JP2918114B2 - 翻訳表示装置 - Google Patents
翻訳表示装置Info
- Publication number
- JP2918114B2 JP2918114B2 JP63154247A JP15424788A JP2918114B2 JP 2918114 B2 JP2918114 B2 JP 2918114B2 JP 63154247 A JP63154247 A JP 63154247A JP 15424788 A JP15424788 A JP 15424788A JP 2918114 B2 JP2918114 B2 JP 2918114B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display
- translated
- original
- translation
- sentence
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Machine Translation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、機械翻訳システムにおける翻訳結果を表示
する翻訳表示装置に関するものである。
する翻訳表示装置に関するものである。
従来の技術 最近、原文をキー入力するだけで自動的にその訳文を
得ることができるようにした機械翻訳システムが出現し
ている。この場合の翻訳結果の表示方法としては、原文
と訳文との対比を判りやすくするために対訳表示方式と
したものがある。例えば、特開昭61−223978号公報によ
れば、画面上の固定された左右領域に原文と訳文とを表
示させる対訳表示方式が示されている。
得ることができるようにした機械翻訳システムが出現し
ている。この場合の翻訳結果の表示方法としては、原文
と訳文との対比を判りやすくするために対訳表示方式と
したものがある。例えば、特開昭61−223978号公報によ
れば、画面上の固定された左右領域に原文と訳文とを表
示させる対訳表示方式が示されている。
また、近年では表示装置の高機能化等に伴い、ウイン
ドウ(表示領域)の概念、手法を用いた表示形態が一般
化しつつある。例えば、ウインドウを用いて原文と訳文
とを1文ずつ表示させるものである。これは、例えば
「自然言語処理 33−6(1982.10.22)」中の「機械翻
訳システムLUTEの日本語意味解析」により示されてい
る。
ドウ(表示領域)の概念、手法を用いた表示形態が一般
化しつつある。例えば、ウインドウを用いて原文と訳文
とを1文ずつ表示させるものである。これは、例えば
「自然言語処理 33−6(1982.10.22)」中の「機械翻
訳システムLUTEの日本語意味解析」により示されてい
る。
発明が解決しようとする問題点 しかし、各言語では1文字当りの情報量の差などがあ
り、上記公報の対訳表示方式によると、左右両画面の表
示内容にずれが生じやすい。従つて、原文と訳文とを文
単位で管理し、かつ、表示開始行位置を揃える等の対応
関係をとりつつ表示させるため、制御が面倒であるとい
う欠点を持つ。
り、上記公報の対訳表示方式によると、左右両画面の表
示内容にずれが生じやすい。従つて、原文と訳文とを文
単位で管理し、かつ、表示開始行位置を揃える等の対応
関係をとりつつ表示させるため、制御が面倒であるとい
う欠点を持つ。
この結果、画面表示内容のスクロール方式について
も、原文と訳文とが同期したスクロール方式とされてい
る。よつて、スクロールに際しては原文と訳文という2
つの情報を管理する必要があり、制御の面倒さが増長さ
れ、かつ、スクロール速度の遅いものとなつている。特
に、この種のシステムでは、大量の翻訳を行つた場合に
は、原文或いは訳文の全体を画面上で眺めたいという要
求が本来的にあるが、このような要求には対応できない
表示方式である。
も、原文と訳文とが同期したスクロール方式とされてい
る。よつて、スクロールに際しては原文と訳文という2
つの情報を管理する必要があり、制御の面倒さが増長さ
れ、かつ、スクロール速度の遅いものとなつている。特
に、この種のシステムでは、大量の翻訳を行つた場合に
は、原文或いは訳文の全体を画面上で眺めたいという要
求が本来的にあるが、このような要求には対応できない
表示方式である。
また、原文と訳文とを考えた場合、通常は、1文字当
りの情報量に差があるため、対訳表示に際しては、表示
される両言語が変わる毎に画面上でのレイアウトを変更
する必要が生ずる。この時、両者の表示幅の配分を誤る
