JP2994235B2 - 光受発光素子モジュール及びその製作方法 - Google Patents
光受発光素子モジュール及びその製作方法Info
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Description
ュールに関し、更に詳細には、光受発光素子を実装基板
上に実装した際に、光受発光素子が実装基板に対して高
精度に位置決めされている光受発光素子モジュールに関
するものであり、また光受発光素子を実装基板に対して
高精度に位置決めできる光受発光素子モジュールの製作
方法に関するものである。
う)、レーザダイオード等の光受発光素子及び光受発光
素子を複数集合したアレイを実装基板上に実装する方法
として、従来から、光受発光素子の素子基板を内方に、
即ち実装基板の実装面に向けて光受発光素子を実装基板
上に実装する、いわゆるジャンクション・アップ形態で
光受発光素子を実装基板上に実装する方式(以下、ジャ
ンクション・アップ方式と言う)と、光受発光素子基板
を外方に向けて光受発光素子を実装基板上に実装する、
いわゆるジャンクション・ダウン形態で光受発光素子を
実装基板上に実装する方法(以下、ジャンクション・ダ
ウン方式と言う)とが採用されている。
光素子は、光受発光素子の裏面電極と実装基板の電極パ
ッドとの間に半田を介在させ、両電極を加熱して半田を
融着させる、いわゆるダイ・ボンデイング法により実装
基板上に実装される。ボンデイングに使用される半田
は、通常、金・錫(Au−Sn)、金・シリコン(Au
−Si)、金・ゲルマニウム(Au−Ge)等の硬質共
晶半田、又は低融点の鉛、インジウム、錫等の混合半田
である。通常は、市販の厚さ20μm程度の半田テープ
を切断して、半田シートを作り、それを光受発光素子の
裏面電極と実装基板の電極パッドとの間に介在させ、加
熱、融着して、両者を電気的且つ機械的に接続してい
る。別法として、実装基板の電極パッド上に球状半田バ
ンプを予め形成しておき、光受発光素子の裏面電極と接
触させ、半田バンプを加熱、溶融させ、溶融の際の表面
張力によるセルフアライメント効果を利用して、ボンデ
イングする方法も行われている。
光素子を実装する場合、そのpn接合面は、ボンデイン
グする面から高々2〜4μm程度の距離しか離れていな
い。従って、半田の融着によるボンデイングを行うと、
半田の盛り上がりが数μmオーダーにも及ぶため、PN
接合界面に短絡故障が生ずる。そこで、通常、光受発光
素子のボンデイング電極面に数μm程度の金の厚いメッ
キ層を積層することにより、pn接合面をボンデイング
面から離して半田の盛上がりによる短絡を防止してい
る。
関連或いは通信関連の技術分野では、情報伝達及び作動
の高速化が益々要求されている。例えば、計算機の分野
においては、計算機用回路の高速化に伴い配線接続の光
化が進み、そのため高精度の光接続部品が要求されてい
る。また、光通信の分野では、光加入者網システムでの
光化が進展するにつれ双方向光送受信モジュール等の部
品で高精度の光素子モジュールが要求されるようになっ
て来た。そこで、光素子同士を、光部品同士を、或いは
光素子と光部品とを相互に光接続するに際して、光伝送
空間を極力短くするため、レンズ系等のn長光路型結合
方式に代わって、それら光素子、光部品等を直接突き合
わせ接続するバット・ジョイント(Butt−Join
t)方式が採用され始めている。しかも、バット・ジョ
イント方式により光素子、光部品等を相互に光接続する
場合でも、接続による損失が、レンズ系の結合と変らな
い程度の極めて低い損失であることが要求されている。
経済的に行うために、バット・ジョイント方式のモジュ
ールは、調芯型光軸位置合わせ方式から、無調芯型ピン
嵌合接続方式へ移行しつつある。無調芯接続を行うに
は、ピン嵌合型実装基板上に形成された電極パッド上の
所定位置に光受発光素子を超高精度で直接ダイ・ボンデ
イング出来ることが不可欠である。しかし、レンズ系の
結合とは異なり、バット・ジョイント方式の結合におい
ては、フォトダイオード、マウントコネクタ、光ファイ
バ、受動光導波路部品等の受光素子の光軸が、LD等の
発光素子の発光面位置(光軸)から僅かにずれても、大
きな結合損失が発生する。従って、結合損失を低減する
ために、バット・ジョイント方式による実装で許容され
る平面位置的誤差は、実装基板の縦方向及び横方向とも
1μm以下である。また、高さ方向も、同じ程度の誤差
しか許されない。
デイング法を適用してバット・ジョイント方式により実
装しようとしても、金メッキ層の厚さ、半田厚さ、半田
溶融時に発生する表面張力、半田の沈み量等がバラツキ
つくため、その位置決め精度が高々数μmである。従っ
て、バット・ジョイント方式の実装に対して要求される
1μm 以下の位置決め精度を満たすことはできない。ま
た、セルフアラインメントを可能とする球状半田バンプ
によるダイ・ボンデイングは、バンプの高さ、幅、直径
等が不均一でバラつくために実装精度を制御することが
極めて困難であって、同じくバット・ジョイント方式の
実装に対して要求される1μm 以下の位置決め精度を満
たすことはできない。更には、工程が複雑であるため、
製作コストが高く、コスト面でも要求を満たすこと難し
い。以上の問題は、ジャンクション・アップ方式、或い
はジャンクション・ダウン方式にかかわらず、同じであ
る。
光素子が高い位置決め精度で実装基板上に実装されてい
る光受発光素子モジュールを提供することであり、また
その光受発光素子モジュールの製作方法を提供すること
である。
に、本発明に係る光受発光素子モジュールは、活性層を
含むストライプ部を有する少なくとも1個の光受発光素
子と実装基板とを有し、素子基板を外方にストライプ部
を内方に向けて光受発光素子を実装基板上に実装した光
受発光素子モジュールであって、光受発光素子は、スト
ライプ部の両側に延びる第1及び第2溝と、第1及び第
2溝のストライプ部と反対側に延在する第1及び第2領
域部の上面と第1及び第2溝の溝壁とによりそれぞれ形
成された直線状の第1及び第2位置合わせエッジと、ス
トライプ部に交差する方向に延在する第1及び第2領域
部の端面と第1及び第2位置合わせエッジとの交点によ
りそれぞれ定まる第1及び第2位置合わせ点とを備え、
実装基板は、実装面と、各光受発光素子毎に実装面に光
受発光素子のストライプ部より長く形成された長溝とを
備え、長溝の両側に延在する第1及び第2基板領域部の
上面と長溝の溝壁とによりそれぞれ形成された第1及び
第2溝エッジは、それぞれ第1及び第2位置合わせエッ
ジに一致して延びる共に第1及び第2位置合わせ点に一
致する第1及び第2基準点を備え、光受発光素子の各々
が、第1位置合わせエッジ及び第1位置合わせ点をそれ
ぞれ第1溝エッジ及び第1基準点に一致させ、第2位置
合わせエッジ及び第2位置合わせ点をそれぞれ第2溝エ
ッジ及び第2基準点に一致させて位置決めされているこ
とを特徴としている。
イオード等の活性層を含むストライプ領域を有する光発
光素子、pinホトダイオード等の活性層を含むストラ
イプ領域を有する光受光素子を言う。光受発光素子のス
トライプ部の上面が、第1及び第2領域部の上面の双方
より高い位置にある必要はなく、同じ高さ或いは低い位
置にあっても良い。但し、ストライプ部の上面が、第1
及び第2領域部の上面の双方より高い場合には、実装基
板の長溝は、ストライプ部の上面が長溝の底面に接触し
ないような深さに形成されていることが必要である。
セミック、金属製ステム等で形成された絶縁性又は導電
性材料で形成された基板であって、上面には電極及び配
線パターンが形成されている。望ましくは、実装基板と
してヒートシンク機能を有する基板を使用する。導電性
材料の場合には、絶縁膜が表面に成膜されている。第1
及び第2溝は、実装基板の横方向、縦方向の位置決め用
のエッジを形成すると共にストライプ部を電気的に絶縁
するために、かつ静電容量低減のために設けられてい
る。また、第1及び第2位置合わせエッジは、少なくと
も直線である必要があり、相互に平行であることが望ま
しい。
第2位置合わせエッジ、第1位置合わせ点、及び第2位
置合わせ点を備え、実装基板がそれらに対応する第1溝
エッジ、第2溝エッジ、第1基準点及び第1基準点を備
え、実装に際し、第1位置合わせエッジ及び第1位置合
わせ点をそれぞれ第1溝エッジ及び第1基準点に一致さ
せ、第2位置合わせエッジ及び第2位置合わせ点をそれ
ぞれ第2溝エッジ及び第2基準点に一致させて位置決め
することにより、光受発光素子は実装基板の横方向、縦
方向に関し高い位置決め精度で以て実装基板上に位置合
わせされることができる。
の第1及び第2領域部が、その上面に平坦な表面電極を
有する第1及び第2電極部を構成し、実装基板の第1及
び第2基板領域部が、それぞれ、その上面に第1及び第
2基準点から第1及び第2溝エッジに沿って平坦に延在
し、かつ表面電極を有する第1及び第2電極パッドを備
え、光受発光素子と実装基板とは、第1電極部と第1電
極パッドとの接着及び第2電極部と第2電極パッドとの
接着の少なくとも一方の接着により電気的に接続され、
かつ双方の接着により機械的に接合されていることを特
徴としている。
常、従来からの半田接合により行うことができる。ま
た、これにより機械的にも接合できる。光受発光素子の
第1及び第2電極部、並びに実装基板の第1及び第2電
極パッド上にSn、Pb等を蒸着させて半田材層を設け
ることにより、従来の厚い、例えば20μm程度の厚い
テープ半田を使わずに光受発光素子を実装基板上に高い
位置決め精度で固着、実装することができる。また、第
1及び第2電極部を厚み数百nmオーダの高精度で形成
された金属薄膜で構成することにより、光受発光素子の
活性層と第1及び第2電極部の表面との位置関係を正確
に把握でき、実装後、活性層が、実装基板の基準面、例
えば実装面に対する位置関係を確認できる。
は、実装基板は、長溝の一端が開口する開口端面を備
え、かつ第1及び第2基準点は、開口端面と第1及び第
2溝エッジとの交点で定まり、光受発光素子の光出射端
面又は光入射端面を構成するストライプ部の端面が、実
装基板の開口端面と同じ平面内にあることを特徴として
いる。
第1及び第2電極部の端面が実装基板の開口端面と同じ
平面内にあるように光受発光素子を実装基板に実装でき
るので、更に高い位置決め精度で実装できる。また、実
装基板の端面に光受発光素子が実装されているので、他
の光受動部品、例えば光ファイバアレイ、光導波路、光
コネクタ等との光接続、光入出力を容易に行うことがで
きる。また、実装基板を多角形基板で形成し、かつ多角
形基板の各端面毎に長溝及び複数組の電極パターン及び
配線パターンをそれぞれ形成することにより、一枚の実
装基板上に複数の光受発光素子を実装することができ
る。しかも、実装基板が多角形となっているので、最適
な位置の端面に光受発光素子を実装できるので、実装回
路の密度、光の入出力ポート数等に対する自由度が大き
くなる。
が、光受発光素子以外の光受動部品との無調芯光接続を
行う位置決め基準を備えていることを特徴としている。
位置決め基準とは、光受動部品を位置決めする際の基準
になる印、或いはマークであって、例えばV溝、十字溝
等である。位置決め基準を設けることにより、光受動部
品を高い位置決め精度で実装基板上に実装できるので、
実装された光受発光素子から光受動部品への光出力若し
くは光入力の光接続を低い結合損失で行うことができ
る。
ルの製作方法は、第1位置合わせエッジ及び第1位置合
わせ点をそれぞれ第1溝エッジ及び第1基準点に一致さ
せ、第2位置合わせエッジ及び第2位置合わせ点をそれ
ぞれ第2溝エッジ及び第2基準点に一致させるように光
受発光素子の各々を実装基板上に位置決めすることを特
徴としている。これにより、実装に際し、光受発光素子
を高精度で実装基板上に容易に位置決めできる。
本発明をより詳細に説明する。実施例1 本実施例は、光受発光素子としてレーザダイオード(以
下、レーザチップと言う)が使用され、そのレーザチッ
プが実装基板上にジャンクション・ダウン方式で実装さ
れている、本発明に係る光受発光素子モジュールの実施
例である。図1は本発明に係る光受発光素子モジュール
の実施例の概略構造を示すために光受発光素子としての
実装されるレーザチップと実装基板とを分離して示した
斜視図、図2はレーザチップの概略構成を示す斜視図、
図3と図4はレーザチップと実装基板との位置決めを説
明する模式的断面図及び斜視図、更に図5は光受発光素
子モジュールの平面図である。
(以下、光モジュール10と略称する)は、図1に示す
ように、レーザチップ12と、実装面14を備え、その
上にレーザチップを実装した長方形の実装基板16とか
ら構成されている。レーザチップ12は、図2に示すよ
うに、半導体基板18上にMQW活性層20を有する埋
込型レーザチップである。レーザチップ12は、n+型
半導体基板18上に形成されたn型クラッド層22上の
中央で長手方向に延びる長さ300μm のリッジ部24
と、その両側にリッジ部24に平行に設けられた第1電
極部26と、第2電極部28と、リッジ部24と第1電
極部26との間に設けられた第1溝30と、リッジ部2
4と第2電極部28との間に設けられた第2溝32とを
備えている。
形成されたMQW活性層20とその両側及び上面に形成
されたp型クラッド層33と、p型クラッド層33の両
側を埋め込むn型ブロッキング層34と、p型クラッド
層33及びn型ブロッキング層34上の上部p型クラッ
ド層36と、p型電極層38とを備えている。リッジ部
24の少なくとも一方の端面40(図1で前端面)は、
リッジ部24に直交する面として形成された光出射面を
構成し、第1電極部26及び第2電極部28のそれぞれ
の前端面42、44は光出射面と同じ面内にある。
れぞれn型クラッド層22上に順次形成されているp型
クラッド層、n型ブロッキング層34、電極層46、及
び半田層48とを備えている。第1電極部26の最上
面、即ち電極層46と第1溝30の溝壁とにより形成さ
れるエッジは、及び第2電極部の最上面、即ち電極層4
6と第2溝32の溝壁とにより形成されるエッジは、そ
れぞれ第1位置合わせエッジ50及び第2位置合わせエ
ッジ52を構成している。第1位置合わせエッジ50及
び第2位置合わせエッジ52は、100μm の幅で相互
に平行に延在し、かつそれぞれ第1電極部26及び第2
電極部28の前端面42及び44に直交している。第1
位置合わせエッジ50と第1電極部26の前端面42と
の交点及び第2位置合わせエッジ52と第2電極部28
の前端面44との交点は、それぞれ第1位置合わせ点5
4及び第2位置合わせ点56を構成している。
層46は、Ti層、Pt層及びAu層の積層構造で形成
されたp側オーミック電極を構成し、更に、最上層のA
u層の表面上のパターニングされた所定領域内に順次厚
み0.5μmのSn半田薄膜及び厚み数百nmのAu半
田薄膜からなる半田層48が積層されている。尚、半田
層48では、電極層46のAu層、Sn半田薄膜及びそ
の外側のAu半田薄膜が、Snが溶融した時、共晶を生
ずるように重量比が設定されている。尚、第1電極部2
6及び第2電極部28の電極層46は、適当な手段(図
示せず)によりリッジ部24の電極層28と電気的に接
続されている。半田層48のの厚みが1μm以下に設定
されているので、半田の厚みにバラツキがあっても、高
さ方向の位置決め誤差は、1μm以下になる。一方、n
+半導体基板18の裏面には、Au/Ge/Ni層とそ
の上のAu層とからなるn側電極層58が形成されてい
る。
板で形成されていて、上面に高平坦度の実装面14を有
し、一方の端面に実装面14に直交する端面60(図1
では、前端面)を備えている。尚、導電性Si基板を実
装基板として用いる場合には、約0.1μmの厚みのS
iO2 膜のような絶縁膜を予めSi基板主面全面に、例
えばスパッタリング等で成膜する。100μm幅で長さ
500μm 〜1000μm の長溝62が実装面12上に
端面60に直交し、かつ端面60に開口端を有するよう
に形成されている。長溝62は、レーザチップ12の中
央リッジ部24を収容するために、リッジ部24の長さ
より長く、かつ約10μmの深さを有する。長溝62
は、高い寸法精度を備えるように、例えばKOHによる
方向性エッチング法により実装基板12をエッチングし
て形成されている。
かって第1電極部24及び第2電極部26の電極層46
とそれぞれほぼ同じ形状、大きさの第1電極パッド64
及び第2電極パッド66が設けられている。以上の構成
により、第1電極パッド64の上面及び第2電極パッド
66の上面と長溝62の溝壁とによりそれぞれ形成され
た第1及び第2溝エッジ68、70は、レーザチップ1
2を実装した際に、それぞれ第1及び第2位置合わせエ
ッジ50、52に一致する。また、第1及び第2溝エッ
ジ68、70と端面60との交点72、74は、実装の
際の第1及び第2基準点となり、それぞれ第1及び第2
位置合わせ点54、56に一致する。
6は、それぞれ約50nm、50nm、50nm及び3
50nmの膜厚のCr、Ti、pt及びAuの薄膜を順
次蒸着した積層構造で形成されている。更に、長溝6
2、第1電極パッド64及び第2電極パッド66の形成
領域外に、レーザチップ12のn型電極層58のための
ボンデイングパッド76、電極配線パターン78、リー
ド足用パッド80等が形成されている。尚、第1及び第
2電極パッド64、66を含め、上述のパターン、パッ
ドは、例えばリフトオフ法により形成できる。
すように、レーザチップ12を実装基板16上に位置決
めし、次いで半田層48の加熱、融着により、レーザチ
ップ12と実装基板16とを電気的及び機械的に接合す
る。位置決めは、図3及び図4に示すように、画像処理
装置を使用して高精度位置調整及びアライメントを行
い、レーザチップ12の第1位置合わせ点54及び第1
位置合わせエッジ50が、それぞれ実装基板16の第1
基準点72及び第1溝エッジ68に一致し、レーザチッ
プ12の第2位置合わせ点56及び第2位置合わせエッ
ジ52及びが、それぞれ、実装基板16の第2基準点5
6及び第2溝エッジ70に一致するように調整する。
により吸着されているレーザチップ12の第1電極部2
4を実装基板16の第1電極パッド64上に、また第2
電極部28を実装基板16の第2電極パッド66上にそ
れぞれ均一に着地させ、レーザチップ12と実装基板1
6の電極パッド64、66に均一な圧力を加えるように
平面型の吸着ツールを用い、両者を密着させる。更に、
レーザチップ12及び実装基板16の端面映像をTVモ
ニタより観察し、図3及び図4に記載するように、レー
ザチップ位置の微調整を行う。以上により、チップと実
装基板との位置合わせが完璧になる。
6側の両方から加熱する。尚、実装基板16側だけから
の加熱でもダイ・ボンデイングは可能である。予め蒸着
されたSn半田が加熱により融解し、上下のAu層と共
晶反応を引き起こし、結局レーザチップ12の半田層4
8と実装基板16の第1及び第2電極パッド64、66
の最上層であるAu層が混ざり合い、一体化して接合す
る。ボンデイングの条件は、例えば、次のようなもので
ある。 加熱温度 :280〜320℃ 荷重 :20〜50 gmf 接触接合時間:約30秒程度 以上により、図5に示すような、光モジュール10を得
ることができる。
にして製作し、本実施例の試料光モジュールとし、次い
で、位置決め精度を検査し、本発明に係る光モジュール
の評価を行った。本実施例では、他の光受発光素子を実
装基板16に実装する際に無調芯光接続を行うための位
置決め基準として、V溝又はリファレンス・パターン
(共に図示せず)が実装基板16の実装面14の両側縁
近傍に設けられている。そのV溝又はリファレンス・パ
ターンを位置決め精度検査の基準にして、実装後のレー
ザチップ12の実装基板16の縦方向及び横方向に対す
る位置ずれを測定した。結果は、横方向で0.5μm、
縦方向で0.3μmであった。尚、V溝は、その底がレ
ーザチップ12を実装基板16上に実装して本発明に係
る光モジュール10を構成した時に、レーザチップ12
のMQW活性層20の中心の延長線と実装基板表面とが
一致するようにV溝の深さを制御して形成されている。
線に透明なSi実装基板16の裏面から赤外反射顕微鏡
で光モジュール10を観察し、第1位置合わせエッジ5
0と第1溝エッジ68とのずれ、及び第2位置合わせエ
ッジ52と第2溝エッジ70との位置ズレ、又は実装基
板16上に形成されたV溝又はリファレンス・パターン
と第1位置合わせエッジ50又は第2位置合わせエッジ
52との距離を測定することによっても求めることがで
きる。一方、縦方向の位置ズレ量は、V溝を基準に、レ
ーザチップの発光中心とマスター光ファイバ付きマウン
トコネクタとを接続して赤外線カメラによりレーザ光と
マウントコネクタのその他のファイバ光出力ポートとの
スポット間の距離を画像処理系により精密測定する。こ
れにより、正確な評価ができる。
ップ12の第1及び第2電極部26、28の電極層46
上に蒸着しておく代わりに、本実施例においては、実装
基板16上の第1及び電極パッド64、66上に、実施
例1の半田層48と同じ組成のSn半田薄膜とAu薄膜
を順次蒸着させて半田層とした。これ以外は、実施例1
と全て同じようにして製作して本発明に係る光受発光素
子モジュールの実施例2とした。試料を製作して、実施
例1と同じように位置決め精度を評価したところ、実施
例1と同じ高い位置決め精度であることが確認できた。
光受発光素子に位置合わせ点と線を、また実装基板に位
置合わせ点と線と一致する位置決め基準点と位置決め基
準線とを設け、実装の際の位置決めで、それらを一致さ
せるように調整することにより、実装基板の実装面の縦
方向及び横方法に関し高い位置決め精度を得ることがで
きる。また、請求項2に記載の発明の構成によれば、光
受発光素子の電極層と実装基板の電極パッドとの接着に
より光受発光素子と実装基板とを電気的に接続かつ高さ
方向に高い精度で機械的に接合することができる。本発
明に係る光受発光素子モジュールを使用すれば、低い結
合損失でバット・ジョイント方式の光接続を行うことが
できる。
ルの製作方法によれば、従来方法よりは遙かに高い位置
決め精度で実装できるので、サブミクロンオーダの超高
精度で光受発光素子を実装した光受発光素子モジュール
を実現することができる。しかも、光受発光素子又は実
装基板にコストの高い半田バンプを形成する必要もない
ので、経済的に実装することができる。
の概略構造を示すために光受発光素子としての実装され
るレーザチップと実装基板とを分離して示した斜視図で
ある。
る模式的側面図である。
る模式的斜視図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 活性層を含むストライプ部を有する少な
くとも1個の光受発光素子と実装基板とを有し、素子基
板を外方にストライプ部を内方に向けて光受発光素子を
実装基板上に実装した光受発光素子モジュールであっ
て、 光受発光素子は、ストライプ部の両側に延びる第1及び
第2溝と、第1及び第2溝のストライプ部と反対側に延
在する第1及び第2領域部の上面と第1及び第2溝の溝
壁とによりそれぞれ形成された直線状の第1及び第2位
置合わせエッジと、ストライプ部に交差する方向に延在
する第1及び第2領域部の端面と第1及び第2位置合わ
せエッジとの交点によりそれぞれ定まる第1及び第2位
置合わせ点とを備え、 実装基板は、実装面と、各光受発光素子毎に実装面に光
受発光素子のストライプ部より長く形成された長溝とを
備え、 長溝の両側に延在する第1及び第2基板領域部の上面と
長溝の溝壁とによりそれぞれ形成された第1及び第2溝
エッジは、それぞれ第1及び第2位置合わせエッジに一
致して延びる共に第1及び第2位置合わせ点に一致する
第1及び第2基準点を備え、 光受発光素子の各々が、第1位置合わせエッジ及び第1
位置合わせ点をそれぞれ第1溝エッジ及び第1基準点に
一致させ、第2位置合わせエッジ及び第2位置合わせ点
をそれぞれ第2溝エッジ及び第2基準点に一致させて位
置決めされていることを特徴とする光受発光素子モジュ
ール。 - 【請求項2】 光受発光素子の第1及び第2領域部が、
その上面に平坦な表面電極を有する第1及び第2電極部
を構成し、 実装基板の第1及び第2基板領域部が、それぞれ、その
上面に第1及び第2基準点から第1及び第2溝エッジに
沿って平坦に延在し、かつ表面電極を有する第1及び第
2電極パッドを備え、 光受発光素子と実装基板とは、第1電極部と第1電極パ
ッドとの接着及び第2電極部と第2電極パッドとの接着
の少なくとも一方の接着により電気的に接続され、かつ
双方の接着により機械的に接合されていることを特徴と
する請求項1に記載の光受発光素子モジュール。 - 【請求項3】 実装基板は、長溝の一端が開口する開口
端面を備え、かつ第1及び第2基準点は、開口端面と第
1及び第2溝エッジとの交点で定まり、 光受発光素子の光出射端面又は光入射端面を構成するス
トライプ部の端面が、実装基板の開口端面と同じ平面内
にあることを特徴とする請求項1又は2に記載の光受発
光素子モジュール。 - 【請求項4】 実装基板が、光受発光素子以外の光受動
部品との無調芯光接続を行う位置決め基準を備えている
ことを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項
に記載の光受発光素子モジュール。 - 【請求項5】 活性層を含むストライプ部を有する光受
発光素子を実装基板上に素子基板を外方にストライプ部
を内方に向けて実装する方法であって、 ストライプ部の両側に延びる第1及び第2溝と、第1及
び第2溝のストライプ部と反対側に延在する第1及び第
2領域部の上面と第1及び第2溝の溝壁とによりそれぞ
れ形成される第1及び第2位置合わせエッジと、光受発
光素子のストライプ部に交差する方向に延在する第1及
び第2領域部の端面と第1及び第2位置合わせエッジと
の交点によりそれぞれ定まる第1及び第2位置合わせ点
とを光受発光素子に設け、 光受発光素子のストライプ部より長く延びる長溝を各光
受発光素子毎に実装基板の上面に形成し、 長溝の形成に当たっては、長溝の両側に延在する第1及
び第2基板領域部の上面と長溝の溝壁とによりそれぞれ
形成される第1及び第2溝エッジを、実装した際に、そ
れぞれ第1及び第2位置合わせエッジに一致するように
形成し、かつ実装した際に第1及び第2位置合わせ点に
一致する第1及び第2基準点を第1及び第2溝エッジに
設け、 第1位置合わせエッジ及び第1位置合わせ点をそれぞれ
第1溝エッジ及び第1基準点に一致させ、第2位置合わ
せエッジ及び第2位置合わせ点をそれぞれ第2溝エッジ
及び第2基準点に一致させるように光受発光素子の各々
を実装基板上に位置決めすることを特徴とする光受発光
素子モジュールの製作方法。 - 【請求項6】 光受発光素子の第1及び第2領域部の上
面に平坦な表面電極を有する第1及び第2電極部をそれ
ぞれ形成し、 実装基板の第1及び第2基板領域部の上面に第1及び第
2基準点からそれぞれ第1及び第2エッジに沿って平坦
に延在する第1及び第2電極パッドを形成し、 第1電極部と第1電極パッドとを、及び第2電極部と第
2電極パッドとを半田で電気的に接合することを特徴と
する請求項5に記載の光受発光素子モジュールの製作方
法。
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Publications (2)
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JPH0951108A JPH0951108A (ja) | 1997-02-18 |
JP2994235B2 true JP2994235B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=16739221
Family Applications (1)
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-
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- 1995-08-04 JP JP21967595A patent/JP2994235B2/ja not_active Expired - Lifetime
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