JP2902794B2 - 油圧式防振装置 - Google Patents
油圧式防振装置Info
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- JP2902794B2 JP2902794B2 JP3029324A JP2932491A JP2902794B2 JP 2902794 B2 JP2902794 B2 JP 2902794B2 JP 3029324 A JP3029324 A JP 3029324A JP 2932491 A JP2932491 A JP 2932491A JP 2902794 B2 JP2902794 B2 JP 2902794B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F13/00—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
- F16F13/04—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
- F16F13/26—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions
- F16F13/264—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions comprising means for acting dynamically on the walls bounding a working chamber
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のシャシとその車
両のエンジンというような、2つの剛性要素の間に振動
を減衰させて結合する支持装置として取付けられる油圧
式防振装置に関する。
両のエンジンというような、2つの剛性要素の間に振動
を減衰させて結合する支持装置として取付けられる油圧
式防振装置に関する。
【0002】本発明は、より特定的には、そのような装
置の中でも、 − 相互に結合されるべき2つの剛性要素に強固に固定
され得る2つの剛性フレームと、 − それら2つのフレーム相互間をつなぎ、それらフレ
ームと共に2つのシールされたチャンバーの壁面の少く
とも一部分を構成しているエラストマー質のスペーサ構
造体と、 − 2つのチャンバー相互間を永久的に連通する絞られ
た通路と、 − 2つのチャンバーと絞られた通路に充満している液
体と、 − 2つのチャンバーのうちの一方のものを部分的に区
切っており、限られた振幅をもって動き得るように取付
けられている剛性の可動部材を含んで成るものに関す
る。
置の中でも、 − 相互に結合されるべき2つの剛性要素に強固に固定
され得る2つの剛性フレームと、 − それら2つのフレーム相互間をつなぎ、それらフレ
ームと共に2つのシールされたチャンバーの壁面の少く
とも一部分を構成しているエラストマー質のスペーサ構
造体と、 − 2つのチャンバー相互間を永久的に連通する絞られ
た通路と、 − 2つのチャンバーと絞られた通路に充満している液
体と、 − 2つのチャンバーのうちの一方のものを部分的に区
切っており、限られた振幅をもって動き得るように取付
けられている剛性の可動部材を含んで成るものに関す
る。
【0003】公知であるように、このような装置では路
面の凹凸によって車両に及ぼされるショックに起因する
振動のような、振幅が比較的に大きく(すなわち0.5
mmより大)そして/または周波数が比較的に低い(すな
わち約5−15Hz)振動があれば、その結果として、2
つのチャンバーのうちの一方のものから他方のものへ
と、そしてまたその逆に、絞られた通路を通して液が動
かされ、そのようにして動かされる量の液体は、前記の
振動の周期が、絞られた通路の軸方向長さと断面積の比
によって決まる所定の値に達したときに共振状態にな
り、そのような共振により、問題の振動の優れた減衰が
確実になる。
面の凹凸によって車両に及ぼされるショックに起因する
振動のような、振幅が比較的に大きく(すなわち0.5
mmより大)そして/または周波数が比較的に低い(すな
わち約5−15Hz)振動があれば、その結果として、2
つのチャンバーのうちの一方のものから他方のものへ
と、そしてまたその逆に、絞られた通路を通して液が動
かされ、そのようにして動かされる量の液体は、前記の
振動の周期が、絞られた通路の軸方向長さと断面積の比
によって決まる所定の値に達したときに共振状態にな
り、そのような共振により、問題の振動の優れた減衰が
確実になる。
【0004】− エンジンの運転に起因する振動のよう
な振幅が比較的小さく(0.5mmより小)周波数が比較
的に高い(一般には20−200Hzの間)振動があれ
ば、その結果として、可動部材が振動し、それにより、
問題の振動を減衰させ、またはその伝達をなくする。
な振幅が比較的小さく(0.5mmより小)周波数が比較
的に高い(一般には20−200Hzの間)振動があれ
ば、その結果として、可動部材が振動し、それにより、
問題の振動を減衰させ、またはその伝達をなくする。
【0005】この種の装置の公知の実施態様において
は、可動部材は一般的にはそれの2つのストップの間で
自由に動き得て、ダンピングされるべき振動の関数とし
て可動部材において自然に起る振動が、所望の減衰の目
的に用いられる。
は、可動部材は一般的にはそれの2つのストップの間で
自由に動き得て、ダンピングされるべき振動の関数とし
て可動部材において自然に起る振動が、所望の減衰の目
的に用いられる。
【0006】この減衰または消去させる効果を高めるた
めの試みが既になされている。つまり、可動部材の有用
で利用され得る振動を人為的で強制的な方式で変貌させ
ることにより、可動部材の振動の自然性を抑圧するとい
う試みであって、この方法は往々アクティブな減衰と言
われている。
めの試みが既になされている。つまり、可動部材の有用
で利用され得る振動を人為的で強制的な方式で変貌させ
ることにより、可動部材の振動の自然性を抑圧するとい
う試みであって、この方法は往々アクティブな減衰と言
われている。
【0007】このためには、可動部材を少くとも部分的
には強磁性体要素で形成し、この要素に電気コイルによ
って反抗振動を付与すること、すなわち、減衰されるべ
き振動と同じ周波数で、その振動と平行であるが方向は
反対であるような交番する力を付与することが提案され
ている(特許US−4650170)。
には強磁性体要素で形成し、この要素に電気コイルによ
って反抗振動を付与すること、すなわち、減衰されるべ
き振動と同じ周波数で、その振動と平行であるが方向は
反対であるような交番する力を付与することが提案され
ている(特許US−4650170)。
【0008】そのような力に対する可動部材の応答を改
善するために、 − 可動部材が、振動させられる軸方向にだけ並進で動
き得るように、少くとも1つの変形可能なリングによっ
て可動部材を案内することと、 − 可動部材とコイルの間のギャップを少くとも1つの
気密な環状のシールによって減衰(以下ダンピングと称
す)用液体から隔離すること(特許FR−259979
9)がさらに提案されている。
善するために、 − 可動部材が、振動させられる軸方向にだけ並進で動
き得るように、少くとも1つの変形可能なリングによっ
て可動部材を案内することと、 − 可動部材とコイルの間のギャップを少くとも1つの
気密な環状のシールによって減衰(以下ダンピングと称
す)用液体から隔離すること(特許FR−259979
9)がさらに提案されている。
【0009】しかし、上記の提案による実施態様は実際
上満足すべきものではない。何故ならば、反抗振動をコ
ントロールする電気コイルの付勢は、可動部材の振動に
依存して閉ループで行われるのではなく、ダンピングさ
れるべき振動の発生源で、2つの剛性フレームの他方の
ものに剛性的に結合されている車両エンジンの振動に依
存して開ループで行われていて、得られる結果に対する
コントロール系がないからである。
上満足すべきものではない。何故ならば、反抗振動をコ
ントロールする電気コイルの付勢は、可動部材の振動に
依存して閉ループで行われるのではなく、ダンピングさ
れるべき振動の発生源で、2つの剛性フレームの他方の
ものに剛性的に結合されている車両エンジンの振動に依
存して開ループで行われていて、得られる結果に対する
コントロール系がないからである。
【0010】このような状態では、実際問題として、こ
の装置が振幅が大きくて周波数が低い振動を受けた場合
には、その大波の振動のリズムで可動部材がそのストッ
プに接触するに至ることを阻止するものが何もないの
で、そのような振動の付加に対応した各時点において
は、可動部材はブロックされ、もはや、前述のような有
用な振動をなし得なくなる。
の装置が振幅が大きくて周波数が低い振動を受けた場合
には、その大波の振動のリズムで可動部材がそのストッ
プに接触するに至ることを阻止するものが何もないの
で、そのような振動の付加に対応した各時点において
は、可動部材はブロックされ、もはや、前述のような有
用な振動をなし得なくなる。
【0011】つまり、この場合、前記の振動のリズムで
はダンピングされるべき振動の減衰は無くなる。
はダンピングされるべき振動の減衰は無くなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、特に
上記の欠点を克服するための、有効なアクティブな減衰
を実現することである。
上記の欠点を克服するための、有効なアクティブな減衰
を実現することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明によ
るこの種の防振装置は、依然として、制限された自由運
動の振動で動き得るように取付けられた可動部材と、こ
の可動部材に交番する力を付与するに適した電気的付勢
メンバーを含んでいるが、付勢メンバーへの電力供給を
可動部材自体の動きに依存させるような制御ループが取
付けられていることによって、この制御ループだけによ
って付勢が行われたときに可動部材の動きが減り、なく
なることさえもあるようになっており、この目的のため
に前記制御ループは、前記可動部材のすぐ近くに設けら
れていて前記可動部材の動きを検出するセンサを含むこ
とを実質的な特徴としている。
るこの種の防振装置は、依然として、制限された自由運
動の振動で動き得るように取付けられた可動部材と、こ
の可動部材に交番する力を付与するに適した電気的付勢
メンバーを含んでいるが、付勢メンバーへの電力供給を
可動部材自体の動きに依存させるような制御ループが取
付けられていることによって、この制御ループだけによ
って付勢が行われたときに可動部材の動きが減り、なく
なることさえもあるようになっており、この目的のため
に前記制御ループは、前記可動部材のすぐ近くに設けら
れていて前記可動部材の動きを検出するセンサを含むこ
とを実質的な特徴としている。
【0014】有利な実施態様においては、なお、下記の
うちの1つ、および/または他の特徴を取入れている。
うちの1つ、および/または他の特徴を取入れている。
【0015】− 可動部材が少くとも部分的には積層構
造の強磁性体要素で形成されており、なお、電気的付勢
メンバーは、前記強磁性体要素から少くとも1つのエア
ギャップによって離隔された固定の積層構造の磁気回路
と組合っている少くとも1つの固定の電気コイルで形成
されていること。
造の強磁性体要素で形成されており、なお、電気的付勢
メンバーは、前記強磁性体要素から少くとも1つのエア
ギャップによって離隔された固定の積層構造の磁気回路
と組合っている少くとも1つの固定の電気コイルで形成
されていること。
【0016】− 積層構造の磁気回路が軸線Xの周りを
取り巻いており、各コイルは、軸線Xに対して扇形に配
置された複数の軸方向のコイルで形成されており、その
コアは磁性材料のフォイルを軸線Xに平行でこの軸線の
周りの円筒になるように巻いてできた環状のディスクに
半径方向の溝を切ったことにより溝と溝の間にできた扇
形のフラットな台形体であること。
取り巻いており、各コイルは、軸線Xに対して扇形に配
置された複数の軸方向のコイルで形成されており、その
コアは磁性材料のフォイルを軸線Xに平行でこの軸線の
周りの円筒になるように巻いてできた環状のディスクに
半径方向の溝を切ったことにより溝と溝の間にできた扇
形のフラットな台形体であること。
【0017】− 強磁性体要素が平らなディスクの形を
なしており、また、積層構造の磁気回路はディスクに向
いた方が開いていて、厚いU字形で同形の複数の金属シ
ートの積重ねでできている直線状トンネルで形成されて
いること。
なしており、また、積層構造の磁気回路はディスクに向
いた方が開いていて、厚いU字形で同形の複数の金属シ
ートの積重ねでできている直線状トンネルで形成されて
いること。
【0018】− 強磁性体要素が、軸線Xを有する平ら
なディスクの形をなしており、積層構造の磁気回路は、
ディスクに向いた側が開いていて、かつ、軸線Xに平行
に、そしてこの軸線の回りに星形に配置された、厚いU
字形で同形の金属シートで構成され、軸線Xの周りに円
形のトンネルで形成されていること。
なディスクの形をなしており、積層構造の磁気回路は、
ディスクに向いた側が開いていて、かつ、軸線Xに平行
に、そしてこの軸線の回りに星形に配置された、厚いU
字形で同形の金属シートで構成され、軸線Xの周りに円
形のトンネルで形成されていること。
【0019】− 可動部材が、ほぼ中央の1本のレッグ
と、互に平行な2つの円形のプレートを有するテーブル
の形をなしており、上側のプレートの上面は2つのチャ
ンバーのうちの一方のものの底部となって画成してお
り、中間位置のプレートの少くとも外側の環状部分が強
磁性体要素となっていること。
と、互に平行な2つの円形のプレートを有するテーブル
の形をなしており、上側のプレートの上面は2つのチャ
ンバーのうちの一方のものの底部となって画成してお
り、中間位置のプレートの少くとも外側の環状部分が強
磁性体要素となっていること。
【0020】− 電気的付勢メンバーが、可動部材によ
って駆動される電気巻線で形成されており、この巻線に
永久的磁界を付与するための手段が設けられているこ
と。
って駆動される電気巻線で形成されており、この巻線に
永久的磁界を付与するための手段が設けられているこ
と。
【0021】− 本装置がさらに、2つの剛性フレーム
の各々の振動を検出するに適した2つのセンサと、これ
ら2つのセンサで得られたデータと場合によってはなお
追加的データ特にはダンピングされるべき振動の発生源
である車両エンジンからのデータを受けて、電気的付勢
メンバーに動力を供給するための電気的信号、すなわち
論理的には第1の自動制御のループによって安定させら
れる可動部材に、ダンピングされるべき剛性フレームに
現れる振動をなくするための人為的振動を付与するに適
した電気的信号を送出する第2の自動制御のループを含
んでいること。
の各々の振動を検出するに適した2つのセンサと、これ
ら2つのセンサで得られたデータと場合によってはなお
追加的データ特にはダンピングされるべき振動の発生源
である車両エンジンからのデータを受けて、電気的付勢
メンバーに動力を供給するための電気的信号、すなわち
論理的には第1の自動制御のループによって安定させら
れる可動部材に、ダンピングされるべき剛性フレームに
現れる振動をなくするための人為的振動を付与するに適
した電気的信号を送出する第2の自動制御のループを含
んでいること。
【0022】− 可動部材が、液が充填されている2つ
のチャンバーのうちの一方のものと、液が入っておらず
場合によっては大気に通じている第3のチャンバーの間
に挿入されていること。
のチャンバーのうちの一方のものと、液が入っておらず
場合によっては大気に通じている第3のチャンバーの間
に挿入されていること。
【0023】− 可動部材が、2つの剛性フレームがエ
ラストマー質のスペーサ構造体の2つの部分の各々によ
って結合されている1つの剛性の枠体の中に取付けられ
ていること。
ラストマー質のスペーサ構造体の2つの部分の各々によ
って結合されている1つの剛性の枠体の中に取付けられ
ていること。
【0024】− 可動部材と、それと組合っている電気
的付勢メンバーが、2つの剛性要素のうちの、ダンピン
グされるべき振動が到来する側のものに取付けられてい
ること。
的付勢メンバーが、2つの剛性要素のうちの、ダンピン
グされるべき振動が到来する側のものに取付けられてい
ること。
【0025】− 電気的付勢メンバーは可動部材を一方
の方向に動かす働きをするものであり、この可動部材と
2つの剛性要素のうちの一方のものの間に、この可動部
材を逆方向へ動かす働きをする戻しばねが直接的にまた
は非直線的に挿入されていること。
の方向に動かす働きをするものであり、この可動部材と
2つの剛性要素のうちの一方のものの間に、この可動部
材を逆方向へ動かす働きをする戻しばねが直接的にまた
は非直線的に挿入されていること。
【0026】− 可動部材がセル構造(小空房構造)の
材料、望ましくは孔が閉じているような材料でできた少
くとも1つの環状パッキンによって案内されているこ
と。
材料、望ましくは孔が閉じているような材料でできた少
くとも1つの環状パッキンによって案内されているこ
と。
【0027】− 2つのチャンバーが、それぞれ可動部
材の各々の側に配置されていて、両方とも作動チャンバ
ーであること、つまり、各チャンバーが実質的に、軸方
向の圧縮に対して良好な抵抗を示す弾力性の環状壁体
と、その壁体を挟んでいる2つの剛性要素の各々の一部
分によって画成されていることによって、装置が複動型
になっていること。
材の各々の側に配置されていて、両方とも作動チャンバ
ーであること、つまり、各チャンバーが実質的に、軸方
向の圧縮に対して良好な抵抗を示す弾力性の環状壁体
と、その壁体を挟んでいる2つの剛性要素の各々の一部
分によって画成されていることによって、装置が複動型
になっていること。
【0028】− 本装置が、同一の剛性要素につながっ
ていて、両方の剛性要素に共通な軸線に対して相互に対
称になった可動部材とそれに組合っている電気的付勢メ
ンバーで形成された2つの完全な組立体を含んでおり、
それら組立体は、それら2つの可動部材の軸線が交錯
し、望ましくは互に90°の角度をなすべく傾斜するよ
うに取付けられていること。
ていて、両方の剛性要素に共通な軸線に対して相互に対
称になった可動部材とそれに組合っている電気的付勢メ
ンバーで形成された2つの完全な組立体を含んでおり、
それら組立体は、それら2つの可動部材の軸線が交錯
し、望ましくは互に90°の角度をなすべく傾斜するよ
うに取付けられていること。
【0029】本発明は、これらの主な特徴のほかの、同
時に用いられることが望ましい幾つかの特徴を含んでお
り、それら特徴については以降において、より明確に説
明する。
時に用いられることが望ましい幾つかの特徴を含んでお
り、それら特徴については以降において、より明確に説
明する。
【0030】
【実施例】以降においては、本発明による望ましい二三
の実施例を添付の図面を用いて説明するが、この説明は
もちろん、制限的なものではない。
の実施例を添付の図面を用いて説明するが、この説明は
もちろん、制限的なものではない。
【0031】公知であるように、図1に概略的に示され
ているこの種の油圧式防振装置の第1の実施例は、 − スタブボルト2で上方に延びている中央のスタッド
で形成されている剛性のベース1と、 − それぞれ固定用孔5を有して形成された2つのラグ
4によって外方に張出している剛性のフレーム3と、 − サポートの役をなしてシール幅をもってベース1を
フレーム3に結合するように、軸方向の圧縮に対しての
良好な抵抗を有する、ゴムで作られた厚肉で切頭円錐形
の壁体6と、 − フレーム3にシール幅をもって接合されて、このフ
レームと壁体6とベース1と共に、1つの閉じたケース
を構成している薄くて可とう性のベロー7と、 − 前記のケースを、2つのチャンバー、すなわち、壁
体6の側にある作動チャンバーAとベロー7の側にある
補償チャンバーBに画成しており、平らなディスクで構
成されていて周辺部はフレーム3の中に形成された溝1
1の中にディスクの各側で約0.5mmの隙間10をもっ
て収容されているカラー、つまりワッシャ9になってい
る可動部材8と、 − 2つのチャンバーAとBを互に接続させるように、
ここでは可動部材8の中央部に形成されている狭い通路
12と、 − 2つのチャンバーを絞られた通路に充満しているあ
る量の液体Lを含んで成っている。
ているこの種の油圧式防振装置の第1の実施例は、 − スタブボルト2で上方に延びている中央のスタッド
で形成されている剛性のベース1と、 − それぞれ固定用孔5を有して形成された2つのラグ
4によって外方に張出している剛性のフレーム3と、 − サポートの役をなしてシール幅をもってベース1を
フレーム3に結合するように、軸方向の圧縮に対しての
良好な抵抗を有する、ゴムで作られた厚肉で切頭円錐形
の壁体6と、 − フレーム3にシール幅をもって接合されて、このフ
レームと壁体6とベース1と共に、1つの閉じたケース
を構成している薄くて可とう性のベロー7と、 − 前記のケースを、2つのチャンバー、すなわち、壁
体6の側にある作動チャンバーAとベロー7の側にある
補償チャンバーBに画成しており、平らなディスクで構
成されていて周辺部はフレーム3の中に形成された溝1
1の中にディスクの各側で約0.5mmの隙間10をもっ
て収容されているカラー、つまりワッシャ9になってい
る可動部材8と、 − 2つのチャンバーAとBを互に接続させるように、
ここでは可動部材8の中央部に形成されている狭い通路
12と、 − 2つのチャンバーを絞られた通路に充満しているあ
る量の液体Lを含んで成っている。
【0032】本発明が適用される好ましい実施例であっ
て制限的ではない例としてここで説明するために選ばれ
た実施例においては、この油圧式防振装置は軸線Xの回
りの回転体または実質上の回転体であって、剛性のベー
ス1は車両の内燃機関13を支えており、剛性のフレー
ム3はその車両のシャシ14に取付けられている。
て制限的ではない例としてここで説明するために選ばれ
た実施例においては、この油圧式防振装置は軸線Xの回
りの回転体または実質上の回転体であって、剛性のベー
ス1は車両の内燃機関13を支えており、剛性のフレー
ム3はその車両のシャシ14に取付けられている。
【0033】公知であるように、シャシ14に付与され
る比較的、周波数が低くて振幅が大きい振幅があると、
結果として液体Lが同じ周波数で、2つのチャンバーA
とBの一方のものから他方のものへと、そしてその逆に
と、交互に動かされ、この通路の中に収容されて振動す
る液柱が、前記周波数が前記通路の寸法によって決まる
所定の値になったときに共振現象が起す場所となり、こ
の現象が起ったならば、結果として、一方のフレームか
ら他方のフレームへの当初の振動の伝達がダンピングさ
れることになる。
る比較的、周波数が低くて振幅が大きい振幅があると、
結果として液体Lが同じ周波数で、2つのチャンバーA
とBの一方のものから他方のものへと、そしてその逆に
と、交互に動かされ、この通路の中に収容されて振動す
る液柱が、前記周波数が前記通路の寸法によって決まる
所定の値になったときに共振現象が起す場所となり、こ
の現象が起ったならば、結果として、一方のフレームか
ら他方のフレームへの当初の振動の伝達がダンピングさ
れることになる。
【0034】普通の実施態様の場合ならば、可動部材8
は溝11の中で自由に動き得て、その自然の振動が、エ
ンジン13で起される比較的に周波数が高くて振幅の小
さい振動を減殺してそのような振動のシャシ14への伝
達を少くするために用いられる。
は溝11の中で自由に動き得て、その自然の振動が、エ
ンジン13で起される比較的に周波数が高くて振幅の小
さい振動を減殺してそのような振動のシャシ14への伝
達を少くするために用いられる。
【0035】本発明によれば、この可動部材の振動を人
為的なコントロールを用いることによって効果的にコン
トロールすることが提案されており、それによれば、 − 少なくとも、この可動部材8の振動が、2つの剛性
要素1と3の一方に与えられたそれら相互間での低周波
数、大振幅の振動によって、周期的に無となることはな
く、 − この可動部材の振動は、シャシの振動を、そのよう
な振動が完全に抑圧されるまでアクティブに減衰させる
ために、このシャシに適当な反抗振動すなわち周波数と
振幅はエンジンから普通の場合に伝達される振動と同じ
であるが位相は逆であるような振動を付与することであ
る。
為的なコントロールを用いることによって効果的にコン
トロールすることが提案されており、それによれば、 − 少なくとも、この可動部材8の振動が、2つの剛性
要素1と3の一方に与えられたそれら相互間での低周波
数、大振幅の振動によって、周期的に無となることはな
く、 − この可動部材の振動は、シャシの振動を、そのよう
な振動が完全に抑圧されるまでアクティブに減衰させる
ために、このシャシに適当な反抗振動すなわち周波数と
振幅はエンジンから普通の場合に伝達される振動と同じ
であるが位相は逆であるような振動を付与することであ
る。
【0036】このことのために、下記のものが設けられ
ている。
ている。
【0037】− 可動部材に人為的な反抗振動を付与す
るに適した電気的にコントロールをする手段と、 − 可動部材の実際の動きを常時検出し、この実際の動
きに関して得られた情報に応じ、電気的コントロール手
段に導入される修正作用のための電気的信号を常時発生
するための自動コントロール手段とで、可動部材の反抗
振動のためのこの電気的コントロール手段は、どんな所
望の種類のものであってもよく、磁気的、ピエゾ電気
的、またはその他の現象を用いるものであってよい。
るに適した電気的にコントロールをする手段と、 − 可動部材の実際の動きを常時検出し、この実際の動
きに関して得られた情報に応じ、電気的コントロール手
段に導入される修正作用のための電気的信号を常時発生
するための自動コントロール手段とで、可動部材の反抗
振動のためのこの電気的コントロール手段は、どんな所
望の種類のものであってもよく、磁気的、ピエゾ電気
的、またはその他の現象を用いるものであってよい。
【0038】概略的に図1に示されている第1の実施例
においては、 − 可動部材8とそのサボート部の間には、可動部材が
軸線Xの方向つまり軸方向に平行な方向に並進すること
だけを可能にし、この軸線に垂直な半径方向への運動
や、横断方向軸線の回りでの傾き運動はできないように
して可動部材の運動を案内するに適した変形可能なリン
グ15が設けられており、 − 少くとも前記可動部材8の周囲部分を形成している
ワッシャ9は強磁性体材料で作られており、 − このワッシャ9は、少くとも1つのシール16によ
って液Lから隔離されており、 − フレーム3の中では、ワッシャ9の各側に1つづつ
のコイル、すなわち、電気的に付勢されると結果として
ワッシャ9に軸方向で向きが互に反対の力を付与するよ
うなコイル17,18が設けられており、 − これら2つのコイルの付勢の自動コントロールのた
めに、可動部材8の動きを検出するセンサ19と、セン
サ19で得られたデータを処理するための電子回路20
と、回路20とコイル17,18の各々の間に挿入され
ている増幅器21,22を含んで成る制御ループが設け
られている。
においては、 − 可動部材8とそのサボート部の間には、可動部材が
軸線Xの方向つまり軸方向に平行な方向に並進すること
だけを可能にし、この軸線に垂直な半径方向への運動
や、横断方向軸線の回りでの傾き運動はできないように
して可動部材の運動を案内するに適した変形可能なリン
グ15が設けられており、 − 少くとも前記可動部材8の周囲部分を形成している
ワッシャ9は強磁性体材料で作られており、 − このワッシャ9は、少くとも1つのシール16によ
って液Lから隔離されており、 − フレーム3の中では、ワッシャ9の各側に1つづつ
のコイル、すなわち、電気的に付勢されると結果として
ワッシャ9に軸方向で向きが互に反対の力を付与するよ
うなコイル17,18が設けられており、 − これら2つのコイルの付勢の自動コントロールのた
めに、可動部材8の動きを検出するセンサ19と、セン
サ19で得られたデータを処理するための電子回路20
と、回路20とコイル17,18の各々の間に挿入され
ている増幅器21,22を含んで成る制御ループが設け
られている。
【0039】案内リング15は、半径方向には圧縮され
難いが軸方向には極めて容易に変形し、歪みがある状況
下で働くエラストマー質のリング、または、図4に示す
変形において参照番号15′で示されているもののよう
な、曲げの下で働く金属のベローで形成されているのが
有利である。
難いが軸方向には極めて容易に変形し、歪みがある状況
下で働くエラストマー質のリング、または、図4に示す
変形において参照番号15′で示されているもののよう
な、曲げの下で働く金属のベローで形成されているのが
有利である。
【0040】シール16は、可動部材8の軸方向の動き
に対して無視できる抵抗を有し、場合によっては案内リ
ング15自体で形成され得る。それは、案内リングの位
置が、隙間11への液Lの侵入を防ぐような位置である
場合である。
に対して無視できる抵抗を有し、場合によっては案内リ
ング15自体で形成され得る。それは、案内リングの位
置が、隙間11への液Lの侵入を防ぐような位置である
場合である。
【0041】コイル17と18は、可変リラクタンス形
モーターのような働き方によって、可動部材に、両方向
に交番する強い力を及ぼす。これらコイルは、強磁性材
料でできていてそれらコイルの共通のサポート全体のう
ちの一部をなす枠体またはヨークの中に収容されていれ
ばよい。
モーターのような働き方によって、可動部材に、両方向
に交番する強い力を及ぼす。これらコイルは、強磁性材
料でできていてそれらコイルの共通のサポート全体のう
ちの一部をなす枠体またはヨークの中に収容されていれ
ばよい。
【0042】センサ19はどんな方法で構成されていて
もよく、例えばLVDT(リニヤ変化差動変圧器)の原
理で働くもの、または誘導型とか容量型、または渦電流
型であってよい。
もよく、例えばLVDT(リニヤ変化差動変圧器)の原
理で働くもの、または誘導型とか容量型、または渦電流
型であってよい。
【0043】このループによって実現される自動コント
ロールは、もしこのループが単独で用いられたのであれ
ば、可動部材8を軸方向のどちらかの向きに動かそうと
するならば、必ずその結果として、時間的に可動部材8
に、そのような動きを阻止しようとする逆向きの力が及
ぶので、実際上可動部材8を動かなくする。
ロールは、もしこのループが単独で用いられたのであれ
ば、可動部材8を軸方向のどちらかの向きに動かそうと
するならば、必ずその結果として、時間的に可動部材8
に、そのような動きを阻止しようとする逆向きの力が及
ぶので、実際上可動部材8を動かなくする。
【0044】上記のコイル17,18と、それらを働か
せる回路20〜22を用いて、修正のための振動を人為
的に付与することによって、位置のコントロールが可動
部材8に対して行われる。
せる回路20〜22を用いて、修正のための振動を人為
的に付与することによって、位置のコントロールが可動
部材8に対して行われる。
【0045】もっと詳しく言うならば、電子回路20に
は、そのような修正のための振動を表わしている電気的
信号を受けるための特別な入力端Eが設けられており、
その電気的信号は適当な減衰回路23で作られる。
は、そのような修正のための振動を表わしている電気的
信号を受けるための特別な入力端Eが設けられており、
その電気的信号は適当な減衰回路23で作られる。
【0046】減衰回路23は、一つにはフレーム1上に
取付けられた振動センサ24からの信号を受けるので、
エンジン13によってこのベースに付与される振動を検
出でき、さらには、フレーム3上に取付けられた振動セ
ンサ25からの信号を受けるので、シャシ14におい
て、組立体の最適の調整が未だ得られていない限りは現
われる残留振動を検出できる。
取付けられた振動センサ24からの信号を受けるので、
エンジン13によってこのベースに付与される振動を検
出でき、さらには、フレーム3上に取付けられた振動セ
ンサ25からの信号を受けるので、シャシ14におい
て、組立体の最適の調整が未だ得られていない限りは現
われる残留振動を検出できる。
【0047】さらに、例えば同期化の目的で、エンジン
13自体と減衰回路23の間の接続26を作ることも可
能である。
13自体と減衰回路23の間の接続26を作ることも可
能である。
【0048】図2において、入力端Eにある減算回路2
7が示されており、この減算回路27は、センサ19が
送出する電気信号と、減衰回路23が送出する電気信号
の両方を受信し、このレベルにおいてそれら信号の差を
作り出し、それから、結果としてできた信号を回路20
に付与する。
7が示されており、この減算回路27は、センサ19が
送出する電気信号と、減衰回路23が送出する電気信号
の両方を受信し、このレベルにおいてそれら信号の差を
作り出し、それから、結果としてできた信号を回路20
に付与する。
【0049】第2の自動コントロールのループ23〜2
6は、2つの自動コントロールループがなかったときに
起ったであろう可動部材の自然の振動の特性(周波数、
振幅、位相)と実際上同じ特性をもつ付与振動が可動部
材8に付与されるようにする。
6は、2つの自動コントロールループがなかったときに
起ったであろう可動部材の自然の振動の特性(周波数、
振幅、位相)と実際上同じ特性をもつ付与振動が可動部
材8に付与されるようにする。
【0050】この場合、前記の自然の振動で得られた種
類のダンピング効果が得られる。
類のダンピング効果が得られる。
【0051】しかしここでは、可動部材8には、その平
均の位置を間隙11の軸方向幅の中央に維持しつつ、振
動が付与されるので、可動部材が前記溝の対向した面に
当るおそれがない。つまり、可動部材の振動の振幅は間
隙10より小さい。例えば隙間が0.5mmのときに約
0.1mmである。特記すべきこととしては、前述したよ
うに、そのような有用な振動が、低周波数で大振幅の振
動があったときにそのリズムに従って無となる、という
おそれがない。
均の位置を間隙11の軸方向幅の中央に維持しつつ、振
動が付与されるので、可動部材が前記溝の対向した面に
当るおそれがない。つまり、可動部材の振動の振幅は間
隙10より小さい。例えば隙間が0.5mmのときに約
0.1mmである。特記すべきこととしては、前述したよ
うに、そのような有用な振動が、低周波数で大振幅の振
動があったときにそのリズムに従って無となる、という
おそれがない。
【0052】要するに、第2の制御ループは、可動部材
8に、前記した自然の振動よりも修正効果の大きい振動
が付与されるようにするが、特には、その修正のための
振動に、前記の自然の振動の振幅よりも大きいが、もち
ろん間隙10よりは依然として小さいような振幅を付与
することによって行われる。
8に、前記した自然の振動よりも修正効果の大きい振動
が付与されるようにするが、特には、その修正のための
振動に、前記の自然の振動の振幅よりも大きいが、もち
ろん間隙10よりは依然として小さいような振幅を付与
することによって行われる。
【0053】したがって、この組立体は、ダンピングさ
れるべき振動のアクティブな減衰を起させることを可能
にし、究極的にはシャシ14のレベルでの振動を完全に
抑制することを可能にする。
れるべき振動のアクティブな減衰を起させることを可能
にし、究極的にはシャシ14のレベルでの振動を完全に
抑制することを可能にする。
【0054】図3においては、図1に概略的に示した油
圧式防振装置の1つの変形の第2の実施例が概略的に示
されており、この変形においては、前述された要素と同
じまたは対応する要素には同じ参照番号を付してある。
圧式防振装置の1つの変形の第2の実施例が概略的に示
されており、この変形においては、前述された要素と同
じまたは対応する要素には同じ参照番号を付してある。
【0055】この変形は、前述のものと、本質的には次
の諸点において異っている。
の諸点において異っている。
【0056】1.可動部材8は、2つのチャンバーAと
Bの間に挿入される代りに、ここでは第1のチャンバー
Aと第3のチャンバーCの間に挿入されていて、第3の
チャンバーCには液が入っておらず、そこは少くとも1
つの適当なオリフィス28を経て大気に連通しているの
が有利である。
Bの間に挿入される代りに、ここでは第1のチャンバー
Aと第3のチャンバーCの間に挿入されていて、第3の
チャンバーCには液が入っておらず、そこは少くとも1
つの適当なオリフィス28を経て大気に連通しているの
が有利である。
【0057】この構造は装置の感度を増大させたもので
ある。何故ならば、この場合可動部材8の2つの面のう
ちの一つだけが液に触れており、それにより、可動部材
の動きのコントロールが容易になるからである。
ある。何故ならば、この場合可動部材8の2つの面のう
ちの一つだけが液に触れており、それにより、可動部材
の動きのコントロールが容易になるからである。
【0058】2.間隙11は、この場合、フレーム3と
は離れている強磁性体の環状の枠体のブロックであるカ
ーカス(以下ブロックと称す)29の中に形成されてお
り、第2のチャンバーBはこのブロック29の周囲部に
移されている。そしてこの第2のチャンバーBは、この
場合、環状をなしていて、外側ではフレーム3、内側で
はブロック29、これら両方の剛性部分の間での一方
は、弾力性材料でできた環状スペーサ30、他方はベロ
ー7を形成している薄くて可とう性の環状メンブレンに
よって閉じられている。狭い通路12は、ここでは、前
記ブロック29の中に形成されたチャンネルとなってい
る。
は離れている強磁性体の環状の枠体のブロックであるカ
ーカス(以下ブロックと称す)29の中に形成されてお
り、第2のチャンバーBはこのブロック29の周囲部に
移されている。そしてこの第2のチャンバーBは、この
場合、環状をなしていて、外側ではフレーム3、内側で
はブロック29、これら両方の剛性部分の間での一方
は、弾力性材料でできた環状スペーサ30、他方はベロ
ー7を形成している薄くて可とう性の環状メンブレンに
よって閉じられている。狭い通路12は、ここでは、前
記ブロック29の中に形成されたチャンネルとなってい
る。
【0059】このような構造は、比較的重量が大きくて
2つのエラストマー質の壁体6とスペーサ30の間にお
いて支えられているブロック29の単なる慣性によって
高周波を消去することを可能にしている。
2つのエラストマー質の壁体6とスペーサ30の間にお
いて支えられているブロック29の単なる慣性によって
高周波を消去することを可能にしている。
【0060】3.可動部材8は、前述のような平らなデ
ィスクの形をなしている代りに、ここでは、ボトムが平
らであって中間の高さにおいて半径方向外側の強磁性材
料でできたカラー9によって囲まれている円筒形ポット
の形をなしていて、そのカラー9は、環状の溝11の中
に隙間をもって収容されている。
ィスクの形をなしている代りに、ここでは、ボトムが平
らであって中間の高さにおいて半径方向外側の強磁性材
料でできたカラー9によって囲まれている円筒形ポット
の形をなしていて、そのカラー9は、環状の溝11の中
に隙間をもって収容されている。
【0061】この可動部材8は、ブロック29の中で、
各々がそれら両部分に接着されてカラー9の軸方向各側
に配置されている2つのリング15によって案内されて
おり、これらリングは、半径方向には変形し難いが、軸
方向の歪み状況下での変形には無視できる程度の抵抗し
か示さないものである。
各々がそれら両部分に接着されてカラー9の軸方向各側
に配置されている2つのリング15によって案内されて
おり、これらリングは、半径方向には変形し難いが、軸
方向の歪み状況下での変形には無視できる程度の抵抗し
か示さないものである。
【0062】これら2つのリング15の一方のものは、
同時に、チャンバーAの中に収容されている液Lがカラ
ー9に向って侵入することを防ぐシール16の役をなし
ている。センサ19は、ここでは、サポートの中央部の
可動部材8を形成しているポットの中に垂直方向に配置
されている。センサ25についても同様である。
同時に、チャンバーAの中に収容されている液Lがカラ
ー9に向って侵入することを防ぐシール16の役をなし
ている。センサ19は、ここでは、サポートの中央部の
可動部材8を形成しているポットの中に垂直方向に配置
されている。センサ25についても同様である。
【0063】1つの変形においては、上述の環状スペー
サ30が剛性のものになっていて、それが、ブロック2
9とフレーム3を強固に一体化している。
サ30が剛性のものになっていて、それが、ブロック2
9とフレーム3を強固に一体化している。
【0064】別の変形においては、可動部材8の周囲エ
ッジが軸方向に、望ましくは可動部材の各々の側で、軸
方向にフランジ31(図5)として延びており、このフ
ランジが比較的大きい軸方向寸法を有しているので、こ
の場合、可動部材8を案内するリング15は、半径方向
での溝11のボトム32と前記フランジの軸方向端部の
側面33の間に挿入された少くとも2つの環状部品で成
っている。この構造は、可動部材の案内を改善するが、
特記すべきこととして、可動部材の横断方向の軸線の周
りの傾動に対する抵抗を高める。
ッジが軸方向に、望ましくは可動部材の各々の側で、軸
方向にフランジ31(図5)として延びており、このフ
ランジが比較的大きい軸方向寸法を有しているので、こ
の場合、可動部材8を案内するリング15は、半径方向
での溝11のボトム32と前記フランジの軸方向端部の
側面33の間に挿入された少くとも2つの環状部品で成
っている。この構造は、可動部材の案内を改善するが、
特記すべきこととして、可動部材の横断方向の軸線の周
りの傾動に対する抵抗を高める。
【0065】さらに別の変形においては、可動部材8の
強磁性部分であるカラー9とそれを包囲するコイル1
7,18が、軸線Xに近接して配置されており、この場
合、液に接触する可動部材8の部分は、この可動部材の
周囲部分に配置されている。
強磁性部分であるカラー9とそれを包囲するコイル1
7,18が、軸線Xに近接して配置されており、この場
合、液に接触する可動部材8の部分は、この可動部材の
周囲部分に配置されている。
【0066】図6に概略的に示されている変形は第3の
実施例で、可動部材8は、中央の1本のレッグ50と互
に平行な2つの円形のプレート51,52から成るテー
ブルの形をなしている。
実施例で、可動部材8は、中央の1本のレッグ50と互
に平行な2つの円形のプレート51,52から成るテー
ブルの形をなしている。
【0067】上側のプレート51の上側面は作動チャン
バーAの中にある液と接触する位置にあり、レッグ50
の下端は補償用のチャンバーBの中の液と接触する位置
にある。
バーAの中にある液と接触する位置にあり、レッグ50
の下端は補償用のチャンバーBの中の液と接触する位置
にある。
【0068】2つの、幅の狭い環状のエラストマー質の
シール53,54が、それぞれ、上側のプレート51の
周囲とレッグ50の下端部をフレームの剛性のフレーム
3にシール性をもって接続し、組立体になっている可動
部材8の軸方向への並進の案内を確かにしている。
シール53,54が、それぞれ、上側のプレート51の
周囲とレッグ50の下端部をフレームの剛性のフレーム
3にシール性をもって接続し、組立体になっている可動
部材8の軸方向への並進の案内を確かにしている。
【0069】中間位置のプレート52の環状周囲部は、
可動部材8の強磁性体要素を形成していて、この部分
は、フレーム3で担持されている2つの固定のコイル1
7と18の軸方向での中間に挿入されている。
可動部材8の強磁性体要素を形成していて、この部分
は、フレーム3で担持されている2つの固定のコイル1
7と18の軸方向での中間に挿入されている。
【0070】図6で見られるように、これら2つのコイ
ルをレッグ50が貫通しており、一方のコイルが、2つ
のプレート51と52の軸方向での中間に挿入されてい
る。
ルをレッグ50が貫通しており、一方のコイルが、2つ
のプレート51と52の軸方向での中間に挿入されてい
る。
【0071】1つの変形においては、レッグ50とシー
ル54が、フレーム3、プレート51、およびシール5
3で形成されたシールされたケースの内側に収容され、
このレッグの下端はチャンバーBに接しない状態になる
ものもある。
ル54が、フレーム3、プレート51、およびシール5
3で形成されたシールされたケースの内側に収容され、
このレッグの下端はチャンバーBに接しない状態になる
ものもある。
【0072】1つの有利な構造においては、コイル1
7,18と組合っている磁気回路のために積層構造が採
用されており、これにより鉄においての発熱と損失がか
なり減らされる。
7,18と組合っている磁気回路のために積層構造が採
用されており、これにより鉄においての発熱と損失がか
なり減らされる。
【0073】そのためには、例えば、各コイルと組合っ
ている磁気回路は、エアギャップに向いた方が開いてい
て、厚いU字形で同形の強磁性体材料でできた複数のプ
レートが相互間で電気的に絶縁されて積重ねられてでき
ている少くとも1つのトンネルで形成されている。
ている磁気回路は、エアギャップに向いた方が開いてい
て、厚いU字形で同形の強磁性体材料でできた複数のプ
レートが相互間で電気的に絶縁されて積重ねられてでき
ている少くとも1つのトンネルで形成されている。
【0074】図7の電気的付勢メンバーの実施例におい
ては、磁気回路の各々は、2つの、直線状で相互に平行
な同形の前述のようなトンネルで成っていて、その各々
が前述のような複数のプレート55を相接するようにし
て積重なることで形成されており、この場合、コイル1
7,18を形成している巻線は、一方向に引伸ばされた
リングの形をなしている。
ては、磁気回路の各々は、2つの、直線状で相互に平行
な同形の前述のようなトンネルで成っていて、その各々
が前述のような複数のプレート55を相接するようにし
て積重なることで形成されており、この場合、コイル1
7,18を形成している巻線は、一方向に引伸ばされた
リングの形をなしている。
【0075】図8の電気的付勢メンバーの実施例におい
ては、磁気回路の各々は、軸線Xを有する1つの円形の
トンネルで成っていて、離れている複数のプレート56
が、軸線Xと平行に、そしてこの軸線から半径方向に星
形に延びるように配置されており、そこで相隣るプレー
トの間にできたくさび形のギャップには非磁性の材料が
充填されている。
ては、磁気回路の各々は、軸線Xを有する1つの円形の
トンネルで成っていて、離れている複数のプレート56
が、軸線Xと平行に、そしてこの軸線から半径方向に星
形に延びるように配置されており、そこで相隣るプレー
トの間にできたくさび形のギャップには非磁性の材料が
充填されている。
【0076】図9,10で示されている変形において
は、各コイル17,18は、軸方向の複数のコア34が
軸線Xの周りに扇形に配置されたもので形成されてい
る。
は、各コイル17,18は、軸方向の複数のコア34が
軸線Xの周りに扇形に配置されたもので形成されてい
る。
【0077】これらコア34は次のようにして形成され
る。
る。
【0078】先ず、磁性材料のストリップを軸線Xの周
り重ねて平らな環状のディスク35を形成する。
り重ねて平らな環状のディスク35を形成する。
【0079】次に、このディスクの一方の平らな面に半
径方向の複数の溝36を形成すると、それら溝が、溝と
溝の間に、コア34を形成する扇形のフラットな台状の
突出部を構成する。コイル17,18を形成する電線
は、これらのコアの周りに巻かれる。
径方向の複数の溝36を形成すると、それら溝が、溝と
溝の間に、コア34を形成する扇形のフラットな台状の
突出部を構成する。コイル17,18を形成する電線
は、これらのコアの周りに巻かれる。
【0080】ディスク35の連続している扇形部分は、
磁気回路を完成させる役目をなす。
磁気回路を完成させる役目をなす。
【0081】個々の巻線は、電気的に並列に接続される
のが望ましく、それにより、可動部材に付与される磁力
は、可動部材の全周にわたって分布され、それ故に、こ
の可動部材の案内のためのシステムを簡単化できる。
のが望ましく、それにより、可動部材に付与される磁力
は、可動部材の全周にわたって分布され、それ故に、こ
の可動部材の案内のためのシステムを簡単化できる。
【0082】突出構成の形をつけられたディスクとそれ
ら巻線の組立体は、成形されたプラスチック材料のよう
な非磁性材料で作られたケーシング(図示せず)の中に
収容されている。
ら巻線の組立体は、成形されたプラスチック材料のよう
な非磁性材料で作られたケーシング(図示せず)の中に
収容されている。
【0083】可動部材8も積層構造になっており、特に
言うならば、可動部材は、図10で見られるように、軸
線Xの周りで何回も巻かれた磁気材料のストリップで形
成されているか、または、図8におけるプレート56と
同様に半径方向に星形に配列されたプレートで形成され
ていてもよい。
言うならば、可動部材は、図10で見られるように、軸
線Xの周りで何回も巻かれた磁気材料のストリップで形
成されているか、または、図8におけるプレート56と
同様に半径方向に星形に配列されたプレートで形成され
ていてもよい。
【0084】一般的な使用状態における実施例では、車
両のエンジンに結合されるのは中央のフレーム1であ
り、環状のフレーム3ではない。
両のエンジンに結合されるのは中央のフレーム1であ
り、環状のフレーム3ではない。
【0085】ダンピングされるべき振動は、一般には、
前記エンジンの運転によって起される振動であるのが望
ましいが、この場合、その振動がこの防振サポートに到
達するのはフレーム1を経てであり、振動を抑制するこ
とが望まれるのは、特にフレーム3においてである。
前記エンジンの運転によって起される振動であるのが望
ましいが、この場合、その振動がこの防振サポートに到
達するのはフレーム1を経てであり、振動を抑制するこ
とが望まれるのは、特にフレーム3においてである。
【0086】上述した可動部材8がそのフレーム3に取
付けられているという実施例においては、このフレーム
が、間接的に、コイル17,18で発生される減衰のた
めの反抗振動を部分的に吸収することになりかねない。
付けられているという実施例においては、このフレーム
が、間接的に、コイル17,18で発生される減衰のた
めの反抗振動を部分的に吸収することになりかねない。
【0087】本発明の第4の実施例においては、可動部
材8とその付勢コイルは、図11で見られるように、直
接的にフレーム1内に取付けられている。
材8とその付勢コイルは、図11で見られるように、直
接的にフレーム1内に取付けられている。
【0088】フレーム1からフレーム3への振動の伝達
は変化されないが、この変形では、ある場合の減衰のた
めの反抗振動に、特には装置の作動周波数の変化の際に
付随することがある望ましくない寄生的振動がフレーム
3において発生することが防止される。
は変化されないが、この変形では、ある場合の減衰のた
めの反抗振動に、特には装置の作動周波数の変化の際に
付随することがある望ましくない寄生的振動がフレーム
3において発生することが防止される。
【0089】この場合には、狭い通路12は、可動部材
8の中ではなく、フレーム3に固定された剛性の中間仕
切壁37の中に形成されており、可動部材8の、チャン
バーAに向いていない方の面は空気チャンバーCに向い
ており、このチャンバーは大気に連通されていてもよ
い。
8の中ではなく、フレーム3に固定された剛性の中間仕
切壁37の中に形成されており、可動部材8の、チャン
バーAに向いていない方の面は空気チャンバーCに向い
ており、このチャンバーは大気に連通されていてもよ
い。
【0090】別の改善例においては、可動部材8に、引
きつけ、または、軸方向に押しのける力を及ぼし得る2
つの電気コイルのうちの一方のものが、図12に示され
ているつる巻き形の圧縮ばね38のような戻しばねで置
き換えられている。
きつけ、または、軸方向に押しのける力を及ぼし得る2
つの電気コイルのうちの一方のものが、図12に示され
ているつる巻き形の圧縮ばね38のような戻しばねで置
き換えられている。
【0091】コイルとその電力供給の導体の数が半分に
なったという利点のほかに、この変形は、なお可動部材
の表面のより広い部分をダンピング用の液に触れさせる
ので、所与の可動部材直径の割りには効率が改善される
という利点を有する。
なったという利点のほかに、この変形は、なお可動部材
の表面のより広い部分をダンピング用の液に触れさせる
ので、所与の可動部材直径の割りには効率が改善される
という利点を有する。
【0092】このようなばね38を設けた油圧式防振装
置の作動の間には、残っている1つのコイル17は、可
動部材8が休止時には平均の位置にあるように、永久的
に電気的付勢が行なわれている。故に、可動部材8は、
油圧式防振装置の作動の間には、この平均の位置を真中
にして振動する。
置の作動の間には、残っている1つのコイル17は、可
動部材8が休止時には平均の位置にあるように、永久的
に電気的付勢が行なわれている。故に、可動部材8は、
油圧式防振装置の作動の間には、この平均の位置を真中
にして振動する。
【0093】この組立体では、唯一のコイル17への電
力の供給が絶たれると、ばね38が伸長することによる
可動部材8の動きは、この可動部材に結合されている適
当なストップ39が共通での固定の適当な面40に当る
ことによって止められるようになっている。
力の供給が絶たれると、ばね38が伸長することによる
可動部材8の動きは、この可動部材に結合されている適
当なストップ39が共通での固定の適当な面40に当る
ことによって止められるようになっている。
【0094】さらに別の改善例においては、可動部材8
の直線運動を案内するために設けられている可とう性の
シール性を有する案内リング15が、前記可動部材8の
エッジ部とそれに対向している剛性の部分の間に挿入さ
れた、セル構造の材料でできた少くとも1つのリング4
1(図13)で形成されている。
の直線運動を案内するために設けられている可とう性の
シール性を有する案内リング15が、前記可動部材8の
エッジ部とそれに対向している剛性の部分の間に挿入さ
れた、セル構造の材料でできた少くとも1つのリング4
1(図13)で形成されている。
【0095】もし、このセル構造の材料の孔隙が閉じて
いるならば、各リング41は、前述した参照番号16の
シールと同様の働き方によって、シールとしての役も果
すようになり得る。
いるならば、各リング41は、前述した参照番号16の
シールと同様の働き方によって、シールとしての役も果
すようになり得る。
【0096】図14に概略的に示されている第5の実施
例においては、装置の2つのチャンバーA1 とA2 が、
同じく、いわゆる作動型になっている。つまりそれらチ
ャンバーは、どちらも、中央のフレーム11 ,12 と、
軸方向の圧縮に対する良好な抵抗性を有していて望まし
くは切頭円錐形である環状の弾力性壁体61 ,62 と、
中央の環状のフレーム3のうちの部分と、前述の参照番
号8で示した種類の可動部材、つまり、より精密に言う
ならば、周囲部でフレーム3にシール性をもって固定さ
れ、孔のあいた中央部は、可動部材8を貫通していてそ
の可動部材に固定されている剛性の中央チューブ43の
端に固定されているシールされた膜メンブレン421 ,
422 とによって画成されている。
例においては、装置の2つのチャンバーA1 とA2 が、
同じく、いわゆる作動型になっている。つまりそれらチ
ャンバーは、どちらも、中央のフレーム11 ,12 と、
軸方向の圧縮に対する良好な抵抗性を有していて望まし
くは切頭円錐形である環状の弾力性壁体61 ,62 と、
中央の環状のフレーム3のうちの部分と、前述の参照番
号8で示した種類の可動部材、つまり、より精密に言う
ならば、周囲部でフレーム3にシール性をもって固定さ
れ、孔のあいた中央部は、可動部材8を貫通していてそ
の可動部材に固定されている剛性の中央チューブ43の
端に固定されているシールされた膜メンブレン421 ,
422 とによって画成されている。
【0097】2つの中央のフレーム11 と12 は、フー
プまたはスティラップ状(輪状またはあぶみ状)の枠体
44のような剛性の適当なフレームワークによって相互
間が結合(固定)されている。
プまたはスティラップ状(輪状またはあぶみ状)の枠体
44のような剛性の適当なフレームワークによって相互
間が結合(固定)されている。
【0098】2つのチャンバーA1 とA2 はチューブ4
3を通して相互に連通しており、このチューブがこの実
施例5の“狭い通路”を構成している。
3を通して相互に連通しており、このチューブがこの実
施例5の“狭い通路”を構成している。
【0099】図14で示されているように、この実施例
5は横断方向の中央面に対して対称であるのが望まし
い。
5は横断方向の中央面に対して対称であるのが望まし
い。
【0100】この変形は、効率において優れているとい
う利点を有する。実際に、可動部材の2つの表面、つま
り、より精密に言うならば、可動部材8から最も離れて
ある2つのメンブレン421 と422 の面が、作動チャ
ンバー(A1 ,A2 )の中に収容されている液に接触し
ているので、所望のダンピングに貢献することとなる。
う利点を有する。実際に、可動部材の2つの表面、つま
り、より精密に言うならば、可動部材8から最も離れて
ある2つのメンブレン421 と422 の面が、作動チャ
ンバー(A1 ,A2 )の中に収容されている液に接触し
ているので、所望のダンピングに貢献することとなる。
【0101】図15に示している第6の実施例において
は、サポートは前述のものと同様に軸線Xを有する中央
フレーム1を含んでいる。
は、サポートは前述のものと同様に軸線Xを有する中央
フレーム1を含んでいる。
【0102】しかし、図1の第1の実施例の単一の環状
フレーム3が、ここでは2つの環状フレーム31 ,32
によって置き換えられていて、これら環状フレームは、
それぞれ軸線UとVの回りの回転体であり、軸線UとV
は、どちらも軸線Xと同じ点Mにおいて交差し、この軸
線Xに対して相互に対称である。2つの軸線UとVの間
にできる角度は90°に等しいのが望ましい。
フレーム3が、ここでは2つの環状フレーム31 ,32
によって置き換えられていて、これら環状フレームは、
それぞれ軸線UとVの回りの回転体であり、軸線UとV
は、どちらも軸線Xと同じ点Mにおいて交差し、この軸
線Xに対して相互に対称である。2つの軸線UとVの間
にできる角度は90°に等しいのが望ましい。
【0103】2つのフレーム31 と32 は、ブリッジ4
5によって相互に結合されており、2つのフレーム31
と32 の各々には、前述したものと同様のタイプの、可
動部材81 ,82 と電気コイル171 ,181 ;1
72 ,182 の組立体が組込まれている。
5によって相互に結合されており、2つのフレーム31
と32 の各々には、前述したものと同様のタイプの、可
動部材81 ,82 と電気コイル171 ,181 ;1
72 ,182 の組立体が組込まれている。
【0104】それら2つの組立体の各々と共に働く作動
チャンバーもA1 とA2 に画成されているが、それは壁
体6の一部である内部ウェブ46によって画成されてい
るのであり、各チャンバーは、各々に割当てられている
狭い通路121 ,122 を経て、1つの共通(同一)の
補償用のチャンバー、すなわち、一方ではフレーム31
と32 の各々での一部分、他方では1つのベロー7によ
って画成されている補償用チャンバーBと連通してい
る。
チャンバーもA1 とA2 に画成されているが、それは壁
体6の一部である内部ウェブ46によって画成されてい
るのであり、各チャンバーは、各々に割当てられている
狭い通路121 ,122 を経て、1つの共通(同一)の
補償用のチャンバー、すなわち、一方ではフレーム31
と32 の各々での一部分、他方では1つのベロー7によ
って画成されている補償用チャンバーBと連通してい
る。
【0105】図15では、なお、2つの可動部材81 と
82 の動きを検出するためのセンサ191 と192 が見
られる。
82 の動きを検出するためのセンサ191 と192 が見
られる。
【0106】しかし、この図15では、図を簡単にする
ために、種々の案内とシールのメンバーを示していな
い。これらメンバーは、もちろん、前述の場合と同様に
設けられている。
ために、種々の案内とシールのメンバーを示していな
い。これらメンバーは、もちろん、前述の場合と同様に
設けられている。
【0107】このような2方向型組立体の場合、フレー
ム1に軸線Xの方向に付与された振動は、2つの軸線U
とVの各々の回りで形成された2つの組立体の各々に半
分ずつになってダンピングされる。そして、結果として
生ずる可動部材81 と82 の振動を可能な限り減衰させ
るためには、同一のAC電圧を、これら2つの可動部材
のコントロールする2対のコイルに、それぞれに引加す
べきである。
ム1に軸線Xの方向に付与された振動は、2つの軸線U
とVの各々の回りで形成された2つの組立体の各々に半
分ずつになってダンピングされる。そして、結果として
生ずる可動部材81 と82 の振動を可能な限り減衰させ
るためには、同一のAC電圧を、これら2つの可動部材
のコントロールする2対のコイルに、それぞれに引加す
べきである。
【0108】もし、そうではなく、これら2対のコイル
にそれぞれに引加される2つの電圧が逆位相関係にある
ならば結果として2つの環状フレーム31 と32 の組立
体に及ぶ減衰のための力は、フレーム1に関しては、軸
線Xに垂直な方向になる。
にそれぞれに引加される2つの電圧が逆位相関係にある
ならば結果として2つの環状フレーム31 と32 の組立
体に及ぶ減衰のための力は、フレーム1に関しては、軸
線Xに垂直な方向になる。
【0109】したがって、互に垂直な2方向に及ぼされ
る振動を思いのままにダンピングさせることのために、
特に簡単な手段が利用され得ることになる。
る振動を思いのままにダンピングさせることのために、
特に簡単な手段が利用され得ることになる。
【0110】どの実施例をどう採用するかに従って最終
的に得られる油圧式の防振サポートの構造、作動、およ
び利点は以上述べたことから十分に明らかになる。
的に得られる油圧式の防振サポートの構造、作動、およ
び利点は以上述べたことから十分に明らかになる。
【0111】明らかであり、前述のことから既にさらに
明らかになったように、本発明は、より特別に考慮され
たその適用モードや実施例に限定されるものではなく、
その逆に、それらのすべての変形を含むものである。特
に言うならば、防振装置が、本質的には直径の方向で働
くスリーブであって、2つの剛性フレームは、一方が他
方を包囲している管状のもので、望ましくは回転体であ
って少くとも荷重を受けたときに同心になる、という変
形や、可動部材に及ぼされる人為的な反抗振動が、な
く、例えば、可動部材自体によって担持されていて固定
の永久磁石によって作られている磁界の中に入っている
巻線が電気的に付勢されることで起されるという変形が
ある。
明らかになったように、本発明は、より特別に考慮され
たその適用モードや実施例に限定されるものではなく、
その逆に、それらのすべての変形を含むものである。特
に言うならば、防振装置が、本質的には直径の方向で働
くスリーブであって、2つの剛性フレームは、一方が他
方を包囲している管状のもので、望ましくは回転体であ
って少くとも荷重を受けたときに同心になる、という変
形や、可動部材に及ぼされる人為的な反抗振動が、な
く、例えば、可動部材自体によって担持されていて固定
の永久磁石によって作られている磁界の中に入っている
巻線が電気的に付勢されることで起されるという変形が
ある。
【図1】本発明により形成された油圧式防振装置の第1
の実施例の断面図である。
の実施例の断面図である。
【図2】図1に示す油圧式防振装置に組合せられる自動
コントロールの制御ループのブロック図である。
コントロールの制御ループのブロック図である。
【図3】本発明による油圧式防振装置の第2の実施例の
断面図である。
断面図である。
【図4】第2の実施例の詳細部分の変形を示す部分断面
図である。
図である。
【図5】第1の実施例の詳細部分の1つの変形を示す部
分断面図である。
分断面図である。
【図6】本発明の油圧式防振装置の第3の実施例の断面
図である。
図である。
【図7】図6のVII −VII を通る平面切断による電気的
付勢メンバーの実施例の断面図である。
付勢メンバーの実施例の断面図である。
【図8】図7の1つの変形を示す部分断面図である。
【図9,10】本発明による油圧式防振装置の1つの変
形を形成する部分の本発明による積層構造を示す、それ
ぞれ、図10のIX−IXを通る平面切断による断面図と、
図9のX−Xを通る平面切断による半分の軸方向断面図
である。
形を形成する部分の本発明による積層構造を示す、それ
ぞれ、図10のIX−IXを通る平面切断による断面図と、
図9のX−Xを通る平面切断による半分の軸方向断面図
である。
【図11】本発明による油圧式防振装置の第4の実施例
の断面図である。
の断面図である。
【図12,13】本発明による油圧式防振装置の他の実
施例の詳細部分の断面図である。
施例の詳細部分の断面図である。
【図14,15】本発明による油圧式防振装置の第5,
6の実施例の断面図である。
6の実施例の断面図である。
1 フレーム 2 スタブボルト 3 フレーム 4 ラグ 5 固定用孔 6 壁体 7 ベロー 8 可動部材 9 カラー 10 間隙 11 間隙 12 通路 13 エンジン 14 シャシ 15 案内リング 16 シール 17,18 コイル 19 センサ 20 電子回路 21,22 増幅器 23 減衰回路 24,25 センサ 26 接続ライン 27 減算回路 28 オリフィス 29 ブロック 30 環状スペーサ 31 フランジ 32 溝のボトム 33 側面 34 コア 35 ディスク 36 溝 37 仕切壁 38 戻しばね 39 ストップ 40 ストップ用の面 41 リング 42,43 メンブレン 43 中央チューブ 44 枠体 45 ブリッジ 46 内部ウェブ 50 レッグ 51,52 ブレート 53,54 シール 55,56 金属シート
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−231234(JP,A) 特開 昭60−8540(JP,A) 特開 昭59−1828(JP,A) 特開 昭60−65927(JP,A) 実開 昭60−88135(JP,U)
Claims (4)
- 【請求項1】 相互に連結されるべき2つの剛性要素
(13,14)の各々に強固に固定される2つの剛性フ
レーム(1,3)と、それら2つのフレーム相互間をつ
なぎ、それらフレームと共に2つのシールされたチャン
バー(A,B)の少くとも部分的に周囲を構成している
エラストマー質のスペーサ構造体(6,7,30)と、
2つのチャンバー相互間を永久的に連通している狭い通
路(12)と、前記2つのチャンバーと狭い通路を満し
ている液体と、2つのチャンバーのうちの一方(A)を
部分的に画成しており、限られた振幅をもって動き得る
ように取付けられている剛性の可動部材(8)と、この
可動部材に往復運動をする交番的力を付与する電気的付
勢メンバー(17,18)とを含んで成り、前記可動部
材(8)は一方向の往復動だけが可能なように少くとも
1つの変形可能なリング(15)によって案内されてお
り、可動部材が動くところのスペース(10)は少くと
も1つの環状シール(16)によってダンピング用の液
体から隔離されている、2つの剛性要素(13,14)
の間に挿入されるための油圧式防振装置において、 電気的付勢メンバー(17,18)への電力供給を可動
部材自体の動きに依存させ、その付勢によって可動部材
の動きを減殺する制御ループを有し、さらに、 該制御ループが、可動部材に近接して設けられ前記可動
部材の動きを検出するセンサ(19)を具備することを
特徴とする油圧式防振装置。 - 【請求項2】 可動部材(8)が少なくとも部分的には
積層構造の磁力の強い強磁性体の要素(9)で形成され
ており、 また、前記電気的付勢メンバーは、前記強磁性体の要素
から少くとも1つのエアギャップ(10)によって離隔
されており、固定的に構成された薄鉄板の(55)の積
層構造からなる磁気回路との間に相互に電磁的に結合す
る少なくとも1つの固定されているコイル(17,1
8)で形成されている、請求項1に記載の油圧式防振装
置。 - 【請求項3】 前記強磁性体の要素(9)が平らなディ
スクの形をなしており、前記薄鉄板の積層構造による磁
気回路が、ディスクに向いた方が開いているU字形の同
形の複数の金属シート(55)の積重ねで形成された、
直線状トンネルで形成されている請求項2に記載の油圧
式防振装置。 - 【請求項4】 前記可動部材(8)が、ほぼ中央の1本
のレッグ(50)と、互に平行な2つの円形のプレート
(51,52)を有するテーブルの形をなしており、上
側のプレート(51)の上側面は2つのチャンバーのう
ちの一方のもの(A)の部分的な境界を形成しており、
中間位置のプレート(52)の少くとも外側の環状部分
が強磁性体要素となっている、請求項2に記載の油圧式
防振装置。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9001075A FR2657666B1 (fr) | 1990-01-30 | 1990-01-30 | Perfectionnements aux dispositifs antivibratoires hydrauliques. |
FR9001075 | 1990-01-30 | ||
FR9011559 | 1990-09-19 | ||
FR909011559A FR2666858B2 (fr) | 1990-01-30 | 1990-09-19 | Perfectionnements aux dispositifs antivibratoires hydrauliques. |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07248041A JPH07248041A (ja) | 1995-09-26 |
JP2902794B2 true JP2902794B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=26227826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3029324A Expired - Fee Related JP2902794B2 (ja) | 1990-01-30 | 1991-01-30 | 油圧式防振装置 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP0440536B1 (ja) |
JP (1) | JP2902794B2 (ja) |
KR (1) | KR0156745B1 (ja) |
DE (1) | DE69104856T2 (ja) |
DK (1) | DK0440536T3 (ja) |
ES (1) | ES2063456T3 (ja) |
FR (1) | FR2666858B2 (ja) |
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FR2667373B1 (fr) * | 1990-10-01 | 1994-09-23 | Hutchinson | Perfectionnements aux manchons antivibratoires hydrauliques et aux ensembles d'amortissement equipes de tels manchons. |
FR2677096B1 (fr) * | 1991-05-31 | 1995-02-17 | Hutchinson Sa | Dispositif d'attenuation des vibrations periodiques d'une structure mecanique. |
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JP2510919B2 (ja) * | 1991-12-24 | 1996-06-26 | 東海ゴム工業株式会社 | 流体封入式マウント装置 |
DE4204070C1 (ja) * | 1992-02-12 | 1993-02-04 | Fa. Carl Freudenberg, 6940 Weinheim, De | |
FR2688844B1 (fr) * | 1992-03-20 | 1994-06-10 | Hutchinson | Perfectionnements aux dispositifs antivibratoires hydrauliques. |
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FR2711408B1 (fr) * | 1993-10-19 | 1995-12-22 | Hutchinson | Perfectionnements aux dispositifs antivibratoires hydrauliques. |
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FR2744190B1 (fr) * | 1996-01-30 | 1998-04-03 | Hutchinson | Perfectionnements aux disposiifs antivibratoires hydrauliques |
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DE102007014710B4 (de) | 2007-03-23 | 2009-02-26 | Carl Freudenberg Kg | Hydrolager |
DE102007014708A1 (de) | 2007-03-23 | 2008-09-25 | Carl Freudenberg Kg | Hydrolager |
US9074653B2 (en) * | 2008-10-21 | 2015-07-07 | GM Global Technology Operations LLC | Multistate switchable engine mount and system |
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CN102734379B (zh) * | 2012-06-09 | 2013-12-11 | 哈尔滨工业大学 | 基于电磁与静压气浮复合支撑的主动隔振装置 |
EP2698559B1 (de) * | 2012-08-14 | 2015-05-27 | TrelleborgVibracoustic GmbH | Hydrolager |
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JPS62288741A (ja) * | 1986-06-06 | 1987-12-15 | Tokai Rubber Ind Ltd | パワ−ユニツトのマウンテイング装置 |
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- 1990-09-19 FR FR909011559A patent/FR2666858B2/fr not_active Expired - Lifetime
-
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- 1991-01-28 ES ES91400182T patent/ES2063456T3/es not_active Expired - Lifetime
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