と、両者の対応関係をとるための空白行が多くなり、非
常に見苦しい対訳表示となつてしまう。
りの情報量に差があるため、対訳表示に際しては、表示
される両言語が変わる毎に画面上でのレイアウトを変更
する必要が生ずる。この時、両者の表示幅の配分を誤る
と、両者の対応関係をとるための空白行が多くなり、非
常に見苦しい対訳表示となつてしまう。
さらに、従来の対訳表示方式によれば、翻訳単位、即
ち1文単位で表示するのが一般的である。しかし、ユー
ザにとつては訳文は段落単位で表示されていたほうが判
りやすいことが多く、かつ、原文との対応も判りやす
い。しかし、従来の対訳表示方式では、段落情報が欠落
しており、大量の訳文を処理する場合などには非常に不
便なものとなつている。
ち1文単位で表示するのが一般的である。しかし、ユー
ザにとつては訳文は段落単位で表示されていたほうが判
りやすいことが多く、かつ、原文との対応も判りやす
い。しかし、従来の対訳表示方式では、段落情報が欠落
しており、大量の訳文を処理する場合などには非常に不
便なものとなつている。
一方、ウインドウ方式によれば、スクロール速度が速
く、かつ、両言語間の情報量の差をウインドウにより吸
収することが可能ではある。しかし、ウインドウ方式の
場合、両ウインドウへの表示は独立して行われるもので
あり、基本的に、原文と訳文との対応関係が不明確とな
つてしまう欠点がある。また、段落処理に関しては、何
んら工夫されていない。
く、かつ、両言語間の情報量の差をウインドウにより吸
収することが可能ではある。しかし、ウインドウ方式の
場合、両ウインドウへの表示は独立して行われるもので
あり、基本的に、原文と訳文との対応関係が不明確とな
つてしまう欠点がある。また、段落処理に関しては、何
んら工夫されていない。
結局、従来の翻訳表示方式による場合、必ずしもユー
ザにとつて使いやすい、判りやすいものとなつておら
ず、まだ不十分なものである。
ザにとつて使いやすい、判りやすいものとなつておら
ず、まだ不十分なものである。
問題点を解決するための手段 第1に、入力された原文を翻訳辞書に基づき翻訳し、
翻訳された訳文を原文とともに表示部に対訳表示させる
翻訳表示装置において、対訳表示されている原文と訳文
とを同期させてスクロールする同期スクロール表示手段
と、対訳表示されている原文と訳文とを非同期でスクロ
ールする非同期スクロール表示手段と、原文又は訳文を
非同期にスクロール移動させ、このスクロール移動後に
必要に応じて対応して表示されなくなった訳文又は原文
をスクロールしていた原文又は訳文と対応関係のとれた
対訳表示により表示させる対応表示手段と、同期スクロ
ール表示手段による同期表示モードでの対訳表示と非同
期スクロール表示手段による非同期表示モードによる独
立した訳文又は原文の表示とを適宜に切り替える表示モ
ード切替手段とを設けた。
翻訳された訳文を原文とともに表示部に対訳表示させる
翻訳表示装置において、対訳表示されている原文と訳文
とを同期させてスクロールする同期スクロール表示手段
と、対訳表示されている原文と訳文とを非同期でスクロ
ールする非同期スクロール表示手段と、原文又は訳文を
非同期にスクロール移動させ、このスクロール移動後に
必要に応じて対応して表示されなくなった訳文又は原文
をスクロールしていた原文又は訳文と対応関係のとれた
対訳表示により表示させる対応表示手段と、同期スクロ
ール表示手段による同期表示モードでの対訳表示と非同
期スクロール表示手段による非同期表示モードによる独
立した訳文又は原文の表示とを適宜に切り替える表示モ
ード切替手段とを設けた。
第2に、表示部での原文表示領域幅と訳文表示領域幅
とを選択的に可変させる表示領域幅可変手段を設けて原
文と訳文とを対訳表示させるようにした。
とを選択的に可変させる表示領域幅可変手段を設けて原
文と訳文とを対訳表示させるようにした。
第3に、原文の段落に対応した訳文の段落情報を持
ち、この段落情報に従い訳文を段落毎にまとめて表示さ
せる段落毎表示手段を設けた。
ち、この段落情報に従い訳文を段落毎にまとめて表示さ
せる段落毎表示手段を設けた。
作用 まず、大量の翻訳等を行つた場合、例えば訳文スクロ
ールを指示すれば、訳文画面のみのスクロールが行わ
れ、翻訳結果を全般的に流して見ることができる。これ
は、原文側であつても同様である。何れにしても、単独
スクロールであり、他方との対応関係等を維持する必要
がなく、高速スクロールとなり、その制御も簡単であ
り、さらに、一方をスクロール後に必要に応じて移動し
ていなかった訳文又は原文を移動した原文又は訳文との
