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JP2897779B2 - 液晶パネルの駆動方法およびその装置 - Google Patents

液晶パネルの駆動方法およびその装置

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JP2897779B2
JP2897779B2 JP5083090A JP5083090A JP2897779B2 JP 2897779 B2 JP2897779 B2 JP 2897779B2 JP 5083090 A JP5083090 A JP 5083090A JP 5083090 A JP5083090 A JP 5083090A JP 2897779 B2 JP2897779 B2 JP 2897779B2
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voltage
data
scan electrode
scan
liquid crystal
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JP5083090A
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浩 村上
久 山口
淑也 金子
宗広 原口
隆之 星屋
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 液晶パネルの駆動方法に関し、 電圧平均化法を用いて単純マトリクス構造の液晶パネ
ルを駆動するに際し、各ライン毎の表示パターンに依存
した輝度むらの発生を抑えることを目的とし、 データ電極とスキャン電極とを交差して設けたマトリ
クス型液晶パネルを、選択されるスキャン電極に印加す
る電圧を基準として、選択されるデータ電極には所定電
圧Vを印加し、非選択のデータ電極には(1−2a)Vを
印加し、非選択のスキャン電極には(1−1/a)Vを印
加する正電圧印加モード期間と、選択されるデータ電極
に印加する電圧を基準として、選択されるスキャン電極
にはVを印加し、非選択のデータ電極に(2/a)Vを印
加し、非選択のスキャン電極には(1/a)Vを印加する
負電圧印加モード期間とで駆動する方法において、1ス
キャン電極駆動時間毎に、選択されるスキャン電極に表
示するデータの明暗の割合に応じて補正電圧の大きさを
決定し、この補正電圧を正電圧印加モード期間と負電圧
印加モード期間とでは逆の極性で、スキャン電極の選択
電圧に足し合わせて駆動を行う。
更に、前記液晶パネルの駆動方法において、選択され
るスキャン電極に表示するデータの明暗の割合を、各デ
ータにスキャンドライバ出力からの距離に応じた重みづ
けを行って算出するようにすれば、表示むらを一層低減
できる補正電圧が得られる。
また、前記方法を実施するデータ電極ドライバとスキ
ャン電極ドライバを備えた単純マトリクス型液晶パネル
の駆動装置は、データ電極ドライバに正電圧印加モード
期間と負電圧印加モード期間の選択電圧および非選択電
圧、スキャン電極ドライバに正電圧印加モード期間と負
電圧印加モード期間の選択電圧および非選択電圧を与え
る電源回路と、データ電極ドライバにデータ信号、スキ
ャン電極ドライバに走査信号を送る制御回路と、この制
御回路からの信号に応じて、正電圧印加モード期間と、
負電圧印加モード期間とを切り換える電圧極性切換回路
と、1スキャン電極駆動時間毎に、選択されるスキャン
電極に表示するデータの明暗の割合を計測して補正パラ
メータを発生する補正パラメータ発生回路と、この補正
パラメータに応じた大きさの補正電圧を発生する補正電
圧発生回路と、この補正電圧を電源回路の選択時のスキ
ャン電圧に加算する電圧加算回路とから構成される。
〔産業上の利用分野〕
本発明は単純マトリクス構造の液晶パネルの駆動方法
およびその装置に関する。
近年、パソコンやワープロ等の普及に伴い、その表示
装置として大型で消費電力が大きいCRTに代わり、軽
量、薄型で電池駆動も可能な液晶表示装置の採用が顕著
となってきている。液晶表示装置の駆動方式は単純マト
リクス型とアクティブマトリクス型に大別されるが、ア
クティブマトリクス型は各画素に非線型素子が必要であ
るために構造が困難であり、現在は表示容量の大きい液
晶表示装置には一般に単純マトリクス構造が採用されて
いる。
ところが、単純マトリクス構造の表示装置では、表示
容量を増やすに従って、その特性上表示パターンに依存
した表示むら(クロストーク)が生じ、表示品質が悪く
なるため、この表示むらを無くすことが強く望まれてい
る。
〔従来の技術〕
第8図は、第9図に示す単純マトリクス構造の液晶パ
ネルにおいて、そのX1列およびX2列のように1行全ての
液晶表示素子に『明』書き込みをしたとき(液晶の表示
は○)、および『暗』書き込みをしたとき(液晶の表示
は●)の、液晶パネルの駆動波形を示すものである。図
において(a)はX1列のデータ電圧印加波形(太線)、
X2列のデータ電圧印加波形(点線)であり、(b)はY1
行のスキャン電圧印加波形、および(c)はY2行のスキ
ャン電圧印加波形、(d)はセルαの駆動電圧波形(太
線)、セルβの駆動電圧波形(点線)である。
なお、従来の駆動方法では、第10図に示す電圧平均化
法を採用しており、第1の周期を1フレームの期間中選
択し、次のフレームで第2の周期を選択するものや、何
ラインかおきに第1の周期と第2の周期を切り換えるも
のが実用され、液晶に直流成分が印加されないようにし
て、パネル特性を劣化させない高信頼な駆動を実現して
いる。
この第1の周期と第2の周期の切り換えは極性反転と
呼ばれ、その制御信号は極性反転信号と呼ばれる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、従来の駆動方法では、例えば、第11図に示
すようにあるスキャン電極上に『暗』(●)を多数表示
した直後のセルAの『明』(○)表示と、『明』を多数
表示した直後のセルBの『明』表示とを比べると、セル
Aの方がセルBよりも明るくなってしまうという問題が
ある。
この問題を第12図および第13図を用いて更に詳しく説
明する。液晶セルは『明』表示の時の方が『暗』表示に
比べて見掛けの抵抗値が小さくなることが分かってお
り、このため、『明』表示の時の方がスキャン電極に大
きな電流が流れ込む。よって、第12図に示すように、1
つのスキャン電極上には、それぞれ抵抗Rを介して液晶
セル1〜Nが接続されている場合、スキャン電極両端の
電位差Vdは以下の式で表せる。
ここで、『暗』表示時のiK(K=1〜N)=iB、 『明』表示時のiK(K=1〜N)=iW、 とおくと、『明』表示の時の方がスキャン電極に大きな
電流が流れ込むことは、iW=iB+Δiで表せる。そし
て、セル1〜セルNに全て『暗』表示を行った時のスキ
ャン電極の電位差VdBは、 で表され、セルX〜セルY(1≦X<Y≦N)に『明』
表示時の行った時のスキャン電極の電位差VdPWは、前述
の電位差VdBにセルX〜セルYに『明』を表示したこと
による次式で示す更なる電圧降下量、 を加えた量になるからである。
従って、スキャン電圧は第13図に示すように、『暗』
表示を多数行ったとき(太線)と、『明』表示を多数行
ったとき(点線)とで異なり、『明』表示を行った時の
方がスキャン電圧印加波形の選択電圧レベルが第1の周
期では上昇し、第2の周期では低下する。すると、第14
図および第15図に示すように、セル駆動波形の選択期間
の電圧レベルが変動し、『明』表示、『暗』表示いずれ
のセルにおいても、実効電圧が低下する。
この結果、『明』を多数表示したスキャン電極上のセ
ルは、『暗』を多数表示したスキャン電極上のセルに比
べて表示が暗くなってしまうのである。
本発明は、前記従来の単純マトリクス型液晶表示装置
において、輝度むらの発生を抑えることができる液晶パ
ネル駆動方法およびその装置を提供することを目的とす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記従来の問題点を解決する本発明の液晶パネルの駆
動方法を実施するための装置の原理構成が第1図に示さ
れる。本発明の装置は、データ電極ドライバ1とスキャ
ン電極ドライバ2を備えた単純マトリクス型液晶パネル
3を駆動する装置であって、データ電極ドライバ1に正
電圧印加モード期間と負電圧印加モード期間の選択電圧
および非選択電圧、スキャン電極ドライバ2に正電圧印
加モード期間と負電圧印加モード期間の選択電圧および
非選択電圧を与える電源回路4と、データ電極ドライバ
1にデータ信号、スキャン電極ドライバ2に走査信号を
送る制御回路5と、この制御回路5からの信号に応じ
て、正電圧印加モード期間と、負電圧印加モード期間と
を切り換える電圧極性切換回路6と、1スキャン電極駆
動時間毎に、選択されるスキャン電極に表示するデータ
の明暗の割合を計測して補正パラメータを発生する補正
パラメータ発生回路7と、この補正パラメータに応じた
大きさの補正電圧を発生する補正電圧発生回路8と、こ
の補正電圧を電源回路4の選択時のスキャン電圧に加算
する電圧加算回路9とを備えている。
〔作用〕
本発明によれば、各ライン毎に表示パターンに依存し
た液晶セル印加波形の電圧レベル変動量が表示パターン
から求められ、『明』表示が多い時にはスキャン電極の
選択電圧レベルを第1の周期では上げるように、第2の
周期では下げるように電源回路が制御される。この結
果、表示パターンが変化してもスキャン電極の選択電圧
レベルの変動が無くなり、輝度むらが抑えられる。
〔実施例〕
以下、添付図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明
する。
第2図は本発明を実施する液晶パネルの駆動装置の一
実施例の構成を示す回路図である。図において、液晶パ
ネル23のデータ電極にはデータ電極ドライバ(Xドライ
バ)21が、スキャン電極にはスキャン電極ドライバ(Y
ドライバ)22がそれぞれ接続されている。24は電源回路
であり、2つの電源VCCとVDDとの間を複数の抵抗で分割
して電圧V1〜V6を発生させている。電圧V1〜V6は第10図
において説明した電圧平均化法の実施に必要な電圧であ
り、その値は、 V1=V V4=(2/a)V V2=(1−1/a)V V5=(1/a)V V3=(1−2/a)V V6=0 であり、ここでaはデューティ比によって決まる数であ
る。
そして、データ電極ドライバ21には電源回路24から電
圧V1,V3,V4,V6の各電位が与えられ、スキャン電極ドラ
イバ22には後述する補正電圧加算回路29を通じて電源回
路24から電圧V1,V2,V5,V6の各電位が与えられる。デー
タ電極ドライバ21およびスキャン電極ドライバ22には液
晶パネル制御装置26が接続されている。この液晶パネル
制御装置26はパーソナルコンピュータ25等の制御機器等
からの指令に応じて、データ電極ドライバ21およびスキ
ャン電極ドライバ22に液晶パネル表示データであるXデ
ータXDATAおよびYデータYDATAと、これらのデータを同
期化するためのデータクロック信号DCLK、並びに正電圧
印加モード期間と負電圧印加モード期間を切り替えるた
めの信号DF(ここでは以後、1フレーム毎に切り替える
場合を例に説明する。)を与えるものである。
また、データ電極ドライバ21およびスキャン電極ドラ
イバ22は液晶パネル制御装置26からのXデータXDATA、
YデータYDATAに応じて液晶パネル23の各データ電極、
および各スキャン電極に電源回路24からの前述の電圧V1
〜V6のうちの何れかを選択して与える。即ち、正電圧印
加モード期間では、データ電極ドライバ21はXデータXD
ATAに基づいて選択されるデータ電極には0を、非選択
のデータ電極には(2/a)Vを印加し、スキャン電極ド
ライバ22はYデータYDATAに基づいて、選択されるスキ
ャン電極にはVを、非選択のスキャン電極には(1/a)
Vを印加する。同様に、負電圧印加モード期間では、デ
ータ電極ドライバ21はXデータXDATAに基づいて選択さ
れるデータ電極にはVを、非選択のデータ電極には(1
−2/a)Vを印加し、スキャン電極ドライバ22はYデー
タYDATAに基づいて、選択されるスキャン電極には0
を、非選択のスキャン電極には(1−1/a)Vを印加す
る。
この実施例では、以上のような構成に加えて、補正パ
ラメータ発生回路27と、D/A変換回路28と、補正電圧加
算回路29が設けられている。補正パラメータ発生回路27
には、データクロック信号DCLKに同期してXデータXDAT
Aを取り込むデータラッチ回路271と、データラッチ回路
271の出力とデータクロック信号DCLKから“オン”デー
タを検出するデータ検出回路272と、データ検出回路272
の出力を受けて“オン”データの個数を求めカウンタ27
3から構成されている。カウンタ273の初期化入力RSTに
は、スキャン電極駆動の同期化を図るためのスキャン同
期信号SSYNCが接続されており、1スキャン駆動期間毎
にカウンタ273はリセットされて初期状態に設定され
る。また、D/A変換回路28は補正電圧を発生するもので
あり、カウンタ273から出力されたデジタルの計数結果
をこれに対応する電圧値に変換する。更に、補正電圧加
算回路29は電源回路24のスキャン電極選択電圧V1に補正
電圧を加算する加算回路291と、補正電圧を反転する反
転回路292と、電源回路24のスキャン電極選択電圧V6
反転された補正電圧を加算する加算回路293とから構成
されている。
次に、以上のように構成された補正パラメータ発生回
路27、D/A変換回路28、および補正電圧加算回路29の動
作について説明する。液晶パネル制御装置26より出力さ
れるXデータXDATAは、データ電極ドライバ21に送られ
ると同時に補正パラメータ発生回路27によってその中の
データラッチ回路271にデータクロック信号DCLKに同期
して取り込まれ、ラッチ後直ちに出力される。そして、
データ検出回路272においてデータラッチ回路271の出力
とデータクロック信号DCLKとの論理積が取られることに
より、XデータXDATAが“オン”のときにのみパルスが
データ検出回路272から出力される。この出力が入力さ
れるカウンタ273の初期化入力RSTには、スキャン電極駆
動の同期化を図るためのスキャン同期信号SSYNCが入力
され、1スキャン駆動期間毎にカウンタ273はリセット
されるので、カウンタ273では1スキャン駆動期間にお
けるXデータXDATA中の“オン”の数が、データ検出回
路272の出力するパルスの立ち上がりまたは立ち下がり
エッジの個数によって計数され、その結果が補正パラメ
ータとして出力される。
この補正パラメータ出力は、続く補正電圧発生回路で
あるD/A変換回路28によって電圧に変換され、補正電圧
として出力される。この補正電圧は、補正電圧加算回路
29の中の加算回路291に直接入力され、スキャン電極選
択電圧V1が補正される。また、この補正電圧は反転回路
292を通して加算回路293に反転されて入力され、スキャ
ン電極選択電圧V1の補正とは逆の方向にスキャン電極選
択電圧V6が補正される。この補正電圧はXデータXDATA
中の“オン”の個数が多いほど大きな値となる。
第3図は『暗』を多数表示したときと『明』を多数表
示したときの本発明によるスキャン電圧波形を示すもの
である。第3図(a)は『暗』表示が多い時のスキャン
電圧の動作波形であり、この時は補正電圧は殆ど発生し
ないので、スキャン電極選択電圧の最大値はV、最小値
は0となり、波形は従来と変わりはない。一方、第3図
(b)に示すように、『明』表示が多い時は、大きな補
正電圧が発生するので、スキャン電極選択電圧の最大値
はVより大きくなり、最小値は0より小さくなる。第3
図(c)は本発明によるスキャン電極の各位置における
電圧の変化を従来と比較して示すものである。従来は、
スキャン電極の電源から遠い側における『暗』表示が多
い時と『明』表示が多い時の電位差が大きかったが、本
発明ではスキャン電極の電源から遠い側における電位差
は、『暗』表示が多い時と『明』表示が多い時とでそれ
ほど変わらないことが分かる。
このように、本発明では『暗』表示が多い時は従来の
スキャン電極の駆動波形が変わらず、『明』表示が多い
時はスキャン電極の選択時の電圧が従来に比べて変化す
る。そして、『明』を多く表示するほど、実効電圧を大
きくする方向にスキャン選択電圧が補正されるので、こ
の時のセル駆動電圧に落ち込みがなくなり、『明』を表
示したために実効電圧が低下するということが無くなっ
て品質の良い表示を得ることができる。
第4図は本発明の第2の実施例の構成を示す回路図で
あり、第2図の回路と同じ部材には同じ符号が付されて
いる。この装置が第2図の装置と異なるのは、補正パラ
メータ発生回路47の出力を反転回路471で反転すること
によって、1スキャン駆動期間におけるXデータXDATA
中の“オン”データの個数を求めるようにしている点
と、補正電圧加算回路49の中の加算回路291,293に補正
電圧を与える際に、加算回路293に対してはそのままの
極性にし、加算回路291に対しては反転回路491を通すこ
とによって逆の極性にしているという点である。
この構成では、第5図(b)に示すように、『明』を
多数表示したときは、従来と同じようにスキャン電極選
択電圧の最大値はVより小さくなり、最小値は0より大
きくなる。そして、第5図(a)に示すように、『暗』
を多数表示したときは、補正電圧が発生してスキャン電
極選択電圧の最大値がVより下げられ、最小値が0より
大きくされる。この結果、『暗』を多く表示するほど実
効電圧が低くなる方向にスキャン選択電圧が補正される
ので、結果的に第2図の装置と同様の補正効果が得ら
れ、表示むらを抑えることができる。
第6図は本発明の第3の実施例の構成のうち、第2図
の装置と異なる補正パラメータ発生回路57の構成のみを
示すものである。この実施例の装置では、データラッチ
回路271にXデータXDATAが取り込まれ、その出力がアッ
プダウンカウンタ571のU/D端子に入力され、データクロ
ック信号DCLKがカウントされるようになっている。この
ため、XデータXDATAが“オン”ならばアップカウント
され、“オフ”ならばダウンカウントされてその結果が
補正パラメータとしてアップダウンカウンタ571から出
力される。そして、“オン”と“オフ”の個数の差によ
って補正が行われる。即ち、『明』表示と『暗』表示の
数が同数であれば補正が行われず、『明』表示が多いと
きは実効電圧を高くする方向に、『暗』表示が多いとき
は、実効電圧を低くする方向に補正が働き、同様の効果
を得ることができる。
第7図は本発明の第4の実施例の構成のうち、第2図
の装置と異なる補正パラメータ発生回路67の構成のみを
示すものである。この実施例の装置には、XデータDCLK
を計数してデータのX座標を出力する座標計測回路671
と、その出力を受けて座標による重みづけを行った値を
出力する重みづけ回路672と、XデータXDATA中に“オ
ン”のデータがある時のデータラッチ回路271からの出
力により重み付け回路672からの値を出力する制御バッ
ファ673と、この出力を1スキャン駆動期間の間で積算
する積算回路674が備えられている。
この装置が第2図の装置と異なるのは、XデータXDAT
A中に同じ“オン”データがあっても、電源回路24に近
い方のスキャン電極上に表示される“オン”データは小
さい値としてカウントされ、電源回路24に遠い方のスキ
ャン電極上に表示される“オン”データは大きな値とし
てカウントされる点である。これは、電源回路24に近い
方のスキャン電極に接続する液晶セルの『明』表示のス
キャン電極の電圧降下に与える影響が小さく、電源回路
24に遠い方のスキャン電極に接続する液晶セルの『明』
表示のスキャン電極の電圧降下に与える影響が大きいこ
とによるものである。この装置により、同一スキャン電
極上に『明』を表示する位置によってスキャン選択電圧
の変動量が異なる現象に対応でき、より適切な補正を行
うことが可能となる。
また、バイアス比aを理論上の最適値 (但し、Dはデューティ比)よりも小さくする方法と組
み合わせてもよい。この方法は、特開昭59−160124号公
報に示されており、公報記載の駆動電圧を低くするとい
う効果に加えて、コントラスト比を向上させるという効
果がある。しかし、この方法を単独で用いると、駆動マ
ージンが狭くなるためにわずかな実効電圧の変動で透過
率が大きく変動するようになり、クロストークが起こり
やすくなるという問題があった。そこで、本発明と組み
合わせて表示パターンによる実効電圧の変動を抑えるこ
とにより、クロストークの問題を解消し、駆動電圧を低
くでき、かつ、コントラスト比を向上させることができ
る。
尚、前述の実施例では、 V1=V V4=(2/a)V V2=(1−1/a)V V5=(1/a)V V3=(1−2/a)V V6=0 としたが、電圧平均化法では各電圧の差がこの関係を満
足していれば良いので、V1〜V6を一定の電圧値だけ高
く、或いは低くしても良い。
また、前述の実施例では“オン”表示データに『明』
表示が対応する液晶表示装置を例に説明を行ったが、
“オン”表示データに『暗』表示が対応する液晶表示装
置については、『明』表示記述を『暗』表示に、『暗』
表示記述を『明』表示に置き換えれば全く同様に適用す
ることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、単純マトリクス
型液晶表示装置において、同一スキャン電極上に『明』
を多数表示しても、スキャン電極選択電圧が低下しなく
なるため、表示品質を向上させることができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施例する液晶パネルの駆動装
置の原理構成図、 第2図は本発明の第1の実施例の構成を示す回路図、 第3図は第2図に示した第1の実施例の動作および効果
を示す波形図、 第4図は本発明の第2の実施例の構成を示す回路図、 第5図は第4図の実施例の動作を示す波形図、 第6図は本発明の第3の実施例のうち、補正パラメータ
発生回路部分のみの構成を示す回路図、 第7図は本発明の第4の実施例のうち、補正パラメータ
発生回路部分のみの構成を示す回路図、 第8図は第9図のセルα,βの駆動電圧波形を示す図、 第9図は液晶パネル上での表示パターンの一例を示す
図、 第10図は電圧平均化法を示す図、 第11図は液晶パネル上での別の表示パターンの例を示す
図、 第12図は1スキャン電極に接続する液晶セルの透過回路
と流れる電流を示す説明図、 第13図は第11図の表示パターンによるスキャン電圧の変
化を示す波形図、 第14図および第15図は『明』を多数表示したときと
『暗』を多数表示したときの液晶セルの駆動波形を示す
図である。 21……データ電極ドライバ、 22……スキャン電極ドライバ、 23……液晶パネル、 24……電源回路、 26……液晶パネル制御装置、 27,47,57,67……補正パラメータ発生回路、 28……D/A変換回路、 29……補正電圧加算回路、 271……データラッチ回路、 272……データ検出回路、 273……カウンタ、 291,293……加算回路 272,292,471,491……反転回路、 571……アップダウンカウンタ、 671……座標計測回路、 672……重み付け回路、 673……制御バッファ、 674……積算回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原口 宗広 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 星屋 隆之 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−220591(JP,A) 特開 平2−89(JP,A) 特開 昭60−126626(JP,A) 特開 平3−21985(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02F 1/133 G09G 3/36

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ電極とスキャン電極とを交差して設
    けたマトリクス型液晶パネルを、選択されるスキャン電
    極に印加する電圧を基準として、選択されるデータ電極
    には所定電圧Vを印加し、非選択のデータ電極には(1
    −2/a)Vを印加し、非選択のスキャン電極には(1−1
    /a)Vを印加する正電圧印加モード期間と、選択される
    データ電極に印加する電圧を基準として、選択されるス
    キャン電極にはVを印加し、非選択のデータ電極に(2/
    a)Vを印加し、非選択のスキャン電極には(1/a)Vを
    印加する負電圧印加モード期間とで駆動する方法におい
    て、 1スキャン電極駆動時間毎に、選択されるスキャン電極
    に表示するデータの明暗の割合に応じて補正電圧の大き
    さを決定し、この補正電圧を正電圧印加モード期間と負
    電圧印加モード期間とでは逆の極性で、スキャン電極の
    選択電圧に足し合わせることを特徴とする液晶パネルの
    駆動方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の液晶パネルの駆動方法にお
    いて、選択されるスキャン電極に表示するデータの明暗
    の割合を、各データにスキャンドライバ出力からの距離
    に応じた重みづけを行って算出することを特徴とする液
    晶パネルの駆動方法。
  3. 【請求項3】データ電極ドライバ(1)とスキャン電極
    ドライバ(2)を備えた単純マトリクス型液晶パネル
    (3)の駆動装置であって、 データ電極ドライバ(1)に正電圧印加モード期間と負
    電圧印加モード期間の選択電圧および非選択電圧、スキ
    ャン電極ドライバ(2)に正電圧印加モード期間と負電
    圧印加モード期間の選択電圧および非選択電圧を与える
    電源回路(4)と、 データ電極ドライバ(1)にデータ信号、スキャン電極
    ドライバ(2)に走査信号を送る制御回路(5)と、 この制御回路(5)からの信号に応じて、正電圧印加モ
    ード期間と、負電圧印加モード期間とを切り換える電圧
    極性切換回路(6)と、 1スキャン電極駆動時間毎に、選択されるスキャン電極
    に表示するデータの明暗の割合を計測して補正パラメー
    タを発生する補正パラメータ発生回路(7)と、 この補正パラメータに応じた大きさの補正電圧を発生す
    る補正電圧発生回路(8)と、 この補正電圧を電源回路(4)の選択時のスキャン電圧
    に加算する電圧加算回路(9)と、 を有することを特徴とする液晶パネルの駆動装置。
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