JP2911107B2 - 吸収式冷凍機用再生器 - Google Patents
吸収式冷凍機用再生器Info
- Publication number
- JP2911107B2 JP2911107B2 JP31836895A JP31836895A JP2911107B2 JP 2911107 B2 JP2911107 B2 JP 2911107B2 JP 31836895 A JP31836895 A JP 31836895A JP 31836895 A JP31836895 A JP 31836895A JP 2911107 B2 JP2911107 B2 JP 2911107B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat transfer
- absorption
- solution
- regenerator
- transfer tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 title claims description 86
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims description 84
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 claims description 24
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 21
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 14
- 238000005057 refrigeration Methods 0.000 claims 1
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 119
- 230000002745 absorbent Effects 0.000 description 15
- 239000002250 absorbent Substances 0.000 description 15
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 14
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 14
- 238000002425 crystallisation Methods 0.000 description 13
- 230000008025 crystallization Effects 0.000 description 13
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 10
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 8
- 239000000567 combustion gas Substances 0.000 description 6
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 5
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 5
- AMXOYNBUYSYVKV-UHFFFAOYSA-M lithium bromide Chemical compound [Li+].[Br-] AMXOYNBUYSYVKV-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 4
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 3
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 description 2
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 2
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 1
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 239000002826 coolant Substances 0.000 description 1
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 239000002244 precipitate Substances 0.000 description 1
- 238000001556 precipitation Methods 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は吸収式冷凍機用再生
器に関し、特に、水等の冷媒の吸収溶液として臭化リチ
ウム水溶液のような吸湿性の高い物質を用い、該吸収溶
液を再生器と吸収器との間で循環させるようにした吸収
式冷凍機に用いられる改良された再生器に関する。
