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JP2956956B2 - 合成樹脂製クリップ - Google Patents

合成樹脂製クリップ

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Publication number
JP2956956B2
JP2956956B2 JP1717495A JP1717495A JP2956956B2 JP 2956956 B2 JP2956956 B2 JP 2956956B2 JP 1717495 A JP1717495 A JP 1717495A JP 1717495 A JP1717495 A JP 1717495A JP 2956956 B2 JP2956956 B2 JP 2956956B2
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JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
clip
spring
scattering prevention
resin spring
Prior art date
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JP1717495A
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JPH08205984A (ja
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英雄 三角
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Individual
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Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=11936601&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2956956(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
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Priority to CN95119934A priority patent/CN1062207C/zh
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Clamps And Clips (AREA)
  • Holders For Apparel And Elements Relating To Apparel (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主としてハンガーに装着
して使用される合成樹脂製クリップに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】衣服等を挟持するクリップを備えたハン
ガーは、水平に保持されるハンガー部材の両端寄り部に
金属製の“U”字形をしたバネでクリップ片の挟着部同
士が圧接する方向に弾性付勢してなる合成樹脂製クリッ
プを装着し、この合成樹脂製クリップに衣服等を吊持す
るようにしている。
【0003】ところで、衣服等を製造メーカーから商社
あるいは小売店に納品する場合にも上述のハンガーに衣
服等を吊持した状態で納品するのであるが、昨今製造物
責任法、所謂“PL法”により衣服等の縫製にも金属探
知器により針等が残留していないのを確認してから納品
されるようになっており、金属製の“U”字形をしたバ
ネでクリップ片の挟着部同士が圧接する方向に弾性付勢
してなる合成樹脂製クリップではこの金属製バネに金属
探知器が反応してしまう。
【0004】そこでこうした金属探知器に対応するため
に高密度カーボネイト樹脂を主体とした複合材料により
“U”字形に折り返した弾性を有する合成樹脂製バネを
合成樹脂製クリップに装着し、当該クリップをハンガー
に装着したものが用いられている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にかかる合成樹脂製クリップは、一端に挟着部
を形成したクリップ片を向かい合わせに対峙させ、両ク
リップ片に亙って“U”字形に折り返されて形成された
合成樹脂製バネを装着し、該合成樹脂製バネの弾性力に
より両クリップ片の挟着部同士が圧接する方向に弾性付
勢してなる合成樹脂製クリップにおいて、合成樹脂製バ
ネの先端内面部分に掛合部を形成し、該掛合部が掛合す
る受け止め部と、受け止め部より折り返えし部側の合成
樹脂製バネ部分を被う飛散防止部とをクリップ片に設け
るとともに、受け止め部に対面する飛散防止部の先端側
部分に空間を形成し、受け止め部の飛散防止部側先端部
と飛散防止部の受け止め部側先端部とがクリップ片を成
形する金型の摺動方向に直交する方向で重なり合わない
ように形成したことを特徴とするものである。
【0006】そこで、クリップ片を成形する時に合成樹
脂製バネを被うようにすることも考えられるが、こうし
た場合には成形用金型の型抜きができなくなったり、成
形用金型を複雑な構造で且つ金型の数(点数)が増えた
りしてしまうことから、イニシャルコスト並びにランニ
ングコストが高くなってしまうと言う問題もあった。本
発明は上記問題点に鑑み提案されたもので、安全で且つ
安価な合成樹脂製クリップを提供できるようにすること
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にかかる合成樹脂製クリップは、一端に挟着部
を形成したクリップ片を向かい合わせに対峙させ、両ク
リップ片に亙って“U”字形に折り返されて形成された
合成樹脂製バネを装着し、該合成樹脂製バネの弾性力に
より両クリップ片の挟着部同士が圧接する方向に弾性付
勢してなる合成樹脂製クリップにおいて、合成樹脂製バ
ネの先端内面部分に掛合部を形成し、該掛合部が掛合す
る受け止め部と、受け止め部より折り返えし側の合成樹
脂製バネ部分を被う飛散防止部とをクリップ片に設ける
とともに、受け止め部の飛散防止部側先端部と飛散防止
部の受け止め部側先端部とがクリップ片を成形する金型
の摺動方向に直交する方向で重なり合わないように形成
したことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明にかかる合成樹脂製クリップは、一対の
クリップ片を向かい合わせに対峙させ、この両クリップ
片の受け止め部に合成樹脂製バネの掛合部を掛合させる
と一対のクリップ片は合成樹脂製バネの弾性により挟着
部同士が圧接する方向に弾性付勢された合成樹脂製クリ
ップが組み立てられる。
【0009】こうした組み立てられた合成樹脂製クリッ
プをハンガーに装着した場合にはこのクリップに衣類等
を挟持して吊持することができるのである。
【0010】また、合成樹脂製クリップの繰り返しの使
用で合成樹脂製バネがその折り返し部分で折れることが
あるが、折れた合成樹脂製バネはその反動で飛散しよう
とするがこれを飛散防止部が受け止めるのである。
【0011】
【実施例】以下本発明にかかる合成樹脂製クリップを図
面に基づいて説明する。図1は合成樹脂製クリップの斜
視図、図2は合成樹脂製クリップの縦断側面図であっ
て、図中符号1は合成樹脂製クリップを全体的に示す。
この合成樹脂製クリップ1は主として衣類を吊持するた
めにハンガーに装着されて使用されるもので、合成樹脂
で同形状に形成されたクリップ片2を向かい合わせに一
対対峙させ、両クリップ片2・2間に亙って合成樹脂製
バネ3を装着してなるものである。
【0012】合成樹脂製バネ3は、高密度カーボネイト
樹脂を主体とする複合材料製の合成樹脂で折り返し部分
3aが厚く先端3bになるほど徐々に薄くなる“U”形
に形成するとともに、先端部分の内面に鉤形に突出させ
た掛合部4が形成されている。
【0013】そして、合成樹脂製バネ3が装着されるク
リップ片2・2は、図2及び図3に示すように、一端部
に衣類等を挟持する挟着部5を形成し、略中央部には上
記合成樹脂製バネ3の掛合部4を受け止める受け止め部
6を形成するとともに、他端部には合成樹脂製クリップ
1を合成樹脂製バネ3の張力に抗して開き操作する操作
部7が形成され、当該操作部7から受け止め部6の先端
6aの近傍位置にかけて飛散防止部8が形成されてい
る。
【0014】操作部7と受け止め部6との中間部分には
図4に示すようなハンガー9に装着するため、ハンガー
9の断面に嵌合する形状の装着嵌合部10が形成されて
おり、上記クリップ片2の一端に生成される挟着部5に
はスポンジ等からなるクッション材11が貼着されてい
る。
【0015】また、上記飛散防止部8は、クリップ片2
の操作部から合成樹脂製バネ3の掛合部4の近傍位置ま
で延出されたもので、図3に示すように飛散防止部8の
先端8aと受け止め部6の先端6aとはこのクリップ片
2を成形する金型(図示せず)の摺動方向Xに直交する
方向Yで重なり合わないように隙間をもたせてある。こ
のように、飛散防止部8の先端8aと受け止め部6の先
端6aとが方向Yで重なり合わないようにすると金型が
互いに干渉しないことから、クリップ片2を形成する成
形金型が一対で済ませられるのである。
【0016】上記のように形成されたクリップ片2・2
の一対を向かい合わせに対峙させ、この両クリップ片2
・2の受け止め部6に合成樹脂製バネ3の掛合部4を掛
合させると一対のクリップ片は合成樹脂製バネ3の弾性
により挟着部5のクッション材11の端面同士が圧接す
る方向に弾性付勢された合成樹脂製クリップ1が組み立
てられる。
【0017】こうして組み立てられた合成樹脂製クリッ
プ1は、その装着嵌合部10をハンガー9に嵌着させて
左右に摺動可能に装着し、この合成樹脂製クリップ1に
衣類等を挟持させると、合成樹脂製クリップ1は合成樹
脂製バネ3で形成してあるので、これを例えばハンガー
9に吊持させたままで検針用の金属探知器(図示せず)
に通すことができるのである。
【0018】また、こうして合成樹脂製クリップ1を使
用する時、時として合成樹脂製バネ3がその折り返し部
分で折れることがあり、この折れた合成樹脂製バネ3の
破片がその反動で飛散しようとするが、これを飛散防止
部8が受け止めるので、飛散する合成樹脂製バネの破片
で手や顔を傷ついたりすることを防止することができる
のである。
【0019】尚、上記実施例では飛散防止部の先端と受
け止め部の先端とはこのクリップ片を成形する金型(図
示せず)の摺動方向Xに直交する方向Yで重なり合わな
いように隙間を形成するようにしてあるが、この隙間は
必ずしも必要てはなく、隙間が無い状態でも本発明を実
施できるのは勿論である。また、上記実施例では合成樹
脂製クリップをハンガーに装着して使用するのを例に説
明したが、本発明はこうしたものに限られず、図示は省
略したが合成樹脂製クリップの装着嵌合部に短寸の円筒
を介在させてこの円筒を回動中心としてクリップを開閉
できるようにすると、小型のものでは選択ハサミとし
て、大型のものでは布団を干す時に使用するような布団
ハサミにすることができるのである。
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように本発明の合成樹脂
製クリップに依れば、合成樹脂製バネの先端内面部分に
掛合部を形成し、該掛合部が掛合する受け止め部と、受
け止め部より折り返えし側の合成樹脂製バネ部分を被う
飛散防止部とをクリップ片に設けるとともに、受け止め
部の飛散防止部側先端部と飛散防止部の受け止め部側先
端部とがクリップ片を成形する金型の摺動方向に直交す
る方向で重なり合わないように形成してあるので、クリ
ップ片を成形する成形金型も簡単な構造の一対の金型で
済み、イニシャルコストやランニングコストを低減して
大量生産することができると言う利点がある。
【0021】また、合成樹脂製バネで合成樹脂製クリッ
プが形成してあるので、これを例えばハンガーに装着し
て検針用の金属探知器に通すことができる。こうして使
用する時に合成樹脂製バネがその折り返し部分で折れた
場合、この折れた合成樹脂製バネはその反動で飛散しよ
うとするがこれを飛散防止部が受け止めるので、従来の
ように飛散する合成樹脂製バネの破片で手や顔を傷つけ
たりすることがなく安全性を大幅に向上させることがで
きるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】は合成樹脂製クリップの斜視図である。
【図2】は合成樹脂製クリップの縦断側面図である。
【図3】はクリップ片の拡大した縦断側面図である。
【図4】は合成樹脂製クリップをハンガーに装着した状
態の斜視図である。
【符号の説明】
1・・・合成樹脂製クリップ 2・・・クリップ片 3・・・合成樹脂性バネ 3a・・・合成樹脂性バネの折り返し部 4・・・掛合部 5・・・挟着部 6・・・受け止め部 8・・・飛散防止部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に挟着部を形成したクリップ片を向か
    い合わせに対峙させ、両クリップ片に亙って“U”字形
    に折り返されて形成された合成樹脂製バネを装着し、該
    合成樹脂製バネの弾性力により両クリップ片の挟着部同
    士が圧接する方向に弾性付勢してなる合成樹脂製クリッ
    プにおいて、合成樹脂製バネの先端内面部分に掛合部を
    形成し、該掛合部が掛合する受け止め部と、受け止め部
    より折り返えし部側の合成樹脂製バネ部分を被う飛散防
    止部とをクリップ片に設けるとともに、受け止め部に対
    面する飛散防止部の先端側部分に空間を形成し、受け止
    め部の飛散防止部側先端部と飛散防止部の受け止め部側
    先端部とがクリップ片を成形する金型の摺動方向に直交
    する方向で重なり合わないように形成したことを特徴と
    する合成樹脂製クリップ。
JP1717495A 1995-02-03 1995-02-03 合成樹脂製クリップ Expired - Lifetime JP2956956B2 (ja)

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JP1717495A JP2956956B2 (ja) 1995-02-03 1995-02-03 合成樹脂製クリップ
CN95119934A CN1062207C (zh) 1995-02-03 1995-10-18 合成树脂制的夹子

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JPH08205984A JPH08205984A (ja) 1996-08-13
JP2956956B2 true JP2956956B2 (ja) 1999-10-04

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CN1132139A (zh) 1996-10-02
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