JP2893744B2 - 動き検出回路 - Google Patents
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- GMVPRGQOIOIIMI-DWKJAMRDSA-N prostaglandin E1 Chemical compound CCCCC[C@H](O)\C=C\[C@H]1[C@H](O)CC(=O)[C@@H]1CCCCCCC(O)=O GMVPRGQOIOIIMI-DWKJAMRDSA-N 0.000 description 31
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- Television Systems (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばMUSE(Multiple Sub-Nyquist-Sampl
ing Encoding)方式のハイビジョン信号のデコーダに使
用して好適な動き検出回路に関する。
ing Encoding)方式のハイビジョン信号のデコーダに使
用して好適な動き検出回路に関する。
本発明は、例えばMUSE方式のハイビジョン信号の如く
nフレームの画像信号を利用して1画面の画像を構成す
るようになしたテレビジョン信号の動き検出回路におい
て、入力されたテレビジョン信号にnフレーム周期の遅
延を与える第1のメモリと、この第1のメモリの出力信
号とその入力されたテレビジョン信号との差を求める差
分手段と、この差分手段の出力信号にnフレーム周期の
遅延を与える第2のメモリとを設け、この第2のメモリ
の出力信号が所定の条件を充足するときに、その差分手
段の出力信号を静止画に対応する信号とみなして処理を
行うことにより、低域信号だけでなく高域信号に対して
も静止画部分を誤って動画部分と判定することがなくな
るようにしたものである。
nフレームの画像信号を利用して1画面の画像を構成す
るようになしたテレビジョン信号の動き検出回路におい
て、入力されたテレビジョン信号にnフレーム周期の遅
延を与える第1のメモリと、この第1のメモリの出力信
号とその入力されたテレビジョン信号との差を求める差
分手段と、この差分手段の出力信号にnフレーム周期の
遅延を与える第2のメモリとを設け、この第2のメモリ
の出力信号が所定の条件を充足するときに、その差分手
段の出力信号を静止画に対応する信号とみなして処理を
行うことにより、低域信号だけでなく高域信号に対して
も静止画部分を誤って動画部分と判定することがなくな
るようにしたものである。
所謂ハイビジョン放送は放送衛星を用いて行うのが現
状では実用的であると考えられている。この場合、ハイ
ビジョン信号をそのまま伝送するためには信号帯域幅と
して20〜25MHz程度が必要であるのに対して、放送衛星
の1チャンネル(帯域幅27MHz)でハイビジョン信号を
良好にFM変調して伝送するにはハイビジョン信号の信号
帯域幅を9MHz以下にする必要がある。そこで、ハイビジ
ョン信号を画質を損うことなく帯域圧縮して衛星1チャ
ンネルで放送するためにMUSE方式が開発された。
状では実用的であると考えられている。この場合、ハイ
ビジョン信号をそのまま伝送するためには信号帯域幅と
して20〜25MHz程度が必要であるのに対して、放送衛星
の1チャンネル(帯域幅27MHz)でハイビジョン信号を
良好にFM変調して伝送するにはハイビジョン信号の信号
帯域幅を9MHz以下にする必要がある。そこで、ハイビジ
ョン信号を画質を損うことなく帯域圧縮して衛星1チャ
ンネルで放送するためにMUSE方式が開発された。
このMUSE方式によれば、輝度信号Y及び色信号Cは時
分割多重され、この時分割多重信号(TCI信号)にフィ
ールドオフセット,フレームオフセット又はラインオフ
セットのサブサンプリング(間引き)が施され、信号帯
域幅が8.1MHzに圧縮される。この帯域圧縮の方式として
MUSE方式においては所謂3次元サブサンプリング(間引
き)が使用されている。即ち、MUSEエンコーダから出力
されるハイビジョン信号は、第3図に示す如く、第1フ
レーム(第3フレーム)のサンプル点と第2フレーム
(第4フレーム)のサンプル点とは位相が180°異なっ
ており、第1フレーム及び第2フレーム(又は第3フレ
ーム及び第4フレーム)によって1画面分の完全な画像
情報が構成されている。従って、MUSE方式では2フレー
ム分(4フィールド分)の信号から1画面分の完全な画
像情報が構成される。
分割多重され、この時分割多重信号(TCI信号)にフィ
ールドオフセット,フレームオフセット又はラインオフ
セットのサブサンプリング(間引き)が施され、信号帯
域幅が8.1MHzに圧縮される。この帯域圧縮の方式として
MUSE方式においては所謂3次元サブサンプリング(間引
き)が使用されている。即ち、MUSEエンコーダから出力
されるハイビジョン信号は、第3図に示す如く、第1フ
レーム(第3フレーム)のサンプル点と第2フレーム
(第4フレーム)のサンプル点とは位相が180°異なっ
ており、第1フレーム及び第2フレーム(又は第3フレ
ーム及び第4フレーム)によって1画面分の完全な画像
情報が構成されている。従って、MUSE方式では2フレー
ム分(4フィールド分)の信号から1画面分の完全な画
像情報が構成される。
但し、その2フレーム分の信号から1画面分の完全な
画像が構成されるのは原画像が静止画の場合だけであ
り、原画像が動画の場合にその2フレーム分の信号から
1画面分の画像を構成すると、再生画像に2重像等が発
生するおそれがある。そこで、MUSEエンコーダにおいて
は、周知の如く静止画系帯域圧縮回路と動画系帯域圧縮
回路とが設けられ、各画素毎に原画像の動き量を検出し
て、この検出した動き量に応じて定まる混合比でそれら
静止画系及び動画系の帯域圧縮回路の夫々の出力信号が
混合されて送信部に供給される。この場合、エンコーダ
側ではサブサンプリング前の現フレームと前フレームの
1フレーム差分信号を用いて容易に動き検出ができるの
に対して、第3図に示した如く、MUSEデコーダ側で入力
する信号には1フレーム前の同じサンプル点の信号が存
在しないため動き検出が困難となる。
画像が構成されるのは原画像が静止画の場合だけであ
り、原画像が動画の場合にその2フレーム分の信号から
1画面分の画像を構成すると、再生画像に2重像等が発
生するおそれがある。そこで、MUSEエンコーダにおいて
は、周知の如く静止画系帯域圧縮回路と動画系帯域圧縮
回路とが設けられ、各画素毎に原画像の動き量を検出し
て、この検出した動き量に応じて定まる混合比でそれら
静止画系及び動画系の帯域圧縮回路の夫々の出力信号が
混合されて送信部に供給される。この場合、エンコーダ
側ではサブサンプリング前の現フレームと前フレームの
1フレーム差分信号を用いて容易に動き検出ができるの
に対して、第3図に示した如く、MUSEデコーダ側で入力
する信号には1フレーム前の同じサンプル点の信号が存
在しないため動き検出が困難となる。
上述のMUSEエンコーダの出力信号(MUSE信号)から帯
域幅20MHz程度のハイビジョン信号を復元するのがMUSE
デコーダである。第4図は従来のMUSEデコーダの要部を
示し、この第4図において、(1)は入力端子であり、
この入力端子(1)には受信部にてFM復調された後に1
6.2MHzでアナログ/デジタル変換されたMUSE信号MS0が
供給される。このMUSE信号MS0は動き検出回路(2),
静止画系補間回路(3)及び動画系補間回路(4)に供
給され、静止画系補間回路(3)は2フレーム分の信号
からフレーム間補間及びフィールド間補間により1画面
分の画像に対応する信号を構成して混合回路(5)に供
給し、動画系補間回路(4)は1フィールド分の信号か
らフィールド内補間により夫々1フィールド分の画像に
対応する信号を形成して混合回路(5)に供給する。混
合回路(5)においては、動き検出回路(2)より供給
される動き検出信号KTに応じた混合比で補間回路(3)
及び(4)の夫々の出力信号が混合されて時分割多重
(TCI)デコーダ(6)に供給される。
域幅20MHz程度のハイビジョン信号を復元するのがMUSE
デコーダである。第4図は従来のMUSEデコーダの要部を
示し、この第4図において、(1)は入力端子であり、
この入力端子(1)には受信部にてFM復調された後に1
6.2MHzでアナログ/デジタル変換されたMUSE信号MS0が
供給される。このMUSE信号MS0は動き検出回路(2),
静止画系補間回路(3)及び動画系補間回路(4)に供
給され、静止画系補間回路(3)は2フレーム分の信号
からフレーム間補間及びフィールド間補間により1画面
分の画像に対応する信号を構成して混合回路(5)に供
給し、動画系補間回路(4)は1フィールド分の信号か
らフィールド内補間により夫々1フィールド分の画像に
対応する信号を形成して混合回路(5)に供給する。混
合回路(5)においては、動き検出回路(2)より供給
される動き検出信号KTに応じた混合比で補間回路(3)
及び(4)の夫々の出力信号が混合されて時分割多重
(TCI)デコーダ(6)に供給される。
動き検出回路(2)においては、MUSE信号MS0がフレ
ームメモリ(7)の入力端子,減算回路(8)の一方の
入力端子及び減算回路(9)の一方の入力端子に供給さ
れ、フレームメモリ(7)の出力信号である1フレーム
遅延信号MS1がフレームメモリ(10)の入力端子及び減
算回路(8)の他方の入力端子に供給され、フレームメ
モリ(10)の出力信号である2フレーム遅延信号MS2が
減算回路(9)の他方の入力端子に供給され、減算回路
(9)の出力信号が絶対値回路(11)を介して2フレー
ム差分信号Δ2としてアンドゲート(12)の一方の入力
端子に供給される。また、減算回路(8)の出力信号が
カットオフ周波数4MHzの低域通過フィルタ回路(13),
絶対値回路(14)及びフレームメモリ(15)を介して遅
延1フレーム差分信号Δ1に変換され、この遅延1フレ
ーム差分信号Δ1がインバータ回路(16)を介してアン
ドゲート(12)の他方の入力端子に供給される。
ームメモリ(7)の入力端子,減算回路(8)の一方の
入力端子及び減算回路(9)の一方の入力端子に供給さ
れ、フレームメモリ(7)の出力信号である1フレーム
遅延信号MS1がフレームメモリ(10)の入力端子及び減
算回路(8)の他方の入力端子に供給され、フレームメ
モリ(10)の出力信号である2フレーム遅延信号MS2が
減算回路(9)の他方の入力端子に供給され、減算回路
(9)の出力信号が絶対値回路(11)を介して2フレー
ム差分信号Δ2としてアンドゲート(12)の一方の入力
端子に供給される。また、減算回路(8)の出力信号が
カットオフ周波数4MHzの低域通過フィルタ回路(13),
絶対値回路(14)及びフレームメモリ(15)を介して遅
延1フレーム差分信号Δ1に変換され、この遅延1フレ
ーム差分信号Δ1がインバータ回路(16)を介してアン
ドゲート(12)の他方の入力端子に供給される。
この場合、先に第3図を参照して説明した如く、MUSE
信号には2フレーム前には同じサンプル点の信号が存在
するが1フレーム前には同じサンプル点の信号が存在し
ないため、2フレーム差分信号Δ2は動き量に対応した
信号となるが、遅延1フレーム差分信号Δ1は完全には
動き量に対応した信号とはならない。しかし、サンプル
点が一致しなくとも低周波成分を抽出すれば実質的にサ
ンプル点は一致しているとみなすことができ、MUSE信号
の場合には4MHz以下の低域信号に対しては1フレーム間
の差分が正確に求められる如くなされている。第4図例
では低域通過フィルタ回路(13)が設けられているの
で、その遅延1フレーム差分信号Δ1は4MHz以下の低域
信号に対しては正確に動き量に対応した信号となってい
る。
信号には2フレーム前には同じサンプル点の信号が存在
するが1フレーム前には同じサンプル点の信号が存在し
ないため、2フレーム差分信号Δ2は動き量に対応した
信号となるが、遅延1フレーム差分信号Δ1は完全には
動き量に対応した信号とはならない。しかし、サンプル
点が一致しなくとも低周波成分を抽出すれば実質的にサ
ンプル点は一致しているとみなすことができ、MUSE信号
の場合には4MHz以下の低域信号に対しては1フレーム間
の差分が正確に求められる如くなされている。第4図例
では低域通過フィルタ回路(13)が設けられているの
で、その遅延1フレーム差分信号Δ1は4MHz以下の低域
信号に対しては正確に動き量に対応した信号となってい
る。
また、そのアンドゲート(12)の出力信号K0がフィー
ルドメモリ(17),(18),(19)で夫々1フィールド
ずつ遅延されて遅延信号K1,K2,K3に変換され、その出力
信号K0及び遅延信号K1,K2,K3が夫々演算回路(20)に供
給され、この演算回路(20)にて例えば論理和演算によ
って動き検出信号KTが生成される。尚、上述の回路は簡
単のため各信号が1ビットのデジタル信号として表わさ
れているが、実際にはMUSE信号MS0は例えば8ビット,
動き検出信号KTは例えば4ビットのデジタル信号であ
る。
ルドメモリ(17),(18),(19)で夫々1フィールド
ずつ遅延されて遅延信号K1,K2,K3に変換され、その出力
信号K0及び遅延信号K1,K2,K3が夫々演算回路(20)に供
給され、この演算回路(20)にて例えば論理和演算によ
って動き検出信号KTが生成される。尚、上述の回路は簡
単のため各信号が1ビットのデジタル信号として表わさ
れているが、実際にはMUSE信号MS0は例えば8ビット,
動き検出信号KTは例えば4ビットのデジタル信号であ
る。
第4図例において、入力端子(1)に供給されるMUSE
信号MS0が4MHz以下の低域信号である場合の動作につい
て説明するに、その信号MS0は一定速度で移動している
物体に係るハイビジョン信号であるとして、現時点tに
おける或る水平走査線上の信号を位置xの関数として考
える。
信号MS0が4MHz以下の低域信号である場合の動作につい
て説明するに、その信号MS0は一定速度で移動している
物体に係るハイビジョン信号であるとして、現時点tに
おける或る水平走査線上の信号を位置xの関数として考
える。
この場合、MUSE信号MS0,1フレーム遅延信号MS1及び2
フレーム遅延信号MS2は夫々第5図A,B及びCに示す如く
なり、遅延1フレーム差分信号Δ1(|MS2-MS1|)及
び2フレーム差分信号Δ2(|MS2-MS0|)は夫々第5
図D及びEに示す如くなる。従って、第4図のアンドゲ
ート(12)の出力信号K0は信号Δ2と信号Δ1との論理
積であるため第5図Fに示す如くなる。
フレーム遅延信号MS2は夫々第5図A,B及びCに示す如く
なり、遅延1フレーム差分信号Δ1(|MS2-MS1|)及
び2フレーム差分信号Δ2(|MS2-MS0|)は夫々第5
図D及びEに示す如くなる。従って、第4図のアンドゲ
ート(12)の出力信号K0は信号Δ2と信号Δ1との論理
積であるため第5図Fに示す如くなる。
この出力信号K0に関して重要なことは遅延1フレーム
差分信号Δ1によって位置P1のハイレベルのパルス(2
1)が消去されて位置P2のハイレベルのパルスだけが残
されていることである。このことは、ある物体が位置P1
から位置P2に移動したときには、位置P2だけを動画部分
と判定して位置P1は静止画部分と判定することを意味す
る。
