JP2885920B2 - 宅内端末間における内線通信方式 - Google Patents
宅内端末間における内線通信方式Info
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、宅内端末間における内線通信方式に係り、
たとえば、ISDNの同一基本インタフェースに接続された
複数の端末間における内線通信方式に関する。
たとえば、ISDNの同一基本インタフェースに接続された
複数の端末間における内線通信方式に関する。
(従来の技術) ISDN(デジタルサービス総合網)におけるユーザ・網
インタフェースは、CCITT勧告I・400系の規定に基づい
て構築されている。
インタフェースは、CCITT勧告I・400系の規定に基づい
て構築されている。
この中で、ISDN端末は、レイヤ2、レイヤ3の終端機
能を有する網終端装置を介して網に接続されている。レ
イヤ2は、データの転送を行うための各部の機能を規定
する。レイヤ3は、呼制御を行うための各部の機能を規
定する。網終端装置とISDN端末との接続点は、S/T点と
して位置付けられている。このS/T点は、基本インタフ
ェースのユーザ・網インタフェースにおける参照点であ
る。このS/T点には、バス接続によって複数台のISDN端
末を接続することができる。網終端装置と端末との間
は、2B+Dのチャネルにて接続されている。
能を有する網終端装置を介して網に接続されている。レ
イヤ2は、データの転送を行うための各部の機能を規定
する。レイヤ3は、呼制御を行うための各部の機能を規
定する。網終端装置とISDN端末との接続点は、S/T点と
して位置付けられている。このS/T点は、基本インタフ
ェースのユーザ・網インタフェースにおける参照点であ
る。このS/T点には、バス接続によって複数台のISDN端
末を接続することができる。網終端装置と端末との間
は、2B+Dのチャネルにて接続されている。
従来、このような複数台の端末が1つの網終端装置に
接続された同一宅内において、端末相互間にて通信を行
う場合、いわゆる内線通信を行う場合、次のようにして
行われていた。
接続された同一宅内において、端末相互間にて通信を行
う場合、いわゆる内線通信を行う場合、次のようにして
行われていた。
ある端末から他の端末へ通信要求が発生した場合、そ
の端末は、局線通信と同様に呼設定メッセージを網終端
装置を介して網に対して送出する。この呼設定メッセー
ジの中にて、たとえば、使用チャネルにB1チャネルを使
用するための要求と、相手宛先の端末を指定するための
局番(このときは自局番になる)と、相手端末のサブア
ドレス等とを情報要素として付加する。網は、この呼設
定メッセージを受信して、その中の情報要素によって着
端末を認識して、相手端末に対して網終端装置を介して
呼設定メッセージを送出する。この呼設定メッセージの
中にて、たとえば、B2チャネル割当等の情報要素を付加
する。このとき、網は発呼端末に対して、B1チャネルの
割当等の情報要素を付加した呼設定受付メッセージを送
出する。呼設定メッセージを受信した着呼端末は、呼設
定受付メッセージを網終端装置を介して網に返送し、続
いて呼出メッセージを網に対して送出する。着呼端末か
ら呼出メッセージを受けた網は、発呼端末に対して呼出
メッセージを送出する。この後、着呼端末がたとえば電
話機の場合、オフフックなどで応答すると、着呼端末か
ら網に対して応答メッセージが送出される。これを受け
た網からは発呼端末に対して応答メッセージを送出し
て、さらに着呼端末に対して応答確認メッセージを返送
する。このように、発呼端末と網との間で応答確認メッ
セージが送受信された後、両端末間にて網を介して通信
が行われる。このとき、網において通信料金の課金が行
われる。通信が終了すると、たとえば、発呼端末から網
に対して切断メッセージが送出されて、これを受けた網
は発呼端末に対して解放メッセージを返送して、さらに
着呼端末に対しては切断メッセージを送出する。切断メ
ッセージを受けた着呼端末からは網に対して解放メッセ
ージを送出して、これを受けた網は着呼端末に解放完了
メッセージを返送する。網から解放メッセージを受けた
発呼端末は網に対して解放完了メッセージを返送する。
網と両端末で解放完了メッセージの送受信が終了する
と、呼は解放されて、同時に課金が終了する。
の端末は、局線通信と同様に呼設定メッセージを網終端
装置を介して網に対して送出する。この呼設定メッセー
ジの中にて、たとえば、使用チャネルにB1チャネルを使
用するための要求と、相手宛先の端末を指定するための
局番(このときは自局番になる)と、相手端末のサブア
ドレス等とを情報要素として付加する。網は、この呼設
定メッセージを受信して、その中の情報要素によって着
端末を認識して、相手端末に対して網終端装置を介して
呼設定メッセージを送出する。この呼設定メッセージの
中にて、たとえば、B2チャネル割当等の情報要素を付加
する。このとき、網は発呼端末に対して、B1チャネルの
割当等の情報要素を付加した呼設定受付メッセージを送
出する。呼設定メッセージを受信した着呼端末は、呼設
定受付メッセージを網終端装置を介して網に返送し、続
いて呼出メッセージを網に対して送出する。着呼端末か
ら呼出メッセージを受けた網は、発呼端末に対して呼出
メッセージを送出する。この後、着呼端末がたとえば電
話機の場合、オフフックなどで応答すると、着呼端末か
ら網に対して応答メッセージが送出される。これを受け
た網からは発呼端末に対して応答メッセージを送出し
て、さらに着呼端末に対して応答確認メッセージを返送
する。このように、発呼端末と網との間で応答確認メッ
セージが送受信された後、両端末間にて網を介して通信
が行われる。このとき、網において通信料金の課金が行
われる。通信が終了すると、たとえば、発呼端末から網
に対して切断メッセージが送出されて、これを受けた網
は発呼端末に対して解放メッセージを返送して、さらに
着呼端末に対しては切断メッセージを送出する。切断メ
ッセージを受けた着呼端末からは網に対して解放メッセ
ージを送出して、これを受けた網は着呼端末に解放完了
メッセージを返送する。網から解放メッセージを受けた
発呼端末は網に対して解放完了メッセージを返送する。
網と両端末で解放完了メッセージの送受信が終了する
と、呼は解放されて、同時に課金が終了する。
(発明が解決しようとする課題) ところで、内線通信は、その距離の近く同一宅内で行
われるので、その通信が頻繁に行われる可能性がある。
しかしながら、上述したように、従来の宅内端末間にお
ける内線通信は、すべて網を介して、一般局線の通信と
同様の通信方式にて行われており、内線相互間における
通信であるにもかかわらず、加入者伝送路を介して、さ
らに網の交換機を介して同一宅内の端末に信号が転送さ
れる。したがって、回線の使用効率が悪いという問題が
あった。また、網における交換機の内部処理も増大し
て、その処理効率も悪くなるという問題があった。
われるので、その通信が頻繁に行われる可能性がある。
しかしながら、上述したように、従来の宅内端末間にお
ける内線通信は、すべて網を介して、一般局線の通信と
同様の通信方式にて行われており、内線相互間における
通信であるにもかかわらず、加入者伝送路を介して、さ
らに網の交換機を介して同一宅内の端末に信号が転送さ
れる。したがって、回線の使用効率が悪いという問題が
あった。また、網における交換機の内部処理も増大し
て、その処理効率も悪くなるという問題があった。
本発明は、このような従来技術の欠点を解消して、同
一宅内における端末間の通信を、網を介して行うことな
く、したがって、回線の使用効率を高めることができ、
かつ網の負担を軽減することができる宅内端末間におけ
る内線通信方式を提供することを目的とする。
一宅内における端末間の通信を、網を介して行うことな
く、したがって、回線の使用効率を高めることができ、
かつ網の負担を軽減することができる宅内端末間におけ
る内線通信方式を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は上述の課題を解決するために、網に収容され
た加入者伝送路の終端機能を有する網終端装置に、複数
の端末が上りおよび下りそれぞれ2つの通信チャネル
と、上りおよび下りそれぞれ1つの制御チャネルとを共
有して収容されてなる宅内端末間における内線通信方式
において、網終端装置に、その端末の上りの通信チャネ
ルの信号を同下りの通信チャネルに折り返すループバッ
ク機能が備えられてなり、それぞれの端末間にて内線通
信を行う場合に、それら端末から送信される通信チャネ
ルの信号を網側に送出することなく網終端装置のループ
バック機能によって折り返すことにより、同一宅内端末
間において内線通信を行なうことを特徴とする。
た加入者伝送路の終端機能を有する網終端装置に、複数
の端末が上りおよび下りそれぞれ2つの通信チャネル
と、上りおよび下りそれぞれ1つの制御チャネルとを共
有して収容されてなる宅内端末間における内線通信方式
において、網終端装置に、その端末の上りの通信チャネ
ルの信号を同下りの通信チャネルに折り返すループバッ
ク機能が備えられてなり、それぞれの端末間にて内線通
信を行う場合に、それら端末から送信される通信チャネ
ルの信号を網側に送出することなく網終端装置のループ
バック機能によって折り返すことにより、同一宅内端末
間において内線通信を行なうことを特徴とする。
また、網終端装置は、その端末の上りの制御チャネル
から送出される制御信号を同下りの制御チャネルに折り
返す機能を有してなり、各端末において内線通信を行う
場合に、網終端装置における制御チャネルの折り返し機
能を利用して、端末相互間における内線通信の制御メッ
セージの転送を行うことを特徴とする。
から送出される制御信号を同下りの制御チャネルに折り
返す機能を有してなり、各端末において内線通信を行う
場合に、網終端装置における制御チャネルの折り返し機
能を利用して、端末相互間における内線通信の制御メッ
セージの転送を行うことを特徴とする。
この場合、網終端装置が介在する端末と網との制御チ
ャネルにおけるレイヤ3の制御メッセージに、発呼端末
から送出される内線通信要求メッセージと、網から送出
される内線通信指示メッセージと、着呼端末から送出さ
れる内線通信可メッセージと、通信終了後に発呼または
着呼端末から送出される内線通信解除要求メッセージ
と、網から送出される内線解除指示メッセージとを含む
内線通信制御メッセージを備えてなり、各端末間におい
て内線通信を行う場合に、これら内線通信制御メッセー
ジを使用することにより、局線における通信と内線通信
とを区別して、同一宅内の端末相互間における内線通信
の制御を行うことを特徴とする。
ャネルにおけるレイヤ3の制御メッセージに、発呼端末
から送出される内線通信要求メッセージと、網から送出
される内線通信指示メッセージと、着呼端末から送出さ
れる内線通信可メッセージと、通信終了後に発呼または
着呼端末から送出される内線通信解除要求メッセージ
と、網から送出される内線解除指示メッセージとを含む
内線通信制御メッセージを備えてなり、各端末間におい
て内線通信を行う場合に、これら内線通信制御メッセー
ジを使用することにより、局線における通信と内線通信
とを区別して、同一宅内の端末相互間における内線通信
の制御を行うことを特徴とする。
また、この場合、各端末間にて内線通信を行う場合
に、前記網終端装置における通信チャネルのループバッ
ク機能は、網から内線通信を許可するための内線通信指
示メッセージが送出されるときに起動されて、その内線
通信を停止させるための内線通信解除指示メッセージが
送出されたときに解除されることを特徴とする。
に、前記網終端装置における通信チャネルのループバッ
ク機能は、網から内線通信を許可するための内線通信指
示メッセージが送出されるときに起動されて、その内線
通信を停止させるための内線通信解除指示メッセージが
送出されたときに解除されることを特徴とする。
さらに、その内線通信制御メッセージは、それぞれ複
数のフレームからなり、その中のメッセージ種別を規定
する第1のオクテットに、局線による通信と内線通信と
を区別するためのエスケープコードが設定され、第2の
オクテットに、内線通信制御メッセージのメッセージ種
別と、通信チャネルの網終端内折り返し状態と、発着呼
端末における通信チャネルの送受信使用条件とが含まれ
ることを特徴とする。
数のフレームからなり、その中のメッセージ種別を規定
する第1のオクテットに、局線による通信と内線通信と
を区別するためのエスケープコードが設定され、第2の
オクテットに、内線通信制御メッセージのメッセージ種
別と、通信チャネルの網終端内折り返し状態と、発着呼
端末における通信チャネルの送受信使用条件とが含まれ
ることを特徴とする。
また、発着呼端末における通信チャネルの送受信使用
条件は、同一チャネルを使用して通信を行う半二重通信
