JP2981050B2 - 食器洗浄機 - Google Patents
食器洗浄機Info
- Publication number
- JP2981050B2 JP2981050B2 JP4064068A JP6406892A JP2981050B2 JP 2981050 B2 JP2981050 B2 JP 2981050B2 JP 4064068 A JP4064068 A JP 4064068A JP 6406892 A JP6406892 A JP 6406892A JP 2981050 B2 JP2981050 B2 JP 2981050B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rinsing
- water
- tank
- cleaning
- dishwasher
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Washing And Drying Of Tableware (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主洗浄行程とすすぎ行
程とを有する食器洗浄機において、特に、すすぎ行程に
おけるすすぎ水の供給方法が改良された食器洗浄機に関
する。
程とを有する食器洗浄機において、特に、すすぎ行程に
おけるすすぎ水の供給方法が改良された食器洗浄機に関
する。
【0002】
【従来の技術】食器洗浄機は、洗浄機内に設置された汚
れた食器に、ポンプにより加圧された洗浄液およびすす
ぎ水を上下方向より順次噴射して前記食器を洗浄するも
のである。
れた食器に、ポンプにより加圧された洗浄液およびすす
ぎ水を上下方向より順次噴射して前記食器を洗浄するも
のである。
【0003】この食器洗浄機としては、従来より例えば
図6に示すような構造のものが知られている。図6にお
いて、符号1は食器を収納する洗浄室で、その上端部お
よび下端部の双方に、それぞれ主洗浄ノズル2,2およ
びすすぎノズル3,3が内設されている。また、符号4
は洗浄室1の下方に位置し、洗浄液を貯留する洗浄槽、
符号5は洗浄槽4内の洗浄液を主洗浄ノズル2,2へと
供給する主洗浄ポンプである。
図6に示すような構造のものが知られている。図6にお
いて、符号1は食器を収納する洗浄室で、その上端部お
よび下端部の双方に、それぞれ主洗浄ノズル2,2およ
びすすぎノズル3,3が内設されている。また、符号4
は洗浄室1の下方に位置し、洗浄液を貯留する洗浄槽、
符号5は洗浄槽4内の洗浄液を主洗浄ノズル2,2へと
供給する主洗浄ポンプである。
【0004】一方、符号6は水道等の給水源で、符号7
は給水源6から供給された原水を余熱する湯沸器であ
る。この湯沸器7としては、市販の家庭用湯沸器が使用
される。湯沸器7で余熱された温水は食器洗浄機内に導
入され、ブースター8にて更に加熱されて高温のすすぎ
水となり、更にすすぎポンプ9の作用によりすすぎノズ
ル3,3に供給される。
は給水源6から供給された原水を余熱する湯沸器であ
る。この湯沸器7としては、市販の家庭用湯沸器が使用
される。湯沸器7で余熱された温水は食器洗浄機内に導
入され、ブースター8にて更に加熱されて高温のすすぎ
水となり、更にすすぎポンプ9の作用によりすすぎノズ
ル3,3に供給される。
【0005】なお、洗浄槽4から主洗浄ノズル2,2お
よび給水源6からすすぎノズル3,3に至る経路はそれ
ぞれ管路10により連結されている。また、符号11は
食器洗浄機の周囲を覆う容器、符号12は洗浄槽4の底
部から洗浄槽4内の洗浄液を食器洗浄機外に排出する排
出装置である。
よび給水源6からすすぎノズル3,3に至る経路はそれ
ぞれ管路10により連結されている。また、符号11は
食器洗浄機の周囲を覆う容器、符号12は洗浄槽4の底
部から洗浄槽4内の洗浄液を食器洗浄機外に排出する排
出装置である。
【0006】上記従来の食器洗浄機においては、食器を
収納した食器洗浄籠(図示せず)を洗浄室1内に設置
し、主洗浄ポンプ5を作動させて洗浄液を主洗浄ノズル
2,2から食器に向けて噴射する主洗浄行程と、すすぎ
ポンプ9を作動させてすすぎ水をすすぎノズル3,3か
ら食器に向けて吐出するすすぎ行程とを、タイマー制御
等の方法を用いて一定周期で繰り返すことにより食器が
自動的に洗浄される。
収納した食器洗浄籠(図示せず)を洗浄室1内に設置
し、主洗浄ポンプ5を作動させて洗浄液を主洗浄ノズル
2,2から食器に向けて噴射する主洗浄行程と、すすぎ
ポンプ9を作動させてすすぎ水をすすぎノズル3,3か
ら食器に向けて吐出するすすぎ行程とを、タイマー制御
等の方法を用いて一定周期で繰り返すことにより食器が
自動的に洗浄される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に、すすぎ行程に
てすすぎノズル3,3から食器に向けて吐出されるすす
ぎ水は、食器を加熱し、すすぎ終了後の食器の乾燥を早
めるため、85℃前後の高温である必要がある。しかし
ながら、室温の原水を上記の温度まで短期間に加熱しよ
うとすると、食器洗浄機に大容量の温水製造部(湯沸
器)を設置する必要がある。そこで、上記従来の食器洗
浄機においては、その設置場所が主に厨房であることに
着目し、まず厨房内の湯沸器7を用いて60℃程度まで
加熱し、この温水を容器11内にてブースター8で更に
85℃程度まで加熱することにより高温のすすぎ水を得
ていた。
てすすぎノズル3,3から食器に向けて吐出されるすす
ぎ水は、食器を加熱し、すすぎ終了後の食器の乾燥を早
めるため、85℃前後の高温である必要がある。しかし
ながら、室温の原水を上記の温度まで短期間に加熱しよ
うとすると、食器洗浄機に大容量の温水製造部(湯沸
器)を設置する必要がある。そこで、上記従来の食器洗
浄機においては、その設置場所が主に厨房であることに
着目し、まず厨房内の湯沸器7を用いて60℃程度まで
加熱し、この温水を容器11内にてブースター8で更に
85℃程度まで加熱することにより高温のすすぎ水を得
ていた。
【0008】従って、食器洗浄機とは別に湯沸器7が必
要不可欠となり、既設の湯沸器7がない場合には新たに
湯沸器7を購入し、食器洗浄機に接続する必要があっ
た。ところが、湯沸器7を取り付ける場合、湯沸器7の
購入費用に加え、取付費用を別途支払う必要があり、し
かも取付工事に日数を要し、その間は食器洗浄機の運転
ができないという問題があった。
要不可欠となり、既設の湯沸器7がない場合には新たに
湯沸器7を購入し、食器洗浄機に接続する必要があっ
た。ところが、湯沸器7を取り付ける場合、湯沸器7の
購入費用に加え、取付費用を別途支払う必要があり、し
かも取付工事に日数を要し、その間は食器洗浄機の運転
ができないという問題があった。
【0009】本発明は、湯沸器7が不要で、設置上の制
約条件が少ない食器洗浄機を得ることを目的とする。
約条件が少ない食器洗浄機を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記技術課
題を解決するために、洗浄糟内に貯留された洗浄液を循
環使用することにより複数回に亘って主洗浄行程を繰り
返し行い、かつ、この主洗浄行程の間にすすぎ水を用い
たすすぎ行程を繰り返し行うことにより洗浄対象物を洗
浄する食器洗浄機において、すすぎ行程以外の期間にお
いて、1回のすすぎ行程に必要とされるすすぎ水を所定
温度まで加熱する加熱手段と、1回のすすぎ行程に必要
とされるすすぎ水を貯留する容量を有し、前記加熱手段
によって所定温度まで加熱されたすすぎ水を一時的に貯
留してすすぎ行程に供するタンクとを具備する手段を採
用する。
題を解決するために、洗浄糟内に貯留された洗浄液を循
環使用することにより複数回に亘って主洗浄行程を繰り
返し行い、かつ、この主洗浄行程の間にすすぎ水を用い
たすすぎ行程を繰り返し行うことにより洗浄対象物を洗
浄する食器洗浄機において、すすぎ行程以外の期間にお
いて、1回のすすぎ行程に必要とされるすすぎ水を所定
温度まで加熱する加熱手段と、1回のすすぎ行程に必要
とされるすすぎ水を貯留する容量を有し、前記加熱手段
によって所定温度まで加熱されたすすぎ水を一時的に貯
留してすすぎ行程に供するタンクとを具備する手段を採
用する。
【0011】
【0012】
【作用】本発明の食器洗浄機によれば、洗浄糟内に貯留
された洗浄液を循環使用することにより複数回に亘って
主洗浄行程を繰り返し行い、かつ、この主洗浄行程の間
にすすぎ水を用いたすすぎ行程を繰り返し行うことによ
り洗浄対象物を洗浄する食器洗浄機において、1回のす
すぎ行程に必要とされるすすぎ水が加熱手段によってす
すぎ行程以外の期間に所定温度まで加熱されると共に、
1回のすすぎ行程に必要とされるすすぎ水を貯留する容
量を有するタンクに貯留され、すすぎ行程に供される。
された洗浄液を循環使用することにより複数回に亘って
主洗浄行程を繰り返し行い、かつ、この主洗浄行程の間
にすすぎ水を用いたすすぎ行程を繰り返し行うことによ
り洗浄対象物を洗浄する食器洗浄機において、1回のす
すぎ行程に必要とされるすすぎ水が加熱手段によってす
すぎ行程以外の期間に所定温度まで加熱されると共に、
1回のすすぎ行程に必要とされるすすぎ水を貯留する容
量を有するタンクに貯留され、すすぎ行程に供される。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づき、本発明の実施例につい
て更に詳しく説明する。図1は、本発明の一実施例を示
すものである。図1において、符号21は洗浄機の容器
で、容器21内の上方には洗浄室22が形成されてい
る。
て更に詳しく説明する。図1は、本発明の一実施例を示
すものである。図1において、符号21は洗浄機の容器
で、容器21内の上方には洗浄室22が形成されてい
る。
【0014】洗浄室22には、例えば両側面に上下に移
動自在な扉を設けたものや、正面と両側面が一体となっ
て上下に移動自在な扉とされたもの等があり、この扉
(図示せず)を介して洗浄室22の中央部に形成された
空間に食器等を収納する。また、洗浄室22の上端部お
よび下端部の双方には、主洗浄ノズル23,23および
すすぎノズル24,24がそれぞれ下方または上方向き
に設置されている。
動自在な扉を設けたものや、正面と両側面が一体となっ
て上下に移動自在な扉とされたもの等があり、この扉
(図示せず)を介して洗浄室22の中央部に形成された
空間に食器等を収納する。また、洗浄室22の上端部お
よび下端部の双方には、主洗浄ノズル23,23および
すすぎノズル24,24がそれぞれ下方または上方向き
に設置されている。
【0015】洗浄室22の下方には洗浄槽25が形成さ
れている。この洗浄槽25には、例えばU字状断面を形
成するものや、中央部に小さな槽を突出させたもの等が
あり、洗浄槽25内には洗浄液が貯留されている。洗浄
槽25の下方には主洗浄ポンプ26が設置され、洗浄槽
25の底部から主洗浄ポンプ26を介して主洗浄ノズル
23,23に至る経路は洗浄管27を介して連結されて
いる。
れている。この洗浄槽25には、例えばU字状断面を形
成するものや、中央部に小さな槽を突出させたもの等が
あり、洗浄槽25内には洗浄液が貯留されている。洗浄
槽25の下方には主洗浄ポンプ26が設置され、洗浄槽
25の底部から主洗浄ポンプ26を介して主洗浄ノズル
23,23に至る経路は洗浄管27を介して連結されて
いる。
【0016】一方、符号40は水道等の給水源、符号4
1は熱水器(加熱手段)である。この熱水器41は給水
源から送液された原水を直接加熱して高温のすすぎ水と
するもので、容器21内に収容されている。
1は熱水器(加熱手段)である。この熱水器41は給水
源から送液された原水を直接加熱して高温のすすぎ水と
するもので、容器21内に収容されている。
【0017】熱水器41の構造を図2に示す。図2にお
いて、符号44は給水源40から供給される原水の熱水
器41への流入を調節する給水弁で、符号45は原水の
流入量を測定する流量センサ、符号46は原水の温度を
測定するサーミスタである。ここで、流量センサ45
は、空焚き防止装置をも兼ねている。すなわち、流量セ
ンサ45により原水の設定流量以下となった時自動的に
熱水器41における原水の加熱が停止され、空焚きが防
止される。
いて、符号44は給水源40から供給される原水の熱水
器41への流入を調節する給水弁で、符号45は原水の
流入量を測定する流量センサ、符号46は原水の温度を
測定するサーミスタである。ここで、流量センサ45
は、空焚き防止装置をも兼ねている。すなわち、流量セ
ンサ45により原水の設定流量以下となった時自動的に
熱水器41における原水の加熱が停止され、空焚きが防
止される。
【0018】符号47は燃焼室で、燃焼室47内には、
ガスを燃料とし、上端に形成されたセラミックブレード
48からフレームを上方に放出させるバーナー49が設
置されている。また、符号50は前記フレームの有無を
検知する立ち消え安全装置(フレームロッド)である。
更に、符号51はバーナー48にガスを供給するととも
にその供給量を調節する磁気弁付均圧弁、符号53は燃
焼室の給気および排気を行うファンモーターである。
ガスを燃料とし、上端に形成されたセラミックブレード
48からフレームを上方に放出させるバーナー49が設
置されている。また、符号50は前記フレームの有無を
検知する立ち消え安全装置(フレームロッド)である。
更に、符号51はバーナー48にガスを供給するととも
にその供給量を調節する磁気弁付均圧弁、符号53は燃
焼室の給気および排気を行うファンモーターである。
【0019】燃焼室47の上部には加熱室54が形成さ
れ、この加熱室54の周囲および内部には、給水弁44
を介して給水源40と接続された加熱管55が蛇行しつ
つ配設されている。なお、符号56は加熱室54の過熱
を防止するための温度ヒューズ、符号57は低温時にお
ける加熱管55内の凍結を防止する凍結防止ヒーター、
符号58は加熱管55内におけるすすぎ水の沸騰を防止
する沸騰防止装置、符号59は加熱後のすすぎ水の温度
を測定するサーミスタである。
れ、この加熱室54の周囲および内部には、給水弁44
を介して給水源40と接続された加熱管55が蛇行しつ
つ配設されている。なお、符号56は加熱室54の過熱
を防止するための温度ヒューズ、符号57は低温時にお
ける加熱管55内の凍結を防止する凍結防止ヒーター、
符号58は加熱管55内におけるすすぎ水の沸騰を防止
する沸騰防止装置、符号59は加熱後のすすぎ水の温度
を測定するサーミスタである。
【0020】一方、符号60は、熱水器41にて加熱さ
れた高温のすすぎ水を貯留するタンクである。このタン
ク60は加熱室54の近傍に配設され、その容量は、タ
ンク60へのすすぎ液の流入速度、熱水器41の作動時
間およびすすぎ行程(後述)の所要時間に応じて設定さ
れる。
れた高温のすすぎ水を貯留するタンクである。このタン
ク60は加熱室54の近傍に配設され、その容量は、タ
ンク60へのすすぎ液の流入速度、熱水器41の作動時
間およびすすぎ行程(後述)の所要時間に応じて設定さ
れる。
【0021】すなわち、タンク60の容量をM、タンク
60へのすすぎ液の流入速度をL、熱水器41の作動時
間をT1、すすぎ行程の所要時間をT2とした場合、タ
ンク60の容量Mは、 式 M≧L(T1−T2) を成立させる範囲内にあればよい。
60へのすすぎ液の流入速度をL、熱水器41の作動時
間をT1、すすぎ行程の所要時間をT2とした場合、タ
ンク60の容量Mは、 式 M≧L(T1−T2) を成立させる範囲内にあればよい。
【0022】また、符号61はフロートスイッチであ
る。これは、タンク60内の貯水量が一定の値以上とな
るとこれを検知して給水弁44を自動的に閉鎖させるこ
とにより、すすぎ水の過剰供給を防止するものである。
る。これは、タンク60内の貯水量が一定の値以上とな
るとこれを検知して給水弁44を自動的に閉鎖させるこ
とにより、すすぎ水の過剰供給を防止するものである。
【0023】タンク60の底部にはすすぎポンプ42が
設置され、給水源40から熱水器41およびタンク60
からすすぎポンプ42を経てすすぎノズル24,24に
至る経路はいずれも給水管43を介して連結されてい
る。
設置され、給水源40から熱水器41およびタンク60
からすすぎポンプ42を経てすすぎノズル24,24に
至る経路はいずれも給水管43を介して連結されてい
る。
【0024】そして、これら熱水器41,タンク60お
よびすすぎポンプ42は、図3に示すように立方体状の
ケース62内にコンパクトに収納され、すすぎ水供給ユ
ニット63として容器21に一体的に設置されている。
また、符号64は熱水器41からの排気をケース62外
に排出するダクトである。
よびすすぎポンプ42は、図3に示すように立方体状の
ケース62内にコンパクトに収納され、すすぎ水供給ユ
ニット63として容器21に一体的に設置されている。
また、符号64は熱水器41からの排気をケース62外
に排出するダクトである。
【0025】なお、符号28は洗浄槽25内の洗浄液を
食器洗浄機外に排出する排出装置である。この排出装置
28は、洗浄槽25内の底部から食器洗浄機外に伸びる
排出管29と、排出管29に取り付けられ、自動的に排
出管29の開閉を行う自動開閉弁30とから構成されて
いる。
食器洗浄機外に排出する排出装置である。この排出装置
28は、洗浄槽25内の底部から食器洗浄機外に伸びる
排出管29と、排出管29に取り付けられ、自動的に排
出管29の開閉を行う自動開閉弁30とから構成されて
いる。
【0026】次に、上記構成を有する食器洗浄機による
食器(洗浄対象物)の洗浄工程について以下に述べる。
食器(洗浄対象物)の洗浄工程について以下に述べる。
【0027】食器を収納した食器洗浄籠(図示せず)を
洗浄室22内に設置し、主洗浄ポンプ26を作動させる
と、その圧力により洗浄槽25内の洗浄液が洗浄管27
を通り主洗浄ノズル23,23から食器に向けて噴射さ
れ、食器の洗浄が行われる。これが主洗浄行程である。
洗浄室22内に設置し、主洗浄ポンプ26を作動させる
と、その圧力により洗浄槽25内の洗浄液が洗浄管27
を通り主洗浄ノズル23,23から食器に向けて噴射さ
れ、食器の洗浄が行われる。これが主洗浄行程である。
【0028】一方、給水源40から供給される水は、熱
水器41にて加熱され、約85℃前後のすすぎ水とな
り、タンク60に貯留される。主洗浄行程終了後、一定
の休止時間を挟んですすぎポンプ42を作動させると、
タンク60に貯留されたすすぎ水がすすぎポンプ42の
圧力によりすすぎノズル24,24から食器に向けて噴
射され、食器のすすぎが行われる。これがすすぎ行程で
ある。
水器41にて加熱され、約85℃前後のすすぎ水とな
り、タンク60に貯留される。主洗浄行程終了後、一定
の休止時間を挟んですすぎポンプ42を作動させると、
タンク60に貯留されたすすぎ水がすすぎポンプ42の
圧力によりすすぎノズル24,24から食器に向けて噴
射され、食器のすすぎが行われる。これがすすぎ行程で
ある。
【0029】そして、主洗浄ポンプ26とすすぎポンプ
42とを交互に作動させることにより、上記主洗浄行程
とすすぎ行程が休止時間を挟んで一定の周期で繰り返さ
れ、食器が自動的に洗浄される。なお、主洗浄ノズル2
3,23から噴射された洗浄液およびすすぎノズル2
4,24から噴射されたすすぎ水はいずれも洗浄槽25
に流入し、主洗浄ポンプ26の作用により再度主洗浄行
程にて使用される。
42とを交互に作動させることにより、上記主洗浄行程
とすすぎ行程が休止時間を挟んで一定の周期で繰り返さ
れ、食器が自動的に洗浄される。なお、主洗浄ノズル2
3,23から噴射された洗浄液およびすすぎノズル2
4,24から噴射されたすすぎ水はいずれも洗浄槽25
に流入し、主洗浄ポンプ26の作用により再度主洗浄行
程にて使用される。
【0030】ここで、主洗浄ポンプ26、すすぎポンプ
42および熱水器41の作動時間は、それぞれ例えばタ
イマー等を用いた制御手段(図示せず)により制御され
ている。本実施例の場合、主洗浄ポンプ26の作動時間
を50秒、休止時間を5秒、すすぎポンプ42の作動時
間を10秒とした。また、熱水器41は、主洗浄ポンプ
26およびすすぎポンプ42と連動して作動させた。図
4は、本実施例における熱水器41の作動行程を示すタ
イムチャートである。
42および熱水器41の作動時間は、それぞれ例えばタ
イマー等を用いた制御手段(図示せず)により制御され
ている。本実施例の場合、主洗浄ポンプ26の作動時間
を50秒、休止時間を5秒、すすぎポンプ42の作動時
間を10秒とした。また、熱水器41は、主洗浄ポンプ
26およびすすぎポンプ42と連動して作動させた。図
4は、本実施例における熱水器41の作動行程を示すタ
イムチャートである。
【0031】主洗浄ポンプ26が作動し、主洗浄行程が
開始されると同時に、熱水器41の電源がONとなり、
かつ給水弁44が開状態とされ、給水源40からの水圧
により原水が加熱管55内に流入する。原水の流入は流
量センサ45により検知され、その結果バーナー49の
使用が可能となる。また、主洗浄行程の開始と同時にフ
ァンモーター53による送風が開始されて燃焼室47お
よび加熱室54内の空気が外気と交換(プリパージ)さ
れる。
開始されると同時に、熱水器41の電源がONとなり、
かつ給水弁44が開状態とされ、給水源40からの水圧
により原水が加熱管55内に流入する。原水の流入は流
量センサ45により検知され、その結果バーナー49の
使用が可能となる。また、主洗浄行程の開始と同時にフ
ァンモーター53による送風が開始されて燃焼室47お
よび加熱室54内の空気が外気と交換(プリパージ)さ
れる。
【0032】更に、主洗浄ポンプ26の作動開始と同時
にバーナー49点火用のスパーカが作動し、スパーカ作
動の直後に電磁弁付均圧弁51が開いてバーナー49に
ガスが供給され、バーナー49が点火される。バーナー
49の点火は、立ち消え安全装置50により検知され
る。
にバーナー49点火用のスパーカが作動し、スパーカ作
動の直後に電磁弁付均圧弁51が開いてバーナー49に
ガスが供給され、バーナー49が点火される。バーナー
49の点火は、立ち消え安全装置50により検知され
る。
【0033】この場合、ファンモーター53の送風量は
バーナー49の点火時に一旦前記プリパージ時の半分程
度に弱められ、以後段階的に最大まで復帰する。これ
は、ファンモーター53の送風量を弱めることにより、
前記スパーカによりバーナー49に点火する際、ファン
モーター53からの風により点火が妨害されないように
するためである。また、前記スパーカはバーナー49点
火後も数秒間作動し続けるが、これは、前記スパーカの
作動時間が短いと、バーナー49への点火が確実に行わ
れない可能性があるためである。
バーナー49の点火時に一旦前記プリパージ時の半分程
度に弱められ、以後段階的に最大まで復帰する。これ
は、ファンモーター53の送風量を弱めることにより、
前記スパーカによりバーナー49に点火する際、ファン
モーター53からの風により点火が妨害されないように
するためである。また、前記スパーカはバーナー49点
火後も数秒間作動し続けるが、これは、前記スパーカの
作動時間が短いと、バーナー49への点火が確実に行わ
れない可能性があるためである。
【0034】加熱管55内に流入した原水は、バーナー
49からの熱により加熱室54にて約85℃まで加熱さ
れた後、すすぎ水としてタンク60内に貯留される。従
って、タンク60内におけるすすぎ水の水位は図4に示
すように漸次増加する。
49からの熱により加熱室54にて約85℃まで加熱さ
れた後、すすぎ水としてタンク60内に貯留される。従
って、タンク60内におけるすすぎ水の水位は図4に示
すように漸次増加する。
【0035】ところが、すすぎポンプ42が作動し、す
すぎ行程が開始されると同時に、タンク60内に貯留さ
れていた洗浄液はすすぎポンプ42の作用によりすすぎ
ノズル24へと送られ、その結果、タンク60内の洗浄
液は急速に減少し、タンク60内におけるすすぎ水の水
位は、すすぎ行程終了時には主洗浄行程開始前と同一程
度にまで低下する。
すぎ行程が開始されると同時に、タンク60内に貯留さ
れていた洗浄液はすすぎポンプ42の作用によりすすぎ
ノズル24へと送られ、その結果、タンク60内の洗浄
液は急速に減少し、タンク60内におけるすすぎ水の水
位は、すすぎ行程終了時には主洗浄行程開始前と同一程
度にまで低下する。
【0036】すすぎ行程の終了とともに、給水弁44が
閉じられ、給水源40から加熱管55内への原水の流入
が停止する。その結果、加熱管55内における原水の流
量が0となり、流量センサ45の作用により電磁弁付均
圧弁52が閉じてバーナー49へのガス供給が停止さ
れ、バーナー49が消火されるとともに、加熱管55か
らタンク60へのすすぎ水の流入も停止される。
閉じられ、給水源40から加熱管55内への原水の流入
が停止する。その結果、加熱管55内における原水の流
量が0となり、流量センサ45の作用により電磁弁付均
圧弁52が閉じてバーナー49へのガス供給が停止さ
れ、バーナー49が消火されるとともに、加熱管55か
らタンク60へのすすぎ水の流入も停止される。
【0037】また、ファンモーター53の送風量は、バ
ーナー49の消火とともにバーナー49燃焼時の半分程
度まで低下し、しばらくの間その状態を維持した後に0
となる。これがポストパージで、その結果、燃焼室47
および加熱室54内の空気が外気と交換される。
ーナー49の消火とともにバーナー49燃焼時の半分程
度まで低下し、しばらくの間その状態を維持した後に0
となる。これがポストパージで、その結果、燃焼室47
および加熱室54内の空気が外気と交換される。
【0038】本実施例の熱水器41においては、上記行
程を1行程とし、主洗浄行程の再開に伴い、再度上記行
程が繰り返されるが、図5に示すように、主洗浄ポンプ
26の作動開始前に予め熱水器41を作動させ、より長
時間をかけてタンク60にすすぎ水を貯留させてもよ
い。この場合、タンク60へのすすぎ水の流入速度Lが
低下するので、バーナー49の火力が小さくて済むとい
う利点があるが、反面、タンク60の容量は大きくな
る。
程を1行程とし、主洗浄行程の再開に伴い、再度上記行
程が繰り返されるが、図5に示すように、主洗浄ポンプ
26の作動開始前に予め熱水器41を作動させ、より長
時間をかけてタンク60にすすぎ水を貯留させてもよ
い。この場合、タンク60へのすすぎ水の流入速度Lが
低下するので、バーナー49の火力が小さくて済むとい
う利点があるが、反面、タンク60の容量は大きくな
る。
【0039】なお、上記実施例においては、熱水器41
を主洗浄行程およびすすぎ行程を制御する制御手段と連
動させることにより熱水器41の作動行程の制御を行っ
たが、熱水器41の制御手段として、前記フロートスイ
ッチ61や、タンク60内の貯水量が一定の値以下とな
るとこれを検知してすすぎ水を供給する低水位センサ、
あるいは任意の時間にセット可能なタイマー等を用いた
り、また、これら複数の制御手段を併用して熱水器41
の作動行程を制御してもよい。
を主洗浄行程およびすすぎ行程を制御する制御手段と連
動させることにより熱水器41の作動行程の制御を行っ
たが、熱水器41の制御手段として、前記フロートスイ
ッチ61や、タンク60内の貯水量が一定の値以下とな
るとこれを検知してすすぎ水を供給する低水位センサ、
あるいは任意の時間にセット可能なタイマー等を用いた
り、また、これら複数の制御手段を併用して熱水器41
の作動行程を制御してもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、主
洗浄行程とすすぎ行程とが繰り返し行われる食器洗浄機
において、すすぎ行程以外の期間では1回のすすぎ行程
に必要とされるすすぎ水が所定温度まで加熱されてタン
クに貯留される。そして、このようにすすぎ行程以外の
期間にタンクに貯留された所定温度のすすぎ水を用いて
次のすすぎ行程が行われる。すなわち、すすぎ行程に必
要とされる限定された量のすすぎ水のみを加熱するの
で、すすぎ行程以外の期間においても当該量のすすぎ水
を所定温度まで加熱することが可能であり、よって従来
のように湯沸器によるすすぎ水の余熱が不要となる。こ
の結果、食器洗浄機の設置に際して湯沸器の購入や取付
に要する経費や時間を節約することが可能である。
洗浄行程とすすぎ行程とが繰り返し行われる食器洗浄機
において、すすぎ行程以外の期間では1回のすすぎ行程
に必要とされるすすぎ水が所定温度まで加熱されてタン
クに貯留される。そして、このようにすすぎ行程以外の
期間にタンクに貯留された所定温度のすすぎ水を用いて
次のすすぎ行程が行われる。すなわち、すすぎ行程に必
要とされる限定された量のすすぎ水のみを加熱するの
で、すすぎ行程以外の期間においても当該量のすすぎ水
を所定温度まで加熱することが可能であり、よって従来
のように湯沸器によるすすぎ水の余熱が不要となる。こ
の結果、食器洗浄機の設置に際して湯沸器の購入や取付
に要する経費や時間を節約することが可能である。
【0041】
【図1】本発明の食器洗浄機の構造の例を示す図であ
る。
る。
【図2】本発明の食器洗浄機における熱水器の構造の例
を示す図である。
を示す図である。
【図3】本発明の食器洗浄機におけるすすぎ液供給ユニ
ットの構造の例を示す図である。
ットの構造の例を示す図である。
【図4】本発明の食器洗浄機における、熱水器の作動行
程の例を示すタイムチャートである。
程の例を示すタイムチャートである。
【図5】本発明の食器洗浄機における、熱水器の作動行
程の例を示すタイムチャートである。
程の例を示すタイムチャートである。
【図6】従来の食器洗浄機の構造の例を示す図である。
1,22 洗浄室 2,23 主洗浄ノズル 3,24 すすぎノズル 4,25 洗浄槽 5,26 主洗浄ポンプ 6,40 給水源 7 湯沸器 8 ブースター 9,42 すすぎポンプ 10 管路 11,21 容器 12,28 排出装置 27 洗浄管 29 排出管 30 自動開閉弁 41 熱水器(加熱手段) 43 給水管 44 給水弁 45 流量センサ 46,59 サーミスタ 47 燃焼室 48 セラミックブレード 49 バーナー 50 立ち消え安全装置(フレームロッド) 51 電磁弁付均圧弁 53 ファンモーター 54 加熱室 55 加熱管 56 温度ヒューズ 57 凍結防止ヒーター 58 沸騰防止装置 60 タンク 61 フロートスイッチ 62 ケース 63 すすぎ液供給ユニット 64 ダクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47L 15/42
Claims (1)
- 【請求項1】 洗浄糟内に貯留された洗浄液を循環使用
することにより複数回に亘って主洗浄行程を繰り返し行
い、かつ、この主洗浄行程の間にすすぎ水を用いたすす
ぎ行程を繰り返し行うことにより洗浄対象物を洗浄する
食器洗浄機であって、 すすぎ行程以外の期間において、1回のすすぎ行程に必
要とされるすすぎ水を所定温度まで加熱する加熱手段
と、 1回のすすぎ行程に必要とされるすすぎ水を貯留する容
量を有し、前記加熱手段によって所定温度まで加熱され
たすすぎ水を一時的に貯留してすすぎ行程に供するタン
クと、 を具備する ことを特徴とする食器洗浄機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4064068A JP2981050B2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 食器洗浄機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4064068A JP2981050B2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 食器洗浄機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05261054A JPH05261054A (ja) | 1993-10-12 |
JP2981050B2 true JP2981050B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=13247410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4064068A Expired - Fee Related JP2981050B2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 食器洗浄機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2981050B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100766036B1 (ko) * | 2006-12-29 | 2007-10-12 | 린나이코리아 주식회사 | 식기세척기의 온수공급장치 |
-
1992
- 1992-03-19 JP JP4064068A patent/JP2981050B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05261054A (ja) | 1993-10-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3449797B1 (en) | Controlling method for a dishwasher | |
KR101273553B1 (ko) | 온수기 내장형 식기세척기 | |
JP2981050B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
CN111449594A (zh) | 餐具清洗系统 | |
US20090056755A1 (en) | Method of controlling a dishwashing machine having a steam generator | |
JP2014226456A (ja) | 食器洗い機 | |
JPH0613757U (ja) | 食器洗浄機 | |
JP3148366B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP6712829B2 (ja) | 洗浄装置及び洗浄方法 | |
JP3899655B2 (ja) | 食器洗い乾燥機 | |
JPH07243649A (ja) | 蒸気調理装置 | |
JPH0759707A (ja) | 食器洗い機 | |
JP3366827B2 (ja) | 食器洗浄装置及び食器洗浄システム | |
JP2020171550A (ja) | 洗浄機 | |
JP2004097608A (ja) | 食器洗浄機 | |
JP2000342506A (ja) | 食器洗浄機 | |
JP4175716B2 (ja) | 食器洗浄装置 | |
JPH0631644U (ja) | 食器洗浄機におけるすすぎユニット | |
KR0121277Y1 (ko) | 가스렌지가 부착된 식기세척기의 세척수 가열장치 | |
KR20010028395A (ko) | 식기세척기 | |
JPH1132966A (ja) | 食器洗浄機 | |
JP4191014B2 (ja) | 食器洗い乾燥機 | |
JP2000279357A (ja) | 食器洗浄機 | |
JP3583249B2 (ja) | 給湯システム | |
JPH0819501A (ja) | 食器洗い機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990810 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |