JP2870981B2 - コンバインの刈取穀稈搬送供給装置 - Google Patents
コンバインの刈取穀稈搬送供給装置Info
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- JP2870981B2 JP2870981B2 JP12045590A JP12045590A JP2870981B2 JP 2870981 B2 JP2870981 B2 JP 2870981B2 JP 12045590 A JP12045590 A JP 12045590A JP 12045590 A JP12045590 A JP 12045590A JP 2870981 B2 JP2870981 B2 JP 2870981B2
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- 238000009333 weeding Methods 0.000 description 4
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、コンバインの刈取穀稈搬送供給装置に係る
ものである。
ものである。
(従来技術) 従来公知の、実開平1−105428号公報には、機体の下
方に設けた走行装置と、前記機体の上方に設けた脱穀装
置と、前記機体の前方に設けた刈取装置とからなり、前
記脱穀装置には前後方向軸に取付られているスクリュウ
型扱胴を軸装した脱穀室を形成し、該脱穀室の前面側に
は前記スクリュウ型扱胴の正面部分が臨むように脱穀室
供給口を形成し、該脱穀室供給口は前記前後方向軸を中
心にして左右側に広く開口させて一方を回転上昇側供給
口に他方を回転下降側供給口に形成したものが記載され
ている。
方に設けた走行装置と、前記機体の上方に設けた脱穀装
置と、前記機体の前方に設けた刈取装置とからなり、前
記脱穀装置には前後方向軸に取付られているスクリュウ
型扱胴を軸装した脱穀室を形成し、該脱穀室の前面側に
は前記スクリュウ型扱胴の正面部分が臨むように脱穀室
供給口を形成し、該脱穀室供給口は前記前後方向軸を中
心にして左右側に広く開口させて一方を回転上昇側供給
口に他方を回転下降側供給口に形成したものが記載され
ている。
(発明が解決しようとする課題) 前記公知のものは、脱穀室供給口は前後方向軸を中心
にして左右側に広く開口させて一方を回転上昇側供給口
に、他方を回転下降側供給口に形成しているが、回転上
昇側供給口と回転下降側供給口には、同じように穀稈を
供給しているのが問題である。
にして左右側に広く開口させて一方を回転上昇側供給口
に、他方を回転下降側供給口に形成しているが、回転上
昇側供給口と回転下降側供給口には、同じように穀稈を
供給しているのが問題である。
即ち、前記のような構成の場合は、回転上昇側供給口
では扱胴のスクリュウを構成する螺旋翼始端部の上昇側
への回転により穀稈は比較的多く掻き込まれるが、回転
下降側供給口では螺旋翼始端部の下降側への回転による
掻き込み量が少ない。
では扱胴のスクリュウを構成する螺旋翼始端部の上昇側
への回転により穀稈は比較的多く掻き込まれるが、回転
下降側供給口では螺旋翼始端部の下降側への回転による
掻き込み量が少ない。
このように両者に相違があるのに公知例は、回転上昇
側供給口にも回転下降側供給口にも同じように穀稈を供
給していたので、回転下降側供給口で詰まり現象が見ら
れた。
側供給口にも回転下降側供給口にも同じように穀稈を供
給していたので、回転下降側供給口で詰まり現象が見ら
れた。
(発明の目的) よって、本発明は、回転上昇側供給口と回転下降側供
給口に対する穀稈供給量の差を設けて供給の円滑化を図
ったものである。
給口に対する穀稈供給量の差を設けて供給の円滑化を図
ったものである。
(課題を解決するための手段) よって本発明は、機体1の下方に設けた走行装置2
