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JP3015077B2 - 内視鏡用拡張具 - Google Patents

内視鏡用拡張具

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JP3015077B2
JP3015077B2 JP19351290A JP19351290A JP3015077B2 JP 3015077 B2 JP3015077 B2 JP 3015077B2 JP 19351290 A JP19351290 A JP 19351290A JP 19351290 A JP19351290 A JP 19351290A JP 3015077 B2 JP3015077 B2 JP 3015077B2
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JP
Japan
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extension
endoscope
dilator
stenosis
expansion
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JP19351290A
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JPH0475665A (ja
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勉 加藤
寛幸 浅野
修一 木村
和宏 井上
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Piolax Inc
Olympus Corp
Original Assignee
Piolax Inc
Olympus Optic Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、経内視鏡的に管状器官内に挿入され、管状
器官を拡張するための内視鏡用拡張具に関する。
[従来の技術] 従来、生体の狭窄部を拡張する手段として、特公昭61
−6655号公報に示されるような形状記憶合金製の拡張具
が提案されている。この拡張具は、拡径の形状を記憶し
たものであり、体内挿入時には狭窄部に挿入できるよう
に小径に変形させておき、狭窄部に挿入した後、加熱し
て拡張させるものである。しかしながら、この拡張具
は、一旦拡張されると、回収することが困難であった。
そこで、特開昭63−238872号公報に示されるように、2
方向性の形状記憶合金を用いたステントや、特開昭64−
83251号公報に示されるように、管状器官の内径よりも
小さな記憶形状を持つ拡張具が提案されている。
[発明が解決しようとする課題] 従来の拡張具を、例えば胆道の肝門部付近の奥の狭窄
に適用した場合、12〜18cmと非常に長い拡張具を、経内
視鏡的に挿入する必要があり、狭窄部への挿入が非常に
困難であった。また、同様に、奥部に挿入された拡張具
を回収することも困難であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、奥
の狭窄部に対して容易に挿入及び回収できるようにした
内視鏡用拡張具を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明による内視鏡用拡張具は、経内視鏡的に管状器
官内に挿入され、前記管状器官を拡張するための内視鏡
用拡張具において、 形状記憶部材よりなり、前記管状器官内において拡張
する拡張部と、前記拡張部の手元側端部から該拡張部の
軸方向に沿って手元側に向け、体内に残る長さに延出さ
れた延出部と、この延出部の手元側に設けられ、前記管
状器官内より回収される際に把持されて牽引される手段
とを備えたことを特徴とする。
[作用] 本発明では、狭窄部に、延出部を手元側にして拡張具
を挿入する。この拡張具を回収する場合は、前記延出部
をつかんで回収する。そのため、不必要に拡張部を長く
する必要がない。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図ないし第6図は本発明の第1実施例に係り、第
1図は内視鏡用拡張具の側面図、第2図は経内視鏡的に
狭窄部にオーバーチューブを挿入した状態を示す説明
図、第3図は狭窄部に内視鏡用拡張具を挿入した状態を
示す説明図、第4図は内視鏡用拡張具を狭窄部から回収
する様子を示す説明図、第5図はオーバーチューブ,内
視鏡用拡張具及びプッシャーチューブを示す断面図、第
6図はオーバーチューブ,内視鏡用拡張具及び挿入具を
示す断面図である。
第1図に示すように、本実施例の内視鏡用拡張具(以
下、拡張具と記す。)1は、断面形状が略長方形であ
り、45℃〜50℃の温度で記憶形状に復元する形状記憶合
金製の線材を螺旋状に巻いて形成された拡張部2と、前
記拡張部2を構成する前記形状記憶合金の線材の一方の
端部側を拡張部2の軸方向に延ばして形成された延出部
3とで構成されている。尚、この拡張具1の全長は、例
えば12〜18cmである。
また、前記延出部3の端部には、一旦縮径された後、
端部側が球面の弾頭形状に形成された手元側端部4が設
けられている。また、前記拡張部2の他方の端部側も拡
張部2の軸方向に若干引き伸ばされ、端部は弾頭形状に
形成されている。
前記形状記憶合金は、マルテンサイト相(低温相)が
オーステナイト相(高温相)に逆変態する際に、マルテ
ンサイト相において変形されたものが、記憶されたオー
ステナイト相での形状に戻るものである。本実施例で
は、前記拡張部2は、狭窄部を拡張できる外径の形状が
記憶されているが、体内に挿入する際には、前記狭窄部
に挿入できるうに外径が小さい形状に変形されている。
次に、第2図ないし第6図を用いて、拡張具1によっ
て胆道の狭窄部を拡張する場合を例にとり、拡張具1の
挿入及び回収の手順について説明する。
まず、拡張具1を狭窄部に挿入する際は、第2図に示
すように、十二指腸5に内視鏡6(の挿入部)を経口的
に挿入し、内視鏡6に設けられたチャンネルを介して経
内視鏡的にガイドワイヤ9を十二指腸乳頭7から胆道11
の狭窄部8を通って肝門部の上流12まで挿入する。続い
て、前記チャンネルを通したオーバチューブ10を前記ガ
イドワイヤ9に沿わせて前記狭窄部8を通り越すまで挿
入する。
次に、第5図に示すように、延出部3を手元側にして
拡張具1をオーバーチューブ10内に入れ、オーバーチュ
ーブ10内に挿入したプッシャーチューブ14を用いて、拡
張具1の拡張部2の手元側を押して、拡張具1をオーバ
ーチューブ10の先端まで進める。拡張具1がオーバーチ
ューブ10の先端まで到達すると、オーバーチューブ10を
引き抜きながらプッシャーチューブ14を同じだけ押し入
れ、拡張具1の位置を固定したまま、オーバーチューブ
10とガイドワイヤ9を取り除く。次に、プッシャーチュ
ーブ14を通して45℃〜50℃の加温生理食塩水を注入す
る。これにより、第3図に示すように、拡張具1の拡張
部2が拡張して、拡張具1が狭窄部8に留置される。こ
のとき、延出部3の手元側端部4は、十二指腸乳頭7よ
り十二指腸5の方へ突出している。
次に、留置した拡張具1を対外に引き抜く際は、第4
図に示すように、前記内視鏡6のチャンネルを介して経
内視鏡的に例えば生検鉗子13を十二指腸5まで挿入し、
十二指腸乳頭7から十二指腸5側へ突出している拡張具
1の手元側端部4を、前記生検鉗子13で掴み、内視鏡6
と共に拡張具1を引き抜いて回収する。尚、生検鉗子13
の代りに把持鉗子を用いても良い。
尚、第6図に示すように、プッシャーチューブ14の代
りに、中実の挿入具15を用いて拡張具1を押し進めても
良い。この場合は、拡張部2を拡張させる際、オーバー
チューブ10より45℃〜50℃の加温生理食塩水を注入する
か、または電磁波,高周波遠による加温手段を用いるこ
と以外は、プッシャーチューブ14を用いる場合と同様で
ある。
このように、本実施例によれば、拡張具1に延出部3
を設けているので、胆道11の肝門部付近等の奥の狭窄に
対して用いる場合にも、拡張具1を回収する際に、狭窄
部よりも手元側にある延出部3をつかんで回収できるた
め、不必要に拡張部2を長くする必要がなく、挿入が容
易になる。また、拡張具1を回収する際には、延出部3
が手元側に延び、例えば、拡張具1の手元側端部4が十
二指腸乳頭7から十二指腸5側へ突出しているため、拡
張具1を生検鉗子13等で掴み易く、拡張具1の体外への
回収が容易になる。
第7図及び第8図は本発明の第2実施例に係り、第7
図(a)は内視鏡用拡張具の側面図、第7図(b)及び
(c)はそれぞれ手元側端部の変形例を示す側面図、第
8図は引き抜き器具を示す説明図である。
本実施例は、拡張具1の手元側端部4を、引き抜きの
際に引き抜くための部材に対して係合し易い形状にした
ものである。
第7図(a)に示す例は、手元側端部4として、孔16
aを有する略円板状の係合部16を設けたものである。ま
た、第7図(b)に示す例は、手元側端部4として、拡
張部2側が小径で端部側が拡径の段差を有する係合部17
を設けたものである。また第7図(c)に示す例は、手
元側端部4として、釣針状の係合部18を設けたものであ
る。
いずれの例でも、係合部16,17,18に係合する引き抜き
器具を用いて、拡張具1を引き抜く。例えば、第7図
(a)に示す例に対しては、第8図に示すように、先端
部が前記係合部16の孔16aに挿入でき且つこの孔16aに引
っ掛かるように曲げられた線材からなる引き抜き器具19
を用いる。
尚、前記係合部16,17,18に、紐をつけ、この紐を留置
しても良い。
本実施例によれば、拡張具1の手元側端部4を、引き
抜き器具が係合し易いように形成しているため、拡張具
1の体外への回収が更に容易になる。
その他の構成,作用及び効果は第1実施例と同様であ
る。
第9図は本発明の第3実施例の内視鏡用拡張具の側面
図である。
本実施例の拡張具1は、拡張部2の材質を第1実施例
と同様に形状記憶合金とし、延出部3の材質を形状記憶
合金よりも軟らかい形状記憶合金以外のものにして、接
合部20にて、前記拡張部2と延出部3を接着したもので
ある。
本実施例によれば、拡張具1の延出部3の材質を形状
記憶合金よりも軟らかいものにしているため、管腔内を
傷付けにくくなる。
その他の構成,作用及び効果は第1実施例と同様であ
る。
尚、本発明は、上記各実施例に限定されず、例えば、
拡張部は、形状記憶合金製の線材を螺旋状に巻いたもの
に限らず、例えば、形状記憶合金製の板材を巻いて狭窄
部を拡張できる外径の円筒形状を記憶させ、挿入時には
小径となるように巻いても良い。
また、形状記憶合金の代りに、形状記憶樹脂を用いて
も良い。
また、本発明の拡張具は、狭窄部の拡張に限らず、体
内の管腔内の出血部位の圧迫止血にも適用することがで
きる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、内視鏡用拡張具
を生体管腔内の奥の狭窄部に挿入しても、延出部が手元
側に延びるため、拡張部を不必要に長くする必要がなく
奥の狭窄部に対して容易に挿入できると共に、容易に回
収できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の第1実施例に係り、第1
図は内視鏡用拡張具の側面図、第2図は経内視鏡的に狭
窄部にオーバーチューブを挿入した状態を示す説明図、
第3図は狭窄部に内視鏡用拡張具を挿入した状態を示す
説明図、第4図は内視鏡用拡張具を狭窄部から回収する
様子を示す説明図、第5図はオーバーチューブ,内視鏡
用拡張具及びプッシャーチューブを示す断面図、第6図
はオーバーチューブ,内視鏡用拡張具及び挿入具を示す
断面図、第7図及び第8図は本発明の第2実施例に係
り、第7図(a)は内視鏡用拡張具の側面図、第7図
(b)及び(c)はそれぞれ手元側端部の変形例を示す
側面図、第8図は引き抜き器具を示す説明図、第9図は
本発明の第3実施例の内視鏡用拡張具の側面図である。 1……内視鏡用拡張具 2……拡張部、3……延出部 4……手元側端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 修一 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 井上 和宏 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−289240(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61M 29/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】経内視鏡的に管状器官内に挿入され、前記
    管状器官を拡張するための内視鏡用拡張具において、 形状記憶部材よりなり、前記管状器官内において拡張す
    る拡張部と、 前記拡張部の手元側端部から該拡張部の軸方向に沿って
    手元側に向け、体内に残る長さに延出された延出部と、 この延出部の手元側に設けられ、前記管状器官内より回
    収される際に把持されて牽引される手段と、 を備えたことを特徴とする内視鏡用拡張具。
JP19351290A 1990-07-19 1990-07-19 内視鏡用拡張具 Expired - Fee Related JP3015077B2 (ja)

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JP3527619B2 (ja) * 1997-06-25 2004-05-17 ペンタックス株式会社 内視鏡用ステント
JP5042593B2 (ja) * 2006-11-02 2012-10-03 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 ステント回収装置
CN102098988B (zh) * 2008-09-30 2014-05-14 泰尔茂株式会社 支架输送系统

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