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JP2953260B2 - 周波数オフセット補償方法 - Google Patents

周波数オフセット補償方法

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Publication number
JP2953260B2
JP2953260B2 JP5190976A JP19097693A JP2953260B2 JP 2953260 B2 JP2953260 B2 JP 2953260B2 JP 5190976 A JP5190976 A JP 5190976A JP 19097693 A JP19097693 A JP 19097693A JP 2953260 B2 JP2953260 B2 JP 2953260B2
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JP
Japan
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earth station
frequency offset
mobile
satellite
mes
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JP5190976A
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English (en)
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JPH0722990A (ja
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博康 石川
英雄 小林
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KEI DEI DEI KK
Original Assignee
KEI DEI DEI KK
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Publication date
Application filed by KEI DEI DEI KK filed Critical KEI DEI DEI KK
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Priority to US08/268,437 priority patent/US5613193A/en
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Application granted granted Critical
Publication of JP2953260B2 publication Critical patent/JP2953260B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/204Multiple access
    • H04B7/208Frequency-division multiple access [FDMA]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は狭帯域な変調信号からな
るFDMA運用を行なうディジタル衛星通信システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】現在、一般的な通信衛星の周波数変換用
局部発振器の長期周波数安定度は±1×10-5〜1×1
-6程度であるため、陸上地球局−衛星間の通信回線を
Cバンド帯(下り回線:4GHz上り回線:6GHz)
移動地球局−衛星間の通信回線をLバンド帯(下り回
線:1.5GHz上り回線:1.6GHz)で構成する
ディジタル移動体衛星通信システムの場合、C→Lリン
クL→Cリンクともに数kHzから数十kHzという非
常に大きな周波数変動が生じる。また、軌道傾斜角が大
きい通信衛星に対しては、衛星の八の字運動に伴うドッ
プラーシフトが生じ、衛星の傾斜角が5°の場合そのシ
フト量は数百Hzにも達する。
【0003】このような、大きな周波数変動を含む受信
信号を、そのまま既存の受信機で復調することは不可能
であること、及び通信方式としてFDMA運用を採用し
ているシステムでは、隣接チャネル間干渉が大きな問題
となるため、通常C→Lリンク及びL→Cリンクに対し
て、それぞれAFC(Automatic Frequ
