号は、互いに逆向きに接続されたダイオード105と1
06に供給される。図1では省略してあるが、この歪補
償回路では、ダイオード105、106に対し、直流バ
イアス電流を与えるための回路を付加している。このバ
イアス回路は、容量による直流の遮断とインダクタンス
による高周波の遮断、さらに抵抗を組み合わせることに
よって容易に実施することができる。
【0052】両ダイオード105、106の接続点Qに
は、2次歪成分を含んだ信号が現われ、遅延線路107
と信号のレベル設定を行なう減衰のための抵抗108を
通過した後、出力において基本波成分と混合される。
【0053】次に、2つのダイオード105と106に
よって2次歪が発生する様子を図1(B)によって説明
する。同図は、高周波信号の時間軸に対する波形を表わ
したものである。
【0054】まず、入力端子101に入力される入力信
号が正弦波で、且つダイオード105、106の代わり
に、それと等価な抵抗値を持った抵抗体で置き換えた状
態を想定すると、接続点Qには、入力信号の波形と相似
な、歪の無い正弦波が、図1(B)に実線の波形として
示すように現われる。
【0055】次に、ダイオード105、106が電圧対
電流の非直線性を呈する本来の状態で動作したとする。
すると、正弦波の正の半周期に対してはダイオード10
5がより順方向にバイアスされ、よリ導通状態になる結
果、接続点Qに流れ込む電流は前記抵抗体の場合よりも
大きくなる。すなわち、信号の振幅は図1(B)の破線
で示す波形の上半分に描いたように、正の方向に伸張さ
れることとなる。そして、正弦波の負の半周期について
は、ダイオード106が無信号状態よりも順方向にバイ
アスされ、接地へ逃げる電流が増大する結果、接続点Q
の信号電圧は減少し、その振幅は図1(B)の破線で示
す波形の下半分のように元の正弦波の振幅よりも圧縮さ
れる。
【0056】このようにして、1つのダイオード10
5、106の接続点Qに現われた波形は、半周期毎に振
幅の伸張と圧縮を受けた状態となり、これは明らかに正
弦波にその自乗成分、つまり2次歪成分を付加した波形
である。
【0057】なお、図1(A)の歪補償回路におけるダ
イオード105、106の向きを両方共逆向きにすれ
ば、得られる結果は図1(B)とは逆になり、正の半周
期で圧縮、負の半周期で伸張となる。負荷となるレーザ
ダイオード(LD)のバイアス条件によっては、こちら
の構成を用いる場合もある。
【0058】図1(B)に示す波形において、その正の
最大振幅点で元の正弦波から伸張した分の電圧をΔV1
とし、負の最大振幅点で元の正弦波から圧縮された分の
電圧をΔV2とすれば、ΔV1=ΔV2の条件が成立し
た場合に、歪を付加した波形は3次歪成分を含まないも
のとなる。この条件は、各ダイオードのバイアス電流を
然るべく設定することによって達成できる。そして、こ
の条件を維持しつつ、両ダイオードの電流を加減すれ
ば、目的とする2次歪の打ち消しに最適な歪成分の振幅
を得ることができる。
【0059】なお、図1(A)で示す歪補償回路では、
各ダイオード105、106は、単数の回路記号で描い
てあるが、必要とされる歪の量によっては、複数のダイ
オードを直列に接続して用いる場合もある。
【0060】さらに、図1(A)で示す歪補償回路で
は、基本波成分を通過する経路と、歪を付加する経路の
両方に各々遅延線路103と1O7が配置されている。
遅延線路103、107の目的は、出力において両方の
経路を通過してきた信号の到達時間を合致させることに
あるので、どちらか一方、特に信号が通過する素子の数
が多く、従って遅延時間も大きくなると考えられる歪発
生の側の遅延線路107は省略しても目的は達成でき
る。しかしながら前述の説明で明らかなように、歪成分
と基木波成分はピコ秒の程度の時間差で混合する必要が
ある。これは電気長に換算すれば、概ね1ミリメートル
