JP2855250B2 - モニターテレビ内蔵後写鏡 - Google Patents
モニターテレビ内蔵後写鏡Info
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- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 25
- 239000003973 paint Substances 0.000 claims description 16
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 12
- 238000007639 printing Methods 0.000 description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 2
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-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B27/00—Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
- G02B27/0018—Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 with means for preventing ghost images
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- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両のインナーミラ
ー等の後写鏡に関し、半透過鏡の背面にモニターテレビ
を組込んでミラー内に情報を表示する場合に、後方視認
時の視認性を向上させたものである。
ー等の後写鏡に関し、半透過鏡の背面にモニターテレビ
を組込んでミラー内に情報を表示する場合に、後方視認
時の視認性を向上させたものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の後写鏡の反射面を半透過鏡で構
成し、その背後にモニターテレビを配置し、モニターテ
レビをオン状態とすることにより、半透過鏡を通して情
報(例えば、カメラにより検出される車両周辺の映像等
の情報)を表示し、モニターテレビをオフ状態とするこ
とにより通常の後写鏡として機能させるようにしたもの
が考えられているこの種のモニターテレビ内蔵後写鏡の
従来考えられていた構造を図2に示す。これは、インナ
ーミラーとして構成したもので、内部を透視した平面図
で示している。このインナーミラー10は、ミラーハウ
ジング12の前面開口部12aに半透過鏡14がはめ込
まれている。半透過鏡14の背後には板状のスペーサ1
6が半透過鏡14と接触状態で配設されている。スペー
サ16の一部には開口部18が形成されており、スペー
サ16の背後に配置されたモニターテレビ20の画面2
2が、この開口部18を通して半透過鏡14に対面して
いる。
成し、その背後にモニターテレビを配置し、モニターテ
レビをオン状態とすることにより、半透過鏡を通して情
報(例えば、カメラにより検出される車両周辺の映像等
の情報)を表示し、モニターテレビをオフ状態とするこ
とにより通常の後写鏡として機能させるようにしたもの
が考えられているこの種のモニターテレビ内蔵後写鏡の
従来考えられていた構造を図2に示す。これは、インナ
ーミラーとして構成したもので、内部を透視した平面図
で示している。このインナーミラー10は、ミラーハウ
ジング12の前面開口部12aに半透過鏡14がはめ込
まれている。半透過鏡14の背後には板状のスペーサ1
6が半透過鏡14と接触状態で配設されている。スペー
サ16の一部には開口部18が形成されており、スペー
サ16の背後に配置されたモニターテレビ20の画面2
2が、この開口部18を通して半透過鏡14に対面して
いる。
【0003】以上の構成によれば、モニターテレビ20
がオフ状態のときは、半透過鏡14の全面が後写鏡とし
て機能し、後方視界像を反射して運転者の目に到達させ
る。モニターテレビ20をオンすると、画面22に画像
が表示され、この画像は開口部18を通り、半透過鏡1
4を透過して運転者等の目に到達する。このとき、画面
