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JPH0523921Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0523921Y2
JPH0523921Y2 JP9679688U JP9679688U JPH0523921Y2 JP H0523921 Y2 JPH0523921 Y2 JP H0523921Y2 JP 9679688 U JP9679688 U JP 9679688U JP 9679688 U JP9679688 U JP 9679688U JP H0523921 Y2 JPH0523921 Y2 JP H0523921Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water level
level detector
water
detection end
water supply
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP9679688U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0221410U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9679688U priority Critical patent/JPH0523921Y2/ja
Publication of JPH0221410U publication Critical patent/JPH0221410U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0523921Y2 publication Critical patent/JPH0523921Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
  • Control Of Non-Electrical Variables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ボイラーシステムにおいて、急激
な蒸気負荷増加時の缶水レべルの低下を防止する
のに有効な給水制御装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、ボイラーシステムにおいては、缶体内
部に連通させた水位制御筒内に複数本の電極棒を
設け、この電極棒により缶内水位を検出し、その
検出信号により給水ポンプをON−OFF稼働させ
る給水制御方式が用いられている。
例えば第2図に示す給水制御装置では、水位制
御筒2′内に第1水位検出器3′及び第2水位検出
器4′の2本の電極棒を設け、第1水位検出器
3′からの信号により給水ポンプ5′のON−OFF
稼働を制御し、第2水位検出器4′からの信号に
より缶体過熱を防止するためにバーナ10′を停
止させるようにしている。つまり、水位が第1水
位検出器の検出端に達して設定時間T3(例えば数
秒)後に給水ポンプを停止させ、蒸発により水位
が低下し、水位が第1水位検出器の検出端を離れ
て設定時間T1(例えば数十秒)後に給水ポンプを
稼働させ、水位が第2水位検出器の検出端を離れ
てT1より長い設定時間T4経つても第1水位検出
器まで水位が復帰しないときにバーナの燃焼をカ
ツトする。尚、同図中の8′は燃料の供給を制御
する燃焼制御用電磁弁、6′は上記の給水制御を
行うための給水制御器である。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述の給水制御装置は、蒸気負荷が安定してい
る状態では、水位が第2水位検出器を切る前に設
定時間T1が経過して給水ポンプが稼働するため、
何ら問題はないが、蒸気負荷が急激に増加したと
きは次のような不具合が生じる。
即ち、蒸気負荷が急激に増加したときは水位の
下降速度が大きくなり、水位が第1水位検出器を
切つてすぐに第2水位検出器を切るという事態が
生じる。そうすると、設定時間T1と設定時間T4
をほとんど同時にカウントし始め、給水ポンプが
稼働し始めて数秒後に、低水位による燃焼カツト
が行われる。このケースは、給水系統に異常があ
るわけではなく、水位が第1水位検出器まで復帰
すればそのまま運転を継続することができ、ボイ
ラーを停止させなければならないほど緊急を要す
る状態ではない。従つて、不必要な燃焼カツトと
なり、ボイラーの保守管理上好ましくない。その
対策としては、設定時間T4を長くすることも考
えられるが、缶体過熱防止の制約上困難である。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、上述の問題点に鑑み、給水ポンプ
を稼働させるための条件として、第1水位検出器
及び第2水位検出器からの信号の論理和を用いる
ようにしたもので、具体的には、缶体と連通する
水位制御筒内に第1水位検出器及び第2水位検出
器を、第1水位検出器の検出端が第2水位検出器
の検出端より上方位置になるように配置し、これ
らの水位検出器からの信号により給水ポンプを
ON−OFF動作させる構成において、水位が第1
水位検出器の検出端を離れた時点からカウントし
た設定時間T1と水位が第2水位検出器の検出端
を離れた時点からカウントした設定時間T2のう
ちのどちらか早い方のタイミングで前記給水ポン
プを稼働させる給水制御器を設けたことを特徴と
している。
〔作用〕
上述の構成によれば、給水ポンプを稼働させる
ための条件として、水位が第1水位検出器の検出
端を離れて設定時間T1後と水位が第2水位検出
器の検出端を離れて設定時間T2後の論理和を用
い、T1,T2のうちのどちらか早く到達したタイ
ミングを採用する。よつて、蒸気負荷急増時にお
いても、設定時間T2を短いものに設定すること
により、第1水位検出器の設定時間T1には到達
していなくても水位が第2水位検出器の検出端を
切れば直ちに給水ポンプを稼働させるようにし、
異常な水位低下に到る前に早目に給水を開始する
ことが可能になる。
〔実施例〕
以下、この考案の好ましい実施例を、図面に基
づいて説明する。図中1はボイラーで、これに
は、ボイラーの缶内水位を検出するための水位制
御筒2を、上部が該ボイラーの蒸気部に又、下部
が該ボイラーの水部にそれぞれ連通するように、
連絡管7にて接続している。上記の水位制御筒2
は、内部に第1水位検出器3と第2水位検出器4
の2本の電極棒を有しており、このうちの第1水
位検出器の検出端の方が第2水位検出器の検出端
のより上方位置を占めるようになつている。又、
第1水位検出器の検出端は、ボイラーより発生す
る蒸気の乾き度を良好な状態で維持するのに好適
の位置に、一方、第2水位検出器の検出端は、缶
体の過熱を防止するための最低水位レべル付近に
位置している。
6は給水制御器で、上記の水位検出器からの信
号に基づいて、予め設定しておいたタイミングに
従つて給水ポンプ5をON−OFF動作させるよう
に動作する。8は給水ライン中に挿入した逆止弁
で、給水ポンプ停止時にボイラー内圧により缶水
が逆流するのを阻止するようにしたものである。
9はブローバルブで、ボイラー内に堆積した不純
物の除去、或いは缶水の濃縮を防止するための缶
水ブローを行う際に開くようになつている。バー
ナ10に接続した燃料供給ライン中には、燃料制
御用電磁弁11を挿設してあつて、蒸気圧力検出
手段(図示せず)からの信号によつてその開閉動
作を制御し、前記バーナの燃焼を制御するように
している。
上述の構成による給水の具体的な制御例として
は、水位が第1水位検出器3に達して設定時間
T3後に給水ポンプを停止させ、水位が蒸発によ
り低下し、第1水位検出器の検出端を離れて設定
時間T1経過すれば給水ポンプを稼働させるよう
にする。ただし、前記設定時間T1に到達にしな
くても、水位が第2水位検出器4の検出端を離れ
て設定時間T2経てば、給水ポンプを稼働させる。
また、給水ライン中の逆止弁の不良、ブローバル
ブの誤操作、或いは給水ポンプの極端な能力低下
などにより水位が急激に低下し、水位が第2水位
検出器を離れ設定時間T4経つても第1水位検出
器のレべルまで復帰しなければ、バーナの燃焼を
停止させ、缶体の過熱を防ぐ。
〔考案の効果〕
この考案は、以上のような構成であるので、第
1水位検出器の設定時間T1と第2水位検出器の
設定時間T2とを併用することにより、いずれか
早い方のタイミングで給水ポンプを稼働させるこ
とができ、蒸気負荷急増時にも早目に給水ポンプ
を稼働させて缶内水位の低下を防止することがで
きる。従つて、一時的な低水位による不必要な燃
焼カツトがなくなり、むだな放熱ロスを抑えると
ともに缶体の過熱を防止し、ボイラーの保守管理
を容易になる等、多大な実用上の効果を挙げるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案における一実施例の説明図、
第2図は従来の実施例の説明図である。 1……ボイラー、2……水位制御筒、3……第
1水位検出器、4……第2水位検出器、5……給
水ポンプ、6……給水制御器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 缶体と連通する水位制御筒2内に第1水位検出
    器3及び第2水位検出器4を、第1水位検出器の
    検出端が第2水位検出器の検出端より上方位置に
    なるように配置し、これらの水位検出器からの信
    号により給水ポンプ5をON−OFF動作させる構
    成において、水位が第1水位検出器の検出端を離
    れた時点からカウントした設定時間T1と、水位
    が第2水位検出器の検出端を離れた時点からカウ
    ントした設定時間T2のうちのどちらか早い方の
    タイミングで前記給水ポンプを稼働させる給水制
    御器6を設けたことを特徴とするボイラーの給水
    制御装置。
JP9679688U 1988-07-20 1988-07-20 Expired - Lifetime JPH0523921Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9679688U JPH0523921Y2 (ja) 1988-07-20 1988-07-20

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JP9679688U JPH0523921Y2 (ja) 1988-07-20 1988-07-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0221410U JPH0221410U (ja) 1990-02-13
JPH0523921Y2 true JPH0523921Y2 (ja) 1993-06-18

Family

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JP9679688U Expired - Lifetime JPH0523921Y2 (ja) 1988-07-20 1988-07-20

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JPH0221410U (ja) 1990-02-13

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