と、前記機体1の上方に設けた脱穀装置3と、前記機体
1の前方に設けた刈取装置4とからなり、前記脱穀装置
3には前後方向軸5に取付られているスクリュウ型扱胴
7を軸装した脱穀室6を設け、該脱穀室6の前面側には
前記スクリュウ型扱胴7の正面部分が臨むように脱穀室
供給口25を形成し、該脱穀室供給口25は前記前後方向軸
5を中心にして左右側に略均等に広く開口させて一方を
回転上昇側供給口Aに他方を回転下降側供給口Bに形成
し、前記刈取装置4から前記脱穀室供給口25に至る供給
路は、前記回転下降側供給口Bよりも前記回転上昇側供
給口Aの方に多く供給されるように構成したコンバイン
の刈取穀稈搬送供給装置としたものである。
と、前記機体1の上方に設けた脱穀装置3と、前記機体
1の前方に設けた刈取装置4とからなり、前記脱穀装置
3には前後方向軸5に取付られているスクリュウ型扱胴
7を軸装した脱穀室6を設け、該脱穀室6の前面側には
前記スクリュウ型扱胴7の正面部分が臨むように脱穀室
供給口25を形成し、該脱穀室供給口25は前記前後方向軸
5を中心にして左右側に略均等に広く開口させて一方を
回転上昇側供給口Aに他方を回転下降側供給口Bに形成
し、前記刈取装置4から前記脱穀室供給口25に至る供給
路は、前記回転下降側供給口Bよりも前記回転上昇側供
給口Aの方に多く供給されるように構成したコンバイン
の刈取穀稈搬送供給装置としたものである。
(実施例) 本発明の一実施例を図面により説明すると、1はコン
バインの機体、2は該機体1の下方に設けた走行装置、
3は前記機体1の上方に設けた脱穀装置、4は前記機体
1の前側に設けた刈取装置である。
バインの機体、2は該機体1の下方に設けた走行装置、
3は前記機体1の上方に設けた脱穀装置、4は前記機体
1の前側に設けた刈取装置である。
前記脱穀装置3内の上部には脱穀室6を設け、該脱穀
室6内には前後方向軸5によりスクリュウ型扱胴7を軸
装する。スクリュウ型扱胴7は前後方向に長く形成さ
れ、スクリュウ型扱胴7の前端部には、穀物を掻込む掻
込み部8を形成する。掻込み部8は前側に至るに従い直
径が小となる円錐形状に形成され、掻込み部8の外周面
には螺旋翼9が設けられている。
室6内には前後方向軸5によりスクリュウ型扱胴7を軸
装する。スクリュウ型扱胴7は前後方向に長く形成さ
れ、スクリュウ型扱胴7の前端部には、穀物を掻込む掻
込み部8を形成する。掻込み部8は前側に至るに従い直
径が小となる円錐形状に形成され、掻込み部8の外周面
には螺旋翼9が設けられている。
前記スクリュウ型扱胴7の主として下方側は、扱網10
により包囲する。前記脱穀室6の下方には風選室11が形
成される。12は風選室11内に設けた揺動選別装置、13は
該揺動選別装置12の下方前側に設けた一番コンベア、14
は一番コンベア13の後方に設けた二番コンベアである。
により包囲する。前記脱穀室6の下方には風選室11が形
成される。12は風選室11内に設けた揺動選別装置、13は
該揺動選別装置12の下方前側に設けた一番コンベア、14
は一番コンベア13の後方に設けた二番コンベアである。
15は前記刈取装置4の分草体、16は同掻込リール、17
は同刈刃、18は刈刃7により刈取った穀稈を集める同オ
ーガーである。
は同刈刃、18は刈刃7により刈取った穀稈を集める同オ
ーガーである。
前記刈取装置4の後部と前記脱穀装置3との間には、
前記刈取装置4で刈取った穀稈を前記脱穀装置3に供給
搬送する搬送エレベーター20を設ける。
前記刈取装置4で刈取った穀稈を前記脱穀装置3に供給
搬送する搬送エレベーター20を設ける。
21は搬送エレベーター20の搬送筒であり、断面四角筒
形状に形成され、搬送筒21の前端は前記刈取装置4の刈
取フレーム23に形成した排出口24に取付ける。刈取装置
4は搬送エレベーター20にローリング自在に取付けるこ
ともある。
形状に形成され、搬送筒21の前端は前記刈取装置4の刈
取フレーム23に形成した排出口24に取付ける。刈取装置
4は搬送エレベーター20にローリング自在に取付けるこ
ともある。
搬送筒21の後端は前記脱穀装置3の脱穀室6の脱穀室
供給口25に臨むように上下回動自在に取付ける。前記脱
穀室供給口25は脱穀室6の前面側に設けられ、脱穀室供
給口25には前記スクリュウ型扱胴7の掻込み部8を臨ま
せる。
供給口25に臨むように上下回動自在に取付ける。前記脱
穀室供給口25は脱穀室6の前面側に設けられ、脱穀室供
給口25には前記スクリュウ型扱胴7の掻込み部8を臨ま
せる。
前記脱穀室供給口25は前記前後方向軸5を中心にして
左右側に広く開口させ、一方を回転上昇側供給口Aに他
方を回転下降側供給口Bに形成する。
左右側に広く開口させ、一方を回転上昇側供給口Aに他
方を回転下降側供給口Bに形成する。
前記搬送筒21内には、排出口24より脱穀室供給口25に
穀稈を供給する搬送機構26を設ける。
穀稈を供給する搬送機構26を設ける。
搬送機構26は第2図のように、左右一対の回転上昇側
供給口用搬送部27と回転下降側供給口用搬送部28とを並
設して形成する。
供給口用搬送部27と回転下降側供給口用搬送部28とを並
設して形成する。
回転上昇側供給口用搬送部27は回転上昇側供給口A側
に穀物を供給し、回転下降側供給口用搬送部28は回転下
降側供給口B側に供給するが、回転上昇側供給口用搬送
部27は回転下降側供給口用搬送部28よりも穀物搬送速度
が早くなるように構成する。
に穀物を供給し、回転下降側供給口用搬送部28は回転下
降側供給口B側に供給するが、回転上昇側供給口用搬送
部27は回転下降側供給口用搬送部28よりも穀物搬送速度
が早くなるように構成する。
即ち、穀物は、前記スクリュウ型扱胴7の掻込み部8
の螺旋翼9により脱穀室供給口25から脱穀室6内に掻込
まれるので、第3図に示したように、回転上昇側供給口
Aでは螺旋翼9の始端部の上昇側への回転により穀稈は
比較的多く良好に掻き込まれるが、回転下降側供給口B
では螺旋翼9の始端部の下降側への回転により掻き込み
量が少ないので、同じように穀稈を供給していたので
は、回転上昇側供給口Aは供給不足となり、回転下降側
供給口Bでは詰まり現象が見られ、供給能率が低下す
る。
の螺旋翼9により脱穀室供給口25から脱穀室6内に掻込
まれるので、第3図に示したように、回転上昇側供給口
Aでは螺旋翼9の始端部の上昇側への回転により穀稈は
比較的多く良好に掻き込まれるが、回転下降側供給口B
では螺旋翼9の始端部の下降側への回転により掻き込み
量が少ないので、同じように穀稈を供給していたので
は、回転上昇側供給口Aは供給不足となり、回転下降側
供給口Bでは詰まり現象が見られ、供給能率が低下す
る。
そこで、回転下降側供給口用搬送部28より回転上昇側
供給口用搬送部27の搬送速度を早くして、回転下降側供
給口B側よりも回転上昇側供給口A側に穀物を多量供給
し、脱穀室6内に供給する効率を向上させたものであ
る。
供給口用搬送部27の搬送速度を早くして、回転下降側供
給口B側よりも回転上昇側供給口A側に穀物を多量供給
し、脱穀室6内に供給する効率を向上させたものであ
る。
前記回転上昇側供給口用搬送部27は、前記搬送筒21の
上部に左上部回転軸30を軸止し、搬送筒21の下部に左下
部回転軸31を軸止し、左上部回転軸30と左下部回転軸31
とに左回転体32、33をそれぞれ設け、左回転体32と左回
転体33との間に左無端帯34を掛け回し、左無端帯34に所
定の間隔を置いて板形状の左搬送体35を取付けて形成す
る。
上部に左上部回転軸30を軸止し、搬送筒21の下部に左下
部回転軸31を軸止し、左上部回転軸30と左下部回転軸31
とに左回転体32、33をそれぞれ設け、左回転体32と左回
転体33との間に左無端帯34を掛け回し、左無端帯34に所
定の間隔を置いて板形状の左搬送体35を取付けて形成す
る。
回転下降側供給口用搬送部28は回転上昇側供給口用搬
送部27と同様に、前記搬送筒21の上部に右上部回転軸36
を軸止し、搬送筒21の下部に右下部回転軸37を軸止し、
右上部回転軸36と右下部回転軸37とに右回転体38、39を
それぞれ設け、右回転体38と右回転体39との間に右無端
帯40を掛け回し、右無端帯40に所定の間隔を置いて板形
状の右搬送体41を取付けて形成する。
送部27と同様に、前記搬送筒21の上部に右上部回転軸36
を軸止し、搬送筒21の下部に右下部回転軸37を軸止し、
右上部回転軸36と右下部回転軸37とに右回転体38、39を
それぞれ設け、右回転体38と右回転体39との間に右無端
帯40を掛け回し、右無端帯40に所定の間隔を置いて板形
状の右搬送体41を取付けて形成する。
42は搬送筒21内に設けた前記回転軸30、31、36、37の
軸受部材である。
軸受部材である。
前記左上部回転軸30と前記右上部回転軸36には、共に
機体側からの動力が別途伝達され、右上部回転軸36より
左上部回転軸30を早く回転させる。
機体側からの動力が別途伝達され、右上部回転軸36より
左上部回転軸30を早く回転させる。
また、左上部回転軸30に左入力歯車43を固定し、右上
部回転軸36に右入力歯車44を固定するが、左入力歯車43
を右入力歯車44よりも小径にする手段、あるいは、搬送
機構26を単体の搬送部27により構成し、搬送部27の無端
帯の回転下降側供給口B変よりも回転上昇側変供給口A
側に間隔を狭く多くの搬送体を設ける構成でもよい。
部回転軸36に右入力歯車44を固定するが、左入力歯車43
を右入力歯車44よりも小径にする手段、あるいは、搬送
機構26を単体の搬送部27により構成し、搬送部27の無端
帯の回転下降側供給口B変よりも回転上昇側変供給口A
側に間隔を狭く多くの搬送体を設ける構成でもよい。
(作用) 次に作用を述べる。
本発明は前記の構成であるから、コンバインの例にお
いて説明すると、機体を前進させると、刈取装置4の分
草体15で分草し、掻込リール16により穀稈を掻き込み、
刈刃17で穀稈の根元を刈取り、刈取穀稈を掻込リール16
によりオーガー18に掻込み、この穀稈をオーガー8によ
り排出口24に合流させる。
いて説明すると、機体を前進させると、刈取装置4の分
草体15で分草し、掻込リール16により穀稈を掻き込み、
刈刃17で穀稈の根元を刈取り、刈取穀稈を掻込リール16
によりオーガー18に掻込み、この穀稈をオーガー8によ
り排出口24に合流させる。
排出口24には搬送エレベーター20の搬送筒21の前端が
取付けられ、搬送筒21内には左右一対の回転上昇側供給
口用搬送部27と回転下降側供給口用搬送部28からなる搬
送機構26が設けられ、脱穀装置3の脱穀室6の脱穀室供
給口25の回転上昇側供給口A側に回転上昇側供給口用搬
送部27を位置させ、脱穀室供給口25の回転下降側供給口
B側に回転下降側供給口用搬送部28を位置させ、回転下
降側供給口用搬送部28より回転上昇側供給口用搬送部27
の搬送速度を早くしているから、搬送機構26は脱穀室供
給口25の回転下降側供給口B側よりも回転上昇側供給口
A側に多くの穀物を供給する。
取付けられ、搬送筒21内には左右一対の回転上昇側供給
口用搬送部27と回転下降側供給口用搬送部28からなる搬
送機構26が設けられ、脱穀装置3の脱穀室6の脱穀室供
給口25の回転上昇側供給口A側に回転上昇側供給口用搬
送部27を位置させ、脱穀室供給口25の回転下降側供給口
B側に回転下降側供給口用搬送部28を位置させ、回転下
降側供給口用搬送部28より回転上昇側供給口用搬送部27
の搬送速度を早くしているから、搬送機構26は脱穀室供
給口25の回転下降側供給口B側よりも回転上昇側供給口
A側に多くの穀物を供給する。
即ち、回転上昇側供給口用搬送部27の左上部回転軸30
が回転し、左回転体32が回転し、左回転体32と左回転体
33との間に掛け回されている左無端帯34が回動し、板形
状の左搬送体35が刈取装置フレーム23の排出口24に集束
された穀稈を脱穀室供給口25の回転上昇側供給口A側に
搬送供給する。
が回転し、左回転体32が回転し、左回転体32と左回転体
33との間に掛け回されている左無端帯34が回動し、板形
状の左搬送体35が刈取装置フレーム23の排出口24に集束
された穀稈を脱穀室供給口25の回転上昇側供給口A側に
搬送供給する。
他方の回転下降側供給口用搬送体28の右上部回転軸36
が回転し、左回転体38が回転し、右回転体38と右回転体
39との間に掛け回した右無端帯40が回動し、右搬送体41
が刈取装置フレーム23の排出口24に集束された穀稈を脱
穀室供給口25の回転下降側供給口B側に搬送供給する
が、機体側からの入力が、右上部回転軸36より左上部回
転軸30を早く回転させるので、右搬送体41よりも左搬送
体35が早く移動して、脱穀室供給口25の回転下降側供給
口B側よりも回転上昇側供給口A側に多くの穀物を供給
する。
が回転し、左回転体38が回転し、右回転体38と右回転体
39との間に掛け回した右無端帯40が回動し、右搬送体41
が刈取装置フレーム23の排出口24に集束された穀稈を脱
穀室供給口25の回転下降側供給口B側に搬送供給する
が、機体側からの入力が、右上部回転軸36より左上部回
転軸30を早く回転させるので、右搬送体41よりも左搬送
体35が早く移動して、脱穀室供給口25の回転下降側供給
口B側よりも回転上昇側供給口A側に多くの穀物を供給
する。
それゆえ、スクリュウ型扱胴7の回転上昇側供給口A
では螺旋翼9の始端部の上昇側への回転により多量の穀
稈が良好に脱穀室6内に掻き込まれ、供給不足を解消す
る。
では螺旋翼9の始端部の上昇側への回転により多量の穀
稈が良好に脱穀室6内に掻き込まれ、供給不足を解消す
る。
そして、回転下降側供給口Bでは回転上昇側供給口A
に比し穀稈供給量を少ないので、詰まり現象を防止す
る。
に比し穀稈供給量を少ないので、詰まり現象を防止す
る。
しかして、脱穀室供給口25より脱穀室6に供給された
穀物は脱穀され、風選室11で風選され、処理される。
穀物は脱穀され、風選室11で風選され、処理される。
(効果) 従来公知の、実開平1−105428号公報には、機体の下
方に設けた走行装置2と、前記機体の上方に設けた脱穀
装置と、前記機体の前方に設けた刈取装置とからなり、
前記脱穀装置には前後方向軸に取付られているスクリュ
ウ型扱胴を軸装した脱穀室を形成し、該脱穀室の前面側
には前記スクリュウ型扱胴の正面部分が臨むように脱穀
室供給口を形成し、該脱穀室供給口は前記前後方向軸を
中心にして左右側に広く開口させて一方を回転上昇側供
給口に他方を回転下降側供給口に形成したものが記載さ
れている。
方に設けた走行装置2と、前記機体の上方に設けた脱穀
装置と、前記機体の前方に設けた刈取装置とからなり、
前記脱穀装置には前後方向軸に取付られているスクリュ
ウ型扱胴を軸装した脱穀室を形成し、該脱穀室の前面側
には前記スクリュウ型扱胴の正面部分が臨むように脱穀
室供給口を形成し、該脱穀室供給口は前記前後方向軸を
中心にして左右側に広く開口させて一方を回転上昇側供
給口に他方を回転下降側供給口に形成したものが記載さ
れている。
前記公知のものは、脱穀室供給口は前後方向軸を中心
にして左右側に広く開口させて一方を回転上昇側供給口
に、他方を回転下降側供給口に形成しているが、回転上
昇側供給口と回転下降側供給口には、同じように穀稈を
供給しているのが問題である。
にして左右側に広く開口させて一方を回転上昇側供給口
に、他方を回転下降側供給口に形成しているが、回転上
昇側供給口と回転下降側供給口には、同じように穀稈を
供給しているのが問題である。
即ち、前記のような構成の場合は、回転上昇側供給口
では扱胴のスクリュウを構成する螺旋翼始端部の上昇側
への回転により穀稈は比較的多く掻き込まれるが、回転
下降側供給口では螺旋翼始端部の下降側への回転により
掻き込み量が少ない。
では扱胴のスクリュウを構成する螺旋翼始端部の上昇側
への回転により穀稈は比較的多く掻き込まれるが、回転
下降側供給口では螺旋翼始端部の下降側への回転により
掻き込み量が少ない。
このように両者に相違があるのに公知例は、回転上昇
側供給口にも回転下降側供給口にも同じように穀稈を供
給していたので、回転下降側供給口では詰まり現象が見
られた。
側供給口にも回転下降側供給口にも同じように穀稈を供
給していたので、回転下降側供給口では詰まり現象が見
られた。
しかるに本発明は、機体1の下方に設けた走行装置2
と、前記機体1の上方に設けた脱穀装置3と、前記機体
1の前方に設けた刈取装置4とからなり、前記脱穀装置
3には前後方向軸5に取付られているスクリュウ型扱胴
7を軸装した脱穀室6を設け、該脱穀室6の前面側には
前記スクリュウ型扱胴7の正面部分が臨むように脱穀室
供給口25を形成し、該脱穀室供給口25は前記前後方向軸
5を中心にして左右側に略均等に広く開口させて一方を
回転上昇側供給口Aに他方を回転下降側供給口Bに形成
し、前記刈取装置4から前記脱穀室供給口25に至る供給
路は、前記回転下降側供給口Bよりも前記回転上昇側供
給口Aの方に多く供給されるように構成したコンバイン
の刈取穀稈搬送供給装置としたものであるから、回転上
昇側供給口Aと回転下降側供給口Bに対する穀稈供給量
に差を設けているので、回転下降側供給口Bに対しては
適正供給量になって詰まり現象が防止され、回転上昇側
供給口Aにおける不足している供給を充足させて、穀稈
を脱穀室供給口25より脱穀室6内に能率よく供給でき
る。
と、前記機体1の上方に設けた脱穀装置3と、前記機体
1の前方に設けた刈取装置4とからなり、前記脱穀装置
3には前後方向軸5に取付られているスクリュウ型扱胴
7を軸装した脱穀室6を設け、該脱穀室6の前面側には
前記スクリュウ型扱胴7の正面部分が臨むように脱穀室
供給口25を形成し、該脱穀室供給口25は前記前後方向軸
5を中心にして左右側に略均等に広く開口させて一方を
回転上昇側供給口Aに他方を回転下降側供給口Bに形成
し、前記刈取装置4から前記脱穀室供給口25に至る供給
路は、前記回転下降側供給口Bよりも前記回転上昇側供
給口Aの方に多く供給されるように構成したコンバイン
の刈取穀稈搬送供給装置としたものであるから、回転上
昇側供給口Aと回転下降側供給口Bに対する穀稈供給量
に差を設けているので、回転下降側供給口Bに対しては
適正供給量になって詰まり現象が防止され、回転上昇側
供給口Aにおける不足している供給を充足させて、穀稈
を脱穀室供給口25より脱穀室6内に能率よく供給でき
る。
第1図は全体側面図、第2図は要部平面図、第3図は要
部正面図である。 符号の説明 1……機体、2……走行装置、3……脱穀装置、4……
刈取装置、5……前後方向軸、6……脱穀室、7……ス
クリュウ型扱胴、8……掻込み部、9……螺旋翼、10…
…扱網、11……風選室、12……揺動選別装置、13……一
番コンベア、14……二番コンベア、15……分草体、16…
…掻込リール、17……刈刃、18……オーガー、20……搬
送エレベーター、21……搬送筒、23……刈取フレーム、
24……排出口、25……脱穀室供給口、26……搬送機構、
27……回転上昇側供給口用搬送部、28……回転下降側供
給口用搬送部、30……左上部回転軸、31……左下部回転
軸、32、33……左回転体、34……左無端帯、35……左搬
送体、36……右上部回転軸、37……右下部回転軸、38、
39……右回転体、40……右無端帯、41……右搬送体、42
……軸受部材、43……左入力歯車、44……右入力歯車。
部正面図である。 符号の説明 1……機体、2……走行装置、3……脱穀装置、4……
刈取装置、5……前後方向軸、6……脱穀室、7……ス
クリュウ型扱胴、8……掻込み部、9……螺旋翼、10…
…扱網、11……風選室、12……揺動選別装置、13……一
番コンベア、14……二番コンベア、15……分草体、16…
…掻込リール、17……刈刃、18……オーガー、20……搬
送エレベーター、21……搬送筒、23……刈取フレーム、
24……排出口、25……脱穀室供給口、26……搬送機構、
27……回転上昇側供給口用搬送部、28……回転下降側供
給口用搬送部、30……左上部回転軸、31……左下部回転
軸、32、33……左回転体、34……左無端帯、35……左搬
送体、36……右上部回転軸、37……右下部回転軸、38、
39……右回転体、40……右無端帯、41……右搬送体、42
……軸受部材、43……左入力歯車、44……右入力歯車。
Claims (1)
- 【請求項1】機体1の下方に設けた走行装置2と、前記
機体1の上方に設けた脱穀装置3と、前記機体1の前方
に設けた刈取装置4とからなり、前記脱穀装置3には前
後方向軸5に取付られているスクリュウ型扱胴7を軸装
した脱穀室6を設け、該脱穀室6の前面側には前記スク
リュウ型扱胴7の正面部分が臨むように脱穀室供給口25
を形成し、該脱穀室供給口25は前記前後方向軸5を中心
にして左右側に略均等に広く開口させて一方を回転上昇
側供給口Aに他方を回転下降側供給口Bに形成し、前記
刈取装置4から前記脱穀室供給口25に至る供給路は、前
記回転下降側供給口Bよりも前記回転上昇側供給口Aの
方に多く供給されるように構成したコンバインの刈取穀
稈搬送供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12045590A JP2870981B2 (ja) | 1990-05-10 | 1990-05-10 | コンバインの刈取穀稈搬送供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12045590A JP2870981B2 (ja) | 1990-05-10 | 1990-05-10 | コンバインの刈取穀稈搬送供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0416117A JPH0416117A (ja) | 1992-01-21 |
JP2870981B2 true JP2870981B2 (ja) | 1999-03-17 |
Family
ID=14786605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12045590A Expired - Lifetime JP2870981B2 (ja) | 1990-05-10 | 1990-05-10 | コンバインの刈取穀稈搬送供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2870981B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6061179B2 (ja) * | 2012-08-08 | 2017-01-18 | 井関農機株式会社 | コンバイン |
-
1990
- 1990-05-10 JP JP12045590A patent/JP2870981B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0416117A (ja) | 1992-01-21 |
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Legal Events
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