JP2977688B2 - マルチプロセッシング装置、方法、及びこれらに使用するプロセッサ - Google Patents
マルチプロセッシング装置、方法、及びこれらに使用するプロセッサInfo
- Publication number
- JP2977688B2 JP2977688B2 JP4338503A JP33850392A JP2977688B2 JP 2977688 B2 JP2977688 B2 JP 2977688B2 JP 4338503 A JP4338503 A JP 4338503A JP 33850392 A JP33850392 A JP 33850392A JP 2977688 B2 JP2977688 B2 JP 2977688B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- processor
- transfer
- data
- physical
- virtual
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000012545 processing Methods 0.000 title claims description 76
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 52
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims description 231
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 88
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 15
- 230000006870 function Effects 0.000 claims description 5
- 230000003993 interaction Effects 0.000 claims 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 30
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 26
- 238000013519 translation Methods 0.000 description 22
- 230000004044 response Effects 0.000 description 14
- FFBHFFJDDLITSX-UHFFFAOYSA-N benzyl N-[2-hydroxy-4-(3-oxomorpholin-4-yl)phenyl]carbamate Chemical compound OC1=C(NC(=O)OCC2=CC=CC=C2)C=CC(=C1)N1CCOCC1=O FFBHFFJDDLITSX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 3
- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 2
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 230000005577 local transmission Effects 0.000 description 1
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F15/00—Digital computers in general; Data processing equipment in general
- G06F15/16—Combinations of two or more digital computers each having at least an arithmetic unit, a program unit and a register, e.g. for a simultaneous processing of several programs
- G06F15/163—Interprocessor communication
- G06F15/17—Interprocessor communication using an input/output type connection, e.g. channel, I/O port
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Software Systems (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Multi Processors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、並列計算機システムな
どのマルチプロセッサシステムにおいて仮想プロセッサ
方式に係り、特に、処理装置間の通信に特徴を有する仮
想プロセッサ方式に関する。
どのマルチプロセッサシステムにおいて仮想プロセッサ
方式に係り、特に、処理装置間の通信に特徴を有する仮
想プロセッサ方式に関する。
【0002】本発明は、プロセッサ間で通信を行うこと
により並列に処理を実行するマルチプロセッサシステム
におけるデータ転送処理方法及びデータ転送処理装置に
関する。
により並列に処理を実行するマルチプロセッサシステム
におけるデータ転送処理方法及びデータ転送処理装置に
関する。
【0003】
【従来の技術】近年、コンピュータシステムの高速化や
大容量化が要求されるに伴って、複数のプロセッサに処
理を分散して並列に処理させる並列処理技術が必要とな
ってきた。
大容量化が要求されるに伴って、複数のプロセッサに処
理を分散して並列に処理させる並列処理技術が必要とな
ってきた。
【0004】そこで、複数のプロセッサが処理を並列的
に行なうマルチプロセッサシステムが提供されている。
このマルチプロセッサシステムは、各プロセッサが通信
手段を介して互いに通信を行うことにより各プロセッサ
が並列に動作し、プロセッサ全体であるまとまった処理
を実行する。これによれば、1つの仕事に対する処理の
高速化を図ることができる。
に行なうマルチプロセッサシステムが提供されている。
このマルチプロセッサシステムは、各プロセッサが通信
手段を介して互いに通信を行うことにより各プロセッサ
が並列に動作し、プロセッサ全体であるまとまった処理
を実行する。これによれば、1つの仕事に対する処理の
高速化を図ることができる。
【0005】このようなマルチプロセッサシステムにお
けるプロセッサ間の通信において、プロセッサAの主記
憶装置のデータを他のプロセッサBに対して送出する場
合、一般的にはスーパバイザプログラムが他のプロセッ
サに対するデータ転送のキューイングを管理している。
そして、ユーザプログラムがこのスーパバイザプログラ
ムに対してデータ転送依頼の割り込みを発生すると、ス
ーパバイザプログラムが転送キューのヘッダを作成する
ことによりデータ転送要求を行う。
けるプロセッサ間の通信において、プロセッサAの主記
憶装置のデータを他のプロセッサBに対して送出する場
合、一般的にはスーパバイザプログラムが他のプロセッ
サに対するデータ転送のキューイングを管理している。
そして、ユーザプログラムがこのスーパバイザプログラ
ムに対してデータ転送依頼の割り込みを発生すると、ス
ーパバイザプログラムが転送キューのヘッダを作成する
ことによりデータ転送要求を行う。
【0006】しかし、この方法では、ユーザプログラム
からスーパバイザプログラムへの割り込みが多発するた
め、オーバヘッドが大きくなる。そこで、オーバヘッド
を削減するためにスーパバイザプログムを用いない別の
方法が提案されている。
からスーパバイザプログラムへの割り込みが多発するた
め、オーバヘッドが大きくなる。そこで、オーバヘッド
を削減するためにスーパバイザプログムを用いない別の
方法が提案されている。
【0007】この方法を以下に説明する。転送キューに
書込ポインタと読込ポインタとを設け、この書込ポイン
タの値及び読出ポインタの値をユーザプログラムが管理
する。そして、主記憶装置に対して設定された1つの仮
想空間を仮想アドレスから実アドレスに変換するための
アドレス変換テーブルを介してユーザプログラムがアク
セスすると、転送処理部がデータの転送処理を行う。
書込ポインタと読込ポインタとを設け、この書込ポイン
タの値及び読出ポインタの値をユーザプログラムが管理
する。そして、主記憶装置に対して設定された1つの仮
想空間を仮想アドレスから実アドレスに変換するための
アドレス変換テーブルを介してユーザプログラムがアク
セスすると、転送処理部がデータの転送処理を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、n台のプロセ
ッサで並列実行することを想定してコンパイルしたプロ
グラムを、(1)障害発生によりプロセッサを数台切り
離して、前記nより少ないm台のプロセッサで実行する
ことや、(2)n台のプロセッサで実行することを前提
として開発されたプログラムを、n台より少ないm台の
プロセッサしか持たない並列計算機にオブジェクトレベ
ルで移植して実行することができなかった。 本発明
は、このような点に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、仮想プロセッサを実現し、本来有するm
台のプロセッサをより多くのプロセッサを必要とするプ
ログラムをも実行できる仮想プロセッサ方式を提供する
ことにある。
ッサで並列実行することを想定してコンパイルしたプロ
グラムを、(1)障害発生によりプロセッサを数台切り
離して、前記nより少ないm台のプロセッサで実行する
ことや、(2)n台のプロセッサで実行することを前提
として開発されたプログラムを、n台より少ないm台の
プロセッサしか持たない並列計算機にオブジェクトレベ
ルで移植して実行することができなかった。 本発明
は、このような点に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、仮想プロセッサを実現し、本来有するm
台のプロセッサをより多くのプロセッサを必要とするプ
ログラムをも実行できる仮想プロセッサ方式を提供する
ことにある。
【0009】また、従来のマルチプロセッサシステムで
は、次のような問題があった。すなわち、あるプロセッ
サのアドレス変換テーブルの内容を更新した場合には、
全てのプロセッサのアドレス変換テーブルの内容を一致
させる必要があった。このため、オペレーティングシス
テム(以下、OS部と称する。)が同期処理を実行して
いた。この同期処理とは、全てのアドレス変換テーブル
の内容が更新された内容に変更されるまで処理を待た
せ、全てのアドレス変換テーブルの内容が更新された内
容に変更された時点で次の処理に進ませるものである。
は、次のような問題があった。すなわち、あるプロセッ
サのアドレス変換テーブルの内容を更新した場合には、
全てのプロセッサのアドレス変換テーブルの内容を一致
させる必要があった。このため、オペレーティングシス
テム(以下、OS部と称する。)が同期処理を実行して
いた。この同期処理とは、全てのアドレス変換テーブル
の内容が更新された内容に変更されるまで処理を待た
せ、全てのアドレス変換テーブルの内容が更新された内
容に変更された時点で次の処理に進ませるものである。
【0010】このような同期処理が行われると、OS部
のオーバヘッドが増加し、システムの性能が低下するこ
とになる。このため、この問題を解決するアドレス変換
方法及びその装置が望まれていた。
のオーバヘッドが増加し、システムの性能が低下するこ
とになる。このため、この問題を解決するアドレス変換
方法及びその装置が望まれていた。
【0011】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、データ転送のオーバ
ヘッドを削減することのできるデータ転送処理方法及び
データ転送処理装置を提供することにある。
もので、その目的とするところは、データ転送のオーバ
ヘッドを削減することのできるデータ転送処理方法及び
データ転送処理装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決し目的を達成するために下記の構成とした。すなわ
ち、本発明は、ネットワーク(2)に接続された複数の
物理プロセッサ(1)によって、複数の論理プロセッサ
を仮想的に実現するマルチプロセッシング装置であっ
て、 上記各々の物理プロセッサは、各々1以上の仮想的
なプロセッサとしての仮想プロセッサとして機能し、 他
の物理プロセッサとの間で相互にデータを転送するため
のネットワーク転送制御部(11)と、転送されるデー
タに係る情報と転送先の論理プロセッサを識別するため
の論理プロセッサ番号とを含むデータ転送のためのアク
セス情報を転送順に記憶する転送キュー(3)と、上記
論理プロセッサ番号から物理プロセッサを識別するため
の物理プロセッサ番号と仮想プロセッサを識別するため
の仮想プロセッサ番号との少なくとも一方に変換するプ
ロセッサ番号変換手段(18)とを備え、 上記論理プロ
セッサは、いずれかの上記物理プロセッサにおけるいず
れかの仮想プロセッサとして実現され、転送されるデー
タに係る情報と転送先の論理プロセッサ番号とを転送キ
ューに指定することにより他の論理プロセッサと相互に
データを転送するものである。 上記物理プロセッサは、
上記ネットワーク転送制御部がデータを転送している間
は、当該データの転送先または転送元となっている論理
プロセッサと異なる論理プロセッサを実現する仮想プロ
セッサとして機能するようにしてもよい。 上記物理プロ
セッサは物理プロセッサ有効ビット(INVALID)
を記憶する手段をさらに備え、 上記ネットワーク転送制
御部は、転送先の論理プロセッサ番号から変換された物
理プロセッサ番号によって識別される物理プロセッサに
対する物理プロセッサ有効ビットが、無効を示すとき、
この物理プロセッサを指定するデータの通信を中止し、
この物理プロセッサ有効ビットが、有効を示すとき、こ
の物理プロセッサを指定するデータの通信を開始するよ
うにしてもよい。 上記記物理プロセッサは仮想プロセッ
サ有効ビット(INVALID)を記憶する手段をさら
に備え、 上記ネットワーク転送制御部は、転送先の論理
プロセッサ番号から変換された仮想プロセッサ番号によ
って識別される仮想プロセッサに対する仮想プロセッサ
有効ビットが、無効を示すとき、この仮想プロセッサを
指定するデータの通信を中止し、この仮想プロセッサ有
効ビットが、有効を示すとき、この仮想プロセッサを指
定するデータの通信を開始するようにしてもよい。 本発
明は、ネットワークに接続され、記憶手段を備えた複数
の物理プロセッサによって、複数の論理プロセッサを上
記物理プロセッサにおける仮想的なプロセッサである仮
想プロセッサとして実現し、相互にデータを転送させる
マルチプロセッシング方法であって、 転送されるデータ
に係る情報と転送先の論理プロセッサを識別するための
論理プロセッサ番号とを含むデータ転送のためのアクセ
ス情報を記憶する情報記憶ステップ(202)と、 上記
論理プロセッサ番号から、物理プロセッサを識別するた
めの物理プロセッサ番号と仮想プロセッサを識別するた
めの仮想プロセッサ番号との少なくとも一方に変換する
プロセッサ番号変換ステップ(206〜206−5)
と、 上記転送されるデータに係る情報に基づき上記記憶
手段のデータを読み出して、上記物理プロセッサ番号で
識別される物理プロセッサまたは上記仮想プロセッサ番
号で識別される仮想プロセッサに転送する転送制御ステ
ップ(210,211)とを含むことを特徴とする。
決し目的を達成するために下記の構成とした。すなわ
ち、本発明は、ネットワーク(2)に接続された複数の
物理プロセッサ(1)によって、複数の論理プロセッサ
を仮想的に実現するマルチプロセッシング装置であっ
て、 上記各々の物理プロセッサは、各々1以上の仮想的
なプロセッサとしての仮想プロセッサとして機能し、 他
の物理プロセッサとの間で相互にデータを転送するため
のネットワーク転送制御部(11)と、転送されるデー
タに係る情報と転送先の論理プロセッサを識別するため
の論理プロセッサ番号とを含むデータ転送のためのアク
セス情報を転送順に記憶する転送キュー(3)と、上記
論理プロセッサ番号から物理プロセッサを識別するため
の物理プロセッサ番号と仮想プロセッサを識別するため
の仮想プロセッサ番号との少なくとも一方に変換するプ
ロセッサ番号変換手段(18)とを備え、 上記論理プロ
セッサは、いずれかの上記物理プロセッサにおけるいず
れかの仮想プロセッサとして実現され、転送されるデー
タに係る情報と転送先の論理プロセッサ番号とを転送キ
ューに指定することにより他の論理プロセッサと相互に
データを転送するものである。 上記物理プロセッサは、
上記ネットワーク転送制御部がデータを転送している間
は、当該データの転送先または転送元となっている論理
プロセッサと異なる論理プロセッサを実現する仮想プロ
セッサとして機能するようにしてもよい。 上記物理プロ
セッサは物理プロセッサ有効ビット(INVALID)
を記憶する手段をさらに備え、 上記ネットワーク転送制
御部は、転送先の論理プロセッサ番号から変換された物
理プロセッサ番号によって識別される物理プロセッサに
対する物理プロセッサ有効ビットが、無効を示すとき、
この物理プロセッサを指定するデータの通信を中止し、
この物理プロセッサ有効ビットが、有効を示すとき、こ
の物理プロセッサを指定するデータの通信を開始するよ
うにしてもよい。 上記記物理プロセッサは仮想プロセッ
サ有効ビット(INVALID)を記憶する手段をさら
に備え、 上記ネットワーク転送制御部は、転送先の論理
プロセッサ番号から変換された仮想プロセッサ番号によ
って識別される仮想プロセッサに対する仮想プロセッサ
有効ビットが、無効を示すとき、この仮想プロセッサを
指定するデータの通信を中止し、この仮想プロセッサ有
効ビットが、有効を示すとき、この仮想プロセッサを指
定するデータの通信を開始するようにしてもよい。 本発
明は、ネットワークに接続され、記憶手段を備えた複数
の物理プロセッサによって、複数の論理プロセッサを上
記物理プロセッサにおける仮想的なプロセッサである仮
想プロセッサとして実現し、相互にデータを転送させる
マルチプロセッシング方法であって、 転送されるデータ
に係る情報と転送先の論理プロセッサを識別するための
論理プロセッサ番号とを含むデータ転送のためのアクセ
ス情報を記憶する情報記憶ステップ(202)と、 上記
論理プロセッサ番号から、物理プロセッサを識別するた
めの物理プロセッサ番号と仮想プロセッサを識別するた
めの仮想プロセッサ番号との少なくとも一方に変換する
プロセッサ番号変換ステップ(206〜206−5)
と、 上記転送されるデータに係る情報に基づき上記記憶
手段のデータを読み出して、上記物理プロセッサ番号で
識別される物理プロセッサまたは上記仮想プロセッサ番
号で識別される仮想プロセッサに転送する転送制御ステ
ップ(210,211)とを含むことを特徴とする。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【作用】マルチプロセッサシステムのプロセッサ間通信
の、プロセッサAから他プロセッサBに対するデータ転
送において、受信プロセッサBの論理プロセッサ番号
を、物理プロセッサ番号と物理プロセッサ内仮想プロセ
ッサとに対応付けることにより、n台で並列に実行する
ことを想定してコンパイルしたプログラムをm(<n)
台の物理プロセッサを用いて実行できる。
の、プロセッサAから他プロセッサBに対するデータ転
送において、受信プロセッサBの論理プロセッサ番号
を、物理プロセッサ番号と物理プロセッサ内仮想プロセ
ッサとに対応付けることにより、n台で並列に実行する
ことを想定してコンパイルしたプログラムをm(<n)
台の物理プロセッサを用いて実行できる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の好適具体例を図面を参照して
説明する。 <実施例の構成> マルチプロセッサシステムには、図4に示したように、
処理を実行する複数のプロセッサ1−0〜1−(n−
1)が設けられている(各プロセッサは物理プロセッサ
に相当する)。また、マルチプロセッサシステムには、
この複数のプロセッサ1−0〜1−(n−1)を相互に
接続するとともに相互のプロセッサ1にデータを送受信
するネットワーク2が設けられている。
説明する。 <実施例の構成> マルチプロセッサシステムには、図4に示したように、
処理を実行する複数のプロセッサ1−0〜1−(n−
1)が設けられている(各プロセッサは物理プロセッサ
に相当する)。また、マルチプロセッサシステムには、
この複数のプロセッサ1−0〜1−(n−1)を相互に
接続するとともに相互のプロセッサ1にデータを送受信
するネットワーク2が設けられている。
【0025】各々のプロセッサ1−0〜1−(n−1)
は、図5に示すように、主記憶装置7、命令処理部8、
転送処理部10を有している。 {主記憶装置}主記憶装置7は、複数の命令からなるユ
ーザプログラム72とデータとを記憶している。また、
データ転送のための情報を含むヘッダを格納した転送キ
ュー3が主記憶装置7に設けられている。より詳細に
は、転送キューのヘッダは、データを送信すべきプロセ
ッサに設けられた主記憶装置と、データを受信すべきプ
ロセッサに設けられた主記憶装置7とをアクセスするた
めのアクセス属性を示すアクセス情報を含む。
は、図5に示すように、主記憶装置7、命令処理部8、
転送処理部10を有している。 {主記憶装置}主記憶装置7は、複数の命令からなるユ
ーザプログラム72とデータとを記憶している。また、
データ転送のための情報を含むヘッダを格納した転送キ
ュー3が主記憶装置7に設けられている。より詳細に
は、転送キューのヘッダは、データを送信すべきプロセ
ッサに設けられた主記憶装置と、データを受信すべきプ
ロセッサに設けられた主記憶装置7とをアクセスするた
めのアクセス属性を示すアクセス情報を含む。
【0026】また、OS部73が主記憶装置7内に設け
られている。OS部(あるいはスーパバイザプログラ
ム)は、ユーザプログラムの実行に先立って(あるい
は、プログラムの要求に従って動的に)、NETPA変
換部18(プロセッサ番号変換手段に相当)内のNET
PA変換テーブルにNETPA変換情報を格納する。ユ
ーザプログラムは、転送要求の受信プロセッサ指定(論
理NETPA)、ボディデータ長、送信アドレス、受信
アドレス、送信空間種別、受信空間種別その他の制御情
報(以下転送要求の制御情報という)を、転送キューベ
ースアドレス+転送キュー書込みポインタ×ヘッダ長で
示される主記憶上の位置にパケットヘッダの形式で書き
込む。ユーザプログラムは次に、転送キュー書込みポイ
ンタをインクリメントする。以下ユーザプログラムは、
転送キューへの転送要求の制御情報の書込みと、転送キ
ュー書込みポインタのインクリメントとを繰り返し行
い、エンキュー処理を終了する。
られている。OS部(あるいはスーパバイザプログラ
ム)は、ユーザプログラムの実行に先立って(あるい
は、プログラムの要求に従って動的に)、NETPA変
換部18(プロセッサ番号変換手段に相当)内のNET
PA変換テーブルにNETPA変換情報を格納する。ユ
ーザプログラムは、転送要求の受信プロセッサ指定(論
理NETPA)、ボディデータ長、送信アドレス、受信
アドレス、送信空間種別、受信空間種別その他の制御情
報(以下転送要求の制御情報という)を、転送キューベ
ースアドレス+転送キュー書込みポインタ×ヘッダ長で
示される主記憶上の位置にパケットヘッダの形式で書き
込む。ユーザプログラムは次に、転送キュー書込みポイ
ンタをインクリメントする。以下ユーザプログラムは、
転送キューへの転送要求の制御情報の書込みと、転送キ
ュー書込みポインタのインクリメントとを繰り返し行
い、エンキュー処理を終了する。
【0027】また、OS部73は、ユーザプログラム7
2の命令を実行する前に、後述するアドレス変換テーブ
ル4の各々のエントリに例えば32ビットのアドレス変
換情報を格納する。
2の命令を実行する前に、後述するアドレス変換テーブ
ル4の各々のエントリに例えば32ビットのアドレス変
換情報を格納する。
【0028】図6に前記転送キューの構成を示す。転送
キュー3は、図6に示すように1パケット分の前記ヘッ
ダを格納している。1パケット分のヘッダは、受信プロ
セッサ指定(論理NETPA、転送先の論理プロセッサ
を識別するための論理プロセッサ番号に相当)、予約
域、プロセスID、転送モード、ボディデータ長、送信
空間ID(送信空間識別番号のこと)、送信アドレス
(転送されるデータに係る情報に相当)、受信空間ID
(受信空間識別番号のこと)、受信アドレス等の情報を
含む。
キュー3は、図6に示すように1パケット分の前記ヘッ
ダを格納している。1パケット分のヘッダは、受信プロ
セッサ指定(論理NETPA、転送先の論理プロセッサ
を識別するための論理プロセッサ番号に相当)、予約
域、プロセスID、転送モード、ボディデータ長、送信
空間ID(送信空間識別番号のこと)、送信アドレス
(転送されるデータに係る情報に相当)、受信空間ID
(受信空間識別番号のこと)、受信アドレス等の情報を
含む。
【0029】「受信プロセッサ指定」は、データを受信
すべき論理プロセッサ番号(論理NETPA)を示す。
「プロセスID」は実行すべきユーザプログラムを構成
する複数のプロセスを識別するための識別番号である。
論理プロセッサは、このプロセスに対応するものであ
り、特定のプロセスを実行するプロセッサを論理プロセ
ッサという。「転送モード」は、データの読み出し
(R)又は書き込み(W)のいずれかを示す。「ボディ
データ長」は、前記ヘッダで指定されるボディデータが
何バイトかを示す。「送信アドレス」は、送信側の主記
憶装置7に記憶された送信すべきデータのアドレスを示
し、受信アドレスは受信側の主記憶装置7に記憶すべき
データのアドレスを示す。「送信空間ID」は、後に詳
しく説明するようにグローバル送信空間とローカル送信
空間とを識別するための識別情報である。「受信空間I
D」は、グローバル受信空間とローカル受信空間とを識
別するための識別情報である。なお、パケットとは、前
記ヘッダとこのヘッダで指定されるボディデータとから
なるものである。
すべき論理プロセッサ番号(論理NETPA)を示す。
「プロセスID」は実行すべきユーザプログラムを構成
する複数のプロセスを識別するための識別番号である。
論理プロセッサは、このプロセスに対応するものであ
り、特定のプロセスを実行するプロセッサを論理プロセ
ッサという。「転送モード」は、データの読み出し
(R)又は書き込み(W)のいずれかを示す。「ボディ
データ長」は、前記ヘッダで指定されるボディデータが
何バイトかを示す。「送信アドレス」は、送信側の主記
憶装置7に記憶された送信すべきデータのアドレスを示
し、受信アドレスは受信側の主記憶装置7に記憶すべき
データのアドレスを示す。「送信空間ID」は、後に詳
しく説明するようにグローバル送信空間とローカル送信
空間とを識別するための識別情報である。「受信空間I
D」は、グローバル受信空間とローカル受信空間とを識
別するための識別情報である。なお、パケットとは、前
記ヘッダとこのヘッダで指定されるボディデータとから
なるものである。
【0030】そして、図6のように、転送キューの転送
に当たって、論理NETPAは後記するように、実NE
TPAに変換され、また、仮想プロセッサ番号が前記予
約域に格納される。ここで仮想プロセッサとは、各プロ
セッサ1−0〜1−(n−1)において実現される仮想
的なプロセッサであり、1つのプロセッサに複数のプロ
セッサとしての機能を実現させるための概念である。す
なわち、上記のようなユーザプログラムの実行単位であ
るプロセスを実行する論理プロセッサは、実際にはいず
れかのプロセッサ(物理プロセッサ)1−0〜1−(n
−1)に割り当てられる。この論理プロセッサを物理プ
ロセッサに割り当てる際は、各物理プロセッサに与えら
れた仮想プロセッサを介して割り当てる。こうすること
により、物理プロセッサの数に拘束されることなく、ユ
ーザプログラムを実行するための論理プロセッサとして
のプロセッサを割り当てることができる。 {命令処理部} 次に、命令処理部8は、主記憶装置7に接続され、主記
憶装置7のプログラムから命令を取り出してその命令を
実行する。
に当たって、論理NETPAは後記するように、実NE
TPAに変換され、また、仮想プロセッサ番号が前記予
約域に格納される。ここで仮想プロセッサとは、各プロ
セッサ1−0〜1−(n−1)において実現される仮想
的なプロセッサであり、1つのプロセッサに複数のプロ
セッサとしての機能を実現させるための概念である。す
なわち、上記のようなユーザプログラムの実行単位であ
るプロセスを実行する論理プロセッサは、実際にはいず
れかのプロセッサ(物理プロセッサ)1−0〜1−(n
−1)に割り当てられる。この論理プロセッサを物理プ
ロセッサに割り当てる際は、各物理プロセッサに与えら
れた仮想プロセッサを介して割り当てる。こうすること
により、物理プロセッサの数に拘束されることなく、ユ
ーザプログラムを実行するための論理プロセッサとして
のプロセッサを割り当てることができる。 {命令処理部} 次に、命令処理部8は、主記憶装置7に接続され、主記
憶装置7のプログラムから命令を取り出してその命令を
実行する。
【0031】また、命令処理部8は、下記に説明する転
送キューベースポインタ部14,転送キュー読出ポイン
タ部15−1、15−2,転送キュー書込ポインタ部1
6−1、16−2の夫々の値の更新又は参照を行う。 {転送処理部}転送処理部10は、主記憶装置7、命令
処理部8に接続され、主記憶装置7とネッワーク2との
間で前記パケットの転送処理を行う。
送キューベースポインタ部14,転送キュー読出ポイン
タ部15−1、15−2,転送キュー書込ポインタ部1
6−1、16−2の夫々の値の更新又は参照を行う。 {転送処理部}転送処理部10は、主記憶装置7、命令
処理部8に接続され、主記憶装置7とネッワーク2との
間で前記パケットの転送処理を行う。
【0032】図10は転送処理部10の構成ブロック図
である。転送処理部10は、ネットワーク転送制御部1
1、主記憶アクセス制御部6、アドレス変換部13、転
送キューベースポインタ部14、転送キュー読出ポイン
タ部15−1、転送キュー書込ポインタ部16−1、転
送キュー読出ポインタ部15−2、転送キュー書込ポイ
ンタ部16−2、データバッファ17、NETPA変換
部18を有している。
である。転送処理部10は、ネットワーク転送制御部1
1、主記憶アクセス制御部6、アドレス変換部13、転
送キューベースポインタ部14、転送キュー読出ポイン
タ部15−1、転送キュー書込ポインタ部16−1、転
送キュー読出ポインタ部15−2、転送キュー書込ポイ
ンタ部16−2、データバッファ17、NETPA変換
部18を有している。
【0033】転送キューベースポインタ部14は、図1
1のように、2つの転送キューベースアドレス部14−
1、14−2に情報を引き渡す。転送キューベースアド
レス部14−1、14−2は、主記憶装置7上の転送キ
ュー3の先頭アドレスを表示するレジスタである。転送
キューベースアドレス部14−1はユーザプログラムに
おけるプロセス0用であり、転送キューベースアドレス
部14−2は、ユーザプログラムにおけるプロセス1用
である。
1のように、2つの転送キューベースアドレス部14−
1、14−2に情報を引き渡す。転送キューベースアド
レス部14−1、14−2は、主記憶装置7上の転送キ
ュー3の先頭アドレスを表示するレジスタである。転送
キューベースアドレス部14−1はユーザプログラムに
おけるプロセス0用であり、転送キューベースアドレス
部14−2は、ユーザプログラムにおけるプロセス1用
である。
【0034】転送キュー読出ポインタ部15−1,15
−2は、ネットワーク転送制御部11が転送キュー3の
どの位置までデータの転送処理を終了したかを表示する
レジスタである。
−2は、ネットワーク転送制御部11が転送キュー3の
どの位置までデータの転送処理を終了したかを表示する
レジスタである。
【0035】転送キュー書込ポインタ部16−1、16
−2は、命令処理部8が転送キュー3のどの位置までア
クセス情報(転送要求)をエンキューしたかを表示する
レジスタである。
−2は、命令処理部8が転送キュー3のどの位置までア
クセス情報(転送要求)をエンキューしたかを表示する
レジスタである。
【0036】ここで、転送キュー読出ポインタ部15−
1,15−2と転送キュー書込ポインタ部16−1、1
6−2は、並列に処理するプロセス対応に2個づつ設け
られている。すなわち、転送キュー読出ポインタ部15
−1、転送キュー書込ポインタ部16−1はユーザプロ
グラムのプロセス0用であり、転送キュー読出ポインタ
部15−2、転送キュー書込ポインタ部16−2はユー
ザプログラムのプロセス1用である。
1,15−2と転送キュー書込ポインタ部16−1、1
6−2は、並列に処理するプロセス対応に2個づつ設け
られている。すなわち、転送キュー読出ポインタ部15
−1、転送キュー書込ポインタ部16−1はユーザプロ
グラムのプロセス0用であり、転送キュー読出ポインタ
部15−2、転送キュー書込ポインタ部16−2はユー
ザプログラムのプロセス1用である。
【0037】データバッファ17は、主記憶装置7とネ
ットワーク2との間でデータの転送を行う場合に一時的
にデータを記憶すると共に、ネットワーク転送制御部1
1と主記憶アクセス制御部6とが必要とする主記憶内装
置7上のデータの読み出し又は書き込みを行う場合に一
時的にデータを記憶する。データバッファに格納された
パケットは、ネットワーク2に送出される。
ットワーク2との間でデータの転送を行う場合に一時的
にデータを記憶すると共に、ネットワーク転送制御部1
1と主記憶アクセス制御部6とが必要とする主記憶内装
置7上のデータの読み出し又は書き込みを行う場合に一
時的にデータを記憶する。データバッファに格納された
パケットは、ネットワーク2に送出される。
【0038】前記NETPA変換部18は、NETWO
RK PORT ADDRESS(プロセッサ番号)に
基づき、プロセッサの切換を行う。NETPA変換部1
8は、図7に示したように、命令処理部からその内容を
書込み可能なNETPA変換テーブル19と、それを検
索する第1及び第2の選択回路25,26で構成され
る。NETPA変換テーブル19は、プロセス0に対応
するプロセス0用NETPA変換テーブル19aと、プ
ロセス1に対応するプロセス1用NETPA変換テーブ
ル19bとで構成される。
RK PORT ADDRESS(プロセッサ番号)に
基づき、プロセッサの切換を行う。NETPA変換部1
8は、図7に示したように、命令処理部からその内容を
書込み可能なNETPA変換テーブル19と、それを検
索する第1及び第2の選択回路25,26で構成され
る。NETPA変換テーブル19は、プロセス0に対応
するプロセス0用NETPA変換テーブル19aと、プ
ロセス1に対応するプロセス1用NETPA変換テーブ
ル19bとで構成される。
【0039】ネットワーク転送制御部11から送られる
論理NETPAによってNETPA変換テーブル19が
検索され、プロセス0用NETPA変換テーブル19a
のENTRYと、プロセス1用NETPA変換テーブル
19bのENTRYとが読みだされる。
論理NETPAによってNETPA変換テーブル19が
検索され、プロセス0用NETPA変換テーブル19a
のENTRYと、プロセス1用NETPA変換テーブル
19bのENTRYとが読みだされる。
【0040】また、第1の選択回路25にネットワーク
転送制御部11で指定された(送信元の)プロセスID
が入力される。第1の選択回路25は、そのプロセスI
Dに従って、2つのENTRY(L,G)の内の一方を
選択する。
転送制御部11で指定された(送信元の)プロセスID
が入力される。第1の選択回路25は、そのプロセスI
Dに従って、2つのENTRY(L,G)の内の一方を
選択する。
【0041】さらに、第2の選択回路26に、NETP
A変換制御信号が入力される。このNETPA制御信号
に従って、第1の選択回路10の出力(NETPA変換
済出力)と、論理NETPA(無変換のNETPA)と
の一方が、第2の選択回路26で選択される。すなわ
ち、NETPA制御信号が変換指示を示しているとき、
第1の選択回路25の出力(NETPA変換済出力)が
選択され、NETPA制御信号が変換指示を示していな
いとき、論理NETPA(無変換のNETPA)が選択
される。これが宛先のNETPAおよび、受信プロセッ
サ内の、仮想プロセスIDとして使用される。
A変換制御信号が入力される。このNETPA制御信号
に従って、第1の選択回路10の出力(NETPA変換
済出力)と、論理NETPA(無変換のNETPA)と
の一方が、第2の選択回路26で選択される。すなわ
ち、NETPA制御信号が変換指示を示しているとき、
第1の選択回路25の出力(NETPA変換済出力)が
選択され、NETPA制御信号が変換指示を示していな
いとき、論理NETPA(無変換のNETPA)が選択
される。これが宛先のNETPAおよび、受信プロセッ
サ内の、仮想プロセスIDとして使用される。
【0042】ネットワーク転送制御部11は、命令処理
部8からの指令によって起動し、その状態で転送要求の
エンキューを待っている。そして、プロセス1またはプ
ロセス0の転送キュー読出ポインタ部15−1,15−
2の読出ポインタ値と転送キュー書込ポインタ部16−
1,16−2の書込ポインタ値とが一致しなくなったと
き、未処理の転送要求があるものと見做してデータ転送
処理を開始する。また、ネットワーク転送制御部11
は、転送すべきパケットのヘッダとボディデータとを読
み出すために主記憶アクセス制御部6に主記憶アクセス
要求を発行する。
部8からの指令によって起動し、その状態で転送要求の
エンキューを待っている。そして、プロセス1またはプ
ロセス0の転送キュー読出ポインタ部15−1,15−
2の読出ポインタ値と転送キュー書込ポインタ部16−
1,16−2の書込ポインタ値とが一致しなくなったと
き、未処理の転送要求があるものと見做してデータ転送
処理を開始する。また、ネットワーク転送制御部11
は、転送すべきパケットのヘッダとボディデータとを読
み出すために主記憶アクセス制御部6に主記憶アクセス
要求を発行する。
【0043】主記憶アクセス制御部6は、ネットワーク
転送制御部11からの主記憶アクセス要求によって主記
憶装置7に対してアクセスを行い、主記憶装置7とデー
タバッファ17との間のパケットの転送を制御する。
転送制御部11からの主記憶アクセス要求によって主記
憶装置7に対してアクセスを行い、主記憶装置7とデー
タバッファ17との間のパケットの転送を制御する。
【0044】すなわち、主記憶アクセス制御部は、転送
キューベースアドレスと転送キュー読出しポインタとか
ら、最も古い未処理の転送要求のパケットヘッダの主記
憶上のアドレスを計算し、アドレス変換部を経由して主
記憶に対して読み出しアクセスを発行する。主記憶から
パケットヘッダが読み出されて来ると主記憶アクセス制
御部はこれをデータバッファへ格納するとともに、ネッ
トワーク転送制御部にパケットヘッダの読み出し終了を
通知する。
キューベースアドレスと転送キュー読出しポインタとか
ら、最も古い未処理の転送要求のパケットヘッダの主記
憶上のアドレスを計算し、アドレス変換部を経由して主
記憶に対して読み出しアクセスを発行する。主記憶から
パケットヘッダが読み出されて来ると主記憶アクセス制
御部はこれをデータバッファへ格納するとともに、ネッ
トワーク転送制御部にパケットヘッダの読み出し終了を
通知する。
【0045】アドレス変換部13は、ヘッダ内で指定さ
れた主記憶装置7のアクセスのための空間IDの値に基
づきアドレス変換を行い、主記憶装置7に対するアクセ
スアドレスを発行する。
れた主記憶装置7のアクセスのための空間IDの値に基
づきアドレス変換を行い、主記憶装置7に対するアクセ
スアドレスを発行する。
【0046】図14はアドレス変換部13の構成ブロッ
ク図である。アドレス変換部13は、仮想アドレス(論
理アドレス)を実アドレス(物理アドレス)に変換する
ものであり、アドレス変換テーブル4、選択回路23、
選択回路24を有している。
ク図である。アドレス変換部13は、仮想アドレス(論
理アドレス)を実アドレス(物理アドレス)に変換する
ものであり、アドレス変換テーブル4、選択回路23、
選択回路24を有している。
【0047】アドレス変換テーブル4は、ローカルアド
レス変換テーブル4a、グローバルアドレス変換テーブ
ル4bを有している。ローカルアドレス変換テーブル4
aは、送信空間IDが”0”に対応しており、各々のプ
ロセッサの固有の空間であるローカル空間をアクセスす
るために仮想アドレスから実アドレスに変換するテーブ
ルである。グローバルアドレス変換テーブル4bは、送
信空間IDが”1”に対応しており、プロセッサ間の共
用空間として用いられるグローバル空間をアクセスする
ために仮想アドレスから実アドレスに変換するテーブル
である。
レス変換テーブル4a、グローバルアドレス変換テーブ
ル4bを有している。ローカルアドレス変換テーブル4
aは、送信空間IDが”0”に対応しており、各々のプ
ロセッサの固有の空間であるローカル空間をアクセスす
るために仮想アドレスから実アドレスに変換するテーブ
ルである。グローバルアドレス変換テーブル4bは、送
信空間IDが”1”に対応しており、プロセッサ間の共
用空間として用いられるグローバル空間をアクセスする
ために仮想アドレスから実アドレスに変換するテーブル
である。
【0048】前記ローカルアドレス変換テーブル4aと
グローバルアドレス変換テーブル4bは、仮想アドレス
のビット数に対応した複数のエントリを有している。図
13にアドレス変換テーブル4の変換過程を示す。図1
3に示す例では、例えば仮想アドレスが32ビットのう
ち、変換テーブル検索にビット04から08の5ビット
の情報を用いる。変換テーブル4a,4bは前記5ビッ
ト情報に対応して00から31までの32エントリを有
する。アドレス変換テーブル4は、主記憶アクセス制御
部6から送られてくる仮想アドレスの値に応じて、ロー
カルアドレス変換テーブル4aのエントリとグローバル
アドレス変換テーブル4bのエントリとを選択する。
グローバルアドレス変換テーブル4bは、仮想アドレス
のビット数に対応した複数のエントリを有している。図
13にアドレス変換テーブル4の変換過程を示す。図1
3に示す例では、例えば仮想アドレスが32ビットのう
ち、変換テーブル検索にビット04から08の5ビット
の情報を用いる。変換テーブル4a,4bは前記5ビッ
ト情報に対応して00から31までの32エントリを有
する。アドレス変換テーブル4は、主記憶アクセス制御
部6から送られてくる仮想アドレスの値に応じて、ロー
カルアドレス変換テーブル4aのエントリとグローバル
アドレス変換テーブル4bのエントリとを選択する。
【0049】また、各々の変換テーブル4a,4bの各
々のエントリには、図15に示すように4ビットにセク
ションアドレスS、無効ビットI,アクセス保護ビット
P,実アドレスの9ビットの情報が格納されている。実
アドレスは仮想アドレスをアドレス変換した後のアドレ
スの上位9ビットを表している。
々のエントリには、図15に示すように4ビットにセク
ションアドレスS、無効ビットI,アクセス保護ビット
P,実アドレスの9ビットの情報が格納されている。実
アドレスは仮想アドレスをアドレス変換した後のアドレ
スの上位9ビットを表している。
【0050】ここで、セクションアドレスの4ビットは
主記憶アクセス制御部6から入力されてくる仮想アドレ
スの上位4ビットと比較するために用いる。このとき、
仮想アドレスがセクションアドレスに一致する場合には
主記憶装置7に対するアクセスが行われ、仮想アドレス
がセクションアドレスに一致しない場合に例外を検出す
る。
主記憶アクセス制御部6から入力されてくる仮想アドレ
スの上位4ビットと比較するために用いる。このとき、
仮想アドレスがセクションアドレスに一致する場合には
主記憶装置7に対するアクセスが行われ、仮想アドレス
がセクションアドレスに一致しない場合に例外を検出す
る。
【0051】無効ビットIにデータの書き込み及び読み
出しが無効であることを示す無効ビット”1”がセット
された場合には、エントリに対応する記憶領域にアクセ
スすると例外を検出し、無効ビット”0”がセットされ
た場合には、データの書き込み及び読み出しを行う。
出しが無効であることを示す無効ビット”1”がセット
された場合には、エントリに対応する記憶領域にアクセ
スすると例外を検出し、無効ビット”0”がセットされ
た場合には、データの書き込み及び読み出しを行う。
【0052】アクセス保護ビットPにビット”0”をセ
ットした場合、エントリに対応する領域に読み出しアク
セスを行うとデータの読み出しを行い、ビット”1”を
セットした場合、書き込みアクセスを行うと例外を検出
する。
ットした場合、エントリに対応する領域に読み出しアク
セスを行うとデータの読み出しを行い、ビット”1”を
セットした場合、書き込みアクセスを行うと例外を検出
する。
【0053】アドレス変換テーブル4は、変換テーブル
4a,4bのエントリの内、仮想アドレスに対応するエ
ントリの32ビットの情報に例外が検出されない場合に
は、そのエントリの実アドレス,SA,P,Iの情報を
選択回路5に出力する。
4a,4bのエントリの内、仮想アドレスに対応するエ
ントリの32ビットの情報に例外が検出されない場合に
は、そのエントリの実アドレス,SA,P,Iの情報を
選択回路5に出力する。
【0054】選択回路5は、前記転送キュー3内のヘッ
ダで指定された空間IDを主記憶アクセス制御部6を通
して入力し、この空間IDに応じてローカルアドレス変
換テーブル4aとグローバルアドレス変換テーブル4b
とのいずれか一方の変換テーブルを選択する。
ダで指定された空間IDを主記憶アクセス制御部6を通
して入力し、この空間IDに応じてローカルアドレス変
換テーブル4aとグローバルアドレス変換テーブル4b
とのいずれか一方の変換テーブルを選択する。
【0055】選択回路24は、アドレス変換制御信号を
入力し、このアドレス変換制御信号に応じて選択回路5
からの変換アドレスと主記憶アクセス制御部6からの仮
想アドレスとのいずれか一方を選択する。この選択回路
24で選択された選択アドレスは、主記憶装置7をアク
セスする際の実アドレスとして用いられる。図24はア
ドレス変換部13の処理フローである。
入力し、このアドレス変換制御信号に応じて選択回路5
からの変換アドレスと主記憶アクセス制御部6からの仮
想アドレスとのいずれか一方を選択する。この選択回路
24で選択された選択アドレスは、主記憶装置7をアク
セスする際の実アドレスとして用いられる。図24はア
ドレス変換部13の処理フローである。
【0056】図21は書き込みアクセスの動作を示す構
成図である。図22は読み出しアクセスの動作を示す構
成図である。図21に示すように例えばプロセッサ1ー
0からプロセッサ1ー3に対してデータの書き込みアク
セスを行う場合には、次のように処理が行われる。命令
処理部8ー0が転送処理部10ー0に主記憶装置7ー0
のデータの転送処理を指示すると、転送処理部10ー0
は、主記憶装置7ー0から最初にヘッダを読み出し、次
にボディデータを読み出してパケットでネットワーク2
に転送する。次に、転送処理部10ー3がパケットを主
記憶装置7ー3に書き込む。
成図である。図22は読み出しアクセスの動作を示す構
成図である。図21に示すように例えばプロセッサ1ー
0からプロセッサ1ー3に対してデータの書き込みアク
セスを行う場合には、次のように処理が行われる。命令
処理部8ー0が転送処理部10ー0に主記憶装置7ー0
のデータの転送処理を指示すると、転送処理部10ー0
は、主記憶装置7ー0から最初にヘッダを読み出し、次
にボディデータを読み出してパケットでネットワーク2
に転送する。次に、転送処理部10ー3がパケットを主
記憶装置7ー3に書き込む。
【0057】次に、図22に示すように例えばプロセッ
サ1ー0からプロセッサ1ー3に対してデータの読み出
し応答アクセスを行う場合には、次のように処理が行わ
れる。命令処理部8ー0が転送処理部10ー0に主記憶
装置7ー3のデータの転送処理を指示すると、転送処理
部10ー0は、どのデータを読み出すべきかを示す読み
出しリクエストとして少量のヘッダとボディデータを転
送処理部10ー3に送る。
サ1ー0からプロセッサ1ー3に対してデータの読み出
し応答アクセスを行う場合には、次のように処理が行わ
れる。命令処理部8ー0が転送処理部10ー0に主記憶
装置7ー3のデータの転送処理を指示すると、転送処理
部10ー0は、どのデータを読み出すべきかを示す読み
出しリクエストとして少量のヘッダとボディデータを転
送処理部10ー3に送る。
【0058】次に、転送処理部10ー3は、リクエスト
のヘッダにより主記憶装置7ー3からヘッダ及びボディ
データからなるパケットを読み出することにより読み出
し応答する。次に、転送処理部10ー0がパケットを主
記憶装置7ー0に書き込む。
のヘッダにより主記憶装置7ー3からヘッダ及びボディ
データからなるパケットを読み出することにより読み出
し応答する。次に、転送処理部10ー0がパケットを主
記憶装置7ー0に書き込む。
【0059】次に、ネットワーク転送制御部11は、図
11に示すように送信プロセッサと受信プロセッサの相
互の空間間のデータの書き込み又は読み出し応答の許可
を制御するLL許可制御部30を有している。図16は
LL許可制御部の構成ブロック図である。LL許可フラ
グ部34は、送信プロセッサのローカル空間と受信プロ
セッサのローカル空間との間のデータの書き込み又は読
み出し応答を許可するLL許可フラグ”1”又はローカ
ル間のデータの書き込み又は読み出し応答を不許可にす
るLL許可フラグ”0”を発生する。
11に示すように送信プロセッサと受信プロセッサの相
互の空間間のデータの書き込み又は読み出し応答の許可
を制御するLL許可制御部30を有している。図16は
LL許可制御部の構成ブロック図である。LL許可フラ
グ部34は、送信プロセッサのローカル空間と受信プロ
セッサのローカル空間との間のデータの書き込み又は読
み出し応答を許可するLL許可フラグ”1”又はローカ
ル間のデータの書き込み又は読み出し応答を不許可にす
るLL許可フラグ”0”を発生する。
【0060】書込LL不許可テーブル31は、LL許可
フラグ”0”に対応しており、送信プロセッサの空間と
受信プロセッサの空間の相互間でデータの書き込みの許
可又は不許可を登録したものである。図17に示すよう
に書込LL不許可テーブル31は、受信プロセッサに有
する空間がローカル空間である場合には、データの書き
込みを不許可としている。
フラグ”0”に対応しており、送信プロセッサの空間と
受信プロセッサの空間の相互間でデータの書き込みの許
可又は不許可を登録したものである。図17に示すよう
に書込LL不許可テーブル31は、受信プロセッサに有
する空間がローカル空間である場合には、データの書き
込みを不許可としている。
【0061】読出LL不許可テーブル32は、LL許可
フラグ”0”に対応しており、送信プロセッサの空間と
受信プロセッサの空間の相互間でデータの読み出し応答
の許可又は不許可を登録したものである。図18に示す
ように読出LL不許可テーブル32は、送信プロセッサ
に有する空間がローカル空間である場合には、データの
読み出しを不許可としている。
フラグ”0”に対応しており、送信プロセッサの空間と
受信プロセッサの空間の相互間でデータの読み出し応答
の許可又は不許可を登録したものである。図18に示す
ように読出LL不許可テーブル32は、送信プロセッサ
に有する空間がローカル空間である場合には、データの
読み出しを不許可としている。
【0062】LL許可テーブル33は、LL許可フラ
グ”1”に対応しており、送信プロセッサの空間と受信
プロセッサの空間の相互間でデータの書き込み及び読み
出し応答のいずれにおいても許可を登録したものであ
る。図19に示すようにLL許可テーブル33は、送信
プロセッサの空間と受信プロセッサの空間とがグローバ
ル空間,ローカル空間に関係なくデータの書き込み及び
読み出しを許可している。
グ”1”に対応しており、送信プロセッサの空間と受信
プロセッサの空間の相互間でデータの書き込み及び読み
出し応答のいずれにおいても許可を登録したものであ
る。図19に示すようにLL許可テーブル33は、送信
プロセッサの空間と受信プロセッサの空間とがグローバ
ル空間,ローカル空間に関係なくデータの書き込み及び
読み出しを許可している。
【0063】LL許可判定部35は、LL許可フラグ部
34からのLL許可フラグと書き込み又は読み出し応答
の転送モード,送信空間ID,受信空間IDとを参照し
ていずれかのテーブル31,32,33を選択し、空間
間のデータ転送の許可を判定する。 <実施例の動作>次に、図面を参照して実施例の動作を
説明する。図23は実施例の処理を示す処理フローであ
る。OS部73は、ユーザプログラム72の命令の実行
に先だって、あるいは、プログラムの要求に従って、N
ETPA変換部内のNETPA変換テーブルにNETP
A変換情報を格納する(ステップ200)。
34からのLL許可フラグと書き込み又は読み出し応答
の転送モード,送信空間ID,受信空間IDとを参照し
ていずれかのテーブル31,32,33を選択し、空間
間のデータ転送の許可を判定する。 <実施例の動作>次に、図面を参照して実施例の動作を
説明する。図23は実施例の処理を示す処理フローであ
る。OS部73は、ユーザプログラム72の命令の実行
に先だって、あるいは、プログラムの要求に従って、N
ETPA変換部内のNETPA変換テーブルにNETP
A変換情報を格納する(ステップ200)。
【0064】また、同様に、アドレス変換テーブル4の
各々のエントリにアドレス変換情報を格納する(ステッ
プ201)。ユーザプログラム72の命令を実行する命
令処理部8は、データ転送要求のためのアクセス情報と
して、受信プロセッサ指定,ボディデータ長,送信アド
レス,受信アドレス,送信空間種別,受信空間種別その
他の情報を、図6に示すように主記憶装置7内の転送キ
ュー3にパケットのヘッダ形式で書き込む(ステップ2
02)。ここで、主記憶装置7内の転送キュー3の位置
は、次式で表される。
各々のエントリにアドレス変換情報を格納する(ステッ
プ201)。ユーザプログラム72の命令を実行する命
令処理部8は、データ転送要求のためのアクセス情報と
して、受信プロセッサ指定,ボディデータ長,送信アド
レス,受信アドレス,送信空間種別,受信空間種別その
他の情報を、図6に示すように主記憶装置7内の転送キ
ュー3にパケットのヘッダ形式で書き込む(ステップ2
02)。ここで、主記憶装置7内の転送キュー3の位置
は、次式で表される。
【0065】位置=転送キューベースアドレス+転送キ
ュー書込ポインタ×ヘッダ長 次に、ユーザプログラム72の命令を実行する命令処理
部8は、転送キュー書込ポインタ部16−1,16−2
の書込ポインタ値をインクリメントする(ステップ20
3)。
ュー書込ポインタ×ヘッダ長 次に、ユーザプログラム72の命令を実行する命令処理
部8は、転送キュー書込ポインタ部16−1,16−2
の書込ポインタ値をインクリメントする(ステップ20
3)。
【0066】以下、ユーザプログラム72の命令を実行
する命令処理部8は、転送キュー3への転送要求のアク
セス情報の書き込みと転送キュー書込ポインタ部16−
1,16−2の書込ポインタ値のインクリメントとを繰
り返し行い、転送キュー3への書込処理(エンキュー処
理)を終了したか否かを判定する(ステップ204)。
する命令処理部8は、転送キュー3への転送要求のアク
セス情報の書き込みと転送キュー書込ポインタ部16−
1,16−2の書込ポインタ値のインクリメントとを繰
り返し行い、転送キュー3への書込処理(エンキュー処
理)を終了したか否かを判定する(ステップ204)。
【0067】ネットワーク転送制御部11は、命令処理
部8からの指示によって起動し、転送要求のエンキュー
処理の終了を待つ。次に、ネットワーク転送制御部11
は、命令処理部8がエンキュー処理を終了した場合に転
送キュー読出ポインタの値が転送キュー書込ポインタの
値に一致するか否かを判定する(ステップ205)。
部8からの指示によって起動し、転送要求のエンキュー
処理の終了を待つ。次に、ネットワーク転送制御部11
は、命令処理部8がエンキュー処理を終了した場合に転
送キュー読出ポインタの値が転送キュー書込ポインタの
値に一致するか否かを判定する(ステップ205)。
【0068】ここで、転送キュー読出ポインタの値が転
送キュー書込ポインタの値に一致しない場合に、ネット
ワーク転送制御部11は、未処理の転送要求があるとし
て転送処理を開始し、転送パケットのヘッダの読み出し
のために主記憶アクセス制御部6に主記憶アクセス要求
を発行する。
送キュー書込ポインタの値に一致しない場合に、ネット
ワーク転送制御部11は、未処理の転送要求があるとし
て転送処理を開始し、転送パケットのヘッダの読み出し
のために主記憶アクセス制御部6に主記憶アクセス要求
を発行する。
【0069】すると、主記憶アクセス制御部6は、転送
キューベースアドレスと転送キュー読み出しポインタと
に基づき最も古い未処理の転送要求のパケットヘッダに
対する主記憶装置7上のアドレスを計算し、アドレス変
換部13を介して主記憶装置7の転送キュー3に対し読
み出しアクセスを発行する。
キューベースアドレスと転送キュー読み出しポインタと
に基づき最も古い未処理の転送要求のパケットヘッダに
対する主記憶装置7上のアドレスを計算し、アドレス変
換部13を介して主記憶装置7の転送キュー3に対し読
み出しアクセスを発行する。
【0070】パケットヘッダが主記憶装置7の転送キュ
ー3から読み出されると、主記憶装置アクセス制御部1
2はパケットヘッダをデータバッファ17に格納すると
ともに、ネットワーク転送制御部11にパケットヘッダ
の読み出し終了を通知する(ステップ206)。
ー3から読み出されると、主記憶装置アクセス制御部1
2はパケットヘッダをデータバッファ17に格納すると
ともに、ネットワーク転送制御部11にパケットヘッダ
の読み出し終了を通知する(ステップ206)。
【0071】ネットワーク転送制御部は、パケットヘッ
ダ内の論理NETPAを読み出し、送信元ユーザプロセ
スIDとともに、NETPA変換部へ送出する(ステッ
プ206−1)。NETPA変換部では、送信元ユーザ
プロセスID対応の変換テーブルを参照してNETPA
変換を行なう(ステップ206−2)。例えば、図10
において、ユーザプロセスIDが0で、論理NETPA
が002である場合、図10の左のテーブルが参照さ
れ、論理NETPA対応の実NETPAと、INVAL
IDビットの内容と、受信プロセッサ側仮想プロセッサ
IDとが出力される。
ダ内の論理NETPAを読み出し、送信元ユーザプロセ
スIDとともに、NETPA変換部へ送出する(ステッ
プ206−1)。NETPA変換部では、送信元ユーザ
プロセスID対応の変換テーブルを参照してNETPA
変換を行なう(ステップ206−2)。例えば、図10
において、ユーザプロセスIDが0で、論理NETPA
が002である場合、図10の左のテーブルが参照さ
れ、論理NETPA対応の実NETPAと、INVAL
IDビットの内容と、受信プロセッサ側仮想プロセッサ
IDとが出力される。
【0072】ここで、INVALIDビット(物理プロ
セッサ有効ビットまたは仮想プロセッサ有効ビットに相
当)の内容を検出し(ステップ206−3)INVAL
IDビットが“1”であれば、ネットワーク転送処理部
は例外を検出して命令処理部に割り込んでその旨を通知
する(ステップ206−4)。
セッサ有効ビットまたは仮想プロセッサ有効ビットに相
当)の内容を検出し(ステップ206−3)INVAL
IDビットが“1”であれば、ネットワーク転送処理部
は例外を検出して命令処理部に割り込んでその旨を通知
する(ステップ206−4)。
【0073】INVALIDビットが“0”であれば転
送可能と判断して、実NETPA(実受信プロセッサ指
定)とDUPID(受信プロセッサ内仮想プロセッサ番
号)を、データバッファ内のヘッダ部分に書き込む(ス
テップ206−5)。
送可能と判断して、実NETPA(実受信プロセッサ指
定)とDUPID(受信プロセッサ内仮想プロセッサ番
号)を、データバッファ内のヘッダ部分に書き込む(ス
テップ206−5)。
【0074】これにより、転送キューは図の右のように
なる。引き続きネットワーク転送処理部は、主記憶アク
セス部にボディ転送処理を依頼する。主記憶アクセス部
は、送信アドレス、受信アドレス等の転送のための制御
情報を取り出してパケットボディのアドレスを計算し、
アドレス変換部を経由して主記憶に対して読み出しアク
セスを発行する。主記憶からパケットボディが順次読み
出されて来ると主記憶アクセス制御部はこれを順次デー
タバッファへ格納するとともに、ネットワーク転送制御
部にパケットボディの読み出し量を順次通知する。ネッ
トワーク転送制御部はデータバッファからネットワーク
へパケットヘッダを送出したのち、主記憶アクセス制御
部からパケットボディの読み出し量を順次通知される
と、データバッファに格納された分のパケットボディを
順次ネットワークへ送出する。こうしてネットワークへ
のパケットの送出を終えると、ネットワーク転送制御部
は転送キュー読出しポインタをインクリメントする。引
き続いてネットワーク転送制御部は転送キュー読出しポ
インタと転送キュー書込みポインタの値を検査し、未処
理の転送要求が残っていれば次の転送処理を開始する。
この転送処理を、転送キュー読出しポインタと転送キュ
ー書込みポインタの値が等しくなるまで繰り返す。転送
処理の間、物理プロセッサは、命令処理部に従って、他
のプロセスを実行する。
なる。引き続きネットワーク転送処理部は、主記憶アク
セス部にボディ転送処理を依頼する。主記憶アクセス部
は、送信アドレス、受信アドレス等の転送のための制御
情報を取り出してパケットボディのアドレスを計算し、
アドレス変換部を経由して主記憶に対して読み出しアク
セスを発行する。主記憶からパケットボディが順次読み
出されて来ると主記憶アクセス制御部はこれを順次デー
タバッファへ格納するとともに、ネットワーク転送制御
部にパケットボディの読み出し量を順次通知する。ネッ
トワーク転送制御部はデータバッファからネットワーク
へパケットヘッダを送出したのち、主記憶アクセス制御
部からパケットボディの読み出し量を順次通知される
と、データバッファに格納された分のパケットボディを
順次ネットワークへ送出する。こうしてネットワークへ
のパケットの送出を終えると、ネットワーク転送制御部
は転送キュー読出しポインタをインクリメントする。引
き続いてネットワーク転送制御部は転送キュー読出しポ
インタと転送キュー書込みポインタの値を検査し、未処
理の転送要求が残っていれば次の転送処理を開始する。
この転送処理を、転送キュー読出しポインタと転送キュ
ー書込みポインタの値が等しくなるまで繰り返す。転送
処理の間、物理プロセッサは、命令処理部に従って、他
のプロセスを実行する。
【0075】ところで、転送処理に当たっては、以下の
ような制御がなされる。主記憶アクセス制御部6はデー
タバッファ17に記憶されたヘッダから転送モード,送
信空間ID,受信空間IDを読み出す。ネットワーク転
送制御部11に設けられたLL許可制御部30は、転送
モード,送信空間ID,受信空間IDとLL許可フラグ
とを参照し、テーブル31〜33に従ってデータ転送を
許可すべきかの処理を行う。(ステップ207)。
ような制御がなされる。主記憶アクセス制御部6はデー
タバッファ17に記憶されたヘッダから転送モード,送
信空間ID,受信空間IDを読み出す。ネットワーク転
送制御部11に設けられたLL許可制御部30は、転送
モード,送信空間ID,受信空間IDとLL許可フラグ
とを参照し、テーブル31〜33に従ってデータ転送を
許可すべきかの処理を行う。(ステップ207)。
【0076】図18はLL許可判定部35の処理フロー
である。LL許可判定部35は、LL許可フラグ部34
からのLL許可フラグが”0”か否かを判定する(ステ
ップ301)。ここで、LL許可フラグが”0”である
場合には、LL許可判定部35は、転送モードが書き込
み(W)か否かを判定する(ステップ302)。
である。LL許可判定部35は、LL許可フラグ部34
からのLL許可フラグが”0”か否かを判定する(ステ
ップ301)。ここで、LL許可フラグが”0”である
場合には、LL許可判定部35は、転送モードが書き込
み(W)か否かを判定する(ステップ302)。
【0077】ここで、転送モードが書き込み(W)であ
る場合には、受信空間IDがグローバル空間であるか否
かを判定する(ステップ303)。受信空間IDがグロ
ーバル空間である場合には、書込LL不許可テーブル3
1を参照して受信プロセッサにデータの書き込みを許可
する(ステップ304)。
る場合には、受信空間IDがグローバル空間であるか否
かを判定する(ステップ303)。受信空間IDがグロ
ーバル空間である場合には、書込LL不許可テーブル3
1を参照して受信プロセッサにデータの書き込みを許可
する(ステップ304)。
【0078】一方、受信空間IDがローカル空間である
場合には、書込LL不許可テーブル31を参照して受信
プロセッサにデータの書き込みを不許可にする(ステッ
プ305)。
場合には、書込LL不許可テーブル31を参照して受信
プロセッサにデータの書き込みを不許可にする(ステッ
プ305)。
【0079】また、転送モードが読み出し応答(R)で
あるか否かを判定し(ステップ306)、転送モードが
読み出し応答(R)である場合には、送信空間IDがグ
ローバル空間であるか否かを判定する(ステップ30
7)。
あるか否かを判定し(ステップ306)、転送モードが
読み出し応答(R)である場合には、送信空間IDがグ
ローバル空間であるか否かを判定する(ステップ30
7)。
【0080】ここで、送信空間IDがグローバル空間で
ある場合には、読出LL不許可テーブル32を参照して
送信プロセッサにデータの読み出しを許可する(ステッ
プ308)。
ある場合には、読出LL不許可テーブル32を参照して
送信プロセッサにデータの読み出しを許可する(ステッ
プ308)。
【0081】一方、送信空間IDがローカル空間である
場合には、読出LL不許可テーブル32を参照して送信
プロセッサにデータの読み出しを不許可にする(ステッ
プ309)。なお、転送モードが読み出し応答(R)で
ない場合には、送信プロセッサにデータの読み出しを許
可する(ステップ310)。
場合には、読出LL不許可テーブル32を参照して送信
プロセッサにデータの読み出しを不許可にする(ステッ
プ309)。なお、転送モードが読み出し応答(R)で
ない場合には、送信プロセッサにデータの読み出しを許
可する(ステップ310)。
【0082】このようにローカル空間は、通常では、デ
ータの書き込み先または読み出し応答の書き込み先とし
て指定されないので、LL許可フラグを ”0” にセ
ットする。従って、データ転送が指示された場合には、
例外を発生することにより故意又はプログラムの過誤に
よる空間の破壊から保護することができる。
ータの書き込み先または読み出し応答の書き込み先とし
て指定されないので、LL許可フラグを ”0” にセ
ットする。従って、データ転送が指示された場合には、
例外を発生することにより故意又はプログラムの過誤に
よる空間の破壊から保護することができる。
【0083】一方、LL許可フラグが ”1” である
場合には、LL許可テーブル33を参照してデータの書
き込み及び読み出しを許可する(ステップ311)。プ
ログラムを最適化することによりデータ処理を高速に実
行する場合には、ローカル空間とローカル空間とのデー
タ転送を禁止するという制約が妨げになる場合がある。
この場合には、LL許可フラグを ”1” とすること
によりローカル空間とローカル空間との転送を行う。こ
れにより、データ転送オーバヘッドが削除され、プログ
ラムを高速に実行することができる。
場合には、LL許可テーブル33を参照してデータの書
き込み及び読み出しを許可する(ステップ311)。プ
ログラムを最適化することによりデータ処理を高速に実
行する場合には、ローカル空間とローカル空間とのデー
タ転送を禁止するという制約が妨げになる場合がある。
この場合には、LL許可フラグを ”1” とすること
によりローカル空間とローカル空間との転送を行う。こ
れにより、データ転送オーバヘッドが削除され、プログ
ラムを高速に実行することができる。
【0084】そして、許可判定部35によりデータの転
送が不許可とされた場合には、ネットワーク転送制御部
11はデータの転送を抑止し、命令処理部8に割り込ん
でその旨を通知する。
送が不許可とされた場合には、ネットワーク転送制御部
11はデータの転送を抑止し、命令処理部8に割り込ん
でその旨を通知する。
【0085】一方、許可判定部35によりデータの転送
が許可された場合には、さらに、送信アドレス,受信ア
ドレス等の転送のためのアクセス情報を取り出してパケ
ットのボディデータのアドレスを計算し、アドレス変換
部13を通して主記憶装置7に対して読み出しアクセス
を発行する。
が許可された場合には、さらに、送信アドレス,受信ア
ドレス等の転送のためのアクセス情報を取り出してパケ
ットのボディデータのアドレスを計算し、アドレス変換
部13を通して主記憶装置7に対して読み出しアクセス
を発行する。
【0086】このとき、アドレス変換部13は、図10
に示すような処理を行う。主記憶アクセス制御部6から
仮想アドレスを入力する(ステップ401)。次に、仮
想アドレスに基づきローカルアドレス変換テーブル4a
のエントリとグローバルアドレス変換テーブル4bのエ
ントリとを検索する(ステップ402)。
に示すような処理を行う。主記憶アクセス制御部6から
仮想アドレスを入力する(ステップ401)。次に、仮
想アドレスに基づきローカルアドレス変換テーブル4a
のエントリとグローバルアドレス変換テーブル4bのエ
ントリとを検索する(ステップ402)。
【0087】次に、選択回路24は、仮想アドレスから
実アドレスに変換すべき否かを示すアドレス変換制御信
号を入力し、このアドレス変換制御信号に応じて選択回
路5からの変換アドレスと主記憶アクセス制御部6から
の仮想アドレスとのいずれか一方を選択する(ステップ
403)。この選択されたアドレスが主記憶装置7をア
クセスする際の実アドレスとなる。
実アドレスに変換すべき否かを示すアドレス変換制御信
号を入力し、このアドレス変換制御信号に応じて選択回
路5からの変換アドレスと主記憶アクセス制御部6から
の仮想アドレスとのいずれか一方を選択する(ステップ
403)。この選択されたアドレスが主記憶装置7をア
クセスする際の実アドレスとなる。
【0088】さらに、選択されたアドレスが仮想アドレ
スか否かを判定する(ステップ404)。ここで、選択
されたアドレスが仮想アドレスでない場合には、処理を
終了する。
スか否かを判定する(ステップ404)。ここで、選択
されたアドレスが仮想アドレスでない場合には、処理を
終了する。
【0089】一方、選択されたアドレスが仮想アドレス
である場合には、アドレス変換テーブル4は、変換テー
ブル4a,4bのうち、そのエントリに対応する実アド
レス,P,I,SAを選択回路5に出力する(ステップ
405)。
である場合には、アドレス変換テーブル4は、変換テー
ブル4a,4bのうち、そのエントリに対応する実アド
レス,P,I,SAを選択回路5に出力する(ステップ
405)。
【0090】次に、選択回路5は、主記憶アクセス制御
部6からの空間IDに応じてローカルアドレス変換テー
ブル4aとグローバルアドレス変換テーブル4bとのい
ずれか一方の変換テーブルを選択する(ステップ40
6)。
部6からの空間IDに応じてローカルアドレス変換テー
ブル4aとグローバルアドレス変換テーブル4bとのい
ずれか一方の変換テーブルを選択する(ステップ40
6)。
【0091】さらに、例えば仮想アドレスの上位4ビッ
トとセクションアドレスの4ビットとが一致するか否か
を判定する(ステップ407)。ここで、仮想アドレス
がセクションアドレスに一致しない場合には主記憶装置
7のアクセス例外を検出する(ステップ408)。
トとセクションアドレスの4ビットとが一致するか否か
を判定する(ステップ407)。ここで、仮想アドレス
がセクションアドレスに一致しない場合には主記憶装置
7のアクセス例外を検出する(ステップ408)。
【0092】次に、仮想アドレスとセクションアドレス
とが一致する場合には、次に無効ビットが”1”か否か
を判定する(ステップ409)。ここで、無効ビット
が”1”である場合にはデータの書き込み及び読み出し
の例外を検出する(ステップ408)。
とが一致する場合には、次に無効ビットが”1”か否か
を判定する(ステップ409)。ここで、無効ビット
が”1”である場合にはデータの書き込み及び読み出し
の例外を検出する(ステップ408)。
【0093】次に、無効ビットが”0”である場合に
は、アクセス保護ビットPがビット”1”か否かを判定
する(ステップ410)。ここで、アクセス保護ビット
が”1”である場合には、書き込みアクセスを行うと例
外を検出することになる(ステップ408)。
は、アクセス保護ビットPがビット”1”か否かを判定
する(ステップ410)。ここで、アクセス保護ビット
が”1”である場合には、書き込みアクセスを行うと例
外を検出することになる(ステップ408)。
【0094】次に、アクセス保護ビットが”0”である
場合には、エントリに対応する領域に読み出しアクセス
を行うとデータの読み出しを行い、処理を終了する。こ
こで、空間IDによりグローバル空間アドレステーブル
4bが選択されたとする。この場合には、クローバル空
間は、プロセッサ間で共通であるので、グローバルアド
レス変換テーブル4bのアドレス変換情報を書き換える
場合には、全てのプロセッサ間で同期をとる。
場合には、エントリに対応する領域に読み出しアクセス
を行うとデータの読み出しを行い、処理を終了する。こ
こで、空間IDによりグローバル空間アドレステーブル
4bが選択されたとする。この場合には、クローバル空
間は、プロセッサ間で共通であるので、グローバルアド
レス変換テーブル4bのアドレス変換情報を書き換える
場合には、全てのプロセッサ間で同期をとる。
【0095】一方、空間IDによりローカル空間アドレ
ステーブル4aが選択されたとする。この場合には、ロ
ーカル空間は、各々のプロセッサの固有の空間であるの
で、ローカルアドレス変換テーブル4aのアドレス変換
情報を書き換える場合には、他のプロセッサとは独立に
書き換えられる。ローカルアドレス変換テーブル4aの
書換えのみであれば、プロセッサ間の同期が不要とな
る。従って、より少ないオーバヘッドで変換テーブルの
書換えが行える。なお、ローカルアドレス変換テーブル
4aの書換えの頻度は、グローバルアドレス変換テーブ
ル4bの書換え頻度よりも高い。
ステーブル4aが選択されたとする。この場合には、ロ
ーカル空間は、各々のプロセッサの固有の空間であるの
で、ローカルアドレス変換テーブル4aのアドレス変換
情報を書き換える場合には、他のプロセッサとは独立に
書き換えられる。ローカルアドレス変換テーブル4aの
書換えのみであれば、プロセッサ間の同期が不要とな
る。従って、より少ないオーバヘッドで変換テーブルの
書換えが行える。なお、ローカルアドレス変換テーブル
4aの書換えの頻度は、グローバルアドレス変換テーブ
ル4bの書換え頻度よりも高い。
【0096】このようにローカルアドレス変換テーブル
4a又はグローバルアドレス変換テーブル4bが選択さ
れる。そして、選択された変換テーブルにより仮想アド
レスから実アドレスに変換されて、主記憶装置7からパ
ケットのボディデータが順次読み出されてくる。する
と、主記憶アクセス制御部6はこのボディデータを順次
データバッファ17に格納させるとともに、ネットワー
ク転送制御部11にボディデータの読み出し量を順次通
知する(ステップ209)。
4a又はグローバルアドレス変換テーブル4bが選択さ
れる。そして、選択された変換テーブルにより仮想アド
レスから実アドレスに変換されて、主記憶装置7からパ
ケットのボディデータが順次読み出されてくる。する
と、主記憶アクセス制御部6はこのボディデータを順次
データバッファ17に格納させるとともに、ネットワー
ク転送制御部11にボディデータの読み出し量を順次通
知する(ステップ209)。
【0097】ネットワーク転送制御部11は、主記憶ア
クセス制御部6からパケットのヘッダの読み出し終了を
通知されると、データバッファ17から転送要求のアク
セス情報を取り出して所要の検査と変更を加え、そのア
クセス情報をデータバッファ17に書き戻す。
クセス制御部6からパケットのヘッダの読み出し終了を
通知されると、データバッファ17から転送要求のアク
セス情報を取り出して所要の検査と変更を加え、そのア
クセス情報をデータバッファ17に書き戻す。
【0098】次に、ネットワーク転送制御部11は、デ
ータバッファ17からネットワーク2にパケットヘッダ
を送出する(ステップ210)。さらに、ネットワーク
転送制御部11は主記憶アクセス制御部6からパケット
のボディデータの読み出し量を順次通知されると、デー
タバッファ17に格納された分のパケットボディを順次
ネットワーク2に送出する(ステップ211)。
ータバッファ17からネットワーク2にパケットヘッダ
を送出する(ステップ210)。さらに、ネットワーク
転送制御部11は主記憶アクセス制御部6からパケット
のボディデータの読み出し量を順次通知されると、デー
タバッファ17に格納された分のパケットボディを順次
ネットワーク2に送出する(ステップ211)。
【0099】このようにして、転送処理部10からネッ
トワーク2へのパケットの送出が終了すると、ネットワ
ーク転送制御部11は、転送キュー読出ポインタをイン
クリメントし(ステップ212)、ステップ205の処
理に戻る。そして、ネットワーク転送制御部11は、転
送キュー読出ポインタの値と転送キュー書込ポインタと
の値を比較し、読み出しポインタが書き込みポインタに
一致しない場合、すなわち、未処理の転送要求が残って
いる場合には次の転送処理を行う(ステップ206〜2
12)。そして、転送キュー読出ポインタと転送キュー
書込ポインタの値が等しくなるまでデータ転送処理を繰
り返し行い、両方の値が等しくなった場合にはデータ転
送処理を終了する(ステップ213)。
トワーク2へのパケットの送出が終了すると、ネットワ
ーク転送制御部11は、転送キュー読出ポインタをイン
クリメントし(ステップ212)、ステップ205の処
理に戻る。そして、ネットワーク転送制御部11は、転
送キュー読出ポインタの値と転送キュー書込ポインタと
の値を比較し、読み出しポインタが書き込みポインタに
一致しない場合、すなわち、未処理の転送要求が残って
いる場合には次の転送処理を行う(ステップ206〜2
12)。そして、転送キュー読出ポインタと転送キュー
書込ポインタの値が等しくなるまでデータ転送処理を繰
り返し行い、両方の値が等しくなった場合にはデータ転
送処理を終了する(ステップ213)。
【0100】このように複数のプロセッサの相互間でデ
ータ通信を行うデータ転送処理装置において、グローバ
ル空間とローカル空間との2つの仮想空間を設けること
により、個々の空間を独立に使用できる。これにより、
グローバルアドレス変換テーブル4bを更新する場合に
は、プロセッサ間で同期をとる。また、ローカルアドレ
ス変換テーブル4aを更新する場合には、プロセッサ間
の同期を必要としないため、OSのオーバヘッドを削減
できる。
ータ通信を行うデータ転送処理装置において、グローバ
ル空間とローカル空間との2つの仮想空間を設けること
により、個々の空間を独立に使用できる。これにより、
グローバルアドレス変換テーブル4bを更新する場合に
は、プロセッサ間で同期をとる。また、ローカルアドレ
ス変換テーブル4aを更新する場合には、プロセッサ間
の同期を必要としないため、OSのオーバヘッドを削減
できる。
【0101】さらに、書き込み転送において、ローカル
空間への書き込みを禁止することにより、ローカル空間
を保護できる。また、LL許可フラグを制御することに
より、あるプログラムに対してはローカルとローカルと
の間のデータ転送を許可してデータ転送のオーバヘッド
を削減し、他のプログラムに対してはローカルへの書き
込みを禁止する。これにより、プログラムに応じてロー
カル空間を柔軟に保護することができる。
空間への書き込みを禁止することにより、ローカル空間
を保護できる。また、LL許可フラグを制御することに
より、あるプログラムに対してはローカルとローカルと
の間のデータ転送を許可してデータ転送のオーバヘッド
を削減し、他のプログラムに対してはローカルへの書き
込みを禁止する。これにより、プログラムに応じてロー
カル空間を柔軟に保護することができる。
【0102】なお、書込、読み出しのいづれも仮想プロ
セッサを指定する場合と、物理プロセッサを指定する場
合があることはいうまでもない。
セッサを指定する場合と、物理プロセッサを指定する場
合があることはいうまでもない。
【0103】
【発明の効果】本発明によれば、データ処理システムの
プロセッサ間通信のデータ転送において、受信プロセッ
サの論理プロセッサ番号(論理NETPA)を、物理プ
ロセッサ番号(実NETPA)と物理プロセッサ内仮想
プロセッサ(DUPID)と物理プロセッサ内仮想プロ
セッサ有効ビットとに対応付けることにより、n台で並
列に実行することを想定してコンパイルしたプログラム
をm(<n)台の物理プロセッサを用いて実行できる。
プロセッサ間通信のデータ転送において、受信プロセッ
サの論理プロセッサ番号(論理NETPA)を、物理プ
ロセッサ番号(実NETPA)と物理プロセッサ内仮想
プロセッサ(DUPID)と物理プロセッサ内仮想プロ
セッサ有効ビットとに対応付けることにより、n台で並
列に実行することを想定してコンパイルしたプログラム
をm(<n)台の物理プロセッサを用いて実行できる。
【図1】本発明の原理を示す概念図
【図2】本発明の原理図である。
【図3】本発明の原理フローである。
【図4】マルチプロセッサシステムの構成ブロック図で
ある。
ある。
【図5】プロセッサの構成ブロック図である。
【図6】転送キューの構成を示す図である。
【図7】NETPA変換部の構成ブロック図である。
【図8】NETPA変換テーブルの構成を示す図であ
る。
る。
【図9】NETPA変換テーブルの内容例を示す図であ
る。
る。
【図10】NETPA変換過程を示す図である。
【図11】転送処理部の構成ブロック図である。
【図12】転送キューベースポインタ部の構成ブロック
図である。
図である。
【図13】アドレス変換テーブルの変換過程を示す図で
ある。
ある。
【図14】アドレス変換部の構成ブロック図である。
【図15】アドレス変換テーブルの内容を示す図であ
る。
る。
【図16】LL許可制御部の構成ブロック図である。
【図17】書込LL不許可テーブルの内容を示す図であ
る。
る。
【図18】読出LL不許可テーブルの内容を示す図であ
る。
る。
【図19】LL許可テーブルの内容を示す図である。
【図20】LL許可判定部の処理フローを示す図であ
る。
る。
【図21】書き込みアクセスの動作を示す図である。
【図22】読み出し応答アクセスの動作を示す構成図で
ある。
ある。
【図23】実施例の処理フロー
【図24】アドレス変換部の処理フローである。
【図25】アドレス変換テーブルの内容例を示す図であ
る。
る。
1・・プロセッサ 2・・ネットワーク 3・・転送キュー 4・・アドレス変換テーブル 4a・・ローカルアドレス変換テーブル 4b・・グローバルアドレス変換テーブル 5,24・・選択回路 6・・主記憶アクセス制御部 7・・主記憶装置 8・・命令処理部 10・・転送処理部 11・・ネットワーク転送制御部 13・・アドレス変換部 14・・転送キューベースポインタ部 15−1,15−2・・転送キュー読出ポインタ部 16・・転送キュー書込ポインタ部 17・・データバッファ 18・・NETPA変換部 19・・NETPA変換テーブル 30・・LL許可制御部 31・・書込LL不許可テーブル 32・・読出LL不許可テーブル 33・・LL許可テーブル 34・・LL許可フラグ部 35・・LL許可判定部 72・・ユーザプログラム 73・・OS部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内海 照雄 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 出羽 正実 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 上埜 治彦 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 小早川 和重 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 石坂 賢一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−147138(JP,A) 特開 平2−123455(JP,A) 特開 平4−44131(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 15/177 674 G06F 15/177 672 G06F 9/46 360