前後の誤差しか許容できないことを意味し、部品の寸法
や回路基板の線路長が無視できないものとなる。
【0061】どのような部品を使用し、どのような接続
方法で構成するにせよ、その電気長が零ということは有
り得ないので、これらの遅延線路103、107には部
品あるいは接続用の基板等の呈する遅延時間をも含むも
のとして記述したものである。
【0062】前記図1(A)における歪補償回路の減衰
素子102は、その両端に生じる電圧降下によって歪発
生部に電流を流すものであるが、打ち消しの対象となる
2次歪成分であるCSOは、通常−60デシベル以下程
度の微少なレベルであり、従ってこの電圧降下は多くを
要しない。すなわち滅衰素子102による基本波成分の
損失は小さなもので、概ね1デシベルの程度であり、こ
の回路の挿入損失がその外部の動作に悪影響を及ぼすこ
とはない。
【0063】したがって、前記構成の歪補償回路によれ
ば、抵抗体を組み合わせた信号減衰用の減衰素子102
と遅延線路103とを直列に接続して基本波を通過させ
るための基本波通過経路を構成し、抵抗体からなる信号
減衰用の第1の減衰素子104と2次歪発生用の第1の
ダイオード105と第2のダイオード106とを直列に
接続したものに、当該第1のダイオード105と第2の
ダイオード106との接続点Qと出力端子109との間
に遅延線路107と抵抗体からなる信号レベル設定用の
第2の減衰素子108とを直列に接続して歪を付加する
ための歪付加経路を構成したので、その構成要素は純抵
抗成分と電圧対電流の非直線性を有するダイオードの抵
抗成分、及び両系統の遅延時間を一致させるための遅延
線路のみであり、周波数に対して遅延時間が変化する要
素は存在せず、広い周波数帯域にわたって正確な位相を
もった逆歪成分を生成することができる。
【0064】しかも、前記構成の歪補償回路では、電源
を必要とするのはダイオード105、106の直流バイ
アス電流のみであり、その大きさは1ミリアンペア以下
の程度であり、従来の歪補償回路の構成のように、多大
な電流を消費する高周波増幅器を歪の発生に用いること
がないので、効率の良い歪改善が可能となる。
【0065】なお、前記実施形態では、歪の補償を行な
う対象物として、光伝送用のレーザダイオード(LD)
を主として説明したが、その他の2次歪を発生する素子
や装置、例えば発光ダイオードやプッシュプル動作では
ない高周波増幅器等の2次歪特性の改善にも、前記実施
形態における歪補償回路を応用することができる。
【0066】
【発明の効果】以上のように、本発明に係わる歪補償回
路によれば、歪成分を発生させる系において、トランス
によって平衡から不平衡への変換を行なうことなく、平
衡状態のままダイオードの組み合わせによって2次歪を
生成し、そして、このダイオードのバイアス電流をある
条件に合致させることにより、トランスを使用せずに奇
数次の歪の発生を抑圧し、さらに、歪を伴なわない基本
波成分を通過させる系統と、歪を付加する系統の間で信
号の分配と混合を行なう手段として、トランスをもって
構成した方向性結合器を使用することなく、抵抗による
分流と合流のみに依拠したので、構成要素は純抵抗成分
と電圧対電流の非直線性を有するダイオードの抵抗成
分、及び両系統の遅延時間を一致させるための遅延線路
のみであり、周波数に対して遅延時間が変化する要素は
存在せず、広い周波数帯域にわたって正確な位相をもっ
た逆歪成分の生成が可能になる。
【0067】よって、遅延時間の変動の原因となる高周
波トランスを用いることなく、極めて簡単な構成で、レ
ーザダイオードを用いた光送信器等、広い周波数帯域で
動作する装置の2次歪特性を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わる歪補償回路の構成及
び動作を示す図であり、同図(A)は歪補償回路の構成
を示す回路図、同図(B)は歪補償回路の2次歪発生状
態を示す波形図。
【図2】従来の歪補償回路の構成を示すブロック図。
【図3】歪補償回路の所要特性を説明するためのベクト
ル図。
【図4】図2における従来の歪補償回路の高周波信号入
力12と出力13間における方向性結合器10の入出力
間の遅延時間特性を示す実測例。
【図5】図2における従来の歪補償回路の高周波信号入
力12と分岐出力14間における方向性結合器10の入
力端子と分岐端子間の遅延時間特性を示す実測例。
【図6】従来の歪補償回路(米国特許5,132,63
9号)の図面のFig.3の偶数次歪発生回路に記述さ
れた180度分配器(180°Splitter)30に相当す
る遅延時間特性を示す実測例。
【符号の説明】
101…入力端子、 102…減衰素子、 103,107…遅延線路、 104,108…抵抗、 105,106…ダイオード、 109…出力端子、 10,11…方向性結合器、 12…高周波信号入力端子、 13…1次電路、 14…2次電路、 15…歪発生部、 17…振幅調整部、 19…周波数傾斜調整部、 21…位相調整部、 22…歪んだ信号、 24…遅延した変調信号、 25…送信デバイスへの端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−250026(JP,A) 特開 平1−295510(JP,A) 特開 昭62−49731(JP,A) 特開 平3−195101(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/04 H03F 1/32 H04B 10/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波信号が入力される不平衡入力端子
    と2次歪成分の補償の目的物が接続される不平衡出力端
    子との間に並列に接続された、基本波を通過させるため
    の基本波通過経路と歪を付加するための歪付加経路とを
    有してなり、 前記基本波通過経路は、抵抗体からなる信号減衰用の減
    衰素子と、前記歪付加経路を介した信号の到達時間に当
    該基本波通過経路における基本波の通過時間を合致させ
    るための遅延線路とを直列に接続してなり、 前記歪付加経路は、前記不平衡入力端子と接地との間に
    抵抗体からなる信号減衰用の第1の減衰素子と2次歪発
    生用の第1のダイオードと第2のダイオードとを直列に
    接続したものに、当該第1のダイオードと第2のダイオ
    ードとの接続点と前記不平衡出力端子との間に抵抗体か
    らなる信号レベル設定用の第2の減衰素子を直列に接続
    してなり、 前記第1のダイオードと第2のダイオードは、前記接続
    点に互いに同極性の電極を接続し、且つ、前記不平衡入
    力端子に加えられた高周波信号が前記接続点に至ってそ
    の半周期毎に交互に振幅の伸張と圧縮を受けるにあた
    り、その伸張分の電圧と圧縮分の電圧とが等しくなるよ
    うに、当該第1のダイオードと第2のダイオードそれぞ
    れの直流バイアス電流の大きさを設定したことを特徴と
    する歪補償回路。
JP8276146A 1996-10-18 1996-10-18 歪補償回路 Expired - Lifetime JP3022347B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8276146A JP3022347B2 (ja) 1996-10-18 1996-10-18 歪補償回路
US09/173,761 US6144706A (en) 1996-10-18 1998-10-16 Distortion compensation circuit

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8276146A JP3022347B2 (ja) 1996-10-18 1996-10-18 歪補償回路
US09/173,761 US6144706A (en) 1996-10-18 1998-10-16 Distortion compensation circuit

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10126284A JPH10126284A (ja) 1998-05-15
JP3022347B2 true JP3022347B2 (ja) 2000-03-21

Family

ID=26551769

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8276146A Expired - Lifetime JP3022347B2 (ja) 1996-10-18 1996-10-18 歪補償回路

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6144706A (ja)
JP (1) JP3022347B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101838937B1 (ko) * 2017-08-10 2018-03-15 배명수 라벨 제조방법

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6313687B1 (en) * 1960-08-17 2001-11-06 Agere Systems Guardian Corp. Variable impedance circuit
US6288814B1 (en) * 1994-05-19 2001-09-11 Ortel Corporation In-line predistorter for linearization of electronic and optical signals
FR2796505B1 (fr) * 1999-07-16 2001-10-26 Thomson Csf Lineariseur pour amplificateur hyperfrequence
US6674326B1 (en) * 2002-06-17 2004-01-06 The Boeing Company Digitally controllable nonlinear pre-equalizer
US20050168258A1 (en) * 2004-02-02 2005-08-04 Andrei Poskatcheev Method and apparatus for creating variable delay
AU2006330069A1 (en) * 2005-06-13 2007-07-05 Ccor Solutions Four quadrant linearizer
US7596326B2 (en) 2005-10-27 2009-09-29 Emcore Corporation Distortion cancellation circuitry for optical receivers
US8032020B2 (en) * 2006-05-09 2011-10-04 Aegis Lightwave, Inc. Self calibrated optical spectrum monitor
US7634198B2 (en) 2006-06-21 2009-12-15 Emcore Corporation In-line distortion cancellation circuits for linearization of electronic and optical signals with phase and frequency adjustment
US9455669B2 (en) * 2013-10-11 2016-09-27 Skyworks Solutions, Inc. Apparatus and methods for phase compensation in power amplifiers
US10666200B2 (en) 2017-04-04 2020-05-26 Skyworks Solutions, Inc. Apparatus and methods for bias switching of power amplifiers

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4109212A (en) * 1976-10-29 1978-08-22 Bell Telephone Laboratories, Incorporated Complementary distortion circuit
US5132639A (en) * 1989-09-07 1992-07-21 Ortel Corporation Predistorter for linearization of electronic and optical signals
US5282072A (en) * 1991-11-19 1994-01-25 Harmonic Lightwaves, Inc. Shunt-expansive predistortion linearizers for optical analog transmitters
CA2120965A1 (en) * 1993-04-14 1994-10-15 Katsumi Uesaka Distortion generating circuit
DE69614284T2 (de) * 1995-02-02 2002-01-10 Nippon Telegraph And Telephone Corp., Tokio/Tokyo Verzerrungskorrekturvorrichtung
JP3545125B2 (ja) * 1996-03-08 2004-07-21 富士通株式会社 歪み補償回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101838937B1 (ko) * 2017-08-10 2018-03-15 배명수 라벨 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10126284A (ja) 1998-05-15
US6144706A (en) 2000-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3022347B2 (ja) 歪補償回路
AU759069B2 (en) In-line, unbalanced amplifier, pre-distortion circuit
US6055278A (en) Linearization circuits and methods
US5481389A (en) Postdistortion circuit for reducing distortion in an optical communications system
US5600472A (en) Distortion generating circuit
JP3221594B2 (ja) 電子信号及び光信号を直線化するひずみ補正回路
JP2983160B2 (ja) 高周波増幅装置
US5963352A (en) Linearization enhanced operation of single-stage and dual-stage electro-optic modulators
JPH07500706A (ja) 光ファイバ通信システムにおける信号レベル制御
JPH0652816B2 (ja) ひずみ補正方法及びその補正回路
JPH07500707A (ja) 利得制御付きのプシュプル光受信機
US8121493B2 (en) Distortion compensation circuit and method based on orders of time dependent series of distortion signal
JPH08509334A (ja) 先行ひずみ方法及びレーザ線形化のための装置
US5239402A (en) Push-pull optical receiver
JP3015094B2 (ja) 光ファイバー送信システムの歪消去方式とその装置及びシステム
JP2003124772A (ja) 分岐器及び分配器
KR100199963B1 (ko) 왜곡발생회로 및 이것을 사용한 광송수신기와 저왜곡증폭기
JP3373452B2 (ja) 歪み補正装置
JP3292704B2 (ja) 歪み補正装置
Lee Proposing fiber feedforward coaxial cascade HFC networks
JP3600401B2 (ja) テレビジョン信号送信回路
JPH0818487A (ja) ペアケーブル高周波広帯域アナログ伝送システム
MXPA01002782A (en) In-line, unbalanced amplifier, pre-distortion circuit
JP2020005163A (ja) 光アナログ信号伝送路

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090114

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090114

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100114

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110114

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120114

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120114

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130114

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130114

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140114

Year of fee payment: 14

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term