JP2951375B2 - 低風騒音低コロナ騒音架空電線 - Google Patents
低風騒音低コロナ騒音架空電線Info
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- JP2951375B2 JP2951375B2 JP20121090A JP20121090A JP2951375B2 JP 2951375 B2 JP2951375 B2 JP 2951375B2 JP 20121090 A JP20121090 A JP 20121090A JP 20121090 A JP20121090 A JP 20121090A JP 2951375 B2 JP2951375 B2 JP 2951375B2
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- electric wire
- wire
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Description
電線に関するものである。
カルマン渦ができ、風騒音が発生する。この風騒音防止
するには、電線外周に長手方向に一様でない突条を設け
て、カルマン渦を乱してやることが有効である。
に最外層の一部の素線1aの外径または断面形状を同層の
他の素線1bと異ならせて外周面にらせん状の突条2を形
成したものが提案されている。このような突条2を形成
すると、カルマン渦が乱され、風騒音の発生を防止でき
る。
降ったときにコロナ騒音が発生しやすい。その原因は、
電線に付着した雨水が突条に沿って電線下面側にまわり
込み、水滴となって落下するときに、水滴が突条からさ
らに突出する状態となるためである。
溝3を形成した架空電線も提案されている(特開平1−
265409号公報)。このようにすると、水滴が溝3内で成
長するため、水滴が突条から大きく突出することがなく
なり、コロナ放電が抑制され、コロナ騒音を低減するこ
とができる。
コロナ騒音を低減できるが、溝の形成によって突条が尖
った形になるため、突条自体からコロナが発生しやすく
なり、それを解消することが課題となっている。
風騒音低コロナ騒音架空電線を提供するもので、その構
成は、最外層の一部の素線の断面形状を同層の他の素線
と異ならせて外周面にらせん状の突状を形成し、突状を
形成する素線以外の素線はセグメント形とした架空電線
において、前記突条を形成する素線は電線中心に対し対
称な位置に2本1組で2組配置するものとし、突条の中
心角は30℃未満とし、突条の両側の立上り面は曲率半径
2.5mm以上の曲面とし、突条はその頂部に前記立上り面
に滑らかに連なる、曲率半径が電線中心から突条頂部ま
での距離以上の曲面(平面を含む)を有し、かつその曲
面の中央部に幅2〜5mmの溝を有することを特徴とする
ものである。
るとよく、また雨滴によるコロナ騒音を防止するには突
条に形成する溝の幅を2〜5mmにするとよいことが知ら
れている。これを前提条件とした架空電線を上記のよう
な構成にすると、突条に上記サイズの溝を形成しても、
突条の断面形状は全体として丸みのある形となり、溝が
突条表面の電位傾度に影響を及ぼすことがなくなり、コ
ロナが発生し難くなるのである。
る。
心に鋼撚線4を有するACSRで、最外層の一部の素線1aの
断面形状を同層の他の素線1bと異ならせて外周面にらせ
ん状の突条2を形成したものである。突条2を形成する
素線1a以外の素線1bはセグメント形となっている。
に2本1組で2組配置されており、突条2を形成する各
素線1aの中心各θは15゜未満、すなわち突条2の中心角
は30゜未満となっている。突条2の両側の立上り面Pは
図−2に示すように曲率半径Rが2.5mm以上の曲面とな
っており、突条2はその頂部に前記立上り面Pに滑らか
に連なる曲面Qを有し、かつその曲面Qの中央部に幅2
〜5mmの溝3を有している。上記曲面Qは電線中心から
突条2の頂部までの距離と同等か、それより大きい曲率
半径を有するなだらかな曲面である(平面でもよい)。
突条2の高さHは2mmである。
なV形のほか、図−3に示すような丸形、図−4に示す
ような角形であってもよい。
騒音とコロナ騒音を測定を行った結果を説明する。突条
2の高さHは2.5mm、素線1aの中心角θは14゜(突条2
の中心角は28゜)、溝3の幅は3mm、突条の両側の立上
り面Pの曲率半径は2.5mmである。
発明の電線、Bは突条のない通常の電線であり、突条を
形成することにより15dB以上の風騒音改善効果がみられ
る。なお風騒音の測定は、水平に張った電線に真横から
風速12mの風を吹きつけた状態で行った。
と「ブーン」というコロナハム音がある。図−6および
図−7はそれぞれ突条の両側の立上り面Pの曲率半径の
変化に対するランダム音およびハム音の測定結果を示
す。比較のため突条のない通常の電線にスパイラルロッ
ドを巻きつけた場合のランダム音およびハム音のレベル
を示した。軽雨時の気象条件を模擬し、3mm/分以上の注
水を行い、注水を停止して1分、1.5分、2分経過した
ときの騒音レベルを測定し、その平均値をとった。この
結果から明らかなように立上り面Pの曲率半径を2.5mm
にすると、コロナ騒音の低減効果が大きくなる。曲率半
径がこれより大きくなればコロナ騒音はさらに小さくな
ることは明らかである。
成の採用により、風騒音およびコロナ騒音が共に小さい
架空電線を得ることができる。
図、図−2は同電線の突条を形成する素線の拡大断面
図、図−3および図−4はそれぞれ突条を形成する素線
の他の例を示す断面図、図−5は本発明に係る架空電線
の風騒音特性を示すグラフ、図−6および図−7はそれ
ぞれ本発明に係る架空電線と比較のための架空電線のコ
ロナ騒音特性を示すグラフ、図−8および図−9はそれ
ぞれ従来の架空電線を示す断面図である。 1a:突条を形成する素線 1b:それ以外の素線 2:突条、3:溝 P:突条2の両側の立上り面 Q:突条2の頂部の曲面 θ:素線1aの中心角
Claims (1)
- 【請求項1】最外層の一部の素線の断面形状を同層の他
の素線と異ならせて外周面にらせん状の突条を形成し、
突条を形成する素線以外の素線はセグメント形とした架
空電線において、前記突条を形成する素線は電線中心に
対し対称な一に2本1組で2組配置するものとし、突条
の中心角は30℃未満とし、突条の両側の立上り面は曲率
半径2.5mm以上の曲面とし、突条はその頂部に前記立ち
上がり面に滑らかに連なる、曲率半径が電線中心から突
条頂部までの距離以上の曲面を有し、かつその曲面の中
央部に幅2〜5mmの溝を有することを特徴とする低風騒
音低コロナ騒音架空電線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20121090A JP2951375B2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | 低風騒音低コロナ騒音架空電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20121090A JP2951375B2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | 低風騒音低コロナ騒音架空電線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0487211A JPH0487211A (ja) | 1992-03-19 |
JP2951375B2 true JP2951375B2 (ja) | 1999-09-20 |
Family
ID=16437179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20121090A Expired - Lifetime JP2951375B2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | 低風騒音低コロナ騒音架空電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2951375B2 (ja) |
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1990
- 1990-07-31 JP JP20121090A patent/JP2951375B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0487211A (ja) | 1992-03-19 |
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