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JP2893263B2 - オートテンシヨナ - Google Patents

オートテンシヨナ

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JP2893263B2
JP2893263B2 JP63081523A JP8152388A JP2893263B2 JP 2893263 B2 JP2893263 B2 JP 2893263B2 JP 63081523 A JP63081523 A JP 63081523A JP 8152388 A JP8152388 A JP 8152388A JP 2893263 B2 JP2893263 B2 JP 2893263B2
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JP
Japan
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fixed
idler
belt
intermediate annular
sliding surface
Prior art date
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JP63081523A
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JPH01255750A (ja
Inventor
定勝 牛尾
康 門田
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Koyo Seiko Co Ltd
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd, Mitsubishi Motors Corp filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP63081523A priority Critical patent/JP2893263B2/ja
Priority to US07/331,130 priority patent/US4934987A/en
Priority to DE89105732T priority patent/DE68906590T2/de
Priority to EP89105732A priority patent/EP0337215B1/en
Priority to KR1019890004312A priority patent/KR920007998B1/ko
Publication of JPH01255750A publication Critical patent/JPH01255750A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2893263B2 publication Critical patent/JP2893263B2/ja
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G11/00Means for fastening cables or ropes to one another or to other objects; Caps or sleeves for fixing on cables or ropes
    • F16G11/14Devices or coupling-pieces designed for easy formation of adjustable loops, e.g. choker hooks; Hooks or eyes with integral parts designed to facilitate quick attachment to cables or ropes at any point, e.g. by forming loops
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H7/10Means for varying tension of belts, ropes, or chains by adjusting the axis of a pulley
    • F16H7/12Means for varying tension of belts, ropes, or chains by adjusting the axis of a pulley of an idle pulley
    • F16H7/1209Means for varying tension of belts, ropes, or chains by adjusting the axis of a pulley of an idle pulley with vibration damping means
    • F16H7/1227Means for varying tension of belts, ropes, or chains by adjusting the axis of a pulley of an idle pulley with vibration damping means of the viscous friction type, e.g. viscous fluid
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
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    • F16H2007/081Torsion springs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H2007/0842Mounting or support of tensioner
    • F16H2007/0844Mounting elements essentially within boundaries of final output members

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、オートテンショナ、さらに詳しくは、自
動車用エンジンのクランクシャフトのプーリとカムシャ
フトのプーリの間に掛けられたタイミングベルトなどの
張力を調節するオートテンショナに関する。
従来の技術 自動車用エンジンでは、クランクシャフトとカムシャ
フトを同期させて回転させるためにタイミングベルトが
使用されており、その張力調節用としてオートテンショ
ナが開発されている。
この種のオートテンショナとして、ベルトの張力振動
によって共振しないように、ダンパ機構を内蔵したもの
が多数提案されており、その1例として、エンジンブロ
ックなどの固定部分に固定される円柱状の固定部材の周
囲にアイドラ側の可動部材が回動自在に取付けられ、こ
れら固定部材と可動部材の間に高粘度の油が介在させら
れ、アイドラが固定部分との間に設けられたばねにより
タイミングベルトに圧接させられ、固定部材を中心にア
イドラが移動してベルトの張力を調節するものが知られ
ている(特開昭62−258252号参照)。
このオートテンショナによれば、高粘度の油の粘性抵
抗により、ベルトの張力振動による共振を抑制すること
ができる。
発明が解決しようとする課題 上記のようなオートテンショナはベルトの緩み側に取
付けられるが、アイドラの移動が油の粘性抵抗により緩
やかであるから、ベルトが急激に緩んだ場合に、アイド
ラがこれに追随できないという問題があり、エンジンを
急加速したときやエンジンを停止したときにトラブルが
発生することがある。たとえば、エンジンが停止したと
きに、クランクシャフトが一瞬逆転し、オートテンショ
ナが取付けられたベルトの緩み側の張力が大幅に増大す
る。その結果、アイドラがベルトに押されてベルトから
離れる方向に大きく移動し、そのまま停止してしまうこ
とがある。次にエンジンを始動したときには、ベルトの
緩み側は急激に緩むが、上記のようにアイドラがベルト
から離れる方向に大きく移動してそのまま停止したとき
には、アイドラがベルトの急激な緩みに追随できず、タ
イミングベルトの歯飛びが生じ、これがエンジントラブ
ルの原因となる。
この発明の目的は、上記の問題を解決し、ダンパ機能
を有し、かつベルトの急激な緩みに迅速に追随できるオ
ートテンショナを提供することにある。
課題を解決するための手段 請求項1の発明によるオートテンショナは、固定部分
に取付けられた円柱状の固定部分側部材の周囲に、アイ
ドラが回転自在に取付けられた円柱状のアイドラ側部材
が偏心状かつ回転自在に取付けられ、アイドラがベルト
に圧接する方向にアイドラ側部材を付勢するばねが設け
られ、固定部分側部材が、固定部分に固定された円柱状
の固定部材よりなり、アイドラ側部材が、固定部材の周
囲に回転自在に取付けられた中間環状部材、および中間
環状部材の周囲に偏心状かつ回転自在に取付けられた円
筒状の可動偏心部材よりなるオートテンショナにおい
て、固定部材と中間環状部材の相互に回転する部分に、
互いに摺接し、かつベルトの張力が増加したときに固定
部材と中間環状部材の相互回転を規制するとともに、ベ
ルトの張力が減少したときに固定部材と中間環状部材の
相互回転を許容する高摩擦摺動面が形成され、中間環状
部材と可動偏心部材の相互に回転する部分に、振動減衰
手段が設けられていることを特徴とするものである。
請求項2の発明によるオートテンショナは、請求項1
の発明において、振動減衰手段が、中間環状部材と可動
偏心部材の相互に回転する部分に互いに摺接するように
形成された低摩擦摺動面、およびこれらの低摩擦摺動面
の間に介在させられた高粘度の油よりなるものである。
請求項3の発明によるオートテンショナは、固定部分
に取付けられた円柱状の固定部分側部材の周囲に、アイ
ドラが回転自在に取付けられた円柱状のアイドラ側部材
が偏心状かつ回転自在に取付けられ、アイドラがベルト
に圧接する方向にアイドラ側部材を付勢するばねが設け
られ、固定部分側部材が、固定部分に固定された円柱状
の固定部材、および固定部材の周囲に回転自在に取付け
られた中間環状部材よりなり、アイドラ側部材が、中間
環状部材の周囲に偏心状かつ回転自在に取付けられた円
筒状の可動偏心部材よりなるオートテンショナにおい
て、中間環状部材と可動偏心部材の相互に回動する部分
に、互いに摺接し、かつベルトの張力が増加したときに
中間環状部材と可動偏心部材の相互回転を規制するとと
もに、ベルトの張力が減少したときに中間環状部材と可
動偏心部材の相互回転を許容する高摩擦摺動面が形成さ
れ、固定部材と中間環状部材の相互に回転する部分に、
振動減衰手段が設けられていることを特徴とするもので
ある。
請求項4の発明によるオートテンショナは、請求項3
の発明において、振動減衰手段が、固定部材と中間環状
部材の相互に回転する部分に互いに摺接するように形成
された低摩擦摺動面、およびこれらの低摩擦摺動面の間
に介在させられた高粘度の油よりなるものである。
作 用 請求項1の発明においては、固定部材と中間環状部材
の高摩擦摺動面の間では、垂直荷重が大きいときには、
静摩擦が大きいため、すべりは生じないが、垂直荷重が
小さくなると、静摩擦も小さくなるため、すべりが生じ
やすくなる。
ベルトの張力が増加する場合、アイドラ側部材がアイ
ドラを介してベルトから大きなラジアル荷重を受けるた
め、固定部材と中間環状部材の高摩擦摺動面の間の垂直
荷重が大きくなり、これらは大きな静摩擦により相互に
固定され、固定部材と中間環状部材は相互に回転しな
い。そして、可動偏心部材が中間環状部材に対して回転
することによりアイドラが張力を減少させる方向に移動
し、張力が所定の値に保持される。このとき、中間環状
部材と可動偏心部材の相互に回転する部分に設けられた
振動減衰手段により、ダンパ効果が発揮される。
ベルトの張力が減少する場合、アイドラ側部材が受け
るベルトからのラジアル荷重が減少するため、固定部材
と中間環状部材の高摩擦摺動面の間の垂直荷重が小さく
なり、これらの面は相互にすべりやすくなる。このた
め、ばねの弾性力によって、アイドラ側部材が速やかに
回転し、アイドラがベルトの緩みに迅速に追随して張力
が所定の値に保持される。
請求項2の発明においては、請求項1の発明の振動減
衰手段が、中間環状部材と可動偏心部材の相互に回転す
る部分に互いに摺接するように形成された低摩擦摺動
面、およびこれらの低摩擦摺動面の間に介在させられた
高粘度の油よりなるので、高いダンパ効果が発揮され、
しかもベルトの張力を所定の値に保持することができ
る。すなわち、たとえば温度変化などによる緩慢な張力
増加の場合は、中間環状部材の低摩擦摺動面と可動偏心
部材の低摩擦摺動面が相互にすべることができ、可動偏
心部材がベルトの張力を減少させる方向に緩やかに回転
して、張力が所定の値に保持される。これに対し、ベル
ト振動のような高周波振動荷重に対しては、中間環状部
材の低摩擦摺動面と可動偏心部材の低摩擦摺動面の間の
油による粘性抵抗が大きくなって、これらが相互にすべ
りにくくなるため、可動偏心部材の回転が抑制され、高
いダンパ効果が発揮される。
請求項3の発明においては、中間環状部材と可動偏心
部材の高摩擦摺動面の間では、垂直荷重が大きいときに
は、静摩擦が大きいため、すべりは生じないが、垂直荷
重が小さくなると、静摩擦も小さくなるため、すべりが
生じやすくなる。
ベルトの張力が増加する場合、アイドラ側部材がアイ
ドラを介してベルトから大きなラジアル荷重を受けるた
め、中間環状部材と可動偏心部材の高摩擦摺動面の間の
垂直荷重が大きくなり、これらは大きな静摩擦により相
互に固定され、中間環状部材と可動偏心部材は相互に回
転しない。そして、中間環状部材が固定部材に対して回
転することによりアイドラが張力を減少させる方向に移
動し、張力が所定の値に保持される。このとき、中間環
状部材と固定部材の相互に回転する部分に設けられた振
動減衰手段により、ダンパ効果が発揮される。
ベルトの張力が減少する場合、アイドラ側部材が受け
るベルトからのラジアル荷重が減少するため、中間環状
部材と可動偏心部材の高摩擦摺動面の間の垂直荷重が小
さくなり、これらの面は相互にすべりやすくなる。この
ため、ばねの弾性力によって、アイドラ側部材が速やか
に回転し、アイドラがベルトの緩みに迅速に追随して張
力が所定の値に保持される。
請求項4の発明においては、請求項3の発明の振動減
衰手段が、固定部材と中間環状部材の相互に回転する部
分に互いに摺接するように形成された低摩擦摺動面、お
よびこれらの低摩擦摺動面の間に介在させられた高粘度
の油よりなるので、上記同様、高いダンパ効果が発揮さ
れ、しかもベルトの張力を所定の値に保持することがで
きる。
実 施 例 以下、図面を参照して、この発明を自動車用エンジン
のクランクシャフトとカムシャフトの間に掛けられたタ
イミングベルトに適用した実施例を説明する。
第1図〜第4図は第1実施例を示し、第5図はその要
部を拡大して示す。
エンジンの固定部分(たとえばエンジンブロック)
(10)に、円柱状の固定部材(11)が1本のボルト(1
2)により固定されている。固定部材(11)は、固定部
分(10)側(基端側)の軸部(13)と、反対側(先端
側)の板部(14)とから構成され、これらがピン(15)