22以外の部分は後写鏡として機能し、後方視界像を反
射する。
がオフ状態のときは、半透過鏡14の全面が後写鏡とし
て機能し、後方視界像を反射して運転者の目に到達させ
る。モニターテレビ20をオンすると、画面22に画像
が表示され、この画像は開口部18を通り、半透過鏡1
4を透過して運転者等の目に到達する。このとき、画面
22以外の部分は後写鏡として機能し、後方視界像を反
射する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記図2のモニターテ
レビ内蔵後写鏡によれば、運転者から見て、スペーサ1
6が背後にある部分と、スペーサ16が背後になくモニ
ターテレビ20の画面22がある部分とでは光沢や色が
異なり、視覚上明確に区別されてしまうため、モニター
テレビ20をオフした状態で後方視認時に違和感を感じ
る問題があった。この問題を改善するために、スペーサ
16の光沢や色をモニターテレビ20の画面22(平滑
で光沢を持つ)と同様にすると、スペーサ16の表面も
光沢面となるため、スペーサ16と半透過鏡14との間
で光の干渉が起こり、後方視界の視認性が低下する問題
があった。また、スペーサ16が比較的厚いため、半透
過鏡14の反射面とモニターテレビ20の画面22との
間が離れ、これにより後方反射像が二重像となり、視認
性が低下する問題があった。
レビ内蔵後写鏡によれば、運転者から見て、スペーサ1
6が背後にある部分と、スペーサ16が背後になくモニ
ターテレビ20の画面22がある部分とでは光沢や色が
異なり、視覚上明確に区別されてしまうため、モニター
テレビ20をオフした状態で後方視認時に違和感を感じ
る問題があった。この問題を改善するために、スペーサ
16の光沢や色をモニターテレビ20の画面22(平滑
で光沢を持つ)と同様にすると、スペーサ16の表面も
光沢面となるため、スペーサ16と半透過鏡14との間
で光の干渉が起こり、後方視界の視認性が低下する問題
があった。また、スペーサ16が比較的厚いため、半透
過鏡14の反射面とモニターテレビ20の画面22との
間が離れ、これにより後方反射像が二重像となり、視認
性が低下する問題があった。
【0005】この発明は、前記従来の技術における問題
点を解決して、後方視認時の視認性を向上させたモニタ
ーテレビ内蔵後写鏡を提供しようとするものである。
点を解決して、後方視認時の視認性を向上させたモニタ
ーテレビ内蔵後写鏡を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
車両後方から入射される光の一部を入射し一部を透過す
る半透過鏡と、この半透過鏡の一部の領域の背面側に画
面を当該半透過鏡に向けて配設された略々黒色の画面を
有するモニターテレビと、前記半透過鏡の背面の前記モ
ニターテレビの画面位置を除いた部分に略々黒色に塗ら
れ、かつ当該画面位置との境界部分がぼかし状態に塗ら
れてなる黒色塗装膜とを具備してなるものである。
車両後方から入射される光の一部を入射し一部を透過す
る半透過鏡と、この半透過鏡の一部の領域の背面側に画
面を当該半透過鏡に向けて配設された略々黒色の画面を
有するモニターテレビと、前記半透過鏡の背面の前記モ
ニターテレビの画面位置を除いた部分に略々黒色に塗ら
れ、かつ当該画面位置との境界部分がぼかし状態に塗ら
れてなる黒色塗装膜とを具備してなるものである。
【0007】請求項2記載の発明は、前記黒色塗装膜に
おけるぼかし部分が、塗装面積の密度が徐々に変化する
ドットまたはストライプ状の塗装膜により構成されてい
ることを特徴とするものである。
おけるぼかし部分が、塗装面積の密度が徐々に変化する
ドットまたはストライプ状の塗装膜により構成されてい
ることを特徴とするものである。
【0008】請求項3記載の発明は、前記半透過鏡はそ
の背面に半透明鏡膜が形成されており、前記黒色塗装膜
がこの半透明鏡膜上に直接形成されていることを特徴と
するものである。
の背面に半透明鏡膜が形成されており、前記黒色塗装膜
がこの半透明鏡膜上に直接形成されていることを特徴と
するものである。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明によれば、従来のスペーサ
に代えて黒色塗装膜を用いたので、モニターテレビ画面
と半透過鏡の反射面との距離を短くでき(塗装膜はスペ
ーサよりも薄くできるため)、後方反射像の二重像が軽
減し、後方視界の視認性を向上させることができる。ま
た、黒色塗装膜のモニター枠部分にぼかしが入っている
ため、モニターテレビがある部分とない部分の境界が目
立ちにくくなり、モニターテレビをオフした状態で後方
視認時の違和感を低減することができる。
に代えて黒色塗装膜を用いたので、モニターテレビ画面
と半透過鏡の反射面との距離を短くでき(塗装膜はスペ
ーサよりも薄くできるため)、後方反射像の二重像が軽
減し、後方視界の視認性を向上させることができる。ま
た、黒色塗装膜のモニター枠部分にぼかしが入っている
ため、モニターテレビがある部分とない部分の境界が目
立ちにくくなり、モニターテレビをオフした状態で後方
視認時の違和感を低減することができる。
【0010】請求項2記載の発明によれば、ぼかし部分
を塗装面積の密度が徐々に変化するドットまたはストラ
イプ状の塗装膜で構成したので、印刷によって精度よく
ぼかしを入れることができる。
を塗装面積の密度が徐々に変化するドットまたはストラ
イプ状の塗装膜で構成したので、印刷によって精度よく
ぼかしを入れることができる。
【0011】請求項3記載の発明によれば、黒色塗装膜
を半透過鏡の反射膜の裏面に直接形成したので、黒色塗
装膜と半透過鏡の反射膜との間で光の干渉が起こらず、
後方視界の視認性を向上させることができる。
を半透過鏡の反射膜の裏面に直接形成したので、黒色塗
装膜と半透過鏡の反射膜との間で光の干渉が起こらず、
後方視界の視認性を向上させることができる。
【0012】
【実施例】この発明の一実施例を以下説明する。図1
は、この考案が適用されたインナーミラーを示すもの
で、(a)はインナーミラーの内部を透視して示した平
面図、(b)は正面図である。インナーミラー24は、
ミラーハウジング12の前面開口部12aに半透過鏡1
4がはめ込まれている。半透過鏡14の背面には略々黒
色の黒色塗装膜26が、開口部(非塗装部)28を除い
て前面にわたって印刷等により形成されている。半透過
鏡14の背後には、モニターテレビ20がその画面22
を黒色塗装膜開口部28から覗かせた状態で配設されて
いる。モニターテレビ20は、バックライト付液晶、C
RT等で構成され、カメラにより検出される車両周辺の
画像やナビゲーションシステムの画像等を表示する。モ
ニターテレビ20は、運転者のスイッチ操作等によって
オン、オフされる。
は、この考案が適用されたインナーミラーを示すもの
で、(a)はインナーミラーの内部を透視して示した平
面図、(b)は正面図である。インナーミラー24は、
ミラーハウジング12の前面開口部12aに半透過鏡1
4がはめ込まれている。半透過鏡14の背面には略々黒
色の黒色塗装膜26が、開口部(非塗装部)28を除い
て前面にわたって印刷等により形成されている。半透過
鏡14の背後には、モニターテレビ20がその画面22
を黒色塗装膜開口部28から覗かせた状態で配設されて
いる。モニターテレビ20は、バックライト付液晶、C
RT等で構成され、カメラにより検出される車両周辺の
画像やナビゲーションシステムの画像等を表示する。モ
ニターテレビ20は、運転者のスイッチ操作等によって
オン、オフされる。
【0013】以上の構成によれば、モニターテレビ20
がオフ状態のときは、半透過鏡14の全面が後写鏡とし
て機能し、後方視界像を反射して運転者の目に到達させ
る。モニターテレビ20をオンすると、画面22に画像
が表示され、この画像は開口部28を通り、半透過鏡1
4を透過して運転者等の目に到達する。このとき、画面
22以外の部分は後写鏡として機能し、後方視界像を反
射する。
がオフ状態のときは、半透過鏡14の全面が後写鏡とし
て機能し、後方視界像を反射して運転者の目に到達させ
る。モニターテレビ20をオンすると、画面22に画像
が表示され、この画像は開口部28を通り、半透過鏡1
4を透過して運転者等の目に到達する。このとき、画面
22以外の部分は後写鏡として機能し、後方視界像を反
射する。
【0014】図1のインナーミラー24のモニター表示
部分の拡大図を図3に示す。図3において、(a)は断
面平面図、(b)は黒色塗装膜26の正面図((a)の
A−A矢視図)である。半透過鏡14は、透明ガラス基
板30の背面30aに半透明鏡膜32を成膜して構成さ
れている。黒色塗装膜26は、半透明鏡膜32上に直接
印刷等によって成膜されている。黒色塗装膜32の開口
部28(非塗装部)は、モニターテレビ20の画面22
と同一位置に画面22よりもやや小さく形成されてい
る。黒色塗装膜32はこの開口部28の外周縁からその
外側に向けて徐々に濃くなるようにぼかし状に塗られて
いる。
部分の拡大図を図3に示す。図3において、(a)は断
面平面図、(b)は黒色塗装膜26の正面図((a)の
A−A矢視図)である。半透過鏡14は、透明ガラス基
板30の背面30aに半透明鏡膜32を成膜して構成さ
れている。黒色塗装膜26は、半透明鏡膜32上に直接
印刷等によって成膜されている。黒色塗装膜32の開口
部28(非塗装部)は、モニターテレビ20の画面22
と同一位置に画面22よりもやや小さく形成されてい
る。黒色塗装膜32はこの開口部28の外周縁からその
外側に向けて徐々に濃くなるようにぼかし状に塗られて
いる。
【0015】ぼかし部36は、図3(b)のB部を拡大
して示した図4に示すように構成することができる。図
4(a)は、黒色塗装を丸状のドットに形成したもの
で、丸の大きさを徐々に変えることにより塗装面積の密
度を徐々に変化させてぼかし部36を形成している。図
4(b)は、四角のドットに形成したものである。
(c)はストライプ状に形成したもので、ストライプの
太さを徐々に変えることにより、塗装面積の密度を徐々
に変化させてぼかし部36を形成している。このよう
に、ドットまたはストライプによるぼかしは印刷で形成
することができるので、製作が容易である。なお、ぼか
し部36は印刷以外にも吹き付け等で形成することもで
き、その場合は塗膜厚を徐々に変化させることによりぼ
かしを入れることができる。
して示した図4に示すように構成することができる。図
4(a)は、黒色塗装を丸状のドットに形成したもの
で、丸の大きさを徐々に変えることにより塗装面積の密
度を徐々に変化させてぼかし部36を形成している。図
4(b)は、四角のドットに形成したものである。
(c)はストライプ状に形成したもので、ストライプの
太さを徐々に変えることにより、塗装面積の密度を徐々
に変化させてぼかし部36を形成している。このよう
に、ドットまたはストライプによるぼかしは印刷で形成
することができるので、製作が容易である。なお、ぼか
し部36は印刷以外にも吹き付け等で形成することもで
き、その場合は塗膜厚を徐々に変化させることによりぼ
かしを入れることができる。
【0016】図3において、モニターテレビ20は、外
枠34の内側の部分に液晶、CRT等の画面22を取付
保持して構成されている。モニターテレビ20は、その
外枠34が黒色塗装膜26上に接触状態に配設されてい
る。画面22自体の色彩(画面オフ時の色彩)は略々黒
色とされ、またその表面は比較的光沢が消されている。
黒色塗装膜26のぼかし部36は画面外周縁部22a
(またはそれよりもやや内側の部分)から開始され(つ
まりそれよりも外側は完全に黒色で不透明)ており、画
面外周縁部22aが目立たないようにされている。ぼか
し部36は画面22の内側に向けて徐々に薄くされ、所
定のぼかし幅で終了する。
枠34の内側の部分に液晶、CRT等の画面22を取付
保持して構成されている。モニターテレビ20は、その
外枠34が黒色塗装膜26上に接触状態に配設されてい
る。画面22自体の色彩(画面オフ時の色彩)は略々黒
色とされ、またその表面は比較的光沢が消されている。
黒色塗装膜26のぼかし部36は画面外周縁部22a
(またはそれよりもやや内側の部分)から開始され(つ
まりそれよりも外側は完全に黒色で不透明)ており、画
面外周縁部22aが目立たないようにされている。ぼか
し部36は画面22の内側に向けて徐々に薄くされ、所
定のぼかし幅で終了する。
【0017】図3の構成によれば、従来のスペーサ16
に比べて黒色塗装膜26は薄く形成できるので、画面2
2と半透明鏡膜32との距離dが狭くでき、モニターテ
レビ20がオフしている時の後方反射像の二重像が軽減
される。特に、この実施例では黒色塗装膜26が半透明
鏡膜32の裏面に直接形成されており、かつモニターテ
レビ20の外枠34が黒色塗装膜26上に接触状態に配
設されているので、画面22と半透明鏡膜32との距離
dを最小にすることができ、二重像をほとんどなくすこ
とができる。また、黒色塗装膜26が半透明鏡膜32の
裏面に直接形成されているので、黒色塗装膜26と半透
明鏡膜32との間での光の干渉も起こらない。また、ぼ
かし部36があるため、黒色塗装膜26と非塗装部(開
口部28)との境界が目立ちにくくなり、モニターテレ
ビ20がオフしている状態で後方視認時の違和感が軽減
される。
に比べて黒色塗装膜26は薄く形成できるので、画面2
2と半透明鏡膜32との距離dが狭くでき、モニターテ
レビ20がオフしている時の後方反射像の二重像が軽減
される。特に、この実施例では黒色塗装膜26が半透明
鏡膜32の裏面に直接形成されており、かつモニターテ
レビ20の外枠34が黒色塗装膜26上に接触状態に配
設されているので、画面22と半透明鏡膜32との距離
dを最小にすることができ、二重像をほとんどなくすこ
とができる。また、黒色塗装膜26が半透明鏡膜32の
裏面に直接形成されているので、黒色塗装膜26と半透
明鏡膜32との間での光の干渉も起こらない。また、ぼ
かし部36があるため、黒色塗装膜26と非塗装部(開
口部28)との境界が目立ちにくくなり、モニターテレ
ビ20がオフしている状態で後方視認時の違和感が軽減
される。
【0018】なお、この発明はインナーミラー以外にも
車両の各種後写鏡に適用することができる。
車両の各種後写鏡に適用することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、従来のスペーサに代えて黒色塗装膜を用い
たので、モニターテレビ画面と半透過鏡の反射面との距
離を短くでき(塗装膜はスペーサよりも薄くできるた
め)、後方反射像の二重像が軽減し、後方視界の視認性
を向上させることができる。また、黒色塗装膜のモニタ
ー枠部分にぼかしが入っているため、モニターテレビが
ある部分とない部分の境界が目立ちにくくなり、モニタ
ーテレビをオフした状態で後方視認時の違和感を低減す
ることができる。
明によれば、従来のスペーサに代えて黒色塗装膜を用い
たので、モニターテレビ画面と半透過鏡の反射面との距
離を短くでき(塗装膜はスペーサよりも薄くできるた
め)、後方反射像の二重像が軽減し、後方視界の視認性
を向上させることができる。また、黒色塗装膜のモニタ
ー枠部分にぼかしが入っているため、モニターテレビが
ある部分とない部分の境界が目立ちにくくなり、モニタ
ーテレビをオフした状態で後方視認時の違和感を低減す
ることができる。
【0020】請求項2記載の発明によれば、ぼかし部分
を塗装面積の密度が徐々に変化するドットまたはストラ
イプ状の塗装膜で構成したので、印刷によって精度よく
ぼかしを入れることができる。
を塗装面積の密度が徐々に変化するドットまたはストラ
イプ状の塗装膜で構成したので、印刷によって精度よく
ぼかしを入れることができる。
【0021】請求項3記載の発明によれば、黒色塗装膜
を半透過鏡の反射膜の裏面に直接形成したので、黒色塗
装膜と半透過鏡の反射膜との間で光の干渉が起こらず、
後方視界の視認性を向上させることができる。
を半透過鏡の反射膜の裏面に直接形成したので、黒色塗
装膜と半透過鏡の反射膜との間で光の干渉が起こらず、
後方視界の視認性を向上させることができる。
【図1】 この発明の一実施例を示すインナーミラーの
構成図である。
構成図である。
【図2】 従来のモニターテレビ内蔵後写鏡の構成図で
ある。
ある。
【図3】 図1のモニター表示部の拡大図である。
【図4】 図3のぼかし部36の構成例を示す拡大図で
ある。
ある。
14 半透過鏡 20 モニターテレビ 22 画面 24 インナーミラー(モニターテレビ内蔵後写鏡) 26 黒色塗装膜 32 半透過鏡膜 34 外枠 36 ぼかし部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−181453(JP,A) 特開 平3−243914(JP,A) 特開 昭63−274286(JP,A) 実開 平3−26640(JP,U) 実開 平4−92451(JP,U) 実開 平3−28947(JP,U) 実開 昭61−163750(JP,U) 実開 平1−171739(JP,U) 実開 昭62−44581(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 11/02 B60R 1/12
Claims (3)
- 【請求項1】車両後方から入射される光の一部を入射し
一部を透過する半透過鏡と、 この半透過鏡の一部の領域の背面側に画面を当該半透過
鏡に向けて配設された略々黒色の画面を有するモニター
テレビと、 前記半透過鏡の背面の前記モニターテレビの画面位置を
除いた部分に略々黒色に塗られ、かつ当該画面位置との
境界部分がぼかし状態に塗られてなる黒色塗装膜とを具
備してなるモニターテレビ内蔵後写鏡。 - 【請求項2】前記黒色塗装膜におけるぼかし部分が、塗
装面積の密度が徐々に変化するドットまたはストライプ
状の塗装膜により構成されていることを特徴とする請求
項1記載のモニターテレビ内蔵後写鏡。 - 【請求項3】前記半透過鏡はその背面に半透明鏡膜が形
成されており、前記黒色塗装膜がこの半透明鏡膜上に直
接形成されていることを特徴とする請求項1または2記
載のモニターテレビの内蔵後写鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6082216A JP2855250B2 (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | モニターテレビ内蔵後写鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6082216A JP2855250B2 (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | モニターテレビ内蔵後写鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07267002A JPH07267002A (ja) | 1995-10-17 |
JP2855250B2 true JP2855250B2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=13768230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6082216A Expired - Fee Related JP2855250B2 (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | モニターテレビ内蔵後写鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2855250B2 (ja) |
Families Citing this family (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6329925B1 (en) | 1999-11-24 | 2001-12-11 | Donnelly Corporation | Rearview mirror assembly with added feature modular display |
US6477464B2 (en) | 2000-03-09 | 2002-11-05 | Donnelly Corporation | Complete mirror-based global-positioning system (GPS) navigation solution |
US6693517B2 (en) | 2000-04-21 | 2004-02-17 | Donnelly Corporation | Vehicle mirror assembly communicating wirelessly with vehicle accessories and occupants |
WO2007053710A2 (en) | 2005-11-01 | 2007-05-10 | Donnelly Corporation | Interior rearview mirror with display |
US7167796B2 (en) | 2000-03-09 | 2007-01-23 | Donnelly Corporation | Vehicle navigation system for use with a telematics system |
US7370983B2 (en) | 2000-03-02 | 2008-05-13 | Donnelly Corporation | Interior mirror assembly with display |
DE10043087B4 (de) * | 2000-09-01 | 2007-01-04 | Robert Bosch Gmbh | Innenspiegeleinrichtung für ein Kraftfahrzeug |
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