JP2876373B2 - 電極式蒸気加湿器 - Google Patents
電極式蒸気加湿器Info
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Description
した一組の電極棒間に通電することにより水が発熱して
蒸気を発生させる電極式蒸気加湿器に関する。
した蒸気を空調機器内又はダクト内あるいは室内に直接
噴霧するなどして用いられる。そのために、蒸気放出に
よるシリンダ内水位の低下に伴いシリンダ内には随時給
水がなされて、装置の連続使用が計られている。このよ
うな電極式加湿器では、そのシリンダ内に給水する水の
水質等が原因して、この蒸気シリンダ内に泡が発生する
場合がある。この泡が発生した場合には、蒸気シリンダ
内の水位が泡により見掛け上で通常よりは高くなり、通
常では検知しない水位にある異常信号検知などが作動し
て、誤動作あるいは誤警報を引き起すことがあった。
泡の発生を防止または抑制するために、幾つかの手段が
提案された。その内の一つとして、水検知部を蒸気シリ
ンダより移設して泡の混入を防いだ別のシリンダを設け
ることにより、誤検知を防ぐ方法がある。しかし、この
方法によれば、水位検知のために移設したブロアー内の
水位が蒸気を供給する先の空調器、ダクト等からの静圧
により変動する惧れがあり、これによる水位検知の誤動
作が懸念される。また、この方法によれば、シリンダ内
に泡が発生しても装置はそのまま運転持続されるため
に、シリンダ内の突沸現象や泡による水位上昇で空調機
およびそのダクト内へ水滴が飛散するなどの不具合も発
生していた。勿論、蒸気シリンダと接続する別の水位検
知用のブロアーシリンダが必要である経済上の不都合な
点もあった。
は、電気的制御回路の構成下に、任意所定の時間毎に排
水弁を開く機能(設定ブロー機能)を設けて、蒸気シリ
ンダ内の水を所定時間の経過毎に強制排水させることに
よって、シリンダ内の水質の悪化を防いで泡の発生を抑
制していた。そして、この方法によれば、まず蒸気シリ
ンダ以外に別のシリンダを設ける必要がなくて、加湿器
が小型化でき且つ安価にもなる利点がある反面、所定の
時間毎にシリンダ水の強制排水を行うために、水の有効
利用に関して不経済である。更に、この方法では、排水
作動時にシリンダ内に給水しながら排水させるためにシ
リンダ内の蒸気発生効率が悪く、尚且つ、蒸気を安定し
て供給するまでに運転開始より一定時間が掛かるこの種
電極式蒸気加湿器としては、排水の都度蒸気量が低下し
てしまうので、連続運転中の安定した蒸気量の供給が困
難であるなどの欠点が残されていた。
の種電極式蒸気加湿器におけるシリンダ内の発生泡によ
る不都合を防ぐための従来手段における諸欠点を解消し
た装置の開発を目的とする。
に、本発明は、一組の電極棒を内設した蒸気シリンダに
水位検知センサーと泡検知センサーとを配設し、該蒸気
シリンダの各給排水路中に通水制御用電磁弁と排水制御
用電磁弁とを夫々設けて、前記泡検知センサーからの検
出信号で前記電磁弁の給水制御用電磁弁を閉成し排水制
御用電磁弁を開放する制御回路の管制下に、泡発生毎に
前記シリンダ内の強制排水を行うように構成してなる電
極式蒸気加湿器を提供する。なお、この場合に、蒸気シ
リンダの通常水位状態で冠水するシリンダ内高さ位置で
対峙する前記一組の電極棒に対して、前記泡検知センサ
ーを蒸気シリンダの蒸気口付近に配置したセンサー電極
で構成して有効である。
て水位検知センサーが通常の満水時水位を検知するまで
注水される。注水されたシリンダ内の水は、一組の水中
で対峙する電極棒への通電によって加熱され、蒸気発生
に至る。泡検知センサーは、シリンダ内蒸気発生に伴う
泡の発生を検知し、これを制御回路に信号出力する。制
御回路では予め設定されたプログラム制御に基き、前記
信号出力時にシリンダへの水の給水側電磁弁を閉じ、同
じく排水側電磁弁を開くように機能する。そして、シリ
ンダ内の前記一組の電極棒に対して、シリンダの蒸気口
付近に配置したセンサー電極で泡検知センサーを構成す
ることにより、この泡検知センサーと前記電極棒との電
位差を検知信号として出力することが出来る。
は本発明の一実施例を示す構成図であり、図中1は蒸気
シリンダで、その上部に蒸気ホース2を接続する蒸気口
3を有し、底部に給水路4と排水路5とを接続する通水
口6を有し、内部にはその通常水位下にあって互いに水
中で対峙する一組の電極棒7及び8を配置してある。更
に、該シリンダ1の内部には、その上方から水面に向け
て垂下せしめたセンサー電極からなる水位検知センサー
9を設けると共に、前記蒸気口3の付近に今一つのセン
サー電極からなる泡検知センサー10を設けてある。一
方、前記給水路4には給水制御用電磁弁11を直列に挿
入接続し、排水路5には排水制御用電磁弁12を直列に
挿入接続してある。
機器、パッケージエアコン、ダクト内などに組込んで、
気流中に蒸気を噴霧する蒸気噴霧管13を接続してあ
る。前記電極棒7および8には電源14の各極線が夫々
接続してあり、水位センサー9には水位制御回路15へ
の信号入口の一方の極線である前記電極棒8側結線に対
する他方の極線が接続してあり、更に、前記泡検知セン
サー10には強制ブロー回路16への信号入力線が接続
してある。そして、水位制御回路15の制御出力線が、
強制ブロー回路16の制御出力線と共に前記給水制御用
電磁弁11に接続してあり、他方、前記排水制御用電磁
弁12には前記強制ブロー回路16の今一つの制御出力
線が接続してある。
よれば、装置の運転に先立ち、給水用電磁弁11の開放
下に蒸気シリンダ1内に注水して、シリンダ内の水位が
水位検知センサー9で検知される所定水位の量の水が該
シリンダ1内に蓄えられる。この状態で、シリンダ1内
の一組の電極棒7及び8は水中で対峙しており、これら
電極棒7及び8に電源14からの電流を流すと、これに
よりシリンダ内は水自体を発熱体として暖め蒸気を発生
する。発生した蒸気は蒸気口3から蒸気ホース2を通っ
て蒸気噴霧管13から放出される。そして、この水蒸気
蒸発によって徐々に減少するシリンダ内の水は、その水
位低下を検知した水位センサー9からの情報信号で作動
する水位制御回路15の制御プログラムに従って前記給
水制御用電磁弁11を開放して給水路4を通してシリン
ダ内に給水することによって、通常の水位にあるように
逐次補われている。
おける不純物濃度の圧縮などに起因して、シリンダ内水
面上に泡が発生したような場合には、この泡が蒸気口3
付近の水位センサー9の高さ位置まで達した際に、前記
電極棒7又は8と該センサー9との電位差の一定以上の
変化を該センサー9で検出し、これを検知信号として強
制ブロー回路16をその制御プログラムに従って作動さ
せて、排水制御用電磁弁12を開放して、排水路5を通
してシリンダ内の水を排出させる。このとき、給水制御
用電磁弁11を閉じてシリンダ内への新たな水の注水を
一時停止した状態で排水処理を行うと共に、この排水処
理中に前記電極棒7及び8への通電を停止するように制
御する。
れ、水面上の泡の高さ位置も低下する。この状態を泡検
知センサー10での検知(前記電位差の減少)による前
記回路16の復帰制御で、排水制御用電磁弁12を閉じ
給水制御用電磁弁11を開いてのシリンダ内への注水と
共に電極棒7及び8への通電を再開して運転状態となる
一連の排水動作が終了する。なお、この一連の排水動作
における排水条件並びに運転再開条件は、前記各回路1
5及び16の制御プログラムの構成によって幾つかの制
御パターンが可能である。
る。 1.泡検知を蒸気シリンダ内泡検知センサーと同内電極
棒との電位差を検知し、その電位差が一定以上となった
時に排水制御する制御 2.泡検知を蒸気シリンダ内泡検知センサーと同内電極
棒との電位差を検知し、このときの泡の発生時間が一定
時間以上となった時に排水する制御 3.泡検知を蒸気シリンダ内泡検知センサーと同内電極
棒との電位差を検知し、その電位差が一定以上であり、
且つ、泡検知時間が一定時間以上となった時に排水する
制御 4.泡検知を蒸気シリンダ内泡検知センサーと同内電極
棒との電位差を検知し、その電位差が任意の値で、泡検
知時間が泡検知センサーの電圧に対応して決められた一
定の時間以上となった時に排水する制御 などが実用上有効な制御手段として考えられる。
よれば、従来装置のように水位検知用シリンダを用いな
いので、先ず第1に、蒸気を供給する空調機器あるいは
ダクト等からの静圧による通常の水位変動による誤動作
を引き起こすことがなくて継続して安定運転ができると
共に、水位検知用シリンダを用いる従来装置では、泡が
発生した際にもそのまま運転動作が継続したために、突
沸現象や泡による水位上昇により空調機器あるいはダク
ト内への水滴の飛散を齎す不具合が生じたが、これを解
消することが出来る。同時に本発明加湿器では前記水位
検知用のシリンダが不要であるので、その分装置を小嵩
且つ安価に提供することが出来る。
時に強制排水するので、蒸気シリンダ内の水質の悪化を
防ぎ、泡の発生を抑止して泡による誤動作を防止するこ
とが出来、しかも、泡発生時のみ排水制御するために水
の有効利用に関して経済的であると共に、この排水制御
時に給水を止めることによって水利用効率の良い排水が
可能である。
制排水を行うので、必要以上の排水をせずに熱ロスを少
なくすることが出来るから、排水の都度シリンダ内温度
を大きく低下させることがなくて安定した蒸気量の供給
が出来る等、本発明加湿器は従来装置における冒頭記載
の諸欠点を解消して安定した継続運転が可能で、その効
果が実用に供して極めて大なるものである。
Claims (2)
- 【請求項1】 一組の電極棒を内設した蒸気シリンダに
水位検知センサーと泡検知センサーとを配設し、該蒸気
シリンダの各給排水路中に通水制御用電磁弁と排水制御
用電磁弁とを夫々設けて、前記泡検知センサーからの検
出信号で前記給水制御用電磁弁を閉成し排水制御用電磁
弁を開放する制御回路の管制下に、泡発生毎に前記シリ
ンダ内の強制排水を行うように構成してあることを特徴
とする電極式蒸気加湿器。 - 【請求項2】 蒸気シリンダの通常水位状態で冠水する
シリンダ内高さ位置で対峙する前記一組の電極棒に対し
て、前記泡検知センサーを蒸気シリンダの蒸気口付近に
配置したセンサー電極で構成してある請求項1記載の電
極式蒸気加湿器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35020592A JP2876373B2 (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | 電極式蒸気加湿器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP35020592A JP2876373B2 (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | 電極式蒸気加湿器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06169993A JPH06169993A (ja) | 1994-06-21 |
JP2876373B2 true JP2876373B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=18408932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35020592A Expired - Lifetime JP2876373B2 (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | 電極式蒸気加湿器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2876373B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN109631211B (zh) * | 2018-11-14 | 2021-01-05 | 青岛海尔空调电子有限公司 | 一种加湿器及其泡沫检测方法、空调、存储介质 |
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1992
- 1992-12-04 JP JP35020592A patent/JP2876373B2/ja not_active Expired - Lifetime
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US11712535B2 (en) | 2006-11-08 | 2023-08-01 | ResMed Pty Ltd | Humidifier for respiratory apparatus |
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JPH06169993A (ja) | 1994-06-21 |
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