JP2912527B2 - 建築用パネル板 - Google Patents
建築用パネル板Info
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- JP2912527B2 JP2912527B2 JP5188957A JP18895793A JP2912527B2 JP 2912527 B2 JP2912527 B2 JP 2912527B2 JP 5188957 A JP5188957 A JP 5188957A JP 18895793 A JP18895793 A JP 18895793A JP 2912527 B2 JP2912527 B2 JP 2912527B2
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- plate
- panel board
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- architectural panel
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築物内の間仕切りや天
井板等に使用される建築用パネル板に関するものであ
る。
井板等に使用される建築用パネル板に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】建築用パネル板としては、ハニカム構造
体やウレタンフォームをコアとし、その表裏を外被板で
被覆したものが広く使用されていて、前者は耐火性パネ
ル板として、後者は断熱性パネル板として使用されてい
る。特にハニカム構造体をコアとしたものは、ハニカム
構造体自体を金属製とした場合耐火性に優れるが断熱性
に劣っており、ハニカム構造体に水酸化アルミを含浸さ
せた不燃紙製とすると、耐火性にやや劣り、また断熱性
能も芳しくない。またコアにウレタンフォームを採用す
ると断熱性に優れるが耐火性に劣ってしまう。
体やウレタンフォームをコアとし、その表裏を外被板で
被覆したものが広く使用されていて、前者は耐火性パネ
ル板として、後者は断熱性パネル板として使用されてい
る。特にハニカム構造体をコアとしたものは、ハニカム
構造体自体を金属製とした場合耐火性に優れるが断熱性
に劣っており、ハニカム構造体に水酸化アルミを含浸さ
せた不燃紙製とすると、耐火性にやや劣り、また断熱性
能も芳しくない。またコアにウレタンフォームを採用す
ると断熱性に優れるが耐火性に劣ってしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のように従前の建
築用パネル板は、そのコアの材質によって断熱性並びに
耐火性の何れかに多少難点が生じ、両方を満足すること
はできなかった。そこで本発明は、軽量で且つ耐火性並
びに断熱性の両方を満足するパネルを提案したものであ
る。
築用パネル板は、そのコアの材質によって断熱性並びに
耐火性の何れかに多少難点が生じ、両方を満足すること
はできなかった。そこで本発明は、軽量で且つ耐火性並
びに断熱性の両方を満足するパネルを提案したものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る建築用パネ
ル板は、グラスウール板を山形状凹凸面体に成形して所
定の厚さを有せしめたコアの表裏に、適宜厚さの炭酸カ
ルシウム発泡板からなる連結材を貼着し、更にその表裏
に薄鋼板からなる外被板を貼着して被覆してなる積層構
造としたことを特徴とするものである。
ル板は、グラスウール板を山形状凹凸面体に成形して所
定の厚さを有せしめたコアの表裏に、適宜厚さの炭酸カ
ルシウム発泡板からなる連結材を貼着し、更にその表裏
に薄鋼板からなる外被板を貼着して被覆してなる積層構
造としたことを特徴とするものである。
【0006】更に前記の建築用パネル板に於いて、パネ
ル板の対向する端面が互いに嵌合する凹凸条となる端板
で被覆すると共に、前記端板を薄鋼板若しくは塩ビ板で
形成したことを特徴とするものである。
ル板の対向する端面が互いに嵌合する凹凸条となる端板
で被覆すると共に、前記端板を薄鋼板若しくは塩ビ板で
形成したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】コアのグラスウール板及び炭酸カルシュウム発
泡板は共に不燃材であり、また断熱性能を具備している
ので、耐火性と断熱性を合わせ持つパネル板となる。
泡板は共に不燃材であり、また断熱性能を具備している
ので、耐火性と断熱性を合わせ持つパネル板となる。
【0008】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。 <第一実施例>図1乃至図3は本発明の第一実施例を示
したもので、この第一実施例は建築物壁材として使用し
たもので、パネル本体1は、コア11を中心に連結材1
2及び外被板13を順次積層したものである。
したもので、この第一実施例は建築物壁材として使用し
たもので、パネル本体1は、コア11を中心に連結材1
2及び外被板13を順次積層したものである。
【0009】コア11は、厚さ2mm、密度280kg
/m3 のグラスウール板を押形成形して高さ30mm、
山形ピッチ幅40mmの山形形状凹凸面体に形成したも
のであり、また連結材12は、炭酸カルシウム40%w
t,水酸化マグネシウム30%wt,水酸化アルミニウ
ム20%wt,塩化ビニル系樹脂7%wt,三酸化アン
チモン3%wtを含有した厚さ4.5mmで重量405
kg/m3 の炭酸カルシウム発泡板であり、前記コア1
1の表裏にエポキシ樹脂系接着材で接着する。
/m3 のグラスウール板を押形成形して高さ30mm、
山形ピッチ幅40mmの山形形状凹凸面体に形成したも
のであり、また連結材12は、炭酸カルシウム40%w
t,水酸化マグネシウム30%wt,水酸化アルミニウ
ム20%wt,塩化ビニル系樹脂7%wt,三酸化アン
チモン3%wtを含有した厚さ4.5mmで重量405
kg/m3 の炭酸カルシウム発泡板であり、前記コア1
1の表裏にエポキシ樹脂系接着材で接着する。
【0010】外被板13は、厚さ0.4mmの亜鉛メッ
キ鋼板で、前記連結材12の表裏にエポキシ樹脂系接着
材を用いて接着するものである。
キ鋼板で、前記連結材12の表裏にエポキシ樹脂系接着
材を用いて接着するものである。
【0011】パネル板は前記パネル本体1を各使用目的
に対応して付属品を付して建築物に使用するもので、図
2及び図3に例示のように建築物の壁に使用する場合に
は、パネル本体1を、床面aと天井面bに固定ボルト2
で固着したアルミ巾木レール3に順次はめ込んでいくも
ので、隣接するパネル本体1a,1bとの連結は、対向
する側端面が互いに嵌合する凹凸条となる端板4で被覆
し、前記凹凸条の嵌合で行うようにしたものである。
に対応して付属品を付して建築物に使用するもので、図
2及び図3に例示のように建築物の壁に使用する場合に
は、パネル本体1を、床面aと天井面bに固定ボルト2
で固着したアルミ巾木レール3に順次はめ込んでいくも
ので、隣接するパネル本体1a,1bとの連結は、対向
する側端面が互いに嵌合する凹凸条となる端板4で被覆
し、前記凹凸条の嵌合で行うようにしたものである。
【0012】而して断熱性及び不燃性の優れた壁が形成
できるものである。また特に端板4を薄鋼板で形成する
と耐火性能がより完全になり、また端板4を塩ビ板で形
成すると、断熱性能がより完全なものとなる。
できるものである。また特に端板4を薄鋼板で形成する
と耐火性能がより完全になり、また端板4を塩ビ板で形
成すると、断熱性能がより完全なものとなる。
【0013】<第二実施例>図4及び図5は本発明の第
二実施例で、この実施例は本発明パネルを天井板に適用
したもので、第一実施例と同様のパネル本体1の端部に
凹凸条を設けた端板4を周設すると共に、端板4の内方
に炭酸カルシュウム発泡材からなる棒状体14若しくは
木製のライナーを外被板13間に介在せしめたもので、
壁面cにはパネル受け金具5を固着し、パネル本体1の
連結部の直上の天井bからは吊り金具6を垂設し、連結
部分に添わせて、パネル本体1とボルト7等で一体化し
た補強部材8を、前記吊り金具6で吊り下げて天井面を
形成するものである。
二実施例で、この実施例は本発明パネルを天井板に適用
したもので、第一実施例と同様のパネル本体1の端部に
凹凸条を設けた端板4を周設すると共に、端板4の内方
に炭酸カルシュウム発泡材からなる棒状体14若しくは
木製のライナーを外被板13間に介在せしめたもので、
壁面cにはパネル受け金具5を固着し、パネル本体1の
連結部の直上の天井bからは吊り金具6を垂設し、連結
部分に添わせて、パネル本体1とボルト7等で一体化し
た補強部材8を、前記吊り金具6で吊り下げて天井面を
形成するものである。
【0014】勿論断熱性能を高めるためには、前記の各
金具を樹脂被覆のものを使用すればよいものである。
金具を樹脂被覆のものを使用すればよいものである。
【0015】また本発明パネルは前記の壁面や天井面の
各独立した形成の他に、図6で例示するように、天井用
パネル1cの端部に連結部材9を付設し、壁面パネル1
dの頂部とコーチスクリュー10で連結し一体化するよ
うにしても良いものであり、本発明は所定の積層構造の
パネル本体であれば、当該パネル本体の具体的使用手段
は任意に定めることができるものである。
各独立した形成の他に、図6で例示するように、天井用
パネル1cの端部に連結部材9を付設し、壁面パネル1
dの頂部とコーチスクリュー10で連結し一体化するよ
うにしても良いものであり、本発明は所定の積層構造の
パネル本体であれば、当該パネル本体の具体的使用手段
は任意に定めることができるものである。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明は、グラスウール板
を凹凸面体に成形したコアの表裏に、炭酸カルシウム発
泡板からなる連結材を貼着し、更にその表裏に薄鋼板か
らなる外被板を貼着して被覆した積層構造とした建築用
パネルで、軽量で且つ耐火性並びに断熱性の両方を満足
するパネルを提供できたものである。
を凹凸面体に成形したコアの表裏に、炭酸カルシウム発
泡板からなる連結材を貼着し、更にその表裏に薄鋼板か
らなる外被板を貼着して被覆した積層構造とした建築用
パネルで、軽量で且つ耐火性並びに断熱性の両方を満足
するパネルを提供できたものである。
【図1】本発明のパネル本体の断面図。
【図2】同第一実施例の全体の断面図。
【図3】同A−B線断面図。
【図4】同第二実施例の要部(受け金具部分)断面図。
【図5】同第二実施例の要部(吊り金具部分)断面図。
【図6】同第三実施例の断面図。
1 パネル本体 11 コア 12 連結材 13 外被板 14 棒状体 2 固定ボルト 3 アルミ巾木レール 4 端板 5 受け金具 6 吊り金具 7 ボルト 8 補強部材 9 連結部材 10 コーチスクリュー
Claims (3)
- 【請求項1】 グラスウール板を山形状凹凸面体に成形
して所定の厚さを有せしめたコアの表裏に、適宜厚さの
炭酸カルシウム発泡板からなる連結材を貼着し、更にそ
の表裏に薄鋼板からなる外被板を貼着して被覆してなる
積層構造としたことを特徴とする建築用パネル板。 - 【請求項2】 請求項第1項記載の建築用パネル板に於
いて、パネル板の対向する端面が互いに嵌合する凹凸条
となる端板で被覆すると共に、前記端板を薄鋼板で形成
したことを特徴とする建築用パネル板。 - 【請求項3】 請求項第1項記載の建築用パネル板に於
いて、パネル板の対向する端面が互いに嵌合する凹凸条
となる端板で被覆すると共に、前記端板を塩ビ板で形成
したことを特徴とする建築用パネル板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5188957A JP2912527B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 建築用パネル板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5188957A JP2912527B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 建築用パネル板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0718778A JPH0718778A (ja) | 1995-01-20 |
JP2912527B2 true JP2912527B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=16232890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5188957A Expired - Fee Related JP2912527B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 建築用パネル板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2912527B2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP5188957A patent/JP2912527B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0718778A (ja) | 1995-01-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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