JP2971716B2 - 揚重システム - Google Patents
揚重システムInfo
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- JP2971716B2 JP2971716B2 JP28753493A JP28753493A JP2971716B2 JP 2971716 B2 JP2971716 B2 JP 2971716B2 JP 28753493 A JP28753493 A JP 28753493A JP 28753493 A JP28753493 A JP 28753493A JP 2971716 B2 JP2971716 B2 JP 2971716B2
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- Japan
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- swivel
- arm
- lifting system
- lifting
- rail arm
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンテナなどの高所作業
・運搬用設備を昇降するための揚重システムに係り、特
に軽量物、たとえば300Kg以下の資材などを高層階
に揚重するに適した揚重システムに関する。
・運搬用設備を昇降するための揚重システムに係り、特
に軽量物、たとえば300Kg以下の資材などを高層階
に揚重するに適した揚重システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、高層ビルなどの高層建築物の
設備工事を行う場合に、低層階から上層階に工事が進展
するにつれて、低層階に比較して高層階の作業効率が悪
化するという問題点が指摘されている。かかる現象は、
上層階ほど人や物を揚重するのが困難であり、したがっ
て上層階ほど労力および資材が不足することに起因して
生じるものと考えられる。そこで、このような問題点を
解決するべく、上層階であっても人や資材を安全かつ高
効率で運搬することが可能なさまざまなゴンドラや無人
作業機械等がこれまでにも提案されている。
設備工事を行う場合に、低層階から上層階に工事が進展
するにつれて、低層階に比較して高層階の作業効率が悪
化するという問題点が指摘されている。かかる現象は、
上層階ほど人や物を揚重するのが困難であり、したがっ
て上層階ほど労力および資材が不足することに起因して
生じるものと考えられる。そこで、このような問題点を
解決するべく、上層階であっても人や資材を安全かつ高
効率で運搬することが可能なさまざまなゴンドラや無人
作業機械等がこれまでにも提案されている。
【0003】たとえば特開昭63−219758号公報
には、建築物屋上のパラペットに固定された取付枠に仮
設横行レールを取り付け、取付枠に吊設されたゴンドラ
が上下移動のみならず左右移動を行うことが可能であ
り、作業現場が横方向に展開した場合であっても、ゴン
ドラをその度に付け替えずに作業を続行することが可能
な構造が開示されている。さらに、この高所作業用設備
は回転支持部の作用により建築物壁面へゴンドラを接近
離隔させることも可能である。
には、建築物屋上のパラペットに固定された取付枠に仮
設横行レールを取り付け、取付枠に吊設されたゴンドラ
が上下移動のみならず左右移動を行うことが可能であ
り、作業現場が横方向に展開した場合であっても、ゴン
ドラをその度に付け替えずに作業を続行することが可能
な構造が開示されている。さらに、この高所作業用設備
は回転支持部の作用により建築物壁面へゴンドラを接近
離隔させることも可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような揚重シス
テムを用いることにより、建築物壁面での移動および離
隔接近を容易に行うことが可能になったが、しかしなが
ら、たとえばゴンドラの長手方向長さが柱間隔よりも長
い場合には、建物内にゴンドラを搬入搬出することが困
難であり、そのため人や設備を建物内に出し入れするの
に時間を要する点については従来と変わらず、したがっ
て、高層階への揚重効率を高めるための根本的な解決手
段を提供するまでには至らなかった。
テムを用いることにより、建築物壁面での移動および離
隔接近を容易に行うことが可能になったが、しかしなが
ら、たとえばゴンドラの長手方向長さが柱間隔よりも長
い場合には、建物内にゴンドラを搬入搬出することが困
難であり、そのため人や設備を建物内に出し入れするの
に時間を要する点については従来と変わらず、したがっ
て、高層階への揚重効率を高めるための根本的な解決手
段を提供するまでには至らなかった。
【0005】本発明は従来の揚重システムが有する上記
のような問題点に鑑みてなされたものであり、したがっ
てその目的とするところは、揚重部とコンテナ部とを分
離可能にし、揚重部をもって専ら昇降作業の用に供する
構成するとともに、コンテナ部の建築物内への搬入搬出
を容易に行わせしめることにより、結果的に高層階への
揚重効率を高めることが可能な新規かつ改良された揚重
システムを提供することである。
のような問題点に鑑みてなされたものであり、したがっ
てその目的とするところは、揚重部とコンテナ部とを分
離可能にし、揚重部をもって専ら昇降作業の用に供する
構成するとともに、コンテナ部の建築物内への搬入搬出
を容易に行わせしめることにより、結果的に高層階への
揚重効率を高めることが可能な新規かつ改良された揚重
システムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に基づいて構成された揚重システムは、建築
物の梁材の下端に挟持固定される1または2以上の仮設
固定具と、その固定具に対して垂直方向軸回りを旋回自
在に取り付けられる1または2以上の伸縮自在の旋回ア
ームと、その旋回アームの先端に垂直方向軸回りを旋回
自在に取り付けられた旋回レールアームと、その旋回レ
ールアームに吊設されたコンテナなどの高所作業・運搬
用設備とを備えたことを特徴としている。
に、本発明に基づいて構成された揚重システムは、建築
物の梁材の下端に挟持固定される1または2以上の仮設
固定具と、その固定具に対して垂直方向軸回りを旋回自
在に取り付けられる1または2以上の伸縮自在の旋回ア
ームと、その旋回アームの先端に垂直方向軸回りを旋回
自在に取り付けられた旋回レールアームと、その旋回レ
ールアームに吊設されたコンテナなどの高所作業・運搬
用設備とを備えたことを特徴としている。
【0007】また上記揚重システムに用いられるコンテ
ナなどの高所作業・運搬用設備が、揚重部と作業・運搬
部とからなり、連結部材の着脱により揚重部と作業・運
搬部との合体分割が自在であるように構成されているこ
とが好ましい。
ナなどの高所作業・運搬用設備が、揚重部と作業・運搬
部とからなり、連結部材の着脱により揚重部と作業・運
搬部との合体分割が自在であるように構成されているこ
とが好ましい。
【0008】さらに上記揚重システムに用いられる旋回
レールアームは伸縮自在であるように構成されているこ
とが好ましく、その際に、揚重部と切り放し可能な作業
・運搬部が前記旋回レールアームの伸縮部に吊設される
か、あるいは旋回レールアームの長手方向に沿って移動
自在なトロリを介して旋回レールアームに吊設されるよ
うに構成することが好ましい。
レールアームは伸縮自在であるように構成されているこ
とが好ましく、その際に、揚重部と切り放し可能な作業
・運搬部が前記旋回レールアームの伸縮部に吊設される
か、あるいは旋回レールアームの長手方向に沿って移動
自在なトロリを介して旋回レールアームに吊設されるよ
うに構成することが好ましい。
【0009】さらに上記揚重システムに、旋回レールア
ームの建築物の壁面に対する角度に応じて、各旋回アー
ムの伸縮長さ、各旋回アームの旋回軸の旋回角度および
旋回レールアームの旋回軸の旋回角度をそれぞれ調整す
るための制御手段を設ける構成にすることが好ましい。
ームの建築物の壁面に対する角度に応じて、各旋回アー
ムの伸縮長さ、各旋回アームの旋回軸の旋回角度および
旋回レールアームの旋回軸の旋回角度をそれぞれ調整す
るための制御手段を設ける構成にすることが好ましい。
【0010】
【作用】請求項1に記載の揚重システムによれば、旋回
アームと固定具との間に構成される旋回軸と、旋回アー
ムと旋回レールアームとの間に構成される旋回軸とをそ
れぞれ適当に旋回させるとともに、旋回アームの長さを
自在に伸縮させて、旋回レールアームに吊設されたコン
テナなどの高所作業・運搬用設備を建築物の壁面に対し
て、自由な角度で位置決めすることができるので、ゴン
ドラの長手方向長さが隣接する柱間隔よりも長い場合で
あっても、コンテナの一部を建築物の内部に導入するこ
とが可能なので、コンテナから建築物への資材や人の搬
入搬出を容易に行うことが可能となり、たとえ高層階で
あっても高い揚重効率を確保することができる。
アームと固定具との間に構成される旋回軸と、旋回アー
ムと旋回レールアームとの間に構成される旋回軸とをそ
れぞれ適当に旋回させるとともに、旋回アームの長さを
自在に伸縮させて、旋回レールアームに吊設されたコン
テナなどの高所作業・運搬用設備を建築物の壁面に対し
て、自由な角度で位置決めすることができるので、ゴン
ドラの長手方向長さが隣接する柱間隔よりも長い場合で
あっても、コンテナの一部を建築物の内部に導入するこ
とが可能なので、コンテナから建築物への資材や人の搬
入搬出を容易に行うことが可能となり、たとえ高層階で
あっても高い揚重効率を確保することができる。
【0011】請求項2に記載の揚重システムによれば、
ゴンドラなどの高所作業・運搬用設備が揚重部とコンテ
ナなどの作業・運搬部とから構成され、連結部材の着脱
により揚重部とコンテナ部との合体分離を容易に行うこ
とができる。そのため、たとえば一旦ゴンドラを所定の
場所に揚重した後、資材を積んだコンテナ部を切り放
し、廃材等を積んだ別のコンテナ部を取り付け、降ろす
サイクルを反復することにより、効率的に揚重作業を行
うことが可能となる。
ゴンドラなどの高所作業・運搬用設備が揚重部とコンテ
ナなどの作業・運搬部とから構成され、連結部材の着脱
により揚重部とコンテナ部との合体分離を容易に行うこ
とができる。そのため、たとえば一旦ゴンドラを所定の
場所に揚重した後、資材を積んだコンテナ部を切り放
し、廃材等を積んだ別のコンテナ部を取り付け、降ろす
サイクルを反復することにより、効率的に揚重作業を行
うことが可能となる。
【0012】請求項3に記載の揚重システムによれば、
旋回レールアームが伸縮自在に構成されるので、建築物
内へゴンドラの一部を導入した後に、旋回レールアーム
を延ばすことにより、建築物のさらに奥にゴンドラを導
入することができるので、資材などの搬入搬出作業をよ
り容易に行うことが可能となる。
旋回レールアームが伸縮自在に構成されるので、建築物
内へゴンドラの一部を導入した後に、旋回レールアーム
を延ばすことにより、建築物のさらに奥にゴンドラを導
入することができるので、資材などの搬入搬出作業をよ
り容易に行うことが可能となる。
【0013】請求項4に記載の揚重システムのように、
伸縮自在の旋回レールアームの伸縮部にコンテナなどの
作業・運搬部を吊設する構成を採用することにより、旋
回アーム長さ、その旋回軸の旋回角度、および旋回レー
ルアームの旋回軸の旋回角度を適当に調整し、さらに旋
回レールアームを延ばして建築物の内部にゴンドラを搬
入した後に、容易にコンテナなどの作業・運搬部を取り
外し、所定の現場に搬送することが可能となる。
伸縮自在の旋回レールアームの伸縮部にコンテナなどの
作業・運搬部を吊設する構成を採用することにより、旋
回アーム長さ、その旋回軸の旋回角度、および旋回レー
ルアームの旋回軸の旋回角度を適当に調整し、さらに旋
回レールアームを延ばして建築物の内部にゴンドラを搬
入した後に、容易にコンテナなどの作業・運搬部を取り
外し、所定の現場に搬送することが可能となる。
【0014】また請求項5に記載の揚重システムのよう
に、伸縮自在の旋回レールアームの長手方向に沿って移
動自在なトロリを介してコンテナなどの作業・運搬部を
吊設する構成を採用することにより、旋回アーム長さ、
その旋回軸の旋回角度、および旋回レールアームの旋回
軸の旋回角度を適当に調整し、さらに旋回レールアーム
を延ばして建築物の内部にゴンドラを搬入した後、トロ
リを旋回レールアームの先端に移動させ、そのトロリか
らコンテナなどの作業・運搬部を取り外すことにより、
資材などを容易に所定の現場に搬送することが可能とな
る。
に、伸縮自在の旋回レールアームの長手方向に沿って移
動自在なトロリを介してコンテナなどの作業・運搬部を
吊設する構成を採用することにより、旋回アーム長さ、
その旋回軸の旋回角度、および旋回レールアームの旋回
軸の旋回角度を適当に調整し、さらに旋回レールアーム
を延ばして建築物の内部にゴンドラを搬入した後、トロ
リを旋回レールアームの先端に移動させ、そのトロリか
らコンテナなどの作業・運搬部を取り外すことにより、
資材などを容易に所定の現場に搬送することが可能とな
る。
【0015】さらに請求項6に記載された揚重システム
によれば、前記旋回レールアームの建築物の壁面に対す
る角度に応じて、前記各旋回アームの伸縮長さ、前記各
旋回アームの旋回軸の旋回角度および前記旋回レールア
ームの旋回軸の旋回角度をそれぞれ自動的に調整するこ
とが可能となるので、資材などを搬入搬出する建築物の
柱間隔にかかわらず、自動的に資材などを揚重し、建築
物内にゴンドラを自動的に搬入することが可能な自動シ
ステムを構築し、高層階揚重作業に要する労力を大幅に
軽減できる。
によれば、前記旋回レールアームの建築物の壁面に対す
る角度に応じて、前記各旋回アームの伸縮長さ、前記各
旋回アームの旋回軸の旋回角度および前記旋回レールア
ームの旋回軸の旋回角度をそれぞれ自動的に調整するこ
とが可能となるので、資材などを搬入搬出する建築物の
柱間隔にかかわらず、自動的に資材などを揚重し、建築
物内にゴンドラを自動的に搬入することが可能な自動シ
ステムを構築し、高層階揚重作業に要する労力を大幅に
軽減できる。
【0016】
【実施例】以下に添付図面を参照しながら、本発明に基
づいて構成された揚重システムの好適な実施例について
詳細に説明する。
づいて構成された揚重システムの好適な実施例について
詳細に説明する。
【0017】図1には、本発明に基づいて構成された揚
重システム1が、建築中の高層建築物の梁2に仮設され
た概略的な正面図が示されている。この揚重システム1
は、人や資材などを揚重するためのゴンドラなどの高所
作業・運搬設備3と、その高所作業・運搬設備3の自重
も含めた重量を梁2などに支持固定するための仮設部4
とから主に構成されている。
重システム1が、建築中の高層建築物の梁2に仮設され
た概略的な正面図が示されている。この揚重システム1
は、人や資材などを揚重するためのゴンドラなどの高所
作業・運搬設備3と、その高所作業・運搬設備3の自重
も含めた重量を梁2などに支持固定するための仮設部4
とから主に構成されている。
【0018】ゴンドラ部3は、図2および図3に示され
るように、たとえば略矩形の基台5の四辺に保護壁6
a、6bおよび7a、7bを取り付け箱状に形成したコ
ンテナ部8と、着脱自在な連結部材、たとえばボルト9
によりコンテナ部8との合体分割が自在な、揚重部10
とから構成されている。揚重部10は、基台5の短辺に
対応する略逆U字状フレーム11a、11bと、この逆
U字状フレーム11a、11bの間を連絡する長手方向
フレーム12a、12bと、長手方向フレーム12a、
12bの中程から垂直方向下方に延びる補強フレーム1
3a、13bとから構成されている。そして逆U字状フ
レーム11a、11bにはそれぞれワイヤ巻取り装置1
4a、14bが取り付けられており、仮設部4に吊設さ
れたワイヤ長さを調節することにより、ゴンドラ部3の
高度を制御することが可能である。さらにまた、基台5
の底部には4つのコンテナ移動用ローラが取り付けられ
ており、揚重部から取り外されたコンテナ3を所望の場
所に移動させることが可能なように構成されている。
るように、たとえば略矩形の基台5の四辺に保護壁6
a、6bおよび7a、7bを取り付け箱状に形成したコ
ンテナ部8と、着脱自在な連結部材、たとえばボルト9
によりコンテナ部8との合体分割が自在な、揚重部10
とから構成されている。揚重部10は、基台5の短辺に
対応する略逆U字状フレーム11a、11bと、この逆
U字状フレーム11a、11bの間を連絡する長手方向
フレーム12a、12bと、長手方向フレーム12a、
12bの中程から垂直方向下方に延びる補強フレーム1
3a、13bとから構成されている。そして逆U字状フ
レーム11a、11bにはそれぞれワイヤ巻取り装置1
4a、14bが取り付けられており、仮設部4に吊設さ
れたワイヤ長さを調節することにより、ゴンドラ部3の
高度を制御することが可能である。さらにまた、基台5
の底部には4つのコンテナ移動用ローラが取り付けられ
ており、揚重部から取り外されたコンテナ3を所望の場
所に移動させることが可能なように構成されている。
【0019】次に図3および図4を参照しながら、ゴン
ドラ部3を調節するための仮設部4の構成について説明
する。図示のように、仮設部4は、たとえば略I字状の
梁材2の下端張り出し部に係合するとともに、同梁材を
左右方向から挟持する固定具16と、その固定具16に
ボルト17などにより固定されるアーム支持部材18
と、そのアーム支持部材18の下端から水平方向に張り
出している支持枠19とを備えており、この支持枠19
は梁材2の上部に取り付けられた補強具20に取り付け
られた補強ワイヤ21によりゴンドラ3の荷重を耐える
ように補強されている。
ドラ部3を調節するための仮設部4の構成について説明
する。図示のように、仮設部4は、たとえば略I字状の
梁材2の下端張り出し部に係合するとともに、同梁材を
左右方向から挟持する固定具16と、その固定具16に
ボルト17などにより固定されるアーム支持部材18
と、そのアーム支持部材18の下端から水平方向に張り
出している支持枠19とを備えており、この支持枠19
は梁材2の上部に取り付けられた補強具20に取り付け
られた補強ワイヤ21によりゴンドラ3の荷重を耐える
ように補強されている。
【0020】さらに支持枠19の上面には支持柱22が
取り付けられており、その支持柱22の上方に旋回アー
ム23が支持柱22の垂直軸回りを旋回自在に取り付け
られている。この旋回アーム23は、図5および図6に
示すように、中空の外枠23aと、その中空部に挿入さ
れた内枠23bとからなり、内枠23bはローラ24a
および補助ローラ24bの作用により、外枠23aの中
空部内を摺動可能なように構成されており、必要に応じ
て内枠23bを摺動させることにより、旋回アーム23
を伸縮させることができる。
取り付けられており、その支持柱22の上方に旋回アー
ム23が支持柱22の垂直軸回りを旋回自在に取り付け
られている。この旋回アーム23は、図5および図6に
示すように、中空の外枠23aと、その中空部に挿入さ
れた内枠23bとからなり、内枠23bはローラ24a
および補助ローラ24bの作用により、外枠23aの中
空部内を摺動可能なように構成されており、必要に応じ
て内枠23bを摺動させることにより、旋回アーム23
を伸縮させることができる。
【0021】この旋回アーム23の内枠23bの先端に
は、旋回レールアーム25の取付機構が設けられてい
る。すなわち、内枠23bの先端部には、その内枠23
bを垂直方向に貫通する取付孔26が形成されており、
その孔内にピン27が回動自在に挿通されている。さら
に内枠23bの先端上面に、旋回レールアーム25が支
持設置されている。この旋回レールアーム25は、断面
形状が角張ったC字形状とされ、ピン27を中心にして
旋回させることが可能である。さらに旋回レールアーム
25は、図7および図8に示すように、中空の外枠25
aと、その中空部に挿入された内枠25bとからなり、
内枠25bはローラ28aおよび補助ローラ28bの作
用により、外枠25aの中空部内を摺動可能なように構
成されており、必要に応じて内枠25bを摺動させるこ
とにより、旋回レールアーム25を伸縮させることがで
きる。さらに旋回レールアーム25には、旋回レールア
ーム25を走行する横行トロリ29が取り付けられてお
り、そのトロリ29に吊設されたゴンドラ部3を必要に
応じて長手方向に移動させることができるように構成さ
れている。
は、旋回レールアーム25の取付機構が設けられてい
る。すなわち、内枠23bの先端部には、その内枠23
bを垂直方向に貫通する取付孔26が形成されており、
その孔内にピン27が回動自在に挿通されている。さら
に内枠23bの先端上面に、旋回レールアーム25が支
持設置されている。この旋回レールアーム25は、断面
形状が角張ったC字形状とされ、ピン27を中心にして
旋回させることが可能である。さらに旋回レールアーム
25は、図7および図8に示すように、中空の外枠25
aと、その中空部に挿入された内枠25bとからなり、
内枠25bはローラ28aおよび補助ローラ28bの作
用により、外枠25aの中空部内を摺動可能なように構
成されており、必要に応じて内枠25bを摺動させるこ
とにより、旋回レールアーム25を伸縮させることがで
きる。さらに旋回レールアーム25には、旋回レールア
ーム25を走行する横行トロリ29が取り付けられてお
り、そのトロリ29に吊設されたゴンドラ部3を必要に
応じて長手方向に移動させることができるように構成さ
れている。
【0022】このような旋回レールアーム25を走行す
る横行トロリ29は、図7および図8に示すように、駆
動トロリ29aと従動トロリ29bとから構成されてお
り、図示しない連結ロッドで連結されて、一体に走行す
るようになっている。駆動トロリ29aおよび従動トロ
リ29bのいずれも、図9に示すように、旋回レールア
ーム25内を転動するローラ30が、フレーム31に取
り付けられるとともに、そのフレーム31にゴンドラ部
3を吊設するためにフック32が取り付けてある。ま
た、図9に示す駆動トロリ29aのローラ30には、減
速機を介してモータ33が連結されて駆動されるように
なっている。このような旋回レールアーム25のフック
32を介してゴンドラ用吊ワイヤ33が取り付けられ、
作業用のゴンドラ3が吊り下げられるようになってお
り、ゴンドラ3の揚重部10に搭載された巻取り装置1
4を駆動させることによりゴンドラ3を昇降運動させる
ことができるように構成されている。
る横行トロリ29は、図7および図8に示すように、駆
動トロリ29aと従動トロリ29bとから構成されてお
り、図示しない連結ロッドで連結されて、一体に走行す
るようになっている。駆動トロリ29aおよび従動トロ
リ29bのいずれも、図9に示すように、旋回レールア
ーム25内を転動するローラ30が、フレーム31に取
り付けられるとともに、そのフレーム31にゴンドラ部
3を吊設するためにフック32が取り付けてある。ま
た、図9に示す駆動トロリ29aのローラ30には、減
速機を介してモータ33が連結されて駆動されるように
なっている。このような旋回レールアーム25のフック
32を介してゴンドラ用吊ワイヤ33が取り付けられ、
作業用のゴンドラ3が吊り下げられるようになってお
り、ゴンドラ3の揚重部10に搭載された巻取り装置1
4を駆動させることによりゴンドラ3を昇降運動させる
ことができるように構成されている。
【0023】次に図4および図10ないし図12を参照
しながら、以上のように構成された揚重システムの実際
の動作について詳細に説明する。
しながら、以上のように構成された揚重システムの実際
の動作について詳細に説明する。
【0024】まず梁材2の下端張り出し部に、固定具1
6を挟持固定し、その固定具にボルト17などにより、
旋回アーム19および旋回レールアーム24を備えたア
ーム支持部材18を取り付けるとともに、梁材2の上部
に補強具20を取り付けて仮設部4を補強ワイヤ21に
より補強する。それから、横行トロリ29のフック32
にゴンドラ用吊ワイヤ33を取り付けることにより、揚
重システムの仮設が完了する。
6を挟持固定し、その固定具にボルト17などにより、
旋回アーム19および旋回レールアーム24を備えたア
ーム支持部材18を取り付けるとともに、梁材2の上部
に補強具20を取り付けて仮設部4を補強ワイヤ21に
より補強する。それから、横行トロリ29のフック32
にゴンドラ用吊ワイヤ33を取り付けることにより、揚
重システムの仮設が完了する。
【0025】ついで、地上にてゴンドラ3のコンテナ部
8に所定の資材を載置した後、連結部材9を用いてコン
テナ部8と揚重部10とを合体させる。それから、巻取
り装置14を駆動することにより、コンテナ部3を所定
の高層階にまで揚重する。その際、揚重作業を安定的に
行うために、各旋回アーム23の長さを最短長さに保持
し、ゴンドラを建築物の壁面に対して平行に保持する。
このようにして揚重された状態を、図4、図10および
図11においてAとして示す。図示のように、A位置に
おいては、ゴンドラ3は建築物の外部に位置しており、
ゴンドラ3およびその旋回レールアーム25は建築物の
壁面に対して平行に保持されている。この際、図示の例
では、ゴンドラ3の長手方向長さは隣接する柱34間隔
よりも長いので、たとえば従来装置のように、ゴンドラ
を建築物の壁面に接近させたとしても、資材の搬入搬出
作業を円滑に行うことができない。
8に所定の資材を載置した後、連結部材9を用いてコン
テナ部8と揚重部10とを合体させる。それから、巻取
り装置14を駆動することにより、コンテナ部3を所定
の高層階にまで揚重する。その際、揚重作業を安定的に
行うために、各旋回アーム23の長さを最短長さに保持
し、ゴンドラを建築物の壁面に対して平行に保持する。
このようにして揚重された状態を、図4、図10および
図11においてAとして示す。図示のように、A位置に
おいては、ゴンドラ3は建築物の外部に位置しており、
ゴンドラ3およびその旋回レールアーム25は建築物の
壁面に対して平行に保持されている。この際、図示の例
では、ゴンドラ3の長手方向長さは隣接する柱34間隔
よりも長いので、たとえば従来装置のように、ゴンドラ
を建築物の壁面に接近させたとしても、資材の搬入搬出
作業を円滑に行うことができない。
【0026】しかしながら、本発明によれば、各旋回ア
ーム23を、各旋回軸22a、22b、22c、22
d、22eを中心にして、ゴンドラの一方端3Aを建物
の内部に導入し他方端3Bを建物の外部に張り出すよう
に旋回させ、その際に、旋回レールアーム25が壁面に
対して所定の角度αをなすように、旋回レール23の長
さおよび旋回レールアーム25の旋回角度を調整するこ
とにより、ゴンドラを図中Bで示す位置にまで、移動さ
せることが可能である。以上のような動作を通じて、た
とえゴンドラ3の長手方向長さが柱間隔よりも狭い場合
であっても、旋回レールアーム25が壁面に対して所定
の角度αをなすように、各旋回アーム23の伸縮長さ、
各旋回軸22の旋回角度および旋回レールアーム25の
旋回角度をそれぞれ調整することにより、容易にゴンド
ラ3を建築物内に搬入することが可能である。なお旋回
レールアーム25が壁面に対してなす角度αは、経験的
にあるいは、柱間隔と本揚重システムの仮設位置から計
算により算出することが可能である。したがって、本発
明に基づいて構成された揚重システムによれば、旋回レ
ール23の伸縮長さ、旋回レール23の旋回軸22の旋
回角度および旋回レールアーム25の旋回軸27の旋回
角度を、公知の技術に基づいて自動調整可能に構成し、
旋回レールアーム25の壁面に対する角度がαになるよ
うに自動制御することにより、一層の省人化を図ること
が可能である。
ーム23を、各旋回軸22a、22b、22c、22
d、22eを中心にして、ゴンドラの一方端3Aを建物
の内部に導入し他方端3Bを建物の外部に張り出すよう
に旋回させ、その際に、旋回レールアーム25が壁面に
対して所定の角度αをなすように、旋回レール23の長
さおよび旋回レールアーム25の旋回角度を調整するこ
とにより、ゴンドラを図中Bで示す位置にまで、移動さ
せることが可能である。以上のような動作を通じて、た
とえゴンドラ3の長手方向長さが柱間隔よりも狭い場合
であっても、旋回レールアーム25が壁面に対して所定
の角度αをなすように、各旋回アーム23の伸縮長さ、
各旋回軸22の旋回角度および旋回レールアーム25の
旋回角度をそれぞれ調整することにより、容易にゴンド
ラ3を建築物内に搬入することが可能である。なお旋回
レールアーム25が壁面に対してなす角度αは、経験的
にあるいは、柱間隔と本揚重システムの仮設位置から計
算により算出することが可能である。したがって、本発
明に基づいて構成された揚重システムによれば、旋回レ
ール23の伸縮長さ、旋回レール23の旋回軸22の旋
回角度および旋回レールアーム25の旋回軸27の旋回
角度を、公知の技術に基づいて自動調整可能に構成し、
旋回レールアーム25の壁面に対する角度がαになるよ
うに自動制御することにより、一層の省人化を図ること
が可能である。
【0027】さらに本発明によれば旋回レールアーム2
5も旋回アーム23と同様に伸縮自在に構成されている
ので、ゴンドラ3をB位置にまで移動させ、その一方端
3Aを建築物内に導入させた後、旋回レールアーム25
を建築物の室内方向に延長し、さらに旋回レールアーム
25に取り付けられたゴンドラ3のトロリ29を旋回レ
ールアーム25の延長端側に移動させることにより、ゴ
ンドラ3をC位置にまで移動させ、建築部内に完全に搬
入することが可能である。なお図示の例では、ゴンドラ
3を横行トロリ29により長手方向に移動可能に取り付
け、一旦旋回レールアーム25の延長部25bを延ばし
た後、先端部にゴンドラ3を移動させる構造を採用して
いるが、本発明に基づいて構成された揚重システムはか
かる構成に限定されない。たとえば、延長部25bに直
接ゴンドラ3を吊設し、延長部25bを延長すると同時
にゴンドラ3を室内あるいは延長端に移動させる構成と
することも可能である。
5も旋回アーム23と同様に伸縮自在に構成されている
ので、ゴンドラ3をB位置にまで移動させ、その一方端
3Aを建築物内に導入させた後、旋回レールアーム25
を建築物の室内方向に延長し、さらに旋回レールアーム
25に取り付けられたゴンドラ3のトロリ29を旋回レ
ールアーム25の延長端側に移動させることにより、ゴ
ンドラ3をC位置にまで移動させ、建築部内に完全に搬
入することが可能である。なお図示の例では、ゴンドラ
3を横行トロリ29により長手方向に移動可能に取り付
け、一旦旋回レールアーム25の延長部25bを延ばし
た後、先端部にゴンドラ3を移動させる構造を採用して
いるが、本発明に基づいて構成された揚重システムはか
かる構成に限定されない。たとえば、延長部25bに直
接ゴンドラ3を吊設し、延長部25bを延長すると同時
にゴンドラ3を室内あるいは延長端に移動させる構成と
することも可能である。
【0028】このようにしてC位置にまでゴンドラ3を
移動させた後、連結部材9を外して、揚重部10とコン
テナ部8とを分離し、資材などが載置されたコンテナ部
8を所定の作業現場に牽引していくことが可能である。
その後、空のコンテナあるいは搬出梱包材などの廃材を
予め載置したコンテナ部8を揚重部10と合体させ、搬
送レールアーム25の延長部25bを再び縮めた後、搬
送レールアーム25の旋回軸27、搬送アーム23およ
びその旋回軸22を適当に調整して、搬送レールアーム
25を建築物の壁面に対して平行に位置決めし、その
後、巻取り装置14を駆動してゴンドラ3を地上にまで
降ろすことが可能である。このように、本発明に基づい
て構成された揚重システムによれば、揚重部10をコン
テナ部8の昇降作業にのみ使用することが可能であり、
従来のようにコンテナ部8から資材や廃材を積み降ろし
たりする間待機することなく、昇降作業をし続けること
ができるので、高所に資材を揚重する場合であっても、
従来のシステムに比較して遥かに揚重効率を高めること
が可能である。
移動させた後、連結部材9を外して、揚重部10とコン
テナ部8とを分離し、資材などが載置されたコンテナ部
8を所定の作業現場に牽引していくことが可能である。
その後、空のコンテナあるいは搬出梱包材などの廃材を
予め載置したコンテナ部8を揚重部10と合体させ、搬
送レールアーム25の延長部25bを再び縮めた後、搬
送レールアーム25の旋回軸27、搬送アーム23およ
びその旋回軸22を適当に調整して、搬送レールアーム
25を建築物の壁面に対して平行に位置決めし、その
後、巻取り装置14を駆動してゴンドラ3を地上にまで
降ろすことが可能である。このように、本発明に基づい
て構成された揚重システムによれば、揚重部10をコン
テナ部8の昇降作業にのみ使用することが可能であり、
従来のようにコンテナ部8から資材や廃材を積み降ろし
たりする間待機することなく、昇降作業をし続けること
ができるので、高所に資材を揚重する場合であっても、
従来のシステムに比較して遥かに揚重効率を高めること
が可能である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
揚重システムによれば、ゴンドラを建築物の壁面に対し
て自由な角度で位置決めすることが可能なので、ゴンド
ラの長手方向長さが隣接する柱間隔よりも長い場合であ
っても、容易にコンテナ内の資材の搬入搬出作業を行う
ことが可能となり、たとえ高層階であっても高い揚重効
率で作業を行うことが可能である。
揚重システムによれば、ゴンドラを建築物の壁面に対し
て自由な角度で位置決めすることが可能なので、ゴンド
ラの長手方向長さが隣接する柱間隔よりも長い場合であ
っても、容易にコンテナ内の資材の搬入搬出作業を行う
ことが可能となり、たとえ高層階であっても高い揚重効
率で作業を行うことが可能である。
【0030】また請求項2に記載の揚重システムによれ
ば、ゴンドラの揚重部をコンテナの昇降作業専用とし、
コンテナからの資材の積み降ろし時間を待機する必要が
なくなるので、高層階であればあるほど揚重効率を高め
ることが可能である。
ば、ゴンドラの揚重部をコンテナの昇降作業専用とし、
コンテナからの資材の積み降ろし時間を待機する必要が
なくなるので、高層階であればあるほど揚重効率を高め
ることが可能である。
【0031】さらに請求項3ないし請求項5に記載の揚
重システムによれば、ゴンドラの長手方向長さが隣接す
る柱間隔よりも長い場合であっても、容易にゴンドラを
建築物の内部に搬入し、そこでコンテナを揚重部から取
り外すことができるので、資材の搬入搬出作業を飛躍的
に安定して行うことが可能であり、したがってコンテナ
の取り外し作業も迅速に行うことができるので高層階で
あっても安全にかつ高い揚重効率で作業を進めることが
ことが可能である。
重システムによれば、ゴンドラの長手方向長さが隣接す
る柱間隔よりも長い場合であっても、容易にゴンドラを
建築物の内部に搬入し、そこでコンテナを揚重部から取
り外すことができるので、資材の搬入搬出作業を飛躍的
に安定して行うことが可能であり、したがってコンテナ
の取り外し作業も迅速に行うことができるので高層階で
あっても安全にかつ高い揚重効率で作業を進めることが
ことが可能である。
【0032】さらに請求項6に記載の揚重システムによ
れば、旋回レールアームの建築物の壁面に対する角度が
所望の値となるように自動的に調整することが可能なの
で、無人の揚重システムを構築することが可能となり、
より省人的な高層階揚重システムを構築することができ
る。
れば、旋回レールアームの建築物の壁面に対する角度が
所望の値となるように自動的に調整することが可能なの
で、無人の揚重システムを構築することが可能となり、
より省人的な高層階揚重システムを構築することができ
る。
【図1】本発明に基づいて構成された揚重システムの概
略的な正面図である。
略的な正面図である。
【図2】本発明に基づいて構成された揚重システムのゴ
ンドラ部の見取図である。
ンドラ部の見取図である。
【図3】本発明に基づいて構成された揚重システムのゴ
ンドラ部の分解組立図である。
ンドラ部の分解組立図である。
【図4】本発明に基づいて構成された揚重システムの作
動状態を示す概略的な側面図である。
動状態を示す概略的な側面図である。
【図5】本発明に基づいて構成された揚重システムの旋
回アーム部分を示す概略的な平面図である。
回アーム部分を示す概略的な平面図である。
【図6】本発明に基づいて構成された揚重システムの旋
回アーム部分を示す一部断裁側面図である。
回アーム部分を示す一部断裁側面図である。
【図7】本発明に基づいて構成された揚重システムの旋
回レールアーム部分を示す概略的な側面図である。
回レールアーム部分を示す概略的な側面図である。
【図8】本発明に基づいて構成された揚重システムの旋
回レールアーム部分の概略的な平面図である。
回レールアーム部分の概略的な平面図である。
【図9】本発明に基づいて構成された揚重システムの横
行トロリ部分の概略的な側面図である。
行トロリ部分の概略的な側面図である。
【図10】本発明に基づいて構成された揚重システムの
作動状態を示す概略的な説明図である。
作動状態を示す概略的な説明図である。
【図11】本発明に基づいて構成された揚重システムの
作動状態を示す概略的な説明図である。
作動状態を示す概略的な説明図である。
【図12】本発明に基づいて構成された揚重システムの
作動状態を示す概略的な説明図である。
作動状態を示す概略的な説明図である。
1 揚重システム 2 梁 3 ゴンドラ 4 仮設部 8 コンテナ部 9 連結部材 10 揚重部 22 旋回アームの旋回軸 23 旋回アーム 25 旋回レールアーム 27 旋回レールアームの旋回軸 29 横行トロリ
Claims (6)
- 【請求項1】 建築物の梁材の下端に挟持固定される1
または2以上の仮設固定具と、その固定具に対して垂直
方向軸回りを旋回自在に取り付けられる1または2以上
の伸縮自在の旋回アームと、その旋回アームの先端に垂
直方向軸回りを旋回自在に取り付けられた旋回レールア
ームと、その旋回レールアームに吊設された高所作業・
運搬用設備とを備えたことを特徴とする、揚重システ
ム。 - 【請求項2】 前記高所作業・運搬用設備が、揚重部と
作業・運搬部とからなり、連結部材の着脱により揚重部
と作業・運搬部との合体分割が自在であることを特徴と
する、請求項1に記載の揚重システム。 - 【請求項3】 前記旋回レールアームが伸縮自在である
ことを特徴とする、請求項1または2に記載の揚重シス
テム。 - 【請求項4】 前記作業・運搬部が前記旋回レールアー
ムの伸縮部に吊設されていることを特徴とする、請求項
3に記載の揚重システム。 - 【請求項5】 前記作業・運搬部が、前記旋回レールア
ームの長手方向に沿って移動自在なトロリを介して、前
記旋回レールアームに吊設されていることを特徴とす
る、請求項3に記載の揚重システム。 - 【請求項6】 前記旋回レールアームの建築物の壁面に
対する角度に応じて、前記各旋回アームの伸縮長さ、前
記各旋回アームの旋回軸の旋回角度および前記旋回レー
ルアームの旋回軸の旋回角度をそれぞれ調整するための
制御手段を設けたことを特徴とする、請求項1、2、
3、4または5のいずれかに記載の揚重システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28753493A JP2971716B2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | 揚重システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28753493A JP2971716B2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | 揚重システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07119309A JPH07119309A (ja) | 1995-05-09 |
JP2971716B2 true JP2971716B2 (ja) | 1999-11-08 |
Family
ID=17718592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28753493A Expired - Fee Related JP2971716B2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | 揚重システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2971716B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008223317A (ja) * | 2007-03-12 | 2008-09-25 | Shimizu Corp | ゴンドラ装置及びゴンドラ装置を用いた建物の外装の施工方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4654055B2 (ja) * | 2005-03-04 | 2011-03-16 | キャンペックス工業株式会社 | 建築足場に用いる資材運搬用リフト装置 |
CN112343317A (zh) * | 2019-06-04 | 2021-02-09 | 江苏道达海上风电工程科技有限公司 | 一种适用于筒型基础结构施工的旋转式活动工作平台 |
-
1993
- 1993-10-22 JP JP28753493A patent/JP2971716B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008223317A (ja) * | 2007-03-12 | 2008-09-25 | Shimizu Corp | ゴンドラ装置及びゴンドラ装置を用いた建物の外装の施工方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07119309A (ja) | 1995-05-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990817 |
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