器に関し、特に、水等の冷媒の吸収溶液として臭化リチ
ウム水溶液のような吸湿性の高い物質を用い、該吸収溶
液を再生器と吸収器との間で循環させるようにした吸収
式冷凍機に用いられる改良された再生器に関する。
【0002】
【従来の技術】上記の形式の吸収式冷凍機は、主に、吸
収器、溶液ポンプ、再生器、凝縮器、蒸発器から構成さ
れる。図4は二重効用吸収式冷凍機の作動原理を説明す
るシステムフロー図であり、蒸発器Eで発生した冷媒蒸
気は吸収器Aにおいて吸収溶液(例えば臭化リチウム水
溶液)に吸収され、冷媒の吸収により低濃度となった吸
収溶液は溶液ポンプSPにより高温再生器HGに送られ
る。高温再生器HGはバーナーBを有しており、該低濃
度の吸収溶液はバーナーBからの熱により冷媒を蒸発し
て濃縮される。濃縮された吸収溶液は高温再生器HGか
ら低温再生器LGに流入し、そこで高温再生器HGから
の冷媒蒸気と熱交換をして再度濃縮された後に吸収器A
へ流入する。蒸発した冷媒は凝縮器Cで凝縮され蒸発器
Eに送られる。図中、RPは冷媒循環用ポンプであり、
蒸発器E内の冷媒を循環させている。再生器を一個のみ
用い、当該再生器からの吸収溶液を吸収器Aを直接送り
出すようにした単効用吸収式冷凍機も知られている。
収器、溶液ポンプ、再生器、凝縮器、蒸発器から構成さ
れる。図4は二重効用吸収式冷凍機の作動原理を説明す
るシステムフロー図であり、蒸発器Eで発生した冷媒蒸
気は吸収器Aにおいて吸収溶液(例えば臭化リチウム水
溶液)に吸収され、冷媒の吸収により低濃度となった吸
収溶液は溶液ポンプSPにより高温再生器HGに送られ
る。高温再生器HGはバーナーBを有しており、該低濃
度の吸収溶液はバーナーBからの熱により冷媒を蒸発し
て濃縮される。濃縮された吸収溶液は高温再生器HGか
ら低温再生器LGに流入し、そこで高温再生器HGから
の冷媒蒸気と熱交換をして再度濃縮された後に吸収器A
へ流入する。蒸発した冷媒は凝縮器Cで凝縮され蒸発器
Eに送られる。図中、RPは冷媒循環用ポンプであり、
蒸発器E内の冷媒を循環させている。再生器を一個のみ
用い、当該再生器からの吸収溶液を吸収器Aを直接送り
出すようにした単効用吸収式冷凍機も知られている。
【0003】図5は、上記のような吸収式冷凍機で用い
られる再生器(高温再生器HG)の一例を示す断面図で
あり、本体ケーシング1は内部に伝熱室2を有し、伝熱
室2の一方の側端部には加熱源としてのバーナーBが火
炎をほぼ水平方向に伝熱室2内に噴射するように取り付
けられており、伝熱室2の他方側端部には燃焼ガス排気
用の煙突4が配置される。伝熱室2の4周は、伝熱室の
下部に位置する下部吸収溶液溜まり5、上部に位置する
上部吸収溶液溜まり6、及び伝熱室の側部において上部
吸収溶液溜まり6と下部吸収溶液溜まり5とを連通する
連通部(図5には現れない)とで形成される吸収溶液室
10とされている。そして、上下の吸収溶液溜まり5、
6は、前記した連通部に加えて、バーナーBの火炎に接
しない位置において伝熱室2内にほぼ垂直方向に配置さ
れた複数本の伝熱管7により連通されている。また、下
部吸収溶液溜まり5は管路8及び前記溶液ポンプSPを
介して吸収器Aに連通しており、冷媒を吸収して低濃度
となった吸収溶液が吸収器Aから下部吸収溶液溜まり5
に送給される(特開平5−187740号公報等参
照)。
られる再生器(高温再生器HG)の一例を示す断面図で
あり、本体ケーシング1は内部に伝熱室2を有し、伝熱
室2の一方の側端部には加熱源としてのバーナーBが火
炎をほぼ水平方向に伝熱室2内に噴射するように取り付
けられており、伝熱室2の他方側端部には燃焼ガス排気
用の煙突4が配置される。伝熱室2の4周は、伝熱室の
下部に位置する下部吸収溶液溜まり5、上部に位置する
上部吸収溶液溜まり6、及び伝熱室の側部において上部
吸収溶液溜まり6と下部吸収溶液溜まり5とを連通する
連通部(図5には現れない)とで形成される吸収溶液室
10とされている。そして、上下の吸収溶液溜まり5、
6は、前記した連通部に加えて、バーナーBの火炎に接
しない位置において伝熱室2内にほぼ垂直方向に配置さ
れた複数本の伝熱管7により連通されている。また、下
部吸収溶液溜まり5は管路8及び前記溶液ポンプSPを
介して吸収器Aに連通しており、冷媒を吸収して低濃度
となった吸収溶液が吸収器Aから下部吸収溶液溜まり5
に送給される(特開平5−187740号公報等参
照)。
【0004】溶液ポンプSPにより送給された吸収溶液
は送給圧及びバーナーBの火炎と燃焼ガスによる加熱に
よる対流(自然対流)により、下部吸収溶液溜まり5か
ら複数の伝熱管7内を上昇して上部吸収溶液溜まり6に
達し、上部吸収溶液溜まり6に滞留した吸収溶液は該連
通部を通って下部吸収溶液溜まり5に流下し、再び、伝
熱管7を通って上昇する。吸収溶液に吸収された冷媒
(水)はバーナーBの加熱によって蒸気化し、気化した
冷媒は前記のように低温再生器LG又は凝縮器Cに送ら
れ液化した後に蒸発器Eへ送られる。また、冷媒の蒸発
により濃縮された吸収溶液は吸収器Aに送られ、再び冷
媒の吸収を行う。
は送給圧及びバーナーBの火炎と燃焼ガスによる加熱に
よる対流(自然対流)により、下部吸収溶液溜まり5か
ら複数の伝熱管7内を上昇して上部吸収溶液溜まり6に
達し、上部吸収溶液溜まり6に滞留した吸収溶液は該連
通部を通って下部吸収溶液溜まり5に流下し、再び、伝
熱管7を通って上昇する。吸収溶液に吸収された冷媒
(水)はバーナーBの加熱によって蒸気化し、気化した
冷媒は前記のように低温再生器LG又は凝縮器Cに送ら
れ液化した後に蒸発器Eへ送られる。また、冷媒の蒸発
により濃縮された吸収溶液は吸収器Aに送られ、再び冷
媒の吸収を行う。
【0005】図6は吸収式冷凍機用再生器の他の例を示
す水平断面図であり、伝熱室2aの一方側端部にはほぼ
水平方向に火炎を含む燃焼ガスを噴射するバーナーBが
配置され、伝熱室2a内にはバーナーBの燃焼ガスと交
叉するように比較的配置密度を密にして多数のほぼ垂直
状の伝熱管7aが配置されている。そして、該伝熱管7
aの少なくとも上流側の伝熱管7a’群は燃焼火炎部に
配置され、順次下流に行くに従い伝熱管の伝熱面密度を
高めるようされている(実開平7−22371号公報参
照)。この構成により、サーマルNOx の発生が効果的
に抑制され、また、燃焼ガスの温度が徐々に低下してい
くためCOの発生も効果的に抑制されるというものであ
る。
す水平断面図であり、伝熱室2aの一方側端部にはほぼ
水平方向に火炎を含む燃焼ガスを噴射するバーナーBが
配置され、伝熱室2a内にはバーナーBの燃焼ガスと交
叉するように比較的配置密度を密にして多数のほぼ垂直
状の伝熱管7aが配置されている。そして、該伝熱管7
aの少なくとも上流側の伝熱管7a’群は燃焼火炎部に
配置され、順次下流に行くに従い伝熱管の伝熱面密度を
高めるようされている(実開平7−22371号公報参
照)。この構成により、サーマルNOx の発生が効果的
に抑制され、また、燃焼ガスの温度が徐々に低下してい
くためCOの発生も効果的に抑制されるというものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、吸収式
冷凍機用再生器についての研究と実験を継続して行って
きているが、その過程において、吸収溶液の濃度が低い
場合には格別の不都合は生じないが、冷媒の蒸発が進み
すぎて吸収溶液の濃度が高くなった場合に、特にバーナ
ーに近接する側に位置する伝熱管内に腐食及び晶析(水
等の溶媒が過剰蒸発して溶質(吸収溶液)の量が当該溶
媒に対する溶解度を越えてしまい、溶質が結晶となって
析出する現象)が生じることを経験した。その現象は図
6に示すバーナーの火炎に直接接する位置に伝熱管7
a’を配置した形式の再生器の場合、特に顕著であっ
た。これは、吸収溶液中に吸収されている水(冷媒)の
量が減少することにより、バーナーに近接して位置する
伝熱管群では、そこでの高い熱流束を吸収溶液が十分に
吸収できないことによると考えられる。腐食や晶析の発
生は伝熱管の有効寿命を短縮させ、結果として再生器そ
のものの有効使用期間を短くするので、このような晶析
及び腐食は発生は回避されねばならない。本発明の目的
は、簡単な構成の付加により、上記した従来の吸収式冷
凍機に用いられている再生器に生じている不都合、すな
わち、伝熱管内に晶析や腐食が起こる不都合を解消した
改良された再生器を得ることにある。
冷凍機用再生器についての研究と実験を継続して行って
きているが、その過程において、吸収溶液の濃度が低い
場合には格別の不都合は生じないが、冷媒の蒸発が進み
すぎて吸収溶液の濃度が高くなった場合に、特にバーナ
ーに近接する側に位置する伝熱管内に腐食及び晶析(水
等の溶媒が過剰蒸発して溶質(吸収溶液)の量が当該溶
媒に対する溶解度を越えてしまい、溶質が結晶となって
析出する現象)が生じることを経験した。その現象は図
6に示すバーナーの火炎に直接接する位置に伝熱管7
a’を配置した形式の再生器の場合、特に顕著であっ
た。これは、吸収溶液中に吸収されている水(冷媒)の
量が減少することにより、バーナーに近接して位置する
伝熱管群では、そこでの高い熱流束を吸収溶液が十分に
吸収できないことによると考えられる。腐食や晶析の発
生は伝熱管の有効寿命を短縮させ、結果として再生器そ
のものの有効使用期間を短くするので、このような晶析
及び腐食は発生は回避されねばならない。本発明の目的
は、簡単な構成の付加により、上記した従来の吸収式冷
凍機に用いられている再生器に生じている不都合、すな
わち、伝熱管内に晶析や腐食が起こる不都合を解消した
改良された再生器を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、本発明に
よれば、吸収溶液室と伝熱室とを有し、該吸収溶液室内
に流入する吸収溶液を該伝熱室内に配置した伝熱管群を
通過させることにより加熱濃縮する形式の吸収式冷凍機
用再生器であって、該吸収溶液室には収容される吸収溶
液の上流側と下流側との移動を制限するための隔壁が設
けられており、かつ、冷媒蒸気を吸収して低濃度となっ
た吸収溶液は前記隔壁よりも上流側において前記吸収溶
液室内に流入するようにされていることを特徴とする吸
収式冷凍機用再生器、により解決される。
よれば、吸収溶液室と伝熱室とを有し、該吸収溶液室内
に流入する吸収溶液を該伝熱室内に配置した伝熱管群を
通過させることにより加熱濃縮する形式の吸収式冷凍機
用再生器であって、該吸収溶液室には収容される吸収溶
液の上流側と下流側との移動を制限するための隔壁が設
けられており、かつ、冷媒蒸気を吸収して低濃度となっ
た吸収溶液は前記隔壁よりも上流側において前記吸収溶
液室内に流入するようにされていることを特徴とする吸
収式冷凍機用再生器、により解決される。
【0008】本発明の好ましい態様においては、前記伝
熱管群はバーナーに近接する第1の伝熱管群とそれより
後流側の第2の伝熱管群とに区分けされており、前記隔
壁は前記第1の伝熱管群と第2の伝熱管群との間におい
て該吸収溶液室に配置され、かつ、冷媒蒸気を吸収して
低濃度となった吸収溶液は前記第1の伝熱管群に近接す
る位置において前記吸収溶液室内に流入するようにされ
ている。
熱管群はバーナーに近接する第1の伝熱管群とそれより
後流側の第2の伝熱管群とに区分けされており、前記隔
壁は前記第1の伝熱管群と第2の伝熱管群との間におい
て該吸収溶液室に配置され、かつ、冷媒蒸気を吸収して
低濃度となった吸収溶液は前記第1の伝熱管群に近接す
る位置において前記吸収溶液室内に流入するようにされ
ている。
【0009】このような構成とすることにより、再生器
内の吸収溶液室に流入する冷媒蒸気を吸収して低濃度と
なった吸収溶液は、前記隔壁により区画される上流側の
吸収溶液室とそこに位置する伝熱管群とを先ず循環す
る。該上流側の吸収溶液室には順次低濃度の吸収溶液が
流入することにより、上流側に位置する伝熱管群を通過
する吸収溶液の濃度は、常時、低い濃度に維持される。
冷媒の蒸発により濃縮された吸収溶液は吸収溶液室の上
部側のみにおいて隔壁を超えて下流側の吸収溶液室に移
動し、そこにおいて、再度、伝熱管群を通過して循環
し、冷媒はさらに蒸発され濃縮される。
内の吸収溶液室に流入する冷媒蒸気を吸収して低濃度と
なった吸収溶液は、前記隔壁により区画される上流側の
吸収溶液室とそこに位置する伝熱管群とを先ず循環す
る。該上流側の吸収溶液室には順次低濃度の吸収溶液が
流入することにより、上流側に位置する伝熱管群を通過
する吸収溶液の濃度は、常時、低い濃度に維持される。
冷媒の蒸発により濃縮された吸収溶液は吸収溶液室の上
部側のみにおいて隔壁を超えて下流側の吸収溶液室に移
動し、そこにおいて、再度、伝熱管群を通過して循環
し、冷媒はさらに蒸発され濃縮される。
【0010】上記のように、本発明による再生器では、
吸収溶液が循環する吸収溶液室は、隔壁によりバーナー
に近接する側すなわち上流側の吸収溶液室と、それより
も下流側の吸収溶液室とに実質的に区分され、上流側の
吸収溶液室では常に低濃度の吸収溶液が循環し、下流側
の吸収溶液室では濃縮され高濃度とされた吸収溶液が循
環する。それにより、熱流束の高い上流側伝熱管群での
晶析、腐食の発生は阻止することが可能となり、一方、
後流側伝熱管群では熱流束がそれほど高くないために高
濃度の吸収溶液が循環しても晶析、腐食は発生しない。
吸収溶液が循環する吸収溶液室は、隔壁によりバーナー
に近接する側すなわち上流側の吸収溶液室と、それより
も下流側の吸収溶液室とに実質的に区分され、上流側の
吸収溶液室では常に低濃度の吸収溶液が循環し、下流側
の吸収溶液室では濃縮され高濃度とされた吸収溶液が循
環する。それにより、熱流束の高い上流側伝熱管群での
晶析、腐食の発生は阻止することが可能となり、一方、
後流側伝熱管群では熱流束がそれほど高くないために高
濃度の吸収溶液が循環しても晶析、腐食は発生しない。
【0011】本発明のさらに好ましい態様においては、
前記隔壁の下端部近傍、すなわち、下部吸収溶液溜まり
に位置する部分に、複数の小孔が形成される。この態様
の再生器においては、隔壁の上流側と下流側とに差圧が
生じた場合に、小孔を通して一方から他方に吸収溶液が
移動することができる。それにより、吸収式冷凍機の起
動時あるいは部分負荷運転時等に、運転制御の都合か
ら、バーナーBは着火した状態で溶液ポンプSPを停止
させる場合が起こりうるが、その場合にも、吸収溶液の
自然対流による循環に必要な量の吸収溶液は、該小孔を
通して後流側の吸収溶液室から移動することができ、バ
ーナーに近接した伝熱各群の高い熱流束は相当程度に吸
収され、晶析や腐食は発生はほぼ抑制される。
前記隔壁の下端部近傍、すなわち、下部吸収溶液溜まり
に位置する部分に、複数の小孔が形成される。この態様
の再生器においては、隔壁の上流側と下流側とに差圧が
生じた場合に、小孔を通して一方から他方に吸収溶液が
移動することができる。それにより、吸収式冷凍機の起
動時あるいは部分負荷運転時等に、運転制御の都合か
ら、バーナーBは着火した状態で溶液ポンプSPを停止
させる場合が起こりうるが、その場合にも、吸収溶液の
自然対流による循環に必要な量の吸収溶液は、該小孔を
通して後流側の吸収溶液室から移動することができ、バ
ーナーに近接した伝熱各群の高い熱流束は相当程度に吸
収され、晶析や腐食は発生はほぼ抑制される。
【0012】また、吸収式冷凍機の運転停止時には、通
常、バーナーを止めた状態で溶液ポンプを作動して吸収
溶液を循環させ、濃度の均一化を図るが、その際にも、
該小孔を通して吸収溶液は移動できることから、より短
時間で均一化処理を終えることが可能となる。
常、バーナーを止めた状態で溶液ポンプを作動して吸収
溶液を循環させ、濃度の均一化を図るが、その際にも、
該小孔を通して吸収溶液は移動できることから、より短
時間で均一化処理を終えることが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、好ましい実施の態様を図面
と共に説明することにより、本発明をより詳細に説明す
る。図1は本発明による吸収式冷凍機用再生器の一実施
例の断面図、図2は図1のII-II 線による断面図、図3
は一部を破断した斜視図であり、以下、この再生器を二
重効用吸収式冷凍機の高温再生器HGとして用いる場合
を例として説明する。この吸収式冷凍機用再生器HG
は、図5に基づき先に説明した従来知られた再生器と、
次に説明する吸収溶液の強制循環及び自然対流による循
環のための構成を除き他の構成は同じである。従って、
以下の説明において、同じ機能を奏する部材には同じ符
合を付するにとどめ詳細な説明は省略する。
と共に説明することにより、本発明をより詳細に説明す
る。図1は本発明による吸収式冷凍機用再生器の一実施
例の断面図、図2は図1のII-II 線による断面図、図3
は一部を破断した斜視図であり、以下、この再生器を二
重効用吸収式冷凍機の高温再生器HGとして用いる場合
を例として説明する。この吸収式冷凍機用再生器HG
は、図5に基づき先に説明した従来知られた再生器と、
次に説明する吸収溶液の強制循環及び自然対流による循
環のための構成を除き他の構成は同じである。従って、
以下の説明において、同じ機能を奏する部材には同じ符
合を付するにとどめ詳細な説明は省略する。
【0014】すなわち、再生器HGは、本体ケーシング
1の内部に本体ケーシング1を貫通する伝熱室2を有
し、該伝熱室2の4周には、伝熱室2の下方に位置する
下部吸収溶液溜まり5と、伝熱室2の上方に位置する上
部吸収溶液溜まり6と、伝熱室の側部において上部吸収
溶液溜まり6と下部吸収溶液溜まり5とを連通する連通
部5aとで形成される吸収溶液室10が形成されてい
る。また、伝熱室2の内部にはバーナーBに近接する位
置に第1の伝熱管群71が、その後流側には第2の伝熱
管群72が、それぞれ、下方の開放端を下部吸収溶液溜
まり5に、上方の開放端を上部吸収溶液溜まり6にそれ
ぞれ連通した状態で垂直方向に取り付けられている。ま
た、濃縮された吸収溶液を低温再生器LGに送るための
管路9は、バーナーBが位置する側とは反対側の端部に
設けられている。
1の内部に本体ケーシング1を貫通する伝熱室2を有
し、該伝熱室2の4周には、伝熱室2の下方に位置する
下部吸収溶液溜まり5と、伝熱室2の上方に位置する上
部吸収溶液溜まり6と、伝熱室の側部において上部吸収
溶液溜まり6と下部吸収溶液溜まり5とを連通する連通
部5aとで形成される吸収溶液室10が形成されてい
る。また、伝熱室2の内部にはバーナーBに近接する位
置に第1の伝熱管群71が、その後流側には第2の伝熱
管群72が、それぞれ、下方の開放端を下部吸収溶液溜
まり5に、上方の開放端を上部吸収溶液溜まり6にそれ
ぞれ連通した状態で垂直方向に取り付けられている。ま
た、濃縮された吸収溶液を低温再生器LGに送るための
管路9は、バーナーBが位置する側とは反対側の端部に
設けられている。
【0015】前記第1と第2の伝熱管群71と72との
間における吸収溶液室10には隔壁11が配置される。
この隔壁は好ましくは再生器と同じ素材で構成され、そ
の大きさは、図示されるように、下部吸収溶液溜まり5
と左右の連通部5aの全面を閉鎖すると共に、その上端
が、上部吸収溶液溜まり6における通常の運転状態での
吸収溶液のレベルLよりもやや低い位置まで達するよう
にされる。また、隔壁11の下端部近傍、すなわち、下
部吸収溶液溜まり5を閉鎖している部位には多数の小孔
12が穿設されている。
間における吸収溶液室10には隔壁11が配置される。
この隔壁は好ましくは再生器と同じ素材で構成され、そ
の大きさは、図示されるように、下部吸収溶液溜まり5
と左右の連通部5aの全面を閉鎖すると共に、その上端
が、上部吸収溶液溜まり6における通常の運転状態での
吸収溶液のレベルLよりもやや低い位置まで達するよう
にされる。また、隔壁11の下端部近傍、すなわち、下
部吸収溶液溜まり5を閉鎖している部位には多数の小孔
12が穿設されている。
【0016】さらに、吸収溶液室5、5aの前記隔壁1
1よりも上流側、すなわち、第1の伝熱管群71が位置
する側の吸収溶液室には、吸収器Aに接続した管路8が
接続しており、好ましくはこの管路8は、図示されるよ
うに、第1の伝熱管群71の下方位置にその開放端が位
置するように配置される。また、上部吸収溶液溜まり6
の上方部位であって該第1の伝熱管群71の上方位置に
は遮蔽板36が固設され、第1の伝熱管群71の上方開
口から噴出する吸収溶液の上方への飛散を遮蔽する。
1よりも上流側、すなわち、第1の伝熱管群71が位置
する側の吸収溶液室には、吸収器Aに接続した管路8が
接続しており、好ましくはこの管路8は、図示されるよ
うに、第1の伝熱管群71の下方位置にその開放端が位
置するように配置される。また、上部吸収溶液溜まり6
の上方部位であって該第1の伝熱管群71の上方位置に
は遮蔽板36が固設され、第1の伝熱管群71の上方開
口から噴出する吸収溶液の上方への飛散を遮蔽する。
【0017】次に、この吸収式冷凍機用再生器HGの作
用を説明する。再生器HGは図4、図5に基づき説明し
た従来知られた再生器と同様にして用いられる。すなわ
ち、運転時において、冷媒蒸気を吸収して低濃度となっ
た吸収器Aからの吸収溶液は、ポンプSPにより、隔壁
11よりも上流側において、好ましくは第1の伝熱管群
71の直下位置において、管路8から下部吸収溶液溜ま
り5内に送り込まれる。送り込まれた低濃度の吸収溶液
は、第1の伝熱管群71を通って上部吸収溶液溜まり6
に送給される。その時に、より下流側とは隔壁11によ
り実質的に仕切られていることから、下流側(第2の伝
熱管群72側)に滞留する濃縮された吸収溶液が混流す
ることはない。
用を説明する。再生器HGは図4、図5に基づき説明し
た従来知られた再生器と同様にして用いられる。すなわ
ち、運転時において、冷媒蒸気を吸収して低濃度となっ
た吸収器Aからの吸収溶液は、ポンプSPにより、隔壁
11よりも上流側において、好ましくは第1の伝熱管群
71の直下位置において、管路8から下部吸収溶液溜ま
り5内に送り込まれる。送り込まれた低濃度の吸収溶液
は、第1の伝熱管群71を通って上部吸収溶液溜まり6
に送給される。その時に、より下流側とは隔壁11によ
り実質的に仕切られていることから、下流側(第2の伝
熱管群72側)に滞留する濃縮された吸収溶液が混流す
ることはない。
【0018】第1の伝熱管群71を上昇した吸収溶液
は、左右の連通部5aを通って下降して下部吸収溶液溜
まり5に至り、再度第1の伝熱管群71を上昇する循環
を行なうか、隔壁11を乗り越えて下流側の吸収溶液室
に至り、そこで循環を行なう。管路8から濃度の低い吸
収溶液が常時圧送されてくるので、一旦第1の伝熱管群
71を上昇して冷媒を蒸発し濃縮された吸収溶液は下流
側の吸収溶液室に移動することとなり、第1の伝熱管群
71内は低濃度の吸収溶液が通常循環する。
は、左右の連通部5aを通って下降して下部吸収溶液溜
まり5に至り、再度第1の伝熱管群71を上昇する循環
を行なうか、隔壁11を乗り越えて下流側の吸収溶液室
に至り、そこで循環を行なう。管路8から濃度の低い吸
収溶液が常時圧送されてくるので、一旦第1の伝熱管群
71を上昇して冷媒を蒸発し濃縮された吸収溶液は下流
側の吸収溶液室に移動することとなり、第1の伝熱管群
71内は低濃度の吸収溶液が通常循環する。
【0019】そのために、バーナーBに近接して位置す
る第1の伝熱管群71内に生じる高い熱流束は確実に低
濃度の吸収溶液により吸収され、第1の伝熱管群71に
腐食や晶析を発生するのは回避される。また、第2の伝
熱管群72内は高濃度となった吸収溶液が循環すること
となるが、熱流束が比較的低いため、そこでも腐食や晶
析を発生するのは回避される。濃縮された吸収溶液は管
路9から低温再生器LGに送られ、さらに吸収器Aに送
給されて、再び冷媒の吸収を行う。一方、冷媒蒸気は凝
縮器Cに送られる。
る第1の伝熱管群71内に生じる高い熱流束は確実に低
濃度の吸収溶液により吸収され、第1の伝熱管群71に
腐食や晶析を発生するのは回避される。また、第2の伝
熱管群72内は高濃度となった吸収溶液が循環すること
となるが、熱流束が比較的低いため、そこでも腐食や晶
析を発生するのは回避される。濃縮された吸収溶液は管
路9から低温再生器LGに送られ、さらに吸収器Aに送
給されて、再び冷媒の吸収を行う。一方、冷媒蒸気は凝
縮器Cに送られる。
【0020】前記したように、吸収式冷凍機の起動時あ
るいは部分負荷運転時等に、運転制御の都合から、バー
ナーBは着火した状態で溶液ポンプSPを停止させる場
合が起こりうる。その場合には、管路8から低濃度の吸
収溶液が供給されないために第1の伝熱管群71を通過
する吸収溶液量が不足し熱流束を吸収できなくなり晶
析、腐食が発生しやすくなる。隔壁11の下端部近傍に
穿設した小孔12はそのような事態に対処するために形
成されている。すなわち、加熱により生じる自然対流の
循環に必要な量の吸収溶液が不足する場合は、差圧によ
り、該小孔を通して後流側の吸収溶液室の吸収溶液が上
流側の吸収溶液室に容易に移動することができ、バーナ
ーBに近接した伝熱管群71の高い熱流束は相当程度に
吸収され、晶析や腐食は発生はほぼ抑制される。
るいは部分負荷運転時等に、運転制御の都合から、バー
ナーBは着火した状態で溶液ポンプSPを停止させる場
合が起こりうる。その場合には、管路8から低濃度の吸
収溶液が供給されないために第1の伝熱管群71を通過
する吸収溶液量が不足し熱流束を吸収できなくなり晶
析、腐食が発生しやすくなる。隔壁11の下端部近傍に
穿設した小孔12はそのような事態に対処するために形
成されている。すなわち、加熱により生じる自然対流の
循環に必要な量の吸収溶液が不足する場合は、差圧によ
り、該小孔を通して後流側の吸収溶液室の吸収溶液が上
流側の吸収溶液室に容易に移動することができ、バーナ
ーBに近接した伝熱管群71の高い熱流束は相当程度に
吸収され、晶析や腐食は発生はほぼ抑制される。
【0021】上記の通りであり、本発明による吸収式冷
凍機用再生器によれば、伝熱室2の内部のほぼ全域に伝
熱管71、72を配置しても、従来の再生器のようにバ
ーナーに近接した伝熱管71に腐食や晶析が発生するこ
とは回避される。従って、同じ能力を持つ再生器全体
を、従来よりもコンパクトに設計することが可能とな
り、寿命の短縮傾向も生じない。また、高温再生器HG
のバーナーBのガス燃焼量と溶液ポンプSPでの吸収溶
液の流量(循環量)との間の制御も直接制御による精緻
さを必要とせず、従来通りの制御方法でもって吸収式冷
凍機の運転を支承なく行なうことができる。さらに、火
炎温度の低下及び燃焼ガスの高温場における滞留時間の
低下から低NOx 燃焼が可能となり、また、未燃分の発
生も抑制される。
凍機用再生器によれば、伝熱室2の内部のほぼ全域に伝
熱管71、72を配置しても、従来の再生器のようにバ
ーナーに近接した伝熱管71に腐食や晶析が発生するこ
とは回避される。従って、同じ能力を持つ再生器全体
を、従来よりもコンパクトに設計することが可能とな
り、寿命の短縮傾向も生じない。また、高温再生器HG
のバーナーBのガス燃焼量と溶液ポンプSPでの吸収溶
液の流量(循環量)との間の制御も直接制御による精緻
さを必要とせず、従来通りの制御方法でもって吸収式冷
凍機の運転を支承なく行なうことができる。さらに、火
炎温度の低下及び燃焼ガスの高温場における滞留時間の
低下から低NOx 燃焼が可能となり、また、未燃分の発
生も抑制される。
【0022】なお、図示のものでは、低濃度の吸収溶液
を吸収溶液室10内に送給する管路8の先端は本体ケー
シング1の底面に開放しているものとしたが、管路8の
先端を下部吸収溶液だまり5内まで延出させて、第1の
伝熱管群71の下方開口端の直下に位置させるようにし
てもよい。その場合には、溶液ポンプSPより圧送され
てくる低濃度の吸収溶液が第1の伝熱管群71へ効率的
に流れることが一層確実となり、第1の伝熱管群71内
での晶析や腐食の発生をさらに有効に阻止することがで
きる。また、その際に、管路8の先端をノズル形状して
もよく、この場合には、配管8のノズル先端から低濃度
吸収溶液が噴出する際にエゼクター効果が生起され、さ
らに安定した状態でかつ量的にも多量に吸収溶液を第1
の伝熱管群71内を通過させることができ、晶析や腐食
の発生はさらに確実に阻止される。
を吸収溶液室10内に送給する管路8の先端は本体ケー
シング1の底面に開放しているものとしたが、管路8の
先端を下部吸収溶液だまり5内まで延出させて、第1の
伝熱管群71の下方開口端の直下に位置させるようにし
てもよい。その場合には、溶液ポンプSPより圧送され
てくる低濃度の吸収溶液が第1の伝熱管群71へ効率的
に流れることが一層確実となり、第1の伝熱管群71内
での晶析や腐食の発生をさらに有効に阻止することがで
きる。また、その際に、管路8の先端をノズル形状して
もよく、この場合には、配管8のノズル先端から低濃度
吸収溶液が噴出する際にエゼクター効果が生起され、さ
らに安定した状態でかつ量的にも多量に吸収溶液を第1
の伝熱管群71内を通過させることができ、晶析や腐食
の発生はさらに確実に阻止される。
【0023】また、第1の伝熱管群71を何本とする
か、その総流路面積をどの程度にするか、第1の伝熱管
群71をどの程度バーナーB側に接近させるか等は、実
機の設計条件に応じて最適な値が設定されるべきもので
あり、図示の例はあくまでも一例にすぎない。さらに、
本発明による技術手段は、図5に基づいて説明した従来
用いられている吸収式冷凍機用再生器にも等しく適用で
きることは容易に理解されよう。
か、その総流路面積をどの程度にするか、第1の伝熱管
群71をどの程度バーナーB側に接近させるか等は、実
機の設計条件に応じて最適な値が設定されるべきもので
あり、図示の例はあくまでも一例にすぎない。さらに、
本発明による技術手段は、図5に基づいて説明した従来
用いられている吸収式冷凍機用再生器にも等しく適用で
きることは容易に理解されよう。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、従来の再生器と同じ能
力を持つ再生器を、寿命の短縮をもたらすことなく、従
来のものよりもコンパクトに設計することが可能とな
る。さらに、バーナーの低NOx 燃焼が可能となり、ま
た未燃分の発生も抑制できる。
力を持つ再生器を、寿命の短縮をもたらすことなく、従
来のものよりもコンパクトに設計することが可能とな
る。さらに、バーナーの低NOx 燃焼が可能となり、ま
た未燃分の発生も抑制できる。
【図1】本発明による吸収式冷凍機用再生器の一例を示
す断面図。
す断面図。
【図2】図1のII-II 線による断面図。
【図3】図1に示す吸収式冷凍機用再生器の一部破断し
た斜視図。
た斜視図。
【図4】吸収式冷凍機の作動原理を説明するシステムフ
ロー図。
ロー図。
【図5】従来の吸収式冷凍機用再生器の一例を示す断面
図。
図。
【図6】従来の吸収式冷凍機用再生器の他の例を示す断
面図。
面図。
1…本体ケーシング、2…伝熱室、4…煙突、5…下部
吸収溶液溜まり、6…上部吸収溶液溜まり、11…隔
壁、12…隔壁に設けた小孔、71…第1の伝熱管群、
72…第2の伝熱管群、B…バーナー
吸収溶液溜まり、6…上部吸収溶液溜まり、11…隔
壁、12…隔壁に設けた小孔、71…第1の伝熱管群、
72…第2の伝熱管群、B…バーナー
Claims (2)
- 【請求項1】 吸収溶液室と伝熱室とを有し、該吸収溶
液室内に流入する吸収溶液を該伝熱室内に配置した伝熱
管群を通過させることにより加熱濃縮する形式の吸収式
冷凍機用再生器であって、該吸収溶液室には収容される
吸収溶液の上流側と下流側との移動を制限するための隔
壁が設けられており、かつ、冷媒蒸気を吸収して低濃度
となった吸収溶液は前記隔壁よりも上流側において前記
吸収溶液室内に流入するようにされている吸収式冷凍機
用再生器において、前記伝熱管群はバーナーに近接する第1の伝熱管群とそ
れより後流側の第2の伝熱管群とに区分けされていて、
前記隔壁は前記第1の伝熱管群と第2の伝熱管群との間
において該吸収溶液室に配置され、かつ、冷媒蒸気を吸
収して低濃度となった吸収溶液は前記第1の伝熱管群に
近接する位置において前記吸収溶液室内に流入するよう
にされていることを特徴とする 吸収式冷凍機用再生器。 - 【請求項2】 前記隔壁の下端部近傍には小孔が形成さ
れていることを特徴とする請求項1記載の吸収式冷凍機
用再生器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31836895A JP2911107B2 (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 吸収式冷凍機用再生器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31836895A JP2911107B2 (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 吸収式冷凍機用再生器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09159307A JPH09159307A (ja) | 1997-06-20 |
JP2911107B2 true JP2911107B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=18098377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31836895A Expired - Fee Related JP2911107B2 (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 吸収式冷凍機用再生器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2911107B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101414267B1 (ko) * | 2013-02-25 | 2014-07-02 | 조선대학교산학협력단 | 고온 재생기 |
-
1995
- 1995-12-06 JP JP31836895A patent/JP2911107B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09159307A (ja) | 1997-06-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2911107B2 (ja) | 吸収式冷凍機用再生器 | |
US5832742A (en) | Absorption type refrigerator | |
KR100458890B1 (ko) | 고온재생기 | |
JPS6135902Y2 (ja) | ||
JP2872083B2 (ja) | 吸収式冷凍機用再生器 | |
JP3943672B2 (ja) | 吸収式冷凍機 | |
JP2548789Y2 (ja) | 吸収式冷凍サイクルにおける冷却器構造 | |
JPH09273832A (ja) | 吸収式冷凍機 | |
US5704225A (en) | Regenerator | |
JP2911106B2 (ja) | 吸収式冷凍機用再生器 | |
JP2911104B2 (ja) | 吸収式冷凍機用再生器 | |
JP2911103B2 (ja) | 吸収式冷凍機用再生器 | |
JPS6133483Y2 (ja) | ||
JP3030235B2 (ja) | 吸収式冷凍機及びその起動時の運転方法 | |
JP3865327B2 (ja) | 直焚高温再生器 | |
KR200143514Y1 (ko) | 흡수식 냉난방기 | |
JP3762483B2 (ja) | 液管対流式燃焼加熱炉 | |
JP2872084B2 (ja) | 吸収式冷凍機用再生器及び該再生器を持つ吸収式冷凍システム | |
JP2000257819A (ja) | 表面燃焼バーナ | |
KR100424035B1 (ko) | 재생기 | |
KR200149062Y1 (ko) | 흡수식 냉난방기의 발생기 | |
JPH10238705A (ja) | 液管対流式燃焼加熱炉 | |
JP3996793B2 (ja) | 高温再生器およびこれを備えた吸収冷温水機 | |
JPH10267202A (ja) | 液管対流式燃焼加熱炉 | |
JPS5846341Y2 (ja) | 溶液加熱ボイラ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |