JP3010704B2 - 繊維強化樹脂成形品の成形方法 - Google Patents
繊維強化樹脂成形品の成形方法Info
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- JP3010704B2 JP3010704B2 JP2219741A JP21974190A JP3010704B2 JP 3010704 B2 JP3010704 B2 JP 3010704B2 JP 2219741 A JP2219741 A JP 2219741A JP 21974190 A JP21974190 A JP 21974190A JP 3010704 B2 JP3010704 B2 JP 3010704B2
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- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、繊維強化樹脂成形品、特に折返し部を有す
る繊維強化樹脂成形品の成形方法に関する。
る繊維強化樹脂成形品の成形方法に関する。
近時、自動車の外板として実用されるようになったFR
P(ガラス繊維強化熱硬化性樹脂)製品では、第4図に
示すように、成形品Wに成形品として必要な形状部Waや
Wbが有ると、Wcのようなアンダーカット部(以下折返し
部という)を成形しなければならなくなる。この折返し
部Wcを成形するには、第5図に示すように、上型4と下
型3の間にキャビテイ6を形成して成形品Wを成形する
場合、成形品Wの型抜きのため下型3に可動部3Aを設け
る必要がある。本出願人は、先にこのようなプラスチッ
ク成形金型について実用新案登録出願(実開昭64−9715
号公報参照)している。
P(ガラス繊維強化熱硬化性樹脂)製品では、第4図に
示すように、成形品Wに成形品として必要な形状部Waや
Wbが有ると、Wcのようなアンダーカット部(以下折返し
部という)を成形しなければならなくなる。この折返し
部Wcを成形するには、第5図に示すように、上型4と下
型3の間にキャビテイ6を形成して成形品Wを成形する
場合、成形品Wの型抜きのため下型3に可動部3Aを設け
る必要がある。本出願人は、先にこのようなプラスチッ
ク成形金型について実用新案登録出願(実開昭64−9715
号公報参照)している。
折返し部を有する製品を成形する金型は、第6図に示
すように、上型4に可動部4aを設けると共に、下型3に
も可動部3aを設ける必要が生ずる。この可動部3aは、破
線で示す成形品Wの折返し部の接線方向にスライドさせ
るための傾斜摺動部7に沿って実線矢印方向に可動とし
なければならない。
すように、上型4に可動部4aを設けると共に、下型3に
も可動部3aを設ける必要が生ずる。この可動部3aは、破
線で示す成形品Wの折返し部の接線方向にスライドさせ
るための傾斜摺動部7に沿って実線矢印方向に可動とし
なければならない。
また、予め成形した強化用繊維のマット(プリホーム
タイプ)を使用する場合には、一体成形が困難となるの
で、第7図に示すように強化用繊維マットをW1とW2に分
割して成形したものを後で組合わせて使用している。
タイプ)を使用する場合には、一体成形が困難となるの
で、第7図に示すように強化用繊維マットをW1とW2に分
割して成形したものを後で組合わせて使用している。
折返し部を有する製品を金型で成形する場合には、前
記のように金型に可動部を設ける必要があるので、成形
用金型が高価となり、また、金型の固定部と可動部との
間に液状の樹脂が入り込んで成形品にバリが発生し、更
に金型の可動部が動かなくなったり、金型の寿命を縮め
たりする。
記のように金型に可動部を設ける必要があるので、成形
用金型が高価となり、また、金型の固定部と可動部との
間に液状の樹脂が入り込んで成形品にバリが発生し、更
に金型の可動部が動かなくなったり、金型の寿命を縮め
たりする。
予め成形した強化用繊維のマット等を後で組合せて使
用するのは、強化用繊維を重ね合わせて組合わせるとい
う精度を必要とする煩雑な作業となり、手間が掛って能
率が悪い。また、この組合わせ精度が悪いと、成形品の
表面品質悪化の要因となる。
用するのは、強化用繊維を重ね合わせて組合わせるとい
う精度を必要とする煩雑な作業となり、手間が掛って能
率が悪い。また、この組合わせ精度が悪いと、成形品の
表面品質悪化の要因となる。
本発明は前記の課題を解決し、成形品の必要形状部の
外形をそのまま維持し、折返し部を芯材を用いて外形を
変えることにより、樹脂成形金型に可動部を設ける必要
をなくすと共に、成形品の表面品質を良好とする繊維強
化樹脂成形品の成形方法を提供することを目的とする。
外形をそのまま維持し、折返し部を芯材を用いて外形を
変えることにより、樹脂成形金型に可動部を設ける必要
をなくすと共に、成形品の表面品質を良好とする繊維強
化樹脂成形品の成形方法を提供することを目的とする。
本発明は、強化用繊維の先端部を折返して折返し部を
形成し、該折返し部の内側に芯材を取付けた芯材付強化
用繊維を予め成形し、該芯材付強化用繊維を上下金型間
に形成したキャビティ内に入れ、該金型を型締めした
後、樹脂を注入して繊維強化樹脂成形品を成形する方法
である。
形成し、該折返し部の内側に芯材を取付けた芯材付強化
用繊維を予め成形し、該芯材付強化用繊維を上下金型間
に形成したキャビティ内に入れ、該金型を型締めした
後、樹脂を注入して繊維強化樹脂成形品を成形する方法
である。
成形品の折返し部を2層の強化用繊維で芯材を包み込
んだり、単層の強化用繊維に接着したりして折返し部を
なくした形状の強化用繊維を予め成形し、この成形した
強化用繊維を通常の圧縮成形用金型に入れ、樹脂を注入
して繊維強化樹脂成形品を成形すると、この成形品には
折返し部がないので、容易に型抜きすることができる。
んだり、単層の強化用繊維に接着したりして折返し部を
なくした形状の強化用繊維を予め成形し、この成形した
強化用繊維を通常の圧縮成形用金型に入れ、樹脂を注入
して繊維強化樹脂成形品を成形すると、この成形品には
折返し部がないので、容易に型抜きすることができる。
本発明の実施例を図面について説明する。
第1図は成形金型の断面図で、下型3と上型4の間に
形成したキャビテイ内に、折返し部を芯材2の周りに強
化用繊維1を取付けたものとし、この部の外形を折返し
部でなくし、下型3又は上型4に可動部を設けなくても
成形品の型抜きを可能としたものである。
形成したキャビテイ内に、折返し部を芯材2の周りに強
化用繊維1を取付けたものとし、この部の外形を折返し
部でなくし、下型3又は上型4に可動部を設けなくても
成形品の型抜きを可能としたものである。
第1図において、芯材2の周りに強化用繊維を取付け
て折返し部をなくした外形の強化用繊維1を金型に入れ
て型締めし、注入口5から樹脂を注入して樹脂を強化用
繊維1内に浸透させると同時に、強化用繊維1の周りに
樹脂層を形成して繊維強化樹脂成形品を成形する。強化
用繊維1としてはガラス繊維を使用するのが好適であ
る。この繊維強化樹脂成形品は、折返し部をなくしてあ
るので、金型から容易に型抜きすることができる。
て折返し部をなくした外形の強化用繊維1を金型に入れ
て型締めし、注入口5から樹脂を注入して樹脂を強化用
繊維1内に浸透させると同時に、強化用繊維1の周りに
樹脂層を形成して繊維強化樹脂成形品を成形する。強化
用繊維1としてはガラス繊維を使用するのが好適であ
る。この繊維強化樹脂成形品は、折返し部をなくしてあ
るので、金型から容易に型抜きすることができる。
次に、強化用繊維1を芯材2の周りに取付ける構造並
びに方法につて説明する。
びに方法につて説明する。
第2図は、強化用繊維1を内外2層として芯材2を包
み込む構造としたものであり、第2図(A)では、強化
用繊維1の外層1Aと内層1Eの先端部の間に予め成形した
芯材2を入れ、先に内層1Eを折曲げて芯材2を保持し、
次に外層1Aをその外側に折り重ねたものである。
み込む構造としたものであり、第2図(A)では、強化
用繊維1の外層1Aと内層1Eの先端部の間に予め成形した
芯材2を入れ、先に内層1Eを折曲げて芯材2を保持し、
次に外層1Aをその外側に折り重ねたものである。
第2図(B)では、内層1Fの先端部を折り返してその
部位で芯材2を保持し、外層1Bの先端部外周面で内層1F
と重ね合わせたものである。
部位で芯材2を保持し、外層1Bの先端部外周面で内層1F
と重ね合わせたものである。
第2図(C)では、外層1Dと内層1Hを底面の内方で突
き合わせた構造としたなお、外層と内層とを逆に重ねて
もよい。
き合わせた構造としたなお、外層と内層とを逆に重ねて
もよい。
次に、単層の強化用繊維1を芯材2の周りに取付ける
構造並びに方法につて説明する。
構造並びに方法につて説明する。
第3図(A)は、単層の強化用繊維1aで芯材2を包み
込んだものを示し、第3図(B)及び(C)では、単層
の強化用繊維1b,1cの内側に芯材2を接着して取付けた
ものである。
込んだものを示し、第3図(B)及び(C)では、単層
の強化用繊維1b,1cの内側に芯材2を接着して取付けた
ものである。
折返し部は実施例の形状に限らず、芯材を必要な形状
仕様とすることで、他の形状の折返し部の成形品にも適
用できる。
仕様とすることで、他の形状の折返し部の成形品にも適
用できる。
本発明は、折返し部を有する繊維強化樹脂成形品の成
形用金型に可動部を設ける必要をなくし、また、表面品
質の良好な成形品を安価に得られる効果が有る。
形用金型に可動部を設ける必要をなくし、また、表面品
質の良好な成形品を安価に得られる効果が有る。
第1図は本発明に使用する成形金型の断面図、第2図
(A)ないし(C)はそれぞれ本発明の一実施例の断面
図、第3図(A)ないし(C)はそれぞれ本発明の他の
実施例の断面図、第4図は成形品の断面図、第5図と第
6図はそれぞれ従来の成形金型の断面図、第7図は従来
の強化用繊維の成形を示す断面図である。 1:強化用繊維、1A,1C,1D:外層 1E,1G,1H:内層、1a,1b,1c:単層 2:芯材、3:下型 4:上型、5:樹脂注入口 W:成形品、Wa:形状部 Wb:形状部、Wc:折返し部
(A)ないし(C)はそれぞれ本発明の一実施例の断面
図、第3図(A)ないし(C)はそれぞれ本発明の他の
実施例の断面図、第4図は成形品の断面図、第5図と第
6図はそれぞれ従来の成形金型の断面図、第7図は従来
の強化用繊維の成形を示す断面図である。 1:強化用繊維、1A,1C,1D:外層 1E,1G,1H:内層、1a,1b,1c:単層 2:芯材、3:下型 4:上型、5:樹脂注入口 W:成形品、Wa:形状部 Wb:形状部、Wc:折返し部
Claims (1)
- 【請求項1】強化用繊維の先端部を折返して折返し部を
形成し、該折返し部の内側に芯材を取付けた芯材付強化
用繊維を予め成形し、該芯材付強化用繊維を上下金型間
に形成したキャビティ内に入れ、該金型を型締めした
後、樹脂を注入して繊維強化樹脂成形品を成形すること
を特徴とする繊維強化樹脂成形品の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2219741A JP3010704B2 (ja) | 1990-08-21 | 1990-08-21 | 繊維強化樹脂成形品の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2219741A JP3010704B2 (ja) | 1990-08-21 | 1990-08-21 | 繊維強化樹脂成形品の成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04101832A JPH04101832A (ja) | 1992-04-03 |
JP3010704B2 true JP3010704B2 (ja) | 2000-02-21 |
Family
ID=16740259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2219741A Expired - Lifetime JP3010704B2 (ja) | 1990-08-21 | 1990-08-21 | 繊維強化樹脂成形品の成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3010704B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2484476B (en) * | 2010-10-11 | 2012-12-12 | Gkn Aerospace Services Ltd | Composite structure |
-
1990
- 1990-08-21 JP JP2219741A patent/JP3010704B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04101832A (ja) | 1992-04-03 |
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