JP2890403B2 - 装飾表示体の製造方法 - Google Patents
装飾表示体の製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、透視性と遮光性とを備え、透明着色層を有
する装飾表示体を製造する方法に関する。 (従来の技術) 透視性と遮光性とを備え、装飾表示機能を備えた装飾
表示体としては、屋内、屋外の装飾、案内表示などの表
示板として使用する装飾表示パネルがある。従来、この
ような装飾表示パネルは、ガラス、樹脂板など透明基板
に微細な網状、点状パターンの隠蔽層を設け、該隠蔽層
の表裏に着色層を設けて製造するものである。しかし、
隠蔽層の表裏上に正確に見当を整合して着色層を形成す
ることは容易ではなかった。また、使用する透明基材本
体そのものは透明着色されているものが用いられるにし
ても、パターン状の隠蔽層の非隠蔽層である透視部分の
基材上には、着色層が形成されていない。 (発明の目的) 本発明は、透明基材に網状、あるいは点状パターンの
隠蔽層を設けて透視性と遮光性を付与し、該隠蔽層の表
裏に着色層を備え、且つ透視部分にも透明着色層を形成
した透視性、遮光性を備えた装飾表示体を製造すること
を目的とするものである。 (発明の構成) 本発明の第1の発明は、透明基材1の片側面に、透明
第1着色層2を設け、該層2上に網状の剥離マスクパタ
ーン層3を設け、該マスクパターン層3上より隠蔽層
4、第2着色層5をこの順に設けて積層した後、透明基
材1の第1着色層2上より前記マスクパターン層3及び
該パターン層3相当部上側の隠蔽層4と第2着色層5と
を剥離することにより、該基板1上に透明第1着色層2
と、前記マスクパターンに対して逆像の隠蔽層4及び第
2着色層5とをこの順に積層した点状積層パターンを形
成することを特徴とする装飾表示体の製造方法である。 本発明の第2の発明は、透明基材1の片側面に、透明
第1着色層2を設け、一方、紙、あるいは樹脂フィルム
などの基材7片側面に剥離層6、第2着色層5、隠蔽層
4、網状あるいは点状の剥離マスクパターン層3をこの
順に設けて積層した後、前記基材1の透明第1着色層2
と基材7のマスクパターン層3を設けた隠蔽層4とを重
ね合わせて加熱加圧して接着し、基材7をマスクパター
ン層3より剥離することにより、基材1上に透明第1着
色層2と、網状、あるいは点状マスクパターンに対して
逆像の隠蔽層4及び第2着色層5とをこの順に積層した
積層パターンを形成することを特徴とする装飾表示体の
製造方法である。 (発明の作用) 本発明は、透明基材1上に透明第1着色層2を設け、
その上に設けた剥離性のマスクパターン層3によって隠
蔽層4と第2着色層5を、マスクパターンに対して逆像
のパターンに容易に形成でき、そして、透明第1着色層
2はパターン形成されずに残存するものであり、基材1
側より観察したときは、該透明第1着色層2のパターン
化されない連続した着色表示が観察できる。そのため、
該第1着色層2としての線画あるいは階調再現画など
は、細かい部分まで良好に再現される。 (実施例) 第1の発明について第1図に従って詳細に説明すれ
ば、第1図(a)ガラス板、樹脂板などの透明基材1の
片側に透明インキを用いて適宜色数の線画、階調再現画
の透明第1着色層2を印刷形成し、次に該着色層2上に
微細網状の剥離性マスクパターン層3を印刷形成する。
そして、その上より全面に隠蔽層の明色乃至は暗色イン
キなどにより隠蔽層4を設け、該隠蔽層4上に適宜色数
の線画、階調再現画の不透明乃至透明第2着色層5を印
刷形成する。そして、(b)基材1の網状マスクパター
ン層3と第1着色層2との間で剥離して、網状のマスク
パターン層3とその上側の隠蔽層4、第2着色層5を網
パターン状にリフトオフすることによって、透明基板1
上に連続した透明第1着色層2と、その上に隠蔽層4と
第2着色層5を積層した網状パターンの逆像パターン
(点状パターン)の積層体の形成された装飾表示体が得
られるものである。 第2の発明を第2図に従って詳細に説明すれば、第2
図(a)透明基材1の片側に適宜色数の線画、階調再現
画の透明第1着色層2を印刷形成し、その上に網状又は
点状の微細パターンの剥離マスクパターン層3を印刷形
成する。そして、その上より隠蔽性のある明色乃至暗色
のインキなどにより隠蔽層4を塗布又は印刷形成する。
そして、その上に適宜色数の線画、階調再現画の第2着
色層5を不透明乃至透明インキを用いて印刷形成する。
そして、該第2着色層5の全面に剥離ニス、シリコン樹
脂、ワックスなどを用いて剥離層6を塗布した形成した
後、該剥離層6上の全面に剥離支持層7を形成する。剥
離支持層7は、塩化ビニール、ポリエステル、などの樹
脂液を塗布して形成するか、あるいは、前記樹脂フィル
ムをラミネートしてもよい。次に、その上より適当な温
度と圧力により加熱、加圧して、透明第1着色層2と隠
蔽層4との接着力を強化した後、剥離支持層7を剥離す
ることにより、剥離マスクパターン層3とその上側の隠
蔽層4、第2着色層5とを第1着色層2側よりリフトオ
フすることにより、(b)透明基材1上には連続した第
1着色層2と、その上に隠蔽層4と第2着色層5との積
層された、前記マスクパターンに対して逆像の微細な点
状、網状パターンの積層体の形成された装飾表示体が得
られるものである。 (発明の効果) 本発明方法は、透明基材に透視性と遮光性及び装飾表
示を容易に施すことができ、透視性と遮光性を備え、且
つ透視性のある透視部分は透明着色層を、遮光性のある
隠蔽部分はその表裏に着色層を備えた装飾表示体を製造
するために顕著な効果を発揮するものである。
する装飾表示体を製造する方法に関する。 (従来の技術) 透視性と遮光性とを備え、装飾表示機能を備えた装飾
表示体としては、屋内、屋外の装飾、案内表示などの表
示板として使用する装飾表示パネルがある。従来、この
ような装飾表示パネルは、ガラス、樹脂板など透明基板
に微細な網状、点状パターンの隠蔽層を設け、該隠蔽層
の表裏に着色層を設けて製造するものである。しかし、
隠蔽層の表裏上に正確に見当を整合して着色層を形成す
ることは容易ではなかった。また、使用する透明基材本
体そのものは透明着色されているものが用いられるにし
ても、パターン状の隠蔽層の非隠蔽層である透視部分の
基材上には、着色層が形成されていない。 (発明の目的) 本発明は、透明基材に網状、あるいは点状パターンの
隠蔽層を設けて透視性と遮光性を付与し、該隠蔽層の表
裏に着色層を備え、且つ透視部分にも透明着色層を形成
した透視性、遮光性を備えた装飾表示体を製造すること
を目的とするものである。 (発明の構成) 本発明の第1の発明は、透明基材1の片側面に、透明
第1着色層2を設け、該層2上に網状の剥離マスクパタ
ーン層3を設け、該マスクパターン層3上より隠蔽層
4、第2着色層5をこの順に設けて積層した後、透明基
材1の第1着色層2上より前記マスクパターン層3及び
該パターン層3相当部上側の隠蔽層4と第2着色層5と
を剥離することにより、該基板1上に透明第1着色層2
と、前記マスクパターンに対して逆像の隠蔽層4及び第
2着色層5とをこの順に積層した点状積層パターンを形
成することを特徴とする装飾表示体の製造方法である。 本発明の第2の発明は、透明基材1の片側面に、透明
第1着色層2を設け、一方、紙、あるいは樹脂フィルム
などの基材7片側面に剥離層6、第2着色層5、隠蔽層
4、網状あるいは点状の剥離マスクパターン層3をこの
順に設けて積層した後、前記基材1の透明第1着色層2
と基材7のマスクパターン層3を設けた隠蔽層4とを重
ね合わせて加熱加圧して接着し、基材7をマスクパター
ン層3より剥離することにより、基材1上に透明第1着
色層2と、網状、あるいは点状マスクパターンに対して
逆像の隠蔽層4及び第2着色層5とをこの順に積層した
積層パターンを形成することを特徴とする装飾表示体の
製造方法である。 (発明の作用) 本発明は、透明基材1上に透明第1着色層2を設け、
その上に設けた剥離性のマスクパターン層3によって隠
蔽層4と第2着色層5を、マスクパターンに対して逆像
のパターンに容易に形成でき、そして、透明第1着色層
2はパターン形成されずに残存するものであり、基材1
側より観察したときは、該透明第1着色層2のパターン
化されない連続した着色表示が観察できる。そのため、
該第1着色層2としての線画あるいは階調再現画など
は、細かい部分まで良好に再現される。 (実施例) 第1の発明について第1図に従って詳細に説明すれ
ば、第1図(a)ガラス板、樹脂板などの透明基材1の
片側に透明インキを用いて適宜色数の線画、階調再現画
の透明第1着色層2を印刷形成し、次に該着色層2上に
微細網状の剥離性マスクパターン層3を印刷形成する。
そして、その上より全面に隠蔽層の明色乃至は暗色イン
キなどにより隠蔽層4を設け、該隠蔽層4上に適宜色数
の線画、階調再現画の不透明乃至透明第2着色層5を印
刷形成する。そして、(b)基材1の網状マスクパター
ン層3と第1着色層2との間で剥離して、網状のマスク
パターン層3とその上側の隠蔽層4、第2着色層5を網
パターン状にリフトオフすることによって、透明基板1
上に連続した透明第1着色層2と、その上に隠蔽層4と
第2着色層5を積層した網状パターンの逆像パターン
(点状パターン)の積層体の形成された装飾表示体が得
られるものである。 第2の発明を第2図に従って詳細に説明すれば、第2
図(a)透明基材1の片側に適宜色数の線画、階調再現
画の透明第1着色層2を印刷形成し、その上に網状又は
点状の微細パターンの剥離マスクパターン層3を印刷形
成する。そして、その上より隠蔽性のある明色乃至暗色
のインキなどにより隠蔽層4を塗布又は印刷形成する。
そして、その上に適宜色数の線画、階調再現画の第2着
色層5を不透明乃至透明インキを用いて印刷形成する。
そして、該第2着色層5の全面に剥離ニス、シリコン樹
脂、ワックスなどを用いて剥離層6を塗布した形成した
後、該剥離層6上の全面に剥離支持層7を形成する。剥
離支持層7は、塩化ビニール、ポリエステル、などの樹
脂液を塗布して形成するか、あるいは、前記樹脂フィル
ムをラミネートしてもよい。次に、その上より適当な温
度と圧力により加熱、加圧して、透明第1着色層2と隠
蔽層4との接着力を強化した後、剥離支持層7を剥離す
ることにより、剥離マスクパターン層3とその上側の隠
蔽層4、第2着色層5とを第1着色層2側よりリフトオ
フすることにより、(b)透明基材1上には連続した第
1着色層2と、その上に隠蔽層4と第2着色層5との積
層された、前記マスクパターンに対して逆像の微細な点
状、網状パターンの積層体の形成された装飾表示体が得
られるものである。 (発明の効果) 本発明方法は、透明基材に透視性と遮光性及び装飾表
示を容易に施すことができ、透視性と遮光性を備え、且
つ透視性のある透視部分は透明着色層を、遮光性のある
隠蔽部分はその表裏に着色層を備えた装飾表示体を製造
するために顕著な効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本発明の製造方法を説明する側面
図である。 1……透明基材、2……第1着色層 3……マスクパターン層、4……隠蔽層 5……第2着色層、6……剥離層 7……剥離支持層
図である。 1……透明基材、2……第1着色層 3……マスクパターン層、4……隠蔽層 5……第2着色層、6……剥離層 7……剥離支持層
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.透明基材1の片側面に、透明第1着色層2を設け、
該層2上に網状の剥離マスクパターン層3を設け、該マ
スクパターン層3上より隠蔽層4、第2着色層5をこの
順に設けて積層した後、透明基材1の第1着色層2上よ
り前記マスクパターン層3及び該パターン層3相当部上
側の隠蔽層4と第2着色層5とを剥離することにより、
該基材1上に透明第1着色層2と、該第1着色層上に前
記マスクパターンに対して逆像の隠蔽層4及び第2着色
層5とをこの順に積層した積層パターンを形成すること
を特徴とする装飾表示体の製造方法。 2.透明基材1の片側面に、透明第1着色層2、網状あ
るいは点状の剥離マスクパターン層3、隠蔽層4、第2
着色層5、剥離層6、剥離支持層7をこの順に積層し、
剥離支持層7をマスクパターン層3より剥離することに
より、前記基材1上に透明第1着色層2と、該着色層上
に前記剥離マスクパターンに対して逆像の隠蔽層4及び
第2着色層5とをこの順に積層した積層パターンを形成
することを特徴とする装飾表示体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31563287A JP2890403B2 (ja) | 1987-12-14 | 1987-12-14 | 装飾表示体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31563287A JP2890403B2 (ja) | 1987-12-14 | 1987-12-14 | 装飾表示体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01156094A JPH01156094A (ja) | 1989-06-19 |
JP2890403B2 true JP2890403B2 (ja) | 1999-05-17 |
Family
ID=18067697
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31563287A Expired - Fee Related JP2890403B2 (ja) | 1987-12-14 | 1987-12-14 | 装飾表示体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2890403B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002264461A (ja) * | 2001-03-09 | 2002-09-18 | Dainippon Ink & Chem Inc | 積層パターン形成方法 |
-
1987
- 1987-12-14 JP JP31563287A patent/JP2890403B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01156094A (ja) | 1989-06-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |