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JP2895511B2 - 複合加工糸及びその製造方法 - Google Patents

複合加工糸及びその製造方法

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JP2895511B2
JP2895511B2 JP1156369A JP15636989A JP2895511B2 JP 2895511 B2 JP2895511 B2 JP 2895511B2 JP 1156369 A JP1156369 A JP 1156369A JP 15636989 A JP15636989 A JP 15636989A JP 2895511 B2 JP2895511 B2 JP 2895511B2
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JP
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filament
core
petal
elongation
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高司 下村
雅夫 松本
和彦 内藤
太郎 村田
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Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は崇高で柔軟なピーチスキンタッチの風合を有
する布帛を形成し得る複合加工糸及びその製造方法に関
する。
(従来の技術) 最近、高速紡糸したポリエステル部分配向糸と中低速
紡糸したポリエステル未延伸糸とを交絡処理後延伸同時
摩擦仮撚加工することにより芯部となるポリエステルマ
ルチフィラメントの周りに鞘部となる別のポリエステル
マルチフィラメントが交互反転状に捲付いた特殊な二層
構造を有するポリエステルパンライク加工糸とすること
が提案されている(特開昭55−98931号,特開昭55−989
32号,特開昭62−289635)。
しかしながら、これまでに提案されたこの種のスパン
ライク加工糸は、織編物にしたときの外観の優雅さ、タ
ッチの柔軟さが不足し、高級衣料分野への適用が制限さ
れている。
これを解決せんとして、溶解分割型複合糸を前記鞘部
に用いたスパンライク加工糸が特公昭61−51052号後方
に開示されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、同公報に開示された複合繊維を溶解し
て極細繊維となすと、残存セグメントが集束しがちであ
りその結果、崇高性が劣りソフトな風合の発現を阻害す
ることとなる。
本発明はかかる問題点を解決するものであって、極細
繊維を鞘部に有した二層構造糸の柔軟で崇高な風合い
を、最大限に発現することのできる複合加工糸及び該複
合加工糸を高速高能率に製造可能な方法を提供すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、破断伸度の異なる少なくとも2種類の未延
伸フィラメント糸よりなる仮撚2層構造糸であって、伸
度の小なるフィラメント糸の周囲を前記フィラメントよ
り伸度の大なるフィラメント糸が、交互反転状に緩く旋
回した交互撚部(A)と、一方向に強撚状に旋回した未
解撚部(B)と、単に被覆した解撚部(C)とが長手方
向に混在してなるものにおいて、伸度の大なるフィラメ
ント糸が1個の芯フィラメントと、該芯フィラメントを
取り囲んで位置する繊度0.5d以下で6個以上の花弁状フ
ィラメントとから成り、該芯フィラメントの繊度が花弁
状フィラメントの繊度の2〜15倍であることを特徴とす
る複合加工糸であり、かかる複合加工糸は、繊維形成性
ポリマーが、該繊維形成性ポリマーより溶解性の高いポ
リマーによって7個以上のセグメントに分断されてお
り、セグメント中の1個はフィラメント断面のほぼ中心
部を占める芯セグメントであり、他のセグメントは芯セ
グメントを取り囲んで位置する繊度0.5d以下の6個以上
の花弁状セグメントである複合繊維からなる未延伸マル
チフィラメント糸と、該マルチフィラメント糸より伸度
の小なる未延伸フィラメントとを引揃え、交絡数が50個
/m以上となるようインターレース処理を施した後、解撚
張力/加撚張力が0.2〜0.4となるよう摩擦式仮撚捲縮加
工を施し、500m/min以上の速度で巻取って、編織を行っ
た後、アルカリ減量処理を行うことにより得られる。
本複合加工糸は仮撚2層構造を持つものであり、該構
造は特開昭62−289635号公報に記載されたものである。
即ち、第10図に示す如く、低伸度糸(L)の周囲を高伸
度糸(H)が交互反転状に緩く旋回した交互撚部(A)
と、低伸度糸(L)の周囲を高伸度糸(H)が単一方向
に1〜2mm程度の長さに渡り一方向に強撚状態で強固に
旋回している未解撚部(B)と、高伸度糸(H)が撚方
向を持たずに単に低伸度糸(L)の周囲を被覆している
解撚部(C)とが長手方向に混在するものであって、前
記未解撚部(B)は長さ1〜3mm程度のものが20〜40個/
m存在するものが好ましい。
かかる二層構造糸の製造方法を第11図を参照して説明
する。芯糸の低伸度マルチフィラメント未延伸糸(L)
と鞘糸の高伸度マルチフィラメント未延伸糸(H)は第
1ロール(1)と第2ロール(2)間でインターレース
ノズル(3)によってエアー交絡処理を受けた後、仮撚
域へ入る。仮撚域ではフリクション式施撚装置(4)に
よって加撚され、仮撚ヒータ(5)で熱セットされ、ク
ーリングプレート(6)で冷却され、第3ロール(7)
の通過後、捲取ボビン(8)に捲取られる。
本発明に使用するマルチフィラメント糸としては紡速
1000〜4000m/min程度で得られたポリエステル等の熱可
塑性繊維よりなる未延伸糸であり、芯糸の低伸度糸
(L)は破断伸度(EL)が90〜150%のものを用いるの
がよく、鞘糸の高伸度糸(H)は後述の如く複合繊維の
形状をもち、破断伸度(EH)は250〜350%がよく、更に
両糸条の組合せとしては前記範囲の内で1.5≦EH/EL≦4
の関係にあるものを用いるとよい。芯・鞘2層構造糸を
製造する際、配向差が大なる程、異染効果は大となり、
更に芯・鞘の糸長差も大となってスパン調風合は拡大さ
れる関係にあるがEH/EL<1.5では単に2本の糸条を合糸
し引揃えただけのものとなり、一方EH/ELを大きくした
場合、高伸度糸(H)は十分延伸されず高温ヒータ内で
融着を起したり、更には溶断を起し糸切れする結果とな
る。
本発明に於ては芯糸と鞘糸の抱合性を向上させる目的
で仮撚域へ入る前に交絡処理を施す。糸速500m/min以上
の高速仮撚時では、100〜300m/minの低速時と異り、糸
道ガイドや仮撚ヒータや施撚装置等の摩擦抵抗が大とな
って糸切れし易くなる。これを防止するには糸条強度を
アップしなければならないが、交絡処理を施さない場合
は、芯糸と鞘糸が完全に分離した2本の糸条の単なる引
揃え形態を取るか、或いは部分的に鞘糸が芯糸の周囲を
緩くS・Z方向に旋回した形態となり、芯・鞘の混繊が
極端に低いために強度は芯糸のみで保持され低下するの
に対し、交絡処理を施すと混繊状態が良くなり芯糸と鞘
糸の協力を合わせた強度を示す。交絡処理は、少くとも
50個/m以上、好ましくは60個/m以上付与すると強度アッ
プが出来、高速仮撚が可能となると共に、杢調効果が良
くなる。
更に、本発明ではボビンからの解舒性を良くするため
に、解撚張力T2gと加撚張力T1gの比T1/T1を0.2≦T2/T1
≦04の条件下で仮撚する。
ここで、仮撚機としては摩擦式仮撚機を用いる。但
し、使用する外接式摩擦円板は二軸型でも三軸型でもよ
く、糸条との摩擦係数が大きいウレタン等のエラストマ
ー製の方がセラミック製のものより滑りが少なく、又施
撚に際しての進行方向の推力が作用するので好適であ
る。T2/T1の設定は円板枚数を増やすこと、或いは円板
の周速度VDと加工速度VYの比を変えることによって容易
に変更出来る。
本発明で使用するエアー交絡装置、仮撚ヒータは通常
のものが使用出来、ヒータ温度は鞘糸が融着しない温度
で通常の温度よりやや低めの150〜190℃程度が好まし
い。
本発明において重要なことは、前記高伸度マルチフィ
ラメント未延伸糸(H)が、第1図に示す如く各々の束
の中心部を占める1個の芯フィラメントと、該芯フィラ
メントを取り囲むように配置された6個以上の花弁状の
極細フィラメントからなることである。
芯フィラメントは、花弁状フィラメントをお互いに動
き易くさせバラバラに分散させる作用をなすものであ
る。即ち、本発明の芯・花弁状フィラメント糸は後述す
る如く、繊維形成性ポリマーと易溶解ポリマーの複合繊
維を作り、アルカリ処理等によって易溶解ポリマーを除
去する方法によって得られる。しかし、例えば芯フィラ
メントがない場合、易溶解ポリマーが除去されると、花
弁状フィラメントは中心に凝集し、全体の形は円形のま
まで一つにまとまり、易溶解ポリマーが除去された分だ
け面積が縮小した形状となる。その為花弁状フィラメン
トが本来有する極繊繊維の風合が得られ難く、更に花弁
状フィラメント糸が相互に動き難い事から織物で一旦チ
ョークマークが発生すると織物を揉んでも容易にはチョ
ークマークが解消しないことになる。又、芯フィラメン
トは、1.2デニール以上に繊度を太くする事によって織
物にハリ・腰感をもたせる作用も生じる。
花弁状フィラメントは、崇高性、ソフトな風合いを得
るために、個数が6個以上であることが必要であり、20
個以下が好ましく、特に8〜16個が好ましいことが多
い。更に、花弁状フィラメントの繊度は0.5d以下である
ことが必要で、0.5dを超えると硬い風合となり、ソフト
感が発揮できず、特に好ましい繊度は0.1〜0.4dであ
る。
芯フィラメント及び花弁状フィラメントの繊度の比
は、2〜15倍、更には、4〜10倍程度であることが望ま
しい。
花弁状フィラメントの形状は第2図の様な膨みのある
扇形や、第3図の様な台形が好ましいことが多い。1本
のフィラメントを構成する個々の花弁状セグメントの大
きさは、同じでも良く、変わっても良い。但し、個々の
花弁セグメントの大きさを変える場合は、回転対称に成
るように変えた方が生産上好ましいことが多い。
かかる花弁状セグメントが各フィラメント束の表面を
占める割合は50%以上が好ましく、特に70%以上が好ま
しいことが多い。
次に、前記フィラメント束を得る方法について述べ
る。
前記フィラメント束は、繊維形成性ポリマー(P1)と
それより溶解性の大きい易溶解ポリマー(P2)を第2図
〜第4図の如き断面形態を有する複合繊維となした後、
易溶解ポリマー(P2)を溶解除去することにより得られ
る。繊維形成性ポリマー(P1)としては、ポリアミド、
ポリエステル、ポリオレフィン等が用いられるが、撚の
固定のし易さ及び風合の点でポリエステルが好ましく、
特にポリエチレンテレフタレートが最も好ましい。易溶
解ポリマー(P2)は、繊維形成性ポリマー(P1)との組
合せを考慮して容易に選ぶことができるが、アルカリ加
水分解性の大きい共重合ポリエステル、例えばポリアル
キレングリコールや金属スルホネート基を有するジカル
ボン酸の1種又は2種を共重合したポリエチレンテレフ
タレートが有用である。
以下複合フィラメントの製造方法の1例について述べ
る。第8図は繊維形成性ポリマー(P1)と易溶解ポリマ
ー(P2)が口金パック内で会合する所を示した、口金パ
ック縦断面の1部を説明した図であり、第9図はそのX
−X′視図である。繊維形成性ポリマー(P1)は第9図
の芯用内部オリィス(8)と複数個の花弁用内部オリフ
ィス(10)から押し出される。一方易溶解ポリマー(P
2)は第9図の流路(11)を通り、両ポリマーの会合部
に流入し、前記内部オリフィスより出て来た繊維形成性
ポリマー(P1)と会合した後、口金板の導孔(12)を通
りオリフィス(13)より吐出される。芯セグメント及び
花弁セグメントの大きさは、芯用内部オリフィス(8)
及び花弁用内部オリフィス(10)の内径を変えることに
より自由に変えることができる。
本発明に係る複合加工糸は、かかる複合繊維を用いて
前記の如く仮撚加工を施し、該仮撚加工糸を用いて編織
を行った後、易溶解ポリマーを実質的に全部溶解除去す
ることにより得られる。
(実施例) 実施例1 20℃のフェノールとテトラクロルエタン6:4混合溶液
で測定した固有粘度が0.64であるポリエチレンテレフタ
レート(以下ポリマーP1と云う)平均分子量4,000のポ
リエチレングリコールをポリエチレンテレフタレートに
18重量%共重合したポリエステル(以下ポリマーP2と云
う)を用意した。次に、ポリマーP1を295℃、ポリマーP
2を290℃で別々のスクリュー押出機で溶融し、ギアポン
プで接合比率がP1/P2=3/1(容量比)となる様に軽量押
出して、292℃の第8図、第8図に示した口金パックに
導きオリフィスから押し出して1,000m/minで巻き取り、
138d/12f伸度300%の複合フィラメントを作成した。こ
の時第8図及び第9図の内部オリフィス(9)(10)の
内径を変えた種々の口金を用いて、芯セグメントと花弁
状セグメントの繊度が異なる、第3図の如き断面を持つ
複合フィラメントF1〜F6を得た。
かかる複合フィラメントと伸度120%の115d/36fポリ
エステルマルチフィラメントP0Yとを第11図に示す仮撚
装置を用いて次の条件で仮撚加工した。
仮撚条件;加工速度600m/min、延伸倍率1.60、ヒータ温
度160℃ 仮撚装置スクラッグ社製ポジトルクII(ディスウレタ
ン10枚+金属2枚)、インターレース圧2.0kg/cm2、イ
ンターレース部オーバーフィード15%で交絡数73個/m VD/VY=2.155, T2/T1=0.32 得られた仮撚加工糸は、158d/48fの二層構造加工糸で
あり、交互撚部(A)、強撚状未解撚部(B)、解撚部
(C)が混在し、未解撚部(B)は25〜35個/m程度存在
した。
次に、経糸にポリエチレンテレフタレートのフィラメ
ント100d/96fを用い、緯糸に上記仮撚加工糸をS撚800T
/Mで撚糸して、平織組織にて打ち込みウォータジェット
織機を用いて600rpmで製織した。得られた織物を揺らし
ながら1%NaOH水溶液で98℃20分間、処理した。得られ
た織物の評価結果を第1表に示す。
ハリ・腰を持たせるには芯セグメントが1.2d以上であ
ることが必要であり、又、ソフトな表面感覚を表現する
為には、花弁状セグメントが0.5d以下であることが必要
であることが判った。
又、織物の緯糸を観察すると、緯糸外周部フィラメン
トは芯セグメント12本が適当な間隔で散在し、その周り
を各8本ずつの極細セグメントが取り囲んでいるのが見
られた。
実施例2 実施例1で用いたポリマーP1及びポリマーP2を用い、
第5図、第6図、第7図及び第3図の如き断面を有する
ポリマー接合比率P1/P2=3/1の77d/12f、伸度250%の複
合フィラメントを作成した。該複合フィラメントと、75
d/24f、伸度110%のポリエステル半延伸糸とを実施例1
と同じ仮撚条件で仮撚し、二層構造加工糸を得た。この
二層構造加工糸F6〜F8を用いて実施例1と同様に織物を
作成した。結果を第2表に示す。
芯セグメントがない場合は、ハリ・腰感に欠け、又、
花弁状セグメントが分散せず一本のフィラメントの如く
集束してしまい極細繊維の有するソフト感が全くないも
のであった。花弁状セグメントが4個/芯の場合は、ハ
リ・腰感はあるけれども花弁状セグメントの数が少ない
為にソフト感が幾分欠ける風合であった。花弁状セグメ
ントが6個/芯以上になると羽毛調の柔らかい風合が得
られた。
(発明の効果) 本発明の複合加工糸は、崇高性と柔軟な風合を有して
おり、これを用いた布帛はピーチスキン調の高級素材の
外観・風合を有する。又、本複合加工糸は、高速織製に
も充分に耐え得るものである。更に、本発明方法はかか
る複合加工糸を効率よく製造できるものであってその有
用性は明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いられるフィラメント糸の横断面を
示した模式図、第2図〜第4図、第7図は本発明に用い
られるフィラメント束を作る為の複合フィラメント糸の
断面図の例、第5図及び第6図は本発明外の複合フィラ
メント糸の断面図、第8図及び第9図は、本発明に用い
られる複合フィラメントを紡糸する為の口金模式図の1
例である。又、第10図は本発明によって得られる複合加
工糸の2層構造を例示した説明図、第11図は本発明方法
を実施して2層構造糸を製造する装置を示す説明図であ
る。 P1……繊維形成性ポリマー P2……易溶解ポリマー H……高伸度糸条 L……低伸度糸条 A……交互撚部 B……未解撚部 C……解撚部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−289635(JP,A) 特開 昭55−98932(JP,A) 特開 平2−175935(JP,A) 特開 昭55−98931(JP,A) 特公 昭61−52253(JP,B2) 特公 昭61−51052(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D02G 3/00 - 3/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】破断伸度の異なる少なくとも2種類の未延
    伸フィラメント糸よりなる仮撚2層構造糸であって、伸
    度の小なるフィラメント糸の周囲を前記フィラメントよ
    り伸度の大なるフィラメント糸が、交互反転状に緩く旋
    回した交互撚部(A)と、一方向に強撚状に旋回した未
    解撚部(B)と、単に被覆した解撚部(C)とが長手方
    向に混在してなるものにおいて、伸度の大なるフィラメ
    ント糸が1個の芯フィラメントと、該芯フィラメントを
    取り囲んで位置する繊度0.5d以下で6個以上の花弁状フ
    ィラメントとから成り、該芯フィラメントの繊度が花弁
    状フィラメントの繊度の2〜15倍であることを特徴とす
    る複合加工糸。
  2. 【請求項2】繊維形成性ポリマーが、該繊維形成性ポリ
    マーより溶解性の高いポリマーによって7個以上のセグ
    メントに分断されており、セグメント中の1個はフィラ
    メント断面のほぼ中心部を占める芯セグメントであり、
    他のセグメントは芯セグメントを取り囲んで位置する繊
    度0.5d以下の6個以上の花弁状セグメントである複合繊
    維からなる未延伸マルチフィラメント糸と、該マルチフ
    ィラメント糸より伸度の小なる未延伸フィラメントとを
    引揃え、交絡数が50個/m以上となるようインターレース
    処理を施した後、解撚張力/加撚張力が0.2〜0.4となる
    よう摩擦式仮撚捲縮加工を施し、500m/min以上の速度で
    巻取って、編織を行った後、アルカリ減量処理を行うこ
    とを特徴とする複合加工糸の製造方法。
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