によって固定されている。軸部(13)の中間部および板
部(14)にはそれぞれフランジ(13a)(14a)が一体に
形成されており、固定部材(11)のフランジ(13a)(1
4a)の間の部分の外周に高摩擦摺動面(11a)が形成さ
れている。この高摩擦摺動面(11a)は、固定部材(1
1)を鋼などの摩擦係数の高い材料で作って、その外周
面に直接形成してもよいし、固定部材(11)の外周面に
高摩擦材を固着またはコーティングすることにより形成
してもよい。
固定部材(11)の高摩擦摺動面(11a)の周囲に、中
間スリーブ(中間環状部材)(16)が回転自在に取付け
られている。スリーブ(16)は、内側の高摩擦材(17)
と、その外周面に固着された低摩擦材(18)とから構成
されている。高摩擦材(17)は鋼その他の摩擦係数の高
い材料で作られており、その内周面が高摩擦摺動面(17
a)となっている。低摩擦材(18)はフッ素樹脂その他
の摩擦係数の低い材料で作られており、その外周面が低
摩擦摺動面(18a)となっている。なお、スリーブ(1
6)の外周面すなわち低摩擦摺動面(18a)の外径は、固
定部材(11)のフランジ(13a)(14a)の外径より小さ
い。また、低摩擦材(18)の幅は、高摩擦材(17)の幅
より少し小さい。
固定部材(11)のフランジ(13a)(14a)の間のスリ
ーブ(16)の低摩擦摺動面(18a)の周囲に、短円柱状
の可動偏心部材(19)が偏心状かつ回動自在に取付けら
れている。偏心部材(19)の内周面には、低摩擦摺動面
(19a)が形成されている。この低摩擦摺動面(19a)
も、偏心部材(19)の内周面に直接形成してもよいし、
偏心部材(19)の内周面に低摩擦材を固着またはコーテ
ィングすることにより形成してもよい。スリーブ(16)
の低摩擦摺動面(18a)と偏心部材(19)の低摩擦摺動
面(19a)の間に、たとえば粘度が100,000cst(25℃)
以上のシリコーンオイル(0)が介在させられている。
そして、スリーブ(16)の低摩擦材(18)の両側の高摩
擦材(17)の外周面と偏心部材(19)との間に、オイル
(0)を封止するOリング(20)が設けられている。
偏心部材(19)の周囲に、円筒状のアイドラ(21)が
複数の球状転動体(22)を介して回転自在に取付けられ
ている。
偏心部材(19)には、その軸線と平行な2つのピン
(23)(24)が固定されている。第1のピン(23)は偏
心部材(19)から両側に突出しており、先端側に突出し
た部分がストッパ部(23a)となっている。第2のピン
(24)は、偏心部材(19)から基端側にのみ突出してい
る。固定部材(11)の軸部(13)のフランジ(13a)よ
り基端側の部分の周囲に、ねじりコイルばね(25)が取
付けられている。ばね(25)の一端部(25a)は偏心部
材(19)の第2のピン(24)に、この端部(25a)寄り
の屈曲部(25b)が偏心部材(19)の第1のピン(23)
にそれぞれ掛けられ、他端部(25c)は固定部材(10)
に固定された第3のピン(26)に掛けられる。そして、
このばね(25)は、偏心部材(19)を第2図および第3
図の反時計方向に付勢し、アイドラ(21)をタイミング
ベルト(27)の緩み側の歯(28)のない面に押付けてい
る。
固定部材(11)の板部(14)のフランジ(14a)の約
半周は大径部(14b)、残りの約半周は小径部(14c)と
なっており、偏心部材(19)の第1のピン(23)のスト
ッパ部(23a)が大径部(14b)の円周方向両端部に当た
ることによって偏心部材(19)の回転範囲が規制される
ようになっている。なお、作動状態においては、第1の
ピン(23)のストッパ部(23a)は、フランジ(14a)の
小径部(14c)の円周方向の中央部に位置し、固定部材
(11)に対して偏心部材(19)がいずれの方向にも回転
しうるようになっている。
この場合、固定部材(11)により固定部分側部材が構
成され、スリーブ(16)と偏心部材(19)によりアイド
ラ側部材が構成されている。また、スリーブ(16)の低
摩擦摺動面(18a)、偏心部材(19)の低摩擦摺動面(1
9a)およびこれらの間のオイル(0)により振動減衰手
段が構成されている。
次に、上記のオートテンショナの動作を説明する。
スリーブ(16)の高摩擦摺動面(17a)とこれに接す
る固定部材(11)の高摩擦摺動面(11a)との間では、
垂直荷重が大きいときには、静摩擦が大きいため、すべ
りは生じないが、垂直荷重が小さくなると、静摩擦も小
さくなるため、すべりが生じやすくなる。一方、スリー
ブ(16)の低摩擦摺動面(18a)とこれに接する偏心部
材(19)の低摩擦摺動面(19a)との間では、垂直荷重
の大小にかかわらず、すべりが生じるが、これらの間に
は高粘度のオイル(0)が介在するため、すべりは緩や
かである。
ベルト(27)の張力が増加する場合、偏心部材(19)
がアイドラ(21)を介してベルト(27)からの大きなラ
ジアル荷重を受けるため、スリーブ(16)の高摩擦摺動
面(17a)とこれに接する固定部材(11)の高摩擦摺動
面(11a)との間の垂直荷重が大きくなり、これらは大
きな静摩擦により相互に固定され、スリーブ(16)は回
転しない。そして、スリーブ(16)の低摩擦摺動面(18
a)とこれに接する偏心部材(19)の低摩擦摺動面(19
a)との間の高粘度のオイル(0)の粘性抵抗により、
ダンパ効果が発揮される、すなわち、たとえば温度変化
などによる緩慢な張力変化の場合は、スリーブ(16)の
低摩擦摺動面(18a)と偏心部材(19)の低摩擦摺動面
(19a)が相互にすべることができ、偏心部材(19)が
ベルト(27)からのラジアル荷重によりばね(25)に抗
して第2図の時計方向に緩やかに回転する。このため、
アイドラ(21)が張力を減少させる方向に緩やかに移動
し、張力が所定の値に保持される。これに対し、ベルト
振動のような高周波振動荷重に対しては、スリーブ(1
6)の低摩擦摺動面(18a)と偏心部材(19)の低摩擦摺
動面(19a)との間のオイル(0)による粘性減衰係数
が大きくなり、これらが相互にすべりにくくなる。この
ため、偏心部材(19)の回転すなわちアイドラ(21)の
移動が抑制され、ダンパ効果が発揮される。
ベルト(27)の張力が減少する場合、偏心部材(19)
が受けるベルト(27)からのラジアル荷重が減少するた
め、スリーブ(16)の高摩擦摺動面(17a)とこれに接
する固定部材(11)の高摩擦摺動面(11a)との間の垂
直荷重および静摩擦が小さくなり、これらは相互にすべ
りやすくなる。一方、スリーブ(16)の低摩擦摺動面
(18a)とこれに接する偏心部材(19)の低摩擦摺動面
(19a)とは、これらの間の高粘度のオイル(0)の大
きな粘性減衰係数のためにすべりにくくなっているが、
スリーブ(16)の高摩擦摺動面(17a)と固定部材(1
1)の高摩擦摺動面(11a)とが上記のようにすべりやす
くなっているため、ばね(25)の弾性力によって、偏心
部材(19)とスリーブ(16)が固定部材(11)に対して
第2図の反時計方向に速やかに回転する。このため、ア
イドラ(21)がベルト(27)に接近する方向に速やかに
移動し、ベルト(27)の緩みに迅速に追随する。
このため、エンジンを停止して次に始動したときに、
ベルト(27)の緩み側が急激に緩んでも、これに迅速に
追随して、ベルト(27)の歯飛びを防止することができ
る。
第6図は、中間スリーブ(16)の変形例を示す。
スリーブ(16)は、芯材(30)と、芯材(30)の内周
面に固着された高摩擦材(31)と、芯材(30)の外周面
に固着された低摩擦材(32)とから構成されている。芯
材(30)は、鋼などの適当な材料で作られている。そし
て、高摩擦材(31)の内周面が高摩擦摺動面(31a)、
低摩擦材(32)の外周面が低摩擦摺動面(32a)となっ
ている。また、スリーブ(16)の低摩擦摺動面(32a)
と偏心部材(19)の低摩擦摺動面(19a)の間にシリコ
ーンオイル(0)が介在させられ、スリーブ(16)の低
摩擦材(32)の両側の芯材(30)の外周面と偏心部材
(19)との間に、Oリング(20)が設けられている。
他は、第1図〜第5図の場合と同様であり、同じ部分
には同一の符号を付している。
第7図は、中間スリーブ(16)の他の変形例を示す。
スリーブ(16)は、外側の高摩擦材(33)と、その内
周面に固着された低摩擦材(34)とから構成されてお
り、高摩擦材(33)の外周面が高摩擦摺動面(33a)、
低摩擦材(34)の内周面が低摩擦摺動面(34a)となっ
ている。これに対応して、固定部材(11)の外周面に低
摩擦摺動面(11b)が、偏心部材(19)の内周面に低摩
擦摺動面(19b)が形成されており、スリーブ(16)が
低摩擦摺動面(34a)と固定部材(11)の低摩擦摺動面
(11b)の間にシリコーンオイル(0)が介在させられ
ている。また、スリーブ(16)の低摩擦材(34)の両側
の高摩擦材(33)の内周面と固定部材(11)との間に、
Oリング(20)が設けられている。
この場合、固定部材(11)とスリーブ(16)により固
定部分側部材が構成され、偏心部材(19)によりアイド
ラ側部材が構成されている。また、固定部材(11)の低
摩擦摺動面(11b)、スリーブ(16)の低摩擦摺動面(3
4a)およびこれらの間のオイル(0)により振動減衰手
段が構成されている。
この場合のオートテンショナの動作は、次のとおりで
ある。
ベルト(27)の張力が増加する場合、偏心部材(19)
がアイドラ(21)を介してベルト(27)からの大きなラ
ジアル荷重を受けるため、スリーブ(16)の高摩擦摺動
面(33a)とこれに接する偏心部材(19)の高摩擦摺動
面(19b)との間の垂直荷重が大きくなり、これらは大
きな静摩擦により相互に固定され、スリーブ(16)と偏
心部材(19)は相互に回転しない。そして、スリーブ
(16)の低摩擦摺動面(34a)とこれに接する固定部材
(11)の低摩擦摺動面(11b)との間の高粘度のオイル
(0)の粘性抵抗により、ダンパ効果が発揮される。す
なわち、たとえば温度変化などによる緩慢な張力変化の
場合は、スリーブ(16)の低摩擦摺動面(34a)と固定
部材(11)の低摩擦摺動面(11b)が相互にすべること
ができ、偏心部材(19)とスリーブ(16)がベルト(2
7)からのラジアル荷重によりばね(25)に抗して緩や
かに回転する。このため、アイドラ(21)が張力を減少
させる方向に緩やかに移動し、張力が所定の値に保持さ
れる。これに対し、ベルト振動のような高周波振動荷重
に対しては、スリーブ(16)の低摩擦摺動面(34a)と
固定部材(11)の低摩擦摺動面(11b)との間のオイル
(0)による粘性減衰係数が大きくなり、これらが相互
にすべりにくくなる。このため、偏心部材(19)とスリ
ーブ(16)の回転すなわちアイドラ(21)の移動が抑制
され、ダンパ効果が発揮される。
ベルト(27)の張力が減少する場合、偏心部材(19)
が受けるベルト(27)からのラジアル荷重が減少するた
め、スリーブ(16)の高摩擦摺動面(34a)とこれに接
する偏心部材(19)の高摩擦摺動面(19b)との間の垂
直荷重および静摩擦が小さくなり、これらは相互にすべ
りやすくなる。一方、スリーブ(16)の低摩擦摺動面
(34a)とこれに接する固定部材(11)の低摩擦摺動面
(11b)とは、これらの間の高粘度のオイル(0)の大
きな粘性減衰係数のためにすべりにくくなっているが、
スリーブ(16)の高摩擦摺動面(33a)と偏心部材(1
9)の高摩擦摺動面(19b)とが上記のようにすべりやす
くなっているため、ばね(25)の弾性力によって、偏心
部材(19)が速やかに回転する。このため、アイドラ
(21)がベルト(27)に接近する方向に速やかに移動
し、ベルト(27)の緩みに迅速に追随する。
他は、第1図〜第5図の場合と同様であり、同じ部分
には同一の符号を付している。
第8図は、中間スリーブ(16)のさらに他の変形例を
示す。
スリーブ(16)は、芯材(35)と、芯材(35)の内周
面に固着された低摩擦材(36)と、芯材(35)の外周面
に固着された高摩擦材(37)とから構成されており、低
摩擦材(36)の内周面が低摩擦摺動面(36a)、高摩擦
材(37)の外周面が高摩擦摺動面(37a)となってい
る。また、スリーブ(16)の低摩擦摺動面(36a)と固
定部材(11)の低摩擦摺動面(11b)の間にシリコーン
オイル(0)が介在させられ、スリーブ(16)の低摩擦
材(36)の両側の芯材(35)の内周面と固定部材(11)
との間に、Oリング(20)が設けられている。
他は、第7図の場合と同様であり、同じ部分には同一
の符号を付している。
第5図および第7図の場合、高摩擦材(17)(33)に
低摩擦材(18)(34)が固着されているが、低摩擦材は
高摩擦材の表面に薄くコーティングされてもよい。ま
た、第6図および第8図の場合、高摩擦材(31)(37)
と低摩擦材(32)(38)が芯材(30)(35)の表面に固
着されているが、高摩擦材および低摩擦材は心材の表面
に薄くコーティングされてもよい。
第9図〜第12図は第2実施例を示し、第13図はその要
部を拡大して示す。
エンジンの固定部分(40)に、円柱状の固定部材(4
1)が1本のボルト(42)により固定されている。固定
部材(41)は基端側の第1軸部(43)と先端側の第2軸
部(44)とから構成され、これらが圧入によって固定さ
れている。2つの軸部(43)(44)の先端部には、それ
ぞれ、外向きフランジ(43a)(44a)が一体に形成さ
れ、これらのフランジ(43a)(44a)の外周縁部に、互
いに接近する方向に張出した短円筒状の張出し部(43
b)(44b)がそれぞれ一体に形成されている。そして、
これらの張出し部(43b)(44b)の内周面が高摩擦摺動
面(41a)となっている。
固定部材(41)の第2軸部(44)の周囲の2つのフラ
ンジ(43a)(44a)の間の環状空間に、中間環状部材
(45)が回転自在に取付けられている。環状部材(45)
は、円筒部(45a)の両端部に外向きフランジ(45b)
(45c)が形成されたものである。先端側の第1のフラ
ンジ(45b)は円筒部(45a)に一体に形成されている
が、基端側の第2のフランジ(45c)は別に作られて円
筒部(45a)に固着されている。環状部材(45)の円筒
部(45a)の内径は固定部材(41)の第2の軸部(44)
の外径より少し大きく、これらの間にはすきまがある。
環状部材(45)の2つのフランジ(45b)(45c)の外周
面に高摩擦材(46)が固着され、その外周面が高摩擦摺
動面(46a)となっている。環状部材(45)の円筒部(4
5a)の外周面に低摩擦材(47)が固着され、その外周面
が低摩擦摺動面(47a)となっている。
環状部材(45)のフランジ(45b)(45c)の間の円筒
部(45a)の周囲に、短円柱状の可動偏心部材(48)が
偏心状かつ回転自在に取付けられている。偏心部材(4
8)の内周面には、低摩擦摺動面(48a)が形成されてい
る。環状部材(45)の低摩擦摺動面(47a)と偏心部材
(48)の低摩擦摺動面(48a)の間に、たとえば粘度が1
00,000cst(25℃)以上のシリコーンオイル(0)が介
在させられている。そして、環状部材(45)の両側のフ
ランジ(45b)(45c)と偏心部材(48)の両端面との間
に、オイル(0)を封止するOリング(49)が設けられ
ている。
偏心部材(48)の周囲に、円筒状のアイドラ(50)が
複数の球状転動体(51)を介して回転自在に取付けられ
ている。
固定部材(41)の基端側の端部に、ブラケット(52)
の短円筒部(52a)が圧入などの適宜な手段によりはめ
止められている。ブラケット(52)には、上方に長くの
びた係合部(52b)が一体に形成され、その先端部に、
固定部分(10)に固定された係合ピン(53)がはまる係
合穴(54)が形成されている。ブラケット(52)の側部
の2箇所から突出した部分の先端に、それぞれ、直角折
曲げ部(52c)(52d)が一体に形成され、これらによ
り、組付け時にブラケット(52)を回転させる力を加え
るための荷重作用部(55)が形成されている。また、固
定部材(11)には、ほぼブラケット(52)の係合穴(5
4)を中心とする円周方向にのびる長穴状のボルト穴(5
6)が形成されている。
偏心部材(48)には、その軸線と平行な2つのピン
(57)(58)が固定されている。これらのピン(57)
(58)は、偏心部材(48)から両側に突出している。固
定部材(41)の第1軸部(43)のフランジ(43a)より
基端側の部分に周囲に、ねじりコイルばね(59)が取付
けられている。ばね(59)の一端部(59a)は偏心部材
(48)の第2のピン(58)に、この端部(59a)寄りの
屈曲部(59b)が偏心部材(48)の第1のピン(57)に
それぞれ掛けられ、他端部(59c)は第1軸部(43)の
基端部外周に形成された切欠き(60)の部分に掛けられ
ている。そして、このばね(59)は、偏心部材(48)を
第10図および第11図の反時計方向に付勢し、アイドラ
(50)をタイミングベルト(61)を緩み側の歯(62)の
ない面に取付けている。
固定部材(41)の第2軸部(44)のフランジ(44a)
の外周縁部の2箇所に突起(63)が一体に形成されてお
り、偏心部材(48)の2つのピン(57)(58)がこれら
の突起(63)に当たることによって偏心部材(48)の回
転範囲が規制されるようになっている。また、第2軸部
(44)のフランジ(44a)の突起(63)の間の円周方向
中央部にインジケータマーク(64)が設けられており、
作動状態においては、このマーク(64)が2つのピン
(57)(58)の中間に位置し、固定部材(41)に対して
偏心部材(19)がいずれの方向にも回転しうるようにな
っている。
第2実施例のオートテンショナの動作も、第1実施例
の場合と同様である。
すなわち、ベルト(61)の張力が増加する場合、偏心
部材(48)がアイドラ(50)を介してベルト(61)から
の大きなラジアル荷重を受けるため、環状部材(45)の
高摩擦摺動面(46a)とこれに接する固定部材(41)の
高摩擦摺動面(41a)との間の垂直荷重が大きくなり、
これらは大きな静摩擦により相互に固定され、環状部材
(45)と固定部材(41)は相互に回転しない。そして、
環状部材(45)の低摩擦摺動面(47a)とこれに接する
偏心部材(48)の低摩擦摺動面(48a)との間の高粘度
のオイル(0)の粘性抵抗により、ダンパ効果が発揮さ
れる。
ベルト(61)の張力が減少する場合、偏心部材(48)
が受けるベルト(61)からのラジアル荷重が減少するた
め、環状部材(45)の高摩擦摺動面(46a)とこれに接
する固定部材(41)の高摩擦摺動面(41a)との間の垂
直荷重および静摩擦が小さくなり、これらは相互にすべ
りやすくなる。このため、ばね(59)の弾性力により偏
心部材(48)が速やかに回転して、アイドラ(50)がベ
ルト(61)に接近する方向に速やかに移動し、ベルト
(61)の緩みに迅速に追随する。
第2実施例の場合、環状部材(45)のフランジ(45
b)(45c)の外周に高摩擦摺動面(46a)が形成されて
いるので、高摩擦摺動面(46a)の直径が大きくなり、
垂直荷重が作用したときに摩擦抵抗が確実に作用する。
第14図は、環状部材(45)の変形例を示す。
環状部材(45)のフランジ(45b)(45c)の外周に
は、互いに反対側を向いたテーパ面(65)が形成され、
このテーパ面(65)に高摩擦材(46)が固着されてい
る。また、固定部材(41)の張出し部(43b)(44b)の
高摩擦摺動面(41a)も環状部材(45)のテーパ面(6
5)に対応して、テーパ状に形成されている。
この場合、環状部材(45)の高摩擦摺動面(46a)が
互いに反対向きのテーパ状になっているので、その分だ
け高摩擦摺動面(46a)の面積が大きくなり、しかもテ
ーパ面の楔作用によって面圧が大きくなるため、摩擦抵
抗をさらに大きくすることができる。
発明の効果 この発明のオートテンショナによれば、上述のよう
に、ベルトの張力が増加する場合には、固定部材と中間
環状部材、または中間環状部材と可動偏心部材は相互に
回転せず、振動減衰手段により、ダンパ効果が発揮され
るとともに、ベルトの張力が減少する場合には、固定部
材と中間環状部材、または中間環状部材と可動偏心部材
の高摩擦摺動面は相互にすべりやすくなるので、ばねの
弾性力によって、アイドラ側部材が速やかに回転し、ア
イドラがベルトの緩みに迅速に追随する。したがって、
ベルトの振動が減衰されてベルトの張力振動による共振
を抑制することができる。さらに、ベルトの張力が減少
する場合には、アイドラ側部材が速やかに回転し、アイ
ドラがベルトの緩みに迅速に追随するので、タイミング
ベルトの歯飛びを防止して、エンジントラブルを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例を示すオートテンショナ
の縦断面図(第2図I−I線の断面図)、第2図は第1
図II−II線の断面図、第3図は第1図III−III線の矢視
図、第4図は第1図IV−IV線の断面図、第5図は第1図
の中間スリーブの部分を拡大して示す縦断面図、第6図
は中間スリーブの変形例を示す第5図相当の図面、第7
図は中間スリーブの他の変形例を示す第5図相当の図
面、第8図は中間スリーブさらに他の変形例を示す第5
図相当の図面、第9図は第2実施例を示すオートテンシ
ョナの縦断面図(第10図IX−IX線の断面図)、第10図は
第9図X−X線の断面図、第11図は第9図XI−XI線の矢
視図、第12図は第9図XII−XII線の断面図、第13図は第
9図の中間環状部材の部分を拡大して示す縦断面図、第
14図は中間環状部材の変形例を示す第13図相当の図面で
ある。 (10)(40)……固定部材、(11)(41)……固定部
材、(16)……中間スリーブ(中間環状部材)、(17
a)(31a)(33a)(37a)(46a)……高摩擦摺動面、
(18a)(32a)(34a)(36a)(47a)……低摩擦摺動
面、(19)(48)……可動偏心部材、(21)(50)……
アイドラ、(25)(59)……ねじりコイルばね、(27)
(61)……タイミングベルト、(45)……中間環状部
材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−303252(JP,A) 特開 昭58−72757(JP,A) 特開 昭64−58846(JP,A) 実開 昭62−188652(JP,U) 実開 昭57−175845(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 7/00 - 7/24

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定部分に取付けられた円柱状の固定部分
    側部材の周囲に、アイドラが回転自在に取付けられた円
    柱状のアイドラ側部材が偏心状かつ回転自在に取付けら
    れ、アイドラがベルトに圧接する方向にアイドラ側部材
    を付勢するばねが設けられ、固定部分側部材が、固定部
    分に固定された円柱状の固定部材よりなり、アイドラ側
    部材が、固定部材の周囲に回転自在に取付けられた中間
    環状部材、および中間環状部材の周囲に偏心状かつ回転
    自在に取付けられた円筒状の可動偏心部材よりなるオー
    トテンショナにおいて、 固定部材と中間環状部材の相互に回転する部分に、互い
    に摺接し、かつベルトの張力が増加したときに固定部材
    と中間環状部材の相互回転を規制するとともに、ベルト
    の張力が減少したときに固定部材と中間環状部材の相互
    回転を許容する高摩擦摺動面が形成され、中間環状部材
    と可動偏心部材の相互に回転する部分に、振動減衰手段
    が設けられていることを特徴とするオートテンショナ。
  2. 【請求項2】振動減衰手段が、中間環状部材と可動偏心
    部材の相互に回転する部分に互いに摺接するように形成
    された低摩擦摺動面、およびこれらの低摩擦摺動面の間
    に介在させられた高粘度の油よりなることを特徴とする
    請求項1のオートテンショナ。
  3. 【請求項3】固定部分に取付けられた円柱状の固定部分
    側部材の周囲に、アイドラが回転自在に取付けられた円
    柱状のアイドラ側部材が偏心状かつ回転自在に取付けら
    れ、アイドラがベルトに圧接する方向にアイドラ側部材
    を付勢するばねが設けられ、固定部分側部材が、固定部
    分に固定された円柱状の固定部材、および固定部材の周
    囲に回転自在に取付けられた中間環状部材よりなり、ア
    イドラ側部材が、中間環状部材の周囲に偏心状かつ回転
    自在に取付けられた円筒状の可動偏心部材よりなるオー
    トテンショナにおいて、 中間環状部材と可動偏心部材の相互に回動する部分に、
    互いに摺接し、かつベルトの張力が増加したときに中間
    環状部材と可動偏心部材の相互回転を規制するととも
    に、ベルトの張力が減少したときに中間環状部材と可動
    偏心部材の相互回転を許容する高摩擦摺動面が形成さ
    れ、固定部材と中間環状部材の相互に回転する部分に、
    振動減衰手段が設けられていることを特徴とするオート
    テンショナ。
  4. 【請求項4】振動減衰手段が、固定部材と中間環状部材
    の相互に回転する部分に互いに摺接するように形成され
    た低摩擦摺動面、およびこれらの低摩擦摺動面の間に介
    在させられた高粘度の油よりなることを特徴とする請求
    項3のオートテンショナ。
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