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JP2858168B2 - リフト運搬台車等の昇降用油圧装置 - Google Patents

リフト運搬台車等の昇降用油圧装置

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JP2858168B2
JP2858168B2 JP31888090A JP31888090A JP2858168B2 JP 2858168 B2 JP2858168 B2 JP 2858168B2 JP 31888090 A JP31888090 A JP 31888090A JP 31888090 A JP31888090 A JP 31888090A JP 2858168 B2 JP2858168 B2 JP 2858168B2
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JP
Japan
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chamber
inner cylinder
cylinder
power package
auxiliary tank
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JP31888090A
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JPH04189298A (ja
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康夫 土居
隆 手塚
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KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、リフト運搬台車等に用いるのに最適な昇
降用油圧装置に関する。
(従来の技術) 第6、7図に示した従来の装置で負荷Wを上昇させる
ときは、まず電磁切換弁Vの通電を遮断してそれを図示
のノーマル位置に保つ。この状態で電動モータMを駆動
してポンプPを動作させると、その吐出油がチェック弁
1を経由して単動シリンダCのボトム側室2に供給され
る。これによって単動シリンダCが伸長して負荷Wを上
昇させる。上記の状態で電動モータMを止めれば、ポン
プPも止るので当該負荷Wはその位置で停止する。
また、負荷Wを下降させるには、電磁切換弁Vを通電
して開位置に切換える。これによって単動シリンダCの
ボトム側室2内の作動油が絞り弁3から電磁切換弁Vを
経由してタンクTに戻されるとともに、負荷Wも下降す
る。
上記のようにした装置をリフト運搬台車Lに取り付け
た状態を示したのが第7図である。この第7図からも明
らかなように、リフト運搬台車Lの固定フレーム4に、
電動モータM、ポンプP、チェック弁1、電磁切換弁V
及びリリーフ弁5を一体に組み込んだパワーパッケージ
PPを搭載するとともに、このパワーパッケージPPと単動
シリンダCとをホース4で接続している。
第7図中符号Bはバッテリーである。
(発明が解決しようとする課題) 上記のようにした従来の装置でのタンク容量は、単動
シリンダCが必要とする流量によって決まる。そして、
この必要流量は、ピストン径×ストロークであるが、リ
フト運搬台車のシリンダは一般にロングストロークであ
り、それだけタンク容量が大きくなってしまう。しか
し、タンクを大きくすると、リフト運搬台車への搭載ス
ペースが大きくなり、それが種々の制約条件になるとい
う問題があった。
また、パワーパッケージPPと単動シリンダCとをホー
ス6で接続しなければならないので、そのホース配管の
ための工数が多くなるという問題もあった。
この発明の目的は、タンクを小型化できるとともに、
ホース配管を不要にした昇降用油圧装置を提供すること
である。
(課題を解決するための手段) 第1の発明は、電動機、ポンプ、電磁切換弁及びメイ
ンタンクを備えたパワーパッケージと、ピストンを摺動
自在に設けた内筒及びこの内筒の外側に設けた外筒から
なるシリンダとを備え、これら内筒と外筒との間であっ
てその軸方向に補助タンク室と中継室とを区画し、さら
に上記内筒とピストンロッドとの間をエア室とし、この
エア室と補助タンク室とを連通させるとともに、補助タ
ンク室をパワーパッケージ側のタンクに連通する一方、
パワーパッケージの電磁切換弁と内筒のボトム側室と
を、上記中継室を介して連通した点に特徴を有するもの
である。
第2の発明は、電動機、ポンプ、電磁切換弁及びメイ
ンタンクを備えたパワーパッケージと、ピストンを摺動
自在に設けた内筒及びこの内筒の外側に設えた外筒から
なるシリンダとを備え、これら内筒と外筒との間であっ
てその軸方向に補助タンク室と中継室とを区画し、この
補助タンク室をパワーパッケージ側のメインタンクに連
通する一方、パワーパッケージの電磁切換弁と内筒のボ
トム側室とを、上記中継室を介して連通させるととも
に、上記補助タンク室と中継室とをパワーパッケージに
直接連結した点に特徴を有するものである。
(本発明の作用) 第1の発明は、上記のように構成したので、メインタ
ンク以外に、補助タンクと中継室にも作動油が溜る。そ
して、当該シリンダが動作すると、それにともなって、
エア室のエアが移動するが、それにともなって補助タン
ク室の流体も移動することになる。例えば、エア室の容
積が縮小する方向にピストンが移動すれば、それにとも
なってエア室内のエアが補助タンク室側に押し出される
ので、補助タンク室内の作動油も押し出されることにな
る。反対に、エア室の容積が拡大する方向にピストンが
移動すれば、それにともなってエアが移動するととも
に、補助タンク室内に作動油が吸引されることになる。
第2の発明によれば、パワーパッケージとシリンダと
を直接連結しているので、ホース配管が一切不要にな
る。
(本発明の効果) 第1の発明の昇降用油圧装置は、補助タンクと中継室
とでメインタンクの容量を補うので、メインタンクの容
量を小さくできる。しかも、補助タンク室と中継室とは
当該シリンダの内筒と外筒との間に形成したので、当該
装置のボリュームそれ自体はそれほど大きくならない。
したがって、この第1の発明の装置によれば、従来の
ように取り付けスペースが大きくなって、いろいろな制
約条件を発生させるような不都合もなくなる。
また、第2の発明の昇降用油圧装置によれば、配管用
のホースが不要なので、従来のようなホース配管のため
の工数を省略できる。
(本発明の実施例) 第1〜5図に示した実施例のうち、その回路図は従来
とほとんど同じである。ただし、この実施例では、スロ
ーリターン弁SVとマニュアル弁11とを特別に設けた点が
従来と相違する。そこで、この回路図に関しては、従来
と同一の構成要素を同一の符号を用いて説明する。
第3、4図は単動シリンダCとパワーパッケージPPと
を示した断面図で、単動シリンダCは、その外筒12の内
側に内筒13を設けるとともに、この内筒13にピストン14
を摺動自在に設けている。そして、このピストン14に設
けたピストンロッド15は、外筒12の一端に嵌着したベア
リング16に支持されて外方に突出している。
上記外筒12の内側には突部17を形成し、この突部17に
シール部材18を設け、このシール部材18を境にして軸方
向に補助タンク室19と中継室20とを区画している。
また、ピストン14で区画された一方の側をボトム側室
21とするとともに、他方の側すなわちピストンロッド15
と内筒13間をエア室22としている。このエア室22は、内
筒13の一端に形成した切欠部23を介して上記補助タンク
室19に連通している。
上記のようにした補助タンク室19及び中継室2のそれ
ぞれは、上記突部17部分に形成した通路24、25を介して
ハウジング部材26の各通路に接続している。このハウジ
ング部材26は、その一端にメインタンクTを嵌着すると
ともに、このタンク側の側面にギヤポンプGのドライブ
ギヤ27とドリブンギヤ28を内装している。また、ハウジ
ング部材26の反対側には電動モータMを固定するととも
に、この電動モータMの駆動軸29を上記ギヤポンプGの
ドライブギヤ27に連結している。
そして、ハウジング部材26には、第5図に示すよう
に、チェック弁1、スローリターン弁SV、電磁切換弁V
及びマニュアル弁11のそれぞれを内装している。
上記チェック弁1は、ポンプPに連通する吐出ポート
30から電磁切換弁V側に通じる通路31への流通のみを許
容するチェックポペット32を主要素にしてなる。また、
この通路31はチェック弁1の周囲に形成した環状溝33及
び通路34を経由してマニュアル弁11側にも連通してい
る。したがって、マニュアル弁12を開くと、上記通路31
がタンク通路35に連通することになる。そして、このタ
ンク通路35は、前記した補助タンク室19側にも連通して
いる。
電磁切換弁Vは、メインポペット36にパイロットポペ
ット37を内装するとともに、ソレノイド38を非励磁状態
である図示のノーマル状態において、パイロットポペッ
ト37がメインポペット36のパイロットポート39を閉じる
ようにしている。上記パイロットポペット36が内装され
た圧力室40は、オリフィス41を介して環状凹溝42側に連
通している。
パイロットポペット39が図示のノーマル位置である閉
位置にあるとき、メインポペット36もシート部43を閉じ
る。パイロットポペット37が開くと、圧力室40内の圧力
が低下するので、メインポペット36が移動してシート部
43を開き通路31及びスローリターン弁SV側をタンク通路
35に連通させるものである。
スローリターン弁SVは、ポペット部材44が図示の位置
にあるときは、絞り機能を発揮し、それが下がった位置
にあるときには、フリーフローの状態を維持するように
している。
次に、この実施例の作用を説明する。
いま、単動シリンダCが第3図に示すように、収縮状
態にあるとき、ポンプPを駆動すると、その吐出油が、
吐出ポート30からチェック弁1を通過し、環状溝33→通
路31→環状凹溝42→フリーフロー状態のスローリターン
弁SVを経由して中継室20に流入するとともに、この中継
室20からボトム側室21に供給される。
これによってピストン14が第3図右方向い移動するが
第4図はその最伸長位置を示したものである。このとき
エア室22のエアが補助タンク室19側に押し出される。こ
のエアの移動によって補助タンク室19内の作動油が、通
路24からタンク通路35側に押し出される。
また、電磁切換弁Vを励磁して、パイロットポペット
37を移動させると、メインポペット36も開くので、ボト
ム側室21内の作動油が、中継室20→絞り位置に保持され
たスローリターン弁SV→開いた電磁切換弁V→タンク通
路35を経由してタンクTに戻される。
これによってピストン14が第4図左方向に移動する
が、このとき補助タンク室19内に移動していたエアが再
びエア室22に引き戻されるとともに、補助タンク室19に
も作動油が吸引されることになる。
上記のようにこの実施例によれば、単動シリンダCの
外筒12と内筒13との間に補助タンク室19を形成し、単動
シリンダCの作動に応じて補助タンク室の作動油が出入
するようにしたので、メインタンクTの容量を少なくし
ても、その不足分を補助タンク室19の容量で賄うことが
できる。
また、単動シリンダCにパワーパッケージPPを直接連
結したので、第2図のリフト運搬台車Lに取り付けた状
態からも明らかなように、従来のようなホースが不要に
なり、それだけホース配管の工数も少なくなる。
なお、この発明は、ラム形シリンダに対しても応用で
きること当然である。
【図面の簡単な説明】
図面第1〜5図はこの発明の実施例を示すもので、第1
図は回路図、第2図はリフト運搬台車に取り付けた状態
を示す斜視図、第3、4図は断面図、第5図は第3図の
V−V線断面図、第6、7図は従来の装置を示すもの
で、第6図は回路図、第7図はリフト運搬台車片取り付
けた状態を示す斜視図である。 V……電磁切換弁、M……電動モータ、P……ポンプ、
C……単動シリンダ、T……メインタンク、12……外
筒、13……内筒、14……ピストン、15……ピストンロッ
ド、19……補助タンク室、20……中継室、21……ボトム
側室、22……エア室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F15B 15/14 340 F15B 15/14 340Z 380 380Z (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66F 9/00 - 11/04 B66F 3/24 B66F 3/26 B66F 3/44

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機、ポンプ、電磁切換弁及びメインタ
    ンクを備えたパワーパッケージと、ピストンを摺動自在
    に設けた内筒及びこの内筒の外側に設けた外筒からなる
    シリンダとを備え、これら内筒と外筒との間であってそ
    の軸方向に補助タンク室と中継室とを区画し、さらに上
    記内筒とピストンロッドとの間をエア室とし、このエア
    室と補助タンク室とを連通させるとともに、補助タンク
    室をパワーパッケージ側のメインタンクに連通する一
    方、パワーパッケージの電磁切換弁と内筒のボトム側室
    とを、上記中継室を介して連通してなるリフト運搬台車
    等の昇降用油圧装置。
  2. 【請求項2】電動機、ポンプ、電磁切換弁及びメインタ
    ンクを備えたパワーパッケージと、ピストンを摺動自在
    に設けた内筒及びこの内筒の外側に設けた外筒からなる
    シリンダとを備え、これら内筒と外筒との間であってそ
    の軸方向に補助タンク室と中継室とを区画し、この補助
    タンク室をパワーパッケージ側のメインタンクに連通す
    る一方、パワーパッケージの電磁切換弁と内筒のボトム
    側室とを、上記中継室を介して連通させるとともに、上
    記補助タンク室と中継室とをパワーパッケージに直接連
    結してなるリフト運搬台車等の昇降用油圧装置。
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