ency Compensation)機能が付加され
る。図4及び図5に基本的なAFCを用いた移動体衛星
通信システムの構成図を示す。
【0004】図4において、C→Lリンクでは陸上地球
局9の保有する送信機の送信周波数制御を行なうため
に、AFCパイロット信号6によるクローズドループが
形成される。すなわち、陸上地球局から送信されるCバ
ンドのAFCパイロット信号は、衛星1を経由して再度
陸上地球局でLバンドで受信された後、陸上地球局に設
置されているパイロット信号受信装置の基準発振器の周
波数と比較され、その偏差分がCバンド送信周波数変換
装置の第1局部発振器にフィードバックされて誤差が補
正される。
【0005】一方、図5に示すL→Cリンクでは陸上地
球局の保有する受信機の受信周波数制御を行なうため
に、AFCパイロット信号6によるオープンループが形
成される。すなわち、陸上地球局から送信されるLバン
ドのAFCパイロット信号は衛星1を経由して再度陸上
移動局でCバンドで受信された後、陸上地球局に設置さ
れているパイロット信号受信装置の基準発振器の周波数
と比較され、その偏差分がCバンド受信周波数変換装置
の第2局部発振器にフィードバックされて誤差が補正さ
れる。
【0006】しかしながら、陸上地球局9と通信を行な
う陸上、海上及び空中を移動する移動地球局11から見
た衛星のドップラーシフトと陸上地球局9から見た衛星
のドップラーシフトは異なるため、上記のAFCでは衛
星の八の字運動により生じるドップラーシフトを補償す
ることができない。
【0007】この問題を改善する手段として、文献「イ
ンマルサット航空機地球局用AFC装置」(金井他、発
行所:電子情報通信学会、発行日:1992年9月17
日、衛星通信研究会、SAT92−79、P79〜P8
4)に示されているEAFC(Enhanced AF
C)が提案されている。この方式は衛星の軌道情報と陸
上地球局の位置情報、並びに図6及び図7に示す陸上地
球局9における標準地球局10からのEAFCパイロッ
ト受信信号12の周波数変動の観測データをもとに、衛
星−陸上地球局間のドップラーシフトを推定し補償する
方式である。
【0008】しかしながら、EAFCの場合、補償でき
るドップラーシフトは衛星−陸上地球局間に生じるドッ
プラーシフト量に限られ衛星−移動地球局間に生じるド
ップラーシフト量は補償することができず、依然として
数百Hzオーダーのドップラーシフトによる周波数オフ
セットが生じるという問題が残る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一般に、陸上地球局が
保有する周波数発振器としては、長期安定度が±1×1
-8程度の極めて高安定で高級なものが採用されている
が、移動地球局ではその可搬性と経済性のために長期安
定度が±1×10-5程度の極めて安定性の悪い周波数発
振器が採用されている。これにより、移動地球局におい
ても衛星中継器と同様に周波数発振器の不安定性を起因
とする周波数オフセットが移動地球局の受信特性を大き
く劣化させる要因となる。そのため、移動地球局では通
常は陸上地球局から送信されるフォワードリンクの受信
信号から搬送波周波数を検出しその検出した周波数を基
準にして自局の送信信号の周波数同期を行なう。
【0010】しかしながら、たとえ前記に示したAF
C、EAFCによる周波数オフセット補償システムにこ
の手法を適用したとしても、陸上地球局により生じる周
波数オフセット補償誤差、並びに衛星−移動地球局間の
ドップラーシフトを含む受信信号から搬送波周波数を検
出し、その検出した搬送波周波数を基準としてリターン
リンクの送信信号を伝送するため、陸上地球局ではフォ
ワードリンクとリターンリンクの両方の周波数オフセッ
ト補償誤差、並びに衛星−移動地球局間に生じるドップ
ラーシフト量からなる大きな周波数オフセット量を含む
受信信号を復調する必要があり、この問題は陸上地球局
の受信装置に多大な負荷を与える原因となる。
【0011】更に、変調信号が狭帯域でFDMA運用が
行なわれるシステムでは各チャネルごとに含まれるAF
C、あるいはEAFCの周波数オフセット補償誤差と衛
星−移動地球局間のドップラーシフトからなる周波数オ
フセット量が異なるため、隣接チャネル間干渉による信
号品質特性劣化が大きな問題となる。
【0012】現時点では、上記隣接チャネル間干渉の問
題を解決する周波数オフセット補償技術が何ら開発され
ていないため、現状のディジタル移動体衛星通信システ
ムでは、衛星中継器が保有するトランスポンダの周波数
利用効率を犠牲にして、大きなガードバンドをチャネル
間に設定している。従って、衛星中継器のトランスポン
ダ周波数利用効率を大幅に向上できる高精度の周波数オ
フセット補償システムの開発が現在望まれている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するために、固定通信網と接続される陸上地球局と複
数の陸上地球局を制御する標準地球局と、陸上、海上及
び空中を移動する移動地球局、あるいは地上のある固定
点に常設される移動地球局と、陸上地球局と移動地球局
との間の通信を中継する通信衛星から構成される移動体
衛星通信システムにおいて、陸上地球局では移動地球局
からの発呼要求であるリクエスト信号、あるいは地上網
からの発呼要求に対するレスポンス信号から通信衛星の
持つ衛星中継器、及び移動地球局の発振器が含む周波数
オフセット量、並びに通信衛星の運動に起因するドップ
ラーシフト量から成る周波数オフセット量を検出し、2
つの周波数オフセット量を制御チャネルあるいは通信チ
ャネルを利用して移動地球局に通知し、移動地球局では
陸上地球局から通知された2つの周波数オフセット量を
補償するように通信チャネルの発振器を制御することに
より、陸上地球局における受信機の周波数オフセットに
よる受信特性劣化を改善、並びに無線区間における隣接
チャネル間干渉を回避することが可能となる点に特徴が
ある。
【0014】
【作用】本発明のように、陸上地球局においてリターン
リンクに含まれる周波数オフセット量を検出し、移動地
球局において局部発振器を制御して周波数オフセットを
補償することにより、陸上地球局の受信装置に大きな負
荷をかけることなく通信を行なうことができると共に、
衛星中継器上の隣接チャネル間干渉を回避しトランスポ
ンダの利用効率を大幅に向上することができる。
【0015】更に、本発明はフォワードリンクリターン
リンクの各々について独立に周波数オフセット補償が行
なわれるため、現在実用化されているAFCやEAFC
との組み合わせによる周波数オフセット補償も容易に行
なうことができ、現用システムに大きな変更を加えるこ
となく本発明による周波数オフセット補償システムを適
用することもできる。
【0016】
【発明の原理】図1〜図3は本発明による移動体衛星通
信用周波数オフセット補償方法の手順を示す図である。
【0017】図1において、移動地球局2は地上の固定
網との間で通信を行なうために、通信チャネル割り当て
要求のためのリクエスト信号、あるいは地上網側からの
呼接続要求に対するレスポンス信号a,bを制御チャネ
ルを利用して陸上地球局3に対して送信する。但し、移
動地球局2の持つ周波数発振器の不安定性に起因する周
波数オフセット量を考慮して、衛星中継器1のリクエス
ト信号用帯域幅は十分な広さが確保されているとする。
【0018】更に、本発明はL→Cリンク(リターンリ
ンク)のみを対象としており、C→Lリンク(フォワー
ドリンク)については、標準地球局10から送信される
EAFCパイロット信号12を利用するEAFCによる
周波数オフセット補償を行なうものと仮定している。ま
た、陸上地球局3が有する発振器は、移動地球局2が有
する発振器に比較して極めて高安定であるため、フォワ
ードリンクにおける陸上地球局3の発振器による周波数
オフセットはほぼ無視できるものと考えられる。
【0019】次に、陸上地球局3では、移動地球局2か
らのリクエスト信号、あるいはレスポンス信号a,bを
受信すると共に、リクエスト信号、あるいはレスポンス
信号を受信機4により復調し、受信信号に含まれるEA
FCによる周波数オフセット補償を施した後の周波数オ
フセット量Aを高精度の搬送波周波数検出装置により検
出する。ここで、周波数オフセット量Aの推定方式とし
ては特開平1−108835号公報「PSK信号復調方
式」を利用することにより実現することができる。
【0020】次に、図2に示すように、この周波数オフ
セット量Aの検出値をデータ化し、例えば通信チャネル
の割り当て情報とともに移動地球局2に制御チャネル
c,dを利用して通知する。移動地球局2では、陸上地
球局3からの受信信号を受信機5により復調し、自局が
補償すべき周波数オフセット量Aのデータ値を認識す
る。この周波数オフセット補償情報をもとに、移動地球
局2は自局のもつ局部発振器を制御して、図3に示すL
→Cリンク(リターンリンク)e,fに含まれる周波数
オフセットを補償する。ここで、移動地球局の発振器の
短期安定度は長期安定度と比較すると格段に優れてお
り、前記手法で補償制御された通信チャネルの搬送波周
波数は、5分程度の1通話時間内ではほぼ一定と見做す
ことができる。
【0021】以上の方法により、移動体衛星通信システ
ムにおいて問題となる周波数オフセットを大幅に削減で
きることを、本発明の対象となるL→Cリンク(リター
ンリンク)について簡単な表現式を用いて以下に説明す
る。但し、比較のため周波数オフセット補償を行なわな
い場合(以下ケース1とする)、AFCによる周波数オ
フセット補償を行なう場合(以下ケース2とする)、E
AFCによる周波数オフセット補償を行なう場合(以下
ケース3とする)の各々についても、各ケースの周波数
オフセット補償特性を簡単な表現式を用いて説明する。
【0022】まず、各リンクごとの周波数オフセットの
原因となる各種要因としては次のものが挙げられる。
【0023】・AFCのパイロット信号に含まれる局部
発振器の周波数変動:OSC(AFC) ・AFCによる補償誤差:COM(AFC) ・衛星の局部発振器の周波数変動:OSC(SAT) ・陸上地球局(LES)の局部発振器の周波数変動:O
SC(LES) ・陸上地球局(LES)の周波数変換器の周波数誤差:
CONV(LES) ・移動地球局(MES)の局部発振器の周波数変動:O
SC(MES) ・移動地球局(MES)の周波数変換器の周波数誤差:
CONV(MES) ・陸上地球局の受信機の周波数オフセット推定誤差:O
SC(DEMO) ・移動地球局と衛星間の衛星運動によるドップラーシフ
ト UPリンク:Dup(MES) DOWNリンク:Ddown(MES) ・移動地球局が移動することによる移動地球局と衛星間
のドップラーシフト UPリンク:DPup(MES) DOWNリンク:DPdown(MES) ・陸上地球局と衛星間の衛星運動によるドップラーシフ
ト UPリンク:Dup(LES) DOWNリンク:Ddown(LES)
【0024】以上のパラメータを用いて各リンクごとの
周波数オフセット量を定量的に以下に示す(図1参
照)。ただし、以下の計算式で用いる記号a〜r,A〜
Jは図1〜3に示される記号と一致するものである。
【0025】(1)L→Cリンクにおける移動地球局か
らのリクエスト信号あるいはレスポンス信号に含まれる
周波数オフセット量の検出
【0026】まず、陸上地球局の受信機4の入力点(a
→bリンク)における移動地球局からの送信信号に含ま
れる周波数オフセット量Δfbは、
【0027】 Δfb=Ddown(LES)+OSC(SAT)+Dup(MES) +OSC(MES)+CONV(MES)+DPup(MES)
【0028】で与えられる。この時、EAFC(g→h
リンク)による周波数オフセット補償量Δf(EAF
C)は、
【0029】 Δf(EAFC)=COM(AFC)+OSC(SAT)+OSC(AFC) +Ddown(LES)
【0030】で与えられるため、陸上地球局の受信機の
出力点Aにおける周波数オフセット量ΔfAは、
【0031】 ΔfA=Δfb+OSC(DEMO)−Δf(EAFC) =Dup(MES)+OSC(MES)+CONV(MES) +DPup(MES)+OSC(DEMO)−COM(AFC) −OSC(AFC) で与えられる。
【0032】(2)制御チャネル(C→Lリンク)によ
る陸上地球局から移動地球局への周波数オフセット量の
通知
【0033】(1)において検出されたΔfAは、周波
数オフセット補償データとしてデータ化された後、図2
のC→Lリンク(c→d)において、陸上地球局から移
動地球局に通信チャネル割り当て情報等と共に通知され
る。
【0034】(3)通信チャネル(L→Cリンク)にお
ける周波数オフセット補償後の移動地球局からの送信信
号に含まれる周波数オフセット補償誤差量
【0035】まず、陸上地球局の受信機4の入力点(e
→fリンク)における移動地球局からの送信信号に含ま
れる周波数オフセット量Δffは、
【0036】 Δff=Dup(MES)+OSC(MES)+CONV(MES) +DPup’(MES)+Ddown(LES)+OSC(SAT)
【0037】で与えられる。この時、EAFC(g→h
リンク)による周波数オフセット補償量Δf(EAF
C)は、(1)で示した値で与えられるため、陸上地球
局受信機4の入力点Cにおける周波数オフセット補償誤
差量ΔfCは、
【0038】 ΔfC=Δff−Δf(EAFC) =DPup’(MES)−DPup(MES)+OSC(DEMO) ≦2|DPup(MES)|+OSC(DEMO)
【0039】で与えられる(移動地球局の進行方向及び
走行速度は常時変化するのでDPup’(MES)はD
Pup(MES)と一致するとは限らない)。なお、周
波数オフセット補償を何ら行なわない場合(ケース1)
のL→Cリンクにおける周波数オフセット量ΔfC
(1)は、
【0040】 ΔfC(1)=Ddown(LES)+OSC(SAT)+Dup(MES) +OSC(MES)+CONV(MES)+OSC(LES) で与えられる。
【0041】次に、同様にしてAFC、EAFCについ
てもL→Cリンク(通信チャネル)の周波数オフセット
量を表現式を用いて以下に示す。 (4)C→LリンクにおけるAFC(ケース2)による
周波数オフセット補償誤差量(図4参照)
【0042】まず、AFCパイロット信号による周波数
オフセット補償量Δf(AFC)は、
【0043】 Δf(AFC)=Dup(LES)+OSC(SAT)+Ddown(LES )+OSC(AFC)+COM(AFC)
【0044】で与えられる。従って、移動地球局の受信
機の出力点F(i→jリンク)における陸上地球局から
の送信信号に含まれる周波数オフセット量ΔfFは
【0045】 ΔfF=Dup(LES)+CONV(LES)+OSC(SAT) +Ddown(MES)+DPdown(MES)−Δf(AFC) =CONV(LES)+Ddown(MES)+DPdown(MES )−Ddown(LES)−OSC(AFC)−COM(AFC) で与えられる。
【0046】(5)L→CリンクにおけるAFC(ケー
ス2)による周波数オフセット補償誤差量(図5参照)
【0047】陸上地球局受信機入力点G(k→lリン
ク)における移動地球局からの送信信号に含まれる周波
数オフセット量ΔfGは、(4)のΔfF及びΔf(A
FC)を用いて
【0048】 ΔfG=ΔfF+Dup(MES)+DPup(MES)+CONV(MES )+OSC(SAT)+Ddown(LES)−Δf(AFC) =CONV(LES)+Ddown(MES)+DPdown(MES )+CONV(MES)−Ddown(LES)−2OSC(AFC )−2COM(AFC)+Dup(MES)+DPup(MES) −Dup(LES) で表される。
【0049】(6)C→LリンクにおけるEAFC(ケ
ース3)による周波数オフセット補償誤差量(図6参
照)
【0050】まず、EAFCパイロット信号(m→nリ
ンク)による周波数オフセット補償量Δf(EAFC)
は前述したように
【0051】 Δf(EAFC)=COM(AFC)+OSC(SAT)+OSC(AFC) +Ddown(LES)
【0052】で与えられる。従って、移動地球局の受信
機の出力点I(o→pリンク)における陸上地球局から
の送信信号に含まれる周波数オフセット量ΔfIは、
【0053】 ΔfI=Dup(LES)+CONV(LES)+OSC(SAT) +Ddown(MES)+DPdown(MES)−Δf(EAFC ) =CONV(LES)+Ddown(MES)+DPdown(MES )−COM(AFC)−OSC(AFC) で与えられる。
【0054】(7)L→CリンクにおけるEAFC(ケ
ース3)による周波数オフセット補償誤差量(図7参
照)
【0055】陸上地球局の受信機の入力点J(q→rリ
ンク)における移動地球局からの送信信号に含まれる周
波数オフセット量ΔfJは、(6)のΔfI及びΔf
(EAFC)を用いて
【0056】 ΔfJ=ΔfI+Dup(MES)+DPup(MES)+CONV(MES )+OSC(SAT)+Ddown(LES)+OSC(LES) −Δf(EAFC) =CONV(LES)+Ddown(MES)+DPdown(MES )−2COM(AFC)−2OSC(AFC)+Dup(MES) +DPup(MES)+CONV(MES) で与えられる。
【0057】上記の計算結果において、ΔfC,Δf
G,ΔfJが各々本発明のAFC並びにEAFCを移動
体衛星通信システムの周波数オフセット補償方法とし
て、適用した場合の陸上地球局で受信された受信信号に
含まれるトータルの周波数オフセット補償誤差量を表す
ことになる。ここで、一例として移動体衛星通信システ
ムにおいて周波数オフセットを引き起こす各種誤差要因
の代表値を以下に示す。
【0058】 OSC(AFC) =±100Hz COM(AFC) =±100Hz OSC(SAT) =±50kHz OSC(LES) =±100Hz CONV(LES) =±100Hz OSC(MES) =±5kHz CONV(MES) =±100Hz OSC(DEMO) =±20Hz Dup(MES) =±243Hz Ddown(MES) =±228Hz DPup(MES) =±160Hz DPdown(MES)=±150Hz Dup(LES) =±288Hz Ddown(LES) =±177Hz
【0059】以上のパラメータ代表値を用いてΔfC,
ΔfG,ΔfJ,ΔfC(1)を各々計算すると次のよ
うになる(ただし各種誤差要因は正負両方の値を取りう
るので絶対値の和として求めている)。
【0060】・周波数オフセット補償無しの場合(ケー
ス1) ΔfC(1)=55.543kHz ・AFCによる周波数オフセット補償を行なった場合
(ケース2) ΔfG=0.966×1.6/1.5+0.88kHz =1.91kHz ・EAFCによる周波数オフセット補償を行なった場合
(ケース3) ΔfJ=0.678×1.6/1.5+0.703kHz =1.426kHz ・本発明の方法による周波数オフセット補償を行なった
場合 ΔfC=0.34kHz
【0061】以上の計算結果を比較しても明らかなよう
に、本発明の方法は補償無しの場合と比較して約1/1
63.4、従来技術であるAFCの場合と比較して約1
/5.6、EAFCと比較して約1/4.2というよう
に周波数オフセット補償誤差を大幅に改善できることが
分かる。すなわち、本発明の方法により移動地球局が移
動することにより生じる衛星−移動地球局間のドップラ
ーシフト以外の全ての周波数オフセットの影響を完全に
除去することが可能であり、復調器に大きな周波数オフ
セットを補償するための特別な回路を付加することな
く、十分な受信特性を得られることが可能となる。
【0062】ところで、上記では陸上地球局の受信機の
復調器入力時における通信チャネルのトータルの周波数
オフセット量の算出を行なったが、無線区間における隣
接チャネル間干渉も移動体衛星通信システムを構築する
上で大きな問題となる。すなわち、複数の陸上地球局と
複数の移動地球局が各々独立に衛星通信を行なう場合、
各陸上地球局−衛星間及び各移動地球局−衛星間の衛星
の動きに伴うドップラシフト量(Dup(LES)、D
down(LES))及び(Dup(MES)、Ddo
wn(MES))、並びに各移動地球局が移動すること
により生じる各移動地球局−衛星間のドップラーシフト
量(DPup(MES)、DPdown(MES))、
更に各陸上地球局の受信機の局部発振器の周波数変動
(OSC(LES))周波数変換器の周波数誤差(CO
NV(LES))及びAFCによる周波数オフセット補
償誤差(COM(AFC))、並びに各移動地球局の受
信機の局部発振器の周波数変動(OSC(MES))及
び周波数変換器の周波数誤差(CONV(MES))が
異なるため、これらの影響により無線区間において隣接
チャネル間干渉が生じる。
【0063】ここで、C→L回線の衛星中継器入力時に
おいて隣接チャネル間干渉を引き起こす周波数オフセッ
ト量をASIF、L→C回線の衛星中継器入力時におい
て隣接チャネル間干渉を引き起こす周波数オフセット量
をASIRで表すものと仮定した場合、各補償方法にお
ける隣接チャネル間干渉を引き起こす周波数オフセット
量は次のようになる。
【0064】(周波数オフセット補償無しの場合:ケー
ス1) ΔASIR(1)=OSC(MES)+Dup(MES)+DPup(MES ) (AFCによる周波数オフセット補償を行なう場合:ケ
ース2) ΔASIF(2)=CONV(LES)+COM(AFC)+Dup(LES ) ΔASIR(2)=CONV(LES)+COM(AFC)+Dup(LES )+Ddown(MES)+DPdown(MES) +CONV(MES)+Dup(MES) +DPup(MES) (EAFCによる周波数オフセット補償を行なう場合:
ケース3) ΔASIF(3)=CONV(LES)+COM(AFC) ΔASIR(3)=CONV(LES)+COM(AFC)+Dup(MES )+Ddown(MES)+DPdown(MES) +DPup(MES)+CONV(MES)
【0065】(本発明の方法の場合) ΔASIF=CONV(LES)+COM(AFC) ΔASIR=OSC(DEMO)+2DPup(MES)+CONV(MES )
【0066】前記に示した周波数オフセットの各種要因
のパラメータ代表値を用いて以上の隣接チャネル間干渉
量の表現式を計算すると ΔASIR(1)=5.403kHz ΔASIF(2)=0.488kHz ΔASIR(2)=1.427kHz ΔASIF(3)=0.2kHz ΔASIR(3)=1.12kHz ΔASIF =0.2kHz ΔASIR =0.44kHz となる。
【0067】以上の計算結果から明らかなように、L→
C回線における衛星中継器上での隣接チャネル間干渉量
について、本発明の方法は補償なしの場合と比較して約
1/12、AFCと比較して約1/3、EAFCと比較
して約1/2.5というように衛星中継器上の隣接チャ
ネル間干渉量を大幅に削減できることが分かる。すなわ
ち、現用のシステムでは衛星中継器上の隣接チャネル間
干渉による符号間干渉を回避するために、通信チャネル
間のガードバンド幅を大きくし、チャネル利用効率を劣
化させる必要があったが、本発明の方法を適用すること
により、AFC、EAFCを用いたシステムよりもガー
ドバンド幅を大幅に減じることができるため、トランス
ポンダのチャネル利用効率を向上させることが可能とな
る。
【0068】
【実施例】本発明の実施例を図1に基づいて説明する
と、図1において自動車、船舶、航空機等の移動地球局
2は地上の固定網との間で通信を行なうために、通信チ
ャネル割り当て要求のためのリクエスト信号、あるいは
地上網側からの呼接続要求に対するレスポンス信号を通
信衛星1に対してLバンド(上り回線a)で送信し、通
信衛星1は移動地球局からのリクエスト信号、あるいは
レスポンス信号を受信し、Cバンドにアップコンバート
した後に、Cバンド(下り回線b)の信号として陸上地
球局3に対して送信する。
【0069】次に、陸上地球局3では、移動地球局2か
らのリクエスト信号(レスポンス信号)を通信衛星1か
らCバンドで受信すると共に、リクエスト信号を受信機
4により復調し、受信信号に含まれるEAFC(あるい
は通常のAFC)による周波数オフセット補償を施した
後の周波数オフセット量Aを高精度の搬送波周波数検出
装置により検出する。
【0070】ここで、陸上地球局の送受信装置は、図8
に示すように、衛星からの受信信号21を復調する復調
回路22、周波数オフセット量検出値24をデータ化す
るデータ化回路25、周波数オフセット補償データ26
と送信データ系列27をフレーム化する送信データフレ
ーム化回路28、送信データ信号29を変調する変調回
路30、変調信号31を高周波信号に変換する高周波回
路32、並びに送信信号35の搬送波周波数34を生成
する局部発振器33から構成される。
【0071】図8において、図1の通信衛星1を介して
受信される移動地球局2からの受信信号21には、EA
FC(あるいは通常のAFC)による周波数オフセット
補償では、除去できない周波数オフセット量が含まれて
いる。ここで、この受信信号を特開平1−108835
号公報に示される「PSK信号復調方式」を用いて復調
することにより、受信信号21に含まれる周波数オフセ
ット量を極めて精度良く(±20Hz程度)検出するこ
とができる。
【0072】次に、この周波数オフセット量検出値24
をデータ化回路25により周波数オフセット補償データ
26として送信データフレーム化回路に入力する。送信
データフレーム化回路28では、この周波数オフセット
補償データと通信チャネルの割り当て情報等を含む送信
データ系列27をTDMフレームフォーマットに合致す
るようにフレーム化し、TDMフレーム信号29として
変調回路30に入力される。更に、TDMベースバンド
変調信号31は高周波回路32に入力され、局部発振器
33により生成された搬送波周波数34により高周波信
号に変換増幅された後、送信信号35として図2に示す
通信衛星1を介して移動地球局2に制御チャネルc(C
バンド)、d(Lバンド)を利用して通知される。
【0073】移動地球局2では、通信衛星1から送信さ
れてきた陸上地球局3からの制御信号を受信機5により
復調し、自局が補償すべき周波数オフセット量Aのデー
タ値を認識する。
【0074】ここで、移動地球局の送受信装置は図9に
示すように、衛星からの受信信号41を復調する復調回
路42、受信データ系列43を解読するデータ解読回路
44、周波数オフセット補償データ46を用いて局部発
振器49を制御する送信周波数制御装置47、送信デー
タ系列51をフレーム化する送信データフレーム化回路
52、送信データ信号53を変調する変調回路54、並
びに変調信号55を高周波信号に変換する高周波回路5
6から構成される。
【0075】図9において、図2の通信衛星1を介して
受信される陸上地球局3からの受信信号41には、EA
FC(あるいは通常のAFC)による周波数オフセット
補償方式が適用されており移動地球局2の有する受信機
5では何ら問題なく復調回路42によりデータを復調す
ることができるものと仮定する。
【0076】次に、復調回路42により復調された受信
データ系列43は、データ解読回路44により解読さ
れ、情報データ系列45及び周波数オフセット補償デー
タ46が検出される。この周波数オフセット補償データ
46は送信周波数制御装置47に入力され、送信周波数
制御装置47は補償すべき周波数オフセット量を認識
し、制御信号48を介して局部発振器49を制御して、
周波数オフセット補償量分だけ通信チャネルの搬送波周
波数50をシフトする。
【0077】最後に、送信データフレーム化回路52、
並びに変調回路54により生成されたTDMベースバン
ド変調信号55は、周波数オフセット補償が施された搬
送波周波数50により高周波回路56において、高周波
信号に変換され、増幅された後、送信信号57として図
3に示す通信衛星1を介して陸上地球局3との通信を開
始する。
【0078】以上のように、本発明による周波数オフセ
ット補償方法を採用することにより、衛星中継器上のト
ランスポンダ周波数利用効率が極めて良好な移動体衛星
通信システムを構築することができる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のように、
移動体衛星通信システムの陸上地球局において、リター
ンリンクに含まれる周波数オフセット量を検出し、移動
地球局の局部発振器を制御して、周波数オフセットを補
償することにより、陸上地球局の受信装置に大きな負荷
をかけることなく、高品質の通信を行なうことができる
と共に、衛星中継器上の隣接チャネル間干渉を回避しト
ランスポンダの利用効率を大幅に向上することができ
る。その結果、携帯端末の小型化、省電力化、低価格化
に貢献すると共に、高品質の通信サービスを移動体衛星
通信システムのユーザに提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による移動体衛星通信用周波数オフセッ
ト補償システムの補償手順を示す図である。
【図2】本発明による移動体衛星通信用周波数オフセッ
ト補償システムの補償手順を示す図である。
【図3】本発明による移動体衛星通信用周波数オフセッ
ト補償システムの補償手順を示す図である。
【図4】従来のAFCによる移動体衛星通信用周波数オ
フセット補償システムの補償手順を示す図である。
【図5】従来のAFCによる移動体衛星通信用周波数オ
フセット補償システムの補償手順を示す図である。
【図6】従来のEAFCによる移動体衛星通信用周波数
オフセット補償システムの補償手順を示す図である。
【図7】従来のEAFCによる移動体衛星通信用周波数
オフセット補償システムの補償手順を示す図である。
【図8】本発明による移動体衛星通信用周波数オフセッ
ト補償システムの陸上地球局が有する送受信装置の構成
を示す図である。
【図9】本発明による移動体衛星通信用周波数オフセッ
ト補償システムの移動地球局が有する送受信装置の構成
を示す図である。
【符号の説明】
1 通信衛星 2 移動地球局 3 陸上地球局 4 陸上地球局受信機 5 移動地球局受信機 6 AFCパイロット信号 7 AFCシステム用移動地球局受信機 8 AFCシステム用陸上地球局受信機 9 陸上地球局 10 標準地球局 11 移動地球局 12 EAFCパイロット信号 21 受信信号 22 復調回路 23 受信データ系列 24 周波数オフセット量検出値 25 データ化回路 26 周波数オフセット補償データ 27 送信データ系列 28 送信データフレーム化回路 29 TDMフレーム信号 30 変調回路 31 TDMベースバンド変調信号 32 高周波回路 33 局部発振器 34 搬送波周波数 35 送信信号 41 受信信号 42 復調回路 43 受信データ系列 44 データ解読回路 45 情報データ系列 46 周波数オフセット補償データ 47 送信周波数制御装置 48 制御信号 49 局部発振器 50 搬送波周波数 51 送信データ系列 52 送信データフレーム化回路 53 TDMAフレーム信号 54 変調回路 55 TDMAベースバンド変調信号 56 高周波回路 57 送信信号 A 移動地球局用周波数オフセットデータ B 移動地球局受信機出力 C 陸上地球局受信機入力 D 移動地球局受信機出力 E AFCシステム用陸上地球局受信機出力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/14 - 7/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定通信網と接続される複数の陸上地球
    局と、各陸上地球局を制御、監視する標準地球局と、陸
    上、海上及び空中を移動する移動地球局と、陸上地球局
    と移動地球局間の通信を中継する通信衛星から構成され
    る移動体衛星通信システムにおいて、 陸上地球局では移動地球局からのリクエスト信号あるい
    はレスポンス信号から、通信衛星の持つ衛星中継器及び
    前記移動地球局の発振器が含む周波数オフセット量、並
    びに該通信衛星の運動に起因するドップラーシフト量か
    ら成る周波数オフセット量を検出し、 前記2つの周波数オフセット量を制御チャネルあるいは
    通信チャネルを利用して前記移動地球局に通知し、 前記移動地球局では前記陸上地球局から通知された前記
    2つの周波数オフセット量を補償するように通信チャネ
    ルの発振器を制御することを特徴とする周波数オフセッ
    ト補償方法。
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