差分信号Δ1によって位置P1のハイレベルのパルス(2
1)が消去されて位置P2のハイレベルのパルスだけが残
されていることである。このことは、ある物体が位置P1
から位置P2に移動したときには、位置P2だけを動画部分
と判定して位置P1は静止画部分と判定することを意味す
る。
同様に、その出力信号K0を順次1フィールドずつ遅延
させて成る遅延信号K1〜K3は夫々第5図G〜Iに示す如
くなり、最終的に動き検出回路(2)より出力される動
き検出信号KTは第5図Jに示す如くなり、この第5図J
において、領域(22)は動画部分と判定されて領域(2
3)は正確に静止画部分と判定される。尚、4フィール
ド分の信号K0〜K3を用いて動き検出信号KTを合成するの
は、MUSEデコーダの静止画系補間回路(3)においては
2フレーム分(4フィールド分)の信号より1画面分の
完全な画像を構成しているため、現フィールドで静止画
部分と判定されても1フィールド〜3フィールド前のフ
ィールドで動画部分と判定された部分は動画部分と判定
する必要があるからである。
させて成る遅延信号K1〜K3は夫々第5図G〜Iに示す如
くなり、最終的に動き検出回路(2)より出力される動
き検出信号KTは第5図Jに示す如くなり、この第5図J
において、領域(22)は動画部分と判定されて領域(2
3)は正確に静止画部分と判定される。尚、4フィール
ド分の信号K0〜K3を用いて動き検出信号KTを合成するの
は、MUSEデコーダの静止画系補間回路(3)においては
2フレーム分(4フィールド分)の信号より1画面分の
完全な画像を構成しているため、現フィールドで静止画
部分と判定されても1フィールド〜3フィールド前のフ
ィールドで動画部分と判定された部分は動画部分と判定
する必要があるからである。
上述のように4MHz以下の低域信号に関しては第4図例
は正確に動き検出を行うことができる。しかしながら、
従来の動き検出回路(2)においては遅延1フレーム差
分信号Δ1は4MHzを超える高域信号に関しては応答しな
いために、4MHzを超える高域信号に関しては静止画部分
を誤って動画部分と判定するおそれがある不都合があっ
た。
は正確に動き検出を行うことができる。しかしながら、
従来の動き検出回路(2)においては遅延1フレーム差
分信号Δ1は4MHzを超える高域信号に関しては応答しな
いために、4MHzを超える高域信号に関しては静止画部分
を誤って動画部分と判定するおそれがある不都合があっ
た。
即ち、第4図例において、入力端子(1)に供給され
るMUSE信号MS0が4MHzを超える高域信号である場合の各
部信号は第6図に示す如くなり、この第6図Fの出力信
号K0より明らかな如く、物体が位置P1から位置P2に移動
したときであっても、位置P1におけるパルス(24)がそ
きまま残ってしまう。同様に遅延信号K1〜K3(第6図G
〜I)にも夫々2フレーム前のパルスが残存してしまう
ために、最終的に得られる動き検出信号KT(第6図J)
には本来の動画部分(25)の外に、本来静止画である部
分(26)にもハイレベル“1"のパルスが生成されて動画
部分と判定されてしまう。このように本来は静止画であ
る部分が動画部分と判定された場合には、第4図の混合
回路(5)において動画系補間回路(4)の出力信号が
選択されてしまうために、得られる画像が部分的にボケ
てしまう不都合がある。
るMUSE信号MS0が4MHzを超える高域信号である場合の各
部信号は第6図に示す如くなり、この第6図Fの出力信
号K0より明らかな如く、物体が位置P1から位置P2に移動
したときであっても、位置P1におけるパルス(24)がそ
きまま残ってしまう。同様に遅延信号K1〜K3(第6図G
〜I)にも夫々2フレーム前のパルスが残存してしまう
ために、最終的に得られる動き検出信号KT(第6図J)
には本来の動画部分(25)の外に、本来静止画である部
分(26)にもハイレベル“1"のパルスが生成されて動画
部分と判定されてしまう。このように本来は静止画であ
る部分が動画部分と判定された場合には、第4図の混合
回路(5)において動画系補間回路(4)の出力信号が
選択されてしまうために、得られる画像が部分的にボケ
てしまう不都合がある。
尚、動き検出回路は通常のNTSC-M方式等については種
々の方式が提案されているが(例えば、特開昭63-90988
号公報,特開昭62-175093号公報,実開昭62-203583号公
報,特開昭61-70888号公報参照)、MUSE方式のハイビジ
ョン信号については他に適当な方式が提案されていな
い。
々の方式が提案されているが(例えば、特開昭63-90988
号公報,特開昭62-175093号公報,実開昭62-203583号公
報,特開昭61-70888号公報参照)、MUSE方式のハイビジ
ョン信号については他に適当な方式が提案されていな
い。
本発明は斯かる点に鑑み、MUSE方式のハイビジョン信
号の如く複数フレームの画像信号を利用して1画面の画
像を構成するようになしたテレビジョン信号の動き検出
回路において、低域信号だけでなく高域信号に対しても
静止画部分を誤って動画部分と判定することがなくなる
ようにすることを目的とする。
号の如く複数フレームの画像信号を利用して1画面の画
像を構成するようになしたテレビジョン信号の動き検出
回路において、低域信号だけでなく高域信号に対しても
静止画部分を誤って動画部分と判定することがなくなる
ようにすることを目的とする。
本発明による動き検出回路は、例えば第1図に示す如
く、nフレーム(nは2以上の整数)の画像信号を利用
して1画面の画像を構成するようになしたテレビジョン
信号の動き検出回路において、入力されたテレビジョン
信号MS0にnフレーム周期の遅延を与える第1のメモリ
(28)と、この第1のメモリ(28)の出力信号MS2とそ
の入力されたテレビジョン信号MS0との差を求める差分
手段(29)と、この差分手段(29)の出力信号(Δ2,
Δ4等)にnフレーム周期の遅延を与える第2のメモリ
(35)とを設け、この第2のメモリ(35)の出力信号Δ
3が所定の条件を充足するときに(例えば所定レベルを
超えたときに)、その差分手段(29)の出力信号
(Δ2,Δ4等)を静止画に対応する信号とみなして処
理を行う(例えばその出力信号を強制的にゼロレベルに
設定する)ようにしたものである。
く、nフレーム(nは2以上の整数)の画像信号を利用
して1画面の画像を構成するようになしたテレビジョン
信号の動き検出回路において、入力されたテレビジョン
信号MS0にnフレーム周期の遅延を与える第1のメモリ
(28)と、この第1のメモリ(28)の出力信号MS2とそ
の入力されたテレビジョン信号MS0との差を求める差分
手段(29)と、この差分手段(29)の出力信号(Δ2,
Δ4等)にnフレーム周期の遅延を与える第2のメモリ
(35)とを設け、この第2のメモリ(35)の出力信号Δ
3が所定の条件を充足するときに(例えば所定レベルを
超えたときに)、その差分手段(29)の出力信号
(Δ2,Δ4等)を静止画に対応する信号とみなして処
理を行う(例えばその出力信号を強制的にゼロレベルに
設定する)ようにしたものである。
斯かる本発明によれば、先ず差分手段(29)によって
動きに対応する原始的な信号が得られる。この原始的な
信号では例えば物体が位置P1から位置P2に移動した場合
に、位置P2だけでなく本来は静止画部分となった部分P1
も動画部分と判定される。このため、本発明では第2の
メモリ(35)の出力信号Δ3が所定の条件を充足すると
きにその位置P1におけるその差分手段(29)の原始的な
信号を静止画に対応する信号とみなして処理を行うこと
により、静止画部分を誤って動画部分と判定することを
防止している。
動きに対応する原始的な信号が得られる。この原始的な
信号では例えば物体が位置P1から位置P2に移動した場合
に、位置P2だけでなく本来は静止画部分となった部分P1
も動画部分と判定される。このため、本発明では第2の
メモリ(35)の出力信号Δ3が所定の条件を充足すると
きにその位置P1におけるその差分手段(29)の原始的な
信号を静止画に対応する信号とみなして処理を行うこと
により、静止画部分を誤って動画部分と判定することを
防止している。
この際、本発明では低域通過フィルタ回路を使用して
いないため、低域信号だけでなく高域信号に関しても正
確に動画部分の検出ができる。
いないため、低域信号だけでなく高域信号に関しても正
確に動画部分の検出ができる。
以下、本発明による動き検出回路の一実施例につき第
1図及び第2図を参照して説明しよう。本例はMUSEデコ
ーダの動き検出回路(即ち、本発明のn=2の場合)に
本発明を適用したものであり、この第1図及び第2図に
おいて第4図〜第6図に対応する部分及び信号には同一
符号を付してその詳細説明は省略する。
1図及び第2図を参照して説明しよう。本例はMUSEデコ
ーダの動き検出回路(即ち、本発明のn=2の場合)に
本発明を適用したものであり、この第1図及び第2図に
おいて第4図〜第6図に対応する部分及び信号には同一
符号を付してその詳細説明は省略する。
第1図は本例の動き検出回路を示し、この第1図にお
いて、(27)は入力バッファを示し、この入力バッファ
(27)を介して図示省略した受信部にてFM復調して16.2
MHzでアナログ/デジタル変換して成るm1ビットのMUSE
信号を2フレーム周期の遅延を与える2フレームメモリ
(28)の入力ポート及び減算回路(29)の一方の入力ポ
ートに供給し、この2フレームメモリ(28)の出力信号
である2フレーム遅延信号MS2をその減算回路(29)の
他方の入力ポートに供給し、この減算回路(29)のm2ビ
ットの出力信号(MS0-MS2)を絶対値回路(30)に供給
する。この絶対値回路(30)はその出力信号(MS0-M
S2)を絶対値に変換した後に、その絶対値の上位m3ビッ
トを取出して2フレーム差分信号Δ2(=|MS0-MS
2|)を生成し、この2フレーム差分信号Δ2を感度設
定器(31)に供給する。この感度設定器(31)はそのm3
ビットの差分信号Δ2を4ビットの2フレーム差分信号
Δ4に変換する。尚、本例においては例えばm1=8,m2=
9,m3=6に設定できる。m3ビットの差分信号Δ2を4ビ
ットの差分信号Δ4に変換する方法としては、m3ビット
の上位4ビット取出す方法の他に例えば対数圧縮等を行
なってもよい。
いて、(27)は入力バッファを示し、この入力バッファ
(27)を介して図示省略した受信部にてFM復調して16.2
MHzでアナログ/デジタル変換して成るm1ビットのMUSE
信号を2フレーム周期の遅延を与える2フレームメモリ
(28)の入力ポート及び減算回路(29)の一方の入力ポ
ートに供給し、この2フレームメモリ(28)の出力信号
である2フレーム遅延信号MS2をその減算回路(29)の
他方の入力ポートに供給し、この減算回路(29)のm2ビ
ットの出力信号(MS0-MS2)を絶対値回路(30)に供給
する。この絶対値回路(30)はその出力信号(MS0-M
S2)を絶対値に変換した後に、その絶対値の上位m3ビッ
トを取出して2フレーム差分信号Δ2(=|MS0-MS
2|)を生成し、この2フレーム差分信号Δ2を感度設
定器(31)に供給する。この感度設定器(31)はそのm3
ビットの差分信号Δ2を4ビットの2フレーム差分信号
Δ4に変換する。尚、本例においては例えばm1=8,m2=
9,m3=6に設定できる。m3ビットの差分信号Δ2を4ビ
ットの差分信号Δ4に変換する方法としては、m3ビット
の上位4ビット取出す方法の他に例えば対数圧縮等を行
なってもよい。
その感度設定器(31)にて得られた差分信号Δ4の各
ビットの信号を夫々アンドゲート(32A)〜(32D)の一
方の入力端子に供給し、同時にその差分信号Δ4をデジ
タル比較器(33)の非反転入力ポートに供給し、このデ
ジタル比較器(33)の反転入力ポートにレベル設定器
(34)より所定の閾値に対応する4ビットの参照データ
を供給する。即ち、このデジタル比較器(33)は4ビッ
トの2フレーム差分信号Δ4がその閾値を超えたときに
ハイレベル“1"となりその差分信号Δ4がその閾値以下
のときにローレベル“0"となる1ビットの2フレーム差
分信号に変換し、この1ビットの2フレーム差分信号を
2フレーム周期の遅延を与えるための2フレームメモリ
(35)に供給する。この2フレームメモリ(35)の出力
ポートに生じる1ビットの遅延2フレーム差分信号Δ3
をインバータ回路(36)を介してアンドゲート(32A)
〜(32D)の夫々の他方の入力端子に共通に供給する。
ビットの信号を夫々アンドゲート(32A)〜(32D)の一
方の入力端子に供給し、同時にその差分信号Δ4をデジ
タル比較器(33)の非反転入力ポートに供給し、このデ
ジタル比較器(33)の反転入力ポートにレベル設定器
(34)より所定の閾値に対応する4ビットの参照データ
を供給する。即ち、このデジタル比較器(33)は4ビッ
トの2フレーム差分信号Δ4がその閾値を超えたときに
ハイレベル“1"となりその差分信号Δ4がその閾値以下
のときにローレベル“0"となる1ビットの2フレーム差
分信号に変換し、この1ビットの2フレーム差分信号を
2フレーム周期の遅延を与えるための2フレームメモリ
(35)に供給する。この2フレームメモリ(35)の出力
ポートに生じる1ビットの遅延2フレーム差分信号Δ3
をインバータ回路(36)を介してアンドゲート(32A)
〜(32D)の夫々の他方の入力端子に共通に供給する。
それらアンドゲート(32A)〜(32D)の出力端子に生
じる4ビットの出力信号K0にフィールドメモリ(17),
(18),(19)で順次1フィールド期間分の遅延時間を
付与し、その4ビットの出力信号K0及び4ビットの遅延
信号K1〜K3を夫々演算回路(20)に供給し、演算回路
(20)は例えば信号K0〜K3の各ビットについて夫々論理
和演算を施すことにより4ビットの動き検出信号KTを生
成し、この動き検出信号KTを第4図例の混合回路(5)
に供給する。
じる4ビットの出力信号K0にフィールドメモリ(17),
(18),(19)で順次1フィールド期間分の遅延時間を
付与し、その4ビットの出力信号K0及び4ビットの遅延
信号K1〜K3を夫々演算回路(20)に供給し、演算回路
(20)は例えば信号K0〜K3の各ビットについて夫々論理
和演算を施すことにより4ビットの動き検出信号KTを生
成し、この動き検出信号KTを第4図例の混合回路(5)
に供給する。
先に第3図を参照して説明した如く、MUSE方式のハイ
ビジョン信号では1フレーム間では同じサンプル点の信
号が存在しないため低域信号についての動き検出信号だ
けが得られるが、2フレーム間では同じサンプル点の信
号が存在するため低域信号のみならず高域信号について
も正確に動き検出信号が得られる。即ち、第1図例の感
度設定器(31)より出力される4ビットの2フレーム差
分信号Δ4は4MHz以下の低域信号及び4MHzを超える高域
信号の何れについても正確に動きの情報を含んでいる。
従って、その4ビットの信号Δ4を1ビットに圧縮して
2フレーム期間の遅延時間を付与して成る遅延2フレー
ム差分信号Δ3も低域信号及び高域信号の何れについて
も正確に動きの情報を含んでいる。
ビジョン信号では1フレーム間では同じサンプル点の信
号が存在しないため低域信号についての動き検出信号だ
けが得られるが、2フレーム間では同じサンプル点の信
号が存在するため低域信号のみならず高域信号について
も正確に動き検出信号が得られる。即ち、第1図例の感
度設定器(31)より出力される4ビットの2フレーム差
分信号Δ4は4MHz以下の低域信号及び4MHzを超える高域
信号の何れについても正確に動きの情報を含んでいる。
従って、その4ビットの信号Δ4を1ビットに圧縮して
2フレーム期間の遅延時間を付与して成る遅延2フレー
ム差分信号Δ3も低域信号及び高域信号の何れについて
も正確に動きの情報を含んでいる。
第1図例において、入力バッファ(27)に供給される
MUSE信号MS0が一定速度で移動している物体に係るハイ
ビジョン信号である場合の動作につき第2図を参照して
説明するに、各信号の値は1ビットのデジタル信号とみ
なして表示すると共に、現時点tにおける或る水平走査
線上の各信号を位置xの関数として表示する。また、本
例ではそのMUSE信号MS0は低域信号及び高域信号の何れ
であっても共通に動作する。
MUSE信号MS0が一定速度で移動している物体に係るハイ
ビジョン信号である場合の動作につき第2図を参照して
説明するに、各信号の値は1ビットのデジタル信号とみ
なして表示すると共に、現時点tにおける或る水平走査
線上の各信号を位置xの関数として表示する。また、本
例ではそのMUSE信号MS0は低域信号及び高域信号の何れ
であっても共通に動作する。
この場合、MUSE信号MS0,2フレーム遅延信号MS2,遅延
2フレーム差分信号Δ3(=|MS4-MS2|、MS4は4フレ
ーム遅延信号)及び2フレーム差分信号(=|MS2-MS0
|)は夫々第2図A〜Dに示す如くなり、信号Δ4と信
号▲▼との論理積である信号K0は第2図Eに示す如
くなる。この出力信号K0に関して重要なことは、遅延2
フレーム差分信号Δ3の反転信号▲▼の作用によっ
て位置P1のハイレベル“1"のパルス(37)が消去されて
いることである。従って、位置P2のハイレベル“1"のパ
ルスだけが残されているため、遅延信号K1〜K3は夫々第
2図F〜Hに示す如く2フレーム前の不要なパルスが消
去され、最終的に得られる動き検出信号KT(第2図I)
には動画部分(38)のみにハイレベル“1"の信号が形成
されて、静止画部分(39)に不要なハイレベル“1"の信
号が形成されることはない。
2フレーム差分信号Δ3(=|MS4-MS2|、MS4は4フレ
ーム遅延信号)及び2フレーム差分信号(=|MS2-MS0
|)は夫々第2図A〜Dに示す如くなり、信号Δ4と信
号▲▼との論理積である信号K0は第2図Eに示す如
くなる。この出力信号K0に関して重要なことは、遅延2
フレーム差分信号Δ3の反転信号▲▼の作用によっ
て位置P1のハイレベル“1"のパルス(37)が消去されて
いることである。従って、位置P2のハイレベル“1"のパ
ルスだけが残されているため、遅延信号K1〜K3は夫々第
2図F〜Hに示す如く2フレーム前の不要なパルスが消
去され、最終的に得られる動き検出信号KT(第2図I)
には動画部分(38)のみにハイレベル“1"の信号が形成
されて、静止画部分(39)に不要なハイレベル“1"の信
号が形成されることはない。
このように、遅延2フレーム差分信号Δ3の反転信号
▲▼を用いて位置P1の出力信号K0を強制的に完全静
止画部分に対応するゼロレベル“0"に設定するのは、例
えば物体が位置P1から位置P2に移動した場合に(現時点
tには物体が位置P2に存在する。)、位置P2を動画部分
と判定して位置P1は静止画部分と判定するためである。
一方、2フレーム差分信号Δ4(第2図D)を用いただ
けでは、位置P2のみならず位置P1も動画部分と判定され
てしまうため、遅延2フレーム差分信号Δ3を用いてそ
の位置P1を静止画部分と判定する如くなしている。この
意味で、その遅延2フレーム差分信号Δ3はその2フレ
ーム差分信号Δ4の禁止信号と考えることもできる。
▲▼を用いて位置P1の出力信号K0を強制的に完全静
止画部分に対応するゼロレベル“0"に設定するのは、例
えば物体が位置P1から位置P2に移動した場合に(現時点
tには物体が位置P2に存在する。)、位置P2を動画部分
と判定して位置P1は静止画部分と判定するためである。
一方、2フレーム差分信号Δ4(第2図D)を用いただ
けでは、位置P2のみならず位置P1も動画部分と判定され
てしまうため、遅延2フレーム差分信号Δ3を用いてそ
の位置P1を静止画部分と判定する如くなしている。この
意味で、その遅延2フレーム差分信号Δ3はその2フレ
ーム差分信号Δ4の禁止信号と考えることもできる。
上述のように本例によれば、2フレーム差分信号Δ4
と遅延2フレーム差分信号Δ3とを用いることにより正
確に動画部分の検出ができると共に、特に入力信号が4M
Hzを超える高域信号であっても静止画部分を誤って動画
部分と判定することがない利益がある。従って、後続の
処理回路で再生された画像のボケ等を減少することがで
きる。
と遅延2フレーム差分信号Δ3とを用いることにより正
確に動画部分の検出ができると共に、特に入力信号が4M
Hzを超える高域信号であっても静止画部分を誤って動画
部分と判定することがない利益がある。従って、後続の
処理回路で再生された画像のボケ等を減少することがで
きる。
また、本例によれば感度設定器(31)及びレベル設定
器(34)が設けられているため、動画部分の検出感度を
様々に調整できると共に、誤って静止画部分を動画部分
と判定することを抑制する一種の感度をも様々に調整で
きる利益がある。
器(34)が設けられているため、動画部分の検出感度を
様々に調整できると共に、誤って静止画部分を動画部分
と判定することを抑制する一種の感度をも様々に調整で
きる利益がある。
尚、上述実施例はn=2の場合に本発明を適用したも
のであるが、本発明はこれに限定されず、一般的にnフ
レーム(n=2,3,4,5,‥‥)の画像信号を利用して1画
面分の完全な画像を構成するようになしたテレビジョン
信号の動き検出回路に適用でることは明らかである。
のであるが、本発明はこれに限定されず、一般的にnフ
レーム(n=2,3,4,5,‥‥)の画像信号を利用して1画
面分の完全な画像を構成するようになしたテレビジョン
信号の動き検出回路に適用でることは明らかである。
このように、本発明は上述実施例に限定されず、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採り得ること
は勿論である。
明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採り得ること
は勿論である。
本発明によれば、nフレーム間の差分信号だけを利用
しているため、低域信号のみならず高域信号についても
静止画部分を誤って動画部分と判定することがない利益
がある。
しているため、低域信号のみならず高域信号についても
静止画部分を誤って動画部分と判定することがない利益
がある。
第1図は本発明の一実施例の動き検出回路を示す構成
図、第2図は第1図例の動作の説明に供する各部信号波
形図、第3図はMUSE伝送方式の説明に供する線図、第4
図は従来のMUSEデコーダを示す構成図、第5図及び第6
図は夫々第4図例の動作の説明に供する各部信号波形図
である。 (28)は2フレームメモリ、(29)は減算回路、(30)
は絶対値回路、(31)は感度設定器、(33)はデジタル
比較器、(35)は2フレームメモリ、(36)はインバー
タ回路である。
図、第2図は第1図例の動作の説明に供する各部信号波
形図、第3図はMUSE伝送方式の説明に供する線図、第4
図は従来のMUSEデコーダを示す構成図、第5図及び第6
図は夫々第4図例の動作の説明に供する各部信号波形図
である。 (28)は2フレームメモリ、(29)は減算回路、(30)
は絶対値回路、(31)は感度設定器、(33)はデジタル
比較器、(35)は2フレームメモリ、(36)はインバー
タ回路である。
Claims (1)
- 【請求項1】nフレーム(nは2以上の整数)の画像信
号を利用して1画面の画像を構成するようになしたテレ
ビジョン信号の動き検出回路において、 入力されたテレビジョン信号にnフレーム周期の遅延を
与える第1のメモリと、該第1のメモリの出力信号と上
記入力されたテレビジョン信号との差を求める差分手段
と、 該差分手段の出力信号を所定のレベルと比較する比較手
段と、 上記比較手段の比較出力にnフレーム周期の遅延を与え
る第2のメモリと、 上記第2のメモリの出力に基づいて、上記差分手段の出
力を禁止する禁止手段とを具えたことを特徴とする動き
検出回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20993789A JP2893744B2 (ja) | 1989-08-14 | 1989-08-14 | 動き検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20993789A JP2893744B2 (ja) | 1989-08-14 | 1989-08-14 | 動き検出回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0373686A JPH0373686A (ja) | 1991-03-28 |
JP2893744B2 true JP2893744B2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=16581131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20993789A Expired - Fee Related JP2893744B2 (ja) | 1989-08-14 | 1989-08-14 | 動き検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2893744B2 (ja) |
-
1989
- 1989-08-14 JP JP20993789A patent/JP2893744B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0373686A (ja) | 1991-03-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |