JP3014978U - 階段昇降式ポリッシャー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビル等で使用されている電動ポリッシャー
は、大変重い清掃用具で、階段での作業はなかなか重労
働の上、階段を損傷しやすい形状であります。その欠点
を解決する為、 【構成】 動力機械本体と作業用ハンドルの間を、図の
ように（キャスター以外の位置に、テコの支点の働きを
する定点を持つ）柄で連結すると、 【効果】 少ない力で重い電動ポリッシャーが付属のキ
ャスターで階段をも滑らかに昇降できるようになりま
す。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、清掃作業用電動ポリッシャーの、形状改良に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、ビル等で使用されている電動ポリッシャーは、広いフロアーを能率良 く連続して洗浄する重い作業用具であって、そのまま階段部分を通過させれば、 キャスターが付いていても、その長くて丈夫な柄が階段を傷つけてしまいます。

【０００３】 又、車輪の取付位置等を工夫した先の考案（実開平０１−３３９５８，実開平 ０２−３７０５９参照）は、車輪が常にテコの支点である事が、従来の用具と同 じであります。その為尚、階段部分での昇降を伴う連続清掃作業は大変重労働で あり、作業者腰痛の原因の一つにも挙げられております。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は、上記の欠点を除いて、フロアーの作業に続けて、階段の連続洗浄 作業にも同じ電動ポリッシャーを使用し、腰の替りに腕の力を少し用いて、滑ら かに使用することができるように、その形状が考案されたもので、

【０００５】

【課題を解決するための手段】

図３は従来のフロアー洗浄用ポリッシャーの形状であります。この中でキャス ターは、作業時も移動時もテコの支点としての働きをしております。今、柄Ａの 部分を、図１のような支柱部分ｃと円運動できる接合部分ｂとに、形状を変更い たしますと、階段昇降時にはキャスターとは別の支柱部分Ｃの先端をテコの支点 として用いれば、動力機械本体は上下方向にもキャスターに沿って滑らかに動く 事ができるようになります。

【０００６】

【実施例】 そこで、図４のように機械本体の置かれているより１段上の階段に支柱ｃの先 端を立て、ハンドルに手動で少しの上向き回転力を加えると、テコの応用で重い 機械本体が接合部分ｂの方向へ、キャスターに沿って滑らかに上昇する事になり ます。

【０００７】 又、機械本体から少し離れた同一平面上に支柱ｃの先端を立て、上昇させる時 と同方向のブレーキ力をハンドルに手動で加えると、機械本体を１段下の階段へ キャスターに沿って滑らかに下降させる事もできます。

【０００８】

【考案の効果】

例えば、図４の寸法（単位ｃｍ）で本ポリッシャーを製作した場合、機械本体 の重量の約３０％の腕力で、昇降できる計算となります。

【０００９】 以上のような形状のポリッシャーを用いる事により、腰に負担の掛かる重労働 が軽減され、階段を損傷することなく、階段を含む洗浄作業を同一用具で能率良 く行うことができるようになります。

【図面の簡単な説明】

【図１】側面図 本考案の柄を用いたポリッシャーの形
状

【図２】前面図 本考案の柄を用いたポリッシャーの形
状

【図３】側面図 従来の平面洗浄用ポリッシャーの形状

【図４】側面図 本考案の階段での使用例

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 動力機械本体と作業用ハンドルの間が、
   （車輪以外の位置にテコの支点の働きをする定点を保有
   する）形状の柄で連結されている、洗浄作業用ポリッシ
   ャー、又は同目的の凸部を保有する床用清掃機。