対応関係のとれた対訳表示をするように移動させる再表
示処理の機能を有するため、原文又は訳文を単独スクロ
ールした場合でも、通常の対訳表示に簡単に戻すことが
できる。
ールを指示すれば、訳文画面のみのスクロールが行わ
れ、翻訳結果を全般的に流して見ることができる。これ
は、原文側であつても同様である。何れにしても、単独
スクロールであり、他方との対応関係等を維持する必要
がなく、高速スクロールとなり、その制御も簡単であ
り、さらに、一方をスクロール後に必要に応じて移動し
ていなかった訳文又は原文を移動した原文又は訳文との
対応関係のとれた対訳表示をするように移動させる再表
示処理の機能を有するため、原文又は訳文を単独スクロ
ールした場合でも、通常の対訳表示に簡単に戻すことが
できる。
また、翻訳に際しては対応する原文−訳文において、
原文側の情報量と訳文側の情報量とは同じ比率でない場
合が多い。このような場合に、各々の情報量に応じて各
々の表示領域幅を可変させ、表示可能文字数を可変させ
ることにより、見やすい表示状態となる。
原文側の情報量と訳文側の情報量とは同じ比率でない場
合が多い。このような場合に、各々の情報量に応じて各
々の表示領域幅を可変させ、表示可能文字数を可変させ
ることにより、見やすい表示状態となる。
さらに、段落に着目し、段落毎にまとめて表示させる
ことにより、原文との対訳関係をより見やすいものとで
きる。
ことにより、原文との対訳関係をより見やすいものとで
きる。
実施例 特許請求の範囲の請求項1記載の発明の実施例を第1
図ないし第3図に基づいて説明する。
図ないし第3図に基づいて説明する。
まず、本発明に用いられる機械翻訳システムの概念な
いしは手順を一般的な構文トランスフア方式による第3
図のアルゴリズムを参照して説明する。これは、例えば
英語−日本語機械翻訳システムであり、原文入力した
後、そのスペルチエツク用の形態素解析を選択的に行
う。そして、一般的な形態素解析を行う。これは、単語
単位の解析であり、例えばハイフン等の特殊文字等に着
目した解析処理である。次に、構文解析を行う。これ
は、文の構造を知るための統語論的解析である。この構
文解析結果から、意味的におかしな解析を排除する等の
英語構造の同定処理を行い英語の中間構造を作成した
後、構文変換処理を行う。即ち、英語の言い回しに基づ
いた中間構造から日本語の言い回しを表しやすい中間構
造に変換する。そして、日本語生成を行う。即ち、日本
語の中間構造から自然な日本語の文を生成するため、最
初に構文生成を行い、次に助詞や助動詞の並び順等を整
える形態素生成を行う。この後、最終的には訳文、例え
ば日本語を出力する。
いしは手順を一般的な構文トランスフア方式による第3
図のアルゴリズムを参照して説明する。これは、例えば
英語−日本語機械翻訳システムであり、原文入力した
後、そのスペルチエツク用の形態素解析を選択的に行
う。そして、一般的な形態素解析を行う。これは、単語
単位の解析であり、例えばハイフン等の特殊文字等に着
目した解析処理である。次に、構文解析を行う。これ
は、文の構造を知るための統語論的解析である。この構
文解析結果から、意味的におかしな解析を排除する等の
英語構造の同定処理を行い英語の中間構造を作成した
後、構文変換処理を行う。即ち、英語の言い回しに基づ
いた中間構造から日本語の言い回しを表しやすい中間構
造に変換する。そして、日本語生成を行う。即ち、日本
語の中間構造から自然な日本語の文を生成するため、最
初に構文生成を行い、次に助詞や助動詞の並び順等を整
える形態素生成を行う。この後、最終的には訳文、例え
ば日本語を出力する。
ここに、入力された原文に対し形態素解析を施し、そ
の結果をユーザにフイードバツクさせ前編集に供し、又
は、翻訳結果を対訳表示させてユーザ所望のものに手直
しさせる後編集に供する等の、前・後編集機能が持たさ
れている。
の結果をユーザにフイードバツクさせ前編集に供し、又
は、翻訳結果を対訳表示させてユーザ所望のものに手直
しさせる後編集に供する等の、前・後編集機能が持たさ
れている。
そして、本実施例の翻訳表示方法は、このような処理
中の、後編集の処理に関するものであり、基本的には、
上例のような翻訳方式には何ら左右されないものであ
る。
中の、後編集の処理に関するものであり、基本的には、
上例のような翻訳方式には何ら左右されないものであ
る。
ここに、本実施例では原文と訳文との対訳表示におい
て、その画面スクロールに関しては、第2図に示すよう
な各種態様をとり得るように制御される。即ち、スクロ
