JP2940894B2 - レバー式コネクタ - Google Patents
レバー式コネクタInfo
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- JP2940894B2 JP2940894B2 JP5035653A JP3565393A JP2940894B2 JP 2940894 B2 JP2940894 B2 JP 2940894B2 JP 5035653 A JP5035653 A JP 5035653A JP 3565393 A JP3565393 A JP 3565393A JP 2940894 B2 JP2940894 B2 JP 2940894B2
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- JP
- Japan
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- connector
- male
- female
- fitting
- lever
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/62—Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
- H01R13/629—Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
- H01R13/62933—Comprising exclusively pivoting lever
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一対の雌,雄コネクタ
の嵌合をレバー部材を用いて行うようにしたレバー式コ
ネクタの改良に関する。
の嵌合をレバー部材を用いて行うようにしたレバー式コ
ネクタの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコネクタとして、図9な
いし図12に示す構造のものが提案されている。これ
は、雌型コネクタaの両側面a1 に支軸a2 を設け、こ
の支軸a2 に操作レバーbを取付け、雄型コネクタcの
両側面c1 に操作レバーbのカム溝b1 が係合するカム
ピンdを設け、雌型コネクタaに操作レバーbに対する
ロック手段eを設けたものである。
いし図12に示す構造のものが提案されている。これ
は、雌型コネクタaの両側面a1 に支軸a2 を設け、こ
の支軸a2 に操作レバーbを取付け、雄型コネクタcの
両側面c1 に操作レバーbのカム溝b1 が係合するカム
ピンdを設け、雌型コネクタaに操作レバーbに対する
ロック手段eを設けたものである。
【0003】両コネクタa,cの初期嵌合時に、操作レ
バーbのカム溝b1 をカムピンdに係合させ、該操作レ
バーbを図9の矢線Pの如く押して回動することにより
梃子作用をもって雌型コネクタaを雄型コネクタcに対
して前進させ、操作レバーbをロック手段eに係合させ
る位置で嵌合を完結させる(図10)。
バーbのカム溝b1 をカムピンdに係合させ、該操作レ
バーbを図9の矢線Pの如く押して回動することにより
梃子作用をもって雌型コネクタaを雄型コネクタcに対
して前進させ、操作レバーbをロック手段eに係合させ
る位置で嵌合を完結させる(図10)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のレバー
式コネクタの雌型コネクタaと雄型コネクタcには、図
11(A),(B)に示すようにそれぞれ互いに嵌合す
る多数の雌の端子tと雄の端子uが配列されているの
で、これらの雌雄の端子t,uの摩擦により雌型コネク
タaと雄型コネクタcとの単位断面積当りの嵌合力また
は離脱力が大きくなり、操作レバーbの回動操作に伴う
雌型コネクタaと雄型コネクタcとの嵌合または離脱の
操作性が悪かった。
式コネクタの雌型コネクタaと雄型コネクタcには、図
11(A),(B)に示すようにそれぞれ互いに嵌合す
る多数の雌の端子tと雄の端子uが配列されているの
で、これらの雌雄の端子t,uの摩擦により雌型コネク
タaと雄型コネクタcとの単位断面積当りの嵌合力また
は離脱力が大きくなり、操作レバーbの回動操作に伴う
雌型コネクタaと雄型コネクタcとの嵌合または離脱の
操作性が悪かった。
【0005】また前記雄型コネクタcと雌型コネクタa
とに使用される雌雄の端子t,uは、接触面積の大小、
嵌合長さの長短等一種類に限らない。その結果、例えば
嵌合力(または離脱力)が大小異なる端子t,uを複数
種使用することが多い。
とに使用される雌雄の端子t,uは、接触面積の大小、
嵌合長さの長短等一種類に限らない。その結果、例えば
嵌合力(または離脱力)が大小異なる端子t,uを複数
種使用することが多い。
【0006】このように複数種の多数の端子t,uを使
用する時に、操作レバーbの支軸a 2 から離れた位置に
一極当りの嵌合力等が大きい端子、例えば雌雄の端子
t,u相互の接触面積が大きいものや嵌合長さが長いも
の等を配列する場合にも雌型コネクタaと雄型コネクタ
cとの全体的な嵌合力等は大きくなる。しかも一対の端
子t,u相互の単位断面積当りの嵌合力が大きくなるの
に伴って操作レバーbや、雄型コネクタcが嵌脱可能と
なる雌型コネクタaのフレームを構造的に堅牢にしてそ
の強度を高くし、剛性を増さなければならない。従って
操作レバーbやフレームの形状が大きくなって大型化
し、また肉厚が厚くなり、重量が増大する。
用する時に、操作レバーbの支軸a 2 から離れた位置に
一極当りの嵌合力等が大きい端子、例えば雌雄の端子
t,u相互の接触面積が大きいものや嵌合長さが長いも
の等を配列する場合にも雌型コネクタaと雄型コネクタ
cとの全体的な嵌合力等は大きくなる。しかも一対の端
子t,u相互の単位断面積当りの嵌合力が大きくなるの
に伴って操作レバーbや、雄型コネクタcが嵌脱可能と
なる雌型コネクタaのフレームを構造的に堅牢にしてそ
の強度を高くし、剛性を増さなければならない。従って
操作レバーbやフレームの形状が大きくなって大型化
し、また肉厚が厚くなり、重量が増大する。
【0007】また操作レバーbの回転軸としての支軸a
2 付近が、操作レバーbからの力が最も良く伝達され易
い。しかし、単位断面積当りに大きな嵌合力を必要とす
る雌雄一対の端子t,u相互を、仮に支軸a2 から離れ
た遠い個所に図11(A),(B)に示すように配列し
た場合には、雌型コネクタaと雄型コネクタcとの嵌合
時または離脱時に、操作レバーbからの力が十分に伝わ
らない。また操作レバーbの支軸a2 を通る雌型コネク
タaおよび雄型コネクタcの嵌合軸I,I′が図10に
示すように相互に一致せず、偏りを生ずるので、雌型コ
ネクタaに対して雄型コネクタcの嵌合面には間隙kが
形成されることになる。しかも図12の仮想線に示すよ
うに雌型コネクタaに対して雄型コネクタcは偏心し、
不自然な嵌合状態になる。従ってガタツキを生じたり、
または雌雄一対の端子t,u相互の接触が不良になり、
良好な電気的導通をはかることができない等コネクタと
しての製品の信頼性に欠けることがあった。
2 付近が、操作レバーbからの力が最も良く伝達され易
い。しかし、単位断面積当りに大きな嵌合力を必要とす
る雌雄一対の端子t,u相互を、仮に支軸a2 から離れ
た遠い個所に図11(A),(B)に示すように配列し
た場合には、雌型コネクタaと雄型コネクタcとの嵌合
時または離脱時に、操作レバーbからの力が十分に伝わ
らない。また操作レバーbの支軸a2 を通る雌型コネク
タaおよび雄型コネクタcの嵌合軸I,I′が図10に
示すように相互に一致せず、偏りを生ずるので、雌型コ
ネクタaに対して雄型コネクタcの嵌合面には間隙kが
形成されることになる。しかも図12の仮想線に示すよ
うに雌型コネクタaに対して雄型コネクタcは偏心し、
不自然な嵌合状態になる。従ってガタツキを生じたり、
または雌雄一対の端子t,u相互の接触が不良になり、
良好な電気的導通をはかることができない等コネクタと
しての製品の信頼性に欠けることがあった。
【0008】本発明は上記した点に着目して為されたも
のであり、多数の雌雄の端子をそれぞれ収容し、相互に
嵌合される一対のコネクタの嵌合または離脱をレバー部
材の回動操作により偏りがなく容易且つ確実に行え、操
作性を向上し、また雌雄の端子相互の接触が充分となっ
て製品としての信頼性が高いレバー式コネクタを提供す
ることを目的とする。
のであり、多数の雌雄の端子をそれぞれ収容し、相互に
嵌合される一対のコネクタの嵌合または離脱をレバー部
材の回動操作により偏りがなく容易且つ確実に行え、操
作性を向上し、また雌雄の端子相互の接触が充分となっ
て製品としての信頼性が高いレバー式コネクタを提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、多数の雌雄の端子をそれぞれ収容して互い
に嵌合される一対のコネクタの嵌合、離脱をレバー部材
の回動操作により行うようにしたレバー式コネクタにお
いて、前記レバー部材のカム溝に係合するカムピンを通
り、前記一対のコネクタの嵌合方向と平行なコネクタの
嵌合軸を基準にして外周部に向けて雌雄の端子を、その
単位断面積当たりの嵌合力が大きなものから小ささなも
のへ漸次、配列するという手段を採用した。
に本発明は、多数の雌雄の端子をそれぞれ収容して互い
に嵌合される一対のコネクタの嵌合、離脱をレバー部材
の回動操作により行うようにしたレバー式コネクタにお
いて、前記レバー部材のカム溝に係合するカムピンを通
り、前記一対のコネクタの嵌合方向と平行なコネクタの
嵌合軸を基準にして外周部に向けて雌雄の端子を、その
単位断面積当たりの嵌合力が大きなものから小ささなも
のへ漸次、配列するという手段を採用した。
【0010】
【作用】雌雄一対のコネクタ内に収容される多数の端子
を、レバー部材のカム溝に係合するカムピンを通り、一
対のコネクタの嵌合方向と平行なコネクタの嵌合軸を基
準にして外周部に向けて単位断面積当たりに嵌合力が大
きなものから小さなものへと漸次、配列しているので、
レバー部材を回動操作することにより、一対のコネクタ
の嵌合(または離脱)の際、コネクタの偏りは解消され
る。
を、レバー部材のカム溝に係合するカムピンを通り、一
対のコネクタの嵌合方向と平行なコネクタの嵌合軸を基
準にして外周部に向けて単位断面積当たりに嵌合力が大
きなものから小さなものへと漸次、配列しているので、
レバー部材を回動操作することにより、一対のコネクタ
の嵌合(または離脱)の際、コネクタの偏りは解消され
る。
【0011】
【実施例】図1ないし図3は本発明の実施例を示し、A
は雄コネクタ、Bは雌コネクタ、Cはレバー部材を示
す。雄コネクタAの合成樹脂のハウジング1は、内部に
雌端子Tを収容するための多数の端子収容室2を有し、
両側壁前方にカムピン3が突設してある。
は雄コネクタ、Bは雌コネクタ、Cはレバー部材を示
す。雄コネクタAの合成樹脂のハウジング1は、内部に
雌端子Tを収容するための多数の端子収容室2を有し、
両側壁前方にカムピン3が突設してある。
【0012】前記雌端子Tは、後記レバー部材Cの回動
支軸としての後記ピン7,7およびレバー部材Cのカム
溝11に係合するカムピン3,3を通るコネクタの嵌合
軸I′を基準にして外周部に向けてその単位断面積当た
りの嵌合力が大きなものから小さなものへと配列され
る。単位断面積当たりの嵌合力が大きくなるものとして
は、例えば図1に示すほかに図示はしないが同一長さで
あったとしてもコネクタの嵌合軸I′を基準にして嵌合
軸I′付近に設置個数を多く配列し外周部に向けて設置
個数が漸減していくように配列されるものがある。
支軸としての後記ピン7,7およびレバー部材Cのカム
溝11に係合するカムピン3,3を通るコネクタの嵌合
軸I′を基準にして外周部に向けてその単位断面積当た
りの嵌合力が大きなものから小さなものへと配列され
る。単位断面積当たりの嵌合力が大きくなるものとして
は、例えば図1に示すほかに図示はしないが同一長さで
あったとしてもコネクタの嵌合軸I′を基準にして嵌合
軸I′付近に設置個数を多く配列し外周部に向けて設置
個数が漸減していくように配列されるものがある。
【0013】また雌コネクタB内も同様に前記雄コネク
タAの雌端子Tに対応する配列にて多数の雄端子Uが設
けられている。
タAの雌端子Tに対応する配列にて多数の雄端子Uが設
けられている。
【0014】5は雌コネクタBのハウジング本体4の前
方に雄コネクタAを受け入れるように設けたフードであ
り、このフード5にはその両側壁にカムピン3に対する
ピン案内部6と共にレバー部材Cを軸支するピン7が設
けられる。また、フード5の正面外周壁の前端にはロッ
ク用突起5a1 を有する弾性ロック片5aが設けられる
(図2、図3参照)。
方に雄コネクタAを受け入れるように設けたフードであ
り、このフード5にはその両側壁にカムピン3に対する
ピン案内部6と共にレバー部材Cを軸支するピン7が設
けられる。また、フード5の正面外周壁の前端にはロッ
ク用突起5a1 を有する弾性ロック片5aが設けられる
(図2、図3参照)。
【0015】レバー部材Cは、相対向する一対のレバー
8,8の肩部を連結部9によりつないで断面コ字状に形
成されている。各レバー8は軸穴10と、一方を開口端
11aとしたカム溝11とが設けられる(図1参照)。
8,8の肩部を連結部9によりつないで断面コ字状に形
成されている。各レバー8は軸穴10と、一方を開口端
11aとしたカム溝11とが設けられる(図1参照)。
【0016】レバー付コネクタの組立は次のようにして
行われる。先ずレバー部材Cの一対のレバー8,8をそ
の可撓性を利用して一旦外側に拡げ、軸穴10を雌コネ
クタBのピン7に外挿する。この際、レバー部材Cの連
結部9が雌コネクタBの正面外周壁の後端に係合するこ
とにより、レバー部材Cはカム溝11の開口端11aを
雌コネクタBのピン案内部6に一致させた状態で雄コネ
クタAの嵌合受入位置に安定保持される。この時、レバ
ー部材Cのレバー8の自由端部がハウジング本体4の一
側に設けられた離脱阻止部4b内において摺動自在に係
合している。
行われる。先ずレバー部材Cの一対のレバー8,8をそ
の可撓性を利用して一旦外側に拡げ、軸穴10を雌コネ
クタBのピン7に外挿する。この際、レバー部材Cの連
結部9が雌コネクタBの正面外周壁の後端に係合するこ
とにより、レバー部材Cはカム溝11の開口端11aを
雌コネクタBのピン案内部6に一致させた状態で雄コネ
クタAの嵌合受入位置に安定保持される。この時、レバ
ー部材Cのレバー8の自由端部がハウジング本体4の一
側に設けられた離脱阻止部4b内において摺動自在に係
合している。
【0017】この状態において、雄コネクタAを雌コネ
クタB内に挿入すると、カムピン3がピン案内部6に進
入する。次に、雄コネクタAを加圧すると、カムピン3
がレバー部材Cを矢符P方向に若干回動して初期嵌合状
態となる(図2)。この場合に離脱阻止部4bがレバー
8の過度の変位による外れを防止している。
クタB内に挿入すると、カムピン3がピン案内部6に進
入する。次に、雄コネクタAを加圧すると、カムピン3
がレバー部材Cを矢符P方向に若干回動して初期嵌合状
態となる(図2)。この場合に離脱阻止部4bがレバー
8の過度の変位による外れを防止している。
【0018】そしてレバー部材Cを矢符P方向に回動す
ると、レバー部材Cのカム溝11内に雄コネクタAのカ
ムピン3が嵌合されることにより梃子作用にて雌コネク
タBに対して雄コネクタAを前進させる。それから雄コ
ネクタAを雌コネクタB内に引込んで完全嵌合状態とな
る(図3)。
ると、レバー部材Cのカム溝11内に雄コネクタAのカ
ムピン3が嵌合されることにより梃子作用にて雌コネク
タBに対して雄コネクタAを前進させる。それから雄コ
ネクタAを雌コネクタB内に引込んで完全嵌合状態とな
る(図3)。
【0019】この際一対の雄コネクタAと雌コネクタB
内にはそれぞれ雌端子Tと雄端子Uとが、レバー部材C
の回動支軸としてのピン7,7を通るコネクタの嵌合軸
I′を基準にして外周部に向けてその単位断面積当りの
嵌合力が大きなものから小さなものへ、例えば図1に示
すように雄端子Uと雌端子Tとの単位断面積当りの接触
面積が大きいものから小さいものへ漸次、配列されてい
るので、雄コネクタAの嵌合軸Iが雌コネクタBの嵌合
軸I′に一致して偏りが生じない。従って雌コネクタB
内への雄コネクタAの嵌合操作は引っ掛かりがなく、ス
ムーズに行われる。また嵌合後は雌コネクタBと雄コネ
クタAとの間に従来のように間隙を生ぜず、ガタツキも
生じない。しかも雌端子Tと雄端子Uとの単位断面積当
りの接触は良好で優れた電気的導通がはかれることにな
る。また雌端子Tと雄端子Uとの単位断面積当りの嵌合
力が大きいものとは上記の接触面積の大小のほか、図に
は示さないが嵌合軸I′を基準にして外周部に向けて嵌
合長さが長いものから短いものへ配列したり、或いは同
一長さであったとしても嵌合軸I′を基準にしてその付
近の雄端子Uと雌端子Tとの設置個数を多くして単位断
面積当たりの嵌合力を大きくし、外周部に向けて雄端子
Uと雌端子Tとの設置個数が漸次、減ずるように多数、
配列して単位断面積当りの嵌合力が外周部に向けて漸減
することも考えられる。
内にはそれぞれ雌端子Tと雄端子Uとが、レバー部材C
の回動支軸としてのピン7,7を通るコネクタの嵌合軸
I′を基準にして外周部に向けてその単位断面積当りの
嵌合力が大きなものから小さなものへ、例えば図1に示
すように雄端子Uと雌端子Tとの単位断面積当りの接触
面積が大きいものから小さいものへ漸次、配列されてい
るので、雄コネクタAの嵌合軸Iが雌コネクタBの嵌合
軸I′に一致して偏りが生じない。従って雌コネクタB
内への雄コネクタAの嵌合操作は引っ掛かりがなく、ス
ムーズに行われる。また嵌合後は雌コネクタBと雄コネ
クタAとの間に従来のように間隙を生ぜず、ガタツキも
生じない。しかも雌端子Tと雄端子Uとの単位断面積当
りの接触は良好で優れた電気的導通がはかれることにな
る。また雌端子Tと雄端子Uとの単位断面積当りの嵌合
力が大きいものとは上記の接触面積の大小のほか、図に
は示さないが嵌合軸I′を基準にして外周部に向けて嵌
合長さが長いものから短いものへ配列したり、或いは同
一長さであったとしても嵌合軸I′を基準にしてその付
近の雄端子Uと雌端子Tとの設置個数を多くして単位断
面積当たりの嵌合力を大きくし、外周部に向けて雄端子
Uと雌端子Tとの設置個数が漸次、減ずるように多数、
配列して単位断面積当りの嵌合力が外周部に向けて漸減
することも考えられる。
【0020】それから引き続いてレバー部材Cを回動す
ると、連結部9の後端が弾性ロック片5aのロック用突
起5a1 に係合したロック状態となる(図3の仮想線に
示す位置参照)。
ると、連結部9の後端が弾性ロック片5aのロック用突
起5a1 に係合したロック状態となる(図3の仮想線に
示す位置参照)。
【0021】図4および図5に示すものは本発明の第2
実施例である。この実施例においては前記第1実施例と
は異なり、操作用のレバー部材C′を回動支軸としての
ピン20を用いて回動可能に雄コネクタA′に取付けて
いる。また雄コネクタA′内に収納される多数の雌端子
Tの配列を、レバー部材C′のレバー部材C′のカム溝
21に係合するピン20を通り、前記一対のコネクタの
嵌合方向と平行なコネクタの嵌合軸Iを基準として外周
部に向けてその単位断面積当たりの嵌合力が大きなもの
から小さなものへ漸次、配列するとともに前記雌端子T
に対応して雄端子Uを雌コネクタB′内に収容してい
る。そしてレバー部材C′の内側に設けたカム溝21内
に前記雌コネクタB′の両側に突設したカムピン22を
引込むことにより雄コネクタA′を小さな嵌合力にて雌
コネクタB′に容易且つ確実に嵌合するとともにレバー
部材C′をロック突起23に係合するようになした。
実施例である。この実施例においては前記第1実施例と
は異なり、操作用のレバー部材C′を回動支軸としての
ピン20を用いて回動可能に雄コネクタA′に取付けて
いる。また雄コネクタA′内に収納される多数の雌端子
Tの配列を、レバー部材C′のレバー部材C′のカム溝
21に係合するピン20を通り、前記一対のコネクタの
嵌合方向と平行なコネクタの嵌合軸Iを基準として外周
部に向けてその単位断面積当たりの嵌合力が大きなもの
から小さなものへ漸次、配列するとともに前記雌端子T
に対応して雄端子Uを雌コネクタB′内に収容してい
る。そしてレバー部材C′の内側に設けたカム溝21内
に前記雌コネクタB′の両側に突設したカムピン22を
引込むことにより雄コネクタA′を小さな嵌合力にて雌
コネクタB′に容易且つ確実に嵌合するとともにレバー
部材C′をロック突起23に係合するようになした。
【0022】図6乃至図8は本発明の第3実施例を示す
コネクタの分解斜視図である。この実施例においては、
前記第1実施例および第2実施例とは異なり、レバー部
材C″がコネクタから分離してフレームDに取付けられ
た形態を示すものであり、A1 ″,A2 ″は多数の雌端
子Tを前記配列にて内部に収容し、予め結合部を介して
結合される雌コネクタB1 ″,B2 ″は同様に前記雌端
子Tに嵌入可能となる多数の雄端子Uを内部に対応して
収容した雌コネクタである。
コネクタの分解斜視図である。この実施例においては、
前記第1実施例および第2実施例とは異なり、レバー部
材C″がコネクタから分離してフレームDに取付けられ
た形態を示すものであり、A1 ″,A2 ″は多数の雌端
子Tを前記配列にて内部に収容し、予め結合部を介して
結合される雌コネクタB1 ″,B2 ″は同様に前記雌端
子Tに嵌入可能となる多数の雄端子Uを内部に対応して
収容した雌コネクタである。
【0023】30は前記雄コネクタA1 ″, A2 ″のハ
ウジング31の少なくとも一側壁に突設したカムピンで
ある。
ウジング31の少なくとも一側壁に突設したカムピンで
ある。
【0024】32,32′はピン案内部であり、このピ
ン案内部32,32′は雌コネクタB1 ″, B2 ″のハ
ウジング33の前半に位置するフード34の一側壁の中
間部と他側壁の中間部の対向位置、および中間壁に前後
方向に延長して形成される。
ン案内部32,32′は雌コネクタB1 ″, B2 ″のハ
ウジング33の前半に位置するフード34の一側壁の中
間部と他側壁の中間部の対向位置、および中間壁に前後
方向に延長して形成される。
【0025】前記レバー部材C″は、断面略コ字状に形
成され、相対向する一対のレバー35に設けた軸穴36
をフレームDの囲枠37の両側壁に突設した支軸38に
係合させることにより回動自在に設けられる。39は前
記レバー部材C″の内側に設けたカム溝であり、このカ
ム溝39の一方には開口端39aを有する。
成され、相対向する一対のレバー35に設けた軸穴36
をフレームDの囲枠37の両側壁に突設した支軸38に
係合させることにより回動自在に設けられる。39は前
記レバー部材C″の内側に設けたカム溝であり、このカ
ム溝39の一方には開口端39aを有する。
【0026】フレームDの前記囲枠37は中間壁37′
により前後方向に貫通した二室R1,R2 が区画され
る。40,40′は囲枠37の両側壁と中間壁37′に
前後方向に延長して形成されるピン案内部である。
により前後方向に貫通した二室R1,R2 が区画され
る。40,40′は囲枠37の両側壁と中間壁37′に
前後方向に延長して形成されるピン案内部である。
【0027】41は前記囲枠37の上壁に設けた可撓ロ
ック片であり、この可撓ロック片41はレバー部材C″
を操作完了位置に確保するためのものである。
ック片であり、この可撓ロック片41はレバー部材C″
を操作完了位置に確保するためのものである。
【0028】上記構成において、雌コネクタB1 ″,B
2 ″は予めレバー付のフレームDの囲枠37における室
R1 ,R2 内に収容される。この場合に、雌コネクタB
1 ″ , B2 ″のピン案内部32,32′が囲枠37の一
側壁の中間部と他側壁の対向位置および中間壁37′に
前後方向に形成したピン案内部40,40′に一致して
並列し、従って非操作位置にあるレバー部材C″におけ
るカム溝39の開口端39aがピン案内部40にも一致
する。
2 ″は予めレバー付のフレームDの囲枠37における室
R1 ,R2 内に収容される。この場合に、雌コネクタB
1 ″ , B2 ″のピン案内部32,32′が囲枠37の一
側壁の中間部と他側壁の対向位置および中間壁37′に
前後方向に形成したピン案内部40,40′に一致して
並列し、従って非操作位置にあるレバー部材C″におけ
るカム溝39の開口端39aがピン案内部40にも一致
する。
【0029】この状態において、予め結合されている一
対の雄コネクタA1 ″,A2 ″をレバー付きのフレーム
D内の雌コネクタB1 ″, B2 ″内に挿入し、カムピン
30をピン案内部40とカム溝39の入口に位置させ
る。次にレバー部材C″を回動操作してカム溝39によ
りカムピン30を介して雄コネクタA1 ″,A2 ″を雌
コネクタB1 ″,B2 ″内に少ない嵌合力により容易且
つ確実に引き込んで嵌合を完了する。
対の雄コネクタA1 ″,A2 ″をレバー付きのフレーム
D内の雌コネクタB1 ″, B2 ″内に挿入し、カムピン
30をピン案内部40とカム溝39の入口に位置させ
る。次にレバー部材C″を回動操作してカム溝39によ
りカムピン30を介して雄コネクタA1 ″,A2 ″を雌
コネクタB1 ″,B2 ″内に少ない嵌合力により容易且
つ確実に引き込んで嵌合を完了する。
【0030】
【発明の効果】本発明は上記した如くに、前記レバー部
材のカム溝に係合するカムピンを通り、前記一対のコネ
クタの嵌合方向と平行なコネクタの嵌合軸を基準にして
外周部に向けて雄雌一対の端子の配列を、その単位断面
積当たりの嵌合力が大きなものから小さなものへ漸次、
配列したので、レバー部材の回動操作により一対のコネ
クタの偏りは解消され、嵌合または離脱が容易且つ確実
に行える。しかも操作性は向上され、雌雄の端子相互の
接続時の接触が充分となり、製品の信頼性が高くなる。
材のカム溝に係合するカムピンを通り、前記一対のコネ
クタの嵌合方向と平行なコネクタの嵌合軸を基準にして
外周部に向けて雄雌一対の端子の配列を、その単位断面
積当たりの嵌合力が大きなものから小さなものへ漸次、
配列したので、レバー部材の回動操作により一対のコネ
クタの偏りは解消され、嵌合または離脱が容易且つ確実
に行える。しかも操作性は向上され、雌雄の端子相互の
接続時の接触が充分となり、製品の信頼性が高くなる。
【図1】本発明の一実施例を示すレバー式コネクタの分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図2】雌雄のコネクタの結合開始時の側面図である。
【図3】雌雄のコネクタの完全嵌合状態の側面図であ
る。
る。
【図4】本発明の第2実施例であり、一対のコネクタを
嵌合前の状態の側面図である。
嵌合前の状態の側面図である。
【図5】同じく一対のコネクタの完全嵌合状態を示す側
面図である。
面図である。
【図6】本発明のレバー式コネクタの第3実施例を示す
分解斜面図である。
分解斜面図である。
【図7】同じくレバー付フレーム内に押込んだ雌コネク
タに対して雄コネクタを嵌合する前の側面図である。
タに対して雄コネクタを嵌合する前の側面図である。
【図8】レバー付フレームを用いて一対のコネクタを嵌
合した状態の側面図である。
合した状態の側面図である。
【図9】従来例における一対のコネクタの嵌合前の状態
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図10】同じく一対のコネクタの完全嵌合状態を示す
側面図である。
側面図である。
【図11】(A)は同じく雌型コネクタを説明的に示し
た平面図であり、(B)は下面図である。
た平面図であり、(B)は下面図である。
【図12】同じく一対のコネクタの嵌合状態を説明的に
示した側面図である。
示した側面図である。
A,A1 ′,A2 ′, A″ 雄コネクタ B,B1 ′,B2 ′, B″ 雌コネクタ C,C′,C″ レバー部材 D フレーム 3,22,30 カムピン 6,32,32′,40,40′ ピン案内部 11,21,39 カム溝 11a,39a 開口端 T 雌端子 U 雄端子
Claims (1)
- 【請求項1】 多数の雌雄の端子をそれぞれ収容して互
いに嵌合される一対のコネクタの嵌合、離脱をレバー部
材の回動操作により行うようにしたレバー式コネクタに
おいて、前記レバー部材のカム溝に係合するカムピンを
通り、前記一対のコネクタの嵌合方向と平行なコネクタ
の嵌合軸を基準にして外周部に向けて雌雄の端子を、そ
の単位断面積当たりの嵌合力が大きなものから小さなも
のへ漸次、配列したことを特徴とするレバー式コネク
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5035653A JP2940894B2 (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | レバー式コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5035653A JP2940894B2 (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | レバー式コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06251826A JPH06251826A (ja) | 1994-09-09 |
JP2940894B2 true JP2940894B2 (ja) | 1999-08-25 |
Family
ID=12447841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5035653A Expired - Fee Related JP2940894B2 (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | レバー式コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2940894B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3330518B2 (ja) * | 1997-07-01 | 2002-09-30 | 矢崎総業株式会社 | レバー嵌合式コネクタ |
JPH1126074A (ja) * | 1997-07-02 | 1999-01-29 | Yazaki Corp | レバー嵌合式コネクタ |
JP3308860B2 (ja) * | 1997-07-02 | 2002-07-29 | 矢崎総業株式会社 | レバー嵌合式コネクタ |
JP3302622B2 (ja) | 1997-07-09 | 2002-07-15 | 矢崎総業株式会社 | レバー嵌合式コネクタ |
JP3319387B2 (ja) * | 1998-05-01 | 2002-08-26 | 住友電装株式会社 | レバー式コネクタ |
-
1993
- 1993-02-24 JP JP5035653A patent/JP2940894B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06251826A (ja) | 1994-09-09 |
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Legal Events
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