JP2950445B2 - 農産物収穫機 - Google Patents
農産物収穫機Info
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Landscapes
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Description
薯、玉葱、ビート、里芋、こんにゃく芋、短根人参等の
根菜類を圃場で収穫し、選別するようにした農産物収穫
機に関するものである。
物収穫機として、例えばポテトハーベスタ、ビートハー
ベスタ、ポテトディガー、乗用トラクタあるいは歩行型
トラクタに掘取り刃を装着したもの、前記掘取り刃の後
部にリンクロッドチェンコンベヤを装着したもの、前記
リンクロッドチェンコンベヤを振動させるようにしたも
の、等が知られている。
タ、ビートハーベスタ、ポテトディガー等は、輸入品と
同様に大型で、北海道のような大規模な圃場で使用する
のには適しているが、小規模な圃場で使用するのには適
しておらず、しかも専用機で汎用性に乏しいものであっ
た。また、乗用トラクタあるいは歩行型トラクタに掘取
り刃を装着したもの、前記掘取り刃の後部にリンクロッ
ドチェンコンベヤを装着したもの、前記リンクロッドチ
ェンコンベヤを振動させるようにしたもの、等は小規模
な圃場で使用することが出来るように開発されたもので
あるが、上記のような根菜類を掘り取って圃場に放出し
て行くのみで、この掘り取られた根菜類は、別途拾い上
げて選別する作業行程を必要とする、といった作業能率
上の問題点があり、さらに、これら作業機は、乗用型の
場合には通常の乗用トラクタに、いわゆるアタッチメン
トとして装着されて作業するようになっていて、例えば
機体の旋回性能が悪かったり、作業操作性が悪かった
り、選別性が悪かったりする等の問題点があった。本発
明は、上記の問題点を解決することを目的になされたも
のである。
めに本発明は、 A.圃場に植生している農産物を収穫して選別し、クロ
ーラ3を装備した自走式の農産物収穫機1において、機
体2の下部前方から機体2の中央上部を通り機体2の後
部にかけて、農産物を掘取る掘取り刃9を前端部に一体
的に連結し、掘取られた農産物を後方に向け搬送する掘
取りコンベア10からなる掘取りコンベア装置7を配設
し、この掘取りコンベア装置7の傾斜前部側を傾斜上端
部の回動部10aを支点として上下調節可能にし、該掘
取りコンベア装鼻7の傾斜前部の側方に補助作業者用座
席17及びステップを設けると共に、傾斜前部に続いて
設けられる平坦な選別コンベア部18の一側及び他側に
操縦席兼作業用座席6、選別作業用ステップ21及び作
業者用座席19、ステップ20を設けて、選別作業が行
えるように構成した、 B.上記掘取りコンベア装置7の掘取りコンベア10の
移動速度を、収穫作物の状態、収穫圃場の土質、収穫機
の走行速度に応じて、上記クローラ3の無段または有段
の変速と組合せて無段または有段に調節可能に構成し
た、 C.上記選別コンベア部18の終端部下方に、選別コン
ベア部18の終端から落下する収穫物及び土のうち土を
先に落下させ、その上に収穫物を落下させるレーキ状の
篩線23を後傾状に設けた、 D.上記操縦席兼作業用座席6はその場回転が可能であ
り、該操縦席兼作業用座席6に座った作業者は、操縦作
業と選別作業の両方が行えるようにした、ことをそれぞ
れ特徴としている。
う。 .機体2の下部前方から機体2の中央上部を通り機体
2の後部にかけて、農産物を掘取る掘取り刃9を前端部
に一体的に連結し、掘取られた農産物を後方に向け搬送
する掘取りコンベア10からなる掘取りコンベア装置7
を配設し、この掘取りコンベア装置7の傾斜前部側を傾
斜上端部の回動部10aを支点として上下調節可能に
し、該掘取りコンベア装置7の傾斜前部の側方に補助作
業者用座席17及びステップを設けると共に、傾斜前部
に続いて設けられる平坦な選別コンベア部18の一側及
び他側に操縦席兼作業用座席6、選別作業用ステップ2
1及び作業者用座席19、ステップ20を設けて、選別
作業が行えるようにすることで、掘取りコンベア装置7
による農産物の掘取り深さを調節した精度の高い掘取り
及び搬送作業と、精度のよい収穫物の選別作業とが効率
よく行われる。 .掘取りコンベア装置7の掘取りコンベア10の移動
速度を、収穫作物の状態、収穫圃場の土質、収穫機の走
行速度に応じて、クローラ3の無段または有段の変速と
組合せて無段または有段に調節可能にしたことで、収穫
対象作物の種類、収穫量、圃場状態等によって、掘取り
コンベア10の移動速度を、クローラ3の変速走行速度
と組合せて無段または有段に調節し、精度の高い掘取り
・搬送・選別作業が行える。 .選別コンベア部18の終端部下方に、選別コンベア
部18の終端から落下する収穫物及び土のうち土を先に
落下させ、その上に収穫物を落下させるレーキ状の篩線
23を後傾状に設けたことで、選別コンベア部18の終
端部から落下する収穫物及び土のうち、土が篩線23の
間から先に圃場に落ち、その上に収穫物が落ちることに
なって、収穫物の回収が容易となる。 .操縦席兼作業用座席6はその場回転が可能であり、
該操縦席兼作業用座席6に座った作業者は、操縦作業と
選別作業の両方が行えるようにしたことで、選別作業者
が最低人員で済む。
して具体的に説明する。図1ないし図3において、符号
1はいも類収穫機で、このいも類収穫機1は、機体2に
クローラ3を装備し、機体2の一側にエンジン部4を設
けてその上側に燃料タンク4aを配設している。エンジ
ン部4には、エンジンのほか、エンジンにより駆動され
る発電機、油圧ポンプなど(図示せず)を搭載してい
る。エンジン部4の後方には操縦部5が設けられ、操縦
部5のさらに後方に操縦席兼作業用座席6を設けてい
る。機体2の下部前方から機体中央上部を通り機体後部
にかけて、先端側が下降するように傾斜して農産物を掘
取り後方に向け搬送を行い、後部が水平状に巻装されて
選別作業が行われるようにした掘取りコンベア装置7を
設けている。
(フレーム)8,8の先端部に掘取り刃9を取付け、側
枠8,8間にリンクロッドからなる掘取りコンベヤ10
を巻装し、その傾斜上端部の回動部10aを中心に傾斜
下端側が上下方向に回動可能で、機体2と側枠8,8間
に設けた油圧シリンダ11,11の伸縮作動によって上
下動調節、即ち、掘取り深さの調節が行われるようにな
っている。掘取りコンベヤ10は、その移動速度を、無
段または有段に変速調節可能となっている。また、左右
の側枠8,8から前方に向け突出したブラケット12,
12には、収穫対象畝の長さ方向に沿って機体の移動と
共に追従する畝追従装置13を設けている。
両肩部に転接する一対のホィール14,14を対向させ
て設け、この両ホィール14を掘取りコンベア装置7に
対し上下調節機構15により上下調節可能、かつスライ
ド機構16,16により左右移動調節可能に支持してい
る。上記一対のホィール14,14は、キャンバー角及
びトーインを有している。上記掘取りコンベア装置7の
側部に、掘取りコンベヤ10により搬送されて来る収穫
物の選別などを行う補助作業者用座席17を着脱可能に
設けている。掘取りコンベア装置7の後部方の平坦部
は、収穫物を載置して移送しながら選別作業を行うため
の選別コンベア部18となっており、この選別コンベア
部18の移送方向両側において選別作業が行えるように
なっている。
対向すると共に、選別コンベア部18の側方に位置して
おり、この操縦席兼作業用座席6と反対側の機体に作業
者用座席19及びステップ20を設け、操縦席兼作業用
座席6に座った作業者は、同位置で操縦作業と選別作業
の両方が行えるようになっており、操縦席兼作業用座席
6に対して機体下部に操縦部ステップ5aと選別用ステ
ップ21とが設けられている。上記操縦席兼作業用座席
6、補助作業者用座席17、及び作業者用座席19は、
その場回転が可能で、かつ高さ調節及びスライド調節が
可能になっている。また、上記ステップ20,21は、
使用状態と非使用状態とに変位(折り畳み)可能とし、
少なくとも非使用時には機体2の幅内に収まるように構
成されている。
5に設けた走行クラッチレバー及び掘取りコンベア10
のクラッチレバーと連動して操作出来るクラッチレバー
22が設けられ、機体の左右両側部のどちらからでも、
走行クラッチ及び掘取りコンベアのクラッチの操作が出
来るようになっている。選別コンベア部18の終端部下
方に図2及び図13に示すレーキ状の篩線23を設けて
いる。また、選別コンベア部18の後方に、収穫した農
産物を収容する容器(例えばコンテナ)を載置するため
の荷台24を、機体2から外側に張り出す使用状態と、
機体2側に収納する収納状態とに折り畳み可能に設けて
いる。この荷台24は、機体2に対し着脱可能に、ま
た、上下調節可能に設けてもよいものである。
詳細に示すように、その外周部に、荷台24の上面より
突出する位置と、荷台24の上面より下方位置とに起倒
(回動)可能、かつそれぞれの位置に保持される,左右
の側枠24a,24a及び後部側枠24bを設けてい
る。これら側枠24a,24bを荷台24の上面より突
出する位置と荷台24の上面より下方位置とに起倒(回
動)し、それぞれの位置に保持するためにトグルバネ2
5が設けられている。図1に示す実施例では、操縦部5
に図5にも示すステアリングハンドル27を設けている
が、このステアリングハンドル27に代えて、従来のよ
うな2本の操向レバーにしてもよい。
び操縦操作部29について説明する。変速装置28は、
エンジン4からベルト伝動系4bを介して動力を受け、
無段変速する油圧無段変速装置(HST)30の出力軸
30aに、変速ギヤ31を装着して無段と有段とに変速
するようにし、サイドクラッチ32をクラッチ操作アー
ム32a及びクラッチ操作ロッド32bにより操作し
て、デファレンシャル装置33を介してクローラ駆動軸
34,34への動力伝達を接,断してクローラ3,3に
より無段と有段とに変速走行するようにしている。ま
た、デファレンシャル装置33に関連してブレーキ装置
35が設けられ、ブレーキ操作アーム35a及びブレー
キ操作ロッド35bにより操作されるようになってい
る。
27を連結したステアリングシャフト27aが作動ギヤ
27bを介してタイトアーム36に連繋され、このタイ
トアーム36に上記クラッチ操作ロッド32bを連繋し
ている。タイトアーム36の後部にはカム37,37が
形成され、このカム37,37に、ステアリングハンド
ル27を左右いずれかに大きく旋回させたときに選択的
に接するカムフォロワ(ローラ)38,38が設けら
れ、このカムフォロワ38,38に上記ブレーキ操作ロ
ッド35bが連繋されている。そして、ステアリングハ
ンドル27を左右いずれかに大きく旋回させたとき、サ
イドクラッチ32、差動機構33、ブレーキ35の作動
により機体を超信地旋回させるようにしている。
は、その移動速度が無段と有段とに変速調節可能であ
り、これにクローラ3,3の無段または有段走行と組合
せることにより、掘取り作業速度が自由に設定可能であ
る。上記掘取りコンベア装置7は、いも類収穫機1の非
使用時には、掘取りコンベア装置7全体を回動させる
か、あるいは図6に示すように、先端側部分を長さ方向
ほぼ中間位置で屈折して機体側に回動させて収納出来る
ようになっており、機体前後長を短くして軽トラックの
荷台に積載して運搬出来、また、倉庫などに収納出来る
ようにしてある。図10に示すように、上記掘取りコン
ベヤ10のうち、少なくとも搬送用ロッド10bの外周
に、弾性体からなる筒体10cを回動自在に嵌挿してあ
る。
席19は、図7及び図8に示すように、回動式の背もた
れを有していて、背もたれ,座席兼用式のものにして、
作業者が座った状態、立った状態のいずれでも選別作業
が出来る操縦席兼作業用座席6a及び作業者用座席19
aを構成してもよいものである。また、図9に示すよう
な、回動式の背もたれと座席兼用式の縦席兼作業用座席
6b及び作業者用座席19bにしてもよい。この両形式
の座席とも、その場回転が可能で、かつ高さ調節及びス
ライド調節が可能である。
柱取付け座39を角度調節及び高さ調節可能に設け、こ
の取付け座39にパラソル40の支柱を取り付けて、操
縦席兼作業用座席6、補助作業者用座席17、及び作業
者用座席19に座った作業者の日除けを行うようにして
いる。また、パラソル40の支柱に扇風機41を取り付
けて上記発電機により発電された電力により作動させて
作業者に風を送るようにしてもよく、また、扇風機41
のほかにもラジオ等の家庭用弱電製品が使用可能であ
る。
機1の作用について説明する。いも類収穫機1は、例え
ば、甘藷、馬鈴薯、玉葱、ビート、里芋、こんにゃく
芋、短根人参等の根菜類を圃場から収穫するとき、畝追
従装置13のホィール14,14を、収穫対象畝の傾斜
両肩部に転接させ、掘取りコンベア装置7の掘取り刃9
を油圧シリンダ11,11によって上下動調節して掘取
り深さを調節し、機体の前進により収穫物を掘取り刃9
により掘取り、これを掘取りコンベヤ10により土と共
に搬送しながら機体斜め上方に揚上する。この搬送の間
にリンクロッド間から土が落下し、選別コンベア部18
に搬送された収穫物を、操縦席兼作業用座席6及び作業
者用座席19に座った作業者が選別して、荷台24に載
置された容器(コンテナ)に収容する。選別コンベア部
18上に残った土や夾雑物はその搬送終端から圃場に落
下する。
畝の長さ方向に沿って機体の移動と共に追従する畝追従
装置13を設け、その収穫対象畝の傾斜両肩部に転接す
る一対のホィール14を対向させて設けて掘取りコンベ
ア装置7に対し上下調節、かつ左右調節可能に支持して
いるので、両ホィール14は収穫対象畝に対し正確に追
従して機体を自動操向し、掘取りコンベア装置7による
自動掘取り・搬送が行われる。従って、操縦席兼作業用
座席6に座った作業者は収穫対象畝の畝端における機体
操向操作以外は、ほとんどの時間を選別作業に当てるこ
とが出来る。
側において選別作業を行うので、掘取りコンベア装置7
で掘り取った収穫物を能率よく選別出来る。掘取りコン
ベア10の移動速度が、無段または有段に変速調節可能
なので、収穫対象作物の種類、収穫量、圃場状態等によ
って、掘取りコンベア10の移動速度を適宜選択し、適
正な作業を行うことが出来る。選別コンベア部18の搬
送終端から篩線23上に落下する夾雑物、収穫物及び土
のうち、土が篩線23の間から先に圃場に落ち、その上
に収穫物が落ちて土の上に露出することになり、収穫物
の回収が容易となる。操縦席兼作業用座席6及び作業者
用座席19に対応してそれぞれステップ20,21が設
けられているので、安定した姿勢で選別作業が行える。
機体2側に設けられた無段変速機構30、ブレーキ35
を有する差動機構33、ブレーキ付き走行変速機構31
により駆動するようにしたので、超信地旋回が可能とな
り、比較的小規模の圃場においても効率のよい収穫作業
が行われる。また、上記クローラ走行装置3の操向操作
を、1つのステアリングハンドル27により行うと、左
右別々の操向レバーにより操作するのに比べ操向操作が
容易となり、超信地旋回が簡単に行える。さらに、収穫
装置7は、少なくとも掘取り刃9の後部に掘取りコンベ
ヤ10を設け、この掘取りコンベヤ10の回転速度を無
段と有段とに変速調節可能とし、機体走行速度との組合
せが自由に設定出来るので、圃場条件、圃場に植生して
いる農産物の状態等に応じて掘取りコンベヤ10の回転
速度を調節し、適正な収穫作業が行われる。
る容器(コンテナ)を載置するための荷台24を、機体
2から外側に張り出す使用状態と、機体2側に収納する
収納状態とに折り畳めるように設けているので、荷台2
4を使用状態にして、収穫された農産物を選別して容器
に収容しながら移動することが出来る。また、収穫作業
を行わないときは、荷台24を収納状態にすることによ
って、移動時や収穫機収納時に邪魔にならない。さら
に、荷台24の外周部に、荷台上面より突出する位置
と、荷台上面より下方位置とに起倒可能、かつそれぞれ
の位置に保持される側枠24a,24bを設けたので、
荷台24上に収穫農産物を収容した容器を積載している
ときは、側枠24a,24bを荷台24の上面より突出
する位置にして容器の落下を防ぎ、収穫農産物を収容し
た容器を運搬車の荷台等に移し変えるときには、側枠2
4a,24bを荷台24の上面より下方位置に倒すこと
により、移し変え作業が容易に行える。
及びステップ21を、操縦装置5の反対側に作業者用座
席19及びステップ20をそれぞれ設け、操縦装置5側
の作業者は、操縦作業と選別作業の両方が行え、しかも
座席6,19は、その場回転が可能で、高さ調節及びス
ライド調節が可能なので、操縦装置5の座席6に座った
作業者は操縦作業と選別作業への姿勢転換が容易で、ま
た、作業者用座席19に座った作業者も楽な姿勢で選別
作業が行える。また、ステップ20,21は、使用状態
と非使用状態とに変位可能で、非使用時には機体幅内に
収まるから、ステップ20,21を使用状態にして安定
した選別作業が行え、非使用時には機体幅内に収めて機
体移動や収納を行う。さらに、操縦装置5とクラッチレ
バー22により機体の左右両側部のどちらからでも、走
行クラッチ及び掘取りコンベアのクラッチが操作出来、
緊急時に、選別作業を行っている左右両側の作業者のど
ちらでも機体の走行及び掘取りコンベアの停止が行え、
作業を再開出来る。
10の前側に掘取り刃9を設け、機体2に対し回動部1
0aを中心に回動自在で、掘取り刃9による掘取り深さ
及び掘取りコンベア10の搬送角度の調節が自在に行え
る。掘取りコンベア装置7の非使用時には、掘取りコン
ベア装置全体あるいは先端側部分を機体側に回動させて
収納して、非使用時に掘取り刃9及び掘取りコンベヤ1
0を収納状態にすることによって、機体の前後長が短く
なり、運搬車等による運搬が楽に行われる。また、倉庫
等への収納時に場所を取らない。掘取りコンベア10の
うち、少なくとも搬送用ロッド10bの外周に弾性体か
らなる筒体10cを回動自在に嵌挿したので、掘取り刃
9により掘り取られた収穫物が掘取りコンベヤ10によ
って搬送される間に、収穫物と共に搬送される土は弾性
筒体10cの回動により落下し、また、収穫物の外周に
付着している土も落下する。
れる発電機を搭載し、この発電機により発電された電力
により、機体に設けた扇風機41、ラジオ等を作動する
ようにしたので、作業環境が良好となり、快適に作業が
行える。機体に作業者用座席6,17,19を設け、そ
の近傍の機体に角度調節及び高さ調節可能なパラソル取
付け座を設けたので、パラソルにより日射を防ぎ、作業
者を暑さや日焼けから守り、作業環境を良好にする。掘
取りコンベア10の側部に、補助作業者用座席17を着
脱可能に設けたので、収穫物や圃場の状態によっては補
助作業を行い、不要のときは取り外しておけばよい。ま
た、操縦席兼作業用座席6及び作業者用座席19を、回
動式の背もたれを有する6a,19a、6b,19bの
ようにすると、作業者が座った状態、立った状態のいず
れでも選別作業が行える。なお、本発明のいも類収穫機
1は、いも類収穫作業のほか、例えば海岸や砂丘地など
において、放置されている空かん,空き瓶,木片等を回
収する作業にも用いることが出来る。その際には、畝追
従装置13を取外すか、あるいは掘取り刃9の掘取り深
さ調節装置として機能させればよい。
機によれば、以下の効果を奏することが出来る。 .圃場に植生している農産物を収穫して選別し、クロ
ーラ3を装備した自走式の農産物収穫機1において、機
体2の下部前方から機体2の中央上部を通り機体2の後
部にかけて、農産物を掘取る掘取り刃9を前端部に一体
的に連結し、掘取られた農産物を後方に向け搬送する掘
取りコンベア10からなる掘取りコンベア装置7を配設
し、この掘取りコンベア装置7の傾斜前部側を傾斜上端
部の回動部10aを支点として上下調節可能にし、該掘
取りコンベア装置7の傾斜前部の側方に補助作業者用座
席17及びステップを設けると共に、傾斜前部に続いて
設けられる平坦な選別コンベア部18の一側及び他側に
操縦席兼作業用座席6、選別作業用ステップ21及び作
業者用座席19、ステップ20を設けて、選別作業が行
えるようにしたので、掘取り刃9による掘取り深さを調
節した農産物の掘取りと、掘取りコンベア10による収
穫物の搬送及び選別作業とが、一つのコンベア10で精
度よく、かつ効率よく行うことが出来る。 .掘取りコンベア装置7の掘取りコンベア10の移動
速度を、収穫作物の状態、収穫圃場の土質、収穫機の走
行速度に応じて、クローラ3の無段または有段の変速と
組合せて無段または有段に調節可能にしたので、収穫対
象作物の種類、収穫量、圃場状態等に応じて、掘取りコ
ンベア10の移動速度をクローラ3の走行速度に合わせ
て適宜選択し、精度のよい掘取り・搬送,選別作業を行
うことが出来る。 .選別コンベア部18の終端部下方に、選別コンベア
部18の終端から落下する収穫物及び土のうち土を先に
落下させ、その上に収穫物を落下させるレーキ状の篩線
23を後傾状に設けたので、選別コンベア部18の終端
部から落下する収穫物及び土のうち、土が篩線23の間
から先に圃場に落ち、その上に収穫物が落ちることにな
って、収穫物が土に埋もれることがなく、その回収を容
易に行うことが出来る。 .操縦席兼作業用座席6はその場回転が可能であり、
該操縦席兼作業用座席6に座った作業者は、操縦作業と
選別作業の両方が行えるようにしたので、最低人数の作
業者で収穫作業を行うことが出来る。また、収穫機を小
型化することが出来る。
である。
類収穫機全体の側面図である。
側面図である。
である。
施例の説明図である。
である。
a 燃料タンク 4bベルト伝動系 5 操縦部 5a 操縦部ステップ 6 操縦席兼作業用座席 7 掘取りコンベア装置 8 側枠(フレーム) 9 掘取り刃 10 掘取りコンベア 10a 回動部 10b 搬送
用ロッド 10c 弾性筒体 11 油圧シリンダ 12 ブラケット 13 畝追従装置 14 ホィール 15 上下調節機構 16 スライド機構 17 補助作業者用座席 18 選別コンベア部 19 作業者用座席 20 ステップ 21 選別作業用ステップ 22 クラッチレバー 23 篩線 24 荷台 24a 左右の側枠 24b 後部側枠 25 トグルバネ 27 ステアリングハンドル 27a ステアリングシ
ャフト 27b 作動ギヤ 28 変速装置 29 操縦操作部 30 油圧無段変速装置(HST) 30a 出力軸 31 変速ギヤ 32 サイドクラッチ 32a クラッチ操作アーム
32b クラッチ操作ロッド 33 デファレンシャル装置 34 クローラ駆動軸 35 ブレーキ装置 35a ブレーキ操作アーム 3
5b ブレーキ操作ロッド 36 タイトアーム 37 カム 38 カムフォロワー 39 支柱取付け座 40 パラソル 41 扇風機
Claims (4)
- 【請求項1】 圃場に植生している農産物を収穫して選
別し、クローラ(3)を装備した自走式の農産物収穫機
(1)において、 機体(2)の下部前方から機体(2)の中央上部を通り
機体(2)の後部にかけて、農産物を掘取る掘取り刃
(9)を前端部に一体的に連結し、掘取られた農産物を
後方に向け搬送する掘取りコンベア(10)からなる掘
取りコンベア装置(7)を配設し、この掘取りコンベア
装置(7)の傾斜前部側を傾斜上端部の回動部(10
a)を支点として上下調節可能にし、該掘取りコンベア
装置(7)の傾斜前部の側方に補助作業者用座席(1
7)を設けると共に、傾斜前部に続いて設けられる平坦
な選別コンベア部(18)の一側に操縦席兼作業用座席
(6)及び選別作業用ステップ(21)、他側に作業者
用座席(19)及びステップ(20)を設けて、選別作
業が行えるように構成したことを特徴とする農産物収穫
機。 - 【請求項2】 上記掘取りコンベア装置(7)の掘取り
コンベア(10)の移動速度を、収穫作物の状態、収穫
圃場の土質、収穫機の走行速度に応じて、上記クローラ
(3)の無段または有段の変速と組合せて無段または有
段に調節可能に構成したことを特徴とする請求項1記載
の農産物収穫機。 - 【請求項3】 上記選別コンベア部(18)の終端部下
方に、選別コンベア部(18)の終端から落下する収穫
物及び土のうち土を先に落下させ、その上に収穫物を落
下させるレーキ状の篩線(23)を設けたことを特徴と
する請求項1又は2記載の農産物収穫機。 - 【請求項4】 上記操縦席兼作業用座席(6)はその場
回転が可能であり、該操縦席兼作業用座席(6)に座っ
た作業者は、操縦作業と選別作業の両方が行えるように
したことを特徴とする請求項1記載の農産物収穫機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3353410A JP2950445B2 (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 農産物収穫機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3353410A JP2950445B2 (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 農産物収穫機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05168325A JPH05168325A (ja) | 1993-07-02 |
JP2950445B2 true JP2950445B2 (ja) | 1999-09-20 |
Family
ID=18430652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3353410A Expired - Lifetime JP2950445B2 (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 農産物収穫機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2950445B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109496527B (zh) * | 2018-12-24 | 2021-11-30 | 吉林省尚丰达农机装备有限公司 | 一种自走式油莎豆收割一体机 |
JP7343175B2 (ja) * | 2020-03-17 | 2023-09-12 | 松山株式会社 | 収穫機 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5116327A (en) * | 1974-07-31 | 1976-02-09 | Nihon Cement | Setsukobanno seizoho |
JPS5822483Y2 (ja) * | 1978-12-06 | 1983-05-13 | セイレイ工業株式会社 | 作業用運搬車の作業座席装置 |
JPS56104320U (ja) * | 1980-01-14 | 1981-08-14 | ||
JPH02291206A (ja) * | 1989-05-01 | 1990-12-03 | Matsuo Kogyosho:Kk | 裁断済みさとうきびの脱葉装置 |
-
1991
- 1991-12-17 JP JP3353410A patent/JP2950445B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05168325A (ja) | 1993-07-02 |
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