JP2984506B2 - ファインダー光学系 - Google Patents
ファインダー光学系Info
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Description
用いられるファインダー光学系に関するものである。
れるファインダー光学系は、対物レンズによって形成さ
れた像を正立像形成用の光学系を介して接眼レンズによ
り観察する構成となっており、この際の接眼レンズは、
正の単レンズ、または色収差の補正を考慮した正負の接
合レンズといった簡易な構成のものが多かった。
ポイントまでの距離を十分に長く保ちつつ、多彩な表示
装置や測光装置等を組み込むことが必要となっているた
め、正立像形成用の光学系が大型化し、その光路長が長
くなる傾向にある。また、正立像形成用の光学系を光学
ガラスによるプリズムから反射鏡の組合せとしてファイ
ンダー装置自体の軽量化を図った場合にも、正立像形成
用の光学系の光路長はその屈折率に反比例して長くな
る。ファインダー光学系をこのような構成としたとき、
従来の簡易な構成の接眼レンズを用いると、ファインダ
ー視度を略一定とすると、接眼レンズの焦点距離は長く
なり、その結果、対物レンズの焦点距離と接眼レンズの
焦点距離の比で表わされるファインダー倍率は、必然的
に低下してしまう。
倍率の低下を防止したファインダー光学系として、実公
昭48−10424号公報、特開昭57−54931号
公報、特開平1−142521号公報、特開平2−18
1713号公報、特開平4−26815号公報等が提案
されている。
記第1、第3、第4の従来例では、いずれも接眼レンズ
の最もアイポイント側のレンズ面がアイポイントに対し
て比較的強い凹面となっており、そのため、このレンズ
を保持する保持部材を配置したとき、この保持部材から
アイポイントまでの距離、即ち実質的なアイレリーフは
短くなる。また上記第2、第5の従来例は物体側から順
に正レンズ群、及び負レンズ群の2群構成の接眼レンズ
を提案しているが、前者は負レンズ群の屈折力が弱いこ
とを主たる原因とし、後者は正レンズ群と負レンズ群の
間隔が十分に広くないことにより、結果的に接眼レンズ
の前側主点位置を接眼レンズが実際に配置される位置よ
りも十分に物体側に配置することができず、そのためフ
ァインダー倍率の低下を十分に防止できていない。
よって形成された像を正立像形成用の光学系を介して接
眼レンズにより観察するファインダー光学系において、
前記接眼レンズを、物体側から順に物体側に強い凸面を
向けた両凸形状の正レンズと、物体側に強い凹面を向け
た負レンズの2群2枚を具えるとするとともに、以下の
(1)から(3)の条件を満たし、更に好ましくは
(4)条件 0.15<|d12/fb |<0.40 (1) 0.50<|fb /f|<0.90 (2) 2.0<|r4 /f| (3) 0.40<|r1 /r2 |<0.75 (4) 但し、fは接眼レンズ全体の焦点距離、fb は接眼レン
ズのアイポイント側の負レンズの焦点距離、d12は正レ
ンズの物体側のレンズ面から負レンズの物体側のレンズ
面までの距離、ri は物体側から第i番目のレンズ面の
曲率半径を表す。を満足することを構成とすることによ
り、上記問題点を克服したものである。
ダー光学系の断面図である。第1実施例は、一眼レフカ
メラ用のファインダー光学系であって、正立像形成用の
光学系として反射面を組合せた五角屋根形反射鏡いわゆ
る中空ペンタプリズムを用いた場合のものである。図に
おいて、1はピント板、2は五角屋根形反射鏡、La は
物体側に強い凸面を向けた両凸形状の正レンズ、Lb は
物体側に強い凹面を向けた負レンズであって、レンズL
a 及びLb の2枚によって接眼レンズを構成している。
レンズの物体側のレンズ面と負レンズの物体側のレンズ
面の間隔に対する負レンズの焦点距離の比を規定する式
で主として、接眼レンズの前側主点位置を適切な位置に
設定するための式である。条件式(1)の下限値を越え
て、正レンズの物体側のレンズ面と負レンズの物体側の
レンズ面の間隔が小さくなると、接眼レンズの前側主点
位置は接眼レンズの近傍に配置されることになり、その
結果、ファインダー光学系の視度を略一定に保ったま
ま、ファインダー倍率を十分に大きくすることができな
くなる。また逆に条件式(1)の上限値を越えて、正レ
ンズの物体側のレンズ面と負レンズの物体側のレンズ面
の間隔が大きくなると、ファインダー倍率を大きくする
ことは可能となるが、接眼レンズ自体が大型化し、ファ
インダー光学系としてコンパクトなものを構成すること
ができなくなる。また十分に長いアイレリーフを保つこ
とも困難となる。
レンズの焦点距離と接眼レンズ全体の焦点距離の比を規
定する式であり、条件式(1)と併せることにより、フ
ァインダー光学系全体の大きさに対して諸収差を良好に
補正しつつ十分に大きいファインダー倍率を実現するこ
との可能な屈折力配置を与えるための式である。条件式
(2)の下限値を越えて接眼レンズを構成する負レンズ
の焦点距離の絶対値が小さくなると、ファインダー倍率
を十分に大きくすることは可能となるが、接眼レンズを
構成する正レンズ及び負レンズの各々で発生する収差が
多くなるためにコマ収差等の諸収差補正が困難となる。
逆に条件式(2)の上限値を越えて負レンズの焦点距離
の絶対値が大きくなると、諸収差の補正は比較的容易と
なるがファインダー光学系全体として所定の大きさを保
ったままファインダー倍率を十分に大きくすることがで
きなくなる。
(2)を満足することにより、主として、ファインダー
倍率を十分に大きくすることの可能な屈折力配置を実現
している。
ント側のレンズ面の曲率半径に対する接眼レンズ全体の
焦点距離の比を規定する式で、接眼レンズを保持する保
持部材を考慮した実質的なアイレリーフを十分に長くす
ることの可能な形状を規定するための式である。条件式
(3)の下限値を越えて接眼レンズの最もアイポイント
側のレンズ面の曲率半径が正の小さい値となると実質的
なアイレリーフが短くなり、望ましくない。
ンズの物体側のレンズ面の曲率半径とアイポイント側の
レンズ面の曲率半径の比を規定する式であり、条件式
(1)、(2)、(3)を満足する屈折力配置の接眼レ
ンズを構成した際、さらに諸収差を良好に補正すること
のできるレンズ形状を実現するための式である。条件式
(4)の下限値を越えて、接眼レンズを構成する正レン
ズの物体側のレンズ面の曲率半径が相対的に小さくなる
と、主として、正レンズの物体側のレンズ面で発生する
球面収差が大きくなり、これを補正することが困難とな
る。正レンズの物体側のレンズ面で発生する球面収差を
良好に補正するためには、負レンズの物体側のレンズ面
の曲率半径を小さくして、これを相殺する構成とするこ
とが必要となるのだが、負レンズの物体側のレンズ面の
曲率半径を著しく小さくすると、この面で発生する非点
収差が大きくなってこれを補正することが難しくなる。
て、接眼レンズを構成する正レンズの物体側のレンズ面
の曲率半径が相対的に大きくなると、比較的球面収差を
小さく補正することが可能となるが、正レンズのアイポ
イント側のレンズ面で発生するコマ収差が大きくなり、
条件式(1)、(2)、(3)を満足する条件下ではこ
れを補正することが著しく困難となる。
(2)、(3)、(4)を満足することにより、比較的
簡易な構成の接眼レンズを使用したファインダー光学系
でありながら、ファインダー倍率を十分に大きくしつ
つ、また実質的なアイレリーフを十分に長く保ち、諸収
差を良好に補正することに成功している。
面を非球面とすることにより、より良好なファインダー
光学系を実現することが可能となる。
より、ファインダー光学系の諸収差はほぼ良好に補正さ
れ、見易いファインダーを実現することができるのだ
が、さらに接眼レンズのレンズ面を非球面とすることに
より、主として球面収差、非点収差を特に良好に補正
し、観察する位置が多少変化した場合にも常に良好なフ
ァインダー光学系を実現することが可能となる。
って形成された像を正立像形成用の光学系を介して接眼
レンズにより観察するファインダー光学系において、前
記接眼レンズを、物体側から順に物体側に強い凸面を向
けた両凸形状の正レンズと、物体側に強い凹面を向けた
負レンズの2群2枚構成とするとともに、接眼レンズを
構成するレンズ面の少なくとも1面を非球面とすること
により、上記問題点を克服することにも成功している。
合にも、上記の問題点を克服して、本発明の目的を達成
するためには、前述の条件式(1)、(2)、(3)を
満足することが望まれる。また球面レンズを用いた場合
に諸収差を良好に補正するための条件式である条件式
(4)は、この際必ずしも満足することが必要ではなく
なり、特に非球面に諸収差を補正する機能を持たせるこ
とが可能となる。勿論、条件式(4)を満たした上で非
球面を設けても良い。
る場合について順次考察する。
面レンズで構成した場合、球面収差は補正不足となり、
この残存する球面収差の影響により、主として観察する
位置が変化したときファインダー像の視度ずれを発生
し、見易さを損ねる。そこでいま接眼レンズに非球面を
用いることにより、主として、球面収差をより良好に補
正することを考える。
だけを非球面とする場合を想定する。非球面は主として
補正不足となっている球面収差を良好に補正することを
目的としているため、正の屈折力を持ったレンズ面で
は、光軸から離れるに従って、屈折力が弱くなる非球面
を想定し、負の屈折力を持ったレンズ面では光軸から離
れるに従って、屈折力が強くなる非球面を想定する。そ
して次にこのような非球面を接眼レンズの各レンズ面に
適用する場合に、球面収差以外の諸収差がどのように変
化するかに着目する。
ンズ面を非球面とし、この面で発生する球面収差を小さ
く補正することの可能な形状とすると、同時にこの面で
発生するコマ収差、非点収差は、それぞれ補正不足傾
向、補正過剰傾向となって、いずれも負レンズの物体側
のレンズ面で発生するコマ収差及び非点収差を相殺する
のが困難となってくる。即ち、このような構成の接眼レ
ンズでは、コマ収差、非点収差及び歪曲が、それぞれ比
較的強い屈折力を持った、正レンズの物体側のレンズ面
と負レンズの物体側のレンズ面の間で互いに相殺する関
係になっており、従ってその一方の面のみを非球面とし
て、諸収差を良好に補正しようとしても、なかなかうま
く補正することができない。従ってこの場合、正レンズ
の物体側の面を非球面としてもその効果は少なく、十分
とは言えない。同様の理由から負レンズの物体側のレン
ズ面のみを非球面とすることも十分ではない。
側のレンズ面を非球面として、この面で発生する球面収
差を良好に補正することの可能な形状とすると、同時に
この面で発生するコマ収差、非点収差は、それぞれ補正
不足傾向、補正過剰傾向を示す。このような構成の接眼
レンズでは、この正レンズのアイポイント側のレンズ面
は、他のレンズ面と較べて比較的弱い屈折力を持った面
であるため、あまり大きな収差補正効果は望めないの
が、コマ収差、非点収差の全体的なバランスを崩さない
範囲であれば、所期の目的である球面収差の補正もある
程度は可能となる。
ト側のレンズ面を非球面とする場合も考えられるが、こ
のレンズ面は、カメラの構造上、アイポイント側に射出
する面であって、アイレリーフを十分に長く保つため
や、諸収差を良好に補正し易い形状とするために、前述
の条件式(3)に示したように強い屈折力を持つ面とす
ることは十分効果があるとは言えない面である。従って
一般に上述のような構成としたとき、この面で発生する
球面収差は元来十分に小さく、この面を非球面として
も、その球面収差補正の効果は比較的少ない。
な構成の接眼レンズにおいて、1面のみを非球面とする
場合には、正レンズのアイポイント側のレンズ面を光軸
から離れるに従って屈折力の弱くなる非球面とすること
が最も望ましい。
らに良好に補正するために非球面を複数面使用する場合
について考える。
ズにおいては、比較的屈折力の強い、正レンズの物体側
のレンズ面と、負レンズの物体側のレンズ面で発生する
諸収差は互いに相殺する関係となっているため、これら
のレンズ面のいずれか一方のレンズ面のみを非球面とし
ても、その効果は多くは期待できない。そこで正レンズ
の物体側のレンズ面と、負レンズの物体側のレンズ面を
ともに非球面とし、これらの2つのレンズ面で発生する
諸収差を良好にコントロールしつつ、他のレンズ面で発
生する諸収差と併せて全体として、球面収差をはじめと
する諸収差をさらに良好に補正することに成功してい
る。
ズにおいては、主として、正レンズの物体側のレンズ面
で発生する諸収差と負レンズの物体側のレンズ面で発生
する諸収差が略々相殺される関係となるが、厳密には正
レンズと負レンズで主光線の通過する高さの違いから、
正レンズで発生する球面収差は比較的大きく、コマ収
差、非点収差は比較的小さい傾向にある。従って、正レ
ンズの物体側の面及び負レンズの物体側の面を非球面と
する際、その非球面形状は、これらの関係を十分に考慮
して設定しなければならない。いま、接眼レンズ全体と
して球面収差を良好に補正するために、正レンズの物体
側のレンズ面を光軸から離れるに従って屈折力の弱くな
る非球面としたと仮定すると、このレンズ面で発生する
コマ収差、非点収差についても良好に補正され、負レン
ズの物体側のレンズ面で発生するコマ収差、非点収差を
相殺することは非球面を用いるこの場合にも実質的には
難しくなり易い。そこでこれらの収差を補正するため
に、正レンズのアイポイント側のレンズ面の屈折力を強
くすることが考えられるが、その際には、この面で発生
する球面収差が大きくなり、結局所期の目的を達成する
ことができなくなる。また歪曲も大きくなり好ましくな
い。そこで次に、正レンズの物体側のレンズ面で発生す
る球面収差をむしろ大きくすると同時に、負レンズの物
体側のレンズ面で発生するレンズ面で発生する球面収差
をも大きくするように、それぞれのレンズ面の非球面形
状を光軸から離れるに従って屈折力が強くなる非球面と
することを考える。すると、この場合には、これらのレ
ンズ面で発生するコマ収差、非点収差もそれぞれ大きく
なるが、これらの残存収差量の比率は、主光線の通過す
る高さが正レンズと負レンズでは異なるために一定では
なく、非球面形状を良好に設定することにより、これら
諸収差を良好に補正することも可能となる。本発明は、
このような点に着目し、正レンズの物体側のレンズ面、
及び負レンズの物体側のレンズ面を光軸から離れるに従
って屈折力が強くなる非球面とすることにより、諸収差
を十分良好に補正することに成功したものである。
ンズ面と負レンズの物体側のレンズ面を非球面とした接
眼レンズにおいて、さらに望ましくは、正レンズのアイ
ポイント側のレンズ面の曲率半径r2 と接眼レンズ全体
の焦点距離の比を次式を満足する範囲に設定するのが良
い。
ト側のレンズ面の曲率半径が小さくなると、このレンズ
面で発生する歪曲の補正が困難となり、また逆に条件式
(5)の上限値を越えて、正レンズのアイポイント側の
レンズ面の曲率半径が大きくなると、歪曲の補正には有
利となるが、正レンズの物体側のレンズ面の曲率をきつ
くすることが必要となり、所定のレンズ外径を保つため
にはレンズの肉厚を十分に厚くすることが必要となり、
レンズの加工上好ましくない。また、結果的に空間効率
が悪く、装置自体の小型化に不向きとなる。以上説明し
たように、本実施例では、接眼レンズの正レンズの物体
側のレンズ面及び負レンズの物体側のレンズ面を光軸か
ら離れるに従って屈折力の強くなる非球面とするととも
に、上記条件式(5)を満足することによりさらに良好
なファインダー光学系を実現している。
お、数値実施例で用いた非球面は、すべて図2及び次式
K、B、Cを以下に併せて記す。なお上式においてrは
近軸曲率半径を表す。
ント板から接眼レンズの第1面までの距離は80mm、
接眼レンズの第4面から観察者の瞳孔までの距離(アイ
レリーフ)は18mmとしている。
0%程度、視度−1ディオプター程度であって、対物レ
ンズの焦点距離が52mm程度としたときのファインダ
ー倍率を0.72倍程度と十分に高倍率とすることを可
能としている。
乃至図10、収差図を図11乃至図18に示す。いずれ
も諸収差を良好に補正することに成功している。
1〜3は、請求項1に対応し、数値実施例4〜8は請求
項2に対応している。さらに詳しくは、数値実施例4〜
5は請求項3に対応し、数値実施例6〜8は請求項4及
び請求項5に対応している。
眼レンズの材質をアクリル樹脂のみとしたものであり、
数値実施例3、5、7、8は接眼レンズの材質をアクリ
ル樹脂とポリカーボネート樹脂としたものである。後者
の構成では、前者の構成と比べて倍率色収差を良好に補
正することができるという利点がある。
4、5では数値実施例1〜3と比べて、さらに主として
球面収差が良好に補正されており、数値実施例6〜8で
は、さらに歪曲をも良好に補正することに成功してい
る。
アクリル樹脂あるいは、ポリカーボネート樹脂、及びそ
の併用例を示したが、もちろん光学ガラスを用いても良
い。また非球面については、1面のみ用いた例と、2面
用いた例を示したが、3面以上用いる場合も当然考えら
れ、ある程度の効果を見込むことができる。
比較的簡易な構成の接眼レンズを使用したファインダー
光学系でありながら、ファインダー倍率を十分に大きく
しつつ、また実質的なアイレリーフを十分に長く保ち、
諸収差の良好に補正された見易いファインダー光学系を
実現することができるという効果がある。
の断面図。
図。
Claims (5)
- 【請求項1】 対物レンズによって形成された像を正立
像形成用の光学系を介して接眼レンズにより観察するフ
ァインダー光学系において、前記接眼レンズを、物体側
から順に、物体側に強い凸面を向けた両凸形状の正レン
ズと、その背後に物体側に強い凹面を向けた負レンズを
配するとするとともに、以下の条件を満足することを特
徴とするファインダー光学系。 0.15<|d12/fb |<0.40 0.50<|fb /f|<0.90 2.0<|r4 /f| 0.40<|r1 /r2 |<0.75 但し、fは接眼レンズ全体の焦点距離、fb は接眼レン
ズのアイポイント側の負レンズの焦点距離、d12は正レ
ンズの物体側のレンズ面から負レンズの物体側のレンズ
面までの距離、r1 とr2 は物体正レンズの物体側レン
ズ面とアイポイント側レンズ面の曲率半径で、r4 は負
レンズのアイポイント側レンズ面の曲率半径を表す。 - 【請求項2】 対物レンズによって形成された像を正立
像形成用の光学系を介して接眼レンズにより観察するフ
ァインダー光学系において、前記接眼レンズは、物体側
から順に、物体側に強い凸面を向けた両凸形状の正レン
ズと、その背後に物体側に強い凹面を向けた負レンズを
具え、前記接眼レンズの少なくとも1面を非球面とする
とともに、以下の条件を満足することを特徴とするファ
インダー光学系。 0.15<|d12/fb |<0.40 0.50<|fb /f|<0.90 2.0<|r4 /f| 但し、fは接眼レンズ全体の焦点距離、fb は接眼レン
ズのアイポイント側の負レンズの焦点距離、d12は正レ
ンズの物体側のレンズ面から負レンズの物体側のレンズ
面までの距離、r4 は負レンズのアイポイント側レンズ
面の近軸曲率半径を表するものとする。 - 【請求項3】 前記接眼レンズは、物体側に配置する正
レンズのアイポイント側のレンズ面を光軸から離れるに
従って正の屈折力が弱くなる形状の非球面としたことを
特徴とする請求項2のファインダー光学系。 - 【請求項4】 前記接眼レンズは、物体側に配置された
正レンズの物体側のレンズ面と、アイポイント側に配置
された負レンズの物体側のレンズ面とを、光軸から離れ
るに従って、それぞれ正及び負の屈折力が強くなる形状
の非球面としたことを特徴とする請求項2または3のフ
ァインダー光学系。 - 【請求項5】 前記接眼レンズは、さらに以下の条件を
満足することを特徴とする請求項4のファインダー光学
系。 1.0<|r2 /f|<10.0 但し、fは接眼レンズ全体の焦点距離、r2 は物体側レ
ンズ面の近軸曲率半径を表すものとする。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5020194A JP2984506B2 (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | ファインダー光学系 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5020194A JP2984506B2 (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | ファインダー光学系 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06235870A JPH06235870A (ja) | 1994-08-23 |
JP2984506B2 true JP2984506B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=12020366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5020194A Expired - Lifetime JP2984506B2 (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | ファインダー光学系 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2984506B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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---|---|---|---|---|
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JP4439608B2 (ja) * | 1997-12-24 | 2010-03-24 | キヤノン株式会社 | ファインダ光学系 |
JP6447124B2 (ja) * | 2014-12-26 | 2019-01-09 | 株式会社ニコン | 接眼レンズ、光学装置、及び接眼レンズの製造方法 |
-
1993
- 1993-02-08 JP JP5020194A patent/JP2984506B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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