ール形態としては、基本として、同期スクロールと、原
文スクロールと、訳文スクロールとがあり、ユーザのコ
マンド入力により選択されるものである。ここに、同期
スクロールとは対訳表示されている原文と訳文とを同期
させてスクロール移動させるものであり、前述した特開
昭61−223978号公報等により知られている従来のスクロ
ール方式そのものである(周知であり、詳細は省略す
る)。
て、その画面スクロールに関しては、第2図に示すよう
な各種態様をとり得るように制御される。即ち、スクロ
ール形態としては、基本として、同期スクロールと、原
文スクロールと、訳文スクロールとがあり、ユーザのコ
マンド入力により選択されるものである。ここに、同期
スクロールとは対訳表示されている原文と訳文とを同期
させてスクロール移動させるものであり、前述した特開
昭61−223978号公報等により知られている従来のスクロ
ール方式そのものである(周知であり、詳細は省略す
る)。
また、原文スクロールは、対訳表示されている原文と
訳文とにつき、訳文側は移動させることなく原文側のみ
をスクロール移動させるものである。即ち、訳文側に対
し原文側は非同期でスクロールすることになる。訳文ス
クロールは逆であり、訳文側のみをスクロール移動させ
るものであり、原文側に対し訳文側が非同期でスクロー
ルすることになる。一般に、大量の翻訳を行つた場合、
その翻訳結果を全般的にざつと眺めることが多い。この
ような場合には、コマンドとして訳文スクロールを入力
指定すればよい。例えば、第1図(a)は原文1〜4と
訳文1〜4とが表示部1の画面上に対訳表示されている
初期表示状態を示し、同図(b)はこのような初期表示
状態から訳文スクロールに基づき訳文側の画面のみを1
画面上方にスクロールさせ、訳文5〜7が表示されてい
る状態を示す。さらに、スクロールさせれば、訳文8〜
等が次々とスクロール表示されることになり、訳文全体
を眺めることができる。この場合、第1図(b)からも
判るようにスクロール表示された訳文は原文側と対応し
ないものとなる。しかし、このような両者の対応関係を
とる必要がない非同期のスクロール移動により、制御が
容易でスクロール速度の速いものとなる。これは、原文
スクロールを行う場合でも同様である。
訳文とにつき、訳文側は移動させることなく原文側のみ
をスクロール移動させるものである。即ち、訳文側に対
し原文側は非同期でスクロールすることになる。訳文ス
クロールは逆であり、訳文側のみをスクロール移動させ
るものであり、原文側に対し訳文側が非同期でスクロー
ルすることになる。一般に、大量の翻訳を行つた場合、
その翻訳結果を全般的にざつと眺めることが多い。この
ような場合には、コマンドとして訳文スクロールを入力
指定すればよい。例えば、第1図(a)は原文1〜4と
訳文1〜4とが表示部1の画面上に対訳表示されている
初期表示状態を示し、同図(b)はこのような初期表示
状態から訳文スクロールに基づき訳文側の画面のみを1
画面上方にスクロールさせ、訳文5〜7が表示されてい
る状態を示す。さらに、スクロールさせれば、訳文8〜
等が次々とスクロール表示されることになり、訳文全体
を眺めることができる。この場合、第1図(b)からも
判るようにスクロール表示された訳文は原文側と対応し
ないものとなる。しかし、このような両者の対応関係を
とる必要がない非同期のスクロール移動により、制御が
容易でスクロール速度の速いものとなる。これは、原文
スクロールを行う場合でも同様である。
ところで、このような訳文のみのスクロール(又は原
文のみのスクロール)を行い、気になる訳文を見付けた
場合や、最初から見直したいような場合等にあつては、
再度、原文と訳文との対応関係のとれた対訳表示が必要
となる。そこで、本実施例では、このような場合に備
え、左右同期モードが設けられている。第1図(c)は
同図(b)のような訳文スクロール状態で左右同期をと
り、スクロールされた訳文5〜7に対応する原文5〜7
を表示させたものである。即ち、原文スクロール後であ
れば、対応する訳文を必要な位置に再表示させ、訳文ス
クロール時であれば対応する原文を必要な位置に再表示
させればよい。勿論、同期スクロールを行わせた場合に
は、最初から対応関係が維持されているので、このよう
な再表示処理は必要ない。
文のみのスクロール)を行い、気になる訳文を見付けた
場合や、最初から見直したいような場合等にあつては、
再度、原文と訳文との対応関係のとれた対訳表示が必要
となる。そこで、本実施例では、このような場合に備
え、左右同期モードが設けられている。第1図(c)は
同図(b)のような訳文スクロール状態で左右同期をと
り、スクロールされた訳文5〜7に対応する原文5〜7
を表示させたものである。即ち、原文スクロール後であ
れば、対応する訳文を必要な位置に再表示させ、訳文ス
クロール時であれば対応する原文を必要な位置に再表示
させればよい。勿論、同期スクロールを行わせた場合に
は、最初から対応関係が維持されているので、このよう
な再表示処理は必要ない。
なお、本実施例は特開昭61−223978号公報に示される
ような完全対応対訳表示方式の例であるが、これに限ら
ず、例えば複数の原文−訳文の対訳表示につき注目する
行の原文−訳文のみの対応関係のみをとり、他の個所で
は原文と訳文との対応関係を確保しない方式や、ウイン
ドウ方式等にあつても同様に適用できる。
ような完全対応対訳表示方式の例であるが、これに限ら
ず、例えば複数の原文−訳文の対訳表示につき注目する
行の原文−訳文のみの対応関係のみをとり、他の個所で
は原文と訳文との対応関係を確保しない方式や、ウイン
ドウ方式等にあつても同様に適用できる。
次に、特許請求の範囲の請求項2記載の発明の実施例
を第4図及び第5図を参照して説明する。本実施例も、
例えば第3図の構文トランスフア方式による処理中の後
編集処理におけるものであるが、翻訳方式には特に左右
されないものである。まず、第4図により本実施例に関
連する一般的な対訳表示の処理を説明する。Oiにi行目
の原文の行数をセツトし、Tiにi行目の訳文の行数をセ
ツトすることにより、原文、訳文を逐次表示する際に必
要となる行数を計算する。そして、両者を表示した後、
その行数の大きい方の分及び空白行1行分だけ、次の文
の表示行をずらしていく。
を第4図及び第5図を参照して説明する。本実施例も、
例えば第3図の構文トランスフア方式による処理中の後
編集処理におけるものであるが、翻訳方式には特に左右
されないものである。まず、第4図により本実施例に関
連する一般的な対訳表示の処理を説明する。Oiにi行目
の原文の行数をセツトし、Tiにi行目の訳文の行数をセ
ツトすることにより、原文、訳文を逐次表示する際に必
要となる行数を計算する。そして、両者を表示した後、
その行数の大きい方の分及び空白行1行分だけ、次の文
の表示行をずらしていく。
ここに、必要な行数の計算においては、当然ながら、
表示可能な文字数を規制する表示領域の幅が問題とな
る。即ち、被表示行の文字数c、表示可能文字数ωにお
いては、必要行数lは、l=[c/ω]+1(但し、[]
はガウス記号)で得られる。
表示可能な文字数を規制する表示領域の幅が問題とな
る。即ち、被表示行の文字数c、表示可能文字数ωにお
いては、必要行数lは、l=[c/ω]+1(但し、[]
はガウス記号)で得られる。
従つて、この表示可能文字数ωを可変させても、表示
処理制御そのものが格別煩雑になることがないことは明
かである。
処理制御そのものが格別煩雑になることがないことは明
かである。
ところで、表示領域の幅の可変入力方法としては、 一方の領域の1行に表示可能文字数を指定する方
法、 両者の領域幅を2数の比として入力する方法、 ポインテイング・デバイスを用い、直接その区切り
位置を指定する方法、 等が考えられる。最終的に必要なのは、両領域における
表示可能文字数であるが、何れの入力方法にしても容易
に得られる。
法、 両者の領域幅を2数の比として入力する方法、 ポインテイング・デバイスを用い、直接その区切り
位置を指定する方法、 等が考えられる。最終的に必要なのは、両領域における
表示可能文字数であるが、何れの入力方法にしても容易
に得られる。
第5図は表示部1における具体的な対訳表示例を示
す。即ち、同図(a)は原文表示領域幅WOと訳文表示領
域幅WTとの比が1:1の場合を示し、同図(b)はWOとWT
との比を2:3に可変させた場合の表示例を示す。
す。即ち、同図(a)は原文表示領域幅WOと訳文表示領
域幅WTとの比が1:1の場合を示し、同図(b)はWOとWT
との比を2:3に可変させた場合の表示例を示す。
このように各々の表示領域幅を適宜可変設定すること
により、不要に空白行が増えたりせず、見栄えのよい対
訳表示状態となり、後編集等の操作性も向上することに
なる。
により、不要に空白行が増えたりせず、見栄えのよい対
訳表示状態となり、後編集等の操作性も向上することに
なる。
さらに、特許請求の範囲の請求項3記載の発明の実施
例を第6図を参照して説明する。本実施例も、例えば第
3図の構文トランスフア方式による処理中の後編集処理
におけるものであるが、翻訳方式には特に左右されない
ものである。もつとも、本実施例は段落に着目したもの
であり、翻訳部では原文の段落情報を認識し、訳文中に
特定の形式でこの段落情報が挿入される。
例を第6図を参照して説明する。本実施例も、例えば第
3図の構文トランスフア方式による処理中の後編集処理
におけるものであるが、翻訳方式には特に左右されない
ものである。もつとも、本実施例は段落に着目したもの
であり、翻訳部では原文の段落情報を認識し、訳文中に
特定の形式でこの段落情報が挿入される。
まず、訳文を表示する際、通常は訳文を1文取出し、
その画面行数L、両面幅W、行数lに基づき訳文の表示
行nを算出し、必要であれば、その訳文表示の後に空白
行を加える。このような訳文表示処理中に、原文の段落
に対応した訳文の段落情報を常にチエツクしており、段
落情報に出会う毎に空白行を挿入しながら、各文を表示
する。
その画面行数L、両面幅W、行数lに基づき訳文の表示
行nを算出し、必要であれば、その訳文表示の後に空白
行を加える。このような訳文表示処理中に、原文の段落
に対応した訳文の段落情報を常にチエツクしており、段
落情報に出会う毎に空白行を挿入しながら、各文を表示
する。
この時、段落内の複数文を一般の日本語のようにつな
げて表示させる方法と、1行ずつ表示させる方法とがあ
る。何れにしても、段落毎にそれが明示されるため、見
やすい(可読性のよい)表示形態となる。特に、段落毎
に原文と訳文との表示行位置を揃えることにより(この
ため、必要に応じて空白行が挿入される)、極めて見や
すく、両者の対応関係も判りやすい。
げて表示させる方法と、1行ずつ表示させる方法とがあ
る。何れにしても、段落毎にそれが明示されるため、見
やすい(可読性のよい)表示形態となる。特に、段落毎
に原文と訳文との表示行位置を揃えることにより(この
ため、必要に応じて空白行が挿入される)、極めて見や
すく、両者の対応関係も判りやすい。
また、このような段落を考慮した表示方式を、対訳表
示をする際の様々な方法に適用することにより、より一
層、判りやすい、使いやすい表示となる。この場合、上
述したつなげ表示方法の際には、段落毎に左右の対応を
とり、かつ、左右領域の対応する文を同調して示すカー
ソルにより、その対応を強調させることもできる。ま
た、後者の1行ずつの表示方法の場合には、段落語との
対応に加え、その段落内で文語との対応をとることによ
り強調させることが可能となる。
示をする際の様々な方法に適用することにより、より一
層、判りやすい、使いやすい表示となる。この場合、上
述したつなげ表示方法の際には、段落毎に左右の対応を
とり、かつ、左右領域の対応する文を同調して示すカー
ソルにより、その対応を強調させることもできる。ま
た、後者の1行ずつの表示方法の場合には、段落語との
対応に加え、その段落内で文語との対応をとることによ
り強調させることが可能となる。
なお、段落の区切りを空白行により示す方法に代え、
例えば段落毎にその表示属性を変更させる等の区切り方
法であつてもよい。
例えば段落毎にその表示属性を変更させる等の区切り方
法であつてもよい。
また、ウインドウ方式に適用し、段落毎に1つのウイ
ンドウを割当て、このウインドウの左右位置を揃えるこ
とにより、原文と訳文との表示位置を対応させるように
してもよい。さらには、現在注目する段落のみを左右揃
えて表示させる一方、他の個所については対応関係を無
視して単に表示させるようにしてもよい。これらの場合
にも、左右位置には連動するカーソルを置き、対応する
文を示すようにしてもよい。
ンドウを割当て、このウインドウの左右位置を揃えるこ
とにより、原文と訳文との表示位置を対応させるように
してもよい。さらには、現在注目する段落のみを左右揃
えて表示させる一方、他の個所については対応関係を無
視して単に表示させるようにしてもよい。これらの場合
にも、左右位置には連動するカーソルを置き、対応する
文を示すようにしてもよい。
なお、これらの実施例では英語−日本語例であり、横
書き表示例として説明したが、例えば中国語−日本語間
のような縦書き表示例でも同様に適用できる。
書き表示例として説明したが、例えば中国語−日本語間
のような縦書き表示例でも同様に適用できる。
発明の効果 本発明は、上述したように原文又は訳文を同一表示部
に表示されている訳文又は原文とは非同期にスクロール
移動させ、この移動後に必要に応じて対応して表示され
なくなった訳文又は原文を対応関係のとれた対訳表示を
するよう移動させ、或いは、表示部での原文表示領域幅
と訳文表示領域幅とを選択的に可変させて原文と訳文と
を対訳表示させ、又は、原文の段落に対応した訳文の段
落情報を持ち、この段落情報に従い訳文を段落毎にまと
めて表示させるようにしたので、一方の単独スクロー
ル、見栄えのよい対応対訳表示、段落対応表示等によ
り、ユーザにとつて極めて判りやすい対訳表示の1形態
をとることができ、後編集作業性などを向上させること
ができる。
に表示されている訳文又は原文とは非同期にスクロール
移動させ、この移動後に必要に応じて対応して表示され
なくなった訳文又は原文を対応関係のとれた対訳表示を
するよう移動させ、或いは、表示部での原文表示領域幅
と訳文表示領域幅とを選択的に可変させて原文と訳文と
を対訳表示させ、又は、原文の段落に対応した訳文の段
落情報を持ち、この段落情報に従い訳文を段落毎にまと
めて表示させるようにしたので、一方の単独スクロー
ル、見栄えのよい対応対訳表示、段落対応表示等によ
り、ユーザにとつて極めて判りやすい対訳表示の1形態
をとることができ、後編集作業性などを向上させること
ができる。
第1図は特許請求の範囲の請求項1記載の発明の実施例
を示す表示例の正面図、第2図はスクロール制御を示す
フローチヤート、第3図は構文トランスフア方式を示す
フローチヤート、第4図は特許請求の範囲の請求項2記
載の発明の実施例を示すフローチヤート、第5図は表示
例の正面図、第6図は特許請求の範囲の請求項3記載の
発明の実施例を示すフローチヤートである。
を示す表示例の正面図、第2図はスクロール制御を示す
フローチヤート、第3図は構文トランスフア方式を示す
フローチヤート、第4図は特許請求の範囲の請求項2記
載の発明の実施例を示すフローチヤート、第5図は表示
例の正面図、第6図は特許請求の範囲の請求項3記載の
発明の実施例を示すフローチヤートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 嶋田 駿太郎 東京都渋谷区桜丘町2―9 株式会社シ ステム計画研究所内 (72)発明者 碓井 吉行 東京都渋谷区桜丘町2―9 株式会社シ ステム計画研究所内 (72)発明者 堀 格人 東京都渋谷区桜丘町2―9 株式会社シ ステム計画研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−223978(JP,A) Richard Stullmun 著,竹内郁雄 天海良治 監訳「GNU Emacsマニュアル」共立出版 (1988−2−15)p88−91
Claims (3)
- 【請求項1】入力された原文を翻訳辞書に基づき翻訳
し、翻訳された訳文を原文とともに表示部に対訳表示さ
せる翻訳表示装置において、 対訳表示されている原文と訳文とを同期させてスクロー
ルする同期スクロール表示手段と、 対訳表示されている原文と訳文とを非同期でスクロール
する非同期スクロール表示手段と、 原文又は訳文を非同期にスクロール移動させ、このスク
ロール移動後に必要に応じて対応して表示されなくなっ
た訳文又は原文をスクロールしていた原文又は訳文と対
応関係のとれた対訳表示により表示させる対応表示手段
と、 同期スクロール表示手段による同期表示モードでの対訳
表示と非同期スクロール表示手段による非同期表示モー
ドによる独立した訳文又は原文の表示とを適宜切り替え
る表示モード切替手段と、 を備えたことを特徴とする翻訳表示装置。 - 【請求項2】表示部での原文表示領域幅と訳文表示領域
幅とを選択的に可変させる表示領域幅可変手段を設けて
原文と訳文とを対訳表示させることを特徴とする請求項
1記載の翻訳表示装置。 - 【請求項3】原文の段落に対応した訳文の段落情報を持
ち、この段落情報に従い訳文を段落毎にまとめて表示さ
せる段落毎表示手段を設けたことを特徴とする請求項1
記載の翻訳表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63154247A JP2918114B2 (ja) | 1988-06-22 | 1988-06-22 | 翻訳表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63154247A JP2918114B2 (ja) | 1988-06-22 | 1988-06-22 | 翻訳表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01320573A JPH01320573A (ja) | 1989-12-26 |
JP2918114B2 true JP2918114B2 (ja) | 1999-07-12 |
Family
ID=15580049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63154247A Expired - Fee Related JP2918114B2 (ja) | 1988-06-22 | 1988-06-22 | 翻訳表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2918114B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009266042A (ja) * | 2008-04-25 | 2009-11-12 | Toshiba Corp | 機械翻訳システム |
JP5655411B2 (ja) * | 2010-07-26 | 2015-01-21 | カシオ計算機株式会社 | 情報表示装置及び情報表示プログラム |
CN109766304A (zh) * | 2018-12-11 | 2019-05-17 | 中新金桥数字科技(北京)有限公司 | 基于iPad的关于Epub图书双语言对照阅读的方法及其系统 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61223978A (ja) * | 1985-03-29 | 1986-10-04 | Toshiba Corp | 翻訳表示装置 |
-
1988
- 1988-06-22 JP JP63154247A patent/JP2918114B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
Richard Stullmun 著,竹内郁雄 天海良治 監訳「GNU Emacsマニュアル」共立出版(1988−2−15)p88−91 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01320573A (ja) | 1989-12-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5826219A (en) | Machine translation apparatus | |
JP2654001B2 (ja) | 機械翻訳方法 | |
KR900009120B1 (ko) | 기계번역장치 | |
US20020123879A1 (en) | Translation system & method | |
JPH1074204A (ja) | 機械翻訳方法及び原文・訳文表示方法 | |
JPS62203273A (ja) | 機械翻訳システム | |
JP2918114B2 (ja) | 翻訳表示装置 | |
EP0265280B1 (en) | Machine translation system and method | |
JP4350566B2 (ja) | 機械翻訳システム | |
JPH0252303B2 (ja) | ||
US7676746B1 (en) | System and method for in-context authoring of alternate content for non-textual objects | |
JP3209531B2 (ja) | 対訳エディタ | |
JPH0944502A (ja) | 情報受信装置及び機械翻訳装置 | |
JP2894064B2 (ja) | 機械翻訳装置 | |
JP3147947B2 (ja) | 機械翻訳装置 | |
JPH03273449A (ja) | 機械翻訳装置 | |
JP2786211B2 (ja) | 機械翻訳装置における後編集装置 | |
JP2000242643A (ja) | 英文作成支援装置及び方法並びに記憶媒体 | |
JPH076174A (ja) | カーソル移動装置 | |
JPH04178874A (ja) | 翻訳支援装置 | |
JPH06236399A (ja) | 翻訳機能付きワードプロセッサ | |
JPS61243564A (ja) | 翻訳文表示装置 | |
JPH0844745A (ja) | 機械翻訳装置 | |
JPH07152763A (ja) | 機械翻訳装置と該装置における翻訳方法 | |
JPH0656612B2 (ja) | 機械翻訳システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |