JP2921855B2 - 蔓巻切削工具 - Google Patents
蔓巻切削工具Info
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- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- QNRATNLHPGXHMA-XZHTYLCXSA-N (r)-(6-ethoxyquinolin-4-yl)-[(2s,4s,5r)-5-ethyl-1-azabicyclo[2.2.2]octan-2-yl]methanol;hydrochloride Chemical compound Cl.C([C@H]([C@H](C1)CC)C2)CN1[C@@H]2[C@H](O)C1=CC=NC2=CC=C(OCC)C=C21 QNRATNLHPGXHMA-XZHTYLCXSA-N 0.000 description 1
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- Milling Processes (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は蔓巻切削工具、特に切削工具に形成した座へ
除去可能に取り付けた蔓巻配列の切削挿入体を有する型
のものに関する。
除去可能に取り付けた蔓巻配列の切削挿入体を有する型
のものに関する。
この型の従来の蔓巻切削工具は複数個の蔓巻配列の切
削挿入体を含み、その蔓巻角は比較的に小さく、通常10
゜ないし25゜であり、また各挿入体の切削縁は次の隣接
挿入体の切削縁から軸方向に離間している。各蔓巻線の
挿入体は一つの完全な切削縁を形成するのに2列(また
はそれ以上の列)の挿入体が必要であるような食い違い
関係にある。故に、4つの蔓巻配列の切削挿入体を有す
る切削工具は2つの完全な切削縁を効果的に作る。
削挿入体を含み、その蔓巻角は比較的に小さく、通常10
゜ないし25゜であり、また各挿入体の切削縁は次の隣接
挿入体の切削縁から軸方向に離間している。各蔓巻線の
挿入体は一つの完全な切削縁を形成するのに2列(また
はそれ以上の列)の挿入体が必要であるような食い違い
関係にある。故に、4つの蔓巻配列の切削挿入体を有す
る切削工具は2つの完全な切削縁を効果的に作る。
かかる従来の切削工具において、挿入体の切削縁は工
作物に抱かれた切削工具の面の比較的に小さい部分に亙
り工具と直接接触している、例えば、15゜の蔓巻角で配
置された4つの蔓巻列の挿入体を有する典型的な蔓巻切
削工具において、挿入体の切削縁は切削操作中に工作物
に抱かれた切削工具の半筒状面の僅か約25%に亙り工作
物と直接接触している。この結果、切削操作中のチャタ
リング、ハンマリングおよび振動が激しい。更に、工作
物の送り速度は工具に含まれた切削挿入体の蔓巻列の数
よりもむしろ有効完全切削縁の数に依存するから、工作
物の送りが比較的に低い。
作物に抱かれた切削工具の面の比較的に小さい部分に亙
り工具と直接接触している、例えば、15゜の蔓巻角で配
置された4つの蔓巻列の挿入体を有する典型的な蔓巻切
削工具において、挿入体の切削縁は切削操作中に工作物
に抱かれた切削工具の半筒状面の僅か約25%に亙り工作
物と直接接触している。この結果、切削操作中のチャタ
リング、ハンマリングおよび振動が激しい。更に、工作
物の送り速度は工具に含まれた切削挿入体の蔓巻列の数
よりもむしろ有効完全切削縁の数に依存するから、工作
物の送りが比較的に低い。
本発明の目的は上記点で有利な蔓巻切削工具を提供す
ることである。
ることである。
本発明によれば以下に列挙する種々の蔓巻切削工具が
提供される。すなわち、蔓巻切削工具において、筒状形
の外面と、切削工具の外面に形成された座へ除去可能に
取り付けられた複数個の四角形の切削挿入体とを有し、
各座は切削工具の放射方向に延びた平面を占め、各挿入
体は切削工具の接線に平行に延びたファスナにより座へ
除去可能に取り付けられ、各挿入体は切削工具に関して
一般に軸方向に延びかつ切削工具の放射方向に延びた1
対の平行な真直な縁により両側で境界付けられた真直な
切削縁を含み、前記切削挿入体の各々は片側型のもので
あり、各々一側に四つの切削縁と反対側にベースとを備
え、また切削縁からベースへ内方にテーパになった4個
の壁を備え、前記四つの壁のテーパ角は7〜15゜であ
り、前記切削挿入体は蔓巻配列とし各挿入体の切削縁は
切削工具に関して次の隣接挿入体の座から周方向に離間
し、次の隣接挿入体の切削縁に対してほぼ軸線方向に重
畳関係にあり、各挿入体の放射方向に延びた縁は隣接挿
入体の放射方向延出縁に対して重畳関係にあり、全挿入
体の前記切削縁は階段状の連続した非中断切削線を規定
することを特徴とする蔓巻切削工具。
提供される。すなわち、蔓巻切削工具において、筒状形
の外面と、切削工具の外面に形成された座へ除去可能に
取り付けられた複数個の四角形の切削挿入体とを有し、
各座は切削工具の放射方向に延びた平面を占め、各挿入
体は切削工具の接線に平行に延びたファスナにより座へ
除去可能に取り付けられ、各挿入体は切削工具に関して
一般に軸方向に延びかつ切削工具の放射方向に延びた1
対の平行な真直な縁により両側で境界付けられた真直な
切削縁を含み、前記切削挿入体の各々は片側型のもので
あり、各々一側に四つの切削縁と反対側にベースとを備
え、また切削縁からベースへ内方にテーパになった4個
の壁を備え、前記四つの壁のテーパ角は7〜15゜であ
り、前記切削挿入体は蔓巻配列とし各挿入体の切削縁は
切削工具に関して次の隣接挿入体の座から周方向に離間
し、次の隣接挿入体の切削縁に対してほぼ軸線方向に重
畳関係にあり、各挿入体の放射方向に延びた縁は隣接挿
入体の放射方向延出縁に対して重畳関係にあり、全挿入
体の前記切削縁は階段状の連続した非中断切削線を規定
することを特徴とする蔓巻切削工具。
蔓巻切削工具において、筒状形の外面と、切削工具の
外面に形成された座へ除去可能に取り付けられた複数個
の四角形の切削挿入体とを有し、各座は切削工具の放射
方向に延びた平面を占め、各挿入体は切削工具の接線に
平行に延びたファスナにより座へ除去可能に取り付けら
れ、各切削挿入体とその座との間にシームを含み、各挿
入体は切削工具に関して一般に軸方向に延びかつ切削工
具の放射方向に延びた1対の平行な真直な縁により両側
で境界付けられた真直な切削縁を含み、前記切削挿入体
の各々は片側型のものであり、各々一側に四つの切削縁
と反対側にベースとを備え、また切削縁からベースへ内
方にテーパになった4個の壁を備え、前記切削挿入体は
蔓巻配列とし各挿入体の切削縁は切削工具に関して次の
隣接挿入体の座から周方向に離間し、次の隣接挿入体の
切削縁に対してほぼ軸線方向に重畳関係にあり、各挿入
体の放射方向に延びた縁は隣接挿入体の放射方向延出縁
に対して重畳関係にあり、全挿入体の前記切削縁は階段
状の連続した非中断切削線を規定することを特徴とする
蔓巻切削工具。
外面に形成された座へ除去可能に取り付けられた複数個
の四角形の切削挿入体とを有し、各座は切削工具の放射
方向に延びた平面を占め、各挿入体は切削工具の接線に
平行に延びたファスナにより座へ除去可能に取り付けら
れ、各切削挿入体とその座との間にシームを含み、各挿
入体は切削工具に関して一般に軸方向に延びかつ切削工
具の放射方向に延びた1対の平行な真直な縁により両側
で境界付けられた真直な切削縁を含み、前記切削挿入体
の各々は片側型のものであり、各々一側に四つの切削縁
と反対側にベースとを備え、また切削縁からベースへ内
方にテーパになった4個の壁を備え、前記切削挿入体は
蔓巻配列とし各挿入体の切削縁は切削工具に関して次の
隣接挿入体の座から周方向に離間し、次の隣接挿入体の
切削縁に対してほぼ軸線方向に重畳関係にあり、各挿入
体の放射方向に延びた縁は隣接挿入体の放射方向延出縁
に対して重畳関係にあり、全挿入体の前記切削縁は階段
状の連続した非中断切削線を規定することを特徴とする
蔓巻切削工具。
蔓巻切削工具において、筒状形の外面と、切削工具の
外面に形成された座へ除去可能に取り付けられた複数個
の四角形の切削挿入体とを有し、各座は切削工具の放射
方向に延びた平面を占め、座に隣接して切削工具中に冷
却穴が形成されており、各挿入体は切削工具の接線に平
行に延びたファスナにより座へ除去可能に取り付けら
れ、各挿入体は切削工具に関して一般に軸方向に延びか
つ切削工具の放射方向に延びた1対の平行な真直な縁に
より両側で境界付けられた真直な切削縁を含み、前記切
削挿入体の各々は片側型のものであり、各々一側に四つ
の切削縁と反対側にベースとを備え、また切削縁からベ
ースへ内方にテーパになった4個の壁を備え、前記切削
挿入体は蔓巻配列とし各挿入体の切削縁は切削工具に関
して次の隣接挿入体の座から周方向に離間し、次の隣接
挿入体の切削縁に対してほぼ軸線方向に重畳関係にあ
り、各挿入体の放射方向に延びた縁は隣接挿入体の放射
方向延出縁に対して重畳関係にあり、全挿入体の前記切
削縁は階段状の連続した非中断切削線を規定することを
特徴とする蔓巻切削工具。
外面に形成された座へ除去可能に取り付けられた複数個
の四角形の切削挿入体とを有し、各座は切削工具の放射
方向に延びた平面を占め、座に隣接して切削工具中に冷
却穴が形成されており、各挿入体は切削工具の接線に平
行に延びたファスナにより座へ除去可能に取り付けら
れ、各挿入体は切削工具に関して一般に軸方向に延びか
つ切削工具の放射方向に延びた1対の平行な真直な縁に
より両側で境界付けられた真直な切削縁を含み、前記切
削挿入体の各々は片側型のものであり、各々一側に四つ
の切削縁と反対側にベースとを備え、また切削縁からベ
ースへ内方にテーパになった4個の壁を備え、前記切削
挿入体は蔓巻配列とし各挿入体の切削縁は切削工具に関
して次の隣接挿入体の座から周方向に離間し、次の隣接
挿入体の切削縁に対してほぼ軸線方向に重畳関係にあ
り、各挿入体の放射方向に延びた縁は隣接挿入体の放射
方向延出縁に対して重畳関係にあり、全挿入体の前記切
削縁は階段状の連続した非中断切削線を規定することを
特徴とする蔓巻切削工具。
蔓巻切削工具において、筒状形の外面と、切削工具の
外面に形成された座へ除去可能に取り付けられた複数個
の四角形の切削挿入体とを有し、各座は切削工具の放射
方向に延びた平面を占め、各挿入体は切削工具の接線に
平行に延びたファスナにより座へ除去可能に取り付けら
れ、各挿入体は切削工具に関して一般に軸方向に延びか
つ切削工具の放射方向に延びた1対の平行な真直な縁に
より両側で境界付けられた真直な切削縁を含み、前記切
削挿入体の各々は片側型のものであり、各々一側に四つ
の切削縁と反対側にベースとを備え、また切削縁からベ
ースへ内方にテーパになった4個の壁を備え、前記切削
挿入体は蔓巻配列とし各挿入体の切削縁は切削工具に関
して次の隣接挿入体の座から周方向に離間し、次の隣接
挿入体の切削縁に対してほぼ軸線方向に重畳関係にあ
り、各挿入体の放射方向に延びた縁は隣接挿入体の放射
方向延出縁に対して重畳関係にあり、全挿入体の前記切
削縁は階段状の連続した非中断切削線を規定し、切削工
具には複数の前記蔓巻配列の切削挿入体が形成されてお
り、前記蔓巻配列は45゜の左手蔓巻を形成していること
を特徴とする蔓巻切削工具。
外面に形成された座へ除去可能に取り付けられた複数個
の四角形の切削挿入体とを有し、各座は切削工具の放射
方向に延びた平面を占め、各挿入体は切削工具の接線に
平行に延びたファスナにより座へ除去可能に取り付けら
れ、各挿入体は切削工具に関して一般に軸方向に延びか
つ切削工具の放射方向に延びた1対の平行な真直な縁に
より両側で境界付けられた真直な切削縁を含み、前記切
削挿入体の各々は片側型のものであり、各々一側に四つ
の切削縁と反対側にベースとを備え、また切削縁からベ
ースへ内方にテーパになった4個の壁を備え、前記切削
挿入体は蔓巻配列とし各挿入体の切削縁は切削工具に関
して次の隣接挿入体の座から周方向に離間し、次の隣接
挿入体の切削縁に対してほぼ軸線方向に重畳関係にあ
り、各挿入体の放射方向に延びた縁は隣接挿入体の放射
方向延出縁に対して重畳関係にあり、全挿入体の前記切
削縁は階段状の連続した非中断切削線を規定し、切削工
具には複数の前記蔓巻配列の切削挿入体が形成されてお
り、前記蔓巻配列は45゜の左手蔓巻を形成していること
を特徴とする蔓巻切削工具。
蔓巻切削工具において、筒状形の外面と、切削工具の
外面に形成された座へ除去可能に取り付けられた複数個
の四角形の切削挿入体とを有し、各座は切削工具の放射
方向に延びた平面を占め、各挿入体は切削工具の接線に
平行に延びたファスナにより座へ除去可能に取り付けら
れ、各挿入体は切削工具に関して一般に軸方向に延びか
つ切削工具の放射方向に延びた1対の平行な真直な縁に
より両側で境界付けられた真直な切削縁を含み、前記切
削挿入体の各々は片側型のものであり、各々一側に四つ
の切削縁と反対側にベースとを備え、また切削縁からベ
ースへ内方にテーパになった4個の壁を備え、前記切削
挿入体は蔓巻配列とし各挿入体の切削縁は切削工具に関
して次の隣接挿入体の座から周方向に離間し、次の隣接
挿入体の切削縁に対してほぼ軸線方向に重畳関係にあ
り、各挿入体の放射方向に延びた縁は隣接挿入体の放射
方向延出縁に対して重畳関係にあり、全挿入体の前記切
削縁は階段状の連続した非中断切削線を規定し、切削工
具には複数の前記蔓巻配列の切削挿入体が形成されてお
り、前記蔓巻配列は45゜の右手蔓巻を形成していること
を特徴とする蔓巻切削工具。
外面に形成された座へ除去可能に取り付けられた複数個
の四角形の切削挿入体とを有し、各座は切削工具の放射
方向に延びた平面を占め、各挿入体は切削工具の接線に
平行に延びたファスナにより座へ除去可能に取り付けら
れ、各挿入体は切削工具に関して一般に軸方向に延びか
つ切削工具の放射方向に延びた1対の平行な真直な縁に
より両側で境界付けられた真直な切削縁を含み、前記切
削挿入体の各々は片側型のものであり、各々一側に四つ
の切削縁と反対側にベースとを備え、また切削縁からベ
ースへ内方にテーパになった4個の壁を備え、前記切削
挿入体は蔓巻配列とし各挿入体の切削縁は切削工具に関
して次の隣接挿入体の座から周方向に離間し、次の隣接
挿入体の切削縁に対してほぼ軸線方向に重畳関係にあ
り、各挿入体の放射方向に延びた縁は隣接挿入体の放射
方向延出縁に対して重畳関係にあり、全挿入体の前記切
削縁は階段状の連続した非中断切削線を規定し、切削工
具には複数の前記蔓巻配列の切削挿入体が形成されてお
り、前記蔓巻配列は45゜の右手蔓巻を形成していること
を特徴とする蔓巻切削工具。
蔓巻切削工具において、筒状形の外面と、切削工具の
外面に形成された座へ除去可能に取り付けられた複数個
の四角形の切削挿入体とを有し、各座は切削工具の放射
方向に延びた平面を占め、各挿入体は切削工具の接線に
平行に延びたファスナにより座へ除去可能に取り付けら
れ、各挿入体は切削工具に関して一般に軸方向に延びか
つ切削工具の放射方向に延びた1対の平行な真直な縁に
より両側で境界付けられた真直な切削縁を含み、前記切
削挿入体は蔓巻配列とし各挿入体の切削縁は切削工具に
関して次の隣接挿入体の座から周方向に離間し、次の隣
接挿入体の切削縁に対してほぼ軸線方向に重畳関係にあ
り、各挿入体の放射方向に延びた縁は隣接挿入体の放射
方向延出縁に対して重畳関係にあり、全挿入体の前記切
削縁は階段状の連続した非中断切削線を規定し、前記切
削挿入体の切削縁は切削工具の長手方向軸線に関して8
〜12゜の傾斜角を形成していることを特徴とする蔓巻切
削工具。
外面に形成された座へ除去可能に取り付けられた複数個
の四角形の切削挿入体とを有し、各座は切削工具の放射
方向に延びた平面を占め、各挿入体は切削工具の接線に
平行に延びたファスナにより座へ除去可能に取り付けら
れ、各挿入体は切削工具に関して一般に軸方向に延びか
つ切削工具の放射方向に延びた1対の平行な真直な縁に
より両側で境界付けられた真直な切削縁を含み、前記切
削挿入体は蔓巻配列とし各挿入体の切削縁は切削工具に
関して次の隣接挿入体の座から周方向に離間し、次の隣
接挿入体の切削縁に対してほぼ軸線方向に重畳関係にあ
り、各挿入体の放射方向に延びた縁は隣接挿入体の放射
方向延出縁に対して重畳関係にあり、全挿入体の前記切
削縁は階段状の連続した非中断切削線を規定し、前記切
削挿入体の切削縁は切削工具の長手方向軸線に関して8
〜12゜の傾斜角を形成していることを特徴とする蔓巻切
削工具。
蔓巻切削工具において、筒状形の外面と、切削工具の
外面に形成された座へ除去可能に取り付けられた複数個
の四角形の切削挿入体とを有し、各座は切削工具の放射
方向に延びた平面を占め、各挿入体は切削工具の接線に
平行に延びたファスナにより座へ除去可能に取り付けら
れ、各挿入体は切削工具に関して一般に軸方向に延びか
つ切削工具の放射方向に延びた1対の平行な真直な縁に
より両側で境界付けられた真直な切削縁を含み、前記切
削挿入体は蔓巻配列とし各挿入体の切削縁は切削工具に
関して次の隣接挿入体の座から周方向に離間し、次の隣
接挿入体の切削縁に対してほぼ軸線方向に重畳関係にあ
り、各挿入体の放射方向に延びた縁は隣接挿入体の放射
方向延出縁に対して重畳関係にあり、全挿入体の前記切
削縁は階段状の連続した非中断切削線を規定し、前記切
削挿入体の切削縁は次の隣接する切削挿入体の切削縁に
関して15〜35゜の傾斜角を形成していることを特徴とす
る蔓巻切削工具。
外面に形成された座へ除去可能に取り付けられた複数個
の四角形の切削挿入体とを有し、各座は切削工具の放射
方向に延びた平面を占め、各挿入体は切削工具の接線に
平行に延びたファスナにより座へ除去可能に取り付けら
れ、各挿入体は切削工具に関して一般に軸方向に延びか
つ切削工具の放射方向に延びた1対の平行な真直な縁に
より両側で境界付けられた真直な切削縁を含み、前記切
削挿入体は蔓巻配列とし各挿入体の切削縁は切削工具に
関して次の隣接挿入体の座から周方向に離間し、次の隣
接挿入体の切削縁に対してほぼ軸線方向に重畳関係にあ
り、各挿入体の放射方向に延びた縁は隣接挿入体の放射
方向延出縁に対して重畳関係にあり、全挿入体の前記切
削縁は階段状の連続した非中断切削線を規定し、前記切
削挿入体の切削縁は次の隣接する切削挿入体の切削縁に
関して15〜35゜の傾斜角を形成していることを特徴とす
る蔓巻切削工具。
上記の種々の本発明の蔓巻切削工具のうち、初の五つ
の蔓巻切削工具は切削挿入体の四つの壁のテーパ角が7
〜15゜であること、切削挿入体とこれを受ける座との間
にシームを備えていること、座に隣接して切削工具中に
冷却穴が形成されていること、切削挿入体の45゜の左手
蔓巻配列を複数列有していること、切削挿入体の45゜の
右手蔓巻配列を複数列有していることで各々異なってい
るが、共通して、各挿入体は一側に4つの切削縁と反対
側にベースとを備え、また切削縁からベースへ内方にテ
ーパになった4個の壁を備える。切削挿入体は蔓巻配列
で配置され、各挿入体の一つの切削縁は全挿入体が切削
工具へ取り付けられたとき、挿入体の有効切削縁として
役立つが、残りの切削縁は非有効切削縁である。
の蔓巻切削工具は切削挿入体の四つの壁のテーパ角が7
〜15゜であること、切削挿入体とこれを受ける座との間
にシームを備えていること、座に隣接して切削工具中に
冷却穴が形成されていること、切削挿入体の45゜の左手
蔓巻配列を複数列有していること、切削挿入体の45゜の
右手蔓巻配列を複数列有していることで各々異なってい
るが、共通して、各挿入体は一側に4つの切削縁と反対
側にベースとを備え、また切削縁からベースへ内方にテ
ーパになった4個の壁を備える。切削挿入体は蔓巻配列
で配置され、各挿入体の一つの切削縁は全挿入体が切削
工具へ取り付けられたとき、挿入体の有効切削縁として
役立つが、残りの切削縁は非有効切削縁である。
この構成は各挿入体の切削縁が次の隣接挿入体の座か
ら軸方向に離間した従来の四角形挿入体を使用する既存
切削工具と区別されるべきである。この配列は、以下に
特に詳細に述べられる如く、周知の切削工具とは区別さ
れるべきであり、周知の工具は三角形の切削植刃体を有
し、その切削植刃体は植刃体の軸に関して重なってい
る。
ら軸方向に離間した従来の四角形挿入体を使用する既存
切削工具と区別されるべきである。この配列は、以下に
特に詳細に述べられる如く、周知の切削工具とは区別さ
れるべきであり、周知の工具は三角形の切削植刃体を有
し、その切削植刃体は植刃体の軸に関して重なってい
る。
また、上記の種々の本発明の蔓巻切削工具のうち残り
の二つの蔓巻切削工具では切削挿入体の四つの壁が内方
へテーパになっていることを規定していないが、切削挿
入体の切削縁が切削工具の長手方向軸線に関して8〜12
゜傾斜しているうこと、切削挿入体の切削縁が隣接する
切削挿入体の切削縁に関して15〜35゜傾斜していること
を各々規定している。
の二つの蔓巻切削工具では切削挿入体の四つの壁が内方
へテーパになっていることを規定していないが、切削挿
入体の切削縁が切削工具の長手方向軸線に関して8〜12
゜傾斜しているうこと、切削挿入体の切削縁が隣接する
切削挿入体の切削縁に関して15〜35゜傾斜していること
を各々規定している。
下に述べるように、これら新規な構成により、切削縁
が工作物に抱かれた切削工具の面の非常に大きい部分に
亙り工作物と直接接触するように切削挿入体を配置し寸
法決めすることができる。例えば、従来構造の切削工具
において、挿入体の切削縁は工作物に抱かれた切削工具
の面の約25%に亙って工作物と直接接触するが、本発明
による構造の切削工作物においてはこの割合は工作物に
抱かれた切削工具の面の約85%まで容易に増加できる。
切削縁と工作物との間にこのような大きい接触面を与え
ることにより、チャタリング、ハンマリングおよび振動
が実質的に減少される。更に、この構成により、切削速
度が高くなるから工作物の送りを速くできる。
が工作物に抱かれた切削工具の面の非常に大きい部分に
亙り工作物と直接接触するように切削挿入体を配置し寸
法決めすることができる。例えば、従来構造の切削工具
において、挿入体の切削縁は工作物に抱かれた切削工具
の面の約25%に亙って工作物と直接接触するが、本発明
による構造の切削工作物においてはこの割合は工作物に
抱かれた切削工具の面の約85%まで容易に増加できる。
切削縁と工作物との間にこのような大きい接触面を与え
ることにより、チャタリング、ハンマリングおよび振動
が実質的に減少される。更に、この構成により、切削速
度が高くなるから工作物の送りを速くできる。
またこの構成は米国特許第4,648,755号に記載された
ような軸方向に重畳関係の切削縁を有する三角形挿入体
を含む周知の切削工具に比べて重要な利点を有する。こ
の周知の三角形挿入体構成によれば、挿入体は特に隅が
比較的に弱く、容易に破損または欠ける。しかし、本発
明の構成は、軸方向延出切削縁の両側に1対の平行な放
射方向延出縁を有する四角形(例えば、正方形または菱
形)挿入体を使用し、隣接挿入体の前記放射方向延出縁
を重畳関係にあらしめることにより、耐久性が遥かに高
い構造体を提供する。
ような軸方向に重畳関係の切削縁を有する三角形挿入体
を含む周知の切削工具に比べて重要な利点を有する。こ
の周知の三角形挿入体構成によれば、挿入体は特に隅が
比較的に弱く、容易に破損または欠ける。しかし、本発
明の構成は、軸方向延出切削縁の両側に1対の平行な放
射方向延出縁を有する四角形(例えば、正方形または菱
形)挿入体を使用し、隣接挿入体の前記放射方向延出縁
を重畳関係にあらしめることにより、耐久性が遥かに高
い構造体を提供する。
本発明による構造の切削工具はまた中実切削縁を有す
る切削工具に比べて重要な利点を有するものであり、切
削屑の幅が小さくなり(各挿入体の幅に相当する)、こ
れにより切削工具に対する軸方向負荷が減少し、また必
要時には切削工具全体よりもむしろ単に切削挿入体を取
り替えるだけで切削工具の修理と保全が容易になる。
る切削工具に比べて重要な利点を有するものであり、切
削屑の幅が小さくなり(各挿入体の幅に相当する)、こ
れにより切削工具に対する軸方向負荷が減少し、また必
要時には切削工具全体よりもむしろ単に切削挿入体を取
り替えるだけで切削工具の修理と保全が容易になる。
第1図に関し、一般的に2で示す蔓巻切削工具が示さ
れ、これは筒状形の外面と、切削工具の外面に切られた
座8へねじ6により除去可能に取り付けた複数個の配列
の切削挿入体4とを有し、またその放射方向に延びた平
面を占める。請求項2の蔓巻切削工具では、各挿入体4
とその座8との間にシム10が挿入される。また、請求項
3の蔓巻切削工具では切削操作中に発生する熱を放散す
るために各座8に隣接して切削工具に冷却穴12が形成さ
れる。
れ、これは筒状形の外面と、切削工具の外面に切られた
座8へねじ6により除去可能に取り付けた複数個の配列
の切削挿入体4とを有し、またその放射方向に延びた平
面を占める。請求項2の蔓巻切削工具では、各挿入体4
とその座8との間にシム10が挿入される。また、請求項
3の蔓巻切削工具では切削操作中に発生する熱を放散す
るために各座8に隣接して切削工具に冷却穴12が形成さ
れる。
切削挿入体は総て同じ構造のものである。切削挿入体
は四角形、好ましくは、正方形であるが、菱形にするこ
ともできる。請求項1乃至5の蔓巻切削工具では第1図
に示す通り、挿入体は片側正型のもので、一側に4つの
真直な切削縁4a、反対側に偏平なベース4bが形成され、
また切削縁からベースへ内方にテーパになった4個のテ
ーパ壁4cが形成されている。特に請求項1の蔓巻切削工
具では、テーパ角は7−15゜である。第1図は片側型の
ものとして切削挿入体4を示すが、両側に4つの切削縁
を形成し、また両側の切削縁を結合する4個の真直な壁
を形成した両側型のものにできることは理解されよう。
は四角形、好ましくは、正方形であるが、菱形にするこ
ともできる。請求項1乃至5の蔓巻切削工具では第1図
に示す通り、挿入体は片側正型のもので、一側に4つの
真直な切削縁4a、反対側に偏平なベース4bが形成され、
また切削縁からベースへ内方にテーパになった4個のテ
ーパ壁4cが形成されている。特に請求項1の蔓巻切削工
具では、テーパ角は7−15゜である。第1図は片側型の
ものとして切削挿入体4を示すが、両側に4つの切削縁
を形成し、また両側の切削縁を結合する4個の真直な壁
を形成した両側型のものにできることは理解されよう。
第5図は4つの切削縁4aを含む挿入体の側部を詳細に
示す。4a−1として示す有効切削縁は切削工具の軸方向
に延び、1対の平行な放射方向延出非有効切削縁4a−2,
4a−3により両側が制限されている。各挿入体の放射方
向延出非有効切削縁4a−2,4a−3は隣接挿入体の放射方
向非有効切削縁に対して重畳関係にあることも判るであ
ろう。
示す。4a−1として示す有効切削縁は切削工具の軸方向
に延び、1対の平行な放射方向延出非有効切削縁4a−2,
4a−3により両側が制限されている。各挿入体の放射方
向延出非有効切削縁4a−2,4a−3は隣接挿入体の放射方
向非有効切削縁に対して重畳関係にあることも判るであ
ろう。
第5図に、また第1図にも示すように、各挿入体の有
効切削縁4a−1は次の隣接挿入体の座8から周方向に離
間し、また次の離間挿入体の有効切削縁に対して軸方向
に重畳関係にある。軸方向重畳関係は第1図に寸法
『A』で示され、周方向離間は寸法『B』で示される。
効切削縁4a−1は次の隣接挿入体の座8から周方向に離
間し、また次の離間挿入体の有効切削縁に対して軸方向
に重畳関係にある。軸方向重畳関係は第1図に寸法
『A』で示され、周方向離間は寸法『B』で示される。
切削挿入体のこの構成は請求項4又は5の場合45゜で
ある蔓巻角(HA)を有する階段状の連続した非中断切削
線を規定する。
ある蔓巻角(HA)を有する階段状の連続した非中断切削
線を規定する。
請求項6の蔓巻切削工具では第1図に示す通り、切削
縁は切削工具の縦軸線LAに関して8−12゜の傾斜角(an
gle of inclination)(IA)を形成する。請求項8の蔓
巻切削工具では第3図に示すように、各挿入体の切削縁
4aは次の隣接挿入体の切削縁に関して15−35゜のチルト
角(tilt angle)(TA)を形成する。傾斜角IAおよびチ
ルト角TAは切削される材料に依存するところが大きい
が、請求項7では、傾斜角IAは約10゜としている。好ま
しくはチルト角TAは約25゜にできる。
縁は切削工具の縦軸線LAに関して8−12゜の傾斜角(an
gle of inclination)(IA)を形成する。請求項8の蔓
巻切削工具では第3図に示すように、各挿入体の切削縁
4aは次の隣接挿入体の切削縁に関して15−35゜のチルト
角(tilt angle)(TA)を形成する。傾斜角IAおよびチ
ルト角TAは切削される材料に依存するところが大きい
が、請求項7では、傾斜角IAは約10゜としている。好ま
しくはチルト角TAは約25゜にできる。
第2図は第1図と同様の構造の蔓巻切削工具である
が、その異なる点は、45゜の右蔓巻角を規定するように
切削挿入体を配置し、右切削用とした(請求項5)こと
で、第1図では左蔓巻角(やはり45゜)、右切削用とし
ている(請求項4)。
が、その異なる点は、45゜の右蔓巻角を規定するように
切削挿入体を配置し、右切削用とした(請求項5)こと
で、第1図では左蔓巻角(やはり45゜)、右切削用とし
ている(請求項4)。
第1図及び第3図に示したとおり、挿入体の放射方向
に延びた縁Rは、挿入体の頂面Uと半径方向に延びてい
る側面Sとの交差線である。そして、本明細書におい
て、放射方向に延びた縁が重畳関係にあるとは、挿入体
が隣接する挿入体と部分的に重なることを意味する。
に延びた縁Rは、挿入体の頂面Uと半径方向に延びてい
る側面Sとの交差線である。そして、本明細書におい
て、放射方向に延びた縁が重畳関係にあるとは、挿入体
が隣接する挿入体と部分的に重なることを意味する。
既存の工具に比べて本発明の蔓巻切削工具の重要な利
点は従来構造の工具に関する第4図、第4a図と本願の第
1図(または第2図)による構造の工具に関する第5
図、第5a図を比較することにより判る。第4図、第5図
は従来の工具および第1図の新規な工具における切削挿
入体の2次元投影図であり、第4a図、第5a図は工作物に
抱かれて工作物と直接接触した切削工具の面の割合を示
す。両方の場合、寸法『C』で示す切込み深さは40mmで
ある。
点は従来構造の工具に関する第4図、第4a図と本願の第
1図(または第2図)による構造の工具に関する第5
図、第5a図を比較することにより判る。第4図、第5図
は従来の工具および第1図の新規な工具における切削挿
入体の2次元投影図であり、第4a図、第5a図は工作物に
抱かれて工作物と直接接触した切削工具の面の割合を示
す。両方の場合、寸法『C』で示す切込み深さは40mmで
ある。
第4図、第4a図に示すような従来の切削工具におい
て、4つの蔓巻列H1−H4の切削挿入体14があり、各列の
挿入体は相互に周方向に離間して食い違い関係になり、
2列の挿入体が一つの切削線を作る。而して、第4図の
4列の挿入体14が2つの切削線を作る。第4図におい
て、各蔓巻線は15゜の蔓巻角を形成する。
て、4つの蔓巻列H1−H4の切削挿入体14があり、各列の
挿入体は相互に周方向に離間して食い違い関係になり、
2列の挿入体が一つの切削線を作る。而して、第4図の
4列の挿入体14が2つの切削線を作る。第4図におい
て、各蔓巻線は15゜の蔓巻角を形成する。
第5図、第5a図に示すように、第1図の新規な構造に
おいて、各切削挿入体4は周方向に距離『B』(第1
図)だけ次の隣接挿入体の座から離間し、また次の隣接
挿入体の切削縁に対して寸法『A』だけ軸方向重畳関係
にあるが、これは第1図に関して述べた通りである。こ
の例において、3本の蔓巻線Ha−Hcがあり、各々45゜の
蔓巻角を形成する。両方の場合の切削工具の直径Dは例
えば40mmである。
おいて、各切削挿入体4は周方向に距離『B』(第1
図)だけ次の隣接挿入体の座から離間し、また次の隣接
挿入体の切削縁に対して寸法『A』だけ軸方向重畳関係
にあるが、これは第1図に関して述べた通りである。こ
の例において、3本の蔓巻線Ha−Hcがあり、各々45゜の
蔓巻角を形成する。両方の場合の切削工具の直径Dは例
えば40mmである。
切削操作中、工作物WPは第4図、第4a図に示すよう
に、その外周の半分に亙って切削工具を抱く。第4a図の
断面した部分は第4図の従来の工具を用いたときに切削
操作中に工作物と直接接触した切削挿入体14の切削縁の
部分を示し、第5図の断面した部分は第5図に示したよ
うな第1図(または第2図)の切削工具を用いたときに
工作物に直接接触した接触縁の部分を示す。
に、その外周の半分に亙って切削工具を抱く。第4a図の
断面した部分は第4図の従来の工具を用いたときに切削
操作中に工作物と直接接触した切削挿入体14の切削縁の
部分を示し、第5図の断面した部分は第5図に示したよ
うな第1図(または第2図)の切削工具を用いたときに
工作物に直接接触した接触縁の部分を示す。
而して、従来の切削工具を用いると、第1の蔓巻列H1
の3個の挿入体14の切削縁は18゜の弧に亙ってのみ工作
物と直接接触するが、蔓巻列H2の切削挿入体は25゜の弧
に亙ってのみ工作物と直接接触する。而して、工作物に
より切削工具を180゜に亙って抱くには、切削工具の切
削縁は43゜の全弧に亙ってのみ工作物と直接接触し、こ
の43゜は切削工具の全180゜の約25%である。
の3個の挿入体14の切削縁は18゜の弧に亙ってのみ工作
物と直接接触するが、蔓巻列H2の切削挿入体は25゜の弧
に亙ってのみ工作物と直接接触する。而して、工作物に
より切削工具を180゜に亙って抱くには、切削工具の切
削縁は43゜の全弧に亙ってのみ工作物と直接接触し、こ
の43゜は切削工具の全180゜の約25%である。
第5図に示すように、第1図の切削挿入体の重畳関係
において、蔓巻線Haの切削挿入体は約100゜に亙って工
作物と直接接触し、また工作物に抱かれた切削工具の残
部80゜に関して、蔓巻線Hbの切削挿入体の切削縁は約53
゜に亙って工作物と直接接触することが判るであろう。
而して、工作物に抱かれた切削工具の180゜の切削挿入
体の切削縁は工具に抱かれた切削工具の全180゜の約85
%である約153゜に亙り工作物と直接接触する。
において、蔓巻線Haの切削挿入体は約100゜に亙って工
作物と直接接触し、また工作物に抱かれた切削工具の残
部80゜に関して、蔓巻線Hbの切削挿入体の切削縁は約53
゜に亙って工作物と直接接触することが判るであろう。
而して、工作物に抱かれた切削工具の180゜の切削挿入
体の切削縁は工具に抱かれた切削工具の全180゜の約85
%である約153゜に亙り工作物と直接接触する。
而して、第1図に示す切削工具の構造は、切削縁と工
作物との間の切削面を遥かに大きくすることが判るであ
ろう。この構成はチャタリング、ハンマリング、および
振動を減少し、また材料の除去速度が高いから工作物の
送りを速くすることができる。他の利点は、この構成で
は同じ挿入体を使用でき、保全と在庫品目を簡単化する
ことである。
作物との間の切削面を遥かに大きくすることが判るであ
ろう。この構成はチャタリング、ハンマリング、および
振動を減少し、また材料の除去速度が高いから工作物の
送りを速くすることができる。他の利点は、この構成で
は同じ挿入体を使用でき、保全と在庫品目を簡単化する
ことである。
本発明を一好適実施例について述べたが、多くの変化
が可能であることは了解されよう。例えば、切削挿入体
は両側に切削縁を備え、両側の切削縁を結合する真直な
壁を備え、両側を使用できるようにした、両側型のもの
にできる。また、切削挿入体は正方形の代わりに菱形に
できる。本発明はその他、多くの変化が可能である。
が可能であることは了解されよう。例えば、切削挿入体
は両側に切削縁を備え、両側の切削縁を結合する真直な
壁を備え、両側を使用できるようにした、両側型のもの
にできる。また、切削挿入体は正方形の代わりに菱形に
できる。本発明はその他、多くの変化が可能である。
第1図は本発明による構造の一形態の蔓巻切削工具を示
し、切削工具は左切削のための左螺旋を有する。第2図
は右切削のための右螺旋を形成した同様の工具を示す断
片図、第3図は第1の切削工具における切削挿入体の配
置を示す端面図、第4図は従来の蔓巻切削工具の切削挿
入体と、本発明の第1図による構造の蔓巻切削工具の切
削挿入体とを比較した投影図であり、第4a図は切削工具
を抱く工作物と直接接触した切削工具における切削縁の
割合が比較的に低いことを示す図、第5図は切削操作中
に切削工具を抱く工作物と直接接触した切削縁の割合が
高いことを示す図である。 2……切削工具、4……切削挿入体、8……座。
し、切削工具は左切削のための左螺旋を有する。第2図
は右切削のための右螺旋を形成した同様の工具を示す断
片図、第3図は第1の切削工具における切削挿入体の配
置を示す端面図、第4図は従来の蔓巻切削工具の切削挿
入体と、本発明の第1図による構造の蔓巻切削工具の切
削挿入体とを比較した投影図であり、第4a図は切削工具
を抱く工作物と直接接触した切削工具における切削縁の
割合が比較的に低いことを示す図、第5図は切削操作中
に切削工具を抱く工作物と直接接触した切削縁の割合が
高いことを示す図である。 2……切削工具、4……切削挿入体、8……座。
Claims (8)
- 【請求項1】蔓巻切削工具において、筒状形の外面と、
切削工具の外面に形成された座へ除去可能に取り付けら
れた複数個の四角形の切削挿入体とを有し、各座は切削
工具の放射方向に延びた平面を占め、各挿入体は切削工
具の接線に平行に延びたファスナにより座へ除去可能に
取り付けられ、各挿入体は切削工具に関して一般に軸方
向に延びかつ切削工具の放射方向に延びた1対の平行な
真直な縁により両側で境界付けられた真直な切削縁を含
み、前記切削挿入体の各々は片側型のものであり、各々
一側に四つの切削縁と反対側にベースとを備え、また切
削縁からベースへ内方にテーパになった4個の壁を備
え、前記四つの壁のテーパ角は7〜15゜であり、前記切
削挿入体は蔓巻配列とし各挿入体は切削工具に関して次
の隣接挿入体の座から周方向に離間し、次の隣接挿入体
の切削縁に対してほぼ軸線方向に重畳関係にあり、各挿
入体の放射方向に延びた縁は隣接挿入体の放射方向延出
縁に対して重畳関係にあり、全挿入体の前記切削縁は階
段状の連続した非中断切削線を規定することを特徴とす
る蔓巻切削工具。 - 【請求項2】蔓巻切削工具において、筒状形の外面と、
切削工具の外面に形成された座へ除去可能に取り付けら
れた複数個の四角形の切削挿入体とを有し、各座は切削
工具の放射方向に延びた平面を占め、各挿入体は切削工
具の接線に平行に延びたファスナにより座へ除去可能に
取り付けられ、各切削挿入体とその座との間にシムを含
み、各挿入体は切削工具に関して一般に軸方向に延びか
つ切削工具の放射方向に延びた1対の平行な真直な縁に
より両側で境界付けられた真直な切削縁を含み、前記切
削挿入体の各々は片側型のものであり、各々一側に四つ
の切削縁と反対側にベースとを備え、また切削縁からベ
ースへ内方にテーパになった4個の壁を備え、前記切削
挿入体は蔓巻配列とし各挿入体は切削工具に関して次の
隣接挿入体の座から周方向に離間し、次の隣接挿入体の
切削縁に対してほぼ軸線方向に重畳関係にあり、各挿入
体の放射方向に延びた縁は隣接挿入体の放射方向延出縁
に対して重畳関係にあり、全挿入体の前記切削縁は階段
状の連続した非中断切削線を規定することを特徴とする
蔓巻切削工具。 - 【請求項3】蔓巻切削工具において、筒状形の外面と、
切削工具の外面の形成された座へ除去可能に取り付けら
れた複数個の四角形の切削挿入体とを有し、各座は切削
工具の放射方向に延びた平面を占め、座に隣接して切削
工具中に冷却穴が形成されており、各挿入体は切削工具
の接線に平行に延びたファスナにより座へ除去可能に取
り付けられ、各挿入体は切削工具に関して一般に軸方向
に延びかつ切削工具の放射方向に延びた1対の平行な真
直な縁により両側で境界付けられた真直な切削縁を含
み、前記切削挿入体の各々は片側型のものであり、各々
一側に四つの切削縁と反対側にベースとを備え、また切
削縁からベースへ内方にテーパになった4個の壁を備
え、前記切削挿入体は蔓巻配列とし各挿入体は切削工具
に関して次の隣接挿入体の座から周方向に離間し、次の
隣接挿入体の切削縁に対してほぼ軸線方向に重畳関係に
あり、各挿入体の放射方向に延びた縁は隣接挿入体の放
射方向延出縁に対して重畳関係にあり、全挿入体の前記
切削縁は階段状の連続した非中断切削線を規定すること
を特徴とする蔓巻切削工具。 - 【請求項4】蔓巻切削工具において、筒状形の外面と、
切削工具の外面に形成された座へ除去可能に取り付けら
れた複数個の四角形の切削挿入体とを有し、各座は切削
工具の放射方向に延びた平面を占め、各挿入体は切削工
具の接線に平行に延びたファスナにより座へ除去可能に
取り付けられ、各挿入体は切削工具に関して一般に軸方
向に延びかつ切削工具の放射方向に延びた1対の平行な
真直な縁により両側で境界付けられた真直な切削縁を含
み、前記切削挿入体の各々は片側型のものであり、各々
一側に四つの切削縁と反対側にベースとを備え、また切
削縁からベースへ内方にテーパになった4個の壁を備
え、前記切削挿入体は蔓巻配列とし各挿入体は切削工具
に関して次の隣接挿入体の座から周方向に離間し、次の
隣接挿入体の切削縁に対してほぼ軸線方向に重畳関係に
あり、各挿入体の放射方向に延びた縁は隣接挿入体の放
射方向延出縁に対して重畳関係にあり、全挿入体の前記
切削縁は階段状の連続した非中断切削線を規定し、切削
工具には複数の前記蔓巻配列の切削挿入体が形成されて
おり、前記蔓巻配列は45゜の左手蔓巻を形成しているこ
とを特徴とする蔓巻切削工具。 - 【請求項5】蔓巻切削工具において、筒状形の外面と、
切削工具の外面に形成された座へ除去可能に取り付けら
れた複数個の四角形の切削挿入体とを有し、各座は切削
工具の放射方向に延びた平面を占め、各挿入体は切削工
具の接線に平行に延びたファスナにより座へ除去可能に
取り付けられ、各挿入体は切削工具に関して一般に軸方
向に延びかつ切削工具の放射方向に延びた1対の平行な
真直な縁により両側で境界付けられた真直な切削縁を含
み、前記切削挿入体の各々は片側型のものであり、各々
一側に四つの切削縁と反対側にベースとを備え、また切
削縁からベースへ内方にテーパになった4個の壁を備
え、前記切削挿入体は蔓巻配列とし各挿入体は切削工具
に関して次の隣接挿入体の座から周方向に離間し、次の
隣接挿入体の切削縁に対してほぼ軸線方向に重畳関係に
あり、各挿入体の放射方向に延びた縁は隣接挿入体の放
射方向延出縁に対して重畳関係にあり、全挿入体の前記
切削縁は階段状の連続した非中断切削線を規定し、切削
工具には複数の前記蔓巻配列の切削挿入体が形成されて
おり、前記蔓巻配列は45゜の右手蔓巻を形成しているこ
とを特徴とする蔓巻切削工具。 - 【請求項6】蔓巻切削工具において、筒状形の外面と、
切削工具の外面に形成された座へ除去可能に取り付けら
れた複数個の四角形の切削挿入体とを有し、各座は切削
工具の放射方向に延びた平面を占め、各挿入体は切削工
具の接線に平行に延びたファスナにより座へ除去可能に
取り付けられ、各挿入体は切削工具に関して一般に軸方
向に延びかつ切削工具の放射方向に延びた1対の平行な
真直な縁により両側で境界付けられた真直な切削縁を含
み、前記切削挿入体は蔓巻配列とし各挿入体は切削工具
に関して次の隣接挿入体の座から周方向に離間し、次の
隣接挿入体の切削縁に対してほぼ軸線方向に重畳関係に
あり、各挿入体の放射方向に延びた縁は隣接挿入体の放
射方向延出縁に対して重畳関係にあり、全挿入体の前記
切削縁は階段状の連続した非中断切削線を規定し、前記
切削挿入体の切削縁は切削工具の長手方向軸線に関して
8〜12゜の傾斜角を形成していることを特徴とする蔓巻
切削工具。 - 【請求項7】切削挿入体の切削縁は工具の長手方向軸線
に関して約10゜の傾斜角を形成している請求項6の蔓巻
切削工具。 - 【請求項8】蔓巻切削工具において、筒状形の外面と、
切削工具の外面に形成された座へ除去可能に取り付けら
れた複数個の四角形の切削挿入体とを有し、各座は切削
工具の放射方向に延びた平面を占め、各挿入体は切削工
具の接線に平行に延びたファスナにより座へ除去可能に
取り付けられ、各挿入体は切削工具に関して一般に軸方
向に延びかつ切削工具の放射方向に延びた1対の平行な
真直な縁により両側で境界付けられた真直な切削縁を含
み、前記切削挿入体は蔓巻配列とし各挿入体は切削工具
に関して次の隣接挿入体の座から周方向に離間し、次の
隣接挿入体の切削縁に対してほぼ軸線方向に重畳関係に
あり、各挿入体の放射方向に延びた縁は隣接挿入体の放
射方向延出縁に対して重畳関係にあり、全挿入体の前記
切削縁は階段状の連続した非中断切削線を規定し、前記
切削挿入体の切削縁は次の隣接する切削挿入体の切削縁
に関して15〜35゜の傾斜角を形成していることを特徴と
する蔓巻切削工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1112759A JP2921855B2 (ja) | 1989-05-01 | 1989-05-01 | 蔓巻切削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1112759A JP2921855B2 (ja) | 1989-05-01 | 1989-05-01 | 蔓巻切削工具 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28601696A Division JPH09248710A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | 蔓巻切削工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02303706A JPH02303706A (ja) | 1990-12-17 |
JP2921855B2 true JP2921855B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=14594826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1112759A Expired - Fee Related JP2921855B2 (ja) | 1989-05-01 | 1989-05-01 | 蔓巻切削工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2921855B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH067855Y2 (ja) * | 1986-04-17 | 1994-03-02 | 三菱マテリアル株式会社 | エンドミル |
JPH0618733Y2 (ja) * | 1986-10-13 | 1994-05-18 | 三菱マテリアル株式会社 | スローアウエイ式エンドミル |
-
1989
- 1989-05-01 JP JP1112759A patent/JP2921855B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH02303706A (ja) | 1990-12-17 |
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