と、異なるチャネルを使用して通信を行う全二重通信と
を備えてなることを特徴とする。
条件は、同一チャネルを使用して通信を行う半二重通信
と、異なるチャネルを使用して通信を行う全二重通信と
を備えてなることを特徴とする。
この場合、発着呼端末における通信チャネルの送受信
使用条件に、半二重通信を設定した場合、その着サブア
ドレスに複数端末のアドレスを設定するか、または着サ
ブアドレスに全端末を指定するグローバルアドレスを設
定することによって、放送形式の内線通信を行うことを
特徴とする。
使用条件に、半二重通信を設定した場合、その着サブア
ドレスに複数端末のアドレスを設定するか、または着サ
ブアドレスに全端末を指定するグローバルアドレスを設
定することによって、放送形式の内線通信を行うことを
特徴とする。
(作用) 本発明に係る宅内端末間における内線通信方式によれ
ば、網に収容される伝送路の終端機能を有する網終端装
置に、通信チャネルの折り返し機能が備えられ、かつ
網、網終端装置およびそれぞれの端末のファームウエア
に、そのレイヤ3レベルにおける内線通信の制御を行う
ための処理機能が追加されているので、同一宅内におけ
る端末間同士の内線通信を行う際に、その通信チャネル
の信号を網に送出することなく、網終端装置にて折り返
して行い得る。
ば、網に収容される伝送路の終端機能を有する網終端装
置に、通信チャネルの折り返し機能が備えられ、かつ
網、網終端装置およびそれぞれの端末のファームウエア
に、そのレイヤ3レベルにおける内線通信の制御を行う
ための処理機能が追加されているので、同一宅内におけ
る端末間同士の内線通信を行う際に、その通信チャネル
の信号を網に送出することなく、網終端装置にて折り返
して行い得る。
(実施例) 次に、添付図面を参照して本発明に係る宅内端末間に
おける内線通信方式の一実施例を詳細に説明する。
おける内線通信方式の一実施例を詳細に説明する。
この実施例における宅内端末間における内線通信方式
は、第1図に示すように、同一宅内に設置された端末TE
間にて内線通信を行う際に、その通信チャネルB1,B2の
信号を網側に伝送することなく、網終端装置(DSU)10
にて折り返して通信を行うことを大きな特徴としてい
る。
は、第1図に示すように、同一宅内に設置された端末TE
間にて内線通信を行う際に、その通信チャネルB1,B2の
信号を網側に伝送することなく、網終端装置(DSU)10
にて折り返して通信を行うことを大きな特徴としてい
る。
第1図において、発呼端末TE1と着呼端末TE2とは、上
りおよび下りそれぞれ2つの通信チャネルB1,B2と、上
りおよび下りそれぞれ1つの制御チャネルDとを有する
パッシブバス20に接続されて網終端装置10に収容されて
いる。このパッシブバス20は、複数の接続端子を有して
おり、第2図に示すように、複数の端末TE1〜TEnを収容
することが可能である。この実施例の場合、たとえば8
個の端末が接続可能である。
りおよび下りそれぞれ2つの通信チャネルB1,B2と、上
りおよび下りそれぞれ1つの制御チャネルDとを有する
パッシブバス20に接続されて網終端装置10に収容されて
いる。このパッシブバス20は、複数の接続端子を有して
おり、第2図に示すように、複数の端末TE1〜TEnを収容
することが可能である。この実施例の場合、たとえば8
個の端末が接続可能である。
網終端装置10は、網30に収容された加入者伝送路35に
接続されて、そのレイヤ2およびレイヤ3の終端機能を
司る。この実施例における網終端装置10は、第1図に示
すように、内線通信を行う場合に、パッシブバス20の上
りの通信チャネルB1,B2の信号を同下りの通信チャネルB
1,B2にそれぞれ折り返すループバック機能を有してい
る。また、この網終端装置10は、端末TE1〜TEnからバス
20の上りの制御チャネルDに送出される制御信号を同下
りの制御チャネルDのエコービットEに折り返す機能を
有している。この制御チャネルの折り返し機能は、本
来、局線にて通信を行う際に、制御チャネルDが複数の
端末TE1〜TEnにて共用されているので、その競合を判定
するために、上りの制御チャネルDの内容をそのまま下
りの制御チャネルDのエコービットEに折り返して、こ
のエコービットEを各端末TE1〜TEnにて受信して自己の
送出した制御信号を検出することにより、制御チャネル
Dの使用権を得るようになっている。この実施例におい
ては、この制御チャネルの折り返し機能は、内線通信を
行う場合に、その制御メッセージを各端末TE1〜TEnに転
送するために用いられる。
接続されて、そのレイヤ2およびレイヤ3の終端機能を
司る。この実施例における網終端装置10は、第1図に示
すように、内線通信を行う場合に、パッシブバス20の上
りの通信チャネルB1,B2の信号を同下りの通信チャネルB
1,B2にそれぞれ折り返すループバック機能を有してい
る。また、この網終端装置10は、端末TE1〜TEnからバス
20の上りの制御チャネルDに送出される制御信号を同下
りの制御チャネルDのエコービットEに折り返す機能を
有している。この制御チャネルの折り返し機能は、本
来、局線にて通信を行う際に、制御チャネルDが複数の
端末TE1〜TEnにて共用されているので、その競合を判定
するために、上りの制御チャネルDの内容をそのまま下
りの制御チャネルDのエコービットEに折り返して、こ
のエコービットEを各端末TE1〜TEnにて受信して自己の
送出した制御信号を検出することにより、制御チャネル
Dの使用権を得るようになっている。この実施例におい
ては、この制御チャネルの折り返し機能は、内線通信を
行う場合に、その制御メッセージを各端末TE1〜TEnに転
送するために用いられる。
また、この実施例において、制御チャネルDにおける
レイヤ3の制御メッセージには、通信を網30の介在なし
に行うために内線通信専用の内線通信制御メッセージが
用いられている。この内線通信制御メッセージは、たと
えば、第3図に示すように、発呼端末(TE1)から送出
される内線通信要求メッセージ40と、網30から送出され
る内線通信指示メッセージ42と、着呼端末(TE2)から
送出される内線通信可メッセージ44と、発呼端末または
着呼端末から送出される内線通信解除要求メッセージ46
と、網30から送出される内線解除指示メッセージ48とが
用いられる。
レイヤ3の制御メッセージには、通信を網30の介在なし
に行うために内線通信専用の内線通信制御メッセージが
用いられている。この内線通信制御メッセージは、たと
えば、第3図に示すように、発呼端末(TE1)から送出
される内線通信要求メッセージ40と、網30から送出され
る内線通信指示メッセージ42と、着呼端末(TE2)から
送出される内線通信可メッセージ44と、発呼端末または
着呼端末から送出される内線通信解除要求メッセージ46
と、網30から送出される内線解除指示メッセージ48とが
用いられる。
内線通信要求メッセージ40は、ある端末から同一宅内
の他の端末へ通信要求が発生した場合に、網30に対して
内線通信要求を行うためのメッセージである。この内線
通信要求メッセージ40は、網終端装置10にて折り返され
て指定された着呼端末に受信されるとともに、網終端装
置10を介して網30へ送出される。網30は、内線通信要求
メッセージ40を受信した際に、通信チャネルB1,B2の空
き状態を調べて内線通信が可能か否かを判定して、内線
通信が可能な場合に内線通信指示メッセージ42を送出す
る。この内線通信指示メッセージ42は、内線通信要求メ
ッセージ40を受信した網30から送出される内線通信を許
可するためのメッセージである。この内線通信指示メッ
セージ42には、網終端装置20における通信チャネルのル
ープバック機能を起動のためのループバック指示43が含
まれている。この内線通信指示メッセージ42は、指定さ
れた着呼端末のみが受信する。内線通信可メッセージ44
は、着呼端末が通信要求メッセージ40と内線通信指示メ
ッセージ42とを受信した際に送出する受信可能状態であ
ることを示すメッセージである。この内線通信可メッセ
ージ44は、網終端装置10にて折り返されて発呼端末にて
受信される。着呼端末はこの内線通信可メッセージ44を
送出した時点において通信チャネルの送受信処理に移
る。発呼端末はこの内線通信可メッセージ44を受信した
時点において、通信チャネルB1,B2の送受信処理に移
る。内線通信解除要求メッセージ46は、内線通信が終了
したときに発呼端末または着呼端末から送信されるメッ
セージである。この内線通信解除要求メッセージ46は、
網終端装置10で折り返されて、着呼端末で受信されると
ともに、網30にて受信される。内線通信解除指示メッセ
ージ48は、内線通信解除要求メッセージ46を受信した網
30から送出されて、各端末TE1〜TEnおよび網終端装置10
が通常通信へ復帰するためのメッセージである。この内
線通信解除指示メッセージには、網終端装置10における
通信チャネルのループバック機能の解除指示49が含まれ
ている。
の他の端末へ通信要求が発生した場合に、網30に対して
内線通信要求を行うためのメッセージである。この内線
通信要求メッセージ40は、網終端装置10にて折り返され
て指定された着呼端末に受信されるとともに、網終端装
置10を介して網30へ送出される。網30は、内線通信要求
メッセージ40を受信した際に、通信チャネルB1,B2の空
き状態を調べて内線通信が可能か否かを判定して、内線
通信が可能な場合に内線通信指示メッセージ42を送出す
る。この内線通信指示メッセージ42は、内線通信要求メ
ッセージ40を受信した網30から送出される内線通信を許
可するためのメッセージである。この内線通信指示メッ
セージ42には、網終端装置20における通信チャネルのル
ープバック機能を起動のためのループバック指示43が含
まれている。この内線通信指示メッセージ42は、指定さ
れた着呼端末のみが受信する。内線通信可メッセージ44
は、着呼端末が通信要求メッセージ40と内線通信指示メ
ッセージ42とを受信した際に送出する受信可能状態であ
ることを示すメッセージである。この内線通信可メッセ
ージ44は、網終端装置10にて折り返されて発呼端末にて
受信される。着呼端末はこの内線通信可メッセージ44を
送出した時点において通信チャネルの送受信処理に移
る。発呼端末はこの内線通信可メッセージ44を受信した
時点において、通信チャネルB1,B2の送受信処理に移
る。内線通信解除要求メッセージ46は、内線通信が終了
したときに発呼端末または着呼端末から送信されるメッ
セージである。この内線通信解除要求メッセージ46は、
網終端装置10で折り返されて、着呼端末で受信されると
ともに、網30にて受信される。内線通信解除指示メッセ
ージ48は、内線通信解除要求メッセージ46を受信した網
30から送出されて、各端末TE1〜TEnおよび網終端装置10
が通常通信へ復帰するためのメッセージである。この内
線通信解除指示メッセージには、網終端装置10における
通信チャネルのループバック機能の解除指示49が含まれ
ている。
これら内線通信制御メッセージは、第4図に示すよう
に、複数のフレーム50〜58から構成されている。第1の
フレーム50には、レイヤ3の呼制御を示すQ.931ユーザ
・網呼制御メッセージからなるプロトコル識別子が設定
されている。第2のフレーム52には、呼番号が設定され
る。第3のフレーム54は、2つのオクテット(8ビッ
ト)からなり、第1のオクテット542と第2のオクテッ
ト544には、この制御メッセージが内線通信であること
を示すメッセージ種別が設定される。このメッセージ種
別の始めのオクテット542には、プロトコル規約をユー
ザにて拡張するために用いられるエスケープコードが設
定される。このエスケープコードは、16進数ににて示す
“00H"、すなわちオール“0"が用いられている。メッセ
ージ種別の次のオクテット544には、ユーザにて拡張し
た第2メッセージが設定される。この第2メッセージ
は、この実施例においては第5図に示すように、その第
5〜第8ビットに内線通信を示すオペレーションコード
600が設定され、第1〜第4ビットに通信チャネルB1,B2
の使用条件を示すループパターン610が設定される。
に、複数のフレーム50〜58から構成されている。第1の
フレーム50には、レイヤ3の呼制御を示すQ.931ユーザ
・網呼制御メッセージからなるプロトコル識別子が設定
されている。第2のフレーム52には、呼番号が設定され
る。第3のフレーム54は、2つのオクテット(8ビッ
ト)からなり、第1のオクテット542と第2のオクテッ
ト544には、この制御メッセージが内線通信であること
を示すメッセージ種別が設定される。このメッセージ種
別の始めのオクテット542には、プロトコル規約をユー
ザにて拡張するために用いられるエスケープコードが設
定される。このエスケープコードは、16進数ににて示す
“00H"、すなわちオール“0"が用いられている。メッセ
ージ種別の次のオクテット544には、ユーザにて拡張し
た第2メッセージが設定される。この第2メッセージ
は、この実施例においては第5図に示すように、その第
5〜第8ビットに内線通信を示すオペレーションコード
600が設定され、第1〜第4ビットに通信チャネルB1,B2
の使用条件を示すループパターン610が設定される。
オペレーションコード600は、上記内線通信制御メッ
セージの種別を示し、16進数にて示す“0H"の符号にて
内線通信要求を示し、“1H"の場合に、内線通信指示を
示し、“2H"の場合に、内線通信解除要求を示し、“3H"
の場合に、内線通信解除指示を示して、さらに、“4H"
の場合に内線通信可を示している。ループパターン610
は、通信チャネルB1,B2の使用条件を“0H"〜“5H"の符
号にて示している。この使用条件には、“0H"〜“3H"の
ように通信チャネルB1またはB2のみの折り返しによって
同一通信チャネルのみを使用する半二重通信と、“4H"
および“5H"のように通信チャネルB1およびB2をそれぞ
れ使用する全二重通信とがある。
セージの種別を示し、16進数にて示す“0H"の符号にて
内線通信要求を示し、“1H"の場合に、内線通信指示を
示し、“2H"の場合に、内線通信解除要求を示し、“3H"
の場合に、内線通信解除指示を示して、さらに、“4H"
の場合に内線通信可を示している。ループパターン610
は、通信チャネルB1,B2の使用条件を“0H"〜“5H"の符
号にて示している。この使用条件には、“0H"〜“3H"の
ように通信チャネルB1またはB2のみの折り返しによって
同一通信チャネルのみを使用する半二重通信と、“4H"
および“5H"のように通信チャネルB1およびB2をそれぞ
れ使用する全二重通信とがある。
再び第4図において、第5のオクテット56には、発呼
端末アドレス等の発呼端末情報が書き込まれる発サブア
ドレス情報要素が設定され、第6のオクテット58には着
呼端末アドレス等の着呼端末情報が書き込まれる着サブ
アドレス情報を設定される。この実施例においては、第
2メッセージ544のループパターン610に、“0H"または
“2H"のように半二重通信を指定した場合、その着サブ
アドレス情報要素58に複数端末のアドレスを指定する
か、または着サブアドレス情報要素58にグローバルアド
レスを指定することによって、放送形式の内線通信を行
うことができる。
端末アドレス等の発呼端末情報が書き込まれる発サブア
ドレス情報要素が設定され、第6のオクテット58には着
呼端末アドレス等の着呼端末情報が書き込まれる着サブ
アドレス情報を設定される。この実施例においては、第
2メッセージ544のループパターン610に、“0H"または
“2H"のように半二重通信を指定した場合、その着サブ
アドレス情報要素58に複数端末のアドレスを指定する
か、または着サブアドレス情報要素58にグローバルアド
レスを指定することによって、放送形式の内線通信を行
うことができる。
次に、第6図および第7図を参照してこの実施例にお
ける内線通信方式の各部の動作および処理を説明する。
ける内線通信方式の各部の動作および処理を説明する。
第6図には、網30における制御チャネルDのレイヤ3
処理の制御が示されている。この図において、まず、網
30は、発呼端末から網終端装置10を介して制御メッセー
ジを受信すると(100)、その制御メッセージのメッセ
ージ種別のうち第1のオクテット542がエスケープコー
ドか否かを判読する(102)。その判読の結果、網30
は、この第1のオクテット542がエスケープコード以外
であるならば、通常のQ.931の手順に移行する(104)。
第1のオクテット542がエスケープコードであるなら
ば、メッセージ種別54の第2のオクテット544の判読に
入る(106)。判読の結果、網30は、オペレーションコ
ード600が内線通信要求“0H"であるならば、内線通信指
示メッセージ42を同一ユーザ・網インタフェースの端末
に送出して、同時にこのメッセージ42によって網終端装
置10に通信チャネルのループバック指示43を与える(10
8)。網30は、第2メッセージ544のオペレーションコー
ド600が内線通信可“4H"のときには、このメッセージ44
を無視する。オペレーションコード600が内線通信解除
要求“2H"のときには、同一ユーザ、網インタフェース
の端末へ内線通信解除指示メッセージ48を送出する。こ
れと同時に、網30は、内線通信解除指示メッセージ48に
よって網終端装置20における通信チャネルのループパタ
ーンの解除指示49を与える(110)。その他の要求の場
合は無視する。
処理の制御が示されている。この図において、まず、網
30は、発呼端末から網終端装置10を介して制御メッセー
ジを受信すると(100)、その制御メッセージのメッセ
ージ種別のうち第1のオクテット542がエスケープコー
ドか否かを判読する(102)。その判読の結果、網30
は、この第1のオクテット542がエスケープコード以外
であるならば、通常のQ.931の手順に移行する(104)。
第1のオクテット542がエスケープコードであるなら
ば、メッセージ種別54の第2のオクテット544の判読に
入る(106)。判読の結果、網30は、オペレーションコ
ード600が内線通信要求“0H"であるならば、内線通信指
示メッセージ42を同一ユーザ・網インタフェースの端末
に送出して、同時にこのメッセージ42によって網終端装
置10に通信チャネルのループバック指示43を与える(10
8)。網30は、第2メッセージ544のオペレーションコー
ド600が内線通信可“4H"のときには、このメッセージ44
を無視する。オペレーションコード600が内線通信解除
要求“2H"のときには、同一ユーザ、網インタフェース
の端末へ内線通信解除指示メッセージ48を送出する。こ
れと同時に、網30は、内線通信解除指示メッセージ48に
よって網終端装置20における通信チャネルのループパタ
ーンの解除指示49を与える(110)。その他の要求の場
合は無視する。
第4図には、端末TE1〜TEnにおける制御メッセージの
受信処理が示されている。この図において、まず、着呼
端末は網終端装置20から返送される下りの制御チャネル
DのEビットにてレイヤ3の制御メッセージを受信する
と(120)、その制御メッセージのメッセージ種別のう
ち第1のオクテット542がエスケープコードか否かを判