Claims (6)
- 【請求項1】 ネットワークに接続された複数の物理プ
ロセッサによって、複数の論理プロセッサを仮想的に実
現するマルチプロセッシング装置であって、 前記各々の物理プロセッサは、各々1以上の仮想的なプ
ロセッサとしての仮想プロセッサとして機能し、 他の物理プロセッサとの間で相互にデータを転送するた
めのネットワーク転送制御部と、転送されるデータに係
る情報と転送先の論理プロセッサを識別するための論理
プロセッサ番号とを含むデータ転送のためのアクセス情
報を転送順に記憶する転送キューと、前記論理プロセッ
サ番号から物理プロセッサを識別するための物理プロセ
ッサ番号と仮想プロセッサを識別するための仮想プロセ
ッサ番号との少なくとも一方に変換するプロセッサ番号
変換手段とを備え、 前記論理プロセッサは、いずれかの前記物理プロセッサ
における仮想プロセッサとして実現され、転送されるデ
ータに係る情報と転送先の論理プロセッサ番号とを転送
キューに指定することにより他の論理プロセッサと相互
にデータを転送するマルチプロセッシング装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記物理プロセッサ
は、前記ネットワーク転送制御部がデータを転送してい
る間は、当該データの転送先または転送元となっている
論理プロセッサと異なる論理プロセッサを実現する仮想
プロセッサとして機能するマルチプロセッシング装置。 - 【請求項3】 請求項1において、前記物理プロセッサ
は、前記複数の物理プロセッサに対する物理プロセッサ
有効ビットを記憶する手段をさらに備え、 前記ネットワーク転送制御部は、転送先の論理プロセッ
サ番号から変換された物理プロセッサ番号によって識別
される物理プロセッサに対する 物理プロセッサ有効ビッ
トが、無効を示すとき、この物理プロセッサを指定する
データの通信を中止し、この物理プロセッサ有効ビット
が、有効を示すとき、この物理プロセッサを指定するデ
ータの通信を開始するマルチプロセッシング装置。 - 【請求項4】 請求項1において、前記物理プロセッサ
は、前記各々の仮想プロセッサに対する仮想プロセッサ
有効ビットを記憶する手段をさらに備え、 前記ネットワーク転送制御部は、転送先の論理プロセッ
サ番号から変換された 仮想プロセッサ番号によって識別
される仮想プロセッサに対する 仮想プロセッサ有効ビッ
トが、無効を示すとき、この仮想プロセッサを指定する
データの通信を中止し、この仮想プロセッサ有効ビット
が、有効を示すとき、この仮想プロセッサを指定するデ
ータの通信を開始するマルチプロセッシング装置。 - 【請求項5】 ネットワークに接続され、記憶手段を備
えた複数の物理プロセッサによって、複数の論理プロセ
ッサを前記物理プロセッサにおける仮想的なプロセッサ
である仮想プロセッサとして実現し、相互にデータを転
送させるマルチプロセッシング方法であって、 転送されるデータに係る情報と転送先の論理プロセッサ
を識別するための 論理プロセッサ番号とを含むデータ転
送のためのアクセス情報を記憶する情報記憶ステップ
と、前記論理プロセッサ番号から、物理プロセッサを識別す
るための物理プロセッサ番号と仮想プロセッサを識別す
るための仮想プロセッサ番号との少なくとも一方に変換
する プロセッサ番号変換ステップと、前記転送されるデータに係る情報に基づき前記 記憶手段
のデータを読み出して、前記物理プロセッサ番号で識別
される物理プロセッサまたは前記仮想プロセッサ番号で
識別される仮想プロセッサに転送する転送制御ステップ
とを含むことを特徴とするマルチプロセッシング方法。 - 【請求項6】 ネットワークに接続され、複数の論理プ
ロセッサを仮想的に実現するマルチプロセッシング装置
に含まれる物理プロセッサとしてのプロセッサであっ
て、 1以上の仮想的なプロセッサとしての仮想プロセッサと
して機能し、 他の物理プロセッサとの間で相互にデータを転送するた
めのネットワーク転送制御部と、転送されるデータに係
る情報と転送先の論理プロセッサを識別するための論理
プロセッサ番号とを含むデータ転送のためのアクセス情
報を転送順に記憶する転送キューと、前記論理プロセッ
サ番号から物理プロセッサを識別するための物理プロセ
ッサ番号と仮想プロセッサを識別するための仮想プロセ
ッサ番号との少なくとも一方に変換するプロセッサ番号
変換手段とを備えたプロセッサ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4338503A JP2977688B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | マルチプロセッシング装置、方法、及びこれらに使用するプロセッサ |
US08/109,598 US5572680A (en) | 1992-12-18 | 1993-08-20 | Method and apparatus for processing and transferring data to processor and/or respective virtual processor corresponding to destination logical processor number |
EP93306727A EP0602773B1 (en) | 1992-12-18 | 1993-08-24 | Data communication between processors in multiprocessor systems |
DE69332059T DE69332059T2 (de) | 1992-12-18 | 1993-08-24 | Datenübertragung zwischen Prozessoren in Mehrprozessorsystemen |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4338503A JP2977688B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | マルチプロセッシング装置、方法、及びこれらに使用するプロセッサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06187301A JPH06187301A (ja) | 1994-07-08 |
JP2977688B2 true JP2977688B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=18318775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4338503A Expired - Fee Related JP2977688B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | マルチプロセッシング装置、方法、及びこれらに使用するプロセッサ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5572680A (ja) |
EP (1) | EP0602773B1 (ja) |
JP (1) | JP2977688B2 (ja) |
DE (1) | DE69332059T2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10713095B2 (en) | 2016-03-28 | 2020-07-14 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Multi-core processor and method of controlling the same using revisable translation tables |
Families Citing this family (38)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3560662B2 (ja) * | 1994-12-06 | 2004-09-02 | 富士通株式会社 | 並列プロセッサ装置 |
US5640584A (en) * | 1994-12-12 | 1997-06-17 | Ncr Corporation | Virtual processor method and apparatus for enhancing parallelism and availability in computer systems |
US5764969A (en) * | 1995-02-10 | 1998-06-09 | International Business Machines Corporation | Method and system for enhanced management operation utilizing intermixed user level and supervisory level instructions with partial concept synchronization |
JPH08235141A (ja) * | 1995-02-28 | 1996-09-13 | Kofu Nippon Denki Kk | 情報処理システム |
US5978894A (en) * | 1995-11-27 | 1999-11-02 | Hitachi, Ltd. | Method of interprocessor data transfer using a network, virtual addresses and paging, a buffer, flags, data transfer status information and user accessible storage areas in main memory |
US6567837B1 (en) * | 1997-01-29 | 2003-05-20 | Iq Systems | Object oriented processor arrays |
US6615279B1 (en) * | 1997-01-29 | 2003-09-02 | Iq Systems | Central and distributed script servers in an object oriented processor array |
US6321279B1 (en) * | 1998-09-14 | 2001-11-20 | Compaq Computer Corporation | System for implementing intelligent I/O processing in a multi-processor system by redirecting I/O messages to a target central processor selected from the multi-processor system |
US6466996B1 (en) * | 1998-09-14 | 2002-10-15 | Compaq Information Technologies Group, L.P. | Method and system for implementing intelligent distributed input-output processing as a software process in a host operating system environment |
JP3091184B2 (ja) * | 1999-03-03 | 2000-09-25 | 株式会社神戸製鋼所 | 通信システム及び通信装置 |
US8230411B1 (en) | 1999-06-10 | 2012-07-24 | Martin Vorbach | Method for interleaving a program over a plurality of cells |
US6976258B1 (en) | 1999-11-30 | 2005-12-13 | Ensim Corporation | Providing quality of service guarantees to virtual hosts |
US6754716B1 (en) | 2000-02-11 | 2004-06-22 | Ensim Corporation | Restricting communication between network devices on a common network |
US7343421B1 (en) | 2000-02-14 | 2008-03-11 | Digital Asset Enterprises Llc | Restricting communication of selected processes to a set of specific network addresses |
US6948003B1 (en) | 2000-03-15 | 2005-09-20 | Ensim Corporation | Enabling a service provider to provide intranet services |
US6985937B1 (en) | 2000-05-11 | 2006-01-10 | Ensim Corporation | Dynamically modifying the resources of a virtual server |
US6907421B1 (en) | 2000-05-16 | 2005-06-14 | Ensim Corporation | Regulating file access rates according to file type |
US7143024B1 (en) * | 2000-07-07 | 2006-11-28 | Ensim Corporation | Associating identifiers with virtual processes |
US6909691B1 (en) | 2000-08-07 | 2005-06-21 | Ensim Corporation | Fairly partitioning resources while limiting the maximum fair share |
US8058899B2 (en) | 2000-10-06 | 2011-11-15 | Martin Vorbach | Logic cell array and bus system |
US7219354B1 (en) | 2000-12-22 | 2007-05-15 | Ensim Corporation | Virtualizing super-user privileges for multiple virtual processes |
US9411532B2 (en) | 2001-09-07 | 2016-08-09 | Pact Xpp Technologies Ag | Methods and systems for transferring data between a processing device and external devices |
US9250908B2 (en) | 2001-03-05 | 2016-02-02 | Pact Xpp Technologies Ag | Multi-processor bus and cache interconnection system |
US9552047B2 (en) | 2001-03-05 | 2017-01-24 | Pact Xpp Technologies Ag | Multiprocessor having runtime adjustable clock and clock dependent power supply |
US9436631B2 (en) | 2001-03-05 | 2016-09-06 | Pact Xpp Technologies Ag | Chip including memory element storing higher level memory data on a page by page basis |
US9141390B2 (en) * | 2001-03-05 | 2015-09-22 | Pact Xpp Technologies Ag | Method of processing data with an array of data processors according to application ID |
US10031733B2 (en) | 2001-06-20 | 2018-07-24 | Scientia Sol Mentis Ag | Method for processing data |
US9170812B2 (en) | 2002-03-21 | 2015-10-27 | Pact Xpp Technologies Ag | Data processing system having integrated pipelined array data processor |
EP1537486A1 (de) | 2002-09-06 | 2005-06-08 | PACT XPP Technologies AG | Rekonfigurierbare sequenzerstruktur |
US7584476B2 (en) * | 2004-03-04 | 2009-09-01 | International Business Machines Corporation | Mechanism for reducing remote memory accesses to shared data in a multi-nodal computer system |
CN100382034C (zh) * | 2004-09-29 | 2008-04-16 | 索尼株式会社 | 信息处理设备和处理控制方法 |
JP4982971B2 (ja) | 2004-09-29 | 2012-07-25 | ソニー株式会社 | 情報処理装置、プロセス制御方法、並びにコンピュータ・プログラム |
JP4732823B2 (ja) * | 2005-07-26 | 2011-07-27 | 株式会社日立産機システム | モジュール間通信装置 |
WO2008072179A1 (en) * | 2006-12-11 | 2008-06-19 | Nxp B.V. | Virtual functional units for vliw processors |
JP5182792B2 (ja) * | 2007-10-07 | 2013-04-17 | アルパイン株式会社 | マルチコアプロセッサ制御方法及び装置 |
US8874786B2 (en) * | 2011-10-25 | 2014-10-28 | Dell Products L.P. | Network traffic control by association of network packets and processes |
CN105264499B (zh) * | 2013-12-20 | 2018-03-13 | 华为技术有限公司 | 一种共享队列中的消息处理方法、装置及接收核 |
EP4195044A1 (fr) * | 2021-12-09 | 2023-06-14 | Bull SAS | Méthode d'optimisation de la consommation énergétique d'une infrastructure informatique par suspension de travaux |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0814795B2 (ja) * | 1986-01-14 | 1996-02-14 | 株式会社日立製作所 | マルチプロセッサ仮想計算機システム |
CA1293819C (en) * | 1986-08-29 | 1991-12-31 | Thinking Machines Corporation | Very large scale computer |
FR2606186B1 (fr) * | 1986-10-31 | 1991-11-29 | Thomson Csf | Processeur de calcul comportant une pluralite d'etages relies en serie, calculateur et procede de calcul mettant en oeuvre ledit procede |
JPH0291747A (ja) * | 1988-09-29 | 1990-03-30 | Hitachi Ltd | 情報処理装置 |
JPH02123455A (ja) * | 1988-11-02 | 1990-05-10 | Hitachi Ltd | マルチプロセッサシステムの再構成方法 |
US5193202A (en) * | 1990-05-29 | 1993-03-09 | Wavetracer, Inc. | Processor array with relocated operand physical address generator capable of data transfer to distant physical processor for each virtual processor while simulating dimensionally larger array processor |
JPH0478933A (ja) * | 1990-07-20 | 1992-03-12 | Fujitsu Ltd | 仮想プロセッサによるプログラム処理方式 |
JPH04367963A (ja) * | 1991-06-15 | 1992-12-21 | Hitachi Ltd | 共有記憶通信方法 |
JP3080457B2 (ja) * | 1991-12-26 | 2000-08-28 | 富士通株式会社 | 分散アドレス変換方式 |
US5408647A (en) * | 1992-10-02 | 1995-04-18 | Compaq Computer Corporation | Automatic logical CPU assignment of physical CPUs |
-
1992
- 1992-12-18 JP JP4338503A patent/JP2977688B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-08-20 US US08/109,598 patent/US5572680A/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-08-24 EP EP93306727A patent/EP0602773B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-08-24 DE DE69332059T patent/DE69332059T2/de not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10713095B2 (en) | 2016-03-28 | 2020-07-14 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Multi-core processor and method of controlling the same using revisable translation tables |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0602773B1 (en) | 2002-06-26 |
DE69332059T2 (de) | 2002-10-17 |
DE69332059D1 (de) | 2002-08-01 |
JPH06187301A (ja) | 1994-07-08 |
EP0602773A1 (en) | 1994-06-22 |
US5572680A (en) | 1996-11-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2977688B2 (ja) | マルチプロセッシング装置、方法、及びこれらに使用するプロセッサ | |
JP2974526B2 (ja) | データ転送処理方法及びデータ転送処理装置 | |
JP3098344B2 (ja) | データ転送処理方法及びデータ転送処理装置 | |
JP2625385B2 (ja) | マルチプロセッサシステム | |
JP2931490B2 (ja) | 並列処理方式 | |
US5574944A (en) | System for accessing distributed memory by breaking each accepted access request into series of instructions by using sets of parameters defined as logical channel context | |
US6813653B2 (en) | Method and apparatus for implementing PCI DMA speculative prefetching in a message passing queue oriented bus system | |
JPS5834038B2 (ja) | アドレス指定方法 | |
JPH04246745A (ja) | 情報処理装置及びその方法 | |
JP2561261B2 (ja) | バッファ記憶アクセス方法 | |
JP3122606B2 (ja) | メッセージ受信制御方式 | |
JPH08278953A (ja) | 計算機システムにおける排他制御方式 | |
JP2719280B2 (ja) | 計算機システムと高速i/oデータ転送方法 | |
JPH086838A (ja) | 分散システム | |
JPH0148574B2 (ja) | ||
JPH03252848A (ja) | スプリットバスにおける可変バス幅指定方式及び可変バス幅情報受信方式 | |
JPH0831069B2 (ja) | 高速通信バスウインド制御装置 | |
JPH1078941A (ja) | 並列計算機 | |
JPH0675793A (ja) | 仮想計算機間データ送受信処理方法 | |
JPH0322053A (ja) | ムーブ・イン・バッファ制御方式 | |
JPH0235541A (ja) | 主記憶装置の制御方式 | |
JPH0619763B2 (ja) | コンピュータシステムにおけるノード間のアクセス方法 | |
JPH05289961A (ja) | アドレス生成装置 | |
JPH0248749A (ja) | バッファ記憶制御装置 | |
JPH0830567A (ja) | 並列計算機のプロセッサ間相互アクセス方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990824 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090910 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |