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JP2000064799A - 隧道構築用覆工材の搬送システム - Google Patents

隧道構築用覆工材の搬送システム

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Publication number
JP2000064799A
JP2000064799A JP10230489A JP23048998A JP2000064799A JP 2000064799 A JP2000064799 A JP 2000064799A JP 10230489 A JP10230489 A JP 10230489A JP 23048998 A JP23048998 A JP 23048998A JP 2000064799 A JP2000064799 A JP 2000064799A
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JP
Japan
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lining material
segment
transport
stock rack
receiving
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Application number
JP10230489A
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English (en)
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JP3892976B2 (ja
Inventor
Taneomi Deguchi
種臣 出口
Masao Soma
正男 相馬
Yoshifumi Kimura
美文 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Koshihara Co Ltd
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Koshihara Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp, Koshihara Co Ltd filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP23048998A priority Critical patent/JP3892976B2/ja
Publication of JP2000064799A publication Critical patent/JP2000064799A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 竪坑内に設置のストックラックに受け入れる
覆工材を、地上部の覆工材受け入れヤードにおいて外部
から運び込まれる覆工材を受け入れと同時にそのままス
トックラックに運び込むよう操作を自動化できるように
して、地上部における覆工材の貯蔵スペースの解消と覆
工材の供給操作の合理化を図る。 【解決手段】 橋形クレーン10は、所要間隔で平行す
る二本の桁11が所要長さセグメント搬送路6側に突き
出して設けられ、これら桁11間に架設されて走行自在
な横行フレーム上にセグメント吊上げ装置30の巻上機
15が横行可能に搭載され、この橋形クレーン10に隣
接する前記セグメント搬送路6の端部には、そのセグメ
ント搬送路6上の搬送台車7を本線から左右に所要距離
横移動させて複数台取り扱えるようにするトラバーサー
20が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、隧道の掘削構築作
業において使用される覆工材を、工場など外部からの荷
受け個所から坑内への供給用昇降装置へ能率よく送り込
む隧道構築用覆工材の搬送システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、地中に掘削構築される隧道の内周
面を覆工する覆工材を搬入するには、地上部から隧道内
のトンネル掘進機後部位置まで、隧道の掘削開始位置に
構築された竪坑に設置される昇降装置、またはクレーン
によって地上部から竪坑内底部まで順次運び込まれ、そ
の竪坑内底部から隧道内に敷設された軌道に沿って運行
される坑内運搬車輌に積み込まれてトンネル掘進機の後
部位置まで輸送されている。その覆工材の搬入に際して
は、通常掘削されるトンネルの内周壁を覆工するに要す
る覆工材の一リング分のセグメントを複数個(例えば2
〜3個)づつに分けて坑内運搬車輌に積み込んで搬送で
きるように供給されている。
【0003】このように覆工材(セグメント)を地上部
から掘削坑内に搬入するには、クレーンや垂直昇降機な
ど複数の扛重機械を必要とするので、それら機械を操作
するためと、搬送される覆工材を各扛重機械や横移動さ
せる運搬装置の移し替えなどのために、多くの作業者を
必要とする。また、搬送する覆工材を地上部において貯
蔵するのに多くのスペースを必要とし、その在庫管理に
も手数を要するので、非能率的であった。
【0004】このような問題点を解決する手段として、
例えば特開平4−70498号公報にて開示されるよう
に、竪坑内に覆工材を貯蔵するストックラックを設置し
て、このストックラックの前面に昇降装置(垂直運搬装
置)を設置し、この昇降装置の搬器に前記ストックラッ
クと搬器との間で搬送する覆工材を受け払いできるよう
にする移載装置を搭載したものが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記竪
坑内に覆工用のセグメントのストックラックを設置して
貯蔵スペースを少なくするようにしても、このストック
ラックに貯蔵する覆工材(覆工用リングのセグメント)
は地上部から補給する必要があり、地上に別の貯蔵設備
を設置するのでは、貯蔵のための敷地を広く確保しなけ
ればならず、都市部のように広い敷地の確保が困難であ
る工事現場では、地上部における貯蔵のためのスペース
を如何に少なくするかという課題がある。
【0006】しかも、最近ではトンネル掘進機の能力向
上により掘進速度が速くなり、それに伴ない掘削後の覆
工作業も当然早まりつつある。そのために、覆工に使用
されるセグメントを如何に地上部での貯蔵量を少なくし
て効率よくトンネル掘進機の後部まで供給できるように
するかが、都市部における地下隧道工事の合理化に係る
問題点となっている。
【0007】本発明は、前述のような問題点を解決する
ためになされたものであり、竪坑内に設置されたストッ
クラックに一旦受け入れる覆工材の供給手段として、地
上部で作業現場へ運び込まれてくる覆工材受け入れヤー
ドを設けて、この覆工材受け入れヤードにおいて外部か
ら運び込まれる覆工材を受け入れると同時にそのままス
トックラックに順次仕訳して運び込むようにする操作を
自動化できるようにして、地上部における覆工材の貯蔵
スペースの解消と覆工材の供給操作の合理化を図る隧道
構築用覆工材の搬送システムを提供することを目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るためになされた第1発明の隧道構築用覆工材の搬送シ
ステムは、竪坑内に立設される垂直運搬装置を併設され
た覆工材のストックラックと地上部で、そのストックラ
ック位置から所要距離離れて設置される覆工材受け入れ
ヤードの荷受け設備とを覆工材の搬送路で繋いで竪坑を
通じ掘削隧道内に覆工材を搬入する設備において、前記
覆工材受け入れヤードに設置される荷受け設備である橋
形クレーンは、所要の間隔で平行する二本の桁が所要長
さ前記搬送路側に突き出して設けられ、これら桁間に架
設されて走行自在な横桁上に覆工材吊上げ装置の吊上げ
駆動機構が横行可能に搭載され、この橋形クレーンに隣
接する前記搬送路の端部には、その搬送路上の搬送台車
を本線から左右に所要距離横移動させて複数台取り扱え
るようにするトラバーサーが設けられていることを特徴
とするものである。
【0009】こうすることにより、複数台の搬送台車を
使用して搬送路上にて荷受け部とストックラックへの垂
直運搬装置の搬器に対する移載位置との間で、搬送台車
を本線から側部位置にトラバーサーによって切換えるこ
とにより、複数台の搬送台車を切換え使用できて、しか
も覆工材吊上げ装置が前記トラバーサーによって本線上
から側部位置に移動できるのに対応して横行できること
で、荷受け設備への運搬車輌により運び込まれた覆工材
の受け入れからストックラックへの搬入操作を停滞する
ことなく迅速に荷扱いできて搬送頻度を高め、能率よく
受け入れ作業を行うことができるという効果を奏するの
である。
【0010】また、第2発明では、竪坑内に立設される
垂直運搬装置を併設された覆工材のストックラックと地
上部で、そのストックラック位置から所要距離離れて設
置される覆工材受け入れヤードの荷受け設備とを覆工材
の搬送路で繋いで竪坑を通じ掘削隧道内に覆工材を搬入
する設備において、前記覆工材受け入れヤードに設置さ
れる荷受け設備である橋形クレーンは、所要の間隔で平
行する二本の桁が設けられ、これら桁間に架設されて走
行自在な横桁上に覆工材吊上げ装置の吊上げ駆動機構が
横行可能に搭載され、前記橋形クレーンの支持脚間の内
側には、その支持脚間に進入する運搬車輌と干渉しない
高さ位置に受け棚が付設され、当該受け棚上に受け入れ
る覆工材の仮置き台が複数設けられていることを特徴と
するものである。
【0011】こうすると、荷受け設備としての橋形クレ
ーンにおいて、その内部に進入した覆工材を積載して運
び込まれる運搬車輌から所定量ずつ吊り上げられる覆工
材を、一旦支持脚間の内側に設けられている受け棚上の
仮置き台に預けておき、搬送台車によるストックラック
への搬入操作を行っている間に、仮置きした分を搬送台
車への供給部まで順次運び出すようにして搬送台車の稼
動を有効に行わせるとともに、運搬車輌からの荷受け時
間を短縮して、作業効率の向上を図ることができるとい
う効果を奏するのである。
【0012】また、第3発明では、竪坑内に立設される
垂直運搬装置を併設された覆工材のストックラックと地
上部で、そのストックラック位置から所要距離離れて設
置される覆工材受け入れヤードの荷受け設備とを覆工材
の搬送路で繋いで竪坑を通じ掘削隧道内に覆工材を搬入
する設備において、前記覆工材受け入れヤードに設置さ
れる荷受け設備である橋形クレーンは、覆工材吊上げ装
置を走行自在に支持する桁が所要長さ前記搬送路側に突
き出して設けられ、前記搬送路上を走行する搬送台車は
少なくとも2台を一連に連結されており、前記橋形クレ
ーンにおける桁の突き出し部では覆工材吊上げ装置が前
記連結搬送台車の連結ピッチに応じ移動して吊り荷を搬
送台車に積み込めるように構成されていることを特徴と
するものである。
【0013】こうすると、橋形クレーンによる覆工材の
受け入れ作業時、搬送路上で連結された複数台の搬送台
車に対して、覆工材吊上げ装置の荷下ろし位置を前後に
ずらせることにより、搬送台車それぞれに積載させるこ
とができ、それら搬送台車の一往復に対しての積み込み
操作を台車の数だけ連続的に行うことでまとめて作業で
きるという利点がある。
【0014】前記覆工材吊上げ装置としては、ホイスト
により吊り下げられる吊下げ支持枠の下側に、覆工材を
受け入れる角形に枠組みされた覆工材保持枠を、上端部
で前記吊下げ支持枠に枢支されて所要間隔で一対吊設さ
れ、これら覆工材保持枠は基端を前記吊下げ支持枠に支
持されてリニアアクチュエータの可動端を連結されて揺
動できるようにされ、前記吊下げ支持枠の中間位置に、
被搬送物の吊り込み限度検知機構が設けられているよう
な構成であるのがよい。
【0015】
【発明の実施の形態】次に本発明による隧道構築用覆工
材の搬送システムの具体的な実施の形態につき、図面を
参照しつつ説明する。
【0016】図1に第1発明に係る隧道構築用覆工材の
搬送システムの全体を表す概要図が、図2に竪坑内に設
置された覆工材のストックラックと搬入用の昇降装置の
全体図が、図3に図2におけるIII−III視側面図が、図
4に橋形クレーンの側面図が、そして図5に橋形クレー
ンと搬送路端の搬送台車のトラバーサーとの平面図がそ
れぞれ示されている。
【0017】図1に示されるように、隧道掘削工事現場
における掘削発進用の竪坑1の近傍に覆工材(以下、セ
グメントという)の受け入れヤード2が設置され、その
竪坑1内に掘削隧道3内への資材搬入用の垂直運搬装置
4と、この垂直運搬装置4の前後両側に沿うようにして
セグメントAを一時的に収容保管するストックラック5
が立設されている。前記セグメント受け入れヤード2に
設置される荷受け設備と垂直運搬装置4との間を高架に
されたセグメント搬送路6によって接続されている。な
お、図中符号8は垂直運搬装置4の搬器4aを昇降駆動
するワイヤーロープ4b,4bの巻上機である。
【0018】前記セグメントの受け入れヤード2に設置
の荷受け設備としては、橋形クレーン10が、セグメン
ト等資材を運搬するトレーラーCがクレーンの長軸方向
に左右に配される支持脚16,16間に進入できるよう
にして設けられる。この橋形クレーン10は、上部に二
本の桁11,11を所要間隔で並行して配設され、これ
ら両方の桁11が前記セグメント搬送路6側に所要長さ
突き出している。また、これら両方の桁11の上部に
は、走行レール12がそれぞれ付設されて、これら走行
レール12,12上に走行機構13を介して枠組された
横行フレーム14が架設され、その横行フレーム14上
に巻上機15が横行駆動機構15bを介して横行自在に
搭載されている。
【0019】この橋形クレーン10における前記横行フ
レーム14の下側には、前記巻上機15により操作され
る吊上げ索15aの下端にセグメント吊上げ装置30が
取り付けられて吊り下げられている。
【0020】前記橋形クレーンの桁11が一方の支持脚
16からセグメント搬送路6側に突き出す直下位置に
は、トラバーサー20が設けられている。このトラバー
サー20は、前記セグメント搬送路6上の軌道6aと定
位置で接続される軌条21aを載設された2基の搬送台
21と、これら搬送台21を横方向に所定の距離で横移
動可能に支持する横行桁22と、前記搬送台21を定位
置から左または右に移動させる駆動機構23およびその
制御機構(図示省略)とで構成されている。
【0021】前記搬送台21は、橋形クレーン10のセ
グメント吊上げ装置30によりトレーラーC上から荷受
けされたセグメントAを受け取って積載される搬送台車
7が1台載置できる大きさに形成され、その搬送台車7
を載置した状態で固定するストッパー(図示せず)を備
えている。そして、両搬送台21,21は設定された間
隔Pに連結部材24によって相互に連結されている。な
お、そのストッパーは定位置において搬送台車7をセグ
メント搬送路6側に移動させるとき、解除されるように
なっている。
【0022】前記搬送台21を左右に移動させる駆動機
構23は、例えばチエーン駆動のような巻き掛け駆動手
段,ラック・ピニオン駆動手段あるいは油圧シリンダな
どの直線往復作動機といった公知の駆動手段が採用で
き、搬送台21を横行桁22上で所定の間隔Pにて定位
置から右側または左側に移動できるように設けられる。
前記搬送台21の横移動間隔Pは、定位置で前記橋形ク
レーン10の覆工材吊下げ装置30により搬送するセグ
メントAを一方の搬送台21上の搬送台車に搭載される
際に、他方の搬送台21上に搬送台車7が搭載されてい
る場合、セグメントの積み込みに支障を来さない状態と
なるように設定されている。なお、搬送台21は、下側
に、セグメント搬送路6に直交して平行に配置される横
行桁22,22上で移動可能なように走行車輪(図示せ
ず)が付されている。
【0023】前記セグメントAの搬送台車7は、その上
部に複数個のセグメントAを積み重ねて安定状態に支持
することができる支持台7′を備え、その支持台7′に
よって前記垂直運搬装置4への移載位置でその垂直運搬
装置4の搬器4aへの移し替えを行う移載装置のフォー
ク(図示せず)が受け入れられる空間部が形成されるよ
うな構成になっている。また、この搬送台車7は自走で
きる駆動装置を備えているのが好ましい。
【0024】前記橋形クレーン10におけるセグメント
吊上げ装置30は、その一具体例が図6(a)覆工材吊
上げ装置の正面図、および図6(b)側面図、によって
示されている。
【0025】これら図6(a),(b)によって示され
るセグメント吊上げ装置30は、前記横行フレーム14
上において横行自在に搭載される巻上機15(図1,図
4参照)のドラム(図示省略)から垂下する2組の吊上
げ索15a,15aにより、これら吊上げ索15a,1
5aの下端に取付く吊下げブロック15c,15cと上
面の吊り掛け部31a,31aを介して吊下げ支持枠3
1が吊り下げられ、この吊下げ支持枠31の下側に、セ
グメントAを受け入れる幅の角形に枠組みされたセグメ
ント保持枠32を、上端部で前記吊下げ支持枠31にそ
れぞれピン32aによって枢支されて対称に所要間隔で
吊設されている。これらセグメント保持枠32は、基端
を前記吊下げ支持枠31に支持されるリニアアクチュエ
ータ35,35の各可動ロッド35a端を上部の横部材
32bにピン連結されて所定の角度範囲で揺動できるよ
うにされ、前記吊下げ支持枠31の下側中間位置に、セ
グメントAの吊り込み限度検知機構36および幅規制機
構37が設けられている。前記吊り込み限度検知機構3
6は過剰なセグメントの吊り込みを規制し、また幅規制
機構37はセグメントを吊り込む際に横ずれなどを防止
するためのもので、自動操作でのセグメント吊り込みを
確実に行わせるのに役立つ。なお、図中符号39はセグ
メント吊上げ装置30の吊上げ上限を規制するストッパ
ーである。
【0026】このように構成された第1発明における実
施例の搬送システムは、セグメントの受け入れヤード2
における橋形クレーン10の支持脚16内側にセグメン
トの輸送トレーラーCが進入して、積み荷のセグメント
Aを受け渡しする作業を開始するには、その橋形クレー
ン10を運転して上部の桁11上の走行レール12に沿
って走行機構13の作動によって横行フレーム14を前
後に移動させ、かつ、その横行フレーム14上で横行駆
動機構15bによって巻上機15を横行させて、トレー
ラーCに積み込まれているセグメントAの位置にセグメ
ント吊上げ装置30を合わせて目的のセグメントAを吊
上げる。
【0027】そのセグメント吊上げ装置30によるセグ
メントAの吊上げは、トレーラーCの荷台上に予め区別
されて複数個づつセグメントAを積み重ねた状態で輸送
されるので、その積み重ねられた1ブロックのセグメン
トA(重量的に2〜3個)を吊上げて受け入れるように
される。このセグメント吊上げ装置30によるセグメン
トAの吊上げ操作は、まず吊下げ支持枠31に取付くリ
ニアアクチュエータ35,35を作動させてそれらの可
動ロッド35aを突き出すと、セグメント保持枠32,
32がピン32a,32aを基点にして、図6(a)で
二点鎖線aにて示されるように、その先端部が複数個積
み重ねられたセグメントAの両外側端よりも広く拡開さ
れる。
【0028】そこで、巻上機15を作動させて吊下げ支
持枠31を下降させてトレーラーCの荷台上で吊上げる
セグメントAに対応させ、リニアアクチュエータ35,
35を逆作動させて可動ロッド35aを後退させると、
それらセグメント保持枠32,32が内向きに回動され
て、内側に吊上げる目的のセグメントAを両外側から掬
うようにして受け入れられる。したがって、所定位置ま
で両セグメント保持枠32を回動させて停止後に吊下げ
支持枠31を少し上昇させることで、図6(a)にて実
線で示されるように、両セグメント保持枠32が移動し
て積み重ねられたセグメントAを吊上げることができ
る。なお、前述のようにしてセグメントAを吊上げたセ
グメント吊上げ装置30は、巻上機15による吊上げ索
15a,15aの巻上げで最上位まで引き上げられる
と、ストッパー39によって走行可能な状態に保持され
る。
【0029】こうしてセグメント吊上げ装置30により
吊上げられたセグメントAは、走行可能な状態に保持さ
れ、横行フレーム14を走行させることにより、セグメ
ント搬送路6側に桁11が突き出される部分における搬
送台車7への荷降ろし位置まで移動させられる。
【0030】一方、セグメント搬送路6の橋形クレーン
10寄り位置に設けられたトラバーサー20は、その一
方の搬送台21を、セグメント搬送路6上に付設されて
いる軌道6aと合致するようにして、その搬送台21上
に空の搬送台車7を搭載待機させる。この状態で、吊上
げられたセグメントAは、前記橋形クレーン10におけ
る横行フレーム14の走行によって移動されるセグメン
ト吊上げ装置30が、ちょうど待機している搬送台車7
上に達して荷降ろし操作されることにより、その搬送台
車7上に設けてあるセグメント支持台7′上に受支され
る。
【0031】この搬送台車7のセグメント支持台7′上
にセグメント吊上げ装置30により保持されたセグメン
トAが受け止められたならば、そのセグメント吊上げ装
置30のリニアアクチュエータ35を作動させてセグメ
ント保持枠32を開き方向に操作することにより、前記
セグメントAの吊上げ操作とは逆に作動して両セグメン
ト保持枠32,32が保持していたセグメントAから離
れるので、そのまま巻上機15による吊上げ索15aの
巻き取り操作を行って、セグメント吊上げ装置30を上
昇させれば、セグメントAを搬送台車7に移し替える操
作が終了する。セグメントAを搬送台車7に移したセグ
メント吊上げ装置30は、最上位まで引き上げられて横
行フレーム14を元の位置へ戻し、トレーラーC上にあ
る次の受け入れセグメントを吊上げる態勢に移行させ
る。
【0032】セグメントAを受け取った(搭載された)
搬送台車7は、トラバーサー20において、もう一方の
搬送台21上に予め搭載しておいた別の搬送台車7を、
橋形クレーン10による前述のセグメントAの荷降ろし
位置に移動させて受け入れ待機させる。この準備期間中
に、セグメント吊上げ装置30によって前記要領でトレ
ーラーC上から吊上げられて運び出されるセグメントA
が、待機中の搬送台車7上に移動されると、前記要領で
セグメント吊上げ装置30を下降させ、そのセグメント
吊上げ装置30のセグメント保持枠32,32を開い
て、運ばれたセグメントAを搬送台車7のセグメント支
持台7′上に移し替える。
【0033】こうして、トラバーサー20における二基
の搬送台21上に載っている搬送台車7にそれぞれ被運
搬セグメントAが搭載されたならば、そのうちの一基の
搬送台21上にある搬送台車7をセグメント搬送路6の
軌道に移動させて垂直運搬装置4の搬器4aへの移載位
置まで走行させ、その移載位置で前記搬器4aを着床さ
せて搭載される移載装置(図示省略)を作動させ、搬送
台車7上から搬器4a上にセグメントAを移し替え、ス
トックラック5の所要の収納棚に搬入させる。こうして
1台の搬送台車7が垂直運搬装置4への移載位置へ移動
する間に、残りの搬送台21をセグメント搬送路6に合
致する位置(荷降ろし位置)へ駆動機構23を作動させ
て移動させる。その後にセグメント搬送路6の軌道上へ
待機していた搬送台車7を搬送台21から移行させて、
垂直運搬装置4への移載位置に走行させる。
【0034】垂直運搬装置4への移載位置において運搬
してきたセグメントAを搬器4aへ移し替えた後の搬送
台車7は、一旦その移載位置からセグメント搬送路6先
端部の位置まで移動させて、次の搬送台車7が移載位置
で垂直運搬装置4側に運搬してきたセグメントAを移し
替える作業が終わるまで待機させる。こうして、二台の
搬送台車7が運搬操作を終了すると、トラバーサー20
の搬送台21位置(荷降ろし位置)まで戻され、後から
セグメントAを運搬した搬送台車7をまず搬送台21上
に搭載させ、受け入れ位置で橋形クレーン10において
前記手順で吊上げて移動させられた新たなセグメントA
を移し替える操作が行われる。そして、セグメントAを
積み込んだ搬送台車7は、前述のようにトラバーサー2
0の駆動機構23を作動させて積み込み位置(橋形クレ
ーンの荷降ろし位置)から待機位置に移動させ、別の搬
送台21にセグメント搬送路6上で待っていた搬送台車
7を搭載させて新たなセグメントAを積み込む操作が繰
り返される。以後、このような手順でトレーラーC上か
ら受け取ったセグメントAを順次搬出して垂直運搬装置
4を介してストックラック5の収納棚に搬入させて保管
するのである。なお、搬送台車7に対するセグメントA
の積み込み順序は、先にトラバーサー20の搬送台21
上に搭載されたものを移動させておき、後から別の搬送
台21に搭載されるものにセグメントAを載せ、搬出後
に先に送り込まれている空の搬送台車7にセグメントA
の積み込みを行うなど任意の順序で操作してもよい。
【0035】橋形クレーン10における横行フレーム1
4に搭載される巻上機15は、横行駆動機構15bによ
って平行する二本の桁11,11間で横行自在にされて
いるので、トレーラーCの荷台上に並べて積載されてい
るセグメントAに対応して、左右に横行移動させて直上
位置でセグメント吊上げ装置30を作動させ、斜め引き
のような無理な操作が行われず安全に作業できるように
なされている。
【0036】このように構成され、かつ作動する第1発
明によれば、上述のように機能するので、複数の搬送台
車7(この具体例では二台の搬送台車)を一本の搬送路
の軌道上で走行運転させて、荷受け設備である橋形クレ
ーン10によるセグメントAの運搬車両(トレーラー
C)からの荷受け作業と受け取ったセグメントAをスト
ックラック5へ搬入する搬送台車7の運転サイクルとを
うまく噛み合わせるようにすることで、短時間で一時的
な地上部でのストックをなくし、運搬車両からストック
ラックまで直接的に受け入れることができ、これら操作
を予めプログラミングして各部の作動を自動化させるこ
とにより、少数の作業員によって運転でき、合理化を図
ることができるのである。なお、トラバーサー20にお
ける搬送台21を、更に一基増やして三台の搬送台車が
操作できるようにすれば、より効率を高めることができ
る。
【0037】次に、第2発明に係る隧道構築用覆工材の
搬送システムは、図7による第2発明に係る隧道構築用
覆工材の搬送システムにおける橋形クレーンの正面図、
および図8の図7における右側面図によって表わされる
ように、主として荷受け入れ設備である橋形クレーンに
ついて特徴のある構成にされている。したがって、以後
の説明において、前記第1発明における構成・構造と同
一の部分については、同一の符号を付してその詳細な説
明を省略する。
【0038】前述の第1発明における構成とほぼ同様
で、隧道掘削工事現場における掘削発進用の竪坑1の近
傍にセグメントの受け入れヤード2が設置され、その竪
坑1内に掘削隧道3内への資材搬入用の垂直運搬装置4
と、この垂直運搬装置4の前後両側に沿うようにしてセ
グメント(搬入資材)を一時的に収容保管するストック
ラック5が立設されている(この図7では図示省略され
ている)。前記セグメントの受け入れヤード2に設置さ
れる荷受け設備と垂直運搬装置4との間を高架にされた
セグメント搬送路6によって接続されている。
【0039】前記荷受け設備としての橋形クレーン10
Aは、セグメント等の資材運搬するトレーラーCが上部
に配設される一対の平行する桁11,11の方向に進入
できるようにするとともに、そのトレーラーCの進入許
容幅よりも十分広い間隔でもって支持脚16,16が配
設される。そして、前記両方の桁11,11は、前記セ
グメント搬送路6側に所要長さ突き出して設けられ、そ
れら桁11の上部には、走行レール12がそれぞれ付設
されて、これら走行レール12上に走行機構13を介し
て枠組された横行フレーム14Aが架設され、その横行
フレーム14A上には巻上機15が横行駆動機構15b
を介して横行自在に搭載されている。
【0040】前記前後左右に配されている四本の支持脚
16の内側には、図8によって示されるように、それぞ
れの支持脚16によって平行して受け棚17,17が支
持配設され、これら受け棚17,17にはそれぞれ搬送
するセグメントAの仮置き台18が複数設置されてい
る。なお、前記横行フレーム14A上に搭載される巻上
機15は、トレーラーCの荷台上から荷受けするセグメ
ントAを吊上げた後に横行する場合、前記両側の受け棚
17上に設置される仮置き台18の真上に位置するよう
に制御される。
【0041】また、前記横行フレーム14Aからは、搭
載される巻上機15によって操作される吊上げ索15a
の下端に前記実施例のものと同一構成のセグメント吊上
げ装置30が取付けられて吊下げられている。したがっ
て、そのセグメント吊上げ装置30については、同一符
号を付して詳細な説明を省略する。
【0042】このように構成される第2発明による実施
例の搬送システムでは、セグメントの受け入れヤード2
における橋形クレーン10Aの支持脚16内側にセグメ
ントの輸送トレーラーCが進入して、積み荷のセグメン
トAを受け渡しする作業を開始するには、その橋形クレ
ーン10Aを運転して上部の桁11上で横行フレーム1
4Aを走行駆動させて搭載される巻上機15をトレーラ
ーCに積み込まれているセグメントAの位置にセグメン
ト吊上げ装置30を合わせて目的のセグメントAを吊上
げるようにする。
【0043】そのセグメント吊上げ装置30によって前
記実施例の説明による要領で吊上げたセグメントAは、
そのまま横行フレームを荷降ろし位置まで進行させて当
該位置に待機している搬送台車7に移し替えれば、以後
は前記実施例の要領でセグメント搬送路6上を垂直運搬
装置4への移載位置まで搬送台車7を走行させて、スト
ックラック5への送り込みができる。
【0044】しかし、この実施例においては、トレーラ
ーCの荷台上から受け取るセグメントAの搬出を速やか
に行うことができる。すなわち、橋形クレーン10A内
部に進入したトレーラーCの荷台からセグメントAを搬
出するセグメント吊上げ装置30は、横行フレーム14
A上で横行自在にされ、かつ、この橋形クレーン10A
の両内側に受け棚17,17が配設されて、その上にセ
グメントの仮置き台18がそれぞれ複数基設置されてい
るので、トレーラーCの荷台からセグメントAをこれら
セグメントの仮置き台18に、まず吊上げて仮預けす
る。こうすると、セグメント搬送路6上で橋形クレーン
10A側の荷降ろし位置と垂直運搬装置4での移載位置
との間を往復する搬送台車7の搬送サイクルに係りな
く、前記すべての仮置き台18にセグメント吊上げ装置
30によってセグメントAを吊上げて仮預けすること
で、トレーラーCからのセグメントA受け入れ作業を早
く行える。あるいは、搬送台車7の運行に即応して、搬
送台車7への荷降ろしができない間に空いている仮置き
台18にセグメントAを仮預けして、効率を高めるよう
にできる。
【0045】そこで、トレーラーCからのセグメントA
受け入れ作業を済ませた後に、仮置き台18に仮預けし
ておいたセグメントAを、再びセグメント吊上げ装置3
0によって吊上げて、搬送台車7への移し替え操作を行
うようにすることで、待ち時間を無くしてセグメントA
受け入れ作業を効率よく行えるという効果を奏すること
になる。
【0046】次に、第3発明に係る隧道構築用覆工材の
搬送システムは、図9による第3発明に係る隧道構築用
覆工材の搬送システムの全体を表す概要図で示されるよ
うに、荷受け設備である橋形クレーン10Bから垂直運
搬装置4に到るセグメント搬送路6上での搬送台車7A
のセグメントAを搬送する方式が、前記実施例と異なる
ものである。なお、橋形クレーン10Bにおける左右両
側の支持脚16間に形成されるトレーラーCの進入部や
セグメント吊上げ装置30については、前記第1発明に
係る実施例のものと同一構成であるので、これらについ
て同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0047】この実施例における橋形クレーン10B
は、上部に配設される桁11aがセグメント搬送路6側
に少なくとも搬送台車二両分に相当する長さで大きく突
き出され、その桁11aの下面に沿ってトロリーレール
(走行レール)12aが付設され、そのトロリーレール
12aに沿って駆動機構により走行自在なキャリアー1
3aが設けてある。このキャリアー13aには二基のホ
イスト15A,15Aが所定の間隔で吊下げられ、これ
らホイスト15A,15Aの巻胴から各々垂下する吊上
げ索15dによって前記構造のセグメント吊上げ装置3
0が吊下げられている。
【0048】このような橋形クレーン10Bに対して、
セグメント搬送路6上を走行する搬送台車7Aは、前記
実施例におけるものと同様な構造の搬送台車7a,7a
を連結部材7cによって所定の間隔で一体に接続された
二両連結構造にされている。したがって、この搬送台車
7Aは一基の駆動機により走行できるものとすることが
できる。なお、必要に応じて二基の駆動機により同調駆
動させるようにしてもよい。
【0049】したがって、前記橋形クレーン10Bにお
ける桁11aの突き出し部の長さについては前述のよう
に搬送台車7Aのセグメント受支ピッチ(二台分に相当
する長さ)とされ、またセグメント搬送路6の垂直運搬
装置4への移載位置から前方に、前記搬送台車7Aの一
両相当分長くなるように形成される。
【0050】このように構成された第3発明における実
施例の搬送システムは、セグメントの受け入れヤード2
における橋形クレーン10Bの支持脚16内側にセグメ
ントの輸送トレーラーCが進入して、積み荷のセグメン
トAを受け渡しする作業を開始するには、その橋形クレ
ーン10Bを運転してトロリーレール12aに沿ってキ
ャリアー13aを前後に走行移動させ、トレーラーCに
積み込まれているセグメントAの位置にセグメント吊上
げ装置30を合わせて目的のセグメントAを吊上げる。
このような操作については前述の実施例の場合と同様に
して行われる。
【0051】ホイスト15Aによる吊上げ索15dの操
作でセグメント吊上げ装置30によるセグメントAの吊
上げが行われたならば、そのまま荷降ろし位置までキャ
リアー13aを走行させ、予めその荷降ろし位置にて待
機させてある搬送台車7Aの各セグメント支持台7′
(連結される各搬送台車7a)に対応する位置でセグメ
ント吊上げ装置30を下降させるとともに、前述の要領
で保持しているセグメントAを搬送台車7Aのセグメン
ト支持台7′上に降ろして移し替える。この操作を行う
に際して、この実施例では、セグメント搬送路6上の搬
送台車7Aが二台連結された構成にされているので、搬
送台車7AへのセグメントAの荷降ろしを、連結される
それぞれの搬送台車7aに対応する位置まで突き出され
た桁11a上でキャリアー13a(セグメント吊上げ装
置30)の位置を移動させて対応させ、それら各搬送台
車7aに荷降ろし移し替えを連続して行った後に垂直運
搬装置4への移載位置まで搬送台車7Aを走行させてス
トックラック5への搬入を行わせるのである。なお、搬
送台車7Aが垂直運搬装置4への移載位置までセグメン
トAを輸送して戻ってくるまでの時間内で、次に輸送す
るセグメントAの吊上げ操作を行い、荷降ろし位置で待
機できるようにする。
【0052】この実施例においては、このように搬送台
車7Aによる運転で一度に二ブロックずつのセグメント
Aを運搬させるようにすることで、橋形クレーン10B
にて受け入れ作業を行ったセグメントAを垂直運搬装置
4への移載位置まで搬送台車7Aが搬送して戻るまでの
往復時間を1ブロックずつ搬送するよりも時間短縮でき
ることになり、セグメントAのストックラック5への受
け入れ作業の能率を向上させることができる。
【0053】以上に説明したように、第1〜第3発明の
いずれにおいても、各駆動部を自動制御することが可能
な構成であることから、その運転操作を予め設定された
プログラムに基づき遠隔操作で順次運転できるようにす
ることで、従来多くの作業員が各部を操作してセグメン
トの受け入れ作業を行っていたものを、最小の人員で運
転操作して受け入れ作業が実施できることになり、地上
部における覆工材の貯蔵スペースの解消と覆工材の供給
操作の合理化を図ることができるのである。
【0054】本実施例におけるセグメント搬送路6は本
発明(第1発明)における覆工材の搬送路に、セグメン
ト吊上げ装置30は覆工材吊上げ装置に、巻上機は吊上
げ駆動機構に、横行フレーム14(14A)は横桁に、
それぞれ対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第1発明に係る隧道構築用覆工材の搬
送システムの全体を表す概要図である。
【図2】図2は、竪坑内に設置された覆工材のストック
ラックと搬入用の昇降装置の全体図である。
【図3】図3は、図2におけるIII−III視側面図であ
る。
【図4】図は、橋形クレーンの側面図である。
【図5】図5は、橋形クレーンとセグメント搬送路端と
搬送台車のトラバーサーとの平面図である。
【図6】図6は、覆工材吊上げ装置の具体例を示し、
(a)は覆工材吊上げ装置の正面図であり、また(b)
は覆工材吊上げ装置の側面図である。
【図7】図7は、第2発明に係る隧道構築用覆工材の搬
送システムにおける橋形クレーンの正面図である。
【図8】図8は、図7における右側面図である。
【図9】図9は、第3発明に係る隧道構築用覆工材の搬
送システムの全体を表す概要図である。
【符号の説明】
1 竪坑 2 覆工材の受け入れヤード 3 隧道 4 垂直運搬装置 4a 垂直運搬装置の搬器 5 ストックラック 6 セグメント搬送路 7,7a 搬送台車 7A 連結された搬送台車 7′ セグメント支持台 7c 連結部材 10,10A,10B 橋形クレーン 11,11a 桁 12 走行レール 12a トロリーレール 13 走行機構 13a キャリアー 14,14A 横行フレーム 15 巻上機 15a 吊上げ索 16 支持脚 17 受け棚 18 仮置き台 20 トラバーサー 21 搬送台 23 トラバーサーの駆動装置 24 搬送台の連結部材 30 セグメント吊上げ装置 31 吊下げ支持枠 32 セグメント保持枠 35 リニアアクチュエータ A セグメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相馬 正男 東京都港区赤坂五丁目4番14号 株式会社 コシハラ東京支店内 (72)発明者 木村 美文 大阪市西成区花園南一丁目7番20号 株式 会社コシハラ内 Fターム(参考) 2D055 GA05 2E174 BA01 CA02 CA03 CA06 CA09 CA12 CA16 CA30 CA35 CA38 DA11 DA24 DA51 EA02 3F203 AA10 BA04 CA02 CC01 DA02 FA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竪坑内に立設される垂直運搬装置を併設
    された覆工材のストックラックと地上部で、そのストッ
    クラック位置から所要距離離れて設置される覆工材受け
    入れヤードの荷受け設備とを覆工材の搬送路で繋いで竪
    坑を通じ掘削隧道内に覆工材を搬入する設備において、 前記覆工材受け入れヤードに設置される荷受け設備であ
    る橋形クレーンは、所要の間隔で平行する二本の桁が所
    要長さ前記搬送路側に突き出して設けられ、これら桁間
    に架設されて走行自在な横桁上に覆工材吊上げ装置の吊
    上げ駆動機構が横行可能に搭載され、この橋形クレーン
    に隣接する前記搬送路の端部には、その搬送路上の搬送
    台車を本線から左右に所要距離横移動させて複数台取り
    扱えるようにするトラバーサーが設けられていることを
    特徴とする隧道構築用覆工材の搬送システム。
  2. 【請求項2】 竪坑内に立設される垂直運搬装置を併設
    された覆工材のストックラックと地上部で、そのストッ
    クラック位置から所要距離離れて設置される覆工材受け
    入れヤードの荷受け設備とを覆工材の搬送路で繋いで竪
    坑を通じ掘削隧道内に覆工材を搬入する設備において、 前記覆工材受け入れヤードに設置される荷受け設備であ
    る橋形クレーンは、所要の間隔で平行する二本の桁が設
    けられ、これら桁間に架設されて走行自在な横桁上に覆
    工材吊上げ装置の吊上げ駆動機構が横行可能に搭載さ
    れ、前記橋形クレーンの支持脚間の内側には、その支持
    脚間に進入する運搬車輌と干渉しない高さ位置に受け棚
    が付設され、当該受け棚上に受け入れる覆工材の仮置き
    台が複数設けられていることを特徴とする隧道構築用覆
    工材の搬送システム。
  3. 【請求項3】 竪坑内に立設される垂直運搬装置を併設
    された覆工材のストックラックと地上部で、そのストッ
    クラック位置から所要距離離れて設置される覆工材受け
    入れヤードの荷受け設備とを覆工材の搬送路で繋いで竪
    坑を通じ掘削隧道内に覆工材を搬入する設備において、 前記覆工材受け入れヤードに設置される荷受け設備であ
    る橋形クレーンは、覆工材吊上げ装置を走行自在に支持
    する桁が所要長さ前記搬送路側に突き出して設けられ、
    前記搬送路上を走行する搬送台車は少なくとも2台を一
    連に連結されており、前記橋形クレーンにおける桁の突
    き出し部では覆工材吊上げ装置が前記連結搬送台車の連
    結ピッチに応じ移動して吊り荷を搬送台車に積み込める
    ように構成されていることを特徴とする隧道構築用覆工
    材の搬送システム。
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