読する(122)。このオクテット542がエスケープコード
以外であるならば、メッセージを無視する。エスケープ
コードであるならば、次のオクテット544の判読に入る
(124)。この判読の結果、オクテット544のオペレーシ
ョンコード600が内線通信要求“0H"であれば、着サブア
ドレス情報要素58が自端末のアドレスであるか否かを判
読する(126)。着サブアドレス情報要素58が自端末で
なければ無視して、そうであれば、制御チャネルDのレ
イヤ3上でのイベント待ち(128)に移る。その後、内
線通信指示メッセージ42を網30から受けると、その中の
メッセージ種別における第2のオクテット544のループ
パターン610で示された通信チャネル上での送受信処理
に入り、かつ、発サブアドレス情報要素56に発呼端末の
アドレスを設定した内線通信可メッセージ44を送信して
(130)通信中の状態となる(132)。
受信処理が示されている。この図において、まず、着呼
端末は網終端装置20から返送される下りの制御チャネル
DのEビットにてレイヤ3の制御メッセージを受信する
と(120)、その制御メッセージのメッセージ種別のう
ち第1のオクテット542がエスケープコードか否かを判
読する(122)。このオクテット542がエスケープコード
以外であるならば、メッセージを無視する。エスケープ
コードであるならば、次のオクテット544の判読に入る
(124)。この判読の結果、オクテット544のオペレーシ
ョンコード600が内線通信要求“0H"であれば、着サブア
ドレス情報要素58が自端末のアドレスであるか否かを判
読する(126)。着サブアドレス情報要素58が自端末で
なければ無視して、そうであれば、制御チャネルDのレ
イヤ3上でのイベント待ち(128)に移る。その後、内
線通信指示メッセージ42を網30から受けると、その中の
メッセージ種別における第2のオクテット544のループ
パターン610で示された通信チャネル上での送受信処理
に入り、かつ、発サブアドレス情報要素56に発呼端末の
アドレスを設定した内線通信可メッセージ44を送信して
(130)通信中の状態となる(132)。
一方、発呼端末は、着呼端末から送信された内線通信
可メッセージ44を網終端装置10の折り返しによって制御
チャネルDのEビットにて受信する(120)。発呼端末
は、その制御メッセージ44のメッセージ種別の第1のオ
クテット542がエスケープコードであることを判読する
(122)。そして、その内線通信可メッセージの第2の
オクテット544のオペレーション・コード544が内線通信
可“4H"であることを判読すると(124)、発サブアドレ
ス情報要素58が自端末であるか否かを判読する(13
4)。この結果、発呼端末は、発サブアドレス情報要素5
8が自端末と一致すれば、そのオクテット544のループパ
ターン610で示された通信チャネル使用条件に合わせ
て、通信チャネル上での送受信処理に入る(136)。こ
れにより、発呼端末と着呼端末との間にて内線通信が行
われる。この通信は、通信チャネルの信号が網終端装置
20にて折り返されて網30側には伝送されないで行なわれ
る。
可メッセージ44を網終端装置10の折り返しによって制御
チャネルDのEビットにて受信する(120)。発呼端末
は、その制御メッセージ44のメッセージ種別の第1のオ
クテット542がエスケープコードであることを判読する
(122)。そして、その内線通信可メッセージの第2の
オクテット544のオペレーション・コード544が内線通信
可“4H"であることを判読すると(124)、発サブアドレ
ス情報要素58が自端末であるか否かを判読する(13
4)。この結果、発呼端末は、発サブアドレス情報要素5
8が自端末と一致すれば、そのオクテット544のループパ
ターン610で示された通信チャネル使用条件に合わせ
て、通信チャネル上での送受信処理に入る(136)。こ
れにより、発呼端末と着呼端末との間にて内線通信が行
われる。この通信は、通信チャネルの信号が網終端装置
20にて折り返されて網30側には伝送されないで行なわれ
る。
通信が終了すると、発呼端末または着呼端末から内線
通信解除要求メッセージ46が送信される。この場合、相
手端末は、その内線通信解除要求メッセージ46を上記と
同様に制御チャネルDのEビットにて受信すると(12
0)、上記と同様にメッセージ種別54の第1のオクテッ
ト542がエスケープコードであることを判読して(12
4)、第2のオクテット544のオペレーションコード600
が内線通信解除要求“2H"であることを判読する(12
4)。そして、発呼端末は、発サブアドレス情報要素56
に自端末アドレスがあるか否かを判読して、また着呼端
末は着サブアドレス情報要素58が自端末であるか否かを
判読して(138)、自端末と一致するときは、制御チャ
ネルDのレイヤ3上で、内線通信解除待ちとなる(14
0)。そして、網30から内線通信解除指示メッセージ48
を受信すると、内線通信モードをそれぞれ解除する(14
2)。
通信解除要求メッセージ46が送信される。この場合、相
手端末は、その内線通信解除要求メッセージ46を上記と
同様に制御チャネルDのEビットにて受信すると(12
0)、上記と同様にメッセージ種別54の第1のオクテッ
ト542がエスケープコードであることを判読して(12
4)、第2のオクテット544のオペレーションコード600
が内線通信解除要求“2H"であることを判読する(12
4)。そして、発呼端末は、発サブアドレス情報要素56
に自端末アドレスがあるか否かを判読して、また着呼端
末は着サブアドレス情報要素58が自端末であるか否かを
判読して(138)、自端末と一致するときは、制御チャ
ネルDのレイヤ3上で、内線通信解除待ちとなる(14
0)。そして、網30から内線通信解除指示メッセージ48
を受信すると、内線通信モードをそれぞれ解除する(14
2)。
このようにこの実施例においては、網30内のソフト、
端末TE1〜TEnのファームウエアに、そのレイヤ3レベル
における内線通信の制御を行うための追加変更が行われ
て内線通信制御のための上記の各機能を有し、かつ網終
端装置10に、制御チャネルの折り返し機能の他に、通信
チャネルのループバック機能が備えられているので、同
一宅内における端末間同士の通信を行う際に網30を介し
て行うことなく、内線通信を宅内回線にて行うことがで
きる。
端末TE1〜TEnのファームウエアに、そのレイヤ3レベル
における内線通信の制御を行うための追加変更が行われ
て内線通信制御のための上記の各機能を有し、かつ網終
端装置10に、制御チャネルの折り返し機能の他に、通信
チャネルのループバック機能が備えられているので、同
一宅内における端末間同士の通信を行う際に網30を介し
て行うことなく、内線通信を宅内回線にて行うことがで
きる。
なお、ここで説明した実施例は本発明を説明するため
のものであって、本発明は必ずしもこれに限定されるも
のではなく、特に、たとえば上記内線通信制御メッセー
ジの各メッセージおよびそのコードおよびパターンは、
本発明を実施するための一例であって、これに限るもの
ではなく、本発明の精神を逸脱することなく当業者が可
能は変形および修正は本発明に含まれる。
のものであって、本発明は必ずしもこれに限定されるも
のではなく、特に、たとえば上記内線通信制御メッセー
ジの各メッセージおよびそのコードおよびパターンは、
本発明を実施するための一例であって、これに限るもの
ではなく、本発明の精神を逸脱することなく当業者が可
能は変形および修正は本発明に含まれる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明に係る宅内端末間における
内線通信方式よれば、次の各効果を奏することができ
る。
内線通信方式よれば、次の各効果を奏することができ
る。
1.網終端装置に通信チャネルの折り返し機能を設け、網
内のソフト、端末のファームウエアの追加変更によっ
て、網と端末間の制御チャネル上のレイヤ3の内線通信
用の制御メッセージが複数設けられることにより、回線
の変更工事を行うことなく網を介さない内線通信の実現
を行うことができる。したがって、網の処理能力を軽減
することができ、かつ回線使用の効率を高めることがで
きる。
内のソフト、端末のファームウエアの追加変更によっ
て、網と端末間の制御チャネル上のレイヤ3の内線通信
用の制御メッセージが複数設けられることにより、回線
の変更工事を行うことなく網を介さない内線通信の実現
を行うことができる。したがって、網の処理能力を軽減
することができ、かつ回線使用の効率を高めることがで
きる。
2.本方式においては、通信チャネル1本および2本の半
二重および全二重通信のいずれにおいても有効であり、
半二重にて着信アドレスに複数端末またはグローバル・
アドレスを指定することで放送形式の内線通信を実現で
きる。したがって、すべての端末に同様のメッセージを
送る場合等に有利であり、能率的な通信を行うことがで
きる。
二重および全二重通信のいずれにおいても有効であり、
半二重にて着信アドレスに複数端末またはグローバル・
アドレスを指定することで放送形式の内線通信を実現で
きる。したがって、すべての端末に同様のメッセージを
送る場合等に有利であり、能率的な通信を行うことがで
きる。
3.網終端装置の折り返し機能により、端末と網終端装置
との間、網と網終端装置との間の折り返しテストを行う
ことができ、端末と網との間の回線切り割け試験を容易
に行なうことができる。特に、網終端装置内の宅内側折
り返しテストが端末側から起動することができ、したが
って、局側に保守者等を配置することなく、人件費の削
減を図ることができる。また、このとき同時に網終端装
置側の折り返しテストを実施することができ、したがっ
て、試験の時間を削減することができる。
との間、網と網終端装置との間の折り返しテストを行う
ことができ、端末と網との間の回線切り割け試験を容易
に行なうことができる。特に、網終端装置内の宅内側折
り返しテストが端末側から起動することができ、したが
って、局側に保守者等を配置することなく、人件費の削
減を図ることができる。また、このとき同時に網終端装
置側の折り返しテストを実施することができ、したがっ
て、試験の時間を削減することができる。
第1図は本発明による内線通信方式の一実施例を示す概
念図、 第2図は本発明の内線通信方式が適用された中継方式を
示す図、 第3図は同実施例におけるレイヤ3メッセージのシーケ
ンスを示す図、 第4図は同実施例におけるレイヤ3の内線通信制御メッ
セージのフォーマット例を示す構造図、 第5図は第4図におけるメッセージ種別のコード例を示
すフォーマット図、 第6図は同実施例における網側に新たに設けられた制御
チャネルのレイヤ3処理を示すフローチャート、 第7図は同実施例における各端末の受信処理を示すフロ
ーチャートである。 主要部分の符号の説明 TE1〜TEn……端末 10……網終端装置 20……バッシブバス 30……網 35……加入者伝送路 40……内線通信要求メッセージ 42……内線通信指示メッセージ 43……ループバック指示 44……内線通信可メッセージ 46……内線通信解除要求メッセージ 48……内線通信解除指示メッセージ 49……ループバック解除 54……メッセージ種別 56……発サブアドレス情報要素 58……着サブアドレス情報要素 542……エスケープコード 544……第2メッセージ 600……オペレーションコード 610……ループパターン
念図、 第2図は本発明の内線通信方式が適用された中継方式を
示す図、 第3図は同実施例におけるレイヤ3メッセージのシーケ
ンスを示す図、 第4図は同実施例におけるレイヤ3の内線通信制御メッ
セージのフォーマット例を示す構造図、 第5図は第4図におけるメッセージ種別のコード例を示
すフォーマット図、 第6図は同実施例における網側に新たに設けられた制御
チャネルのレイヤ3処理を示すフローチャート、 第7図は同実施例における各端末の受信処理を示すフロ
ーチャートである。 主要部分の符号の説明 TE1〜TEn……端末 10……網終端装置 20……バッシブバス 30……網 35……加入者伝送路 40……内線通信要求メッセージ 42……内線通信指示メッセージ 43……ループバック指示 44……内線通信可メッセージ 46……内線通信解除要求メッセージ 48……内線通信解除指示メッセージ 49……ループバック解除 54……メッセージ種別 56……発サブアドレス情報要素 58……着サブアドレス情報要素 542……エスケープコード 544……第2メッセージ 600……オペレーションコード 610……ループパターン
フロントページの続き (72)発明者 高橋 正昭 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−81596(JP,A) 特開 平1−309495(JP,A) 特開 平2−79698(JP,A) 特開 平2−86391(JP,A) 特開 平2−174495(JP,A) 秋山稔 他,「ISDN絵とき読 本」,オーム社,p.110 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 11/00 - 11/10 H04Q 5/00 - 5/24
Claims (7)
- 【請求項1】網に収容された加入者伝送路の終端機能を
有する網終端装置に、複数の端末が上りおよび下りそれ
ぞれ2つの通信チャネルと、上りおよび下りそれぞれ1
つの制御チャネルとを共有して収容されてなる宅内端末
間における内線通信方式において、 前記網終端装置は、その端末の上りの通信チャネルの信
号を同下りの通信チャネルに折り返すループバック機能
を備え、 該ループバック機能は、前記端末間にて内線通信を行う
場合に、それら端末から送信される通信チャネルの信号
を網側に送出することなく該それら端末に折り返して、
同一宅内端末間において内線通信を行い、 前記網終端装置はさらに、その端末の上りの制御チャネ
ルから送出される制御信号を同下りの制御チャネルに折
り返す機能を有し、 該折り返し機能は、各端末において内線通信を行う場合
に、端末相互間における内線通信の制御メッセージを各
端末に転送し、 該方式はさらに、 前記網終端装置が介在する端末と前記網との制御チャネ
ルにおけるレイヤ3の制御メッセージに、発呼端末から
送出される内線通信要求メッセージと、網から送出され
る内線通信指示メッセージと、着呼端末から送出される
内線通信可メッセージと、通信終了後に発呼または着呼
端末から送出される内線通信解除要求メッセージと、網
から送出される内線解除指示メッセージとを含む内線通
信制御メッセージを備えて、 各端末間において内線通信を行う場合に、これら内線通
信制御メッセージを使用することにより、局線における
通常通信と区別して、同一宅内の端末相互間における内
線通信の制御を行うことを特徴とする宅内端末間におけ
る内線通信方式。 - 【請求項2】請求項1に記載の宅内端末間における内線
通信方式において、 各端末間にて内線通信を行う場合に、前記網終端装置に
おける通信チャネルのループバック機能は、網から内線
通信を許可するための内線通信指示メッセージが送出さ
れるときに起動されて、網からその内線通信を停止させ
るための内線通信解除指示メッセージが送出されたとき
に解除されることを特徴とする宅内端末間における内線
通信方式。 - 【請求項3】請求項1に記載の宅内端末間における内線
通信方式において、 前記内線通信制御メッセージは、それぞれ複数のフレー
ムからなり、それらのフレームの中のメッセージ種別を
規定する第1のオクテットに、局線による通常通信と内
線通信とを区別するためのエスケープコードが設定さ
れ、第2のオクテットに、内線通信制御メッセージの種
別と、通信チャネルの網終端装置における折り返し状態
と、発着呼端末における通信チャネルの送受信使用条件
とが含まれることを特徴とする宅内端末間における内線
通信方式。 - 【請求項4】請求項3に記載の宅内端末間における内線
通信方式において、 前記発着呼端末における通信チャネルの送受信使用条件
には、端末同士が同一チャネルを使用して通信を行う半
二重通信と、異なるチャネルを使用して通信を行う全二
重通信とを備えてなることを特徴とする宅内端末間にお
ける内線通信方式。 - 【請求項5】請求項4に記載の宅内端末間における内線
通信方式において、 前記発着呼端末における通信チャネルの送受信使用条件
に、半二重通信を設定した場合、その着サブアドレスに
複数端末のアドレスを設定するか、または着サブアドレ
スに全端末を指示するグローバルアドレスを設定するこ
とによって、放送形式の内線通信を行うことを特徴とす
る宅内端末間における内線通信方式。 - 【請求項6】請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
の宅内端末間における内線通信方式において、 放送形式の内線通信を行うことを特徴とする宅内端末間
における内線通信方式。 - 【請求項7】請求項6に記載の宅内端末間における内線
通信方式において、 着サブアドレスに複数端末のアドレスを設定するか、ま
たは着サブアドレスに全端末を指定するグローバルアド
レスを設定することによって、放送形式の内線通信を行
うことを特徴とする宅内端末間における内線通信方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2254324A JP2885920B2 (ja) | 1990-09-26 | 1990-09-26 | 宅内端末間における内線通信方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2254324A JP2885920B2 (ja) | 1990-09-26 | 1990-09-26 | 宅内端末間における内線通信方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04133593A JPH04133593A (ja) | 1992-05-07 |
JP2885920B2 true JP2885920B2 (ja) | 1999-04-26 |
Family
ID=17263420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2254324A Expired - Fee Related JP2885920B2 (ja) | 1990-09-26 | 1990-09-26 | 宅内端末間における内線通信方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2885920B2 (ja) |
-
1990
- 1990-09-26 JP JP2254324A patent/JP2885920B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
秋山稔 他,「ISDN絵とき読本」,オーム社,p.110 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04133593A (ja) | 1992-05-07 |
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