JP2997625B2 - ステアリングコラムの衝撃吸収装置 - Google Patents
ステアリングコラムの衝撃吸収装置Info
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- B62D1/18—Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable
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Description
て運転者がステアリングホィールにぶつかるようなとき
にその衝撃を緩衝するためのエネルギー吸収構造を極め
て簡易な構造とし、且つ確実に作動することができるス
テアリングコラムの衝撃吸収装置に関する。
を保護するために、衝撃を吸収するものとしてカーリン
グタイプのものが多く使用されている。そこで、当該出
願人は先に、特開平6−56041号において、構造が
極めて簡単なステアリングコラムの衝撃吸収装置を提供
している。また、同出願人は、特願平5−93820号
において、衝突時のエネルギー吸収状態を適宜に選択し
て構造を大幅に変更することなく、荷重特性のバリエー
ションを拡大したものも提供している。
装置は、何れもエネルギー吸収体の長手方向に沿った膨
出条をステアリングコラムとともに移動するブラケット
の貫通孔により押し潰すものである。この構造の場合、
ブラケットの貫通孔の上下間は、エネルギー吸収体の膨
出条を直接押し潰して、衝撃荷重を吸収するところであ
り、左右間は、ステアリングコラムとともに移動するブ
ラケットをエネルギー吸収体の長手方向に沿って移動さ
せたり、または、エネルギー吸収体を直接変形させると
ころでもあるので、貫通孔の上下及び左右間のすべての
寸法精度を高めなければならないということがある。こ
れにより、加工寸法精度が厳しくなり、加工性が悪くな
る。
における衝撃緩衝構造は、寸法変化に対して荷重が変化
するので、加工寸法精度が厳しくなり、加工性が悪くな
って、容易に荷重特性のバリエーションを拡大すること
が難しい。
題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、本発明を、
ステアリングコラムとともに移動するブラケットに横圧
壊用貫通部を形成し、平坦板状の主部の幅方向両側に上
向きに被圧壊用当接片を形成したエネルギー吸収体を移
動不能に取り付け、該エネルギー吸収体を前記横圧壊用
貫通部に貫通して設け、常時はその横圧壊用貫通部の両
側が前記被圧壊用当接片に当接し、且つ衝突時は前記ブ
ラケットの移動とともに前記横圧壊貫通部の両側が前記
被圧壊用当接片を幅方向に変形してなるステアリングコ
ラムの衝撃吸収装置等としたことにより、当接部の加工
寸法精度を確保しつつ加工性を良くすることができ、加
工寸法を安定させて大きな寸法変化を防ぎ容易に荷重特
性のバリエーションを拡大することができ、上記課題を
解決したものである。さらに、コスト低減を図ったもの
であり、荷重特性を向上させ、且つ安定したものを提供
する容易に荷重特性のバリエーションを拡大できるもの
を提供する。
ブラケットが移動し、これによって、横圧壊用貫通部
が、固定されたエネルギー吸収体の平坦状の主部の両側
に形成された被圧壊用当接片を窄める(幅方向に縮小す
る)ようにして移動する。このとき、横圧壊用貫通部の
両側部にて、エネルギー吸収体の被圧壊用当接片を変形
屈曲させつつ移動し、このような変形荷重の発生にてス
テアリングコラムの衝撃を吸収することができる。
すると、ステアリングシャフト1は、図1に示すよう
に、ステアリングコラム2に内装されている。ブラケッ
トAは、図2,図3に示すように、ステアリングコラム
2を支持するものとして構成され、その例では、ステア
リングコラム2を昇降させるための昇降用ブラケット3
とステアリングコラム2を所定位置に固定する固定ブラ
ケットA1 からなり、昇降用ブラケット3が固定ブラケ
ットA1 に対して昇降し、ステアリングシャフト1を適
宜の位置に設定する。
側部4,4の上端から外方に向かって取付固定部5,5
が形成され、両取付固定部5,5は左右対称の同一形状
をなしており、それぞれの取付固定部5,5には、図
1,図3に示すように、端縁(図1の取付固定部5の左
側端)個所より斜面5aが形成されており、該斜面5a
が取付固定部5の端部の役目をなすことになる。
形成されており、該横圧壊用貫通部6は、図3,図4に
示すように、横圧壊用貫通孔6aと支持片6bとから構
成されている。その横圧壊用貫通部6の横圧壊用貫通孔
6aは、図3及び図4等に示すように、略長方形状に形
成され、その幅はWとしてなり、また支持片6bは横圧
壊用貫通孔6aの上方に水平状に突出形成されており、
該支持片6bが後述するエネルギー吸収体Bの被支持膨
出条10を上又は下から支持するように形成され、ま
た、取付固定部5,5の一端には後述する取付固定部材
12が挟持されている。
着されており、具体的には、コイルスプリング形状をな
しており、図1に示すように、固定ブラケットA1 と昇
降用ブラケット3との間に設けられ、実際には、図1に
示すように、斜面5aの下端と昇降用ブラケット3との
間に復元部材13が装着される。
の主部7と、この長手方向の端部に連続する板片状の取
付平坦部8と、前記主部7の幅方向の両側の被圧壊用当
接片9,9と、必要に応じて設けられた被支持膨出条1
0とから構成されており、種々の実施例が存在する。具
体的には、図5,図6に示すように、金属帯板から形成
され、細長い平坦状の主部7の長手方向の端部に、段差
を介して取付平坦部8が形成されている。主部7の両側
には、被圧壊用当接片9,9が形成され、且つ該被圧壊
用当接片9は幅方向両側外方に上向きに傾斜形成されて
いる。その角度は、好ましくは垂線に対して約15度乃
至約30度内外であり、さらに好ましくは約20度に形
成されている。
り自由端側に、断面扁平円弧状の被支持膨出条10がプ
レス加工等にて形成されている。該被支持膨出条10の
高さをHn とし、被圧壊用当接片9の高さをH0 とする
と、Hn >H0 の場合もあるし〔図6(c)参照〕、H
n <H0 の場合もある〔図6(d)参照〕。また、該被
支持膨出条10の角度αは、該高さHnの高さによって
適宜選定するものであるが、好ましくは90°前後に形
成されている〔図7(c)参照〕。
見たときには、その主部7の幅は、取付平坦部8側から
自由端側に向かって次第に幅広になるように形成されて
いる。前記取付平坦部8には、ボルト等の固着具15が
貫通する固定孔8aが形成され、その固着具15にてエ
ネルギー吸収体Bが移動不能な状態に車体に取付ができ
るものとなっている。
用当接片9の基部側から自由端側に向かって次第に幅広
になるように形成されている実施例は複数存在する。こ
れは、衝撃を急激に小さくするためであり、その代表的
な実施例は、図5(c)に示すように、その幅がテーパ
ー状に次第に広くなるように形成されている。
いる別の実施例としては、図5(a)に示すように、基
部側より自由端側に次第に広がる,基部側傾斜当接片9
aと、均一幅の中間当接片9bと、さらに中間部で自由
端側に次第に広がる,中間傾斜当接片9cと、自由端側
の均一幅の自由端当接片9dとから形成されている。
されている別の実施例としては、図5(b)に示すよう
に、基部側より自由端側に次第に広がる,基部側傾斜当
接片9aと、均一幅の比較的長さの長い中間当接片9b
と、自由端側の次第に広がる,自由端傾斜当接片9eと
から形成されている。
されている別の実施例としては、図6(a)に示すよう
に、基部側より自由端側に次第に広がる,基部側傾斜当
接片9aと、均一幅の部分の当接片9fとで形成される
こともある。
て、図6(b)に示すように、主部7と、取付平坦部8
と、被圧壊用当接片9とからなり、被支持膨出条10が
設けられないこともある。
ー吸収体Bの断面からみて、前記被圧壊用当接片9が垂
直状に形成されていたり、或いは、図6(d)に示すよ
うに、エネルギー吸収体Bの断面からみて、前記被圧壊
用当接片9が上向きで或る程度内向き急傾斜状に形成さ
れることもある。また、図5に示すように、その被圧壊
用当接片9は、基部側(図5において右側)の高さH2
が、自由端側の高さH1 よりも大きく形成されていたり
〔図5(a)参照〕、或いは、同等高さに形成されるこ
ともある。
トAの斜面5a個所に形成した横圧壊用貫通部6の横圧
壊用貫通孔6aに貫通され、且つ取付平坦部8の固定孔
8a箇所が前記取付固定部材12とともに移動不能とし
て車体に固定され、また主部7及び被圧壊用当接片9,
9が横圧壊用貫通部6の横圧壊用貫通孔6aを介して取
付固定部5の外部に突出するように構成される。このと
き、前記支持片6bが被支持膨出条10の頂部に接触す
るように取り付けられ、且つ被圧壊用当接片9の基部側
(取付平坦部8側)は、前記横圧壊用貫通部6の横圧壊
用貫通孔6aの両側壁に当接するようにセットされてい
る。
基部側傾斜当接片9a又は均一幅の中間当接片9bと、
前記横圧壊用貫通部6の横圧壊用貫通孔6aの両側壁と
が当接するようにセットされ、これで、衝撃荷重が加わ
った場合には、直ぐに、その横圧壊用貫通孔6aの両側
壁にて、エネルギー吸収体Bの両側の被圧壊用当接片
9,9を窄める(幅方向に縮小)ように作用させるよう
になっている。
なし,前記ブラケットAの取付固定部5,5の後部から
挟持するように取り付けられ、衝突時の外力が加わった
ときには、その取付固定部材12からブラケットAの取
付固定部5,5が挟持状態から外れるようになって前方
(図1,図2において左側方向)に摺動するように構成
されている。
Aの昇降用ブラケット3により操作レバー杆14を適宜
に操作することにより運転者にとって適正な位置に設定
することができる。
ついては、まず車体が衝突したときに、ステアリングホ
ィールに運転者がぶつかりステアリングホィールを介し
てステアリングシャフト1及びステアリングコラム2に
衝撃が伝わると、図8(a),(b)及び図9(a),
(b)に示すように、ブラケットAが車体前方(図8及
び図9において左方向)にずれて移動する。
ー吸収体Bは車体に対して移動不能な取付状態としたも
ので、ステアリングコラム2とともにブラケットAが移
動しても、エネルギー吸収体Bは動かないこととなり、
まず衝撃発生前においては、図4及び図7に示すよう
に、ブラケットAの横圧壊用貫通部6がエネルギー吸収
体Bの主部7の取付側(主部7を固定する側)は固定状
態であるが、図8及び図9に示すように、衝撃発生時で
はブラケットAが車体前方に移動する〔図8(a),
(b)及び図9(a),(b)参照〕とともに横圧壊用
貫通部6の両側壁部箇所でエネルギー吸収体Bの両被圧
壊用当接片9,9を圧壊しつつ移動する〔図8(c)及
び図9(c)参照〕。この場合、支持片6bにてエネル
ギー吸収体Bの被支持膨出条10を上又は下から支持し
ているために、エネルギー吸収体Bの被支持膨出条10
箇所に沿って支持片6bが摺動する。
ネルギー吸収体Bの被圧壊用当接片9,9を圧壊しつつ
車体前方に移動を行うに従い、ステアリングホィールを
介してブラケットAが受けた衝撃を吸収することとな
り、運転者がステアリングホィールにぶつかったときの
衝撃を和らげることができる。
的にみたテーパー度合いとその長手方向の長さを適宜に
することで、衝撃吸収の効目を調整することができる。
a上に形成した支持片6bは、横圧壊用貫通孔6a内に
エネルギー吸収体Bの被支持膨出条10を押さえ支持す
ることで、前記被圧壊用当接片9,9が屈曲状に圧壊さ
れるときの支点にできるし、エネルギー吸収体Bをブラ
ケットAに取付ける際、極めて安定した仮止め状態にす
ることができる。また、圧壊が始まる位置、すなわち、
主部7の接触位置には、脆弱部11が必要に応じて形成
されている〔図5(c),図6(a)参照〕。これを形
成することで、圧壊を始めたときの衝撃を緩くすること
ができる。
グコラム2とともに移動するブラケットAに横圧壊用貫
通部6を形成し、平坦状の主部7の幅方向両側に上向き
に被圧壊用当接片9,9を形成したエネルギー吸収体B
を移動不能に取り付け、該エネルギー吸収体Bを前記横
圧壊用貫通部6に貫通して設け、常時はその横圧壊用貫
通部6の両側が前記被圧壊用当接片9,9に当接し、且
つ衝突時は前記ブラケットAの移動とともに前記横圧壊
貫通部6の両側が前記被圧壊用当接片9,9を幅方向に
変形してなるステアリングコラムの衝撃吸収装置とした
ことにより、先ず衝撃の緩衝状態を安定したものにで
き、構成が簡単で安価に提供できる等の種々の効果を奏
する。
用貫通部6の両側が、平坦板状の主部7の幅方向両側の
上向きの被圧壊用当接片9,9に当接し、且つ衝突時は
前記ブラケットAの移動とともに前記横圧壊貫通部6の
両側が前記被圧壊用当接片9,9を幅方向に変形してな
るものであり、該変形は、衝突時に移動不能のエネルギ
ー吸収体Bの主部7の幅方向両側に形成した被圧壊用当
接片9,9に対して横圧壊用貫通部6の両側壁で幅方向
への絞り作用又は圧縮作用して働き、これが衝撃荷重に
対して緩衝させることができるものである。すなわち、
このような主部7の両側の上向きの被圧壊用当接片9,
9の絞り又は屈曲作用は、そのエネルギー吸収体Bを断
面として見ると、中間位置ではなく、幅方向両側に存在
するため、何れも、片持ち状態の被圧壊用当接片9,9
を横圧壊用貫通部6の両側壁で屈曲状にすることから、
比較的容易にできる利点がある。
は、主板の中間位置の被支持膨出条を上下方向に屈曲す
るものであり、かかる場合は、梁と考えると、固定梁又
は両支持状態となり、両側に広げるようにして偏平状に
することが最低条件であるため、大きな力を必要とした
が、本発明では、主部7の幅方向両側の上向きの被圧壊
用当接片9,9を屈曲するようにしたことで、曲げる箇
所は片持ちであり、著しく曲げやすくできる大きな利点
がある。
断面としてみると、主部7の幅方向両側に上向きに被圧
壊用当接片9,9が形成されており、両被圧壊用当接片
9,9を曲げるものであり、断面として見た場合に、左
右側が均等なる力が作用し、安定した力を加えることが
できる。すなわち、本発明では、左右の横幅圧壊貫通部
6,6において、それぞれ左右側に,緩衝箇所があり、
合計4つとなり、左右の安定度が高くなり、良好なる緩
衝装置を提供することができる。
圧壊用貫通部6がブラケットAとともに移動し、エネル
ギー吸収体Bの左右側の被圧壊用当接片9,9を圧壊し
つつ衝撃のエネルギーを吸収するものであり、その構成
が簡単であるがゆえに、確実なる衝撃エネルギーの吸収
作業が行われるものである。
は、被圧壊用当接片9,9を長手方向に一定の断面形状
とすることで、該被圧壊用当接片9,9が横圧壊用貫通
部6によって圧壊されるときの圧壊力を常に一定にする
ことができ、衝撃のエネルギーの吸収状態を極めて滑ら
かにすることができ、本発明の一実施例の性能を示す図
11のグラフからも明らかなように、被圧壊用当接片
9,9の圧壊状態が進行しても、作用する荷重が略一定
となる。
1において、前記エネルギー吸収体Bの主部7の長手方
向を取付側から自由端にゆくにしたがって次第に幅広と
なるように形成してなるステアリングコラムの衝撃吸収
装置としたことにより、衝撃時より次第に緩衝する力が
大きくなり、緩衝力をスムーズにできる。
1において、前記エネルギー吸収体Bの主部7に長手方
向を向く被支持膨出条10を形成し、該被支持膨出条1
0に接触する支持片6bを前記横圧壊用貫通部6箇所に
突出形成したことにより、その被支持膨出条10箇所を
支点として屈曲成形できる。すなわち、その両側の被圧
壊用当接片9,9を曲げる際に、その支持片6b位置が
丁度支点等の位置となり、これによってより曲げやすく
できる利点がある。
1において、常時は前記横圧壊用貫通部6の両側が被圧
壊用当接片9,9に当接する箇所の近傍のエネルギー吸
収体の主部に脆弱部11を形成してなるステアリングコ
ラムの衝撃吸収装置としたことにより、衝撃時におい
て、脆弱部11の幅が瞬時になくなるようになり、これ
によって、エネルギー吸収体Bの被圧壊用当接片9,9
間の間隔を小さくしやすくでき、その後の幅方向の被圧
壊用当接片9,9の絞り又は屈曲作用がスムーズにでき
る。
1において、前記両被圧壊用当接片9,9を断面として
両側外方上向きに傾斜させ、且つ両被圧壊用当接片9,
9を上方に向け、前記ブラケットAの取付固定部5の端
縁の下向き斜面5aに形成した横圧壊用貫通部6に、エ
ネルギー吸収体Bを取り付けてなるステアリングコラム
の衝撃吸収装置としたことにより、ブラケットAの横圧
壊用貫通部6の両壁部とエネルギー吸収体Bの両被圧壊
用当接片9,9とが斜めに当接するので、徐々に変形さ
せることができ、変形が安定し、エネルギー吸収体Bと
ブラケットAの横圧壊用貫通部6とのカジリを防止する
ことができる。
(a),(b),(c)に示すように、両被圧壊用当接
片9,9を断面として両側外方上向きに傾斜させ、且つ
両被圧壊用当接片9,9を上方に向けた形において、ま
ず大切なことは、エネルギー吸収体Bが静止していて、
前記ブラケットAの横圧壊用貫通部6が摺動すると、そ
の摺動時には、図10(a)に示すように、点P位置よ
り点Q位置まで変位するとする。
用貫通部6の側壁に当接するのは、被圧壊用当接片9の
上端ということになり、さらに、側面的に見た図面とし
ての図10(b)では、点P位置より点Q位置まで変位
するのに、傾斜状となってこれが平行移動する。この場
合、被圧壊用当接片9を幅方向にΔWだけ縮ませるよう
になる。すると、被圧壊用当接片9の下側より上側に包
み込むようにして、被圧壊用当接片9を屈曲する。この
ようになると、徐々に変形させることができるため、変
形が安定するし、包み込むように変形させるためエネル
ギー吸収体BとブラケットAの横圧壊用貫通部6とのカ
ジリを防止することができる。
図
吸収体の実施例の斜視図
例の斜視図 (c),(d)はそれぞれエネルギー吸収体の別の実施
例の断面図
Claims (5)
- 【請求項1】 ステアリングコラムとともに移動するブ
ラケットに横圧壊用貫通部を形成し、平坦板状の主部の
幅方向両側に上向きに被圧壊用当接片を形成したエネル
ギー吸収体を移動不能に取り付け、該エネルギー吸収体
を前記横圧壊用貫通部に貫通して設け、常時はその横圧
壊用貫通部の両側が前記被圧壊用当接片に当接し、且つ
衝突時は前記ブラケットの移動とともに前記横圧壊貫通
部の両側が前記被圧壊用当接片を幅方向に変形してなる
ことを特徴としたステアリングコラムの衝撃吸収装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記エネルギー吸収
体の主部の長手方向を取付側から自由端にゆくにしたが
って次第に幅広となるように形成してなることを特徴と
するステアリングコラムの衝撃吸収装置。 - 【請求項3】 請求項1において、前記エネルギー吸収
体の主部に長手方向を向く被支持膨出条を形成し、該被
支持膨出条に接触する支持片を前記横圧壊用貫通部箇所
に突出形成してなることを特徴とするステアリングコラ
ムの衝撃吸収装置。 - 【請求項4】 請求項1において、常時は前記横圧壊用
貫通部の両側が被圧壊用当接片に当接する箇所の近傍の
エネルギー吸収体の主部に脆弱部を形成してなることを
特徴とするステアリングコラムの衝撃吸収装置。 - 【請求項5】 請求項1において、前記両被圧壊用当接
片を断面として両側外方上向きに傾斜させ、その両被圧
壊用当接片を上方に向けて、前記ブラケットの取付固定
部の端縁の下向き斜面に形成した横圧壊用貫通部に、エ
ネルギー吸収体を取り付けてなるステアリングコラムの
衝撃吸収装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JPH0853071A JPH0853071A (ja) | 1996-02-27 |
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